JPH03245058A - 変性リポタンパクの測定法及びこれに用いるキット - Google Patents

変性リポタンパクの測定法及びこれに用いるキット

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JPH03245058A
JPH03245058A JP4192590A JP4192590A JPH03245058A JP H03245058 A JPH03245058 A JP H03245058A JP 4192590 A JP4192590 A JP 4192590A JP 4192590 A JP4192590 A JP 4192590A JP H03245058 A JPH03245058 A JP H03245058A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は変性リポタンパクの測定法、更に詳細には特に
心筋梗塞等の心疾患や、糖尿病、脳卒中等の脳血管障害
等の各種動脈硬化性疾患の発症因子としての脂質代謝異
常の臨床検査や診断に有用な変性リポタンパクの測定法
及びこれに用いるキットに関する。
〔従来の技術〕
脂質代謝異常とは、リポタンパクの合成、分泌、異化の
過程でこれらのいずれかが異常をきたす状態と定義でき
、これは先天性リポタンパク代謝異常と後天性リポタン
パク代謝異常とに分類される。
また、上記脂質代謝異常は、種々の疾患、例えば心筋梗
塞等の心疾患、脳卒中等の脳血管障害等の各種動脈硬化
性疾患等の発症の重大な危険因子(リスクファクター)
とされており、これら疾患の進展、予後等に重大な影響
を及ぼすことが知られており、該脂質代謝異常の検出は
、各種の臨床検査・診断に極めて重要な成果をもたらす
従来、上記脂質代謝異常の検出法としては、血液中の総
コレステロール値をパラメーターとするものが最も一般
的に定着している。この方法は、血液中の総コレステロ
ール値を常法、例えば酵素法により測定し、該値が臨床
的及び経験的に設定された域値(正常域)を逸脱する場
合を脂質代謝異常として検出するものである。また近年
、血液中のリポタンパク、即ち脂質とアポタンパクとの
結合物を比重により分画し、このうち特に高比重のリポ
タンパク (高密度リポタンパク、HDL)のコレステ
ロール値を測定し、このHDL−コレステロール値その
もの又は該値に対する総コレステロール値から該値を引
いた値、所謂動脈硬化指数を、脂質代謝異常の検出パラ
メーター、とする方法も行われている。
しかしながら、現在までに蓄積された多くの免疫学的調
査の結果及び臨床的知見によれば、これら従来の脂質代
謝異常の検出方法は、実際の脂質代謝異常を必ずしも的
確に反映するものではなく、殊に臨床上その意義は低い
ことがしばしば指摘されている。即ち、上記従来法はい
ずれも総コレステロール値又はこれとHDL−コレステ
ロール値を測定するものであって、これらの測定値はい
ずれも脂質代謝異常とは必ずしも関連しない。特に総コ
レステロール値の高値は虚血性心疾患のリスクファクタ
ーの一つとしての意義は有する〔例えばMed、 Cl
1n、 North Am、、 58.363−379
(1974)参照〕が、疾患と直接結付くものではなく
、その検出方法による脂質代謝正常群における疾患の発
生や高度脂質代謝異常群における恒常的な健全性等は、
いずれも何ら希なものではない。またHDL−コレステ
ロール値及びこれを基準とする動脈硬化指数をパラメー
ターとする場合も、上記と同様に実際の脂質代謝異常を
必ずしも的確に反映しない〔動脈硬化、14(4)、 
931−936(1986)等参照〕。
更に、最近の知見によると実際の脂質代謝異常には、超
低比重リポタンパク(VLDL)等のリポタンパクが生
体内で何らかの作用を受けることにより生成すると考え
られる変性リポタンパクが、重大な影響を及ぼすという
報告が種々なされている〔例えばHui、 D、 Y、
、 Innerarity、 T、 L、、 &Mah
