JPH03243477A - 自動車の車体前部構造 - Google Patents

自動車の車体前部構造

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JPH03243477A
JPH03243477A JP2039217A JP3921790A JPH03243477A JP H03243477 A JPH03243477 A JP H03243477A JP 2039217 A JP2039217 A JP 2039217A JP 3921790 A JP3921790 A JP 3921790A JP H03243477 A JPH03243477 A JP H03243477A
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政二 高杉
Takuji Ishido
石戸 卓司
Shigeru Yagi
茂 八木
Youji Ueba
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エンジンルームと車室とを仕切るダッシュパ
ネル付近をユニット化する自動車の車体前部構造および
車体組立方法に関するものである。
(従来の技術) 近年、「1動車の製造において組立ラインでの組立作業
の容易化、作業ステーション数の減少を図るために、自
動車の各部をユニット化することか試みられている。
例えばヨーロッパ特許公開第81656号明細書に記載
されるように、インストルメントパネル、空調装置、ス
テアリング装置、ダッシュパネルの一部、ブレーキペダ
ル、ブレーキ倍力装置等を一体的にユニット化し、その
ユニットを車体側部のドア開口部を通して車室内に挿入
し、車室内側からダッシュパネルに対して組付けること
が提案されている。
さらに、特開昭59−206267号公報に記載される
ように、カウルパネル、ダッシュパネルをも含めて一体
的にユニット化し、そのユニットを車体本体前部のフロ
ントウィンド開口部を通じて上側から車体本体に組付け
るものも提案されている。
(発明が解決しようとする課題) ところか、前者の場合には、カウルパネルが車体本体側
に残されているので、カウルパネルに取付けられるワイ
パー装置等をユニット化することかできす、組付は作業
性か十分に改善されない。
また、ステアリング装置のステアリングシャフトとブレ
ーキ倍力装置とはダッシュパネルの開口部を通してエン
ジンルーム側に位置させるようにしているが、ステアリ
ング装置のステアリングシャフトの位置は本来的に定ま
ってくるため、ステアリングシャフトの上側に位置する
ブレーキ倍力装置の位置もステアリングシャフトに干渉
しない位置に必然的に決められる。そして、このように
決定されたブレーキ倍力装置の位置が、カウルパネルに
対し、車体前後方向において重なる場合、それらをダッ
シュパネルの開口部を通して挿入する際、カウルパネル
にブレーキ倍力装置が干渉しないように、ユニット本体
を上下動させることが必要となり、組付は作業が複雑化
する場合が生じるおそれがある。また、このようなケー
スを避けるためには、車体設計上、カウル位置とブレー
キ倍力装置位置との関係に制限が生じてしまうおそれが
ある。
一方、後者の場合には、ユニットを車体本体上側からフ
ロントウィンド開口部を通じて挿入して組付けるように
なっているので、インストルメントパネルの側部が、フ
ロントウィンド開口部の左右側縁を構成するフロントピ
ラーによる制約を受けて、通常の場合に比して、カット
された形状となり、その側部と車体本体との接続部の構
造が複雑なものとなる。また、上記ユニット側に、車体
横方向の剛性を確保するためのカウル部材が含まれてお
り、ユニットが車体に取付けられても、従来のように、
カウル部材が車体に対し、溶接にて結合されていないた
め、正面衝突時に、従来のユニット化されていない構造
に比して衝突力を支える力か弱く、ユニット全体が後方
の車室内に移動するというおそれもある。
そこで、本発明者らは、先に、インストルメントパネル
の側部形状や耐衝突性能を損なうことなく、組立作業性
を向上させ得るものを提案している(特願平1−333
138号)。この提案のものは、μ本釣には、車体本体
の左右のフロントピラー間を連結する車幅方向に延びる
閉断面構造の車体側部材(従来のカウルボックス構造の
