JPH03240577A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、画信号に応じて紙、フィルム等の記録媒体に
記録する記録装置に関し、更に詳しくは記録後の前記記
録媒体を排出するための排出手段として周方向に不連続
な複数の突起を外周面に散点状に突設した回転体を有す
る記録装置に関するものである。

〈従来の技術〉 従来よりファクシ珈り、プリンター等の記録装置として
、動作時の騒音が小さく基本的な機械構造が簡単かつ廉
価であることからインクジェット方式或いはバブルジェ
ット方式による記録装置が一般に用いられている。

これは記録ヘッド内のエネルギー発生手段を画像データ
に基づいて駆動することにより微細な吐出口から飛翔さ
せた記録液滴（インク）を被記録媒体に付着させてドツ
トパターンからなる画像を形成するものである。

以下、上述の記録装置について、記録後の記録媒体の初
出手段の構造について説明する。

（従来例１〕 記録媒体にインク液滴を吐出した後、その記録媒体の印
字面にはなにも当接させないもの、或いは記録媒体の記
録可能領域外の部分に拍車等を当接させて排出するもの
、更にはビンフィードタイプのものがある。

〔従来例２］ 記録媒体の記録可能領域内に拍車等を当接させて排出す
るものにあっては、普通紙ではなく定着性の良いコート
紙等に代表されるインクシエンド専用紙を用いるか、或
いはインクの乾燥を促進するために定着器等の熱源を取
り付けている。

〔従来例３〕 印字速度が遅くしかも拍車に至る迄の時間が充分に長く
、その間にインクが乾燥してしまう装置にあっては、拍
車の形状は記録媒体の印字面に対してできるだけ接触面
積を減らして印字した線や文字に当接する確率を下げる
と共に、上記拍車にインクが転写した場合にも、印字面
を汚す量を極力抑える必要がある。ごのため、第６図＋
８＋　（ｂ）及び第７図（ａｌ　（ｔ＋１に示すように
、拍車５０．５１の記録媒体に当接する周面５０ａ、５
］、ａを細く鋭利に尖った不連続な星形に構成している
。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記各従来技術に於いては、以下に述べ
る課題があった。

先ず、従来例１に示す拍車のない構成に於いては、特に
高湿度等の条件下やロール紙等の長尺状のシート材を用
いた場合に、記録装置の排出側にに於いて排出した記録
媒体が撓み、記録ヘッドと記録媒体との間隔は０．８Ｎ
和程度しかないため、上記記録媒体が記録ヘットに接触
して印字面が７ちれたり、ジャム（紙づまり）を生ずる
おそれがあった。また印字デユーティが高いべた印字や
グラフィックス等の印字を行った場合にも、記録媒体が
コツクリング等の変形を起こして浮き上がり、記録ヘッ
ドに接触して印字面を汚すおそれがあった。

また記録媒体の記録可能領域外の部分に拍車等を当接さ
せて排出する場合には、勢い記録領域が狭くなってしま
う。またＡ３サイズやＡ２サイズ等の大型の装置にあっ
ては、中央部の搬送能力が低下するために排紙不良を生
ずるおそれがある。

更にピンフィードタイプのものでは、葉書やカッ１−紙
、ＯＨＰフィルム等の多種の記録媒体に対応出来ないお
それがある。

次に従来例２に於いては、インクジェット専用紙を用い
ているため、インクの吸収能力は高いが高温環境下では
、インクが拍車にイ」着して印字面を汚すおそれがあっ
た。

また従来例３に於いては、印字速度が遅い低速機にしか
応用することが出来ない。また近年の小型で可搬性を有
する記録装置に対するニーズに対応出来ないおそれがあ
る。即ち第８図に示すように、記録ヘッド５２と拍車５
３との位置が非常に近く配置され、低速機であっても２
秒程度で記録媒体５４の印字面が拍車５３に到達してし
まうことが多い。

