JPH0324351B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0324351B2 JPH0324351B2 JP57202425A JP20242582A JPH0324351B2 JP H0324351 B2 JPH0324351 B2 JP H0324351B2 JP 57202425 A JP57202425 A JP 57202425A JP 20242582 A JP20242582 A JP 20242582A JP H0324351 B2 JPH0324351 B2 JP H0324351B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- release
- paper feed
- gear
- shaft
- release lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J29/00—Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
- B41J29/54—Locking devices applied to printing mechanisms
Landscapes
- Handling Of Cut Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は用紙送りリリースレバーを操作するこ
とにより紙送りローラをプラテンに接離させるプ
リンタの用紙送りリリース機構に関する。
とにより紙送りローラをプラテンに接離させるプ
リンタの用紙送りリリース機構に関する。
この種の用紙送りリリース機構はプラテンに沿
つて配置された印字用紙を該プラテン側に押え付
けるための紙送りローラをそのプラテンに対して
接離移動させるためのもので、従来は用紙送りリ
リースレバーをフレーム体に回動可能に設け、こ
の用紙送りリリースレバーの先端部に該レバーの
回動中心と同心のピツチ円を有する歯車を設け、
この歯車に噛合する歯車をリリース軸に嵌着し、
前記用紙送りリリースレバーを作動位置とリリー
ス位置のいずれかに回動操作することにより前記
両歯車を介して前記リリース軸を回動させ、以つ
て紙送りローラをプラテンに接離させる構成とし
ていた。そして、プラテンに印字用紙を挿入した
り或いは印字用紙の位置を直す場合には用紙送り
リリースレバーをリリース位置にセツトして紙送
りローラをプラテンから離間させ、一方印字用紙
のセツト後は用紙送りリリースレバーを作動位置
にセツトして紙送りローラをプラテンに圧接させ
るようにしている。
つて配置された印字用紙を該プラテン側に押え付
けるための紙送りローラをそのプラテンに対して
接離移動させるためのもので、従来は用紙送りリ
リースレバーをフレーム体に回動可能に設け、こ
の用紙送りリリースレバーの先端部に該レバーの
回動中心と同心のピツチ円を有する歯車を設け、
この歯車に噛合する歯車をリリース軸に嵌着し、
前記用紙送りリリースレバーを作動位置とリリー
ス位置のいずれかに回動操作することにより前記
両歯車を介して前記リリース軸を回動させ、以つ
て紙送りローラをプラテンに接離させる構成とし
ていた。そして、プラテンに印字用紙を挿入した
り或いは印字用紙の位置を直す場合には用紙送り
リリースレバーをリリース位置にセツトして紙送
りローラをプラテンから離間させ、一方印字用紙
のセツト後は用紙送りリリースレバーを作動位置
にセツトして紙送りローラをプラテンに圧接させ
るようにしている。
しかしながら上記構成では、用紙送りリリース
レバーのリリース位置及び作動位置での保持力が
極めて弱く、従つて用紙送りリリース機構の動作
が不安定であるという問題があつた。
レバーのリリース位置及び作動位置での保持力が
極めて弱く、従つて用紙送りリリース機構の動作
が不安定であるという問題があつた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的は用紙送りリリースレバーのリリース位置