一部)を屯体本体側に残し、この車体側部材の前側に、
カウル部材に少なくともブレーキ倍力装置及びワイパー
ユニットのいずれか一方を組付けてなるカウルユニット
を上側から挿入して配置するとともに、インストルメン
トパネル、ステアリング装置及び空調装置を有するイン
パネユニットを、車体本体のドア開口から車室内に挿入
し、上記閉断面構造の車体側部材の後側に配置するよう
にするものである。
一方、自動車用の空調装置は、通常、デフロスタダクト
等各種のダクトを有し、これらのダクトを通してエアを
吹出す構成になっているが、ダクト数が非當に多く、そ
の配管作業が煩雑であるなどの問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その1
」的とするところは、特に、上述の車体側部材の前側に
カウルユニットを配置するものの場合、車体側部材か閉
断面構造のものでかつ空調装置の上方に位置することに
着1]シ、この車体側部材の閉断面空間を空調装置のダ
ンクとして利用して、専用ダクトの廃止化を図り得る自
動車の車体前部構造及び車体組立方法を提供せんとする
ものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、請求項(1)記載の発明は、
車両の車体前部構造として、車体本体の左右のフロント
ピラー間に車幅方向に延びる閉断面構造の車体側部材が
配設されており、該車体側部材の前側に、車幅方向に延
びるカウル部材に少なくともブレーキ倍力装置及びワイ
パーユニットのいずれか一方を組付けてなるカウルユニ
ットが配置されることを前提とする。そして、上記車体
側部キイに対して、空調装置を該車体側部材の閉断面空
間と連通せしめて接続するとともに、該空調装置の接続
箇所と別の部位にエア吹出口を形成する構成にするもの
である。
請求項(2)記載の発明は、上記車体側部材の閉断面空
間をメインダクトとデフロスタダクトの二つのダクトと
して利用するために、車体側部材内にその閉断面空間を
二つの分割する仕切部材を設ける。また、車体側部材に
対して、空調装置を該車体側部材の各分割閉断面空間と
連通せしめて接続するとともに、該空、凋装置の接続箇
所と別の部位にメインダクトのエア吹出口及びデフロス
タダクトのエア吹出口をそれぞれ形成する構成にするも
のである。
請求項(3)記載の発明は、自動車の車体組立方法とし
て、カウル部材に少なくともブレーキ倍力装置及びワイ
パーユニットのいずれか一方を組付けてカウルユニット
を作る行程と、該カウルユニットを、車体本体の左右の
フロントピラー間に車幅方向に延びる閉断面構造の車体
側部材の前側に上側から挿入して配置する行程と、上記
車体側部材に対しその閉断面空間と連通せしめて空調装
置を接続する行程とを有する構成とするものである。
(作用) 上記の構成により、請求項(1)記載の発明では、空調
装置から吹出される空調エア(つまり冷気又は暖気)は
、−旦フロントピラー間で車幅方向に延びる閉断面構造
の車体側部材内に送られ、その閉断面空間を通った後車
体側部材のエア吹出口から市室内に向けて吹出されるこ
とになり、上記重体側部材か空調エア送給用ダクトとし
ての機能を発揮する。
また、請求項(2)記載の発明では、空調装置から吹出
される空調エアは、−旦車体側部材内の二つの分割閉断
面空間に各々送られ、これらの空間を通った後車体側部
材のメインダクトのエア吹出口又はデフロスタダクトの
エア吹出口から吹出されることになり、上記車体側部材
内の各分割閉断面空間が空1週エア送給用のメインダク
ト又はデフロスタダクトとしての機能を発揮する。
さらに、請求項(3)記載の発明では、予めカウル部材
にブレーキ倍力装置等を組付けてカウルユニットを作っ
た後、該カウルユニットを車体側部材の前側に上側から
挿入して配置するとともに、上記車体側部材に対しその
閉断面空間と連通せしめて空調装置を接続することによ
り、車体の組立及び空調装置の据付けが効率良く行われ
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第7図は本発明の第1実施例に係わる自動
車の車体前部構造を示す。
第3図において、1は車体本体であって、エンジンルー
ム2と車室3とを仕切るダッシュパネル4の上部に、車
幅方向に延びる車体側カウル部材5が配設されている。
