JPH03242454A - 自動2輪車のバイスタータ装置 - Google Patents

自動2輪車のバイスタータ装置

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JPH03242454A
JPH03242454A JP3849990A JP3849990A JPH03242454A JP H03242454 A JPH03242454 A JP H03242454A JP 3849990 A JP3849990 A JP 3849990A JP 3849990 A JP3849990 A JP 3849990A JP H03242454 A JPH03242454 A JP H03242454A
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JP
Japan
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starter
negative pressure
passage
air
engine
Prior art date
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Pending
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JP3849990A
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English (en)
Inventor
Yukio Fujimura
幸雄 藤村
Kenji Torii
鳥居 謙二
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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  • Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、キャブレタのスタータ通路を開閉制御する
自動2輪車のバイスタータ装置に関する。
(従来の技術) 自動2輪車に使用されるキャブレタには、冷機始動時に
濃い目の混合気を供給するスタータ通路を、暖機の進行
に合わせて閉じるようにしたバイスタータ装置付きのも
のがある。
バイスタータ装置は、通電により発熱し、その温度上昇
に応じて抵抗値が増加する正の温度係数(pOIili
ve lemparatu+e coelficien
l・・−ポジティブ・テンバレイチャー・コーエフィシ
エント)をもつ発熱体(以下PTCヒータという)と、
この発熱体の温度に応じて熱膨脹するワックスなどを封
入した熱膨張体とが備えられて、キャブレタのスタータ
通路を開閉制御するスタータプランジャがこの熱膨張体
に接続され、かつPTCヒータには、マグネトの起電電
流回路またはエンジンが回転すると電流が供給されるよ
うに制御された電源回路が、バイスタータ回路として接
続されたものである。
第4図は、従来のバイスタータ装置付きのキャブレタの
通路の断面図で、ベンチュリ通路aはピストンバルブb
により開度が制御され、スタータ通路Cはスタータプラ
ンジャdにより開閉される。
eはスタータ燃料通路である。
冷機時には、雰囲気温度により熱膨張体は収縮している
ので、スタータプランジャdはスタータ通路Cを開いて
いて、エンジンを始動すれば濃い混合気が生成される。
エンジン始動後は、マグネトで発電した電流がPTCヒ
ータに供給され、PTCヒータが発熱して熱膨張体を加
熱し、その膨脹によりスタータプランジャdが押し出さ
れてスタータ通路Cを閉じ、スタータ動作が終了する。
バイスタータ装置は、この動作時間がエンジンの暖機運
転時間に合うように設定されている。
しかし、実際上には、始動時と始動後とでは、混合気濃
度の要求が異なっている。すなわち、冷機を始動する時
は、燃料の気化が充分でなく、吸気通路に付着したりす
るので、その分を見込んで多量の燃料を供給する必要が
あるが、始動後は連続して燃料が供給されるため、始動
用の燃料では過濃になって、アイドリングの持続がむつ
かしく、エンジンストップが発生する。
そこで、次のような対策が採られているが、それぞれに
問題点があり、充分な結果が得られないものであった。
アイドリングの持続を重視して、スタータ通路Cの混合
気を薄目に設定すると、始動性の低下が免れないし、始
動性を重視して混合気は濃い目にし、バイスタータ装置
の温度特性を変えて早期にスタータ通路Cを閉じる方法
では、場合によっては暖機運転が不充分で、スタータ通
路C閉止後にエンジンストップが起こることがあり、ま
た、スタータ通路Cの通路径、φA、φBや介装したス
タータエアジェツトの穴径の組み合わせを選定して、始
動とアイドリングでの平均的濃度を設定したものがある
が、冬季などのひどい冷機時にはトラブルが多発する、
などである。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、上記のような問題に鑑みてなされたもので
、キャブレタのスタータ通路を制御する自動2輪車のバ
イスタータ装置において、スタータ通路で生成される混
合気が、冷機始動時は濃く、始動後はすこし濃度が下が
るようにして、冷機始動性、暖機運転の持続性の双方を
ともに向上させることができる自動2輪車のバイスター
