JPH03241054A - 高伸度不織布 - Google Patents
高伸度不織布Info
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- JPH03241054A JPH03241054A JP3307990A JP3307990A JPH03241054A JP H03241054 A JPH03241054 A JP H03241054A JP 3307990 A JP3307990 A JP 3307990A JP 3307990 A JP3307990 A JP 3307990A JP H03241054 A JPH03241054 A JP H03241054A
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Landscapes
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
- Multicomponent Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、伸長性および成形性に優れた高伸度不織布に
関するものである。
関するものである。
従来の技術
従来、合成長繊維不織布はポリエステル、あるいはポリ
アミド、ポリオレフィンなどを用いて、通常スパンボン
ド法とよばれる方法で製造されており、この不織布の引
張伸度は、経方向、緯方向とも通常15〜40%の範囲
にある。これを本発明で定義する後述する式1で表すと
、定数aは20以下である。
アミド、ポリオレフィンなどを用いて、通常スパンボン
ド法とよばれる方法で製造されており、この不織布の引
張伸度は、経方向、緯方向とも通常15〜40%の範囲
にある。これを本発明で定義する後述する式1で表すと
、定数aは20以下である。
これらは工業資材をはじめ農業資材、生活資材、土木資
材として広く利用されているが、一部においては、引張
伸度不足により長繊維不織布の特性を活用できない分野
があった。
材として広く利用されているが、一部においては、引張
伸度不足により長繊維不織布の特性を活用できない分野
があった。
スパンボンド法による長繊維不織布の引張伸度不足を解
決する方法として、従来は短繊維不織布の製造方法であ
ったニードルパンチング法を長繊維不織布に適用したも
のがある。これは高引張伸度を有するが、高目付でかつ
、嵩高い特性を持っている。
決する方法として、従来は短繊維不織布の製造方法であ
ったニードルパンチング法を長繊維不織布に適用したも
のがある。これは高引張伸度を有するが、高目付でかつ
、嵩高い特性を持っている。
発明が解決しようとする課題
本発明はこのような課題を解決するもので、低目付でか
つ厚みが小さいにもかかわらず、高引張伸度特性を併せ
持つ不織布を提供することを目的とするものである。
つ厚みが小さいにもかかわらず、高引張伸度特性を併せ
持つ不織布を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段
この課題を解決するために本発明は、ボリア0ピレンを
芯成分とし、ポリエチレンを鞘成分とする芯鞘型複合長
繊維からなり部分的に熱圧接された不織布で、この不織
布の常温における経方向の引張伸度(Em)と緯方向の
引張伸度(Ec)、およびその合計(E)が下式を満足
するものである。
芯成分とし、ポリエチレンを鞘成分とする芯鞘型複合長
繊維からなり部分的に熱圧接された不織布で、この不織
布の常温における経方向の引張伸度(Em)と緯方向の
引張伸度(Ec)、およびその合計(E)が下式を満足
するものである。
(式1) E=aXM”’ (%)30≦a≦50
(式2) 0.5≦E m / E c≦2.0た
だし、Mは日付(g/r+f)を表す。
だし、Mは日付(g/r+f)を表す。
以下、本発明について詳しく述べる。
本発明で用いられるポリエチレンは通常、工業的に利用
されているポリエチレンであり、密度が0、910〜0
.925の低密度ポリエチレン、同じく0.926〜0
.940の中密度ポリエチレン、同じく0.941〜0
.965の高密度ポリエチレンのいずれもが対象となる
。また、その中でも、炭素数4〜8のα−オレフィンと
エチレンを共重合させることによって得られる直鎖状低
密度ポリエチレンとして市販されているものは、その可
紡性と不織布にしたときの風合いなどの点がら特に望ま
しい。
されているポリエチレンであり、密度が0、910〜0