該車体側カウル部材5の両端部は車体本体1の左右のフ
ロントピラー6.6に固るされ、それらを連結している
。尚、ダッシュパネル4はその一部が切除されて開口部
4aとなっている。7,7は左右のフロントフェンダで
ある。
上記車体側カウル部材5の前側にはカウルユニットU1
が上側から挿入して配置されるとともに、後側にはイン
パネユニットU2が車体本体1のドア開口部1aから車
室3内に挿入して配置され、これらのユニットU、、t
J2は、いずれも車体本体]に対してボルト止め及び/
又は接層剤により固定されるようになっている。
上記重体側カウル部祠5は、第1図及び第2図に示すよ
うに、アッパパネル8とロアパネルつとか接合された閉
断面構造となっている。上記ロアパネル9は、ダッシュ
パネル4の上縁と連設され略水平に延びる水平部9aと
、該水平部9aの後縁から上方に立上がって延びる縦壁
部9bと、該縦壁部9bの上縁から後方に延びるフラン
ジ部9Cとからなる。一方、上記アッパパネル8は、上
記ロアパネル9の水平部9aに接合されるフランジ部8
aと、該フランンブ8aの後縁から路上力に延びる縦壁
部8bと、該縦壁部8bの上縁から後方上向きに斜めに
延びフロントウィンドガラス10の下縁部を支持するガ
ラス支持部8cと、該支持部8Cの後縁から後方に延び
かつ後縁が上記ロアパネル9のフランジ部9Cと接合さ
れる上壁部8dとからなる。尚、ロアパネル9は、ダッ
ショバネル4の開口部4aに対応する部位では水平部9
aの前側部分が削除されている(第2図参照)。
上記カウルユニットU+は、車幅方向に延びるユニット
側カウル部材11と、該カウル部材11の車体右側部分
に装設されたワイパーユニット12と、ブレーキペダル
13、ブレーキペダルブラケット]4及びブレーキ倍力
装置15か取付けられたダッシュ部材16とを有する。
上記カウル部材11は、第1図及び第2図に示すように
、ダッシュパネル4と略同じ位置て上下方向に延びる前
壁部11aと、該前壁部11aの下縁から後方に延び上
記ロアパネル9の水平部9aの上側にに重合される底壁
部11bと、該底壁部11bの後縁から路上力に延び上
記アッパパネル8の縦壁部8bの前側に重合される後壁
部11Cと、該後壁部11cの上縁から後方に延び上記
アッパパネル8のガラス支持部8Cの上側に重合される
フランジ部11dとを有する。しかして、取付状態にお
いて、ユニット側カウル部材11か車体側カウル部材5
の前側に位置し、該両カウル部材11,5によって従来
の構造のカウルボックスを構成することになる。
また、上記ダッシュ部材16は、上記ユニット側カウル
部材11の底壁部11bの下面でダッシュパネル4の開
口部4aに対応した位置に固着され、カウルユニットU
+が車体本体1に取付けられた状態において、ダッシュ
パネル4の開口部4aを閉塞してダッシュパネル4の一
部をI^i成し、開口部4aの周縁部に対してはウレタ
ン種石剤17を介して接着されるようになっている。
また、ダッシュ部材16は、第2図に示すように、前側
に突出する凸部16aを有し、該凸部16aにおいて、
ブレーキ倍力装置15に立設されたねし部材18.18
に、スペーサ部材19,19を介して、ブレーキペダル
13を支持するプレキベダルブラケット14の縦壁部1
4aがナツト20により連結固定されている。また、上
記ブレーキペダルブラケット14の上壁部14bも、カ
ウル部材11の底壁部11bから下方に突設されたねじ
部材21に、スペーサ部材22を介してナツト23によ
り連結固定され、ブレーキペダル13の支持剛性を確保
するようになっている。
一方、インパネユニットU2は、インストルメントパネ
ル41、ステアリング装置42及び空調装置43を有す
る(第3図及び第4図参照)。上記インストルメントパ
ネル41の前側において車幅方向に延びる円管よりなる
インパネメンバ44が配設され、第5図及び第6図に示
すように、インパネメンバ44の両端部に取付ブラケッ
ト45が固設されている。一方、車体本体1側は、ドア
開口部1aにおいて、フロントピラー6の下側にサイド
フレームアウタ46とヒンジピラーインナ47との接合
により車体上下方向に延びる閉断面構造が構成され、該
ヒンジピラーインナ47に、車室内に突出する中空状の
インパネブラケット48が固設されている。インパネブ
ラケット48の内面にはナツト49が固むされており、