このため、第９図に示すよ・うに、拍車５３に付着した
インクが記録媒体５４に再転写して、その記録媒体５４
の主走査方向（記録媒体５４の搬送方向）に連統帥に並
んた点線のようなインク汚れ５５が生ずる場合があった
。特にグラフィックス印字やべた印字のように印字デユ
ーティが高い印字を行った場合、或いは高湿下で使用し
た場合には、インク汚れが顕著になるおそれがあった。

本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、記録媒
体の搬送性を維持し印字面に拍車跡が目立たない排出手
段を有する記録装置を提供するものである。

〈課題を解決するための手段〉 上記従来技術の課題を解決し、以下に述べる実施例に適
用される代表的な手段は、記録情報に応じて記録媒体に
画像を記録するための記録手段と、前記記録手段に記録
媒体を搬送するための搬送手段と、記録後の前記記録媒
体を排出するための排出手段とを有し、前記排出手段は
、周方向に不連続な複数の突起を外周面に散点状に突設
した回転体により構成されていることを特徴とする。

〈作用〉 上記手段によれば、記録後の記録媒体を排出するための
排出手段は、外周面に周方向に不連続な複数の突起を散
点状に突設した回転体により構成したので、前記回転体
に付着したインクが記録媒体に再転写しても、その軌跡
を散点状に離散させることが出来、前記記録媒体にイ」
着した回転体の軌跡を目立たないようにすることが出来
る。

〈実施例〉 以下、図面を参照して本発明を適用した記録装置の一実
施例について説明する。尚、実施例は記録装置としてシ
リアル型のバブルジェノＩ・方式のプリンターに適用し
た場合について説明する。

第１図は拍車の平面図、第２図はその拍車の一部を示す
斜視説明図、第３図は排出後の記録媒体の印字状態を示
す説明図、第４図はプリンターの概略構成を示す断面説
明図である。

先ず第４図を参照してプリンターの概略構成について説
明する。

ｌは記録情報に応じて記録媒体２に画像を記録するため
の記録手段を構成するインクカートリッジである。この
インクカートリッジ１は記録ヘラ１ξ］ａとインクタン
ク１ｂが一体となっており、使い捨てにより交換し得る
ものである。上記記録ヘッド１ａには、液体（インク）
が充填されている複数の液路が設けられている。これら
の液路内に充填されているインクは、定常状態ではオリ
フィス面で表面張力と外圧が平衡している。上記複数の
液路には、電気熱変換体が夫々配置されており、これら
の電気熱変換体に対して、核沸騰を越えて急速な温度上
昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加することに
よって熱エネルギーを発生せしめ、隣接するインクを気
化させて膜沸騰を生しさせる。これによって、インク内
に前記駆動信号に対応した気泡を形成し、この気泡の成
長によりインクがオリフィス面より記録媒体２に対して
吐出されるように構成されている。また上記気泡はイン
クにより冷却されて収縮し、液路内には毛細管現象によ
りインクタンク１ｂよりインクが順次供給される。

上述のように、インクを充填した液路内に気泡を成長或
いは収縮させることにより、オリフィス面よりインクを
吐出させて一つの液滴を形成することが出来る。従って
前記電気熱変換体に対して画像情報に応じて駆動信号を
パルス形状に印加すると、気泡の成長・収縮が瞬時に行
われて、記録ヘンド１ａのオリフィス面よりインクを記
録媒体２に吐出させて記録を行うことが出来る。

前記インクカートリッジ１は、ガイド”シャフト３ａ＆
こ沿って副走査方向（記録媒体２の幅方向）に往復移動
可能なキャリッジ３」−に搭載されている。このキャリ
ッジ３は図示しない駆動モーターにより駆動されるもの
である。

４は前記インクカートリッジ１に記録媒体２を搬送する
ための搬送手段を構成する搬送ローラである。この搬送
ローラ４は図示しない搬送モータにより間欠的に回転駆
動されるものである。５は上記搬送ローラ４に当接して
従動回転するピンチローラである。前記記録媒体２は上
記搬送ローラ４とピンチローラ５の協働作用により、前
述の記録手段に搬送されるものである。

