JPH0324211A - 高炉の炉底温度の制御方法 - Google Patents

高炉の炉底温度の制御方法

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JPH0324211A
JPH0324211A JP15992489A JP15992489A JPH0324211A JP H0324211 A JPH0324211 A JP H0324211A JP 15992489 A JP15992489 A JP 15992489A JP 15992489 A JP15992489 A JP 15992489A JP H0324211 A JPH0324211 A JP H0324211A
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JP
Japan
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blast furnace
furnace
side wall
temperature
tio2
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Pending
Application number
JP15992489A
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English (en)
Inventor
Youichi Aminaga
網永 洋一
Takaiku Yamamoto
高郁 山本
Shinichi Suyama
須山 真一
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は高炉の炉底部に劣化を生じ、炉底部の温度上
昇を起した場合、劣化部位の温度を低下させ、高炉の延
命を図るための高炉の炉底温度の制御方法に関する。
〔従来技術〕
従来、高炉底部に劣化を生じ炉底温度が上昇?た場合、
含T40z鉱石を高炉炉頂から装入したり (例えば、
山田孝雄ら:「鉄と鋼J 1982.Vol67.S7
26)、あるいは高炉羽口部から吹込み(特開昭60−
22861)号公I1)) 、TiO■の一部を高炉内
に残留させ、これが還元されて生じた、TiC ,Ti
Nの固溶体を炉床部に付着せしめ、その被覆効果および
溶銑滓の粘性上昇によって炉床温度を全体的に低下せし
める方法が提案されている。
一般に炉床部に劣化を生じて炉底温度が上昇する場合、
劣化は一様ではなく、一部分が局部的に浸食され、その
部位の温度が上昇するケースが多い。
一方、含TiO■鉱石を高炉に装入し溶銑滓中のTi,
 TiOz含有量が増加すると、■溶銑滓の流動性が悪
化し出銑滓作業が困難になる。■水滓の商品価値がなく
なる。■含TiOz鉱石は他の鉄鉱石類よりCr含有量
が高いので銑中のCr含有量が高くなり、製品用途が制
限される等の問題点があった。従ってTiOt鉱石を用
いる場合には、TiO■量を少量に押え、短時間で温度
上昇部位の温度低下を図る必要があった。
〔発明の目的〕
この発明は上記事情に鑑みなされたものである。その目
的は、炉底の温度上昇部位の温度を、短期間または少量
の含Tilt鉱石の吹込みで低下せしめることができ、
長期にわたる出銑滓の作業負荷増、水砕製造量の低下、
および銑中Cr含有量の上昇等を抑制できる高炉の炉底
温度の制御方法を提案するにある。
〔発明の構戒〕
この高炉の炉底温度の制御方法は、高炉炉底部に劣化を
生じ炉底温度が上昇した際に、高炉内へのTtO!装入
量を増加し、これが還元されて生じたTic,TiNの
固溶体を炉底部に付着せしめて炉底温度を制御する方法
において、含TiOz粉鉱石を温度上昇位置の方位と平
面方向に45゜〜150”ずれた方位の羽口から吹込む
ことを特徴とする。他の一つの発明になる高炉の炉底温
度の制御方法は高炉炉底部に劣化を生じ炉底温度が上昇
した際に、炉底温度上昇位置が炉底?壁部の場合は炉底
底部の抜熱量を側壁部に比べ減じ、相対的に側壁部を底
部より低温となし、炉底温度上昇位置が炉底底部の場合
は炉底側壁部の抜熱量を底部に比べ減じ、相対的に底部
を側壁部より低温とすることを特徴とする。
第1図はこの発明の対象となる高炉1であり、炉底湯溜
り2をとりまく側壁部には炉底側壁鉄皮・ステーブ2a
、および複数の劣化部を検知する側壁部温度計3が配設
してあり、底部には炉底底部冷却管2b、および複数の
劣化部を検知する底部温度計3゛が配設してある。また
、4は羽口部送風支管、5は出銑口、6は送風環状管、