該インパネブラケット48のナツト49に上記インパネ
メンバ44の取付ブラケット45か、ボルト50により
締結固定されるようになっている。しかして、インパネ
ユニy トU2が車体本体]に締結固定された後、イン
パネユニットU、の側部にインパネサイド51か取付け
られる。
また、ステアリング装置42の上部シャフト(ステアリ
ングシャフト)61は、第2図に示すように、支持部材
62を介してインパネメンバ44に支持されているとと
もに、上部シャフト61の下端部には中空形状の取付ブ
ラケット63が取付けられている。また、エンジンルー
ム側の前輪操舵装置(図示せず)に連係された下部シャ
フト64(ステアリングシャフト)の上端部にも中空形
状の取付ブラケット65が取付けられており、該取付ブ
ラケット65か上記取付ブラケット63と共にダッシュ
パネル4にボルト66とナツト67とにより締結固定さ
れるようになっている。これによって、ステアリングシ
ャフト(上部シャフト61及び下部シャフト64)の支
持剛性が確保される。上記両取付ブラケット63.65
の内部で、上部シャフト61の連結部61aと下部シャ
フト64の連結部64aとの連結が行われる。
また、上記空調装置43は、インパネユニットU、−の
車体本体1への取付状態において、第1図に示すように
、車体側カウル部材5の下方に配置されており、そのフ
ロントデフロスタ用のエア送給ロア1は、カウル部材5
のロアパネル9の水平部9aに設けられた連通ロア2を
通してカウル部材5の閉断面空間73に連通されている
。また、上記カウル部材5のアッパパネル8の上壁部8
dには、第7図に詳示するように、フロントウィンドガ
ラス10の下縁部の車室側に対向する複数のエア吹出ロ
ア4,74.・・・がカウル部材5の長手方向つまり車
幅方向に一列状態に形成されている。
該エア吹出ロア4は、絞り加工により形成され、アッパ
パネル8の土壁部8aから車幅方向に向って下方に傾斜
する傾斜面74aと、該傾斜面74aの両側に位置する
一対の三角形状の側壁面74b、74bと、上記傾斜面
74aの先端に設けられた矩形状の開口部74cとを有
しており、このエア吹出ロア4の形成に伴ないカウル部
材5の強度が低下するのを防止するようにしている。
尚、第1図及び第4図において、81はアッパパネル上
壁部8dのエア吹田ロア4に対応してインストルメント
パネル41に設けられた吹出口、82は空調装置43に
設けられたサイドデミスタ用のエア送給口であって、該
エア送給口82にはメインダクトとしてのサイドベンチ
レータダクト83が接続されており、該サイドベンチレ
ータダクト83は、車体側カウル部材5(詳しくはロア
パネル9の縦壁部9b)の後側に沿って車幅方向に延び
て配置され、インストルメントパネル41の両端部から
車室3内に向って空調エアを吹出すようになっている。
84は空調装置43に接続されたセンタダクトであって
、該センタダクト84は、空調エアをインストルメント
パネル41の中央部から車室3内に吹出すようになって
いる。
また、第2図において、85.86はハーネス類、87
はダッシュパネル4の車室側に装設されたインシュレー
タである。また、フロントウィンドガラス10は、少な
くともカウルユニットU1が車体本体1に取付けられた
後、ウレタン接着剤88を用いて車体本体1のウィンド
開口部に対して取付けるようになっている。ウレタン接
着剤88は、少なくとも車体側カウル部材5のアッパパ
ネル8の支持部8C及びユニット側カウル部材11のフ
ランジ部11dに対して塗布され、カウル部材11と車
体本体1との接合部におけるシールをも図るようになっ
ている。
次に、自動車の車体組立方法、特に、上記各ユニッ)U
+ 、U:の車体本体1への組付方法について説明する
予め、組付けるべきユニットU+ 、U2を用意する。
つまり、カウルユニットU1は、カウル部材11に対し
て、ワイパーユニット]2をJff付けるとともに、ダ
ッシュ部材16を介してブレーキ倍力装置15等を組付
けることにより構成する。
また、インパネユニットU・は、インパネメンバ44を
中心としてインストルメントパネル41、ステアリング
装置42及び空調装置43を相互に組付けて!M成する
。尚、空調装置43の組付けの際には、フロントデフロ
スタダクト以外のダクトの組付けも一緒に行う。
そして、先ず、車体本体1に対し、上側から、カウルユ
