JPH03245026A - 鋳片の内部温度測定方法 - Google Patents
鋳片の内部温度測定方法Info
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、加熱された鋳片(スラブ)の内部温度を測定
する測定方法に関する。
する測定方法に関する。
熱延鋼板、厚板は、加熱した鋳片を粗圧延及び仕上げ圧
延することにより得られる。鋳片は加熱炉内にて約12
00℃の温度に加熱されるが、その温度管理は加熱炉の
炉壁に設けられた温度計の表示値によりなされており、
所望の鋳片温度よりも少し高めの設定温度になるように
炉内を制御する。
延することにより得られる。鋳片は加熱炉内にて約12
00℃の温度に加熱されるが、その温度管理は加熱炉の
炉壁に設けられた温度計の表示値によりなされており、
所望の鋳片温度よりも少し高めの設定温度になるように
炉内を制御する。
この設定温度は、挿入時の鋳片温度、挿入された鋳片の
厚さ及び量等に応じた数値計算または経験的な判断によ
り決定されている。ところが、加熱炉から搬出される際
の鋳片の内部温度を正確に測定することは不可能である
。この理由は、鋳片の表面温度は加熱炉から搬出される
と急激に低下するので、表面スケールを除去して放射温
度計等にて表面温度を測定した場合においても、鋳片の
内部温度は正確な値が得られないからである。
厚さ及び量等に応じた数値計算または経験的な判断によ
り決定されている。ところが、加熱炉から搬出される際
の鋳片の内部温度を正確に測定することは不可能である
。この理由は、鋳片の表面温度は加熱炉から搬出される
と急激に低下するので、表面スケールを除去して放射温
度計等にて表面温度を測定した場合においても、鋳片の
内部温度は正確な値が得られないからである。
このような難点を解消する方法として、超音波(弾性波
)の伝播速度が鋼材の内部温度の関数であることを利用
し、計測した超音波の伝播速度に基づいて鋼材(ここで
は鋳片)の内部温度を測定する方法が考えられる。この
考えを実施するための技術として、特開昭63−836
25号公報及び特開昭63−83626号公報に開示さ
れたものがある。これらは、溶融金属を挟んで超音波送
受信素子を設け、超音波送受信素子間の距離及び超音波
の伝播時間から溶融金属内での超音波の音速を求め、測
定対象の溶融金属における特有の温度−音速特性に基づ
いて溶融金属の内部温度を測定しようとするものである
。従って、この測定方法において溶融金属に代えて鋳片
を使用することによって、鋳片の内部温度を測定するこ
とが考えられる。
)の伝播速度が鋼材の内部温度の関数であることを利用
し、計測した超音波の伝播速度に基づいて鋼材(ここで
は鋳片)の内部温度を測定する方法が考えられる。この
考えを実施するための技術として、特開昭63−836
25号公報及び特開昭63−83626号公報に開示さ
れたものがある。これらは、溶融金属を挟んで超音波送
受信素子を設け、超音波送受信素子間の距離及び超音波
の伝播時間から溶融金属内での超音波の音速を求め、測
定対象の溶融金属における特有の温度−音速特性に基づ
いて溶融金属の内部温度を測定しようとするものである
。従って、この測定方法において溶融金属に代えて鋳片
を使用することによって、鋳片の内部温度を測定するこ
とが考えられる。
しかしながら、上述したような測定方法では、高精度に
鋼材の厚さを計測する必要があるという難点がある。第
5図は、鋼材温度(℃)と超音波(縦波)の音速(m/
秒)との関係を示すグラフである。変態点(約700℃
)以上では音速変化は約0.8m/秒/℃であり、変態
点(約700℃)以上では音速が約5000 m /秒
であるので、この音速変化を板厚変化に換算すると、1
.6X10−’ (=0.815000)となる。この
結果、鋳片の厚さを25onと仮定すると、10℃の測
定精度にて内部温度を測定するためには、0.4m (
= 250X 1.6X10−’Xl0)の精度にて厚
さを計測する必要がある。オンラインにおける通常の鋳
片(C鋳片)では、その表面形状を断面で示す第6図の
ように、鋳片1の表面に3〜4m程度のピンチにて、幅
l〜2u、深さ0.5〜1 ” 程度のオシレーション
マーク11が存在することは必然であり、上述したよう
