JPH03243310A - 金型面のクリーニング方法及び樹脂皮膜形成方法と、この方法に用いられる固化樹脂の剥離用部材、並びに、連続自動樹脂成形方法 - Google Patents
金型面のクリーニング方法及び樹脂皮膜形成方法と、この方法に用いられる固化樹脂の剥離用部材、並びに、連続自動樹脂成形方法Info
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
って封止成形するための樹脂成形用金型面及びその他の
樹脂成形用金型面のクリーニング方法と、この金型面の
クリーニング後において行なわれる該金型面の離型用樹
脂皮膜形成方法と、これらの方法に用いられる固化樹脂
の剥離用部材及びこれらの方法を用いる連続自動樹脂成
形方法に間するものである。
をエポキシレジン等の熱硬化性樹脂材料にて封止成形す
るための金型としては、第6図乃至第9図に示すような
トランスファー樹脂封止成形用の金型が知られている。
した可動下型2と、該上下両型(1・2)のP、L (
パーティングライン)面に対設した電子部品3の樹脂封
止成形用キャビティ(11・21)と、下型2側に配置
した樹脂材料(タブレット)4の供給用ポット5と、該
ポット5内に嵌装させた樹脂材料加圧用のプランジャー
6と、上記ポット5と上型側のキャビティ1□とを連通
させたカル部7□・ゲート部7□から成る溶融樹脂材料
の移送用通路7と、上下両型(■・2)に夫々配設した
金型加熱用のヒータ8等が備えられている。
して行なわれる。
て、電子部品3を装着したリードフレーム9を下型2の
P、L面に形成したセット用凹所2□の所定位置に嵌合
セットすると共に、ポット5内に樹脂材料4を供給する
。
型(1・2)を型締めすると共に、この状態でポット5
内の樹脂材料4をプランジャー6により加圧する。この
とき、該樹脂材料はヒータ8によって加熱溶融化され、
且つ、プランジャー6により加圧されて、該ポット5か
ら通F!@7を通して上下両キャビティ(1+・21)
内に注入充填される。
れた溶融樹脂材料は該両キャビティ内の残溜エアを上型
面に設けたエアベント12を通して外部へ排出すること
になる。
型開きすると共に、両キャビティ(1□・2□)内及び
通路7内の固化樹脂を上下の両エジェクター機構10・
10にて同時的に離型させることにより、上記両キャビ
ティ(ti・21)内の電子部品3を該両キャビティの
形状に対応するモールドパッケージ内に封止成形するこ
とができるものである。
樹脂成形時においては、その金型P、L面に溶融樹脂材
料の一部が浸入して硬化し樹脂パリが形成されると云っ
た樹脂成形上の一般的な問題があり、また、キャビティ
内等には離型剤の堆積物等の異物が残存し易いと云った
問題がある。
ると、次の樹脂成形時において両金型の完全な型締めを
行なうことができないため成形不良品が発生すると云っ
た樹脂成形上の重大な問題があり、特に、樹脂材料に熱
硬化性樹脂材料が用いられるときは、金型の型締時にお
いて、硬化した異物により金型P、L面が損傷したり或
は金型自体が破損する等の重大な危険性がある。
剥離除去するためのクリーニング作業を行なうようにし
ている。
シ部材を用いる方法や、高圧縮エアを吹き付ける方法等
が知られている。
リーニング用のダミーリードフレームを用いて通常のト
ランスファー成形と同様の樹脂成形を行なうことにより
、その溶融樹脂材料に金型面の異物を接着させて、これ
を該樹脂材料と共に金型面から除去する方法等も提案さ
れている。
ーニング後において、離型剤を含有する樹脂材料を用い
て通常の樹脂成形を行なうことにより該金型面に離型用
樹脂皮膜層を構成して、樹脂成形品の離型性向上を図る
ものである。
縮エアを吹き付ける方法においては、金型面に付着した
異物の剥離除去作用・効果が一様ではないために、その
除去効率が低くきわめて不充分なものであった。
して熱硬化性樹脂材料が用いられる場合は、金型(金属
〉に対する樹脂の接着性が大きいことから、完全に異物
を剥離除去することができず、従って、これらのクリー
ニング方法を採用しても更にその後処理工程として、例
えば、作業者がクリーニング用ヘラ等の専用部材を用い
て異物を確実に剥離除去すると云った人為的な手作業に
よるクリーニング作業が必要不可欠であった。
険性を解消することができず、また、全体的な生産性が