ley、 R,W、、 J、 Biol、 Chem、
、 259.860869(1984) : Gone
n B at al、、 Diabetes、 30゜
875(1981)等参照〕。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、この変性リポタンパクを検出できれば、脂質代
謝異常を正確に検出でき、これは該脂質代謝異常をもた
らす各種疾患の的確な診断手段として、殊に疾患の発見
、進展状態、治療効果の把握等の臨床分野において非常
に有効であると考えられる。
本発明者は、総血漿リポタンパクから、アポタンパクA
−Iを構成成分とするリポタンパク (アポA−■含有
リポタンパク)及びアポタンパクB−iooを構成成分
とするリポタンパク (アポB100含有リポタンパク
)を除したものが、上記変性リポタンパクに相当するこ
とを認めると共に、予め調製された抗アポタンパクΔ〜
Iモノクローナル抗体及び抗アポタンパクB−100モ
ノクローナル抗体を含むアフィニティゲル混合物と被検
血液とを接触させる時には上記アポタンパクA−■含有
リポタンパク及びアポタンパクB100含有リポタンパ
クが兄事に系外に除去され、系の脂質測定によって所望
の変性リポタンパク量を容易且つ確実に測定、検出でき
ることを見出し、先に特許出願した(特願昭63−24
4987号、特願平1−231893号)が、さらに新
たな変性リポタンパクの測定方法の開発が望まれている
〔課題を解決するための手段〕
かかる実情において本発明者は、更に研究を重ねた結果
、検体よりアポタンパクA−1含有リポタンパク及びア
ポタンパクB−100含有りポタンパク、又はアポタン
パクB−100含有リポタンパクを除去した後、残渣に
抗了ボタンバクBポリクローナル抗体を反応させ、これ
に結合するリポタンパク量を測定したところ、このリポ
タンパク量が検体中の変性リポタンパク量をよく反映し
ていることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は検体から抗了ボタンバクB100モ
ノクローナル抗体に結合するリポタンパク又は抗アポタ
ンパクB−100モノクローナル抗体及び抗アポタンパ
クΔ−Iモノクローナル抗体に結合するリポタンパクを
除去した残渣より、抗アポタンパクBポリクローナル抗
体に結合するリポタンパクを検出することを特徴とする
、検体中の変性リポタンパクの測定法、並びにこれに用
いる変性リポタンパク測定用キットを提供するものであ
る。
本発明測定法において、検体としては血液、特に空腹時
の血清又は血漿が好ましく、これらは被検者より採血後
、常法に従い調製できる。
本発明において、検体から抗アポタンパクB−100モ
ノクローナル抗体に結合するリポタンパク、又は抗アポ
タンパクB−100モノクローナル抗体及び抗アポタン
パクA、−1モノクローナル抗体に結合するリポタンパ
クを除去するには、例えば抗アポタンパクB−100モ
ノクローナル抗体を結合させたアフィニティゲル、ある
いは抗アポタンパクB−100モノクローナル抗体及び
抗アポタンパクA−■モノクローナル抗体を結合させた
アフィニティゲル混合物に、検体を加えて反応させた後
、遠心分離等によりゲルを除去すればよい。
ここで用いるアフィニティゲルは、通常の方法で調製で
きる。すなわち、例えば上記のアフィニティゲルの調製
は、抗アポタンパクA−1モノクローナル抗体及び抗ア
ポタンパクB−100モノクローナル抗体のそれぞれを
ブロモシアン等で活性化させたアフィニティゲルにカッ
プリングさせ、その後両者を混合し、適当な緩衝液にて
平衡化する。ここで用いられる抗体としては、抗ヒトア
ポA−Iモノクローナル抗体及び抗体ヒトアポB−10
0モノクローナル抗体(いずれも株式会社日本抗体研究
所製造)を代表例として例示できるが、特にこれらに限
定されるものではない。また用いられるアフィニティゲ
ルの代表例としては、例えば予めブロモシアン等で活性
