JPH03242197A - 洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、同期モータから成るタイマーモータを備えた
タイマーにより洗濯運転を制御するようにした洗濯機に
関する。

（従来の技術） 従来、例えば二槽式洗濯機においては、同期モータから
成るタイマーモータおよびカムスイッチを備えたタイマ
ーにより、洗濯モータを正転（通電）、休止（断電）、
反転（通電）を周期的に繰り返して洗濯運転を行ない、
且つ、その洗濯運転の時限制御も行なうようにしている
。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来のものでは、洗濯機を電源周波
数５０Ｈｚ地域で使用する場合と、６０Ｈｚ地域で使用
する場合とで洗浄効果が異なる不都合がある。すなわち
、タイマーの操作摘みの操作変位量を５０Ｈｚの場合と
６０Ｈｚの場合とで同等の操作変位量にセットした場合
、５０’　Ｈｚで仮に１０分の時限が６０Ｈｚでは約８
，３分の時限となってしまう。このような時限の相違は
タイマーモータが同期モータであることからやむを得な
いものであるものの、洗濯モータの駆動のトータル時間
すなわち通電のトータル時間が６０Ｈ２の場合では５０
Ｈｚに比して短縮され、その分、洗浄効果が低くなって
しまう。なお、操作摘みの操作変位量を使用者側で６０
Ｈｚの場合に大きくして時限設定を５０Ｈｚの場合と同
等とすれば、洗浄効果を５０Ｈｚの場合と同等に得るこ
とができるか、その場合、５０Ｈｚ用のタイマー目盛と
６０Ｈｚ用のタイマー目盛とが必要になって、タイマー
摘みセット用の目盛表示部の構成が複雑となると共に、
使用者がいずれの目盛表示部を使用するのかを認識して
おかなければならず使い勝手が悪くなる。

そこで、本発明の目的は、電源周波数が５０Ｈ２または
６０Ｈｚのいずれでもほぼ°同等の洗浄効果を得ること
ができ、且つタイマー摘みセットのための目安表示部を
一種類で両電源周波数に共通に使用することが可能とな
る洗濯機を提供するにある。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） 本発明は、同期モータから成るタイマーモータおよびカ
ムスイッチを備えたタイマーにより、洗濯モータを所定
の周期で通断電して洗濯運転を実行させ且つその洗濯運
転を時限制御するようにしたものにおいて、前記タイマ
ーにおける前記洗濯モータの通断電に対する通電のデユ
ーティ−比を電源周波数が６０Ｈｚの場合には５０Ｈｚ
の場合の１．２倍に設定したところに特徴を有する。

（作用） 操作摘みの操作変位量を、電源周波数５０Ｈ２と６０Ｈ
ｚとで同一とした場合、５０Ｈｚの場合の洗濯運転時限
に対して、６０Ｈｚの場合の洗濯運転時限は１／１．２
となる。このような事情下において、５０Ｈｚの場合と
６０Ｈｚの場合とで洗濯モータの通断電の通電のデユー
ティ−比が同一であれば、６０Ｈｚの場合に洗濯モータ
の駆動のトータル時間が短くなる。

しかるに上記手段によれば、タイマーにおける前記洗濯
モータの通断電に対する通電のデユーティ−比を電源周
波数が６０Ｈｚの場合には５０Ｈ２の場合の１．２倍に
設定しであるから、操作摘みの操作変位量が同等であれ
ば６０Ｈｚの場合の洗濯モータの駆動トータル時間が、
５０Ｈｚの場合と同一となる。この結果、電源周波数が
５０Ｈ２または６０Ｈｚのいずれでもほぼ同等の洗浄効
果を得ることができ、そして電源周波数５０Ｈｚと６０
Ｈｚとで同等の洗浄効果を得るについて同等の操作変位
量ですむから、即ち操作変位量の目安か同等ですむから
、タイマー摘みセット用の目安表示部を一種類で両電源
周波数に共通に使用することが可能となる。

（実施例） 以下、本発明の第１の実施例につき第１図ないし第３図
を参照しながら説明する。

第３図には、二槽式洗濯機における操作箱１を示してお
り、この操作箱１のパネル２には、電源周波数指定のた
めのｒ５０ＨｚＪ指定ボタン３ｒ６０ＨｚＪ指定ボタン
４が設けられていると共に、水流指定のための「強」指
定ボタン５．「中」指定ボタン６および「弱」指定ボタ
ン７が設けられている。さらには、回動操作形のタイマ
ー摘み８が設けられていると共に、このタイマー摘み８
の周囲に該タイマー摘み８の操作変位量の目安となる目
安表示部９が付設されている。この目安表示部９は、洗
濯運転の絶対的な時間値でなく洗濯の入念さまたは仕上
がりの速さの概略的な目安をもって表示している。具体
的にはタイマー摘み８の操作変位ｆ；１（回動角度）が
大きくなる方向（矢印Ａ方向）に「スピード」、「標準
」および「倉入」の文字を順に付している。

