JPH03242405A - カムシャフトの製造方法 - Google Patents
カムシャフトの製造方法Info
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- JPH03242405A JPH03242405A JP3608390A JP3608390A JPH03242405A JP H03242405 A JPH03242405 A JP H03242405A JP 3608390 A JP3608390 A JP 3608390A JP 3608390 A JP3608390 A JP 3608390A JP H03242405 A JPH03242405 A JP H03242405A
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- camshaft
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Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はエンジンのカムシャフトの製造方法に関する。
(従来技術)
エンジンの高出力化に伴って、特にカムシャフトのカム
面の耐摩耗性の向上が要求されている。
面の耐摩耗性の向上が要求されている。
そこで従来より、T I G、プラズマ、レーザ等の高
密度エネルギ熱源を用いてカム面を再溶融し、次にこれ
を急冷却することによって、カム面にチル(白銑)組織
を形成させるチル硬化処理が行なわれている。
密度エネルギ熱源を用いてカム面を再溶融し、次にこれ
を急冷却することによって、カム面にチル(白銑)組織
を形成させるチル硬化処理が行なわれている。
ところで、耐摩耗性向上のためにカムシャフトのカム面
に対してチル化処理を施した場合、カム面のエツジが溶
融に際して表面張力により球状化して、いわゆる肩ダレ
を生じ、寸法精度、形状に誤差が生じ、実用に供し難く
なる問題があることが知られている。そのため、従来か
ら、エツジ部は溶融しないで中間部に対してのみチル化
処理を行なったり、あるいは特開昭58−167722
号公報に開示されているように、エツジ部と中間部とを
別個にチル化処理することが提案されている。
に対してチル化処理を施した場合、カム面のエツジが溶
融に際して表面張力により球状化して、いわゆる肩ダレ
を生じ、寸法精度、形状に誤差が生じ、実用に供し難く
なる問題があることが知られている。そのため、従来か
ら、エツジ部は溶融しないで中間部に対してのみチル化
処理を行なったり、あるいは特開昭58−167722
号公報に開示されているように、エツジ部と中間部とを
別個にチル化処理することが提案されている。
しかしながら、エツジ部を溶融しない場合、カム接触面
の減少による面圧の上昇およびエツジ部の耐摩耗性の点
で問題があり、また、エツジ部と中間部とに対し別個に
チル化処理を施すことは作業性の点で問題があった。ま
たカム面に再溶融処理を施すときの溶融幅の制御が困難
なため、溶融幅に大小を生じ易いが、溶融幅が小さい場
合、そのまま研磨加工を行なうと、エツジ部に未処理部
が露出して、前述と同様にその部分が摩耗する問題があ
り、また溶融幅が大きい場合には、加工代が大きくなる
とともに、処理深さか不均一となる問題があった。
の減少による面圧の上昇およびエツジ部の耐摩耗性の点
で問題があり、また、エツジ部と中間部とに対し別個に
チル化処理を施すことは作業性の点で問題があった。ま
たカム面に再溶融処理を施すときの溶融幅の制御が困難
なため、溶融幅に大小を生じ易いが、溶融幅が小さい場
合、そのまま研磨加工を行なうと、エツジ部に未処理部
が露出して、前述と同様にその部分が摩耗する問題があ
り、また溶融幅が大きい場合には、加工代が大きくなる
とともに、処理深さか不均一となる問題があった。
さらにカム面に対する再溶融処理に際してカムシャフト
が局部的に加熱されることにより、カムシャフトに曲り
を生じる等の問題もあった。
が局部的に加熱されることにより、カムシャフトに曲り
を生じる等の問題もあった。
(発明の目的)
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、カム
面のエツジの肩ダレ未溶融部分か生じるおそれのない、
かつ、カムシャフトに曲りを生じるおそれのないカムシ
ャフトの製造方法を提供することを目的とする。
面のエツジの肩ダレ未溶融部分か生じるおそれのない、
かつ、カムシャフトに曲りを生じるおそれのないカムシ
