JPH09122841A - 金属薄帯の製造方法 - Google Patents

金属薄帯の製造方法

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JPH09122841A
JPH09122841A JP28351495A JP28351495A JPH09122841A JP H09122841 A JPH09122841 A JP H09122841A JP 28351495 A JP28351495 A JP 28351495A JP 28351495 A JP28351495 A JP 28351495A JP H09122841 A JPH09122841 A JP H09122841A
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conveyor
metal ribbon
tension
belt
driving force
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JP28351495A
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English (en)
Inventor
Katsumi Kurokawa
克美 黒川
Kazuyuki Kato
一之 加藤
Takashi Suhara
俊 須原
Toshitane Matsukawa
敏胤 松川
Tomoharu Kanamaru
智春 金丸
Toru Sato
徹 佐藤
Haruhiko Ishizuka
晴彦 石塚
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却ロールにおける剥離から巻取りまでの間
で薄帯に付与する張力を常に適正範囲に保つことのでき
る、薄帯の製造方法について提案する。 【構成】 冷却ロールから剥離した金属薄帯を冷却ロー
ルの近傍に配置したコンベヤーのベルトに吸着し、この
吸着状態のままコンベヤーのベルトを冷却ロールの周速
をこえる速度で作動して、金属薄帯を張力付与下で巻取
装置側に、1または複数のコンベヤーを介して搬送する
に当たり、コンベヤーのベルトを作動するプーリーの回
転駆動に要するモーターの計測トルクから慣性分を除い
たトルクから、金属薄帯に付与している駆動力を求め、
該駆動力に基づいて金属薄帯に付与している張力を推定
し、該張力を駆動力の調整によって所定範囲に制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷却ロールを用
いた急冷プロセスによる金属薄帯の製造方法に関し、特
に冷却ロールから剥離した金属薄帯を巻取機側へ安定し
て搬送しようとするものである。近年、冷却ロールを用
いた急冷プロセスによる金属薄帯の製造に関する開発が
進められているが、その工業化に当たっては、急冷凝固
した金属薄帯(以下、薄帯と示す)を冷却ロールから剥
離し、次いで高速で搬送しながら誘導してコイル状に巻
取る手段が、重要な開発課題の1つとなっている。
【0002】
【従来の技術】この薄帯の剥離、そして搬送および巻取
り手段としては、例えば、特開平1−92176 号、特開昭
62−45455 号、同59−27720 号および同55−36029 号各
公報に提案された技術が知られている。
【0003】これらの技術は、空気吸引式ノズル、エン
ドレスベルトあるいは磁力を利用する手法であり、剥離
直後の薄帯を捕捉することが難しい。なぜなら、冷却ロ
ールにおける薄帯の剥離点は常に変化していて、特に薄
帯製造開始直後においては冷却ロールの温度、溶融金属
の温度、溶融金属噴射圧および噴射ノズルの条件が不安
定であるから、剥離点が不定になるからである。
【0004】そこで、出願人は、特開平6−182508号、
同7−1091号および同7−1092号各公報にて、薄帯を確
実かつ安定に剥離そして搬送する技術を提案した。すな
わち、冷却ロールの接線方向に気体を吹付けて冷却ロー
ルから薄帯を剥離し、次いでこの剥離点の近傍で薄帯
を、真空吸引式またはマグネット吸引式コンベヤーにて
吸着し、この吸着状態のままコンベヤーのベルトを作動
して薄帯を巻取装置側に搬送するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この技術によって、金