及び作動位置での保持力が大きく安定した動作が
得られるプリンタの用紙送りリリース機構を提供
するにある。
の目的は用紙送りリリースレバーのリリース位置
及び作動位置での保持力が大きく安定した動作が
得られるプリンタの用紙送りリリース機構を提供
するにある。
以下本発明の一実施例について図面を参照しな
がら説明する。まず第１図において、１はプリン
タのフレーム体、２はこのフレーム体１に設けら
れ印字用紙を巻回保持するための円筒状の横長な
プラテン、３はプラテン２の第１図における右側
周面に対向するプリンタヘツド、４は印字用紙を
常時プラテン２に押えつける押えローラである。
５はフレーム体１に設けられた軸支持部、６は軸
支持部５に形成された軸支凹部で、これの開口端
は第１図における左側斜め下方に指向している。
７はプラテン２の後方に沿つて配設された紙送り
ローラで、これの両端から突出する軸８が前記軸
支凹部６に嵌め込まれており、更に上記軸８は自
重により軸支凹部６内を第１図に矢印Ａで示す方
向に移動可能となつている。９は一端部をフレー
ム体１の取付部１ａに固定した板ばねで、これの
他端部は紙送りローラ７の軸８に当接して該紙送
りローラ７を反矢印Ａ方向即ちプラテン２方向に
付勢している。
がら説明する。まず第１図において、１はプリン
タのフレーム体、２はこのフレーム体１に設けら
れ印字用紙を巻回保持するための円筒状の横長な
プラテン、３はプラテン２の第１図における右側
周面に対向するプリンタヘツド、４は印字用紙を
常時プラテン２に押えつける押えローラである。
５はフレーム体１に設けられた軸支持部、６は軸
支持部５に形成された軸支凹部で、これの開口端
は第１図における左側斜め下方に指向している。
７はプラテン２の後方に沿つて配設された紙送り
ローラで、これの両端から突出する軸８が前記軸
支凹部６に嵌め込まれており、更に上記軸８は自
重により軸支凹部６内を第１図に矢印Ａで示す方
向に移動可能となつている。９は一端部をフレー
ム体１の取付部１ａに固定した板ばねで、これの
他端部は紙送りローラ７の軸８に当接して該紙送
りローラ７を反矢印Ａ方向即ちプラテン２方向に
付勢している。
さて、１０は紙送りローラ７をプラテン２に接
離させるための用紙送りリリース機構で、以下こ
れについて詳述する。１１は軸１２を介してフレ
ーム体１に回動可能に設けられた用紙送りリリー
スレバーで、これの上部に操作部１３が形成さ
れ、下部に扇形の第１の歯車１４が一体に形成さ
れている。１５は用紙送りリリースレバー１１に
突設されたストツパ、１６はストツパ１５と対応
するようにフレーム体１に切欠形成された回動規
制凹部で、これにより用紙送りリリースレバー１
１の回動範囲が規制されている。１７は板ばね９
の略中間部に対応させて第２図に示すようにフレ
ーム体１に回動自在に支持されたリリース軸、１
８はこのリリース軸１７の一端部に嵌着固定され
た略扇形の第２の歯車で、これは前記第１の歯車
１４に噛合している。而して、上述の第１の歯車
１４はそのピツチ円１４ａの中心Ｂが回動中心
（軸１２の中心）Ｃよりも所定距離Ｄ下方に位置
するように設定されている。これに対して、第２
の歯車１８はそのピツチ円１８ａの中心と回動中
心とが一致するように設定されている。そして、
これら両歯車１４，１８は、用紙送りリリースレ
バー１１が第１図及び第４図に夫々示す作動位置
Ｓ及びリリース位置Ｒに位置するときには、第１
の歯車車１４の歯と第２の歯車１８の歯とが適正
に噛み合い、一方第３図に示すように前記リリー
スレバー１１が作動位置Ｓとリリース位置Ｒとの
中間に位置するときには、両歯車１４，１８が僅
かに干渉するように第１の歯車１４のピツチ円１
４ａと第２の歯車１８のピツチ円１８ａとを正方
向にオフセツトするように位置設定されている。
即ち、第１の歯車１４は、用紙送りリリースレバ
ー１１が作動位置Ｓとリリース位置Ｒとの間の所