7は送風支管であり、羽口部送風支管4には含TiO■
粉鉱石吹込みランス8が設けてある。
羽口TiO■吹き込みの炉床湯流れに及ぼす影響を冷間
水模型実験により検討した結果、■ 第2図に示すよう
に、出銑中の出銑口5の方位に対し、水平方向にα=9
0’ずれた羽口部4に取付たランスから含TiO2粉鉱
石9を吹込むと、粉鉱石9は炉底部溶銑滓流れにのり移
動し、側壁面に沿い出銑口5方向に流れるとともに、徐
々に炉底部に流下し、120分後には(Clfd)図の
ごとく、吹込み羽口部4寄りの炉底部%を覆うごとく拡
がる。
■ 第3図のように、排出中の出銑口5の方位と同一方
位のα一〇″の羽口部4のランスから粉鉱石9を吹込む
と、粉鉱石9は単に側壁に沿い下方に流下し、出銑口5
から排出され、炉底部には殆んど流下しない。
■ 第4図のように、排出中の出銑口5の方位とα=1
80”ずれた方位の羽口部4のランスから粉鉱石9を吹
込むと、粉鉱石9は徐々に移動し、180分後には炉底
部全体に拡がり流下する。
■ 第5図のように排出口の出銑口5の方位に対し、α
=144°ずれた羽口部4のランスから粉鉱石9を吹込
むと、粉鉱石9はやや出銑口5方向に偏より流れ移動す
るが、120分、180分を経過すると徐々に炉底部全
体に拡がり流下する。以上の知見が得られた。
一iに炉底部が劣化して炉底温度が上昇する現象は、一
様に起るものではなく、第6図に示すように、一部分が
局部的に侵食され、劣化部位10となり、温度が上昇す
るケースが多い。
例えば、第6図のように3ケ所の劣化部位10−1.1
0−2.10−3が存在する場合、先の冷間実験の知見
に基づくと、含TiOz粉鉱石9は劣化部位の方位に対
し、45〜150゜ずれた方位の羽口部のランスから吹
出さなくてはならない。この際、前記第2〜5図に示し
たように、粉鉱石9は出銑中の出銑口5方向に流れる溶
銑滓流れにより移動するので、粉鉱石の吹出位直に対し
出鉄口5方向と劣化部位10の方位とが同じ方向となる
ように羽口4を選び、粉鉱石が重点的に劣化部位に流下
するようにする。
すなわち、第3図において、出銑口5−ITHから出銑
中の時は、タンクA内の粉鉱石を羽口部4−A,4−A
、ランスから吹込み、重点的に劣化部位10−2の近傍
に流下させる。この場合の2つの羽口部1−Aと劣化部
位10?との方位のずれは95°〜120”である。
出銑口5 − 3 T Hから出銑中の時はタンクB内
の粉鉱石を羽口部4−B,4−Bのランスから吹込み重
点的に劣化部位10−3近傍に流下させる。出銑口5−
4THから出銑中の時は羽口部4−A、および4−Bの
両方のランスから粉鉱石を吹込み劣化部位10−3.1
0−1の近傍に重点的に粉鉱石を流下させる。なお、出
銑口5 − 2 T Hから出銑中の時は粉鉱石の吹込
みを停止する。
この炉底温度の制御方法では含TiO■粉鉱石の吹込み
量は溶銑中のCr含有量が0.04%以下になる範囲に
抑制する。
また、この制御方法で、炉底部温度上昇位置が炉底側壁
部、すなわち側壁部に劣化が生じた場合は炉底底部冷却
管2bの冷却水量を減じ、炉底側壁部鉄皮またはステー
ブ2aの冷却水量を増加させ、相対的に炉底底部の抜熱
量を減少させ、底部の溶銑滓の流れを強化し、側壁部の
流れを減少させることにより側壁部の温度を低下させ熱
負担を下げる。逆に炉底底部に劣化が生じた場合は、炉
底底部の冷却水量を増加させ、炉底側壁部の冷却水量を
減少させ、相対的に炉底側壁部の抜熱量を減少させ、側
壁部溶銑滓の流れを強化し、底部の流れを減少させるこ
とにより、炉底底部の温度を低下させ熱ft荷を下げる
。この様な抜熱量の調整による炉底l晶度制floをT
ie.の装人による温度制御と組合せると一層能率よく
炉底温度を制御することができ好適である。
また、上記の抜熱量の調整による炉底部温度の制御方法
は、単独で行ない、炉底の劣化部位の温度低下を図るこ
とができ、劣化による高炉の損傷を防止することができ
る。
〔作 用〕
この発明は以上の構成からなり、含Tie.粉鉱石を炉
底温度上昇位置の方位と45″〜150”ずれた方位の
羽口から吹込むことにより、炉底温度上昇部位に効果的
に粉鉱石が溶解した溶銑滓を多く流下せしめ、TiN 
, TtC固溶体生戒お?び溶銑滓粘度上昇による炉底
温度上昇部位近傍の溶銑滓流れを制御し、温度の低下を
図ることができる.この方法では、短期間、少量の含T
iO■粉鉱石の飲込みで実施できるので、長期の出銑滓
作業負荷増、水滓製造量低下、銑中Cr量の上昇を抑制
できる. 〔実 施 例〕 第6図に関し記述した含TiO2粉鉱石の吹込み方法で
炉底温度の制御を行なった。その結果を第1表に示す.