ャフトの製造方法を提供することを目的とする。
(発明の構成)
本発明によるカムシャフトの製造方法は、長尺の素材か
ら所定のカム断面形状を有する長尺のカム素材を形成し
、このカム素材の外周面に対し再溶融硬化処理を施した
後、上記カム素材を所定幅に切断して個々のカムピース
を得、これらカムピースをシャフト部材に固着してカム
シャフトを得ることを特徴とする。
ら所定のカム断面形状を有する長尺のカム素材を形成し
、このカム素材の外周面に対し再溶融硬化処理を施した
後、上記カム素材を所定幅に切断して個々のカムピース
を得、これらカムピースをシャフト部材に固着してカム
シャフトを得ることを特徴とする。
(発明の効果)
本発明によれば、所定のカム断面形状を有する長尺のカ
ム部材の外周面に対し再溶融化処理を施しているため、
従来の方法におけるようなカム面のエツジの肩グレや未
溶融部分が生じることがなくなり、また熱処理がカム素
材の状態で行なわれるため、熱によるカムシャフトの曲
りが生じるおそれもなく、さらに溶融部幅の制御もきわ
めて容易となる利点がある。
ム部材の外周面に対し再溶融化処理を施しているため、
従来の方法におけるようなカム面のエツジの肩グレや未
溶融部分が生じることがなくなり、また熱処理がカム素
材の状態で行なわれるため、熱によるカムシャフトの曲
りが生じるおそれもなく、さらに溶融部幅の制御もきわ
めて容易となる利点がある。
(実 施 例)
以下、図面を参照して本発明の実施例についてその工程
順に説明する。
順に説明する。
まず、第1図に示すように、必要数のカムピースが得ら
れる長さを有する中空の棒材を用意し、その外周面を所
定のカム断面形状に加工して、軸線方向に長いカム素材
1を作成する。
れる長さを有する中空の棒材を用意し、その外周面を所
定のカム断面形状に加工して、軸線方向に長いカム素材
1を作成する。
次にこのカム素材1の外周面に対し、TIG。
プラズマ、レーザ等の高密度エネルギ熱源を用いて再溶
融処理を施す。すなわち、第2図に示すように、カム素
材1の軸線方向両端を、モータ2の回転軸3および回転
治具4によって回動自在に支持し、モータ2を駆動して
カム素材lをその軸線のまわりで回転させながらカム素
材1の外周面にレーザビーム5を照射し、かつ、ビーム
5をカム素材1の一方の端部から他方の端部まで移動さ
せて、カム素材1の外周面の全面に対し再溶融処理を施
す。この再溶融処理に際しては、レーザ出力4kWで、
ab値1.2をもってオシレートさせながらレーザビー
ム5の照射を行なった。カム素材1の回転速度は2〜4
rpm、レーザスポットの移動速度は約0.5mm/秒
であった。
融処理を施す。すなわち、第2図に示すように、カム素
材1の軸線方向両端を、モータ2の回転軸3および回転
治具4によって回動自在に支持し、モータ2を駆動して
カム素材lをその軸線のまわりで回転させながらカム素
材1の外周面にレーザビーム5を照射し、かつ、ビーム
5をカム素材1の一方の端部から他方の端部まで移動さ
せて、カム素材1の外周面の全面に対し再溶融処理を施
す。この再溶融処理に際しては、レーザ出力4kWで、
ab値1.2をもってオシレートさせながらレーザビー
ム5の照射を行なった。カム素材1の回転速度は2〜4
rpm、レーザスポットの移動速度は約0.5mm/秒
であった。
次にカム素材1を急冷却することによってカム素材1の
外周面全体に連続したチル硬化処理層を形成し、続いて
第3図に示すように、カム素材1を切断線りにおいて所
定幅に切断し、第4図(a)、(b)に示すような、外
周面にチル硬化処理層6の形成された、かつ軸孔7aを
備えた複数個のカムピース7を得た。
外周面全体に連続したチル硬化処理層を形成し、続いて
第3図に示すように、カム素材1を切断線りにおいて所
定幅に切断し、第4図(a)、(b)に示すような、外
周面にチル硬化処理層6の形成された、かつ軸孔7aを
備えた複数個のカムピース7を得た。
次に第5図に示すように、カムピース7を中空のシャフ
ト部材8に嵌着し、かつカムピース7をシャフト部材8
に溶接して組立カムシャフト9を得る。
ト部材8に嵌着し、かつカムピース7をシャフト部材8
に溶接して組立カムシャフト9を得る。
このような方法でカムシャフト9を製造すれば、各カム
ピース7のカム面に均一な厚さのチル硬化処理層6が形
成され、かつカム面における肩グレの発生等の問題を完
全に解決したカムシャフト9が得られること明らかであ
る。
ピース7のカム面に均一な厚さのチル硬化処理層6が形
成され、かつカム面における肩グレの発生等の問題を完
全に解決したカムシャフト9が得られること明らかであ
