JPH03242632A - 画像記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は長尺フィルムに被写体等の画像情報を逐次撮影
し、撮影したフィルムを現像処理する画像記録装置に関
するものである。

［従来の技術］ 上述の様な画像記録装置の代表例としてプロセッサカメ
ラが知られている。以下、該カメラのフィルム搬送系を
中心に説明する。第６図は従来のプロセッサカメラのフ
ィルム搬送系の一例を示す概略図である。フィルム供給
室１の供給軸２に支持された供給リール３に巻かれたロ
ール状のフィルムＦはフィルム移送路に沿って給送ロー
ラ４、ガイドローラ６、撮影部ローラ７を介してキャプ
スタンローラ９により貯蔵部１０内へ送られる。

すなわち、撮影部５において、撮影レンズ８により図示
されない被写体の画像が撮影位置となる前記撮影部ロー
ラ７上のフィルムＦに同期して連続的にスリット露光さ
れるようになっている。

撮影部５において、撮影されたフィルムは次の現像処理
工程に移される前に一旦貯蔵部ｌＯ内に貯えられ、この
貯えられたフィルムをあらためて現像部１６へ送り出す
ようになっている。貯蔵部１０は撮影済みのフィルムを
ループ状に貯えるようになっていて、内部にはフィルム
ガイドローラ１１、貯蔵部１０からフィルムを現像部１
６へ送り出すための搬送ローラ１２およびフィルム移送
路に沿ってフィルムを検知するためのフィルム検知セン
サ１３、撮影済みのフィルムを所望の長さに切断するた
めのカッタ１４およびカッタガイド１５が設けられてい
る。

一方、現像部１６には、搬送ローラ１７ａ。

１７ｂ、１７ｃを有する現像液タンク１７、搬送ローラ
１８ａ、１８ｂ、１８ｃを有する定着７夜タンク１８、
搬送ローラ１９ａ、９１ｂ、１９ｃおよび２０ａ、２０
ｂ、２０ｃを有する水洗用水タンク１９．２０か設けら
れている。フィルムＦは各処理７夜タンク内を逐次自動
的に搬送され、現像、定着、水洗の処理かなされた後、
搬送ローラ２１．２１ｂを有する乾燥室２１内の熱風で
乾燥されて現像処理か終了し、巻き取り室２２内の巻き
取り軸２３に支持された巻き取りリール２４に巻き取ら
れる。

［発明が解決しようとしている課題］ 上記従来例のプロセッサカメラにおいては、フィルムの
搬送経路上にフィルム搬送用の搬送ローラが複数設けら
れているので、同一の処理工程中において、それぞれの
搬送ローラによるフィルムの搬送速度が等しくなるよう
に設定されていることが望ましい。

しかしながら、実際にはフィルム搬送用の搬送ローラ径
の製造上の寸７去公差や駆動機構のメカニカル誤差およ
びフィルムの搬送負荷や駆動源の負荷変動等を考慮する
と、厳密にそれぞれの搬送ローラの位置てフィルム搬送
速度を合致させることは困難である。その結果、搬送さ
れるフィルムに部分的に相対速度差が生し、それぞれの
搬送ローラによる搬送量の違いから、フィルムに緩みや
弛みが生したり、部分的な負荷や張力が作用してフィル
ムの表面にキズが付いたり、フィルム搬送ジャムが発生
するという問題がある。

一般に、この現象はフィルムが絶えず処理液等によって
濡れた状態で搬送されている現像部においては、各搬送
ローラとフィルムとの間でスベリか生しるのて、搬送ロ
ーラの相対速度差による影響はほとんど無視しても実害
はないが、貯蔵部１０に貯えたフィルムを現像部１６に
送り出す際ニ搬送ローラ１２によるフィルム搬送速度と
現像部１６におけるフィルム搬送速度との速度誤差によ
って生じる上述の現象が大きな問題となっていた。特に
大量の影響済みフィルムを貯蔵部に貯えた後、現像を開
始すると、速度誤差によるフィルム搬送量の蓄積差が増
大して上述の問題が発生したり、フィルムカッタによっ
てフィルムを切断後、次の現像を行う際に現像部へのフ
ィルムの受は渡しがスムーズに行えない等の問題かあっ
た。