低下すると共に、成形品の品質性及び信頼性が低下し、
更に、上記した専用部材には砥粒が含有されているので
、却って金型面を損傷する等の問題があった。
いる方法においては、クリーニング用樹脂溶液が充填さ
れる金型面、即ち、該樹脂溶液の移送用通路や上下両キ
ャビティ及びエアベントの内に残存付着した異物との接
着効果は認められるが、これらの充填部からリードフレ
ームのセット用凹所やその他の金型面に浸入して硬化し
た異物についての剥離除去作用・効果は全く期待するこ
とができないものであった。従って、このような場合は
、金型のポット及び移送用通路の周辺部セット用凹所の
全面・エアベントの周辺部等には未だ異物が残存付着し
ていることになるので、該方法を採用しても、該部位に
残存付着した異物の剥離除去を目的としたクリーニング
作業を別に行なう必要があるため、このようなりリーニ
ング方法においても全体的な生産性や品質性及び信頼性
を低下させると云う上述したと同様の問題を改善するこ
とができないものであった。
うに、作業者の人為的な手作業が実質的に必要不可欠で
あることから、樹脂成形の全工程を連続して実施するこ
と、或は、その連続自動化を図ることができないと云う
問題があった。
も、その樹脂材料の一部が金型面に異物として残存付着
することがあるので上記したと同様の問題がある。従っ
て、同じく、該金型面からこれを完全に取り除く必要が
ある。
金型面だけでなく、その周辺部やその他の金型面に残存
付着した異物についてもこれを一回のクリーニング作業
によって効率良く且つ確実に剥離除去することができる
樹脂成形用金型面のクリーニング方法と、効率の良い金
型面の離型用樹脂皮膜形成方法を提供することにより、
全体的な生産性と成形品の品質性及び信頼性を向上させ
ることを目的とするものである。
樹脂皮膜形成方法に用いられる固化樹脂の剥離用部材を
提供することを目的とするものである。
形方法を提供することを目的とするものである。
る金型面のクリーニング方法は、樹脂成形用金型面間に
ネット状素材から成る固化樹脂の剥離用部材をセットす
る工程と、該剥離用部材セット工程後に金型を型締めす
る工程と、該型締工程後にその金型面間にクリーニング
用樹脂溶液を加圧注入してこれを該金型面に残存付着す
る異物に接着させる工程及びこの工程時において該樹脂
溶液を上記剥離用部材に一体化させる工程と、該樹脂接
着及び一体化工程後に金型を型開きする工程と、該型開
工程後に上記金型面から剥離用部材を取り出すことによ
って該剥離用部材に一体化された上記固化樹脂及び該固
化樹脂に接着一体化された異物を上記金型面より除去す
る工程とから成ることを特徴とするものである。
法は、樹脂成形用金型面間にネット状素材から成る固化
樹脂の剥離用部材をセットする工程と、該剥離用部材セ
ット工程後に金型を型締めする工程と、該型締工程後に
その金型面間に所要の樹脂溶液を加圧注入して該金型面
に離型用樹脂皮膜を形成する工程及びこの工程時におい
て該樹脂溶液を上記剥離用部材に一体化させる工程と、
該樹脂皮膜形成工程後に金型を型開きする工程と、該型
開工程後に上記金型面から剥離用部材を取り出すことに
よって該剥離用部材に一体化された上記固化樹脂を該金
型面より除去する工程とから成ることを特徴とするもの
である。
剥離用部材は、上記した樹脂成形用金型面間に介在させ
るネット状素材から成る固化樹脂の剥離用部材であって
、該金型面間に加圧注入された樹脂溶液と一体化するよ
うに構成したことを特徴とするものである。
剥離用部材は、複数のネット状素材を重合して構成した
ことを特徴とするものである。
剥離用部材は、樹脂成形用金型におけるポットの配設位
置と対応するネット状素材の部位に、樹脂タブレット挿
通用の孔部を開設して構成したことを特徴とするもので
ある。
剥離用部材は、ネット状素材がら成る本体と、該本体の
所要周縁部に設けた本体支持フレームとから構成されて
いることを特徴とするものである。
剥離用部材は、上記した本体とその支持フレームとが着
脱自在に構成されていることを特徴とするものである。
剥離用部材は、その少なくともネット状素材部分が所要
の弾性を有するように構成されていることを特徴とする
ものである。
剥離用部材は、連続した長尺状に形成されていることを
特徴とするものである。
の金型を型締めし且つその金型面間に成形用溶融樹脂材
料を加圧注入して所要の樹脂成形を行なう樹脂成形工程