定位置に位置する場合の噛合点までの径が作動位
置Ｓとリリース位置Ｒに位置する場合の噛合点ま
での径よりも長く構成されている。また、リリー
ス軸１７は両歯車１４，１８が干渉を生じたとき
に自身の弾性により僅かに湾曲して第２の歯車１
８が第１の歯車１８に対して退避し得るようにし
ている。１９はリリース軸１７の前記板ばね９に
対応する部位に切欠形成した平坦面部で、これは
第１図に示すように用紙送りリリースレバー１１
が作動位置Ｓに操作された時に板ばね９と若干の
隙間を存して略平行状態を呈し、一方用紙送りリ
リースレバー１１がリリース位置Ｒに操作されて
リリース軸１７がリリース状態に回動された第４
図に示す状態では該リリース軸１７の周面により
板ばね９が第１図に矢印Ａで示す方向に押圧移動
されるようにしている。尚、２０は印字用紙をプ
ラテン２と紙送りローラ７との間に案内するペー
パーガイド、２１は印字用紙をプラテン２に沿つ
て該プラテン２と押えローラ４との間に案内する
ペーパーガイドである。
離させるための用紙送りリリース機構で、以下こ
れについて詳述する。１１は軸１２を介してフレ
ーム体１に回動可能に設けられた用紙送りリリー
スレバーで、これの上部に操作部１３が形成さ
れ、下部に扇形の第１の歯車１４が一体に形成さ
れている。１５は用紙送りリリースレバー１１に
突設されたストツパ、１６はストツパ１５と対応
するようにフレーム体１に切欠形成された回動規
制凹部で、これにより用紙送りリリースレバー１
１の回動範囲が規制されている。１７は板ばね９
の略中間部に対応させて第２図に示すようにフレ
ーム体１に回動自在に支持されたリリース軸、１
８はこのリリース軸１７の一端部に嵌着固定され
た略扇形の第２の歯車で、これは前記第１の歯車
１４に噛合している。而して、上述の第１の歯車
１４はそのピツチ円１４ａの中心Ｂが回動中心
（軸１２の中心）Ｃよりも所定距離Ｄ下方に位置
するように設定されている。これに対して、第２
の歯車１８はそのピツチ円１８ａの中心と回動中
心とが一致するように設定されている。そして、
これら両歯車１４，１８は、用紙送りリリースレ
バー１１が第１図及び第４図に夫々示す作動位置
Ｓ及びリリース位置Ｒに位置するときには、第１
の歯車車１４の歯と第２の歯車１８の歯とが適正
に噛み合い、一方第３図に示すように前記リリー
スレバー１１が作動位置Ｓとリリース位置Ｒとの
中間に位置するときには、両歯車１４，１８が僅
かに干渉するように第１の歯車１４のピツチ円１
４ａと第２の歯車１８のピツチ円１８ａとを正方
向にオフセツトするように位置設定されている。
即ち、第１の歯車１４は、用紙送りリリースレバ
ー１１が作動位置Ｓとリリース位置Ｒとの間の所
定位置に位置する場合の噛合点までの径が作動位
置Ｓとリリース位置Ｒに位置する場合の噛合点ま
での径よりも長く構成されている。また、リリー
ス軸１７は両歯車１４，１８が干渉を生じたとき
に自身の弾性により僅かに湾曲して第２の歯車１
８が第１の歯車１８に対して退避し得るようにし
ている。１９はリリース軸１７の前記板ばね９に
対応する部位に切欠形成した平坦面部で、これは
第１図に示すように用紙送りリリースレバー１１
が作動位置Ｓに操作された時に板ばね９と若干の
隙間を存して略平行状態を呈し、一方用紙送りリ
リースレバー１１がリリース位置Ｒに操作されて
リリース軸１７がリリース状態に回動された第４
図に示す状態では該リリース軸１７の周面により
板ばね９が第１図に矢印Ａで示す方向に押圧移動
されるようにしている。尚、２０は印字用紙をプ
ラテン２と紙送りローラ７との間に案内するペー
パーガイド、２１は印字用紙をプラテン２に沿つ
て該プラテン２と押えローラ４との間に案内する
ペーパーガイドである。
次に上記構成の作用を説明する。今、用紙送り
リリースレバー１１が第１図に示すように作動位
置Ｓにあるとする。このとき、プラテン２に印字
用紙を挿入したり或いは印字用紙の位置を直す場
合には、用紙送りリリースレバー１１の操作部１