.925の低密度ポリエチレン、同じく0.926〜0
.940の中密度ポリエチレン、同じく0.941〜0
.965の高密度ポリエチレンのいずれもが対象となる
。また、その中でも、炭素数4〜8のα−オレフィンと
エチレンを共重合させることによって得られる直鎖状低
密度ポリエチレンとして市販されているものは、その可
紡性と不織布にしたときの風合いなどの点がら特に望ま
しい。
また、本発明で用いられるポリプロピレンは、市販また
は工業的に利用されている通常のアイソタクチックポリ
プロピレンであり、メルトインデックスの値が1〜40
g/10分のものが可紡性がよく、風合いも良い不織布
が得られる。
は工業的に利用されている通常のアイソタクチックポリ
プロピレンであり、メルトインデックスの値が1〜40
g/10分のものが可紡性がよく、風合いも良い不織布
が得られる。
繊維の形態はポリエチレンがポリプロピレンを被覆した
断面形状をしていて、その楕成比は、ポリプロピレンに
対するポリエチレンの重量比が0.25〜4.0の範囲
内にあるのが望ましい。
断面形状をしていて、その楕成比は、ポリプロピレンに
対するポリエチレンの重量比が0.25〜4.0の範囲
内にあるのが望ましい。
この重量比が0.25未満の場合は、繊維の強度は高く
なるが、高引張伸度は得られず、本発明の目的に適さな
い不織布となる。また、この重量比が4.0を越えた場
合には、高引張#度が得られないばかりでなく、強度も
低く実用に供し得ない。
なるが、高引張伸度は得られず、本発明の目的に適さな
い不織布となる。また、この重量比が4.0を越えた場
合には、高引張#度が得られないばかりでなく、強度も
低く実用に供し得ない。
本発明における繊維の2成分芯鞘構造は芯であるポリプ
ロピレンの表面を鞘であるポリエチレンが全面にわたっ
て覆っているような構造が必要であるが、断面形状は一
般的な中心を共有する同心円状のものの他に、芯成分が
偏心しているものや芯と鞘とも円形以外の異形断面のも
のでもよい。
ロピレンの表面を鞘であるポリエチレンが全面にわたっ
て覆っているような構造が必要であるが、断面形状は一
般的な中心を共有する同心円状のものの他に、芯成分が
偏心しているものや芯と鞘とも円形以外の異形断面のも
のでもよい。
本発明においてこの2成分芯鞘構造を持つ連続フィラメ
ントの繊維径については何等制限されるものではないが
、通常不織布として利用されている繊維径が好ましく、
繊度で表せば1.0〜10デニールが望ましい。
ントの繊維径については何等制限されるものではないが
、通常不織布として利用されている繊維径が好ましく、
繊度で表せば1.0〜10デニールが望ましい。
このような2成分芯鞘#l造を持つ連続フィラメントは
、従来公知の複合紡糸装置を用いて製造することができ
る。また、この連続フィラメントを不織ウェブにするに
は従来公知の一般的な方法、例えばエアーサッカーの高
速空気流を利用して繊維を延伸しつつ牽引し、−膜内に
使用されている開繊装置を利用して開繊した後、移動す
るコンベアネット上に堆積する方法が用いられる。
、従来公知の複合紡糸装置を用いて製造することができ
る。また、この連続フィラメントを不織ウェブにするに
は従来公知の一般的な方法、例えばエアーサッカーの高
速空気流を利用して繊維を延伸しつつ牽引し、−膜内に
使用されている開繊装置を利用して開繊した後、移動す
るコンベアネット上に堆積する方法が用いられる。
この不織ウェブから不織布を形成する方法としては加熱
されたロールによるエンボシングが必要である。一般に
、不織ウェブのボンディング技術としては、加熱ロール
を用いる方法のほかに加熱オーブン方式、ニードルパン
チング、または超音波による方法がある。この他、接着
剤を用いる方法もあるが、この方法は短繊維不織布の製
造に主に用いられている。本発明においては、部分的に
熟圧された不織布とするために加熱ロールによる接合が
必要であり、他の方法では目的とする不織布は得られな
い、すなわち、加熱オーブン方式では11みが大きくな
ると共に、鞘成分の溶融による接合のため、接合点以外
の連続フィラメントの鞘成分も一部溶融し、指部分のポ
リプロピレンの表面を完全に覆わなくなってしまい、強
度、伸度が低い不m布となる。また、ニードルパンチン
グは高引張伸度は得られるが、嵩高い不織布となる。
されたロールによるエンボシングが必要である。一般に
、不織ウェブのボンディング技術としては、加熱ロール
を用いる方法のほかに加熱オーブン方式、ニードルパン
