JPH03239520A - リフター付金型運搬用台車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は射出成形機、ダイカスト機あるいはプレス４１
（以下単に成形機という）等に係り、特に成形機工場が
狭く多品種少量生産に容易に対応できるように、多種類
のキャビティを有した金型を多段積み金型置場（以下金
型置場という）と成形機との間の金型運搬を容易にする
ためのリフター付金型運搬用台車（以下台車という）に
関するものである。

［従来の技術］ 金型置場から金型を成形機まで運搬し、金型交換を行う
に当り、金型を乗せかつ運搬用に金型置場と成形機の間
を往来する台車を用いることは良く知られている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら成形工場が狭く、金型運搬のための通路の
スペースが大きく取れず、金型を２台載置できる大きさ
の台車を１台使用して、金型置場から成形機の間を往来
しつつ多品種少量生産に対応できるようにしようとする
と、クレーンなどを使用して別置の金型倉庫から金型置
場へ搬出回数を増やさなければならなかったり１台車か
ら多段型金型置場への金型の搬入、搬出しようとすると
、複雑で大型のリフターが必要であったり十〇ために、
設備費が高くなると共に、金型の搬入、搬出にも時間が
かかっていた。

［課題を解決するための手段］ このような欠点を解決するために、本発明においては、
金型を収納したり払出したりする金型置場と、該金型置
場と成形機間に設けられたレール上を交換用金型を積載
して走行する台車において、台車上にあって、金型を積
載したまま上昇または下降させ得る伸縮自在なリフター
と、該リフターを伸縮させるシリンダを配した構成にし
た。

［作用］ 金型置場の上段へ金型を収納したり、または上段から金
型を払出したりするときは、リフター付金型運搬用台車
のシリンダに作動油を供給したり抜出したりしてリフタ
ーを伸縮するとよく、金型置場の下段へ金型を収納した
り、または下段から金型を払出したりするときはシリン
ダから作動油を抜出したままのリフターを折りたたんだ
状態にして使用すればよい。

［実施例］ 第１図および第２図は本発明に係る多段積み金型置場と
リフター付金型運搬用台車間で金型を搬入・搬出するこ
とを説明するために示す図であって、第１図は金型置場
とリフター付金型運搬用台車間の金型の搬入・搬出状態
を示す正面図、第２図は第１図のＩＩ　−ＩＩ矢視側面
図を示す。

以下本発明の詳細を第１図および第２図により説明する
。

リフター付金型運搬用台車１００は、先部台車１０１と
後部台車１０２からなり、それぞれ架台１、車輪２１台
車走行用電動機４．ブラケット５゜フレーム６、リフタ
ー７、金型搬送ローラ８およびシリンダ９から構成され
る。

符号１は架台であって、架台ｌの下部に４組の車輪２を
設け、このうち１組の車輪２と台車走行用電動機４をチ
ェーン等で連結することで架台１を走行レール３上に案
内して前後移動できるようになっている。また、架台ｌ
上にブラケット５を離間して固設し、さらに、該ブラケ
ット５上にリフター７を介してフレーム６を配し、フレ
ーム６の下部に取付けたシリンダ９と、同シリンダ９の
ピストンロッド９Ｃ先端部をリフター７に回転自在に支
軸９ａで軸支するとともに、他端部をブラケット５に回
転自在に支軸９ｂに枢着し、図示しない作動油供給用の
オイルユニット装置からシリンダ９に適宜な圧力を有し
た作動油を供給したり、排出したりすることで伸縮自在
のリンク機構とからなるリフター７を、ブラケット５の
枠内に設けられている。

フレーム６上には、両端を回転自在に軸支された金型搬
送ローラ８が一定間隔で配設（本発明では５組）されて
おり、各金型搬送ローラ８の一端面にスプロケッ）１０
を同軸的に固設してチェーンを張架し、さらに、金型搬
送ローラ駆動用電動ｆｉ１４と１組の金型搬送ローラ８
の端面に設けたスプロケット間に張架して正逆自在に金
型搬送ローラ８を回動し、金型搬送ローラ８上に載置さ
れた金型１１を１台車１００から金型置場２０に搬入が
可能になっている。また、リフター７をシリンダ９に導
入した作動油でピストンロッド９ｂを伸縮させて、台車
１００と金型置場２０間で金型置場２０の下段や上段に
収納したり、払出したすする際にフレーム６が不測の振
動によって傾斜し、金型搬送ローラ８上に載置した金型
１１が金型搬送ローラ８からすべり落ちないようにフレ
ーム６の側面に２本以上（本発明では４本）のストッパ
１２が設けられている。さらに、フレーム６と同様に金
型置場２０に一旦金型１１を収納した後不測の振動によ
って金型置場２０の金型搬送ローラ２１上からすべり落
ちないように金型置場２０の前面（台車１００の走行側
）に１本以上（本発明では２本）のストッパ１３が設け
られている。ストッパ１２．１３は圧油を導入したり、
抜出したりして、ピストンロー、ド１２ａ、１３ａをス
トッパ１２．１３から突出したり、引込めたり可能な構
造となっている。

金型置場２０上に配設した金型搬送ローラ２１（本発明
では１組６本）の１つには、金型搬送ローラ２１の駆動
用の電動機２５が取付けられており、電動機２５を正逆
に回転することにより金型置場２０から台車１００へ金
型１１を搬入したり、搬出したりできるようになってい
る。なお、金型置場２０に配設した１組６本の金型搬送
ローラ２１はチェーン２４で連結して張架されている。