る。
また本発明では、カム素材1の状態で熱処理が行なわれ
るため、熱によるカムシャフトの曲り等の問題が全くな
くなり、カムシャフトの曲り直しなどの工程を設ける必
要もなくなる。
るため、熱によるカムシャフトの曲り等の問題が全くな
くなり、カムシャフトの曲り直しなどの工程を設ける必
要もなくなる。
なお、本実施例では、レーザのような高密度エネルギ熱
源を用いてカム素材lの外周面を再溶融しているが、こ
の再溶融処理を、誘導加熱あるいは炉内での処理によっ
て行なってもよいことは言うまでもない。
源を用いてカム素材lの外周面を再溶融しているが、こ
の再溶融処理を、誘導加熱あるいは炉内での処理によっ
て行なってもよいことは言うまでもない。
第1図〜第5図は本発明によるカムシャフトの製造工程
を工程順に示す説明図で、第1図はカム素材の斜視図、
第2図はレーザビームによる再溶融処理工程の説明図、
第3図は軸線と平行な面で切断したカム素材の断面図、
第4図(a)、(b)は軸線に直角な面および平行な面
でそれぞれ切断したカムピースの断面図、第5図はカム
シャフトの部分的斜視図である。 1・・・カム素材 3・・モータ回転軸 5・・・レーザビーム 7・・・カムピース 9・・組立カムシャフト 2・・・モータ 4・・・回転治具 6・・・チル硬化処理層 8・・・シャフト部材
を工程順に示す説明図で、第1図はカム素材の斜視図、
第2図はレーザビームによる再溶融処理工程の説明図、
第3図は軸線と平行な面で切断したカム素材の断面図、
第4図(a)、(b)は軸線に直角な面および平行な面
でそれぞれ切断したカムピースの断面図、第5図はカム
シャフトの部分的斜視図である。 1・・・カム素材 3・・モータ回転軸 5・・・レーザビーム 7・・・カムピース 9・・組立カムシャフト 2・・・モータ 4・・・回転治具 6・・・チル硬化処理層 8・・・シャフト部材
Claims (1)
- 長尺の素材から所定のカム断面形状を有する長尺のカム
素材を形成し、このカム素材の外周面に対し再溶融硬化
処理を施した後、上記カム素材を所定幅に切断して個々
のカムピースを得、これらカムピースをシャフト部材に
固着してカムシャフトを得ることを特徴とするカムシャ
フトの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3608390A JPH03242405A (ja) | 1990-02-19 | 1990-02-19 | カムシャフトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3608390A JPH03242405A (ja) | 1990-02-19 | 1990-02-19 | カムシャフトの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03242405A true JPH03242405A (ja) | 1991-10-29 |
Family
ID=12459855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3608390A Pending JPH03242405A (ja) | 1990-02-19 | 1990-02-19 | カムシャフトの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03242405A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103764317A (zh) * | 2011-06-30 | 2014-04-30 | 蒂森克虏伯普里斯塔科技中心股份公司 | 带有轴向可移动凸轮组的凸轮轴 |
-
1990
- 1990-02-19 JP JP3608390A patent/JPH03242405A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103764317A (zh) * | 2011-06-30 | 2014-04-30 | 蒂森克虏伯普里斯塔科技中心股份公司 | 带有轴向可移动凸轮组的凸轮轴 |
US9261177B2 (en) | 2011-06-30 | 2016-02-16 | Thyssenkrupp Presta Teccenter Ag | Camshaft with axially movable cam pack |
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