JPH03238666A - ビデオディスクプレーヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ビデオディスクプレーヤ、特に、ＣＬＶ方
式のディスクをスキャン再生する時のスピンドルモータ
の制御に関する。

〔発明の概要〕

この発明は、ＣＬＶ方式のビデオディスクをスキャン再
生するビデオディスクプレーヤであって、ディスクの内
周側から外周側に向かってスキャン動作がされる時に、
ジャンプ直後にスピンドルモータを短時間、逆方向に駆
動することで、ジャンプ後のスピンドルモータのサーボ
が早くロックするようにしたものである。

〔従来の技術〕

ビデオディスクとしては、線速度が一定のディスクにビ
デオ信号が記録されたＣＬＶ方式のディスクと、角速度
が一定のディスクにビデオ信号が記録されたＣＡＶ方式
のディスクとが知られている。また、ディスク再生装置
は、ノーマル再生以外に、スローモーション再生、スチ
ル再生、サーチ再生、スキャン再生等の特殊再生を行う
ことができるのが普通である。スキャン再生では、スキ
ャン指令がスイッチ操作等で発生すると、トラックジャ
ンプ動作とノーマル再生動作とが交互に繰り返される。

トラックジャンプ動作とノーマル再生動作との組が例え
ば１秒間に４回なされる。トラックジャンプ中では、再
生画像が得られないので、再生信号がミューティングさ
れて、灰色等のノイズとして目立ち難い画像が使用され
る。

ＣＡＶ方式のビデオディスクの場合には、再生用のヘッ
ドの位置に無関係にディスクの回転速度が一定であるた
め、ノーマル再生及び特殊再生中のスピンドルモータの
制御が簡単である。しかし、ＣＬＶ方式のディスクをス
キャン再生する時には、より複雑なスピンドルモータの
制御が必要となる。

第３図において、３０がＣＬＶ方式のディスク例えば光
ディスクを示し、光ディスク３０は、再生時には、通常
、スピンドルモータにより時計方向ＣＷに回転される。

スピンドルモータが逆方向の反時計方向ＣＣＷに回転す
る時には、回転に対する制動がなされる。スキャン方向
に関しても、正逆の両方向が可能とされている。光ディ
スク３０を走査する光ヘッドが内周側から外周側に向か
って移動する方向３１Ｆが正方向であり、逆に外周側か
ら内周側に向かって移動する方向が逆方向３１Ｒである
。また、第４図は、ＣＬＶ方式のディスクに関して、デ
ィスク中心からの径方向の位置Ｐと光ディスクの回転速
度Ｒとの関係を示している。この第４図から分るように
、信号が記録されたエリア３２内で、外周側に向かうに
従って回転速度が遅くされる。この第４図のように、再
生信号中の同期信号等によりスピンドルモータが制御さ
れる。

スキャン方向３１Ｆのフォワードスキャンでは、トラッ
クジャンプが外周側に向かってなされるので、トラック
ジャンプ直後では、スピンドルモータの回転速度が以前
のものから遅（される、そして、スピンドルモータのサ
ーボがロックしてからジャンプ後のビデオ信号のノーマ
ル再生がなされる。従って、ジャンプ動作の期間では、
灰色の画像信号が出力され、スピンドルサーボのロック
後に再生ビデオ信号が出力される。スキャン方向３１Ｒ
のリバーススキャンも同様になされるが、トラックジャ
ンプ直後で、スピンドルモータの回転速度が速くされる
。

〔発明が解決しようとする課題〕

スピンドルモータとしては、寿命が長く、正逆の回転方
向の切り替えが容易なブラシレスのＤＣモータを使用す
ることが望ましい、リバーススキャンの場合には、スピ
ンドルモータの回転速度を速くするので、駆動電圧を太
き（する二とで比較的容易にスピンドルモータを制御で
きる。しかし、スピンドルモータを減速する必要がある
リバーススキャンの場合には、駆動電圧を減少させても
、回転子の慣性で生ずる起電力のために、急速な減速が
難しい問題がある。上述のように、スキャン動作では、
スピンドルモータのサーボがロックしてからノーマル再
生がなされるので、ロック迄の時間が長いことは、ミュ
ーティング時間が長いことを意味し、スキャン再生時の
再生画像の画質の劣化をもたらす。