チング、または超音波による方法がある。この他、接着
剤を用いる方法もあるが、この方法は短繊維不織布の製
造に主に用いられている。本発明においては、部分的に
熟圧された不織布とするために加熱ロールによる接合が
必要であり、他の方法では目的とする不織布は得られな
い、すなわち、加熱オーブン方式では11みが大きくな
ると共に、鞘成分の溶融による接合のため、接合点以外
の連続フィラメントの鞘成分も一部溶融し、指部分のポ
リプロピレンの表面を完全に覆わなくなってしまい、強
度、伸度が低い不m布となる。また、ニードルパンチン
グは高引張伸度は得られるが、嵩高い不織布となる。
このように、本発明による不織布は加熱ロールにより得
られるが、この加熱ロールの表面状態は阿等制限されな
い。不織布の場合、通常彫刻されていることが多く、本
発明では圧接部分の面積が全体の5〜50%にあるのが
風合いなどの点から望ましいが、加熱カレンダー装置で
もよい。
られるが、この加熱ロールの表面状態は阿等制限されな
い。不織布の場合、通常彫刻されていることが多く、本
発明では圧接部分の面積が全体の5〜50%にあるのが
風合いなどの点から望ましいが、加熱カレンダー装置で
もよい。
本発明における不織布の引張伸度は、不織布の経方向と
緯方向の合計値、および比率により制限しているが、こ
れは経方向と緯方向の引張伸度の比率が上記(式2)の
範囲においてのみ本発明の不織布の特性を発揮すること
にある。(式2)が0.5未満であったり、あるいは2
.0を超えると経方向あるいは緯方向の一方向のみの伸
度が大きくなり過ぎて、経、緯の伸度が不均一な不織布
となる。
緯方向の合計値、および比率により制限しているが、こ
れは経方向と緯方向の引張伸度の比率が上記(式2)の
範囲においてのみ本発明の不織布の特性を発揮すること
にある。(式2)が0.5未満であったり、あるいは2
.0を超えると経方向あるいは緯方向の一方向のみの伸
度が大きくなり過ぎて、経、緯の伸度が不均一な不織布
となる。
この加熱ロールによるエンボシングにおける熱圧接温度
は、鞘成分であるポリエチレンの融点以上であると、熱
圧接ロールなどにウェブが融着し、まな熱圧接点以外の
連続フィラメントの鞘成分も一部溶融し、芯部分のポリ
プロピレンの表面を完全に覆わなくなってしまうので、
上記ポリエチレンの融点以下の温度とすることが望まし
い、このことは、芯成分であるポリプロピレンの融点よ
り、40℃以上低い温度で圧接することでもあり、ポリ
プロピレンなど単成分からなる不織布と異なる本発明の
特徴である。
は、鞘成分であるポリエチレンの融点以上であると、熱
圧接ロールなどにウェブが融着し、まな熱圧接点以外の
連続フィラメントの鞘成分も一部溶融し、芯部分のポリ
プロピレンの表面を完全に覆わなくなってしまうので、
上記ポリエチレンの融点以下の温度とすることが望まし
い、このことは、芯成分であるポリプロピレンの融点よ
り、40℃以上低い温度で圧接することでもあり、ポリ
プロピレンなど単成分からなる不織布と異なる本発明の
特徴である。
本発明においては、不織布の目付を5 g/rrr〜1
00g/r#にとするのが好ましい。これは、5g/d
未満の不織布では本願発明の要件を満足する不織布でも
引張伸度の絶対値が小さく、高伸度不織布とは言えない
不織布であること、また100g/dを越える不織布は
従来から使用されているニードルパンチタイプなどの不
織布との差異が認められないことによる。
00g/r#にとするのが好ましい。これは、5g/d
未満の不織布では本願発明の要件を満足する不織布でも
引張伸度の絶対値が小さく、高伸度不織布とは言えない
不織布であること、また100g/dを越える不織布は
従来から使用されているニードルパンチタイプなどの不
織布との差異が認められないことによる。
このように、限定した条件下において製造した不織布の
み、従来から上布されている厚みの薄い不織布(通常不
織シートと称する)と同等の厚みでありながら、引張伸
度が従来の不織シートに較べて大きい不織布が得られる
ことを見い出した。
み、従来から上布されている厚みの薄い不織布(通常不
織シートと称する)と同等の厚みでありながら、引張伸
度が従来の不織シートに較べて大きい不織布が得られる
ことを見い出した。
このようにして得られた不織布は、後加工処理として、
カレンダー加工により、加熱ロールによるエンボシング
のみの不織布の厚みよりさらに薄くしたり、後処理剤に
より、本発明において制限した引張用伸度以外の特性を