３を第１図中矢印Ｆ方向に回動操作する。この回
動操作の当初において、用紙送りリリースレバー
１１に対する抵抗力は後述する板ばね９の弾性力
のみで、比較的操作力が軽く、用紙送りリリース
レバー１１の回動に伴つて第１の歯車１４が回動
し、更に第２の歯車１８を介してリリース軸１７
が回動する。このリリース軸１７の回動に伴つて
平坦部１９の側縁部が板ばね９に当接して該板ば
ね９が第１図に矢印Ａで示す方向に押圧移動され
る。この板ばね９の矢印Ａ方向への移動に伴つて
軸８ひいては紙送りローラ７が軸支凹部６に沿つ
て左側斜め下方即ち矢印Ａ方向にすべり落ち、該
紙送りローラ７がプラテン２から離間方向に移動
する。而して、用紙送りリリースレバー１１が作
動位置Ｓとリリース位置Ｒの中間部に至ると、第
１及び第２の歯車１４，１８が正方向に干渉する
ようになるため、操作部１３の回動操作力が次第
に重くなり、これと同時に第２の歯車１８が第１
の歯車１４により下方に押圧され、これによりリ
リース軸１７が次第に下方に撓み、該第２の歯車
１８が第１の歯車１４に対して退避するようにな
る。そして、用紙送りリリースレバー１１が第３
図に示すように作動位置Ｓとリリース位置Ｒの真
中に位置するときにリリース軸１７の撓み変位量
Ｅが最大となるため、該リリース軸１７の自身の
弾性複元力により両歯車１４，１８を介して用紙
送りリリースレバー１１に作用する弾性力が最大
となり、従つて操作部１３の回動操作力が最大と
なる。その後、更に操作部１３をリリース位置Ｒ
側に回動操作すると、第１及び第２の歯車１４，
１８の干渉量が次第に激少し、これによりリリー
ス軸１７の撓み変位が次第に減少して用紙送りリ
リースレバー１１に作用する弾性力が次第に小さ
くなり、従つて操作部１３の回動操作力が次第に
軽くなる。そして、第４図に示すように操作部１
３をリリース位置Ｒ即ちストツパ１５が回動規制
凹部１６の右側端部に当接する位置まで回動する
と、第１及び第２の歯車１４，１８は干渉しなく
なり、従つてリリース軸１７は撓みのない状態に
復帰して用紙送りリリースレバー１１には該リリ
ース軸１７の撓みによる弾性力が作用しなくな
る。斯かる用紙送りリリースレバー１１がリリー
ス位置Ｒにある状態では、操作部１３に第４図矢
印Ｇ方向即ち作動位置Ｓ方向へ不測の外力が加わ
つた場合に、操作部１３はリリース位置Ｒと作動
位置Ｓとの中間部に回動されるに従つてリリース
軸１７により大きな抵抗力を受けるようになるた
め、該操作部１３が不測の外力によりリリース位
置Ｒに回動されることは極力防止される。従つ
て、上述の如く操作部１３ひいては用紙送りリリ
ースレバー１１がリリース位置Ｒにある状態で
は、第４図に示すように板ばね９がリリース軸１
７の円弧状周側部に当接して矢印Ａ方向に変位さ
れ、これに伴つて紙送りローラ７がプラテン２か
ら離間した状態で極めて安定に保持される。この
状態で印字用紙をペーパーガイド２０とプラテン
２との間に挿入すると、その印字用紙の先端がプ
ラテン２と紙送りローラ７との間を介してペーパ
ーガイド２１に沿つて案内されつつプラテン２と
押えローラ４との接触部に当接するようになり、
以つて用紙が正しくセツトされる。これと同様
に、前述した用紙送りリリースレバー１１が作動
位置Ｓにある状態で、操作部１３に第１図中矢印
Ｆ方向即ちリリース位置Ｒ方向への不測の外力が
作用した場合にも、操作部１３は作動位置Ｓとリ
リース位置Ｒとの中間部に回動されるに従つてリ
リース軸１７により大きな抵抗力を受けるように
なり、更にその回動当初はリリース軸１７の平坦
面部１９が板ばね９に当接して該リリース軸１７
の回動を阻止する方向に板ばね９のばね力が作用
するため、操作部１３が不測の外力によりリリー
ス位置Ｒに回動されることは極力防止され、印字
中に印字用紙がずれを生ずることもない。
リリースレバー１１が第１図に示すように作動位
置Ｓにあるとする。このとき、プラテン２に印字
用紙を挿入したり或いは印字用紙の位置を直す場
合には、用紙送りリリースレバー１１の操作部１