と、該樹脂成形工程後に金型を型開きし且つ該金型面間
から樹脂成形体を取り出す樹脂成形品の離型工程と、該
離型工程後に行なう上記金型面のクリーニング工程と、
該クリーング工程後に行なう上記金型面の離型用樹脂皮
膜形成工程との各工程から成る連続自動樹脂成形方法で
あって、上記クリーニング工程が、金型面間にネット状
素材から成る固化樹脂の剥離用部材をセットして該金型
の型締めを行ない、次に該金型面間にクリーニング用樹
脂溶液を加圧注入してこれを該金型面に残存付着する異
物に接着させると共に該樹脂溶液を上記剥離用部材に一
体化させ、次に該金型を型開きして上記剥離用部材を取
り出すことにより該剥離用部材に一体化された固化樹脂
及び該固化樹脂に接着一体化された異物を該金型面より
除去する工程であり、また、上記離型用樹脂皮膜形成工
程が、上記金型面間にネット状素材から成る固化樹脂の
剥離用部材をセットして該金型の型締めを行ない、次に
該金型面間に所要の樹脂溶液を加圧注入して該金型面に
離型用樹脂皮膜を形成すると共に該樹脂溶液を上記剥離
用部材に一体化させ、次に該金型を型開きして上記剥離
用部材を取り出すことにより該剥離用部材に一体化され
た上記固化樹脂を該金型面より除去する工程であること
を特徴とするものである。
法におけるクリーニング工程において、長尺状の剥離用
部材を金型の所定位置に順次に給送することを特徴とす
るものである。
法における離型用樹脂皮膜形成工程において、長尺状の
剥離用部材を金型の所定位置に順次に給送することを特
徴とするものである。
離用部材を金型の所定位置に順次に給送してそのクリー
ニング工程及び離型用樹脂皮膜形成工程を連続して行な
うと共に、これに連続して該剥離用部材の巻取工程を行
なうことを特徴とするものである。
構成されているので、型締工程後の金型面間にクリーニ
ング用樹脂溶液を加圧注入することにより、該樹脂溶液
を金型面に残存付着する異物に接着一体化させることが
できると共に、このとき、上記クリーニング用樹脂溶液
を金型面間にセットした剥離用部材に一体化させること
ができる。従って、該金型面に残存付着する異物は、該
金型面から剥離用部材を取り出す時に、該剥離用部材を
介して、同時的に、しかも効率良く且つ確実に剥離除去
されることになる。このような作用は、金型面の樹脂皮
膜形成工程においても略同様に得られるため、該金型面
に所要の離型用樹脂皮膜を形成することができる。
合構成による保形性・耐久性の向上と、その弾性構成に
よる金型面への装着性の向上と、ネット状素材本体とそ
の支持フレームとの着脱自在の槽底による使用性・取扱
容易性の向上を図ることができる。また、金型ポット位
置と対応するネット状素材の部位に樹脂タブレット挿通
用の孔部を開設したことによって剥離用部材と樹脂タブ
レットとの金型面に対するセット・供給順位の制約を解
くことができる。また、ポットが上型側に設置されてい
る金型においても、剥離用部材を金型面にセットして型
締めを行ない、その後に樹脂タブレットをポット内に供
給すると云う場合にも適応できるものである。更に、長
尺状の連続構成を採用することによって、金型面のクリ
ーニング工程及びその樹脂皮膜形成工程の連続自動化に
適応させることができるものである。
せて、その金型面のクリーニング工程・樹脂皮膜形成工
程を連続的に且つ自動的に行なうことができる。更に、
このとき、剥離用部材に長尺状の連続構成を採用するこ
とによって、最終的な工程である該剥離用部材の巻取工
程を連続的に且つ自動的に行なうことができるので、樹
脂成形の全工程の完全な連続自動化を図ることができる
ものである。
いて説明する。
る。この剥離用部材20は、第3図に示すような上型1
及び下型2を備えた樹脂成形用金型における金型面間に
介在させるものであり、また、該剥離用部材は、適宜な
自動化機構30を介して、上記金型間の所定位置に自動
的に供給セ・ントされ且つそのセット位置から自動的に
取り出すように設けられている。
くは、穿孔シートや連続気孔等の多孔質性素材)201
により構成されている。
持できると云う点で金属製の細線を方形や菱形に編んで
所要の網目を構成したものが好ましい。しかしながら、
該剥離用部材を上下両金型面間にセットした場合におい
て、特に、その両金型面とネット状素材とが直に接触す
るようなときは該素材に所要の弾性を有するものを用い