向上することも可能である。
カレンダー加工により、加熱ロールによるエンボシング
のみの不織布の厚みよりさらに薄くしたり、後処理剤に
より、本発明において制限した引張用伸度以外の特性を
向上することも可能である。
作用
本発明で得られた不織布はそれを構成する連続フィラメ
ントが2成分芯鞘楕遣を持ち、かつ、鞘成分であるポリ
エチレンが芯成分のポリプロピレンに較べて約40℃低
い融点を示すので、不織布の形成において芯成分のポリ
プロピレンの融点よりかなり低い温度で熱圧接すること
ができる。このことにより、従来の単成分フィラメント
からなる不織布より引張伸度の高い不織布であるという
特長を有している。
ントが2成分芯鞘楕遣を持ち、かつ、鞘成分であるポリ
エチレンが芯成分のポリプロピレンに較べて約40℃低
い融点を示すので、不織布の形成において芯成分のポリ
プロピレンの融点よりかなり低い温度で熱圧接すること
ができる。このことにより、従来の単成分フィラメント
からなる不織布より引張伸度の高い不織布であるという
特長を有している。
実施例
次に実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例の説明に先立ち、本発明における不織布の測定方
法について説明する。
法について説明する。
◎ 引張伸度(JIS−L−1096に準する)不織布
の経方向、緯方向のそれぞれについて、20℃、65%
の条件下、オリエンチック製TENS1108 RTH
−500型万能引張試験機により試験片のl1i3Cx
I、把握長20(2)、引張速度20QI11/分で引
っ張り、最大強力時(引張強力〉の伸度で表した。
の経方向、緯方向のそれぞれについて、20℃、65%
の条件下、オリエンチック製TENS1108 RTH
−500型万能引張試験機により試験片のl1i3Cx
I、把握長20(2)、引張速度20QI11/分で引
っ張り、最大強力時(引張強力〉の伸度で表した。
◎ 厚み(JIS−L−1096に準する)ダイアルゲ
ージ(測定子直径10關φ、押圧240gr 、最小目
盛10ミクロン)で測定した。
ージ(測定子直径10關φ、押圧240gr 、最小目
盛10ミクロン)で測定した。
◎ 目付(JIS−L−1096に準する)試験片20
(2)X20cm(1’)重量を、島津製作所製EB−
3300型電子天秤にて測定して求めた。
(2)X20cm(1’)重量を、島津製作所製EB−
3300型電子天秤にて測定して求めた。
また、ポリエチレンおよびポリプロピレンの融点はパー
キンエルマー社製DSC−2型の示差走査熱量計を用い
、昇温速度20℃/分で測定し、ポリエチレンテレフタ
レートの固有粘度はフェノールと四塩化エタンとの等重
量混合溶媒を用い、濃度t)、5gr / 100 m
l、温度20℃の条件で測定した。
キンエルマー社製DSC−2型の示差走査熱量計を用い
、昇温速度20℃/分で測定し、ポリエチレンテレフタ
レートの固有粘度はフェノールと四塩化エタンとの等重
量混合溶媒を用い、濃度t)、5gr / 100 m
l、温度20℃の条件で測定した。
実施例1
^5TH−D−1238(L)法によるメルトインデッ
クス値が10g710分、融点が168℃であるポリプ
ロピレンを芯成分、^s+n−o−123s(E)法に
よるメルトインデックス値が25g/10分、融点が1
28℃である直鎖状低密度ポリエチレンを鞘成分とする
2成分芯鞘梢造で、単糸繊度が3.0デニール、芯成分
に対する鞘成分の重量比が1.0である連続フィラメン
トを紡糸し、エアーサッカーにて牽引、開繊した後、移
動するコンベア上に捕集しウェブ化した。
クス値が10g710分、融点が168℃であるポリプ
ロピレンを芯成分、^s+n−o−123s(E)法に
よるメルトインデックス値が25g/10分、融点が1
28℃である直鎖状低密度ポリエチレンを鞘成分とする
2成分芯鞘梢造で、単糸繊度が3.0デニール、芯成分
に対する鞘成分の重量比が1.0である連続フィラメン
トを紡糸し、エアーサッカーにて牽引、開繊した後、移
動するコンベア上に捕集しウェブ化した。
このウェブを、110℃に加熱した圧接部分の面積比が
15%となるように彫刻されたロールと、同じ<110
℃に加熱したフラットロールからなるエンボス装置によ
り部分的に熱圧接し、最終的に目付が10g/nf、4
0g/rrr、Fog/dである3種類の不織布を得た
。
15%となるように彫刻されたロールと、同じ<110
℃に加熱したフラットロールからなるエンボス装置によ