属薄帯の安定した剥離、そして薄帯に適正な搬送張力を
付加することが可能になった。しかしながら、コンベヤ
ーベルトが劣化したり、また薄帯の形状や表面粗さが変
化すると、薄帯に与える搬送張力も変化し、結果として
安定した剥離および搬送が阻害されるところに問題があ
った。
【0006】すなわち、上記した従来技術では、冷却ロ
ールの周速およびコンベヤーのベルト速度を一定にし、
吸引箱内の負圧や磁石による引力にて発生した吸着力と
張力との関係を求めて、この関係に従って所定の張力と
なる吸着力を設定するのが一般的である。
【0007】ところが、コンベヤーベルトが劣化した
り、薄帯の形状や表面粗さが変化して動摩擦係数が変化
すると、予め求めた張力と吸着力との関係が成立しなく
なるため、張力を所期値に制御することができなくな
る。特に、急冷プロセスによる薄帯は、静的荷重に対し
ては強いが、動的荷重、とりわけ剪断力を伴う荷重に対
しては弱く、比較的簡単に破断するため、薄帯剥離後の
捕捉、そして搬送および巻取りの工程で薄帯に付与する
張力は、薄帯が蛇行しない程度の極力低い範囲に設定す
ることが重要である。しかしながら、上記のように、張
力を所定値に制御することが難しいことから、張力の変
化によって冷却ロールに対する薄帯の剥離点が一定しな
いため、安定した剥離、さらには搬送が阻害されること
になる。
【0008】この発明は、上記した問題点を有利に解決
しようとするもので、冷却ロールにおける剥離から巻取
りまでの間で薄帯に付与する張力を常に適正範囲に保つ
ことのできる、薄帯の製造方法について提案することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、高速回転す
る冷却ロールの表面に溶融金属を注出し、急冷凝固させ
て金属薄帯としたのち、冷却ロールのほぼ接線方向に気
体を吹付けて冷却ロールから金属薄帯を剥離し、次いで
剥離した金属薄帯を冷却ロールの近傍に配置したコンベ
ヤーのベルトに吸着し、この吸着状態のままコンベヤー
のベルトを冷却ロールの周速をこえる速度で作動して、
金属薄帯を張力付与下で巻取装置側に、1または複数の
コンベヤーを介して搬送するに当たり、コンベヤーのベ
ルトを作動するプーリーの回転駆動に要するモーターの
計測トルクから慣性分を除いたトルクから、金属薄帯に
付与している駆動力を求め、該駆動力に基づいて金属薄
帯に付与している張力を推定し、該張力を駆動力の調整
によって所定範囲に制御することを特徴とする金属薄帯
の製造方法である。ここで、慣性分とはコンベヤーを負
荷のない状態で空運転したときのモータートルクを意味
し、駆動力とは金属薄帯とコンベヤーベルト表面との間
に発生している動摩擦力を意味する。
【0010】また、金属薄帯に付与している駆動力は、
コンベヤーのベルトを作動するプーリーの回転速度およ
び/または金属薄帯に対するコンベヤーのベルト表面の
吸着力により調整することが、有利であり、とりわけ金
属薄帯に対するコンベヤーのベルト表面の吸着力は、コ
ンベヤーの内部に設けた吸引箱から通気性のコンベヤー
ベルトを介して空気を吸引して発生し、吸引箱内の負圧
を制御して金属薄帯に付与している駆動力を調整するこ
と、金属薄帯に対するコンベヤーのベルト表面の吸着力
は、コンベヤーの内部に設けた永久磁石の磁力にて発生
し、コンベヤーのベルトと永久磁石との距離を制御して
金属薄帯に付与している駆動力を調整すること、金属薄
帯に対するコンベヤーのベルト表面の吸着力は、コンベ
ヤーの内部に設けた電磁石の磁力にて発生し、電磁石に
投入する電流を制御して金属薄帯に付与している駆動力
を調整すること、が、実施に当たり有利に適合する。
【0011】
【発明の実施の形態】さて、図1に、この発明の方法に
使用する薄帯の製造設備例を示す。図において、符号1
は高速で回転している冷却ロールであり、この冷却ロー
ル1上にスリット状の開口をそなえるノズル2から溶融
金属3を注出し、溶融金属3を冷却ロール1上で急冷凝
固させて薄帯4を形成する。次いで、薄帯4を、このロ
ール1のほぼ接線方向に気体、例えば圧縮空気を吹出す
スリット状の開口をそなえるエアーノズル5からの空気
吹付けによって、冷却ロール1から剥離する。
【0012】次いで、薄帯4を、剥離と同時にコンベヤ