ることにより該両金型面の保護を図ることが好ましい。
の装着性を向上できると云う利点がある。
の耐熱性や耐腐食性或は保形性を有するものを用いれば
よく、従って、そのような性質を有するゴムや樹脂、紙
や布地、各種繊維類等を採用しても差し支えない。更に
、該剥離用部材の大きさや形状等は樹脂成形用金型面の
形態に対応して任意に構成することができる。例えば、
必要に応じて、その大きさを金型におけるキャビティ部
分くキャビティブロック面)等の範囲のみに対応させて
形成できるものである。
状素材により構成されているので、クリーニング用樹脂
溶液を容易に通過させることができる。即ち、金型面に
設けられる成形用樹脂材料の充填部となる金型ポット5
・移送用通路7・上下両キャビティh・21 ・エア
ベント12部分のみならず、該金型面の全面に、例えば
、メラミン樹脂系等のクリーニング用樹脂材料21を加
熱溶融化した樹脂溶液を案内することができるものであ
る。
においては、全周縁部〉には、該剥離用部材20の保形
性・取扱容易性を目的とした所要の素材から成るフレー
ム20□が一体化されている。更に、このフレーム20
2は次の目的を有している。
ムを両金型面間に挟圧させることにより、クリーニング
用樹脂溶液をその範囲外へ流出させないこと、及び、上
述したように、該ネット状素材20、が金属製のもので
ある場合に、該ネット状素材部分を両金型面に直に接触
させないことを目的としている。また、上記フレーム2
0□の所定位置には、自動化機11I30による自動着
脱・搬送性等を目的として、該自動化機構における着脱
アーム301等を掛止させるための孔部203や、金型
面に設けられるセット用パイロットピンとの嵌合用孔部
204等が穿設されている。なお、これらの孔部(20
3・204)の配役位置やその形状等は、樹脂成形用金
型の構成態様に対応して夫々任意に設定し且つ形成する
ことができるものである。
おいて用いられることに関してのみ説明したが、金型面
のクリーニング工程後に、この剥離用部材20を介在さ
せた金型面間に通常の成形用樹脂溶液を加圧注入して該
金型面に離型用樹脂皮膜を形成する工程においても、上
述したと同様にして用いることができる。即ち、該剥離
用部材は、成形用樹脂溶液を容易に通過させて、これを
金型面の樹脂充填部に案内することができるものであり
、従って、上述したと全く同様の構成を備えたものを離
型用樹脂皮膜形成工程においても応用できるものである
。
形用金型面をクリーニングする工程及び該クリーニング
工程後においてその金型面に離型用樹脂皮膜を形成する
工程について説明する。
成形用金型(上下両型1・2)を型開きし且つ該金型面
から樹脂成形品を取り出す離型工程が終了した後に行な
われる。
、剥離用部材20を、自動化機構30を介して、下型2
面の所定位置に重ね合わせるように供給セットすると共
に、ポット5内にクリーニング用樹脂材料21を供給す
る。
)の型締めを行なう(第3図参照)。なお、このとき、
該両型はヒータ8により加熱されているので、ポット5
内のクリーニング用樹脂材料21は徐々に加熱溶融化さ
れることになる。
溶融化したクリーニング用樹脂溶液を加圧注入する。こ
のクリーニング用樹脂溶液の加圧注入は、例えば、通常
のトランスファーモールド方法等により行なうことがで
きるので、樹脂成形の場合と同様に、加熱溶融化状態に
あるポット5内のクリーニング用樹脂材料をプランジャ
ー6にて加圧すればよい。加圧された上記クリーニング
用樹脂溶液は、剥離用部材20がネット状素材20+に
より構成されているため、成形用樹脂材料の充填部、即
ち、金型における移送用通路7・上下両キャビティ(1
1・21)・エアベント1□内に注入充填されることに
なる。このクリーニング用樹脂溶液と金型面の異物とは
親和力により強力に接着される。更に、この剥離用部材
20には、クリーニング用樹脂が一体化されるため、該
剥離用部材には、その固化樹脂を介して上記した金型面
の異物が接着一体化されることになる。
は、型締時において該剥離用部材を金型面の形状に対応
して弾性変形させることができるが、上記したプランジ
ャー6によるクリーニング用樹脂材料21の加圧作用は
該剥離用部材が弾性変形されている状態で行なうことが
できる。即ち、プランジャー6によってクリーニング用
樹脂材料21を金型のカル部(7□)に向かって押圧す