り部分的に熱圧接し、最終的に目付が10g/nf、4
0g/rrr、Fog/dである3種類の不織布を得た
。
比較例1
実施例1と同じポリプロピレンを単一で紡糸し、実施例
1と同じ装置で牽引、捕集し、不織ウェブを得た。これ
を実施例1と同じエンボス装置で、それぞれのロールを
140℃に加熱して部分的に熱圧接し、目付が10g/
rf、40g/rrr、Fog/rrrである3種類の
不織布を得た。
1と同じ装置で牽引、捕集し、不織ウェブを得た。これ
を実施例1と同じエンボス装置で、それぞれのロールを
140℃に加熱して部分的に熱圧接し、目付が10g/
rf、40g/rrr、Fog/rrrである3種類の
不織布を得た。
比較例2
固有粘度が0.70のポリエチレンテレフタレートを芯
成分とし、実施例1と同じポリエチレンを鞘成分とする
2成分芯鞘楕遣で実施例1と同じ連続フィラメントを、
実施例1と同じ装置で紡糸、牽引、捕集し、不織ウェブ
を得た。これを実施例1と同じエンボス装置で、それぞ
れのロールを110℃に加熱して部分的に熱圧接し、目
付が10g/rrr、40g/rrr、70g/r/で
ある3種類の不織布を得た。
成分とし、実施例1と同じポリエチレンを鞘成分とする
2成分芯鞘楕遣で実施例1と同じ連続フィラメントを、
実施例1と同じ装置で紡糸、牽引、捕集し、不織ウェブ
を得た。これを実施例1と同じエンボス装置で、それぞ
れのロールを110℃に加熱して部分的に熱圧接し、目
付が10g/rrr、40g/rrr、70g/r/で
ある3種類の不織布を得た。
これらの実施例1と比較例1および比較例2の不織布を
、先に説明した測定方法に従って測定した。その結果を
表1、表2および表3に示した。
、先に説明した測定方法に従って測定した。その結果を
表1、表2および表3に示した。
表1 実施例1
(以下余白)
表2 比較例1
表3 比較例2
表1および表2、表3から判明するように、本発明によ
れば、従来から構造、使用されている不織布と同等の厚
みでありながら、高引張伸度を得ることができることを
示している。逆に、比較例にあるように従来の単成分か
らなる不織布の中でも最も高引張伸度を示すポリプロピ
レン製不織布でも、本発明の域には遠く及ばない。
れば、従来から構造、使用されている不織布と同等の厚
みでありながら、高引張伸度を得ることができることを
示している。逆に、比較例にあるように従来の単成分か
らなる不織布の中でも最も高引張伸度を示すポリプロピ
レン製不織布でも、本発明の域には遠く及ばない。
また、ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンから
なる2成分芯鞘楕遣フィラメント製不織布でも、比較的
高引張伸度を示すが、本発明の域に達しない。
なる2成分芯鞘楕遣フィラメント製不織布でも、比較的
高引張伸度を示すが、本発明の域に達しない。
発明の効果
以上のように、本発明の2戒分芯鞘構造で連続フィラメ
ントからなる不inは芯成分にポリプロピレン、鞘成分
にポリエチレンを使用しているので、従来からのスパン
ボンド製造装置で、容易に高引張伸度を有する不織布を
製造することが可能となる。また、これまでニードルパ
ンチングなどの後加工により製造していた高引張伸度の
不織布に較べ、不織布の厚みが薄くなり、産業資材など
の分野において使用する上で優れた性能を示すものとな
る。さらに工程の1jri縮化により生産性が飛躍的に
向上する。
ントからなる不inは芯成分にポリプロピレン、鞘成分
にポリエチレンを使用しているので、従来からのスパン
ボンド製造装置で、容易に高引張伸度を有する不織布を
製造することが可能となる。また、これまでニードルパ
ンチングなどの後加工により製造していた高引張伸度の
不織布に較べ、不織布の厚みが薄くなり、産業資材など
の分野において使用する上で優れた性能を示すものとな
る。さらに工程の1jri縮化により生産性が飛躍的に
向上する。
Claims (1)
- 1.ポリプロピレンを芯成分とし、ポリエチレンを鞘成
分とする芯鞘型複合長繊維からなり部分的に熱圧接され
た不織布で、この不織布の常温における経方向の引張伸
度(Em)と緯方向の引張伸度(Ec)、およびその合