な精度での厚さ計測は不可能である。
鋼材の厚さを計測する必要があるという難点がある。第
5図は、鋼材温度(℃)と超音波(縦波)の音速(m/
秒)との関係を示すグラフである。変態点(約700℃
)以上では音速変化は約0.8m/秒/℃であり、変態
点(約700℃)以上では音速が約5000 m /秒
であるので、この音速変化を板厚変化に換算すると、1
.6X10−’ (=0.815000)となる。この
結果、鋳片の厚さを25onと仮定すると、10℃の測
定精度にて内部温度を測定するためには、0.4m (
= 250X 1.6X10−’Xl0)の精度にて厚
さを計測する必要がある。オンラインにおける通常の鋳
片(C鋳片)では、その表面形状を断面で示す第6図の
ように、鋳片1の表面に3〜4m程度のピンチにて、幅
l〜2u、深さ0.5〜1 ” 程度のオシレーション
マーク11が存在することは必然であり、上述したよう
な精度での厚さ計測は不可能である。
また、第5図から判るように、1200℃程度の高温状
態では超音波は大きな減衰を受ける。従って、従来から
探傷等に使用されているような500kHz以上の高い
周波数の超音波を用いる場合には、感度の点、または探
触子と鋼材との間隙(リフトオフ)を数n以下に抑える
必要がある点において、不利である。
態では超音波は大きな減衰を受ける。従って、従来から
探傷等に使用されているような500kHz以上の高い
周波数の超音波を用いる場合には、感度の点、または探
触子と鋼材との間隙(リフトオフ)を数n以下に抑える
必要がある点において、不利である。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、低周
波数の超音波を用いることによって感度を向上させ、ま
た、超音波の伝播速度を計測する領域において鋳片の平
均厚さを求め、この平均厚さと超音波の伝播速度とに基
づいて鋳片の内部温度を測定することにより、オシレー
ションマーク等に伴った厚さの計測結果におけるバラツ
キを吸収して正確に鋳片の内部温度を測定できる鋳片の
内部温度測定方法を提供することを目的とする。
波数の超音波を用いることによって感度を向上させ、ま
た、超音波の伝播速度を計測する領域において鋳片の平
均厚さを求め、この平均厚さと超音波の伝播速度とに基
づいて鋳片の内部温度を測定することにより、オシレー
ションマーク等に伴った厚さの計測結果におけるバラツ
キを吸収して正確に鋳片の内部温度を測定できる鋳片の
内部温度測定方法を提供することを目的とする。
本発明に係る鋳片の内部温度測定方法は、鋳片における
超音波の音速に基づいて前記鋳片の内部温度を測定する
方法において、前記鋳片の長手方向の所定領域の複数箇
所において前記鋳片の厚さを計測してこの所定領域にお
ける前記鋳片の平均厚さを求め、周波数200kHz以
下の超音波を前記鋳片の所定領域に伝播させてその伝播
時間を計測し、該伝播時間と前記平均厚さとによりこの
所定領域における超音波の音速を算出することを、前記
鋳片の長手方向の複数の所定領域について行い、複数の
所定領域にて得られた音速結果に基づき前記鋳片の内部
温度を測定することを特徴とする。
超音波の音速に基づいて前記鋳片の内部温度を測定する
方法において、前記鋳片の長手方向の所定領域の複数箇
所において前記鋳片の厚さを計測してこの所定領域にお
ける前記鋳片の平均厚さを求め、周波数200kHz以
下の超音波を前記鋳片の所定領域に伝播させてその伝播
時間を計測し、該伝播時間と前記平均厚さとによりこの
所定領域における超音波の音速を算出することを、前記
鋳片の長手方向の複数の所定領域について行い、複数の
所定領域にて得られた音速結果に基づき前記鋳片の内部
温度を測定することを特徴とする。
本発明の鋳片の内部温度測定方法にあっては、測定対象
の鋳片の所定領域における複数地点において鋳片の厚さ
を計測し、その計測結果からこの領域における鋳片の平
均厚さを求める。一方、周波数が200kHz以下であ
る超音波をこの領域に伝播させて伝播時間を計測する。
の鋳片の所定領域における複数地点において鋳片の厚さ
を計測し、その計測結果からこの領域における鋳片の平
均厚さを求める。一方、周波数が200kHz以下であ
る超音波をこの領域に伝播させて伝播時間を計測する。