６は記録後の前記記録媒体２を排出するための排出手段
を構成する拍車である。この拍車６は装置本体の上カバ
ー７に、記録媒体２の排出動作に応じてフリーに回転可
能に取り付けられている。

上記拍車６に対向する位置には、記録媒体２の排出動作
をガイドするためのガイド部材８が設けられている。尚
、９はプリンターの各メカを搭載することが出来るヘー
スシャーシである。

上述のように構成されたプリンタの記録動作について説
明すると、先ず第３図に示すように、記録媒体２を搬送
ローラ４とピンチローラ５の間を通過させ、拍車６とガ
イド部祠８との間に至るまでセットしておく。

次に記録動作が開始されると、記録ヘッド１ａを内蔵し
たインクカートリッジ１が、キャリッジ３の副走査方向
に移動すると共に、記録情報に応じてインクが記録ヘッ
ド１ａのオリフィス面より記録媒体２上に吐出して記録
が行われる。そして−存分の記録が終了すると、搬送ロ
ーラ４を回転駆動させて記録媒体２を一存分だけ主走査
方向（図の矢印Ａ方向）に搬送する。このとき拍車６ば
」二手記録媒体２の１般送に従動回転して、カイト部材
８」二にその記録媒体２を押しつけながら搬送するもの
である。

」二連の動作を繰り返すことにより順次記録が行われ、
記録後の記録媒体２は図示せざるスタッカ等に排出され
る。

次に上記拍車６の構成について第１図及び第２図を参照
して説明する。

拍車６は、第２図番こ示ずように、回転軸６ａを中心に
、例えばポリエチレン或いはポリアセタール等のモール
ド部材により一体成形した円筒状のローラ６ｈを取り付
りたものである。この円筒状ローラ６ｂの外周面には、
周方向に不連続で、しかも外周面全体に、針状の突起６
ｃが散点状にランダムに突設されている。上記突起６ｃ
を外周面全体に散点状に突設したことにより、記録媒体
２を複数の点により押さえることが出来るので、押圧力
が分散されて幅方向にサイスの異なる記録媒体２を用い
る場合にも、排紙をスムーズに行うことが出来る。また
−上記突起６ｃは周方向に不連続に突設されているので
、記録媒体２が当接点でＶ字状に折れ曲がることを防止
出来る。

実験によれば、前記突起６ｃは、円筒周面より０．２５
ｍｍ程度突出している状態で記録媒体２に当接させた場
合に、強度及び搬送性について良好な拍車６を得ること
が出来た。尚、上記突起６ｃの長さが０．２５ｍ以上突
出していると、その強度が損なわれるおそれがあり、０
．２５ｍｍ以下であると、記録媒体２に生ずるコツクリ
ング等の変形により、円筒状ローラ６ｂに直接印字面が
接触して汚れてしま・うおそれがある。

また上記拍車６は、第１図に示すように、装置本体の上
カバー７に保持されており、記録媒体２の幅方向に４カ
所に取り付けられている。

−Ｌ述の円筒状ローラ６ｂに突設された突起６ｃが記録
媒体２に周方向に不連続に当接し、その記録媒体２の排
出動作に伴って、拍車６はフリーに回転するものである
。

次に第３図を参照し７て、上記拍車６による記録媒体２
の排出後の印字状態乙こつぃて説明する。

１ 第３図の記録媒体２に於いて、印字面のうち１゜はべた
印字部を示し、１１はキャラクタ−印字部を示す。また
１２は拍車６の突起６ｃが当接した軌跡を示すものであ
る。

図に示すように、印字デユーティが比較的高い印字を行
った場合に、拍車６から記録媒体２に対してインクが再
転写されたとしても、上記拍車６の軌跡は散点状にラン
ダムに離散しているため、目立ち難く画像品位を維持す
ることが出来る。