計(E)が下式を満足する高伸度不織布。 (式1)E=a×M^0^.^5(%) 30≦a≦50 (式2)0.5≦Em/Ec≦2.0 ここで、Mは目付(g/m^2)を表す。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3307990A JP2856474B2 (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 高伸度不織布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3307990A JP2856474B2 (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 高伸度不織布 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03241054A true JPH03241054A (ja) | 1991-10-28 |
JP2856474B2 JP2856474B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=12376699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3307990A Expired - Fee Related JP2856474B2 (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 高伸度不織布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2856474B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09512313A (ja) * | 1994-11-23 | 1997-12-09 | ファイバーウェブ・ノース・アメリカ,インコーポレイテッド | 伸張性複合不織布 |
US5756579A (en) * | 1993-06-16 | 1998-05-26 | Enichem S.P.A. | Rubber-reinforced vinyl aromatic (CO) polymer |
US5876840A (en) * | 1997-09-30 | 1999-03-02 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Crimp enhancement additive for multicomponent filaments |
US6410138B2 (en) | 1997-09-30 | 2002-06-25 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Crimped multicomponent filaments and spunbond webs made therefrom |
-
1990
- 1990-02-14 JP JP3307990A patent/JP2856474B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5756579A (en) * | 1993-06-16 | 1998-05-26 | Enichem S.P.A. | Rubber-reinforced vinyl aromatic (CO) polymer |
JPH09512313A (ja) * | 1994-11-23 | 1997-12-09 | ファイバーウェブ・ノース・アメリカ,インコーポレイテッド | 伸張性複合不織布 |
US5876840A (en) * | 1997-09-30 | 1999-03-02 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Crimp enhancement additive for multicomponent filaments |
US6410138B2 (en) | 1997-09-30 | 2002-06-25 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Crimped multicomponent filaments and spunbond webs made therefrom |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2856474B2 (ja) | 1999-02-10 |
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