JPH03246459A - 比較電極 - Google Patents

比較電極

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JPH03246459A
JPH03246459A JP4500890A JP4500890A JPH03246459A JP H03246459 A JPH03246459 A JP H03246459A JP 4500890 A JP4500890 A JP 4500890A JP 4500890 A JP4500890 A JP 4500890A JP H03246459 A JPH03246459 A JP H03246459A
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JP
Japan
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silver
electrode
film
silver chloride
reference electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP4500890A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Arai
真人 荒井
Satoshi Nakajima
聡 中嶋
Koichi Takizawa
滝澤 耕一
Hideki Endo
英樹 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、ポテンショメトリックセンサの比較電極に
関する。
(ロ)従来の技術 ポテンショメトリックセンサは、電位検出電極と比較電
極との間の電位差を測定し、被検液のpH、イオン濃度
、生体関連物質の濃度を検出するものである。例えば、
あるイオンの濃度を検出するには、このイオンを選択透
過するイオン選択膜を備えた電位検出電極と、比較電極
とを被検液に浸漬し、両者の間の電位差を測定する。従
来、このような比較電極としては、飽和カロメロ電極(
SCE)、塩化銀電極、酸化水銀電極等が使用されてい
る。
(ハ)発明が解決しようとする課題 上記従来の比較電極は、いずれもガラス製であり、高濃
度の塩化カリウム水溶液などの内部液と、塩橋と呼ばれ
る液絡部を有しているために以下に列記するような問題
点がある。
■内部液を貯溜するスペース、内部液の注入口、液絡部
など複雑な構造を有し、量産化は困難で高価であり、小
型化も困難である。
■液絡部より内部液が流出し、電極が劣化すると共に、
流出した内部液による被験液の汚染が生じる。
■内部液及びガラス膜を有しているため、測定時の応答
が遅い。
■ガラス製であるため、傷がつきやすく、破損しやすい
ため、慎重な取り扱いが要求される。
■被検液中の物質がガラス膜に付着し、測定精度の劣化
をもたらす。
■内部液及び液絡部を有するため、保守管理に細心の注
意が必要である。
■ガラスは電気抵抗が大きく、電位差測定回路をはじめ
、測定系全体において電極間の絶縁に充分な対応が不可
欠である。
この発明は、上記に鑑みなされたもので、小型、安価で
、取り扱いの容易な比較電極の提供を目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用上記課題を解
決するため、この発明の比較電極は、電極支持基材上に
、銀・塩化銀膜を形成し、この銀・塩化銀膜を有機高分
子膜で被覆してなるものである。
この発明の比較電極は、構造及び製造工程が簡単で、小
型でかつ量産化が容易である。そして、内部液及び液絡
部を有しないから、保守管理も容易であるとともに、ガ
ラスを使用しないから、破損の危険性が少ない。
また、銀・塩化銀及び有機高分子膜は化学的に安定であ
り、被検液中に溶出することがなく、比較電極の劣化及
び被検液の汚染を防止することができる。
さらに、銀・塩化銀は導体であり、その電気抵抗に留意
することなく、簡単で安価な電位差測定回路を適用でき
る。
加えて、銀・塩化銀を膜状に形成し電極とするため、直
接コネクタに挿入して使用でき、リート線部を設けなく
てよい分、比較電極の小型化を図ることができる。
(ホ)実施例 この発明の一実施例を図面に基づいて以下に説明する。
第1図(a)、第1図(b)は、それぞれ実施例比較電
極1の外観斜視図及び断面図である。2は、絶縁性基板
(電極支持基材)であり、耐水性、耐熱性、耐薬品性及
び銀膜との接着性に優れた材質のものが使用される。こ
の実施例ではセラミックを採用しているが、これに限定
されるものではない。
絶縁性基板2上には、銀膜3が形成され、その上に塩化
銀層4が形成されている。さらに絶縁性基板2上には、
絶縁膜5が形成され、電極部4a、接続部4bを除いて
、塩化銀層4を被覆・絶縁する。この電極部4aは、有
機高分子膜6で被覆される。この実施例では有機高分子
膜6としてポリ塩化ビニルを用いているが、有機高分子
はこれに限定されるものではなく適宜変更可能である。
この実施例比較電極1の製造工程を第2図を参照しなか
ら説明すると、まず適当な大きさ(この実施例では54
mmX54mm)のセラミック板2゜を用意する。この
セラミック板2゜表面全体にわたり、イオンスパッタリ
ングにより銀膜3を形成する。銀膜3の厚さは約1μm
である。なお、銀膜3の形成には、イオンブレーティン
グ法、真空蒸着法、CVD法等の方法も通用できる。
さらに銀膜3の上に塩化銀層4を電解形成する。
