JPH0323822Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0323822Y2 JPH0323822Y2 JP9257286U JP9257286U JPH0323822Y2 JP H0323822 Y2 JPH0323822 Y2 JP H0323822Y2 JP 9257286 U JP9257286 U JP 9257286U JP 9257286 U JP9257286 U JP 9257286U JP H0323822 Y2 JPH0323822 Y2 JP H0323822Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead wire
- sliding
- motor
- commutator
- commutator piece
- Prior art date
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- Expired
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- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 17
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 9
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims description 3
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 description 7
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
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Landscapes
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、整流子を有するモータ、特には小型
モータの整流子片に用いるのに適したモータの整
流子片に関する。
モータの整流子片に用いるのに適したモータの整
流子片に関する。
詳細には半田付け作業時に生じる整流子の摺動
部表面への半田の這い上がりや半田飛沫による整
流子の摺動部表面の汚れを防止するようにした小
型モータの整流子片に関する。
部表面への半田の這い上がりや半田飛沫による整
流子の摺動部表面の汚れを防止するようにした小
型モータの整流子片に関する。
[従来の技術]
一般に、小型モータの整流子を構成する整流子
片にあつて、リード線と接続係止する部分である
接続(ライザ:Rizer)部の形状は矩形とされて
いることが多い。
片にあつて、リード線と接続係止する部分である
接続(ライザ:Rizer)部の形状は矩形とされて
いることが多い。
こうした矩形の接続部を備えている場合、自動
巻線機を用いてリード線をロータ(電機子)に巻
付けるとともに接続部に係止しようとする場合、
線材の供給方向への張力(分力として求心力が生
じる)により、接続部の根本(基部)すなわち整
流子片の摺動面の間近にリード線が係止されてし
まい易くなる。
巻線機を用いてリード線をロータ(電機子)に巻
付けるとともに接続部に係止しようとする場合、
線材の供給方向への張力(分力として求心力が生
じる)により、接続部の根本(基部)すなわち整
流子片の摺動面の間近にリード線が係止されてし
まい易くなる。
このため、係止後に電機子からのリード線の端
部を整流子片の接続部に固定するために半田付け
作業を行う場合に、整流子片の摺動面に半田が流
出してしまう、あるいは半田飛沫が付着してしま
うという不都合を生じるものであつた。
部を整流子片の接続部に固定するために半田付け
作業を行う場合に、整流子片の摺動面に半田が流
出してしまう、あるいは半田飛沫が付着してしま
うという不都合を生じるものであつた。
こうした半田付け作業時に不都合な点を生じる
のは、整流子片の摺動面に極接近してリード線を
接続・係止しようとするため、作業を摺動面に非
常に接近して行わざるを得ないことから、僅かな
不手際でも半田付け部以外に影響してしまうから
である。
のは、整流子片の摺動面に極接近してリード線を
接続・係止しようとするため、作業を摺動面に非
常に接近して行わざるを得ないことから、僅かな
不手際でも半田付け部以外に影響してしまうから
である。
[解決しようとする課題]
本願考案の目的は、従来技術の有していた上述
したような不都合な点に鑑み、リード線を整流子
片の接続部に接続する際にあつても、リード線が
摺動面方向へ移動してしまうことを防止し、よつ
て半田による摺動面への汚れ等を防止することの
可能な形状の接続(ライザ)部を備えたモータの
整流子片を提供することにある。
したような不都合な点に鑑み、リード線を整流子
片の接続部に接続する際にあつても、リード線が
摺動面方向へ移動してしまうことを防止し、よつ
て半田による摺動面への汚れ等を防止することの
可能な形状の接続(ライザ)部を備えたモータの
整流子片を提供することにある。
[解決するための手段]
上述した目的は、
モータの整流子片において、
電機子のリード線を接続する部位であつて、
一方の端部が、摺動部の摺動面の円弧長に略等
しくなつていて一方の端部と、 該一方の端部から延びる2つの傾斜縁と、 他方端に向かうにつれて該2つの傾斜縁に挟ま
れた距離が漸減して再び漸増する位置に形成さ
れ、該リード線を巻回するとともに係止するため
の部位であることとした要部とを備えていて、 外形が略扇形状であること を特徴としたモータの整流子片 としたことにより達成される。
しくなつていて一方の端部と、 該一方の端部から延びる2つの傾斜縁と、 他方端に向かうにつれて該2つの傾斜縁に挟ま
れた距離が漸減して再び漸増する位置に形成さ
れ、該リード線を巻回するとともに係止するため
の部位であることとした要部とを備えていて、 外形が略扇形状であること を特徴としたモータの整流子片 としたことにより達成される。
[作用]