尚、本実施例は、バブルジェット方式の記録装置につい
て説明したが、インクジェット方式の記録装置に適用す
ることも可能である。

また本実施例に示す記録装置に搭載した記録手段は、記
録ヘッドとインクタンクとを一体化させた使い捨て型の
記録手段について説明したが、これに限定されるもので
はなく、上記記録ヘッドとインクタンクとを別体に設け
た非使い捨て型の記録手段でも適用することが可能であ
る。

更に記録方式及び記録ヘッドも本実施例に示すようにフ
リアル型に限らず、ライン型でも適用す２ ることか可能である。

〈他の実施例〉 次に前記実施例に適用された拍車６の他の実施例につい
て第５図を参照して説明する。

また上記実施例では、拍車６を記録媒体２の幅方向に複
数個取り付けて構成したが、第５図に示すように回転軸
６ａを中心に、その長手方向に沿って同心円筒状ローラ
６ｂを設け、その円筒状ローラ６ｂの周面に突起６ｃを
散点状に突設して拍車６を構成することも可能である。

また拍車６は従動回転するものではなく、搬送ローラ４
の駆動系と連動して回転駆動するように構成することも
可能である。

更に拍車６に突設した突起６ｃの形状は、針状に限らず
、当接点の接触面積を減少させて拍車６の軌跡が目立た
ないものであれば他の形状でも良い。

〈発明の効果〉 本発明は前述のように、記録後の記録媒体を排出するた
めの排出手段は、周方向に不連続な複数の突起を外周面
に散点状に突設した回転体により構成したので、前記回
転体に付着したインクか記録媒体に再転写しても、その
軌跡を散点状に離散さセることか出来、前記記録媒体に
付着した回転体の軌跡を目立たないよ・うにすることが
出来る。

従って、画像品位を維持することが出来る。

また前記回転体の外周面に複数の突起を散点状に突設し
たことにより、前記記録媒体を複数の点により押さえる
ことが出来るので、押圧力が分散されて排紙をスムース
に行うことが出来る。

更に前記突起は周方向に不連続に突設されているので、
前記記録媒体が当接点でＶ字状に折れ曲がることを防止
出来、ハーフ）・−ンの印字を行った場合にもインクが
記録媒体に刻設されたＶ字状の溝によセられて画像が乱
れることを防止することか出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は拍車の平面図、第２図はその拍車の−・部を示
す斜視説明図、第３図は排出後の記録媒体の印字状態を
示す説明図、第４図はプリンターの概略構成を示す断面
説明図、第５図は他側の説明図、第６図（ａ＋　ｆｂｌ
乃至第９図は従来例の説明図である。 １はインクカートリッジ、１ａは記録へ・７ト、１ｂは
インクタンク、２は記録媒体、３はキャリッジ、３ａは
ガイドシャフト、４は搬送ローラ、５はピンチローラ、
６は拍車、６ａは回転軸、６ｂは円筒状ローラ、６ｃは
突起１．７は上カバー８はガイド部材、９はペースシャ
ーン、１０はべた印字部、１１はキャラクタ−印字部、
１２は拍車の軌跡である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）記録情報に応じて記録媒体に画像を記録するため
   の記録手段と、 前記記録手段に記録媒体を搬送するための搬送手段と、 記録後の前記記録媒体を排出するための排出手段とを有
   し、 前記排出手段は、周方向に不連続な複数の突起を外周面
   に散点状に突設した回転体により構成されていることを
   特徴とする記録装置。
2. （２）前記記録手段は、熱エネルギーを利用して液滴を
   形成する記録液を用いて像を形成するバブルジェット方
   式である請求項（１）記載の記録装置。
3. （３）前記記録手段は、インク内に信号に対応した気泡
   を形成し、この気泡の成長によりインクがオリフィス面
   より記録媒体に対して吐出されるように構成された請求
   項（２）記載の記録装置。