タ装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、この発明の自動2輪車のバ
イスタータ装置は、通電により発熱し、その温度上昇に
応じて抵抗値が増加する発熱体と、この発熱体の温度に
応じて熱膨脹する熱膨張体とが備えられて、キャブレタ
のスタータ通路に介装されたスタータプランジャが上記
熱膨張体により開閉制御され、かつ上記発熱体には、マ
グネトの起電電流などが供給されるバイスタータ回路が
接続された自動2輪車のバイスタータ装置において、プ
ランジャ上流側のスタータ通路に、負圧応動バルブによ
り開閉制御されるサブスタータエア通路が合流して接続
され、上記負圧応動バルブは、動作負圧室にエンジン吸
入負圧が導入されると共に、その動作特性が、エンジン
始動動作時の弱い吸入負圧では閉じ、始動後のアイドリ
ング回転の吸入負圧では開くように設定された構成にな
る。
(作用) このように構成されたもので、冷機時には熱膨張体が収
縮しているので、スタータプランジャはスタータ通路を
開通し、かつ負圧応動バルブが閉じ、サブスタータエア
通路は閉塞されている。
この冷機状態でキック、セルモータなどにより始動する
と、その時のエンジン回転に伴う吸気通路の負圧では負
圧応動バルブは開かないので、すブスタータエア通路は
閉塞されたままで、スタータ通路の入り口のみからスタ
ータエアジェツトなどで計量されたエアがスタータ通路
に導入される。
従ってスタータ通路の負圧が強く、スタータ燃料ジェッ
トから多量の燃料が吸出されて濃い混合気が生成され、
これが供給されて円滑にエンジンが始動する。
始動後のアイドリング運転では、吸気通路の負圧が強く
なり、負圧応動バルブが動作してサブスタータエア通路
が開通する。よってスタータ通路へのエアの吸入量が増
して負圧が弱まり、燃料の吸出量が減少するので、混合
気は始動時より薄くなり、最適の空燃比になってアイド
リング運転が持続される。
エンジンが暖機されるまでは、しばらくの間この状態が
続き、やがてマグネトなどから供給された電流によりP
TCヒータの発熱が進み、その加熱によって熱膨脹体が
膨脹し、スタータプランジャがスタータ通路を閉じ、ス
タータの動作が終了する。
こうして、冷機始動時と暖機運転時のそれぞれに最適な
混合気が供給され、始動性と持続性の両方が満足される
(実施例) 以下この発明の実施例を示す図に就いて説明する。
第1図はこの発明の実施例になる自動2輪車のバイスタ
ータ装置を示すキャブレタの通路の横断面図、第2図は
負圧応動バルブの断面図である。
先ず、バイスタータ装置付きのキャブレタの一例を第5
図、第6図、第7図により説明する。
ベンチュリ通路■には、メイン燃料ジェット4を介して
フロート室5に通ずるメイン燃料通路3が開口して、ベ
ンチュリ通路上に流れるエアに燃料が供給される。その
ベンチュリ通路1の開度は、ピストンバルブ2の昇降に
より制御され、メイン燃料通路3の開度は、ピストンバ
ルブ2に接続されて昇降するジェットニードル6により
制御されて、混合気の供給量および空燃比が制御される
また、ベンチュリ通路1に(ヨ、ピストンバルブ2の上
流側と下流側とをバイパスするスタータ通路7が開設さ
れている。スタータ通路7の入口にはスタータエアジェ
ツト8が介装され、流通するエアを計量している。
スタータ通路7の途中には、第6図、第7図に示すよう
に、スタータ燃料ジェット9を介してフロート室5に通
ずるスタータ燃料通路10が開口し、流通するエアに燃
料を供給する。この場合、上記スタータエアジェツト8
は、スタータ通路7内の負圧を大きくするように作用し
、従ってスタータ燃料の噴出量が多くなり、濃い混合気
が生成される。
また、スタータ通路7には、昇降により通路を開閉する
スタータプランジャ11が、常時はスプリング12によ
り上昇するようにして介装される。
そのスタータプランジャ11の上方に押しピン13が接
続され、上端がバイスタータハウジング14内に突出す
る。
バイスタータハウジング14内には、PTCヒータ15
と熱膨張体16が収められる。熱膨張体16は、ワック
スが封入された受熱部16aと。
そのワックスの熱膨張により先端から押し出されるプラ
ンジャ16bより構成され、受熱部16a尾端が上記P
TCヒータ15に接触する。プランジャ16bの先端に
は、スプリング18により常時後退方向へ付勢された進
退スピンドル17が接続され、その先端の傾斜面17a
の先方に上記押しピン13の尾端が位置する。
PTCヒータ15の両極にはバイスタータ回路19が接
続される。バイスタータ回路19にはマグネトの起電電
流が供給される。PTCヒータ↓5は、前記したように
、通電により発熱し、温度上昇に応じて電気抵抗が増す
次に、上記スタータ通路7のスタータプランジャ11と
スタータエアジェツト8の間には、ノズル20を介して
サブスタータエア通路21が接続される。サブスタータ
エア通路21の上流端はエアクリーナのクリーン側に接
続され、途中には、一定値以上の強い負圧で閉じる負圧
応動バルブ22が挿入されている。
負圧応動バルブ22の一例を第2図に示す。
バルブボディ23のバルブ室24には、エア人口25a
が連通し、かっ通孔26を介してエア出口25bが通じ
る。バルブ室24はダイアフラム27により区画されて
、負圧室28が形成され、そのダイアフラム27中心の
バルブ本体29がスプリング29の力で上記通孔26を
塞いでいる。