［課題を解決するための手段コ 本発明によれば、撮影部において撮影されたフィルムを
一旦貯蔵部に貯えた後、貯蔵部から次の工程である現像
部へフィルムを送り出すための搬送手段に駆動力を伝達
、解除するためのクラッチ手段およびフィルム送り量を
検出するための検出手段を設け、現像開始時に該搬送手
段を駆動させて、現像部へフィルムを所定量送った後、
該搬送手段の駆動を解除し、従動とさせるこによって、
該搬送手段と現像部との間でフィルム搬送時の相対速度
差を生じさせることなくフィルム送りを可能とさせるも
のでフィルムに生じる弛みやキズ、ジャム等を防止する
ようにしたものである。

［実施例］ 以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。

第１図は本発明に係る画像記録装置（プロセッサカメラ
）の概略構成図を示す。第５図と同様の構成のものは同
一の符号を付して説明を省略する。

図はフィルムカッタ１４によって切断された後、貯蔵部
１０に撮影済みのフィルムがループ状に貯えられた状態
を示すものである。

所定の撮影が終了した後、現像開始時には搬送ローラ１
２が駆動されてフィルムを現像部１６へ送り出す。

第２図は第１図におけるフィルム搬送機構の主要部を示
す図であり、キャプスタンローラ９のローラ軸９ａには
エンコーダ９ｂおよびフォトインタラプタ９Ｃが設けら
れている。

９ｅはキャプスタンローラ９を一定速度で駆動するため
の駆動源であり、９ｄは必要に応じて駆動を伝達（ＯＮ
）、解除（ＯＦＦ）するための電磁クラッチである。同
様に搬送ローラ１２のローラ軸１２ａには、エンコーダ
１２ｂおよびフォトインタラプタ１２ｃか設けられてい
る。１２ｄは電磁クラッチ、１２ｅおよび１６ｂは駆動
プーリ、１２ｆは搬送ローラ駆動ベルト、１６ａ４ま現
像部駆動モータ、１６ｃは現像部駆動ヘルドである。

第４図は上記実施例装置の制御ブロック図である。

ＣＰＵ等の制御手段Ｓに、フィルム検知センサ１３、キ
ャプスタンローラ９および搬送ローラ１２のパルス検出
器Ｐ、、Ｐ２から信号が人力される。さらにこれらの人
力信号とＣＰＵのメモリ部のデータ信号に基づいて、キ
ャプスタンローラ駆動モータ９ｅ、キャプスタンローラ
電磁クラッチ９ｄおよび現像部駆動モータ１６ａ、搬送
ローラ電磁クラッチ１２ｄさらにフィルムカッタ駆動ソ
レノイド１４ｂに対して制御信号が出力されるようにな
っている。

第５図はフローチャートである。

上記構成において、現像開始指令（ステップＳ１）によ
り現像部駆動モータ１６ａが作動し、これに連結された
駆動プーリ１６ｂおよび現像部駆動ヘルド１６ｃによっ
て、不図示の現像部１６における各搬送ローラが駆動さ
れる（ステップＳ２）。

方、駆動プーリ１６ｂおよび搬送ローラ駆動ヘルド１２
ｆ、搬送ローラ軸１２ａに連結された駆動プーリ１２ｅ
が駆動し、電磁クラッチ１２ｄかオンすることによって
、搬送ローラ１２が回転駆動され、貯蔵部１０内のフィ
ルムＦが現像部へと搬送される（ステップＳ３）。搬送
ローラ１２が駆動されると、エンコーダ１２ｂおよびフ
ォトインタラプタ１２ｃにより搬送ローラ１２の回転量
に比例したパルス数をカウントして検知することによっ
て搬送ローラ１２によるフィルム搬送量が検出される（
ステップＳ４）。