ー6のベルト7の始端付近に吸着させ、さらにこの吸着
状態のまま薄帯4をベルト7とともに移動する。この例
では、コンベヤー6を2台直列に連結し、冷却ロール1
の近傍に配した第1のコンベヤー6を固定して設置する
一方、第2のコンベヤー6を台車8を介して移動可能と
した。そして、第1のコンベヤー6のベルト7とともに
移動する薄帯4が、第2のコンベヤー6のベルト7まで
移動してベルト7に吸着され、かつ薄帯の形成が安定
(定常状態)したならば、第2のコンベヤー6を巻取リ
ール7まで移動する。そして、薄帯4を、押付けロール
9を介して巻取リール10へコイル状に巻付ける。
【0013】なお、コンベヤー6のベルト7に薄帯4を
吸着するには、2本または3本以上のプーリー11でベル
ト7を駆動するコンベヤー6の内部に設けた吸引箱12か
ら通気性のベルト7を介して空気を吸引して吸着力を発
生するか、あるいは吸引箱12にかえて永久磁石または電
磁石によるマグネットテーブル13を設置して磁力によっ
て吸着力を発生して行うことができる。そして、吸引箱
12での負圧を調節し、またはマグネットテーブル13が永
久磁石の場合はマグネットテーブル13とベルト7との間
隔を調節するか、マグネットテーブル13が電磁石の場合
は投入する電流量を調節することによって、薄帯4に対
する吸着力を変化することが可能である。
【0014】さて、搬送中の薄帯に加わる張力につい
て、1台のコンベヤーによる搬送を例に調査したとこ
ろ、張力はコンベヤーのベルトと冷却ロールとの速度差
に影響されることが判明した。例えば、真空吸引式コン
ベヤーを用いた場合の実験結果を、図2に示すように、
冷却ロールの周速およびベルトでの吸着力を一定にして
コンベヤーベルトの速度を増加すると、薄帯に加わる張
力も増加することがわかる。ここで、薄帯に加わる張力
Tは、次式(1) に従うので、張力を増加、すなわちコン
ベヤーベルトの速度を増加すると、従来は一定と考えら
れていた動摩擦係数が増加することを意味する。 T=μF=μPS----(1) ただし、μ:ベルトおよび薄帯間の動摩擦係数 F:吸着力 P:吸引圧 S:吸引面積
【0015】なお、速度差の増加によって動摩擦係数が
増加する理由については明らかではないが、コンベヤー
ベルトと薄帯との間における空気の巻き込み状態が変化
することが、理由の1つとして考えられる。
【0016】従って、上記した張力とコンベヤーのベル
トおよび冷却ロールの速度差との関係を用いて、コンベ
ヤーのプーリーの回転駆動に要するトルク(電流値)か
ら慣性分(空運転分)を除いたトルクから、薄帯に付与
している駆動力を求め、さらに駆動力に基づいて張力を
求めて、この張力が一定値から外れた際に、コンベヤー
のベルト速度を調整することによって、一定張力下での
搬送を実現することができる。また、張力の制御は、ベ
ルト表面の吸着力の調整を単独またはベルト速度調整と
併用して、行うことによっても可能である。
【0017】具体的には、図1に制御系統例を示すよう
に、コンベヤー6のプーリー11を回転駆動するモーター
14のトルクを検出器15で電流値として検出し、演算器16
にて電流値から張力を算出し、次いで比較器17にて、求
めた張力と予め設定した張力とを比較し、設定値から外
れている場合は、制御器18からの信号によって、モータ
ー14の回転数および/または吸引箱12の負圧(あるいは
マグネットテーブル13からの磁力)を調整し、薄帯4に
付与している駆動力を制御し、張力を一定に保持するの
である。なお、図1では、第1のコンベヤー6に制御系
を接続する例を示したが、第2のコンベヤー6にも同様
に制御系を接続して制御を行うことは勿論である。
【0018】ここで、演算器16、比較器17および制御器
18において行う演算について詳しく述べる。まず、薄帯
に付与した駆動力、モータートルクおよびモーター電流
値の間には、 f・r+τ(f=0)(v)=τ(v,i)----(2) ただし、f:駆動力 r:プーリー半径 τ(f=0)(v):薄帯を搬送していない無負荷時
(空回転)のモータートルクで、ベルト速度またはモー
ター電流値により決定する定数 τ(v,i):ベルト速度vおよびモーター電流値iで
薄帯搬送運転時のモータートルク の関係があるため、上記(2) 式について、駆動力fをベ
ルト速度vおよびモーター電流値iの関数として整理す