化されたセファロース4B(ファルマシア社製)等を例
示でき、カップリング反応は上記ゲルとタンパクとのカ
ップリング反応に慣用される常法に従い、通常pH8〜
10の範囲でゲル1−当たり約l〜10μモルの抗体を
用いて、室温(約20〜25℃)下に2時間以内で実施
できる。
このようにして調製されたアフィニテイゲルは、そのま
ま又は振盪及び遠心分離が可能なチューブに予め調製し
ておくことが好ましく、また予め適当な緩衝液、例えば
0. OIM ) Uス塩酸緩衝液(pH7、4) +
 0.15M  Nacl等の緩衝液で上記ゲルを平衡
化しておくのが好ましい。更に上記緩衝液には、例えば
アジ化ナトリウム等の通常の保存剤を含ませることがで
きる。
また、上記アフィニティゲル混合物における抗アポタン
パクA−1モノクローナル抗体及び抗アポタンパクB−
100モノクローナル抗体の配合割合は、特に限定され
るものではなく、適宜決定できるが、通常前者に対して
後者を等重量以上、好ましくは約1〜2倍重量の範囲か
ら選択するのが望ましい。また得られるアフィニティゲ
ル混合物のpHは一般には約7〜7.5の範囲に調整さ
れるのが好適である。
検体から抗アポタンパクB−100モノクローナル抗体
に結合するリポタンパク又は抗アポタンパクB−100
モノクローナル抗体及び抗アポタンパクA−Iモノクロ
ーナル抗体に結合するリポタンパクを除去するための好
ましい一実施態様によれば、まず前記のアフィニティゲ
ル(混合物)を振盪及び遠心可能な適当な容器乃至テス
トチューブに入れ、適−当な緩衝液で平衡化させた後、
該容器内に所定量の被検血清を加え、室温で静置又は振
盪して反応させた後、比較的低速度(約800〜100
0 rpm>で遠心分離して沈渣を除去し、上清を取得
することにより実施される。この方法における被検血清
の使用量は、通常前記アフィニティゲル(混合物)重量
の約1/8重量程度、好ましくは1/4〜1/16重量
程度とするのがよい。
かくして得られた残渣(上記実施態様における上清)よ
り、抗アポタンパクBポリクローナル抗体に結合するリ
ポタンパクを検出するには、抗アポタンパクBポリクロ
ーナル抗体を用いた通常の免疫学的手段を採用できるが
、例えば抗アポタンパクBポリクローナル抗体を固定化
した不溶性担体に上記残渣を接触させ、次いでこれに標
識抗アポタンパクBポリクローナル抗体を反応させ、該
担体中の反応生成物の標識量を測定することにより行う
のが好ましい。
本発明測定法に使用される抗アポタンパクBポリクロー
ナル抗体としては、マウス、ラット、モルモット、ウサ
ギ、ヒツジ、ヤギ、馬、牛等の動物にアポタンパクBを
感作させて得られる抗血層、これより分離されたイムノ
グロブリン(例えばIgG 、 IgM等) この加工
品であるF(ab’)z、P(ab′) 、F(ab)
などが挙げられる。
不溶性担体としては、例えばガラス、ポリスチレン、ポ
リエチレン、シリカ、フェノール樹脂、アクリル樹脂、
セルロース、ウレタン樹脂、ポリビニルアルコール、塩
化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン、ポリプロピレン、
ポリテレフタレート、ポリカーボネート、ナイロン、フ
ッ素系プラスチック、ポリエステル等の球状又は多角形
粒子;あるいはセルロース、綿、ガラス繊維、ナイロン
繊維、ビニロン繊維、アクリル繊維、ポリエチレン繊維
、ポリエステル繊維等の繊維性のものが挙げられる。こ
れらのうち、球状又は多角形粒子が好ましく、その粒径
は、免疫反応終了後のB/F分離の容易性を考慮すると
一般に3mm〜5mmが好ましい。
これらの不溶性担体に抗アポタンパクBポリクローナル
抗体を固定化するには、不溶性担体のもつ吸着性を利用
して自体公知の方法によって抗アポタンパクBポリクロ
ーナル抗体を担体の表面に結合させる。例えば、担体が
ポリスチレンボールの場合には抗体を入れた緩衝液に一
晩かるくS盪しながら吸着させることによって固相化す