ると、該剥離用部材は弾性を有するネット状素材から形
成されているので、結局、該樹脂材料21はカル部に圧
接されてその圧接部から順次に加熱溶融化されることに
なる。従って、該樹脂材料21の加熱溶融化作用を早め
ることができるものである。
、金型面の全面に介在されている場合は、加熱溶融化状
態にあるクリーニング用樹脂材料が該ネット状素材部分
を容易に通過して該金型面間の全面、即ち、成形用樹脂
材料の充填部・リードフレームのセット用凹所2□・そ
の他のP、L面に加圧移送されることになり、従って、
このときは、該クリーニング用樹脂溶液を両会を面に残
存付着している全ての異物に接着させることができる。
通路7・上下両キャビティ(11・2t) ・エアベン
ト12部分とその周辺部分のみにセットされている場合
は、上記クリーニング用樹脂溶液はその範囲内における
両金型面間に加圧移送されることになり、従って、この
ときは、該クリーニング用樹脂溶液を上記範囲内の両金
型面に残存付着している異物に接着させることができる
が、このようなりリーニング範囲等の設定は必要に応じ
て適宜に且つ任意に行なうことができる。
材20とこれに接着一体化されたクリーニング用樹脂の
固化樹脂を上下の両エジェクター機横10・10にて離
型させると、該剥離用部材2oに上記固化樹脂を介して
接着一体化された異物を該金型面より効率良くスムーズ
にしかも確実に剥離除去することができるものである。
作業の自動化及び連続化に適応できるものであるから、
樹脂成形の全工程中に組み入れることができる。
クリーニング工程後において行なわれる金型面の離型用
樹脂皮膜形成工程においても、上述したと同様にして用
いることができる。
から成る固化樹脂の剥離用部材(20〉をセットし、次
に金型(1・2)を型締めし、次にその金型面間に通常
の成形用樹脂溶液を加圧注入して該金型面に離型用樹脂
皮膜を形成すると共に、このとき該樹脂溶液を上記剥離
用部材(20)に一体化させ、次に該金型を型開きしし
て該金型面から上記剥離用部材(20)を取り出すこと
によって該剥離用部材に一体化された上記固化樹脂を該
金型面より除去すればよい。
に成形用溶融樹脂材料を加圧注入して所要の樹脂成形を
行なう樹脂成形工程と、該樹脂成形工程後に金型を型開
きし且っ該金型面間がち樹脂成形体を取り出す樹脂成形
品の離型工程と、該離型工程後に行なう上記金型面のク
リーニング工程と、該クリーニング工程後に行なう上記
金型面の離型用樹脂皮膜形成工程との各工程から成る連
続自動樹脂成形方法を行なうことができる。
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、その
他の樹脂成形においても全く同様にして適応できるもの
であり、また、樹脂成形時における夫々の必要に応じて
、任意に且つ適宜に変更・選択して採用できるものであ
る。
経済性等を向上させる目的で、該剥離用部材を、第4図
に示すように、ネット状素材がら成る本体205と、こ
れを支持させるためのフレーム206とから構成すると
共に、該支持フレーム2o6に対して上記本体205を
着脱自在に装着させるように構成してもよい。
分は、樹脂溶液を通過させることができる網目構造を有
しておればよい。従って、例えば、実質的に網目が構成
される穿孔シート部材或は多孔シート部材等を採用して
も差し支えないものである。
脂溶液との一体化作用・効果を向上させる目的で、複数
枚のネット状素材を適宜に重合させて構成してもよい。
部位に、樹脂タブレット挿通用の孔部を開設してもよい
。この場合は、剥離用部材20と樹脂タブレットを金型
面に対してセット・供給する順位の制約を解くことがで
きる。即ち、この孔部を開設していないときは、第3図
に示すような下型ボット5の場合、その金型面への剥離
用部材20のセット前に樹脂タブレット21を供給して
おく必要がある。また、このボットが上型l側に設けら
れている金型構成の場合においては、先にその金型面に
剥離用部材をセットし、次に型締めを行ない、その後に
樹脂タブレットを供給することになるので、この上型ボ
ット内への樹脂タブレット供給時においてセットした剥
離用部材を破損する等の問題を生じる。従って、上記ボ
ット位置と対応する剥離用部材の部位に樹脂タブレット
挿通用の孔部を開設しておくことにより、下型ボット或