ニットU1を車体側カウル部材5の前側に挿入]−、ユ
ニット側カウル部材11の底壁部11bを車体側カウル
部材5(ロアパネル9)の水゛[部9aに、カウル部材
11の後壁部11Cをカウル部組5(アッパパネル8)
の縦壁部8bに、カウル部十411のフランン部1 ]
 dをカウル部材5の支持部8cにそれぞれ重合させ、
その状態でボルト(図示せず)にてカウル部材11を車
体本体1に締結して固定する。これによって、ブレキ倍
力装置15がユニット側カウル部材11の下面よりも上
方に位置する場合にも、該カウル部材]1により上下方
向の制限を受けることなく、容易に組付けることができ
る。
その後、車体本体1のドア開口部1aからインパネユニ
ットU、を車室内に挿入し、車体側カウル部材5の後側
に配置させ、ボルト50 50により、インパネユニッ
トUコ側の取付ブラケット45を車体本体1側のインパ
ネブラケット48に対して締結固定する。このインパネ
ユニットU2の取付けの際には、空調装置43を車体側
カウル部材5の下方に配置し、該空調装置43のエア供
給「171を車体側カウル部材5の連通ロア2に接続す
る。以上によって、各ユニットUI+U:の車体本体1
への組付けが終了し、また空調装置43の据付けも終了
する。
そして、据付けられた空調装置43においては、エア送
給ロア1から送給される空調エア(特に暖気)か、−旦
車体側カウル部材5の閉断面空間73内に送られ、該閉
断面空間73を通った後カウル部材5のエア吹出ロア4
から車室内のフロントウィンドガラス10に向って吹出
されることになり、上記カウル部材5がフロントデフロ
スタダクトとしての機能を発揮する。このため、従来の
空調装置に必要とされる専用のフロントデフロスタダク
トを廃止することができ、その分ダクトの配管作業の簡
略化及びコストの低廉化を図ることができる。
第8図及び第9図は本発明の第2実施例に係わる自動車
の車体前部構造を示す。この実施例の場合、左右のフロ
ントピラー6.6間で車幅方向に延びる閉断面構造の車
体側カウル部材5内には、その閉断面空間を前後二つの
閉断面空間91,92に分割する仕切部材93が配置さ
れ、該仕切部材93の上縁はカウル部材5のアッパパネ
ル8の土壁部8dに、下縁はカウル部材5のロアパネル
9の水平部9aにそれぞれ接合されている。
また、上記カウル部材5のロアパネル9の水平部9aに
は車幅方向中央部にその分割閉断面空間91.92に対
応して前後二つの連通口96.97が設けられており、
空調装置43は、そのフロントデフロスタ用のエア送給
口94を連通口96を介して分割閉断面空間91に、サ
イドベンチレタ用のエア送給口95を連通口97を介し
て分割閉断面空間92にそれぞれ連通せしめた状態でカ
ウル部材5の下方に配置されている。また、カウル部材
5のアッパパネル8の土壁部8dには、フロントウィン
ドガラス10の下縁部の車室側にり1向してエア吹出口
98か形成されているとともに、カウル部材5のピラー
側近傍には、インストルメントパネル41に設けられた
連通ダクト99の一端と接続されるエア吹出口としての
連通口100が接続されている。尚、車体前部構造のそ
の他の構成は第1実施例の場合と同じであり、同一部材
には同一符号を付してその説明は省略する。
そして、上記第2実施例の場合、空調装置43において
は、エア送給口94から送給される空調エア(特に暖気
)が、−旦車体側カウル部材5の分割閉断面空間91内
に送られ、該閉断面空間91を通った後カウル部材5の
エア吹出口98から車室内のフロントウィンドガラス1
0に向って吹出されることになり、上記カウル部材5の
分割閉断面空間91がフロントデフロスタダクトとし−
Cの機能を発揮する。また、エア送給口95から送給さ
れる空調エア(冷気又は暖気)は、−旦車体側カウル部
材5の分割閉断面空間92内に送られ、該閉断面空間9
2を通った後連通ダクト99を介して東室内サイト側に
向けて吹出されることになり、上記カウル部材5の分割
閉断面空間92がサイドベンチレータダクトとしての機
能を発揮する。
このため、従来の空調装置に必要とされる専用のフロン
トデフロスタダクト及びサイドベンチレータダクト83
(第1図参照)を廃止することができ、ダクトの配管作
業の簡略化及びコストの低廉化を一層図ることができる
(発明の効果) 以上の如<、請求項(1)記載の発明における自動車の
車体前部構造によれば、フロントピラー間で車幅方向に