ると、 f={τ(v,i)−τ(f=0)(v)}/r----(3) となる。そして、この(3) 式を演算器16の記憶回路に格
納しておき、(3) 式と計測したベルト速度vおよびモー
ター電流値iとから駆動力fを算出することができる。
そして、1台のコンベヤーにて薄帯搬送を行う場合は、
上記で求めた駆動力がそのまま薄帯に与える張力となる
が、複数台のコンベヤーを用いる場合、例えば冷却ロー
ルおよびその近傍の第1のコンベヤー間での張力は、各
コンベヤーで求めた駆動力の合計であり、各コンベヤー
上流での張力は、該コンベヤー及びその下流側コンベヤ
ーで求めた駆動力の合計になる。
【0019】かくして得られた張力は、比較器17におい
て、予め設定された張力(設定張力)と比較され、設定
値から外れていると判断されたならば、制御器18からモ
ーター14および/または吸引箱12(あるいはマグネット
テーブル13)に信号を送り、上記した調節をそれぞれ行
う。なお、設定張力は、薄帯の破断が発生しない値を上
限にすること、また薄帯に蛇行が発生しない値を下限に
すること、が好ましい。
【0020】すなわち、駆動力fは、 f=μF であるから、モーター14の回転数を調整してベルト速度
を増減すれば、動摩擦係数μを変化でき、一方吸引箱12
(あるいはマグネットテーブル13)に関する調節を行え
ば、吸着力Fを変化できるため、駆動力fの調整が可能
になる。
【0021】なお、薄帯に対する吸着力Fは、それぞれ
次式(4) 〜(6) に従って調節できる。 ・吸引箱の負圧調節 F=PS----(4) ・マグネットテーブル13の磁力調節(永久磁石) F=k1 -2 ----(5) ただし、k1 :装置により決まる定数 x:マグネットテーブルと薄帯との距離 ・マグネットテーブル13の磁力調節(電磁石) F=k2 i----(6) ただし、k2 :装置により決まる定数 i:電磁石へ投入する電流値
【0022】
【実施例】図1に示した、真空吸引式コンベヤーが配備
された設備を用いて、B:10at%、Si:9at%および
C:1at%を含み残部実質的に鉄の成分組成になる溶融
金属250 kgを、1325℃の温度に保持した後、スリット状
開口を有するノズル2から、21m/sの周速で高速回転
する銅合金製の冷却ロール(直径:900mm)1周面上
に、ノズルとの間隙を0.12mmとして注出し、幅:17
0 mmおよび板厚:20〜30μm の薄帯4を作成した。
【0023】次いで、エアーノズル5の空気吹付け(4
0m/s)によって、冷却ロール1から薄帯4を剥離
し、この剥離部の冷却ロールの近傍に配置した真空吸引
式コンベヤー6のベルト7に、薄帯4の剥離先端部を、
吸引圧0.35kgf/cm2 で吸着させ、さらにこの吸着状
態のまま、コンベヤー6のベルトを23m/sで移動し、
第1および第2の2台のコンベヤー6を介して、第2の
コンベヤー6の終端に配置した巻取リール10まで搬送
し、押付けロール9を介して、薄帯4を巻取リール10に
コイル状に巻付けた。
【0024】上記の条件での操業において、冷却ロール
1と第1のコンベヤー6との間の薄帯に付与する張力が
12kgf とする制御を、図1に示した制御回路に従って、
ベルト速度および吸引箱12での負圧を調節することによ
って行った。これらの操業における各ヒート毎に、この
発明の方法に従い第1、第2のコンベヤーの駆動力の和
として求めた張力(推定値)と、張力の調製を実施しな
かったヒート(従来法)の張力(推定値)とを比較し図
3に示す。同図から、この発明に従う制御によって、薄
帯に安定した張力を付与できることがわかる。なお、上
記の操業は、真空吸引式コンベヤーにかえて磁石吸引式
コンベヤーを用いて、マグネットテーブル13の磁力を調
節して張力制御を行った場合にも、図3に示すのと同様
の結果が得られた。
【0025】
【発明の効果】この発明によれば、剥離から巻取りまで
の間で薄帯に付与する張力を常に適正範囲に保つことの
できるため、薄帯を損傷することなしに、薄帯の安定し
た搬送を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従う薄帯の製造設備を示す模式図で
ある。
【図2】ベルト速度と薄帯張力との関係を示す図であ
る。
【図3】各ヒート毎の薄帯張力を示す図である。
【符号の説明】