次に電気回路を示す第２図において、タイマー１０は、
同期モータから成るタイマーモータ１１を備える他に前
記タイマー摘み８および目安表示部９並びにカムスイッ
チ１２ないし１８を備えて構成されており、カムスイッ
チ１２は、時限要素であるカム領域が前記タイマー摘み
８による操作変位量（回動角度）に応じて設定されると
ころの主接点たるものであり、このカムスイッチ１２に
よる時限にて洗濯運転の時限が制御される。第１図には
、各カムスイッチ１３ないし１８の動作のタイムチャー
トを示している。カムスイッチ１３は水流「強」用であ
って電源周波数５０Ｈｚ用であり、カムスイッチ１４は
同６０Ｈｚ用、カムスイッチ１５は水流「中」用であっ
て電源周波数５０Ｈｚ用、カムスイッチ１６は同６０Ｈ
ｚ用、カムスイッチ１７は水流「弱」用であって電源周
波数５０Ｈｚ用、カムスイッチ１８は同６０Ｈｚ用であ
る。

一方、周波数指定スイッチ１つは前記「５０Ｈ２」指定
ボタン３の抑圧操作によって接点ｃ−ｂ間がオンし、ｒ
６０ＨｚＪ指定ボタン４の押圧操作によって接点ｃ−ａ
間がオンする。水流指定用スイッチ２０．２１．２２は
それぞれ連動スイッチから構成されており、そして各ス
イッチ２０゜２１．２２は前記「強」指定ボタン５．「
中」指定ボタン６、「弱」指定ボタン７の択一的な押圧
操作によって一つがオンされるものであり、この場合性
の二つはオフされるようになっている。しかして、洗濯
モータ２３は第２図に示すように電源ライン２４．２５
間に前記各カムスイッチ１２ないし１８および各スイッ
チ１つないし２２を介して接続されており、特に該洗濯
モータ２３の正転端子２３ａは各カムスイッチ１３ない
し１８の固定接点ａに接続され、反転端子２３ｂは各カ
ムスイッチ１３ないし１８の固定接点すに接続されてい
る。

ここで、各カムスイッチ１３ないし１８は、第１図から
も理解されるように、接点ｃ−ａ間オジオン合と、接点
ｃ−’ｂ間オンの場合と、いずれもオフの場合とに作動
されるようになっている。カムスイッチ１８は、電源周
波数５０Ｈｚのときにおいて、接点ｃ−ａ間オン１．８
秒、オフ０．６秒、接点ｃ−ｂ間オン１，８秒、オフ０
，６秒を繰り返すように構成されている。このカムスイ
ッチ１３と対をなすカムスイッチ１４は、電源周波数６
０Ｈｚのときにおいて、接点Ｃ−ａ間オジオン７秒、オ
フ０．３秒、接点ｃ−ｂ間オン２，７秒、オフ０．３秒
を繰り返すように構成されている。

すなわち、カムスイッチ１３のオンのデユーティ−比が
０．７５であるのに対して、カムスイッチ１４のオンの
デユーティ−比は０．９に、すなわち１．２倍に設定さ
れている。以下、カムスイッチ１５と１６とては、カム
スイッチ１５のデユーティ−比（オン時間は５０Ｈｚで
１．２秒）が０゜５であるのに対し、カムスイッチ１６
のデユーティ−比（オン時間は６０Ｈｚで１．５秒）は
０゜６に設定され、カムスイッチ１７と１８とでは、カ
ムスイッチ１７のデユーティ−比（オン時間は５０Ｈｚ
で１．０秒）が０．４であるのに対し、カムスイッチ１
８のデユーティ−比（オン時間は６０Ｈｚで１．２秒）
は０，４８に設定されている。

さて、上記構成の作用を説明する。この洗濯機が電源周
波数５０Ｈｚにて使用される場合、「５０Ｈ２」指定ボ
タン３を押圧操作してスイッチ１つを接点ｃ−ｂ間オジ
オンる。そして水流を「強」に指定する場合には「強」
指定ボタン５を押圧操作してスイッチ２０をオンする。