そして、求めた鋳片の平均厚さと計測した超音波の伝播
時間とから、この領域における超音波の音速を算出する
。このような音速の算出を、鋳片の長手方向の複数の領
域において行い、この結果から鋳片全体における超音波
の平均音速を求め、求めた平均音速により、鋳片におけ
る特有の温度−音速特性に基づいて、鋳片の内部温度を
測定する。
時間とから、この領域における超音波の音速を算出する
。このような音速の算出を、鋳片の長手方向の複数の領
域において行い、この結果から鋳片全体における超音波
の平均音速を求め、求めた平均音速により、鋳片におけ
る特有の温度−音速特性に基づいて、鋳片の内部温度を
測定する。
本発明にあっては、使用する超音波の周波数を200k
Hz以下としかつセンサの寸法を大としているので、感
度は高く、リフトオフの影響は小さい。
Hz以下としかつセンサの寸法を大としているので、感
度は高く、リフトオフの影響は小さい。
また、複数箇所の地点における厚さの計測結果から求め
られた平均厚さを用いて超音波の音速を算出するので、
厚さの変動を吸収でき、超音波の正確な音速ひいては鋳
片の正確な内部温度を測定できる。
られた平均厚さを用いて超音波の音速を算出するので、
厚さの変動を吸収でき、超音波の正確な音速ひいては鋳
片の正確な内部温度を測定できる。
以下、本発明をその実施例を示す図面に基づき具体的に
説明する。
説明する。
第1図は本発明の測定方法の実施状態を示す模式的断面
図であり、図中1は測定対象の鋳片を示す。鋳片lは、
加熱炉(図示せず)から搬出された後、表裏面ともに脱
スケーリングが施され、第1図に示すような測定系に搬
送される。なお、図中矢符方向は鋳片1の搬送方向を示
す。鋳片1の搬送方向上流側には、鋳片1を挟んで設け
られた2個のレーザ変位計12.12からなる厚さ計測
器2が備えられている。厚さ計測器2から所定距離を隔
てた搬送方向下流側には、鋳片1を挾んで設けられた送
信探触子3aと受信探触子3bとから構成される電磁超
音波探触子(EMTA) 3が備えられている。
図であり、図中1は測定対象の鋳片を示す。鋳片lは、
加熱炉(図示せず)から搬出された後、表裏面ともに脱
スケーリングが施され、第1図に示すような測定系に搬
送される。なお、図中矢符方向は鋳片1の搬送方向を示
す。鋳片1の搬送方向上流側には、鋳片1を挟んで設け
られた2個のレーザ変位計12.12からなる厚さ計測
器2が備えられている。厚さ計測器2から所定距離を隔
てた搬送方向下流側には、鋳片1を挾んで設けられた送
信探触子3aと受信探触子3bとから構成される電磁超
音波探触子(EMTA) 3が備えられている。
第1図に示す例では、鋳片1の表面側に送信探触子3a
、裏面側に受信探触子3bが設けられているが、この位
置関係は逆でも良い。
、裏面側に受信探触子3bが設けられているが、この位
置関係は逆でも良い。
送信探触子3a及び受信探触子3bは略同様の構成をな
している。第2図は送信探触子3a (または受信探触
子3b)の基本構造図であり、第3図は第2図の底面図
である。送信探触子3a (受信探触子3b)は、鋳片
1の幅方向にその極性が順に異なる(第2.3図に示す
例ではS、 N、 Sの順)電磁石の3個の磁極31
a (31b)と、磁極31a (31b)に囲繞され
た励磁コイル32a (32b)と、磁極31a(31
b)間の鋳片1例の周囲に設けられた送信コイル33a
(受信コイル33b)とから構成されている。
している。第2図は送信探触子3a (または受信探触
子3b)の基本構造図であり、第3図は第2図の底面図
である。送信探触子3a (受信探触子3b)は、鋳片
1の幅方向にその極性が順に異なる(第2.3図に示す
例ではS、 N、 Sの順)電磁石の3個の磁極31
a (31b)と、磁極31a (31b)に囲繞され
た励磁コイル32a (32b)と、磁極31a(31
b)間の鋳片1例の周囲に設けられた送信コイル33a
(受信コイル33b)とから構成されている。
送信探触子3a、受信探触子3bは、鋳片1の長平方向
に100Bの長さを有し、水冷ケース(図示せず)内に
収納されている。また、送信コイル33aの前面は0.
15tmのステンレスが用いられている。
に100Bの長さを有し、水冷ケース(図示せず)内に
収納されている。また、送信コイル33aの前面は0.