は上型ホットのいずれの構造を有する金型形態であって
も、上記したような制約を受けることがないと云った利
点がある。
において、剥離用部材2oを長尺状に連続して形成する
と共に、これを金型(1・2)の一方側に配置した供給
リール40に巻装し、これを金型面のクリーニング工程
時に該金型の所定位置に給送して上述したクリーニング
工程を行ない、その後にこれを該金型の他方側に配置し
た巻取り−ル5゜側に移送して巻き取るようにしてもよ
い。
離用部材20を長尺状に連続して形成すると共に、これ
を金型(l・2〉の一方側に配置した供給リール40に
巻装し、これを金型面の離型用樹脂皮膜形成工程時に該
金型の所定位置に給送して上述した離型用樹脂皮膜形成
工程を行ない、その後にこれを該金型の他方側に配置し
た巻取リール50側に移送して巻き取るようにしてもよ
い。
20を長尺状に連続して形成すると共に、これを金型(
1・2〉の一方側に配置した供給リール40に巻装し、
これを金型面のクリーニング工程時に該金型の所定位置
に給送して上述したクリーニング工程を行ない、次に、
該金型面の離型用樹脂皮膜形成工程時において、連続形
成された上記該剥離用部材20をその金型の所定位置に
給送して上述した離型用樹脂皮膜形成工程を行ない、そ
の後にこれを該金型の他方側に配置した巻取リール50
側に移送して巻き取ると云った樹脂成形全工程の連続自
動化を図るようにしてもよい。
される金型面だけでなく、その周辺部やその他の金型面
に残存付着した異物についても、これを−回のクリーニ
ング工程によって効率良く且つ確実に除去できると云っ
た樹脂成形用金型面のクリーニング方法を提供すること
ができる。
対する効率の良い離型用樹脂皮膜形成方法を提供するこ
とができる。
形成方法を採用することにより、全体的な生産性と成形
品の品質性及び信頼性を向上させることができると云っ
た優れた実用的な効果を奏するものである。
離型用樹脂皮膜形成方法を実施する際に成形される固化
樹脂を効率良く且つ確実に取り除くことができる剥離用
部材を提供することができるので、全体的な生産性と成
形品の品質性及び信頼性を向上させることができると云
った優れた実用的な効果を奏するものである。
離型用樹脂皮膜形成方法を用いる連続自動樹脂成形方法
を提供できるので、樹脂成形効率が著しく向上されると
共に、成形品の品質性及び信頼性を向上させることがで
きると云った優れた実用的な効果を奏するものである。
欠平面図である。 第2図は、第1図の■−■線における縦断端面図である
。 第3図は、本発明方法の作用説明図であって、上記剥離
用部材を樹脂成形用の金型面にセットして型締めした状
態を示す金型要部の一部切欠縦断正面図である。 第4図は、剥離用部材の他の実施例を示す一部切欠拡大
縦断面図である。 第5図は、長尺状の剥離用部材を用いる他の本発明方法
を示す作用説明図であって、該剥離用部材及び樹脂成形
用金型の概略正面図である。 第6図及び第7図は、樹脂成形用金型における上型及び
下型の構成例を示す一部切欠底面図及びその一部切欠平
面図である。 第8図及び第9図は、第6図及び第7図に示す上下両型
の型開状態及びその型締状態を示す一部切欠縦断正面図
である。 〔符号の説明〕 1 ・・・固定上型 11・・・キャビティ 12・・・エアベント 2 ・・・可動下型 21・・・キャビティ 22・・・セット用凹所 3 ・・・電子部品 4 ・・成形樹脂材料 5 ・・・ポット 6 ・・・プランジャー 7 ・・・移送用通路 8 ・・・ヒータ 9 ・・・リードフレーム 0 0 1 01 02 03 04 05 06 0 30□ 0 0 ・・エジェクター機構 ・・・剥離用部材 ・・・クリーニング用樹脂材料 ・・・ネット状素材 ・・フレーム ・・・孔 部 ・・嵌合用孔部 ・・本 体 ・・支持フレーム ・・・自動化機構 ・・着脱アーム ・・・供給リール ・・・巻取リール
Claims (13)
- (1)樹脂成形用金型面間にネット状素材から成る固化
樹脂の剥離用部材をセットする工程と、該剥離用部材セ
ット工程後に金型を型締めする工程と、該型締工程後に
その金型面間にクリーニング用樹脂溶液を加圧注入して
これを該金型面に残存付着する異物に接着させる工程及
びこの工程時において該樹脂溶液を上記剥離用部材に一
体化させる工程と、該樹脂接着及び一体化工程後に金型
を型開きする工程と、該型開工程後に上記金型面から剥