３を第１図中矢印Ｆ方向に回動操作する。この回
動操作の当初において、用紙送りリリースレバー
１１に対する抵抗力は後述する板ばね９の弾性力
のみで、比較的操作力が軽く、用紙送りリリース
レバー１１の回動に伴つて第１の歯車１４が回動
し、更に第２の歯車１８を介してリリース軸１７
が回動する。このリリース軸１７の回動に伴つて
平坦部１９の側縁部が板ばね９に当接して該板ば
ね９が第１図に矢印Ａで示す方向に押圧移動され
る。この板ばね９の矢印Ａ方向への移動に伴つて
軸８ひいては紙送りローラ７が軸支凹部６に沿つ
て左側斜め下方即ち矢印Ａ方向にすべり落ち、該
紙送りローラ７がプラテン２から離間方向に移動
する。而して、用紙送りリリースレバー１１が作
動位置Ｓとリリース位置Ｒの中間部に至ると、第
１及び第２の歯車１４，１８が正方向に干渉する
ようになるため、操作部１３の回動操作力が次第
に重くなり、これと同時に第２の歯車１８が第１
の歯車１４により下方に押圧され、これによりリ
リース軸１７が次第に下方に撓み、該第２の歯車
１８が第１の歯車１４に対して退避するようにな
る。そして、用紙送りリリースレバー１１が第３
図に示すように作動位置Ｓとリリース位置Ｒの真
中に位置するときにリリース軸１７の撓み変位量
Ｅが最大となるため、該リリース軸１７の自身の
弾性複元力により両歯車１４，１８を介して用紙
送りリリースレバー１１に作用する弾性力が最大
となり、従つて操作部１３の回動操作力が最大と
なる。その後、更に操作部１３をリリース位置Ｒ
側に回動操作すると、第１及び第２の歯車１４，
１８の干渉量が次第に激少し、これによりリリー
ス軸１７の撓み変位が次第に減少して用紙送りリ
リースレバー１１に作用する弾性力が次第に小さ
くなり、従つて操作部１３の回動操作力が次第に
軽くなる。そして、第４図に示すように操作部１
３をリリース位置Ｒ即ちストツパ１５が回動規制
凹部１６の右側端部に当接する位置まで回動する
と、第１及び第２の歯車１４，１８は干渉しなく
なり、従つてリリース軸１７は撓みのない状態に
復帰して用紙送りリリースレバー１１には該リリ
ース軸１７の撓みによる弾性力が作用しなくな
る。斯かる用紙送りリリースレバー１１がリリー
ス位置Ｒにある状態では、操作部１３に第４図矢
印Ｇ方向即ち作動位置Ｓ方向へ不測の外力が加わ
つた場合に、操作部１３はリリース位置Ｒと作動
位置Ｓとの中間部に回動されるに従つてリリース
軸１７により大きな抵抗力を受けるようになるた
め、該操作部１３が不測の外力によりリリース位
置Ｒに回動されることは極力防止される。従つ
て、上述の如く操作部１３ひいては用紙送りリリ
ースレバー１１がリリース位置Ｒにある状態で
は、第４図に示すように板ばね９がリリース軸１
７の円弧状周側部に当接して矢印Ａ方向に変位さ
れ、これに伴つて紙送りローラ７がプラテン２か
ら離間した状態で極めて安定に保持される。この
状態で印字用紙をペーパーガイド２０とプラテン
２との間に挿入すると、その印字用紙の先端がプ
ラテン２と紙送りローラ７との間を介してペーパ
ーガイド２１に沿つて案内されつつプラテン２と
押えローラ４との接触部に当接するようになり、
以つて用紙が正しくセツトされる。これと同様
に、前述した用紙送りリリースレバー１１が作動
位置Ｓにある状態で、操作部１３に第１図中矢印
Ｆ方向即ちリリース位置Ｒ方向への不測の外力が
作用した場合にも、操作部１３は作動位置Ｓとリ
リース位置Ｒとの中間部に回動されるに従つてリ
リース軸１７により大きな抵抗力を受けるように
なり、更にその回動当初はリリース軸１７の平坦
面部１９が板ばね９に当接して該リリース軸１７
の回動を阻止する方向に板ばね９のばね力が作用
するため、操作部１３が不測の外力によりリリー
ス位置Ｒに回動されることは極力防止され、印字
中に印字用紙がずれを生ずることもない。
尚、本実施例ではリリース軸１７自身の弾性で
両歯車１４，１８の干渉時に第２の歯車１８を第
１の歯車１４に対して退避可能になるようにした
