JPH03238260A - 金属薄帯の巻取方法 - Google Patents

金属薄帯の巻取方法

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JPH03238260A
JPH03238260A JP3159590A JP3159590A JPH03238260A JP H03238260 A JPH03238260 A JP H03238260A JP 3159590 A JP3159590 A JP 3159590A JP 3159590 A JP3159590 A JP 3159590A JP H03238260 A JPH03238260 A JP H03238260A
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JP
Japan
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winding
tension
ribbon
thin band
force
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Pending
Application number
JP3159590A
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English (en)
Inventor
Toru Sato
徹 佐藤
Kiyoshi Shibuya
清 渋谷
Nobuyuki Morito
森戸 延行
Masaisa Nara
正功 奈良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH03238260A publication Critical patent/JPH03238260A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、金属薄帯に張力を付与しながら連続的に巻取
る際の金属薄帯の巻取張力調整方法に関するものである
〈従来の技術〉 冷間圧延や急冷凝固法によって連続的に鋳造される薄帯
金属はコイル状に巻取られる。また、この様にして得ら
れたコイルをさらに検査やサンプリングあるいは表面処
理ラインなどでリコイルするときにも巻取り操作が必要
である。上記のように製造ラインの目的は違っても、薄
板金属の巻取りにおいては基本的に巻取り側の巻姿を一
定にするために、薄板金属を払いだす側と巻取る側の薄
板金属の張力はそれぞれ別個にコントロールされる。
その張力調整方法として従来は、巻出し側と巻取り側の
間にピンチロールを設けて、圧下したピンチロールの摩
擦を利用する方法が用いられてきた。この方法は、筒便
でかつ確実な張力分断ができること、さらにライン設備
上コンパクトに設計出来るなどの利点があるために張力
調整用の設備として非常に有効な方法として従来から活
用されている。
しかし最近、アモルファス金属薄帯などのように10〜
50μ鋼程度と従来の薄板金属に比べて板厚の極めて薄
い材料(以下薄帯と記す)が連続的に生産されるように
なってきた。アモルファス金属薄帯は、製板速度が通常
20m/sec以上と速いことや極めて薄いことから、
従来法のピンチロールの摩擦力を利用した張力調整方法
ではピンチロールの摩擦力で薄帯に傷が発生してFil
’fl破断を招く。
薄帯の破断は、薄帯がピンチロールに入る時の微妙な角
度差やピンチロール自身の幅方向の僅かな摩擦力の差で
薄帯に傷が発生して破断するもので、これを防ぐために
ピンチロールの微妙なバランスをコントロールするのは
非常にむずかしいばかりでなく作業能率が著しく低下し
コスト面で不利益をもたらす。特にアモルファス金[i
帯などは、−軸方向の張力は穫めて強い特徴を持つが、
−・方で剪断力には極めて弱い特徴を持つ。従って、ア
モルファス金属薄帯のように板厚が橿めて薄くて、高速
で移動する薄帯の巻取りには従来からのピンチロールに
よる張力調整方法は不適当だった。
しかし、これまでのアモルファス金属1帯はその製板技
術に比較して、製板後の搬送・巻取りに関しての公知の
技術資料が少なく、その解決は困難視されていた。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、従来のピンチロールに替えて、薄帯破
断のおそれのない非接触タイプの巻取張力調整方法を提
案することである。
く課題を解決するための手段〉 すなわち、本発明は、連続的に供給される金属薄帯を巻
取る金i薄帯巻取方法において、金属薄帯の供給系と巻
取装置の間で、吸引力によって金Wr4薄帯の張力を調
整しつつ巻取を行うことを特徴とする金属7ji帯の巻
取方法であり、吸引力として磁力もしくは空気吸引を利
用するものである。
〈作用〉 前述したように薄帯の張力を調整するためのピンチロー
ル圧下lP、はロールの圧下刃を利用して薄帯を機織的
に押え込む方法であるので、この時の機械的応力によっ
て1帯は容易に破断する。
これに対して、本発明によるyj帯の張力調整方法は、
磁石あるいは空気吸引による吸引力を利用して薄帯の片
面を吸引して、薄帯に張力を附与しているので、非接触
であり薄帯破断のおそれはほとんどない。
当然のことながら磁力による吸引を利用する際に対象と
なる材料は磁性体である必要がある。
本発明法は、ピンチロール法のようにyj、帯を挾みつ
ける事がないので薄帯は傷を付けられることなく張力調
整装置上をスムースに流れる。永久磁石および′r!1
磁石を利用する方法は、基本的に磁石の磁力によって薄
帯を吸引するもので、ライン上を通過する薄帯の片面が
磁力によって引き付けられる。薄帯を吸引するのに必要
な磁力の強さは、薄帯のラインスピードや薄帯の剛性お
よび厚みや巾によって異なる。またこれらの吸引力は、
薄帯を巻付ける時や連続的に巻取るのに十分なバンクテ
ンションを与える吸引力であることが必要である。吸引
力を自在に変化させる簡単な方法としては、薄帯のパス
ラインに対して磁石の位置を遠ざけたり近ずけたりして
薄帯に与える磁力の強さを変える方法が良い、この方法
は空気吸引方式においても同様である。
空気吸引方式も磁石と同様、吸引する際に1帯に傷をつ
けないもっとも良い方法である。ただし、空気吸引方式