これにて洗濯モータ２３への通電路にカムスイッチ１３
が介在することになる（この回路状態を第２図に示す）
。

しかして、タイマー摘み８を例えば「標準」にまで回動
操作すると、主接点たるカムスイッチ１２がオンされて
、カムスイッチ１３が第１図に示したように作動し、こ
の結果、洗濯機モータ２３が正転（通電）、休止（断電
）、反転（通電）を周期的に繰り返して洗濯運転を行な
い、且つ、その洗濯運転の時限制御はカムスイッチ１２
がオン時限に依存して行なわれる。なお、この場合の運
転時限は仮りに１０分であったとする。このとき、洗濯
モータ２３の駆動のトータル時間は「１０分Ｘ０．７５
　（デユーティ−比）−７，５分」となる。

次に電源周波数が６０Ｈｚである場合、「６０ＨｚＪ指
定ボタン３を押圧操作してスイッチ１つを接点Ｃ−ａ間
オジオンる。そして水流指定およびタイマー摘み８のセ
ットについて上述と同等の操作変位量（「標準」）とし
た場合、上記５０Ｈ２で洗濯運転時限１０分に対して、
６０Ｈｚではタイマーモータ１１の回転速度が１．２倍
になるから洗濯運転時限は約８．３分となる。このとき
、洗濯モータ２３の駆動のトータル時間は「８，３分８
０．９（デユーティ−比）ニア、５分」となり、上記５
０Ｈｚの場合と同様となる。この結果、電源周波数が５
０Ｈｚおよび６０Ｈｚのいずれでもほぼ同等の洗浄効果
を得ることができる。しかも、上述から分かるように、
電源周波数が異なっても、同等の洗浄効果を得るについ
てタイマー摘み８の同等の操作変位量でほぼ同等の洗浄
効果が得られるから、つまり操作変位量と洗濯の仕上が
り程度との関係が、電源周波数５０Ｈｚであっても６０
Ｈｚであっても同等となるから、タイマー摘み８セツト
用の目安表示部９を両電源周波数に共通に使用しても差
支えがなく、目安表示部としては一種類で良い。従って
、表示部構成が簡単になると共に使い勝手も良くなる。

なお、目安表示部の表示内容か時間値であると、電源周
波数が異なったときにその時間値と実際の運転時限とが
合わないことによる違和感があるが、本実施例では、目
安表示部９を、時間値でなく洗濯の入念程度および仕上
がり程度を表すようにしたから、電源周波数が異なって
も違和感は生しない。

ただし、この目安表示部は本発明の第２の実施例として
示す第４図の目安表示部２４のように、洗濯物の布地の
種類を表示しても良い。また、電源周波数指定のための
指定ボタンは、使用頻度が低いので操作箱１の内部に設
けて、必要時に操作箱１の裏板を外す等して操作するよ
うにしても良い。

その他、本発明は上記し且つ図面に示す各実施例に限定
されず、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施で
きるものである。

［発明の効果］ 本発明は以上の説明から明らかなように、同期モータか
ら成るタイマーモータおよびカムスイッチを備えたタイ
マーにより、洗濯モータを所定の周期で通断電して洗濯
運転を実行させ且つその洗濯運転を時限制御するように
したものにおいて、前記タイマーにおける前記洗濯モー
タの通断電に対する通電のデユーティ−比を電源周波数
が６０Ｈｚの場合には５０Ｈｚの場合の１．２倍に設定
したことを特徴とするものであり、これにて、電源周波
数が５０Ｈｚまたは６０Ｈｚのいずれでもほぼ同等の洗
浄効果を得ることができ、且つタイマー摘みセットのた
めの目安表示部を一種類で両電源周波数に共通に使用す
ることが可能で、表示部構成が簡単になると共に使い勝
手も良くなるという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の第１の実施例を示すもの
で、第１図はカムスイ・ソチの動作を示すタイムチャー
ト、第２図は電気回路図、第３図は操作箱部分の正面図
、第４図は本発明の第２の実施例を示す目安表示部部分
の正面図である。 図面中、３はｒ５０ＨｚＪ指定ボタン、４はｒ６０Ｈｚ
Ｊ指定ボタン、８はタイマー摘み、９は目安表示部、１
０はタイマー　１１はタイマーモータ、１２ないし１８
はカムスイッチ、１つは周波数指定スイッチを示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、同期モータから成るタイマーモータおよびカムスイ
   ッチを備えたタイマーにより、洗濯モータを所定の周期
   で通断電して洗濯運転を実行させ且つその洗濯運転を時
   限制御するようにしたものにおいて、前記タイマーにお
   ける前記洗濯モータの通断電に対する通電のデューティ
   ー比を電源周波数が６０Ｈｚの場合には５０Ｈｚの場合
   の１．２倍に設定したことを特徴とする洗濯機。