従って、この発明の目的は、トラックジャンプの後に迅
速にスピンドルサーボがロックすることができるビデオ
ディスクプレーヤを提供することにある。

［課題を解決するための手段〕 請求項（１）の発明は、線速度一定でビデオ信号が記録
されたディスク（１）を再生するビデオディスクプレー
ヤにおいて、 ディスク（１）上に形成された複数本のトラッキングを
ジャンプする動作と、このジャンプ動作後の所定時間、
ビデオ信号を再生する動作を交互に繰り返すスキャン動
作時に、ジャンプ動作がディスク（１）の内周側から外
周側に向かってなされる時に、スピンドルモータ（３）
を短期間、逆方向に駆動することで制動を行うものであ
る。

請求項（２）の発明は、スピンドルモータ（３）の回転
方向を制御する制御信号３１６と、制御信号Ｓ１６を反
転した信号とを用い、駆動期間と制動期間とで出力され
る制御信号の位相を反転するものである。

〔作用〕

フォワードスキャンの場合に、ジャンプ動作後ではスピ
ンドルモータ（３）を減速方向に制御する必要がある。

ジャンプ動作直後に、逆方向の駆動力を発生させて制動
するので、スピンドルモータ（３）のサーボが迅速にロ
ックでき、スキャン再生時のミューティング期間を短縮
することができる。

また、スピンドルモータ（３）の回転方向を制御する信
号の位相の反転制御を行うことで、簡単な構成により制
御を行うことができる。

〔実施例］ 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。第１図において、１が光ディスク、２が光ヘッド
である。第１図は、ビデオディスクプレーヤのスピンド
ルモータの制御に関連した構成を示し、光ヘッドの送り
サーボ、トラッキングサーボ、フォーカスサーボ等につ
いては、簡単のため省略されている。

カラービデオ信号がＦＭ変調されて光ディスクｌの同心
円又は渦巻状のトラックにＣＬＶ方式で記録がされてい
る。光ディスクｌは、ブラシレス直流モータのスピンド
ルモータ３で回転される。

光ヘッド２は、図示せずも、リニアモータによりディス
クの径方向に送られる。光ディスクｌは、両面に信号が
記録されたもので、光ヘッド２が矢印のように、他の面
の上に位置することで他の面の再生が可能とされている
。この実施例では、８インチ及び１２インチと異なる直
径のディスクが再生可能とされている。更に、ＣＤＶ　
（ＣＤと同様に、ディジタルオーディオ信号の記録され
たエリアの外周側にビデオ信号が記録されたディスク）
も再生可能とされている。

光ヘッド２により光ディスク１から再生されたＲＦ倍信
号ＴＢＣ（時間軸補償器）４に供給され、時間軸変動分
が除去される。ＴＢＣ４の出力信号がクロマＴＢＣ５に
供給される。ＴＢＣ４及びクロマＴＢＣ５の一例は、Ｃ
ＭＯ３のインバータが多段接続された遅延回路の遅延量
を制御するものである。クロマＴＢＣ５は、ＴＢＣ４に
比して、より細かな時間軸変動成分を除去するために設
けられて０る。クロマＴＢＣ５の出力信号がＦＭ復調回
路６に供給され、出力端子７に再生カラービデオ信号が
得られる。この出力端子７には、図示せずも、ドロップ
アウト補正回路、ノイズ除去回路、スキャン再生時に再
生信号と灰色信号とを切り替える回路等が設けられてい
る。

ＴＢＣ４の出力信号がＦＭ復調回路８に供給され、ＦＭ
復調回路８からの再生カラービデオ信号がＴＢＣ検出回
路９に供給される。ＴＢＣ検出回路９では、再生カラー
ビデオ信号中の水平同期信号と分周回路１１からの基準
水平同期信号と位相比較され、ＴＢＣエラー信号が生成
される。このＴＢＣエラー信号がＴＢＣ４及びクロマＴ
ＢＣ５に供給され、時間軸変動分が除去される。