る。また担体がガラスピーズの場合には、その表面に塩
基性アミノ酸類を吸着させ、これにグルタルアルデヒド
、マレイミド等の架橋剤を結合させ、さらにこの架橋剤
に抗アポタンパクBポリクローナル抗体を結合させるこ
とによって固定化する。
標識抗アポタンパクBポリクローナル抗体は、抗アポタ
ンパクBポリクローナル抗体を通常の標識剤を用いて標
識することにより調製される。標識剤としては、例えば
ヨウ素アイソトープ(例えば+251. +311) 
、+4[: 、  )リチウム等の放射性アイソトープ
;ペルオキシダーゼ、アルカリフォスファターゼ、ジア
ホラーゼ、β−D−ガラクトシダーゼ、グルコースオキ
シダーゼ、ベニシリナーゼ等の酵素;又はフルオレッセ
インイソシアネート、フルオレッセインイソチオシアネ
ート、ローダミン等の蛍光物質が挙げられるが、このう
ち酵素が好ましい。これらの標識剤で上記抗アポタンパ
クBポリクローナル抗体を標識するには自体公知の方法
が採用される。
また反応生成物中の標識量の測定には、標識剤が酵素の
場合、該酵素の基質及び発色剤を利用し、標識量を吸光
度変化として測定するのが好ましい。
かかる基質及び発色剤としては、標識剤の酵素に対応し
て、次のものが例示される。すなわち、ペルオキシダー
ゼの場合、基質として過酸化水素が発色剤として0−ジ
アニシジン、o −トIJジン、4−クロル−1−ナフ
トル、2,2′−アジノー3エチルベンゾチアゾリンス
ルホネー) [ABTS)、3−アミノ−9−エチルカ
ルバゾール、2.7フルオレンジアミン、3−メチル−
2−ペンゾチアゾリノンハイドロゾン[MBTII] 
、チラミン等が挙げられ;アルカリフォスファターゼの
場合、基質としてp−二トロフェノールリン酸が、発色
剤として4−アミノアンチピリン等が挙げられる。
前記の残渣より、抗アポタンパクBポリクローナル抗体
に結合するリポタンパクを検出するための一実施態様を
示せば、次の通りである。すなわち、まず、前記の残渣
に、適当な緩衝液に浸漬した抗アポタンパクBポリクロ
ーナル抗体(例えば、抗アポタンパクB IgG)結合
ポリスチレンボールを添加し、約37℃で1〜3時間イ
ンキュベート後、該ポリスチレンボールを適当な緩衝液
で洗浄する。次に酵素標識抗了ボタンバクBポリクロナ
ル抗体(例えばベルオキシダーセ標識抗アポタンパクB
 F(ab’))を含有する緩衝液を添加し、約37℃
で0.5〜2時間インキュベートし、再び該ポリスチレ
ンボールを適当な緩衝液で洗浄する。
次に発色剤(例えば^BTS)を添加してブレインキュ
ベートし、さらに基質(例えば過酸化水素液)を添加し
てインキュベートした後、反応を停止させ、吸光度を測
定する。得られた吸光度と対照の吸光度との差から、検
体中の変性リポタンパク量が、測定できる。
本発明の測定法を実施するにあたっては、予め抗アポタ
ンパクB−100モノクローナル抗体と抗アポタンパク
Bポリクローナル抗体の組み合せ、あるいは抗アポタン
パクB−100モノクローナル抗体、抗アポタンパクA
−■モノクローナル抗体及び抗アポタンパクBポリクロ
ーナル抗体の組み合せをキットとして供給するのが好ま
しい。また、抗アポタンパクB−100モノクローナル
抗体及び抗アポタンパクA−1モノクローナル抗体はア
フィニティゲルとして供給し、抗アポタンパクBポリク
ローナル゛抗体は不溶性担体に固定化したものと、標識
したものとして供給するのがより好ましい。なお、本発
明キットには、更に必要に応じてサッカロースやウシ血
清タンパク等の安定化剤及び/又は保存剤を添加配合で
きる。この保存剤はキットの使用に際し実験値に悪影響
を与えないものから遺択され、例えば代表的には希釈し
たアジ化ナトリウム(sodium azide)等を
使用できる。また本発明キットには水溶性もしくは水と
混和し得るグリセリン、アルコール類、グリコール類、
グリコールエーテル類等を含有させることもできる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、変性リポタンパクを簡便に測定でき、