この電解形成は、銀膜3を形成した基板2゜を、この銀
膜3と同等以上の表面積をもつ白金(pt )陰極(図
示せず)と共に、0.INの塩酸液に浸漬し、銀膜3を
陽極にして0.5mA/cnTの電流を印加する。10
〜30分程度でブドウ色の塩化銀層4が形成される。
次に、第2図(a)に示すように、セラミック板2゜に
ダイシング溝8を形成して、個々の銀膜3、塩化銀層4
に分離する。この時の溝8の幅は、例えば、0.55m
m程度である。
さらに、セラミック板2゜の表面全体に亘り、感光性ポ
リイミド樹脂を塗布し、ホトマスクを用いて露光した後
、現像、リンスして不要な部分(電極部4a、接続部4
b上の部分)を除去し、絶縁膜5゜とする〔ホトリソグ
ラフィー、第2図(b)参照〕。
最後に、セラミック板2゜をダイシングして個々の絶縁
性基板2に分割し、有機高分子膜6を形成する。有機高
分子膜6は、塩化カリウム(KCりを添加したポリ塩化
ビニール溶液中に、絶縁性基板2をデイツプして形成さ
れる。塩化カリウムは、有機高分子膜6が被検液に接し
た時に電離し、住した塩素イオンが有機高分子6の使用
耐久性を向上させる。もちろん、塩化カリウムを含ませ
なくてもよく(比較電極としての機能は変わらない)、
適宜変更可能である。また、有機高分子膜6は、スピン
コーティングでも形成できる。
実施例比較電極lは、第1図(a)にも示すように、コ
ネクタ7に直接挿入して使用される。第3Mは、この比
較電極1が適用される測定回路の一例を示す図である。
市販のpH電極10と、実施例比較電極1とは、それぞ
れインピーダンス変換回路12.11を介して演算回路
134こ接続される。この演算回路13により、検出電
位の差を算出する。
第4図は、市販のpHメータの比較電極を実施例比較電
極1と交換して、pH標準液を測定した結果を示してい
る。電位とpHとの間には良好な直線関係が認められ、
実施例比較電極1が比較電極として十分機能しているこ
とが確認される。
(へ)発明の詳細 な説明したように、この発明の比較電極は、電極支持基
材上に銀・塩化銀膜を形成し、この銀・塩化銀膜を有機
高分子膜で被覆してなるものであるから、以下に列挙す
る利点を有している。
■構造及び製造工程がきわめて簡単で、小型化、低価格
化、量産化が容易である。
■小型電位検出電極(同様に電極支持基材上巳こlIり
状の電極を形成した構造を有するもの)と組み合わせて
、両極ともに小型のボテンンヨメトンクセンサが提供で
きる。
■任意の形状に製作することができる。
■銀・塩化銀は導体であり、その電気抵抗に留意するこ
となく、簡単で安価な電位差測定回路を適用することが
できる。
■銀・塩化銀を膜状の電極としているため、リード線部
を設けなくても、直接コネクタに挿入して使用できる。
■銀・塩化銀及び有機高分子膜は化学的に安定であり、
被検液中にこれが溶出することはなく、長期に亘り安定
して使用できる。
■内部液及び液絡部がないため、センサの保守管理が不
要である。
■単純な構造で、また量産するため、比較電極間のばら
つきがほとんどない。
■内部液及び液絡部がないため、測定時の応答が速い。
[株]低価格であるため、使い捨てか可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、この発明の一実施例に係る比較電極の
外観斜視図、第1図(b)は、同比較電極の第母(a)
中1b−1b線における断面図、第2図(a)及び第2
1El(b)は、それぞれ同比較電極の製造工程を説明
する図、第3図は、同比較電極に適用される測定回路の
一例を示す図、第4図は、同比較電極の特性を示す図で
ある。 2:絶縁性基板、 3:銀膜、 4:塩化銀膜、  6:有機高分子膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電極支持基材上に、銀・塩化銀膜を形成し、この
    銀・塩化銀膜を有機高分子膜で被覆してなる比較電極。
JP4500890A 1990-02-26 1990-02-26 比較電極 Pending JPH03246459A (ja)

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JP4500890A JPH03246459A (ja) 1990-02-26 1990-02-26 比較電極

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JP (1) JPH03246459A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09292361A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Nec Corp 参照電極の製造方法
KR100444028B1 (ko) * 2002-01-18 2004-08-11 주식회사 뉴로바이오시스 은-염화은 전극 제조방법
JP2017173240A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 アークレイ株式会社 電気化学センサ及び電気化学センサの製造方法
WO2021255974A1 (ja) * 2020-06-18 2021-12-23 株式会社村田製作所 電気化学測定用参照電極

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