1 冷却ロール 2 ノズル 3 溶融金属 4 薄帯 5 エアーノズル 6 真空吸引式コンベヤー 7 ベルト 8 台車 9 押付けロール 10 巻取りリール 11 プーリー 12 吸引箱 13 マグネットテーブル 14 モーター 15 検出器 16 演算器 17 比較器 18 制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 23/18 B65H 23/18 (72)発明者 須原 俊 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 松川 敏胤 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 金丸 智春 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 佐藤 徹 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 石塚 晴彦 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速回転する冷却ロールの表面に溶融金
    属を注出し、急冷凝固させて金属薄帯としたのち、冷却
    ロールのほぼ接線方向に気体を吹付けて冷却ロールから
    金属薄帯を剥離し、次いで剥離した金属薄帯を冷却ロー
    ルの近傍に配置したコンベヤーのベルトに吸着し、この
    吸着状態のままコンベヤーのベルトを冷却ロールの周速
    をこえる速度で作動して、金属薄帯を張力付与下で巻取
    装置側に、1または複数のコンベヤーを介して搬送する
    に当たり、コンベヤーのベルトを作動するプーリーの回
    転駆動に要するモーターの計測トルクから慣性分を除い
    たトルクから、金属薄帯に付与している駆動力を求め、
    該駆動力に基づいて金属薄帯に付与している張力を推定
    し、該張力を駆動力の調整によって所定範囲に制御する
    ことを特徴とする金属薄帯の製造方法。
  2. 【請求項2】 金属薄帯に付与している駆動力を、コン
    ベヤーのベルトを作動するプーリーの回転速度および/
    または金属薄帯に対するコンベヤーのベルト表面の吸着
    力により調整する請求項1に記載の金属薄帯の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 金属薄帯に対するコンベヤーのベルト表
    面の吸着力は、コンベヤーの内部に設けた吸引箱から通
    気性のコンベヤーベルトを介して空気を吸引して発生
    し、吸引箱内の負圧を制御して金属薄帯に付与している
    駆動力を調整する請求項1または2に記載の金属薄帯の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 金属薄帯に対するコンベヤーのベルト表
    面の吸着力は、コンベヤーの内部に設けた永久磁石の磁
    力にて発生し、コンベヤーのベルトと永久磁石との距離
    を制御して金属薄帯に付与している駆動力を調整する請
    求項1または2に記載の金属薄帯の製造方法。
  5. 【請求項5】 金属薄帯に対するコンベヤーのベルト表
    面の吸着力は、コンベヤーの内部に設けた電磁石の磁力
    にて発生し、電磁石に投入する電流を制御して金属薄帯
    に付与している駆動力を調整する請求項1または2に記
    載の金属薄帯の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015000420A (ja) * 2013-06-17 2015-01-05 Jfeスチール株式会社 金属薄帯の製造方法
JP2018535165A (ja) * 2015-11-10 2018-11-29 リンダウェル、ドルニエ、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツングLindauer Dornier Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung ウェブ状製品の製造および引き出しのための方法および装置

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