が、これに限らず、歯車自体を弾性体で形成する
ことにより両歯車の少なくとも一方が他方に対し
て対避可能となるようにしても良い等、本発明は
種々変形して実施可能である。
両歯車１４，１８の干渉時に第２の歯車１８を第
１の歯車１４に対して退避可能になるようにした
が、これに限らず、歯車自体を弾性体で形成する
ことにより両歯車の少なくとも一方が他方に対し
て対避可能となるようにしても良い等、本発明は
種々変形して実施可能である。
本発明は以上の説明から明らかのように、リリ
ースレバーとリリース軸とを歯車列を介して連結
すると共に、少なくとも一つの歯車は、前記リリ
ースレバーが作動位置とリリース位置との間の所
定位置に位置する場合の歯車の噛合点までの径が
前記作動位置とリリース位置に位置する場合の噛
合点までの径よりも長く構成され、少なくとも一
つの歯車がその歯車と噛み合う他の歯車から離れ
る方向に弾性的に変位可能に支持されているの
で、用紙送りリリースレバーがリリース位置から
作動位置或いは作動位置からリリース位置へ回動
されるとき両位置の中間で用紙送りリリースレバ
ーに作用する抵抗力が大きくなり、従つて用紙送
りリリースレバーのリリース位置及び作動位置で
の保持力が大きくなつて、用紙送りリリースレバ
ーが不測の外力によりリリース位置から作動位置
或いは作動位置からリリース位置へ回動されるの
を極力防止でき、しかもこのような保持状態をば
ね等の部品を別途設けることなく得られるため、
製造コストの低減化を図ることができるという優
れた効果を奏するプリンタの用紙送りリリース機
構を提供できる。
ースレバーとリリース軸とを歯車列を介して連結
すると共に、少なくとも一つの歯車は、前記リリ
ースレバーが作動位置とリリース位置との間の所
定位置に位置する場合の歯車の噛合点までの径が
前記作動位置とリリース位置に位置する場合の噛
合点までの径よりも長く構成され、少なくとも一
つの歯車がその歯車と噛み合う他の歯車から離れ
る方向に弾性的に変位可能に支持されているの
で、用紙送りリリースレバーがリリース位置から
作動位置或いは作動位置からリリース位置へ回動
されるとき両位置の中間で用紙送りリリースレバ
ーに作用する抵抗力が大きくなり、従つて用紙送
りリリースレバーのリリース位置及び作動位置で
の保持力が大きくなつて、用紙送りリリースレバ
ーが不測の外力によりリリース位置から作動位置
或いは作動位置からリリース位置へ回動されるの
を極力防止でき、しかもこのような保持状態をば
ね等の部品を別途設けることなく得られるため、
製造コストの低減化を図ることができるという優
れた効果を奏するプリンタの用紙送りリリース機
構を提供できる。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図
は正面図、第２図は縦断側面図、第３図及び第４
図は作用を説明するために夫々異なる状態で示す
正面図である。 図中、２はプラテン、７は紙送りローラ、９は
板ばね、１０はプリンタの用紙送りリリース機
構、１１は用紙送りリリースレバー、１４は第１
の歯車、１７はリリース軸、１８は第２の歯車、
１９は平坦面部、Ｂは第１の歯車のピツチ円の中
心、Ｃは第１の歯車の回動中心である。
は正面図、第２図は縦断側面図、第３図及び第４
図は作用を説明するために夫々異なる状態で示す
正面図である。 図中、２はプラテン、７は紙送りローラ、９は
板ばね、１０はプリンタの用紙送りリリース機
構、１１は用紙送りリリースレバー、１４は第１
の歯車、１７はリリース軸、１８は第２の歯車、
１９は平坦面部、Ｂは第１の歯車のピツチ円の中
心、Ｃは第１の歯車の回動中心である。
Claims (1)
- １ 用紙送りリリースレバーを作動位置とリリー
ス位置のいずれかに保持することによりリリース
軸を介して紙送りローラをプラテンに接離させる
プリンタの用紙送りリリース機構において、前記
リリースレバーとリリース軸とを歯車列を介して
連結すると共に、少なくとも一つの歯車は、前記