ＦＭ復調回路８からの再生カラービデオ信号が同期分離
回路ｌＯに供給される。同期分離回路１０で水平同期信
号が分離され、この水平同期信号と分周回路１１からの
基準水平同期信号とが位相比較回路１２に供給される。

位相比較回路１２は、スピンドルサーボのためのもので
、位相比較回路１２からスピンドルエラー信号Ｓ１が得
られる。

このスピンドルエラー信号Ｓｌがスピンドルドライバ１
３及びスキャンコントローラ１５に夫々供給される。位
相比較回路１２に対しては、システムコントローラ１７
からのホールドパルスＳ４が供給され、ホールドパルス
Ｓ４がハイレベルの期間でスピンドルエラー信号Ｓ１が
強制的に中心値にホールドされる。ホールドパルスＳ４
は、ノーマル再生動作からミューティング動作に入った
直後の短時間、発生する。

スピンドルドライバ１３は、モータドライバ１４に対し
てスピンドルドライブ信号Ｓ２を供給する。モータドラ
イバ１４からのドライバ信号のしヘルに応じた速度とそ
の電流方向に応じた回転方向でスピンドルモータ３が駆
動される。スキャンコントローラ１５は、後述のように
、スキャン再生時に回転方向を制御するための制御信号
Ｓ３を形成し、この制御信号Ｓ３がモータコントローラ
１６に供給される。モータコントローラ１６には、スピ
ンドルモータ３と関連して設けられた複数のホール素子
で発生した位置検出信号が供給される。

モータコントローラ１６からモータドライバ１４に対し
て、回転方向を制御する信号が供給される。

スキャンコントローラ１５に対しては、システムコント
ローラ１７からの信号５ｌｌ−３１６が供給される。シ
ステムコントローラ１７は、前述のように、分周回路１
１に対するクロック信号及び位相比較回路１２に対する
基準水平同期信号を発生する。第１図では、省略されて
いるが、シスアームコントローラ１７は、マイクロコン
ピュータから構成され、ビデオディスクプレーヤの再生
動作を全体的に制御する。

第２図は、スキャンコントローラ１５の一例ヲ示す。入
力信号の中で、スピンドルエラー信号Ｓ１を除く他の信
号Ｓｌｌ〜Ｓ１６は、システムコントローラ１７から供
給されるもので、これらの信号Ｓｌｌ〜Ｓ１６は、夫々
下記の意味を有している。

モード信号Ｓ１１：再生されるディスクが８インチか１
２インチかを区別する。８インチのディスクでハイレベ
ルであり、１２インチのディスクでローレベルである。

モード信号Ｓ１２：再生されるディスクが片面のディス
クの時にハイレベルである。

ミューティング信号Ｓ１３：プレーヤの出力ビデオ信号
を灰色画像信号でミューティングする期間でハイレベル
となり、再生ビデオ信号を出力する期間でローレベルと
なる。

Ｆ／Ｒモード信号ｓ１４：フォワードスキャンの時にハ
イレベルであり、リバーススキャンの時にローレベルの
信号である。

モード信号Ｓ１５：ＣＤｖ（ビデオＣＤ）のビデオ信号
の部分でハイレベルとなる。

Ｆ／Ｒ制御信号Ｓ１６：スピンドルモータ３の回転方向
を制御する信号であり、フォワード方向（時計方向）の
場合にローレベルとなり、リバース方向（反時計方向）
の場合にハイレベルとなる。