符号２６はストッパ板２６であって、金型１１を金型置
場２０の金型搬送ローラ２１上に台車１００から搬入し
たとき、金型置場２０の後部から金型１１が落下しない
ように落下防止用に固設しである。

り□−ンで吊下げて金型置場２０まで搬送して金型搬送
ローラ２１上に載置する場合、常に一定の決められた位
置に蔵置可能なように金型搬送ローラ２１上に図示しな
い方法にて取付けられた一定幅を有したガイドプレート
２９が設けられており、金型１１の一方の側面である３
面がガイドブレート２つに沿ってクレーンから下すよう
になっている。また、台車１００上の先部台車１０１お
よび後部台車１０２の金型搬送ローラ６上にも前記同様
にガイドプレート２８が取付けてあり、金型置場２０か
ら台車１００へ金型１１を払出たり、逆に台車１００か
ら金型置場２０へ金型１１を収納する際にも、両方のガ
イドブレート２８．２９のお互の側面が一直線になった
時点で金型１１の出入れが可能なようになっている。

この場合、両ガイドプレー）　２８．２９の各側面がた
えずいつも同じ位置で揃うように、一方に図示しないリ
ミットスイッチを取付けておいて、このリミットスイッ
チを設けることで台車走行用電動４１１４を停止するよ
うになっている。

つぎにこの発明のリフター付金型運搬用台車の作動につ
いて説明する。

成形機に取付けである金型１１と金型置場２０に収納し
である金型１１を交換する場合について述べる。

今、金型置場２０の上段に収納しである金型１１を搬出
する場合、まず、台車１００に取付けである台車走行用
電動機４を適宜駆動して、先部台車１０１の金型搬送ロ
ーラ８上のガイドプレート２８と金型置場２０の金型搬
送ローラ２１上のガイドブレート２９の内側面が一直線
になるように一致する位置に台車１００を移動する０次
いで、シリンダ９に作動油を供給してリフター７を伸長
させて、フレーム６上の金型搬送ローラ８の上面位置と
、金型置場２０上の金型搬送ローラ２１の上面位置が一
致する位置までフレーム６を上昇させる。この状態でス
トッパ１２の作動油は抜出しであるため、ピストンロッ
ド１２ａは引込んだままとなっている６次いで金型置場
２０に配設したスト−２バ１３の作動油を抜出してピス
トンロッド１３ａを引込める。電動機２５を駆動すると
金型搬送ローラ２１はチェーン２４を介して反時計回り
に回動させるとともに、金型搬送ローラ駆動用電動＠１
４を駆動させ、チェーン２７を介して反時計回りに回動
させておく。

この状態で金型１１を金型置場２０上の金型搬送ローラ
２１から台車１００上の金型搬送ローラ８上に移動させ
る。金型は図示しないリミットスイッチを設けることに
よって金型搬送ローラ８゜２１の最適な位置に停止させ
るとともに電動機１４．２５を停止する。この後、スト
ッパ１２に作動油を供給してピストンロッド１２ａを突
出させる。さらに、シリンダ９から作動油を徐々に抜出
すことによってピストンロッド９Ｃを後退限まで後退さ
せる。

金型１１を完全に台車１００上に載置完了した後、台車
走行用電動機４を駆動して車輪２を回動して、成形機か
ら取出した金型１１を後部台車１０２に蔵置できる所定
の位置まで移動し、その後、先部台車ｌｏｔに載置した
金型１１ｉ１戒形機に取込んで取付ける。

第１図に示すように金型置場２０の下段から台車１００
へ金型１１を搬出したり、あるいは逆に台車１００から
金型置場２０に金型１１を搬入する場合においても、前
記した金型置場２０の上段への金型１１の搬入・搬出と
同様に行うことができる。

［発明の効果］ この発明によれば、構造が簡単なリフター付金型運搬用
台車を使用することによって、狭いスペースに多品種少
量生産に対応できるように多量の金型を容易に収納した
り、払出したりできるため、作業効率が大巾にアップさ
れ、作業時間が短縮される。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明に係る金型置場とリフター
付金型運搬用台車間で金型を搬入・搬出することを説明
するために示す図であって、第１図は金型置場とリフタ
ー付金型運搬用台車間の金型の搬入◆搬出状態を示す正
面図、第２図は第１図のＩＩ　−ＩＩ矢視側面図を示す
。 ７・・・・・・リフター ８．２１・・・金型搬送ローラ、 ９・・・・・・シリンダ、　　　　１１・・・・・・金
型、１２．１３・・・スト７パ、　　２０・・・・・・
金型置場、２８．２９・・・ガイドプレート、 １００・・・・・・台車、　　　　　１０１・・・・・
・先部台車、１０２・・・・・・後部台車。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 金型を収納したり払出したりする多段積み金型置場と、
   該多段積み金型置場と成形機間に設けられたレール上を
   交換用金型を積載して走行する台車において、 台車上にあって、金型を積載したまま上昇または下降さ
   せ得る伸縮自在なリフターと、該リフターを伸縮させる
   シリンダを配したことを特徴とするリフター付金型運搬
   用台車。