JPH03247675A - 緑青発生塗料 - Google Patents

緑青発生塗料

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JPH03247675A
JPH03247675A JP2044747A JP4474790A JPH03247675A JP H03247675 A JPH03247675 A JP H03247675A JP 2044747 A JP2044747 A JP 2044747A JP 4474790 A JP4474790 A JP 4474790A JP H03247675 A JPH03247675 A JP H03247675A
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JP
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coating
copper
patina
copper powder
paint
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JP2044747A
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Takaaki Kamata
鎌田 隆昭
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、銅粉を用いた塗料であり簡単に、かつ短時間
に緑青発生を可能にし、緑青被膜の固着力も強化する緑
青発生塗料に関するものである。
(従来の技術) 従来、銅板を用いて表面を硫化着色や人工緑青を発生さ
せ、耐食、耐候性、意匠効果を一段と向上させる独特の
方策だが、人工緑青方式は、長い年月をかけ徐々に発生
した天然緑青のものと比較すると、緑青発生までの複雑
な工程、即ち、前処理として銅板表面をサンドペーパー
で荒らすか、形が複雑なものは硝酸溶液等で洗い、銹、
脂を取った後、水洗し、さらに腐食液で銅板表面を腐食
し水洗し乾燥の手間がかかり、緑青発生の過程でもくり
返しの工程に長時間装した。
(発明が解決しようとする課題) 銅板は、下加工の折り曲げや屋根葺き時の加工作業も手
間がかかり、着色発生作業も現場、工場、加工性等煩維
であり、緑青発生工程も湿度や条件処理が難しく屋根を
葺く場合も銅板の熱膨張の為の対策として、例えば平ぶ
きの場合は銅板の長さが40cm〜60cI11である
から100mにつき153m/mを0゜4m〜0.6m
(湿度差90℃に膨張係数を掛けると90X1、7 =
 153)換算すると0.6〜0.9m/ff+となり
、これだけの余裕をはぜの結合部にとる必要がある。長
尺ものは、この値が非常に大きくなるので、長さが6〜
8mになる時は、熱膨張で板が持ち上がらないよう途中
で継いで使用しなければならなかった。
また屋根を葺いてからの緑青加工も困難であり能率も落
ちる欠点もあった。異種の金属と接触して電蝕により一
方が痛む欠点もあった。また従来からも銅および銅合金
粉末を用いた塗料はあったが、粉末の潤滑剤の影響によ
る発生色の斑、樹脂硬化による発生色の困難さ、または
促進液による樹脂の劣化、緑青発生後の固着力の弱さ等
、実用に即応しなかった。
(課題を解決するための手段) 本発明は、これらの欠点を解消し従来の銅板緑青の特性
を生かした塗料である。
即ち銅粉の製造法により種々の形状が可能である。その
形状のうちから、 1、電解法で直接陰極に粉末を析出させる電解銅粉の樹
枝状粉。
2、噴霧法で製造した不規則形粉。
3、還元法で製造した不規則及び海綿状粉等の製造方法
の粉末が適しており、銅粉の比表面積の出来るだけ大き
い見掛密度0.5〜5.0g/crl内の表面の凹凸を
利用し、緑青発生時の付着力を強化しかつ比表面積の応
用により短時間で緑青発生を可能にした。
塗料の塗布しやすさのみ考慮した場合粒径も出来るだけ
微粉が塗装しやすいが異形粉の形状を生かした塗装しや
すさは74μm以下の銅粉が適している。74μm以上
の大きさでも表面の荒さを生かして充分使用可能である
促進液も銅板の場合、大量生産方式を考慮すれば、促進
液の濃度、及び液の一部に毒性の亜比酸、塩化第2水銀
、硫酸銅J肖酸銅等使用せざるを得ないか、あるいは促
進液自体に着色剤を混入して発生させるかの方法だが、
比表面積の大きい粉末の場合は反応が早く比較的無毒の
促進液が使用可能である。
以上の如く銅粉凹凸の利用、比表面積の利用により無毒
の液、比較的毒性の少ない液、液の濃度を薄くしても発