15tmのステンレスが用いられている。
電磁超音波探触子3は、駆動系(図示せず)の作用によ
って、鋳片1への接近及び鋳片1からの離隔が自在とな
っており、超音波の伝播時間の計測時にのみ、鋳片1へ
接近するようになっている。
って、鋳片1への接近及び鋳片1からの離隔が自在とな
っており、超音波の伝播時間の計測時にのみ、鋳片1へ
接近するようになっている。
そして、この際の電磁超音波探触子3と鋳片1とのリフ
トオフは、水冷ケースの前面から約10mm、送信コイ
ル33a(受信コイル33b)からは約120である。
トオフは、水冷ケースの前面から約10mm、送信コイ
ル33a(受信コイル33b)からは約120である。
次に、鋳片1の内部温度の測定動作について説明する。
本実施例では、超音波の伝播時間を計測する所定領域を
10On長さとし、測定対象の鋳片1の長手方向全域に
わたってピンチ500mmにてこのような所定領域を設
定したとする。
10On長さとし、測定対象の鋳片1の長手方向全域に
わたってピンチ500mmにてこのような所定領域を設
定したとする。
まず、厚さ計測器2により、設定された長さ100Uの
所定領域において0.5Maピッチにて鋳片lの厚さを
計測する。そして、得られた複数の厚さデータに応じて
、その所定領域における平均厚さを求めておく。この所
定領域が電磁超音波探触子3の設置位置に搬送された際
に、送信探触子3aを励振させて超音波を鋳片1に伝播
させ、受信探触子3bにより受信して超音波の伝播時間
を計測する。
所定領域において0.5Maピッチにて鋳片lの厚さを
計測する。そして、得られた複数の厚さデータに応じて
、その所定領域における平均厚さを求めておく。この所
定領域が電磁超音波探触子3の設置位置に搬送された際
に、送信探触子3aを励振させて超音波を鋳片1に伝播
させ、受信探触子3bにより受信して超音波の伝播時間
を計測する。
この際の送信波形は、周波数100kHz、 5周期
分のバースト波であり、その伝播時間は、第4図に示す
ような伝播経路を採用して、ゼロクロス法により計測す
る。そして計測されたこの伝播時間と求めておいた平均
厚さとにより、この所定領域における超音波の音速を算
出する。
分のバースト波であり、その伝播時間は、第4図に示す
ような伝播経路を採用して、ゼロクロス法により計測す
る。そして計測されたこの伝播時間と求めておいた平均
厚さとにより、この所定領域における超音波の音速を算
出する。
以上のような動作を、鋳片1の長手方向全域にわたって
500■毎に設定された100mm長さのすべての所定
領域について行い、夫々の所定領域において超音波の音
速を算出する。そして、各所定領域において算出された
音速の平均値を求め、その値を鋳片1の平均音速とする
。最後に、このようにして求められた平均音速を、予め
得られている音速−温度特性に照らし合わせることによ
り、鋳片1の内部温度を測定する。
500■毎に設定された100mm長さのすべての所定
領域について行い、夫々の所定領域において超音波の音
速を算出する。そして、各所定領域において算出された
音速の平均値を求め、その値を鋳片1の平均音速とする
。最後に、このようにして求められた平均音速を、予め
得られている音速−温度特性に照らし合わせることによ
り、鋳片1の内部温度を測定する。
本発明の測定方法では、複数箇所における鋳片の厚さの
計測値から求められる平均厚さを用いて、超音波の音速
ひいては鋳片の内部温度を測定するので、鋳片の厚さを
高精度に計測しなくても、正確に鋳片の内部温度を測定
することができる。このように本発明では鋳片の正確な
内部温度の測定が可能となるので、熱延工程及び厚板製
造工程へのフィードフォワード制御、並びに加熱炉への
フィードバック制御を行うことができる。
計測値から求められる平均厚さを用いて、超音波の音速
ひいては鋳片の内部温度を測定するので、鋳片の厚さを
高精度に計測しなくても、正確に鋳片の内部温度を測定
することができる。このように本発明では鋳片の正確な
内部温度の測定が可能となるので、熱延工程及び厚板製
造工程へのフィードフォワード制御、並びに加熱炉への
フィードバック制御を行うことができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、鋳片における超音波の音速に基づいて前記鋳片の内
部温度を測定する方法において、 前記鋳片の長手方向の所定領域の複数箇所 において前記鋳片の厚さを計測してこの所定領域におけ
る前記鋳片の平均厚さを求め、周波数200kHz以下
の超音波を前記鋳片の所定領域に伝播させてその伝播時
間を計測し、該伝播時間と前記平均厚さとによりこの所
定領域における超音波の音速を算出することを、前記鋳
片の長手方向の複数の所定領域について行い、複数の所
定領域にて得られた音速結果に基づき前記鋳片の内部温
度を測定することを特徴とする鋳片の内部温度測定方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4335490A JPH03245026A (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | 鋳片の内部温度測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4335490A JPH03245026A (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | 鋳片の内部温度測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03245026A true JPH03245026A (ja) | 1991-10-31 |
Family
ID=12661519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4335490A Pending JPH03245026A (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | 鋳片の内部温度測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03245026A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001074567A (ja) * | 1999-09-06 | 2001-03-23 | Masahiro Nishikawa | 電磁超音波を用いた非接触型流体温度測定方法 |
JP2010025724A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Kobe Steel Ltd | 温度測定装置,温度測定方法 |
-
1990
- 1990-02-23 JP JP4335490A patent/JPH03245026A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001074567A (ja) * | 1999-09-06 | 2001-03-23 | Masahiro Nishikawa | 電磁超音波を用いた非接触型流体温度測定方法 |
JP4558114B2 (ja) * | 1999-09-06 | 2010-10-06 | 雅弘 西川 | 電磁超音波を用いた非接触型流体温度測定方法 |
JP2010025724A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Kobe Steel Ltd | 温度測定装置,温度測定方法 |
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