負圧室28には、ベンチュリ通路1上流の吸気通路31
にノズル32を介して接続された負圧導入管30が接続
されて、吸気通路31の負圧が導入される。そして、負
圧応動バルブ22と吸気負圧との関係は、次のように設
定されている。
すなわち、キックやセルモータによる始動によりエンジ
ンが数回転する程度の弱い吸気負圧では、通孔26は開
かない。始動後、回転が継続して吸入負圧が少し強くな
ると、スプリング29の弾力に抗してダイアフラム27
を引き、通孔26を開けてエア入口25aとエア出口2
5bとを通じ、サブスタータエア通路21が開通される
以下、作用について述べる。
冷機時には、その雰囲気温度によりバイスタータ装置の
熱膨張体16は収縮していて、進退スピンドル17は後
退し、スタータプランジャ11は上昇してスタータ通路
7を全開している。従って冷機で始動しようとした時に
は、スタータ通路7を通じてエアが吸入されるが、負圧
応動バルブ22がサブスタータエア通路21を閉塞して
いるので、スタータエアジェツト8のみからエアが導入
されて、スタータ通路7内の負圧が強く、スタータ燃料
通路10から多量の燃料が吸出されて、濃混合気が吸気
通路31に供給される。よって、エンジンは円滑に始動
される。
始動すると、エンジンは自刃で回転を始め、吸気通路3
1の負圧が強くなり、負圧応動バルブ22が動作してサ
ブスタータエア通路21が開通する(第3図参照)。こ
れによりノズル20の内径φCでされたエアが加算され
てスタータ通路7のエア吸入量が増し、負圧が弱まり、
スタータ燃料通路IOよりの燃料の噴出量が減少して、
屈合気は始動時より薄くなる。よって最適の空燃比とな
ってアイドリング運転が持続される。
エンジンが暖機されるまでは、しばらくの間この状態が
続き、やがてマグネトなどから供給された電流によりP
TCヒータ15の発熱が進み、隣接する受熱部16aの
加熱により熱膨張体16が彫版し、スタータプランジャ
11がスタータ通路7を閉じ、スタータの動作が終了す
る。
こうして、冷機始動時と暖機運転時のそれぞれに最適な
混合気が供給され、始動性と持続性の両方が満足される
〔発明の効果〕
以上の通り、この発明の自動2輪車のバイスタータ装置
は、通電により発熱し、その温度上昇に応じて抵抗値が
増加する発熱体と、この発熱体の温度に応じて熱彫版す
る熱膨張体とが備えられて、キャブレタのスタータ通路
に介装されたスタータプランジャが上記熱膨張体により
開閉制御され、かつ上記発熱体には、マグネトの起電電
流などが供給されるバイスタータ回路が接続された自動
2輪車のバイスタータ装置において、プランジャ上流側
のスタータ通路に、負圧応動バルブにより開閉制御され
るサブスタータエア通路が合流して接続され、上記負圧
応動バルブは、動作負圧室にエンジン吸入負圧が導入さ
れると共に、その動作特性が、エンジン始動動作時の弱
い吸入負圧では閉じ、始動後のアイドリング回転の吸入
負圧では開くように設定されたもので、負圧応動バルブ
により開閉制御されるサブスタータエア通路を追加した
だけの簡単な構造により、スタータ通路で生成される混
合気の濃度を自動的に調整して、冷機始動性、暖機運転
の持続性の双方をともに向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の自動2輪車のバイスタータ装置の実
施例を示すキャブレタの横断平面図、第2図は第1図の
負圧応動バルブの拡大した断面図、第3図は負圧応動バ
ルブの作用を説明する図表、第4図は従来のバイスター
タ装置の一例を示すキャブレタの横断平面図、第5図は
バイスタータ装置付きのキャブレタの一例を示す縦断側
面図、第6図は第5図のバイスタータ装置の縦断面図、
第7図は第6図A−A矢視の拡大断面図である。 1・・・ベンチュリ通路、5・・・フロート室、7・・
・スタータ通路、11・・・スタータプランジャ、15
・・・PTCヒータ、■6・・・熱膨張体、19・・・
バイスタータ回路、21・・・サブスタータエア通路、
22・・負圧応動バルブ、28・・・負圧室、30・・
・負圧導入管、31・・・吸気通路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 通電により発熱し、その温度上昇に応じて抵抗値が増加
    する発熱体と、この発熱体の温度に応じて熱膨脹する熱
    膨脹体とが備えられて、キャブレタのスタータ通路に介
    装されたスタータプランジャが上記熱膨脹体により開閉
    制御され、かつ上記発熱体には、マグネトの起電電流な
    どが供給されるバイスタータ回路が接続された自動2輪
    車のバイスタータ装置において、プランジャ上流側のス
    タータ通路に、負圧応動バルブにより開閉制御されるサ
    ブスタータエア通路が合流して接続され、上記負圧応動
    バルブは、動作負圧室にエンジン吸入負圧が導入される
    と共に、その動作特性が、エンジン始動動作時の弱い吸
    入負圧では閉じ、始動後のアイドリング回転の吸入負圧
    では開くように設定されたことを特徴とする自動2輪車
    のバイスタータ装置。
JP3849990A 1990-02-21 1990-02-21 自動2輪車のバイスタータ装置 Pending JPH03242454A (ja)

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