ミューティング信号Ｓ１３がモノマルチ２１に供給され
、ミューティング信号５１３の立ち上がりエツジから所
定の幅のミューティングパルスＳ１７がモノマルチ２１
から発生する。モノマルチ２１の時定数がスイッチＳＷ
Ｉ及びＳＷ２で切り替えられる。スイッチＳＷＩ及びＳ
Ｗ２は、モード信号Ｓｌｌ及びＳ１２で制御される。１
２インチのディスクを再生する時には、スイッチＳＷＩ
及びＳＷ２がオフで、コンデンサＣ及び抵抗Ｒ１で時定
数が決定される。８インチのディスクを再生する時には
、スイッチＳＷＩがオンし、コンデンサＣ及びＲ１、Ｒ
２の並列抵抗で時定数が決定される。片面のディスクを
再生する時には、スイッチＳＷＩ及びＳＷ２がオンし、
コンデンサＣ及びＲ１、Ｒ２、Ｒ３の並列抵抗で時定数
が決定される。

ミューティングパルスＳ１７がスイッチＳＷ３の一方の
入力端子を介してＯＲゲート２２に供給される。スイッ
チＳＷ３は、Ｆ／Ｒモード信号Ｓ１４で制御される。フ
ォワードスキャンがされる時に、スイッチＳＷ３を介し
てミューティングパルスＳ１７がＯＲゲート２２に供給
される。リバーススイッチがされる時には、スイッチＳ
Ｗ３がローレベル（接地電位）の入力端子を選択し、ミ
ューティングパルス３１７がＯＲゲート２２に供給され
ない。

ＯＲゲート２２の他の入力として、逆流防止用のダイオ
ード２３を介してコンパレータ２４の出力信号が供給さ
れる。コンパレータ２４は、スピンドルエラー信号Ｓ１
としきい値電圧Ｖｔとを比較し、（Ｓｌ≧Ｖｔ）の時に
ローレベルとなり、（Ｓｌ＜Ｖｔ）の時にハイレベルと
なる比較信号３１９を発生する。

ＯＲゲート２２の出力信号３１８がスイッチＳＷ４を介
してスイッチＳＷ５の制御に用いられる。

スイッチＳＷ４は、モード信号Ｓ１５で制御され、ＣＤ
Ｖのビデオ信号の部分では、スイッチＳＷ４の一方の接
地された端子が選択される。この場合では、ＯＲゲート
２２の出力がスイッチＳＷ５に供給されることが禁止さ
れ、従って、スピンドルエラー信号Ｓ１による制御がな
されない。

スイッチＳＷ５の一方の入力端子ａには、Ｆ／Ｒ制御信
号Ｓ１６が供給され、その出力端子Ｃからスピンドルモ
ータ３の回転方向を制御するための制御信号Ｓ３が取り
出される。また、スイッチＳＷ５の入力端子すには、Ｆ
／Ｒ制御信号Ｓ１６がインバータ２５で反転されて供給
される。ＯＲゲート２２の出力信号Ｓ１８がローレベル
の時には、スイッチＳＷ５が入力端子ａを選択し、この
状態では、Ｆ　／　ＲＩＱ御信号Ｓ１６と出力制御信号
Ｓ３とが同じものである。これに対して、ＯＲゲート２
２の出力信号３１８がハイレベルの時には、スイッチＳ
Ｗ５が入力端子すを選択し、Ｆ／Ｒ制御信号Ｓ１６が反
転された制御信号Ｓ３が出力される。

光ディスク１の再生時には、制御信号Ｓ３がローレベル
でフォワード方向（時計方向）にスピンドルモータ３が
回転する。しかし、制御信号Ｓ３がハイレベルの時には
、リバース方向（反時計方向）にスピンドルモータ３が
駆動され、フォワード方向の回転に対する制動がなされ
る。従って、ＯＲゲート２２の出力信号Ｓ１８がローレ
ベルでスイッチＳＷ５が入力端子ａを選択する時には、
スピンドルモータ３が加速され、信号３１Ｂがハイレベ
ルでスイッチＳＷ５が入力端子すを選択する時には、ス
ピンドルモータ３が減速される。

光ディスク１の一面（Ａ面）は、上述の回転方向で制御
されるのに対し、他の面（８面）に関しては、回転方向
の関係が逆となる。つまり、反時計方向が再生時の回転
方向であり、時計方向が制動時の回転方向である。