離用部材を取り出すことによって該剥離用部材に一体化
された上記固化樹脂及び該固化樹脂に接着一体化された
異物を上記金型面より除去する工程とから成ることを特
徴とする樹脂成形用金型面のクリーニング方法。 - (2)樹脂成形用金型面間にネット状素材から成る固化
樹脂の剥離用部材をセットする工程と、該剥離用部材セ
ット工程後に金型を型締めする工程と、該型締工程後に
その金型面間に所要の樹脂溶液を加圧注入して該金型面
に離型用樹脂皮膜を形成する工程及びこの工程時におい
て該樹脂溶液を上記剥離用部材に一体化させる工程と、
該樹脂皮膜形成工程後に金型を型開きする工程と、該型
開工程後に上記金型面から剥離用部材を取り出すことに
よって該剥離用部材に一体化された上記固化樹脂を該金
型面より除去する工程とから成ることを特徴とする樹脂
成形用金型面の樹脂皮膜形成方法。 - (3)樹脂成形用金型面間に介在させるネット状素材か
ら成る固化樹脂の剥離用部材であって、該金型面間に加
圧注入された樹脂溶液と一体化するように構成したこと
を特徴とする樹脂成形用金型面における固化樹脂の剥離
用部材。 - (4)複数のネット状素材を重合して構成したことを特
徴とする請求項(3)に記載の剥離用部材。 - (5)樹脂成形用金型におけるポットの配設位置と対応
するネット状素材の部位に、樹脂タブレット挿通用の孔
部を開設して構成したことを特徴とする請求項(3)及
び請求項(4)に記載の剥離用部材。 - (6)ネット状素材から成る本体と、該本体の所要周縁
部に設けた本体支持フレームとから構成されていること
を特徴とする請求項(3)乃至請求項(5)に記載の剥
離用部材。 - (7)ネット状素材から成る本体と、該本体の所要周縁
部に設けた本体支持フレームとが着脱自在に構成されて
いることを特徴とする請求項(6)に記載の剥離用部材
。 - (8)剥離用部材における少なくともネット状素材部分
が、所要の弾性を有するように構成されていることを特
徴とする請求項(3)乃至請求項(7)に記載の剥離用
部材。 - (9)剥離用部材が、連続した長尺状に形成されている
ことを特徴とする請求項(3)乃至請求項(8)に記載
の剥離用部材。 - (10)樹脂成形用の金型を型締めし且つその金型面間
に成形用溶融樹脂材料を加圧注入して所要の樹脂成形を
行なう樹脂成形工程と、該樹脂成形工程後に金型を型開
きし且つ該金型面間から樹脂成形体を取り出す樹脂成形
品の離型工程と、該離型工程後に行なう上記金型面のク
リーニング工程と、該クリーニング工程後に行なう上記
金型面の離型用樹脂皮膜形成工程との各工程から成る連
続自動樹脂成形方法であって、上記したクリーニング工
程が、上記金型面間にネット状素材から成る固化樹脂の
剥離用部材をセットして該金型の型締めを行ない、次に
該金型面間にクリーニング用樹脂溶液を加圧注入してこ
れを該金型面に残存付着する異物に接着させると共に該
樹脂溶液を上記剥離用部材に一体化させ、次に該金型を
型開きして上記剥離用部材を取り出すことにより該剥離
用部材に一体化された固化樹脂及び該固化樹脂に接着一
体化された異物を該金型面より除去する工程であり、ま
た、上記した離型用樹脂皮膜形成工程が、上記金型面間
にネット状素材から成る固化樹脂の剥離用部材をセット
して該金型の型締めを行ない、次に該金型面間に所要の
樹脂溶液を加圧注入して該金型面に離型用樹脂皮膜を形
成すると共に該樹脂溶液を上記剥離用部材に一体化させ
、次に該金型を型開きして上記剥離用部材を取り出すこ
とにより該剥離用部材に一体化された上記固化樹脂を該
金型面より除去する工程であることを特徴とする連続自
動樹脂成形方法。 - (11)長尺状の剥離用部材を金型の所定位置に順次に
給送して該金型面のクリーニング工程を行なうことを特
徴とする請求項(10)に記載の連続自動樹脂成形方法
。 - (12)長尺状の剥離用部材を金型の所定位置に順次に
給送して該金型面の離型用樹脂皮膜形成工程を行なうこ
とを特徴とする請求項(10)に記載の連続自動樹脂成
形方法。 - (13)長尺状の剥離用部材を金型の所定位置に順次に
給送して該金型面のクリーニング工程を行ない、次に連
続して該金型面の離型用樹脂皮膜形成工程を行ない、次
に連続して該剥離用部材の巻取工程を行なうことを特徴