これを脂質代謝異常のパラメーターとして該異常を容易
且つ有効に検出できる。殊に、血液中の変性リポタンパ
ク量は脂質代謝異常及びその程度を的確に反映するもで
あり、本発明による脂質代謝異常の検出によれば、前記
した各種疾患の発見、進展、治療効果の把握等、特に従
来の検出法では把握できなかった心筋梗塞等の心疾患や
肥満等の病態の把握を十分且つ有効に行い得る。
〔実施例〕
次に参考例及び実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
する。
参考例1 抗アポタンパクBポリクローナル抗体の調製 精製LDL (シグマ社製〉 2■/−とフロイントの
完全アジュバント(Freund’s Complet
eadjuvant) (半井化学社塾〉を等量混合し
、ウサギ四肢、及び背中の皮肉数十ケ所に注射して免疫
した。2ケ月〜3ケ月の間に5〜6回同様に投与した。
最終投与2週間後に全血液を採取し、その血清を用いた
参考例2 抗ヒトアポタンパクBポリクローナル抗体固
定化ポリスチレンボールの調製 参考例1で得られた血清を飽和硫酸アンモニウムで塩析
分画し、沈澱を少量のPBS緩衝液に溶解して、同緩衝
液に対して4℃で24〜48時間、外液を数回交換しな
がら透析を行った。透析後4℃、3000rpm、10
分間遠心分離を行った上清をプレフィルタ−を通し、0
.0175M P B S (pH6,3)で平衡化し
たDEAEセルロースに付加した。
溶出してくる画分を吸光度280nmで測定し、タンパ
ク画分を集めこれに0.1MPBSを1/9量加えて4
℃で保存した。
参考例3 ペルオキシダーゼ標識ヒトアポタンパクBポ
リクローナル抗体の調製 a、ポリクローナル抗体の前処理 参考例1で得られた精製抗体を0.IM NaCj!を
含む0.1M酢酸ナトリウム緩衝液(pH4,5)に対
して透析をした。この溶液にブタ胃・ペプシンをIgG
量の4%添加溶解し、37℃で約18時間反応させ、次
いで0.LM NaOHでp)17.0に調整して、0
.1MNaC1を含む0.1MIJン酸ナトリウム緩衝
液(pH7.0)で平衡化したT S K gel G
300[IW(21,5mm X60cm)のカラムに
付した。F(ab’)のピークを回収後、これを限外濾
過により約5■/−にまで濃縮し、5 mM  E D
 T Aを含む0,1Mリン酸緩衝液(pH6,0)で
透析を行った。透析後、0.1M  2−メルカプトエ
チルアミン、及び5mM  EDTAを含む0.1Mリ
ンfII緩衝液(pH6,0)を10分の1容添加し、
37℃、90分反応させた。ついでこれを50mM  
EDTA、及びO,IM NaCfを含む0.1Mリン
酸t1衝液で平衡化したT S K get G300
0SIIIに付与し、F(ab’)画分を回収した。回
収したF(ab’)画分を限外濾過で濃縮して、2.5
mMEDTAを含む0、1M !Iン酸緩衝液で透析し
ベルオキシダーセ標識に供した。
b、 ペルオキシダーゼの処理 N−サクシンイミジル−4−(N−マレイミドメチル)
シクロヘキサン−1−カルボキシレート2.5■をN、
N−ジメチルホルムアミドの150μlに溶解した溶液
を、0.1MUン酸緩衝液(pH7,0>1.5−に1
0mgの西洋ワサビ・ペルオキシダーゼ(HRP)を溶
解した液に入れ30℃60分間反応させた。ついで反応
液に存在する沈澱を遠心分離によって除去し、0.1M
IJン酸緩黴液で平衡化したT S K gel G3
000SWに付与し、7L/イミド・HRP画分を回収
後1.これを濃縮し−C2,5mME D TAを含む
0.1MUン酸緩衝液で透析した。
c、HRP標識 aで得られたF(ab′)4mgとマレイミドHRP3
.6mgを混合し、2.5mMEDTΔを含む0.1M
リン酸緩衝液を加えて2. Omfとし、30℃で1時
間反応させた後、50nMN−エチルマレイミドを20
1JA加えた。次いで0. IM Na1Jを含む0.