色可能であり、さらに前処理として脱脂、腐食等複雑な
工程を行う必要もなく、簡単に促進液が銅塗料の被覆塗
布層の銅粉末の表面から銅イオンを浮かし出して自然発
生させるので簡便に緑青発生が可能である。
(作 用) ■ 銅粉は比表面積の出来るだけ大きい粉末を応用する
ことにより(見掛密度0゜5〜5. Og/cut) 
銅粉の凹凸層すなわち比表面積の大きい粉末を利用する
ことにより、緑青生成過程で銅表面の凹凸の結晶粒界に
食い込み多少の表面の乱暴な扱いも摩擦、摩耗も凸の部
分が多少剥離程度で全体的にも、表面状態は何ら問題な
く施工上にも支障はない。クリアー等のトップコーティ
ングでさらに効果的である。
■ 塗料に対する促進液の影響も、銅粉の比表面積の大
きい粉末を利用する為出来るだけ薄い促進液で(水11
に対し促進剤80g程から可能)使用可能な事により塗
料の劣化は少なくなった。
すなわち促進液の調合も、促進剤である薬品も水11に
対して80g混合からで充分であり、炭酸銅、酢酸銅、
塩酸、塩化アンモン、硫化アンモン、塩化す)IJニウ
ム等、比較的無毒の促進液を薄く使用可能である。
仮に有毒性のある硫酸鋼、硫酸銅、塩化第2銅などを使
用しても水11に対する促進液中の薬品は50g程度の
混合で充分であり、発色効果も問題ない。
当然、発色効果のある亜比酸、塩化第2水銀等の毒性薬
品は使用の必要ない。
■ 緑青色の促進液の調合も、塩酸、塩化銅、塩化アン
モン等の増量により、緑、褐色、青色と濃度調合可能で
ある。
さらに青色(水酸化銅アンモニア)、黒色(硫化銅、酸
化銅)、赤色(亜酸化銅)、などの着色も、亜硫酸ソー
ダー、アンモニア水、酢酸、硫化バリウム、硫化カリ、
硝酸銅、塩化ナトリウム、酒石酸等の浴組成配合により
温度、湿度、水等の管理で緑青色は勿論のこと各色調調
整が容易である。
(実施例) 以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これ
により銅粉、促進液、樹脂の使用範囲が限定されるもの
ではない。
実施例 1 第1図は実施例1を示している。
石綿スレート板(1)の表面に、電解析出した銅粉、7
4μm以下の粉末を一部のポリエステル共重合樹脂を1
:1の比率で塗料化し塗装し自然乾燥させた後その被覆
塗布層(2)に促進液(3)(水11に対して 酢酸銅             21g塩酸    
          15g炭酸銅         
    25g塩化アンモン          9g
酒石酸             5g塩化ナトリウム
         5g計80gの浴組成配合)を前処
理なしで(2)の表面にハケ塗布し自然乾燥放置。
数分後に(約5分〜10分の時間差は、環境の温度、湿
度または天候の微妙な影響差)人工緑青色の被膜が表面
に銅粉の凹凸にそって緻密に発生した。
促進液による塗料の劣化もなく、数時間後には(約7時
間経過より)緑青促進時の凝集効果も手伝い、表面硬化
も問題なく付着強さも石綿スレート板で18.6f/c
ffIあった。
実施例 2 第2図は実施例2を示している。
素焼き瓦(1)の表面に噴霧性銅粉74μm以下の粉末
をフッソ樹脂(−液)1=1.4(銅粉)の比率で塗料
化し、自然乾燥させた後、その被覆塗布層(2)に促進
液(3)(水11に対し硫酸銅           
  40g塩化アンモン          30g酒
石酸             10g塩化ナトリウム
          5g塩酸           
   5g計90gの浴組成配合)を前処理なしで(2
)の表面にブラシで塗布し自然乾燥放置。15分程で緑
青色が表面にそって発生した。促進液による被覆層の劣
化もなく均一に発生し、表面硬化も問題なかった。
実施例 3 第3図は実施例3を示している。
屋根材用アスファルト(1)の表面に(砕石圧着法アス
ファルト)プライマーとして一液のポリエステル共重合
樹脂を塗布し4時間経過後に電解析出した銅粉44μm
以下の粉末を一液のポリエステル共重合樹脂と1:1の
比率で塗料化しロールコーティング方法で塗布し、自然
乾燥させた後、その被覆塗布層(2)に、促進液(3)
(水1fに対し、 塩化ナトリウム          40g塩酸   
            15g酒石酸       
       10g硫酸銅            
  10g硝酸銅              20g
計95g浴組成配合)をハケ塗布しく天候条件、温度1
6℃、湿度48%)自然乾燥放置。15〜20分程で大
気中の水分と付着した促進液と結合し、銅と化学的反応