とする請求項(10)に記載の連続自動樹脂成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2042000A JPH0628858B2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | 金型面のクリーニング方法及び樹脂皮膜形成方法と、この方法に用いられる固化樹脂の剥離用部材、並びに、連続自動樹脂成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2042000A JPH0628858B2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | 金型面のクリーニング方法及び樹脂皮膜形成方法と、この方法に用いられる固化樹脂の剥離用部材、並びに、連続自動樹脂成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03243310A true JPH03243310A (ja) | 1991-10-30 |
JPH0628858B2 JPH0628858B2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=12623934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2042000A Expired - Lifetime JPH0628858B2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | 金型面のクリーニング方法及び樹脂皮膜形成方法と、この方法に用いられる固化樹脂の剥離用部材、並びに、連続自動樹脂成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628858B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008132759A (ja) * | 2006-10-23 | 2008-06-12 | Nitto Denko Corp | 金型再生用シート |
US7537967B2 (en) * | 2001-05-18 | 2009-05-26 | Renesas Technology Corp. | Mold cleaning sheet and manufacturing method of a semiconductor device using the same |
CN103101156A (zh) * | 2013-01-31 | 2013-05-15 | 昆山腾宇鑫金属制品有限公司 | 带滑块复位针的模具 |
-
1990
- 1990-02-21 JP JP2042000A patent/JPH0628858B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7537967B2 (en) * | 2001-05-18 | 2009-05-26 | Renesas Technology Corp. | Mold cleaning sheet and manufacturing method of a semiconductor device using the same |
US7943432B2 (en) | 2001-05-18 | 2011-05-17 | Renesas Electronics Corporation | Mold cleaning sheet and manufacturing method of a semiconductor device using the same |
JP2008132759A (ja) * | 2006-10-23 | 2008-06-12 | Nitto Denko Corp | 金型再生用シート |
CN103101156A (zh) * | 2013-01-31 | 2013-05-15 | 昆山腾宇鑫金属制品有限公司 | 带滑块复位针的模具 |
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JPH0628858B2 (ja) | 1994-04-20 |
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