搬送ローラ１２によるフィルム搬送量が所定量に達した
場合（本実施例においてはフィルムが現像部１６へ送ら
れた後、安定した搬送力が得られる長さとして、フィル
ム送り量を約２０ｃｍに設定しである。）にはぐステッ
プＳ５〉、電磁クラッチ１２ｄをオフにして搬送ローラ
１２の駆動を解除する（ステップＳ６）。その後フィル
ムは現像部における搬送ローラの駆動によってのみ、搬
送されることになり、搬送ローラ１２は搬送されるフィ
ルムによって従動回転する。

その後、貯蔵部内に貯えられたフィルムがすべて現像部
へ排送されると、停止状態（電磁クラッチ９ｄｈ）ＯＦ
Ｆ状態）にあるキャプスタンローラ９が搬送されるフィ
ルムに従動して連れ回りし、キャプスタンローラ軸９ａ
に連結されたエンコーダ９ｂからパルス信号が発生する
。このパルス信号によって撮影部ローラ７上の露光位置
にあるフィルムＦ上の最終露光画像がカッタ１４を通過
する位置まで送られた後（ステップＳ７）、カッタ１４
によってフィルムＦが切断される（ステップＳａ）。

第３図はフィルムカッタの駆動機構を示す図である。１
４ａはカッタ１４を保持するカッタアーム、１４ｂはソ
レノイドで、プランジャ１４ｃにはカッタアーム１４ａ
の一端がピン１４ｄにより係止されている。ソレノイド
１４ｂがプランジャ１４ｃを吸引すると、カッタアーム
１４ａが支点１４ｅを中心に揺動する。１５はカッタ１
４を両側からガイドして、カッタ作動時にフィルムＦを
保持するためのカッタガイドである。１４ｆはカッタア
ーム１４ａに連結された復帰バネである。

なお上述の実施例においては、搬送ローラの駆動を伝達
・解除するためのクラッチ手段として、電磁クラッチを
用いたが、バネクラッチにより、駆動を伝達・解除させ
てもよい。

また上述の実施例においては、搬送ローラの駆動源を現
像部の駆動源と同一としたが、別の駆動源により駆動さ
せてもよい。

上述の実施例においては、搬送ローラによる現像部への
所定搬送量を約２０ｃｍに設定したが、安定したフィル
ム搬送を得るために、現像部の構造やフィルム搬送経路
の構成に応じて、搬送量を変えてもよい。

現像開始指令は現像開始ボタンを操作したとき、或いは
貯蔵部に所定量のフィルムが貯蔵されたときに現像開始
指令信号を発生するようにする。

［発明の効果］ 以上説明したように、撮影部において撮影されたフィル
ムを現像部へ受は渡す際に、現像部よりも上流側に設け
られた搬送手段によりフィルムを現像部へ所定量搬送し
た後は該搬送手段の駆動を解除させることによって、現
像部におけるフィルム搬送速度との速度誤差によって生
しるフィルムの弛みやフィルムに加わる負荷等の影響を
排除できるので、スムーズなフィルム送りが可能となり
、フィルムキズやフィルムジャムを防止する効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るプロセッサカメラのフ
ィルム搬送系の概略構成図、 第２図は第１図の主要なフィルム搬送機構を示す斜視図
、 第３図は第１図のフィルムカッタの駆動機構を示す斜視
図、 第４図は第１図の装置の制御ブロック図、第５図はフロ
ーチャート図、 第６図は従来のプロセッサカメラのフィルム搬送系の概
略構成図、である。 ５・・・撮影部、１０・・・貯蔵部、１６・・・現像部
、１２・・・搬送ローラ、１２ｄ・・・電磁クラッチ４
ｆ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被写体をフィルムに撮影する撮影部と、撮影済みフィル
   ムを一時的に貯蔵する貯蔵部と該貯蔵部のフィルムを現
   像部へ搬送する搬送手段とを有する画像記録装置におい
   て、現像開始時に前記搬送手段によって貯蔵部から現像
   部へフィルムを所定の長さ搬送した後、該搬送手段の駆
   動を解除することを特徴する画像記録装置。