1Mリン酸緩衝液で平衡化したT S K gel G
3000SWXL(7,8mm×30 cm)に付与し
、F RP−F(ah’)の画分を回収した。これを回
収したF RP−F(ab)画分をPBS (−)で透
析後、2 mg / mlのチメロサールを100分の
1添加し、分注して〜20℃で保存した。
実施例1 (1)  患者又は健常人より空腹時EDTA採血し、
遠心分離(2500〜3000rpm) して血漿を得
た。
得られた各血漿について、トリグリセライド量を酵素法
(TG−555、協和メディクス社製)により測定した
。またコレステロール量を酵素法(Mereko Te
5t CHO1関東化学社製、2−/10μl血漿、3
7℃、10分間インキュベート)により測定(365n
mでの吸光度測定)した。
(2)上記血漿20μlを試験管に加え、抗ヒトアポA
−1モノクローナル抗体及び抗ヒトアポB100モノク
ローナル抗体(ともに、株式会社日本抗体研究所製)を
それぞれ結合させたアフィニティゲル(ゲルl−当り各
抗体をタンパク量として10mgずつカップリング反応
させたブロムシアン活性化セファロース−4B)を含有
する反応液(各ゲルを等量の0.OIM PBS (p
t(7,4)に混和して調製したもの、各抗体のそれぞ
れ80μlを含む)600μlを分注し、振盪を30分
間行い、その後15分間静置して上清200μlを分取
した。
(3)上記(2)の操作をアフィニティゲルとして、抗
ヒトアポB−100モノクローナル抗体のみを結合させ
たアフィニティゲル(調製手段は、抗体として抗ヒトア
ポB−100モノクローナル抗体のみを使用する以外は
前記(2)と同様)を用いる以外は、上記(2)と同様
にして上a300μlを得た。
(4)上記上清300μlに抗アポB fgG固定化ポ
リスチレンボール〔牛血清アルブミン0.1%、塩化ナ
トリウム0.1Mを含むリン酸緩衝液(0,01M、p
H7,0〉に浸漬したもの〕を1個加え、37℃で2時
間インキュベートした。アスピレータで反応液を除き、
ポリスチレンボールをリン酸緩衝液2rLf、で2回洗
浄した。次いでペルオキシダーゼ標識抗アポB  F(
ab’)のリン酸緩衝液(0,1M、 pH6,5)3
00μl加え、37℃で1時間インキュベートした。再
度アスピレータで反応液を除き、ポリスチレンボールを
リン酸緩衝液2−で2回洗浄した。
2.2′−アジノー3−エチルベンゾチアゾリンスルホ
ネート[ABTS] 0.13■を含む緩衝液(0,0
1Mクエン酸三ナトリウム及び0.01Mリン酸緩衝液
)にポリスチレンボールを加え、37℃で2分間ブレイ
ンキュベートした。さらに0.02%過酸化水素水20
0μlを加え、37℃で6分間インキュベートした。次
に0.05%アジ化ナトリウム液200plを加えて反
応を停止させ、波長405nmにおける吸光度を測定し
た。
(5)上記の試験を健常人5名及び脂質代謝異常患者5
名の血液を用いて行った結果を第1表に示す。
以下余白 第1表より、本発明の結果は、コレステロール値に比べ
てトリグリセライド値と高い相関を有しており、このこ
とより、外因性脂質代謝異常の一つの指標であるカイロ
ミクロンレムナンド及び内因性脂質代謝異常の一つの指
標である異常VLDL(β−)を反映する変性リポタン
パクの検出が行い得ることがfifilBできた。
また、上記(2)の上清を用いた場合と(3)の上清を
用いた場合の相関関係を第1図に示す。その結果、(2
)の上清を用いた場合と(3)の上清を用いた場合には
極めて高い相関性が認められた。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1において(2)の上清を用いて変性リ
ポタンパクを測定した場合(縦軸)と(3)の上清を用
いて変性リポタンパクを測定した場合〈横軸)との相関
図である。 第1 画分中のアぼB (EIA) 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、検体から抗アポタンパクB−100モノクローナル
    抗体に結合するリポタンパク又は抗アポタンパクB−1
    00モノクローナル抗体及び抗アポタンパクA−Iモノ
    クローナル抗体に結合するリポタンパクを除去した残渣
    より、抗アポタンパクBポリクローナル抗体に結合する
    リポタンパクを検出することを特徴とする検体中の変性
    リポタンパクの測定法。 2、抗アポタンパクBポリクローナル抗体に結合するリ
    ポタンパクの検出が、抗アポタンパクBポリクローナル
    抗体を固定化した不溶性担体に請求項1記載の残渣を接
    触させ、次いでこれに標識抗アポタンパクBポリクロー
    ナル抗体を反応させ、該担体中の反応生成物の標識量を
    測定するものである請求項1記載の測定法。 3、抗アポタンパクB−100モノクローナル抗体及び
    抗アポタンパクBポリクローナル抗体を含有する変性リ
    ポタンパク測定用キット。 4、抗アポタンパクB−100モノクローナル抗体、抗
    アポタンパクA−Iモノクローナル抗体及び抗アポタン
    パクBポリクローナル抗体を含有する変性リポタンパク
    測定用キット。
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