リリースレバーが前記作動位置とリリース位置と
の間の所定位置に位置する場合の歯車の噛合点ま
での径が前記作動位置とリリース位置に位置する
場合の噛合点までの径よりも長く構成され、少な
くとも一つの歯車がその歯車と噛み合う他の歯車
から離れる方向に弾性的に変位可能に支持されて
いることを特徴とするプリンタの用紙送りリリー
ス機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20242582A JPS5993372A (ja) | 1982-11-18 | 1982-11-18 | プリンタの用紙送りリリ−ス機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20242582A JPS5993372A (ja) | 1982-11-18 | 1982-11-18 | プリンタの用紙送りリリ−ス機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5993372A JPS5993372A (ja) | 1984-05-29 |
| JPH0324351B2 true JPH0324351B2 (ja) | 1991-04-03 |
Family
ID=16457290
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20242582A Granted JPS5993372A (ja) | 1982-11-18 | 1982-11-18 | プリンタの用紙送りリリ−ス機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5993372A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60180869A (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-14 | Tokyo Electric Co Ltd | プリンタ |
| US4830527A (en) * | 1986-10-24 | 1989-05-16 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Printer with improved pinch roller actuating mechanism |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5440716A (en) * | 1977-09-05 | 1979-03-30 | Suwa Seikosha Kk | Paper release mechanism for printer |
| JPS5738176A (en) * | 1980-08-11 | 1982-03-02 | Serabisu Sa | Feed roller for typewriter |
-
1982
- 1982-11-18 JP JP20242582A patent/JPS5993372A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5440716A (en) * | 1977-09-05 | 1979-03-30 | Suwa Seikosha Kk | Paper release mechanism for printer |
| JPS5738176A (en) * | 1980-08-11 | 1982-03-02 | Serabisu Sa | Feed roller for typewriter |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5993372A (ja) | 1984-05-29 |
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