においては、必ずしも片面の吸引にのみこだわらなくと
も薄帯のパスラインに応じて2面を設けてどちらか一方
の吸引力を利用してもなんら差し支えない。
磁石の場合も空気吸引方式の場合も共に、張力分断に必
要な十分な吸引力をうるためにこれらを複数で配列した
り、それぞれの組合せで用いても特に問題はない。
本発明者らの実験によれば、薄帯の張力調整に必要な吸
引力は、少なくとも巻取りリールと吸引装置の間に必要
なパックテンションが得られる吸引力でなければならな
い。この条件を満足することで巻取りの際の巻き姿が良
好となる。パックテンションの適正値は薄帯の巻付は時
と連続的に巻取っている時で多少の違いはあるものの、
もともと薄帯の張力はそれほど大きな力を必要としない
ので概ね巻取り時の張力値に設定することで巻付は時の
対応ができる。張力を太き(したい場合、吸引力も当然
大きくする必要があるが、実際には極めて薄い薄帯の場
合には張力の上限値も小さいので特に問題となることは
ない。
以上述べた事実から、本発明の方法は従来のピンチロー
ル法と比べて数段に優れた方法であることは自明である
第1図は、本発明法であるところの吸引力を用いた張力
調整装置の一例を示す。第1図(a)は磁石タイプ、(
b)は空気吸引タイプタイプである。また、吸引装置は
、磁石1aおよび空気吸引装置1bを複数に並べるか、
またはこれらを組み合わせることで薄帯2に必要な吸引
力を選定することができる。また電%ff石の場合は、
電!n力を変えることができるようにすることで吸引力
を任意にコントロールすることができる。
第2図は、アモルファス金属薄帯の製造過程における張
力調整の装置の一例を示す。7jl帯払い出し装置(ロ
ール3)から払い出された薄帯2は払い出し側の張力を
一定に保持するためのダンサ−ロール4を通過した後、
張力調整装置1によって払い出し側と巻取り側の張力が
調整され、巻取りリール5に巻取られる。
〈実施例〉 第2図において、張力調整装置1に永久磁石を用いてア
モルファス金属薄帯を製造する場合の一例を示す。
板厚30μ、幅100mの薄帯を25m/secで製板
し、これを(図示してない)エアーナイフによってロー
ルから剥離して(図示してない)誘導ガイド内を誘導し
、その出口に設けたピンチロールで捕捉して巻取りリー
ル5まで搬送し、巻取りリールへ巻き付ける前にライン
内に設けられた張力検定器で張力を3kgになるように
ピンチロールの圧下刃(ブラシロールとソリッドロール
からなる押し込み量)で調整したのち300m長さの永
久磁石3コからなる張力調整装置を徐々に近すけなから
巻取り側張力を5kg、上流側張力を3kgで2聡の張
力差をもたせるように薄帯を吸引してカローゼルタイブ
の巻取り機によって巻取った。1帯の巻き付は前にはダ
ンサ−ロールによって急峻な張力の変動を吸収した。
このようにして巻取った薄帯は、破断のない巻姿の良好
なコイルが連続して得られた。
薄帯の張力調整装置として、1i磁石および空気吸引方
式によっても上述の調整方法で行い、まったく問題なく
良好なコイルを連続して得た。
特に、空気吸引方式においては、薄帯の吸引力を吸引す
るエアー量を調整することでスムースに変化させること
ができるので、永久磁石よりも薄帯の張力変化をコント
ロールし易い利点がある。
また、電磁石の場合も電磁力を変えることで空気吸引装
置と同様の効果をもたらす。
なお張力調整装置の空気吸引方式は、第1図(b)に示
すような多孔のベツドを採用すると吸引力を細かく変化
させることができ薄帯に安定した吸引力が働き理想的で
ある。
本発明の張力調整装置は、アモルファス薄帯の製造にの
み限定されるものではなく、極めて薄い1帯の巻取りを
必要とする装置に適用される。たとえば、薄帯の表面処
理ラインや検査ラインおよび巻き替え装置などに用いる
ことができるのは当然のことである。
〈発明の効果〉 本発明は、捲めて薄い薄帯の巻取りに関し、従来なかっ
たまったく新しい張力調整方法を提供することにより連
続したコイル状の薄帯を容易に巻取る事が出来、巻取り
作業工程上極めて有効で、アモルファス金属薄帯などの
工業生産性を著しく高めその効果は極めて甚大である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、 (b)はそれぞれ本発明方法を実施す
る吸引装置の説明図、第2図は本発明方法を寞焦したラ
インの説明図である。 1・・・吸引式による張力調整装置、 2・・薄帯、      3・・・ロール、4・・・ダ
ンサ−ロール、5・・・lttすlJ−ル、6・・・ノ
ズル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)連続的に供給される金属薄帯を巻取る金属薄帯巻
    取方法において、金属薄帯の供給系と巻取装置の間で、
    吸引力によって金属薄帯の張力を調整しつつ巻取を行う
    ことを特徴とする金属薄帯の巻取方法。
  2. (2)吸引力が、磁力もしくは空気吸引によるものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の金属薄帯の巻取方法
JP3159590A 1990-02-14 1990-02-14 金属薄帯の巻取方法 Pending JPH03238260A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52136640A (en) * 1976-05-11 1977-11-15 Canon Inc Continuous paper feed device
JPS59137118A (ja) * 1983-01-25 1984-08-07 Atsushi Okada 金属条体巻取用張力付与装置
JPS6349220B2 (ja) * 1980-06-20 1988-10-04 Fuji Xerox Co Ltd
JPH0225219A (ja) * 1988-07-12 1990-01-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 極薄帯板巻取り機の張力調整装置

Patent Citations (4)

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