この発明の一実施例の動作について、−例として、光デ
ィスク１のＡ面をフォワードスキャンする時の各部の波
形を示す第３図を参照して説明する。第３図Ａは、ミュ
ーティング信号Ｓ１３を示す。ミニ−ティング信号３１
３は、スキャン動作中に、ｌ／８秒間ハイレベルで、１
　／　８　秒間ローレベルの信号である。ハイレベルの
期間で灰色信号等のミューティング用信号が出力され、
ローレベルの期間で光ディスク１の再生画像が出力され
る。従って、１秒間に４回の割合で変化する再生画像が
得られる。

ｉ３図Ｂは、コンパレータ２４の出力信号Ｓ１９を示す
。第３図りに示すように、スピンドルエラー信号Ｓ１が
しきい値電圧Ｖｔと比較されることにより、出力信号Ｓ
１９が形成される。コンパレータ２４の出力信号とミュ
ーティングパルスＳ１７が供給されるＯＲゲート２２か
ら第３図Ｃに示す出力信号５１８が得られる。ミューテ
ィング信号Ｓ１３の立ち上がりのタイミングでミューテ
ィングパルス５１７が発生し、コンパレータ２４の出力
信号Ｓ１９にミューティングパルス３１７が付加された
出力信号Ｓ１ＢがＯＲゲート２２から得られる。

また、システムコントローラ１７からのホールド信号Ｓ
４（図示せず）がミューティング信号Ｓ１３の立ち上が
りから短時間発生し、第３図りにおいて、τで示すよう
に、スピンドルエラー信号Ｓ１が強制的に中心値にホー
ルドされる。このホールド期間τ内で、ミューティング
パルスＳ１７が発生する。

ＯＲゲート２２の出力信号３１８がハイレベルの時には
、スイッチＳＷ５の入力端子すが選択され、スピンドル
モータ３が逆方向に回転させる制御信号が発生し、制動
がなされる。従って、ノーマル再生動作からジャンプ動
作に移った直後に、スピンドルモータ３が充分に制動さ
れ、スピンドルモータ３のサーボが引き込む時間を短縮
できる。

第３図Ｅは、スピンドルドライバ１３からモータドライ
バ１４に対して供給されるスピンドルドライブ信号Ｓ２
の電圧波形を示す。スピンドルドライブ信号Ｓ２は、正
の電源電圧（＋１６Ｖ）を基準として負方向の振幅が駆
動電圧の大きさとであり、加速時には、負方向の振幅が
大きくなり、減速時には、これが小さくなる。

〔発明の効果〕

この発明は、ＣＬＶ方式のビデオディスクのスキャン再
生時に、ジャンプ動作中にスピンドルサーボが安定する
までの時間を短縮化できる。従って、ミューティング期
間を短縮でき、良好な再生画像が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の全体的な構成を示すブロ
ック図、第２図はこの発明の一実施例の一部のブロック
図、第３回はこの発明の一実施例の各部波形図、第４図
及び第５図は従来のビデオディスクプレーヤを説明する
ための路線図である。 入力便１ 図面における主要な符号の説明 ｌ：光ディスク、 ３；スピンドルモータ、 １２：位相比較回路、 １５ニスキヤンコントローラ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）線速度一定でビデオ信号が記録されたディスクを
   再生するビデオディスクプレーヤにおいて、上記ディス
   ク上に形成された複数本のトラッキングをジャンプする
   動作と、このジャンプ動作後の所定時間、上記ビデオ信
   号を再生する動作を交互に繰り返すスキャン動作時に、
   上記ジャンプ動作が上記ディスクの内周側から外周側に
   向かってなされる時に、スピンドルモータを短期間、逆
   方向に駆動することで制動を行うことを特徴とするビデ
   オディスクプレーヤ。
2. （２）スピンドルモータの回転方向を制御する制御信号
   と、上記制御信号を反転した信号とを用い、駆動期間と
   制動期間とで出力される制御信号の位相を反転するよう
   にした請求項（１）記載のビデオディスクプレーヤ。