同時に従来の制御方法による比較例の結果を併記する. (第 1 表) ?1表の通り、この方法によると、従来の方法に比べT
ie.増操業期間の大幅減、出銑回数の正常化が可能と
なり、かつ、銑中Cr、水滓製造スラグ中のTiO■基
準を満足することができる。
〔発明の効果〕
この発明は以上の通りであり、この方法は従来の方法に
比べ、■短期、少量のTie.量で劣化部を修復するこ
とができ、■生産量および製品品質に及ぼす影響を低減
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は高炉の縦断面図、第2図(81, (bl. 
(Cl,(d)、第3図(a), (bl、第4図(a
) . (b) 、第5図(a),(b), (cl,
 (d), (el, (f)はそれぞれ、冷間模型に
基づく高炉炉底部の含TiOz粉鉱石の吹込み位置と流
れ状態を経過時間と共に模式的に示す正面図および平面
図、第6図は高炉炉底部の温度上昇部位と含Tie.粉
鉱石吹込み位置を示す平面図である. 1・・・高炉、2・・・炉底湯溜り、2a・・・炉底側
壁鉄皮・ステーブ、2b・・・炉底底部冷却管、3・・
・?底側壁部温度計、3″・・・炉底底部温度計、4・
・・羽口部送風支管、5・・・出鉄口、6・・・送風環
状管、7・・・送風支管、8・・・含TtO腎5)12
:石吹込みランス、9・・・含TiO■粉鉱石、10・
・・劣化部位。 第  1 図 第2図 (b) (d) 第3凶 (a) 第4図 (a)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高炉炉底部に劣化を生じ炉底温度が上昇した際に
    、高炉内へのTiO_2装入量を増加し、これが還元さ
    れて生じたTiC、TiNの固溶体を炉底部に付着せし
    めて炉底温度を制御する方法において、含TiO_2粉
    鉱石を炉底温度上昇位置の方位と平面方向に45゜〜1
    50゜ずれた方位の羽口から吹込むことを特徴とする高
    炉の炉底温度の制御方法。
  2. (2)含TiO_2粉鉱石の吹込みを銑中のCr含有量
    が0.04%以下を維持する量とすることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の高炉の炉底温度の制御方法
  3. (3)炉底温度上昇位置が炉底側壁部の場合は、炉底底
    部の抜熱量を側壁部に比べ減じ、相対的に側壁部を底部
    より低温となし、炉底温度上昇位置が炉底底部の場合は
    炉底側壁部の抜熱量を底部に比べ減じ、相対的に底部を
    側壁部より低温とすることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の高炉の炉底温度の制御方法。
  4. (4)高炉炉底部に劣化を生じ炉底温度が上昇した際に
    、炉底温度上昇位置が炉底側壁部の場合は炉底底部の抜
    熱量を側壁部に比べ減じ、相対的に側壁部を底部より低
    温となし、炉底温度上昇位置が炉底底部の場合は炉底側
    壁部の抜熱量を底部に比べ減じ、相対的に底部を側壁部
    より低温とすることを特徴とする高炉の炉底温度の制御
    方法。
JP15992489A 1989-06-22 1989-06-22 高炉の炉底温度の制御方法 Pending JPH0324211A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100743508B1 (ko) * 2003-09-03 2007-07-27 디에이치씨 코포레이션 마스카라 등의 브러시

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100743508B1 (ko) * 2003-09-03 2007-07-27 디에이치씨 코포레이션 마스카라 등의 브러시

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