延びる閉断面構造の車体側部材を空調装置用のダクトと
しても利用するので、専用ダクトを廃止することかでき
、組付作業の簡略化及びコストの低廉化等に寄与するこ
とができる。
また、請求項(2)記載の発明における自動車の車体前
部構造によれば、車体側部材の閉断面空間を2分割し、
その分割閉断面空間をそれぞれ空調装置のメインダクト
又はデフロスタダクトとして利用するので、専用ダクト
の廃IJ二による組付作業の簡略化及びコストの低廉化
をより一層図ることができる。
さらに、請求項(3)記載の発明における自動車の車体
組立方法によれば、カウルユニットを車体側部材の前側
に上側から容易に挿入して配置することかできるととも
に、空調装置の配管作業等を容品に行うことかでき、作
業の簡易化・迅速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図ないし第7
図は第1実施例を示し、第1図及び第2図はそれぞれ第
4図の1−1線及び■−■線においてカウルユニット及
びインパネユニットを車体本体に組付けた状態を示す断
面図、第3図は車体本体とカウルユニット及びインパネ
ユニットの関係を示す車体前方から見た斜視図、第4図
は車体本体とインパネユニットの関係を示す車体後方か
ら見た斜視図、第5図はインパネユニットの車体本体へ
の取付構造を示す分解斜視図、第6図は第5図のA−A
線における断面図、第7図は車体側カウル部材のエア吹
出口付近の斜視図である。第8図及び第9図は第2実施
例を示し、第8図は第4図相当図、第9図は第1図相当
図である。 Ul・・・カウルユニット ト・・車体本体 5・・・車体側カウル部材(車体側部材)6・・・フロ
ントビラ ]1・・・ユニット側カウル部材 12・・・ワイパーユニット 15・・・ブレーキ倍力装置 43・・・空調装置 73・・・閉断面空間 7498・・・エア吹出口 91、.92・・・分割閉断面空間 93・・・仕切部材 1、00・・連通口(エア吹出口)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車体本体の左右のフロントピラー間に車幅方向に
    延びる閉断面構造の車体側部材が配設されており、該車
    体側部材の前側に、車幅方向に延びるカウル部材に少な
    くともブレーキ倍力装置及びワイパーユニットのいずれ
    か一方を組付けてなるカウルユニットが配置された自動
    車の車体前部構造において、上記車体側部材には、その
    閉断面空間をダクトとして用いるように空調装置が該空
    間と連通して接続されているとともに、該空調装置の接
    続箇所と別の部位にダクトのエア吹出口が形成されてい
    ることを特徴とする自動車の車体前部構造。
  2. (2)車体本体の左右のフロントピラー間に車幅方向に
    延びる閉断面構造の車体側部材が配設されており、該車
    体側部材の前側に、車幅方向に延びるカウル部材に少な
    くともブレーキ倍力装置及びワイパーユニットのいずれ
    か一方を組付けてなるカウルユニットが配置された自動
    車の車体前部構造において、上記車体側部材内にはその
    閉断面空間を二つの分割する仕切部材が設けられており
    、該車体側部材には、その一方の分割閉断面空間をメイ
    ンダクトとして、他方の分割閉断面空間をデフロスタダ
    クトとして各々用いるように空調装置が各分割閉断面空
    間と連通して接続されているとともに、該空調装置の接
    続箇所と別の部位にメインダクトのエア吹出口及びデフ
    ロスタダクトのエア吹出口がそれぞれ形成されているこ
    とを特徴とする自動車の車体前部構造。
  3. (3)カウル部材に少なくともブレーキ倍力装置及びワ
    イパーユニットのいずれか一方を組付けてカウルユニッ
    トを作る行程と、該カウルユニットを、車体本体の左右
    のフロントピラー間に車幅方向に延びる閉断面構造の車
    体側部材の前側に上側から挿入して配置する行程と、上
    記車体側部材に対しその閉断面空間と連通せしめて空調
    装置を接続する行程とを有することを特徴とする自動車
    の車体組立方法。
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