を起こし青緑色の緑青が発生した促進液による被覆層の
劣化もなく表面硬化も問題なかった。
また実施例1.2.3の緑青製品を耐久、耐熱、耐変色
等につき一年間の自然暴露テスト結果、塗布面も緑青に
保護され何ら支障はなかった。色彩も最初のうちは歿分
青味がかっているが、月日が経つにつれて風化して天然
の緑青と同じ色彩になった。
(発明の効果) 以上の説明の通り、本発明の塗料による緑青発生方法は
、従来の銅板発色方法と比較しても、■前処理、後処理
の複雑な工程が無用であり、素材選択任意であり緑青発
生時間も短時間で可能である。
■促進液も薄く、比較的無毒の使用可能。
■促進液による樹脂の劣化もない。
■緑青発生時の天候条件も寒暖、温度条件等作業神経を
使う必要なく、施工法、時間等大巾に改善可能。
■塗料方式であり、気候条件にあまり左右されない為(
天候条件5℃以上、湿度30%以上が望ましい)工場施
工、現場施工が任意に可能。
■従来の化学的に発生させた緑青には付着力の不足の傾
向があるが、本発明では銅粉の表面の凹凸を利用し発生
させる為凹凸の波状に羅列している表面の結晶粒界に食
い込んでいる為強硬に付着している。
■緑青自体が保護皮膜になり、塗料、樹脂の保護にもな
り、長期間退色および劣化もない。
■通常、着色加工は板形状のままで行い着色後にはぜ折
りなどの屋根加工作業を行なうが、この為下加工、屋根
葺き等の加工作業によって部分的にはげ落ちることがあ
り、その現場での補修は天候条件(炎天下では緑青発生
しない)では種々の困難があるが、塗料での緑青発生は
条件下にあまり影響されないし、素材の表面状態通りの
緑青発生可能。
■銅板にない立体的な外観が可能。
■塗料樹脂の特長を生かせる。
例えば実施例1.3で使用した一部のポリエステル典型
樹脂は紫外線の影響少なく、耐寒性、凍結融解に対して
極めて良好であり、温冷繰り返し付着強さも(JIS6
910 )一般品5 kg f / cIllの処、2
0.1kg f /ctlあり、高耐電圧のため異種金
属間の電蝕化じに<<、^STM、 D543テスト方
法による 耐蝕性(硫酸10%:亜硫w!5%、硝酸5%:酢酸5
%)も錆、腐食なく、この樹脂との応用により長期間退
色のない緑青との応用により簡便に発生および施工出来
、人工緑青から自然発生緑青色になり、より密接強固に
なり、銅板と同様の緑青色を長期間維持可能。
■硫化着色することにより、数年経過で緑青が生成可能
な方策である硫化加工、または610)IAPを用いた
硫化着色法も応用可能。
■既成の銅板の着色では広い面積に一様に着色すること
は不可能だったが塗料方式の為簡単に一様に着色可能。
■塗料を用いる為、銅板等 より軽量であり種々の用途
に簡単に応用可能。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は、それぞれ本発明の実施例1
、実施例2、実施例3を示す構造図である。 図中1は石綿スレート板 図中2は素焼き瓦 図中3は砕石圧着アスファルト 〔1)基板、 (2)被覆塗布面、 (3)促進液 (緑青色層)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、塗料に銅粉を混合し塗装後、被覆塗布層に促進液を
    塗布し緑青を発生させる方式。
JP2044747A 1990-02-26 1990-02-26 緑青発生塗料 Pending JPH03247675A (ja)

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JP2044747A JPH03247675A (ja) 1990-02-26 1990-02-26 緑青発生塗料

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JP2044747A JPH03247675A (ja) 1990-02-26 1990-02-26 緑青発生塗料

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JPH03247675A true JPH03247675A (ja) 1991-11-05

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JP2044747A Pending JPH03247675A (ja) 1990-02-26 1990-02-26 緑青発生塗料

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