整流子片の接続部端子(ライザ部)に備えられ
た係止部にリード線を巻回してから半田付けによ
る固定を行うようにした。
た係止部にリード線を巻回してから半田付けによ
る固定を行うようにした。
[考案の実施例]
以下、本考案の好適なる一実施例について、図
面を参照しながら説明する。
面を参照しながら説明する。
1は整流子で、軸2とともにモールド加工等に
より一体的に形成されている。
より一体的に形成されている。
3は摺動部で、例えば銅等の良電性の薄板材に
より成つていて、不図示の摺動ブラシと摺接する
摺動面3aを有している。
より成つていて、不図示の摺動ブラシと摺接する
摺動面3aを有している。
4は接続部で、摺動子の3の一部をプレス等の
折り曲げ加工を施すことにより形成されていて、
軸2側に位置する一方の端部は前記摺動部の摺動
面3aの円弧長に略等しく形成されていて、傾斜
縁4a,4aは一方の端部から他方の端部(軸2
から遠ざかる)方向へと向かつて伸ばされ、その
互いの傾斜縁に挟まれた距離を漸減させ交点近辺
まで達した後に引き続き今度は漸増するようにし
て要部(凹部)を形成し、これを係止部4bとす
る。
折り曲げ加工を施すことにより形成されていて、
軸2側に位置する一方の端部は前記摺動部の摺動
面3aの円弧長に略等しく形成されていて、傾斜
縁4a,4aは一方の端部から他方の端部(軸2
から遠ざかる)方向へと向かつて伸ばされ、その
互いの傾斜縁に挟まれた距離を漸減させ交点近辺
まで達した後に引き続き今度は漸増するようにし
て要部(凹部)を形成し、これを係止部4bとす
る。
5はプラスチツク等の樹脂で、前記摺動部3を
それぞれ所定の位置関係を保つとともに、軸2と
の関係を固定に保つようにして一体化する。
それぞれ所定の位置関係を保つとともに、軸2と
の関係を固定に保つようにして一体化する。
6はリード線である。
本考案のモータの整流子は上述のように構成さ
れている。
れている。
このような整流子1を持つモータに、図示しな
複数の電機子コイルを巻回し、コイルの巻き終わ
りに、リード線6が、第2図に示すようにして、
摺動部3の一部を立ち曲げられて形成された接続
部4の要(凹)部、つまり係止部4bへと巻回さ
れている。
複数の電機子コイルを巻回し、コイルの巻き終わ
りに、リード線6が、第2図に示すようにして、
摺動部3の一部を立ち曲げられて形成された接続
部4の要(凹)部、つまり係止部4bへと巻回さ
れている。
こうした場合、係止部4bへの係止は、自動巻
線機を使用の時、リード線6がA→B→C→Dの
順に巻き付けられ、略扇状の要部(4b)で行わ
れるから、C→Dの方向にリード線6を引つ張る
力が働いても、傾斜縁4aのため、要部(係止部
4b)での巻回軸は中心(軸2)方向に移動して
しまうことはない。
線機を使用の時、リード線6がA→B→C→Dの
順に巻き付けられ、略扇状の要部(4b)で行わ
れるから、C→Dの方向にリード線6を引つ張る
力が働いても、傾斜縁4aのため、要部(係止部
4b)での巻回軸は中心(軸2)方向に移動して
しまうことはない。
また、係止部4bを摺動面3aから許容される
最大隔離位置に配していることにより、隣合わせ
の傾斜縁4a−4aを結ぶ線E−Eと摺動部3−
3で形成される円弧の接線方向とをほぼ一致させ
ておくと、巻き込みの場合に供給するリード線6
を係止部4bへ容易に滑り込ませることが出来
る。
最大隔離位置に配していることにより、隣合わせ
の傾斜縁4a−4aを結ぶ線E−Eと摺動部3−
3で形成される円弧の接線方向とをほぼ一致させ
ておくと、巻き込みの場合に供給するリード線6
を係止部4bへ容易に滑り込ませることが出来
る。
[考案の効果]
上述したように、本考案は、モータの整流子片
の接続(ライザ)部の形状を略扇形として、傾斜
縁を設け要部をリード線の係止部としたので、リ
ード線の巻回輪が係止部からズリ落ちることのな
い確実な係止を行えることが可能となり、この結
果、半田の這い上がりや半田飛沫の付着を防止出
来るだけでなく、リード線の係止部への巻き込み
作業も容易行える、モータの整流子片を得ること
が出来る。
の接続(ライザ)部の形状を略扇形として、傾斜
縁を設け要部をリード線の係止部としたので、リ
ード線の巻回輪が係止部からズリ落ちることのな
い確実な係止を行えることが可能となり、この結
果、半田の這い上がりや半田飛沫の付着を防止出
来るだけでなく、リード線の係止部への巻き込み
作業も容易行える、モータの整流子片を得ること
が出来る。
第1図は本考案の一実施例を示す一部断面図
で、第2図はリード線の巻き込みを示した説明図
である。 1…整流子、2…軸、3…摺動部、3a…摺動
面、4…接続部(ライザ部)、4a…傾斜面、4
b…要部、5…樹脂、6…リード線。
で、第2図はリード線の巻き込みを示した説明図
である。 1…整流子、2…軸、3…摺動部、3a…摺動
面、4…接続部(ライザ部)、4a…傾斜面、4
b…要部、5…樹脂、6…リード線。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 モータの整流子片において、 電機子のリード線を接続する部位であつて、 一方の端部が、摺動部の摺動面の円弧長に略等
しくなつていて一方の端部と、 該一方の端部から延びる2つの傾斜縁と、 他方縁に向かうにつれて該2つの傾斜縁に挟ま
れた距離が漸減して、再び漸増する位置に形成さ
れ、該リード線を巻回するとともに、係止するた
めの部位であることとした要部と を備えていて、外形が略扇形状であること を特徴としたモータの整流子片。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9257286U JPH0323822Y2 (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9257286U JPH0323822Y2 (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63677U JPS63677U (ja) | 1988-01-06 |
JPH0323822Y2 true JPH0323822Y2 (ja) | 1991-05-23 |
Family
ID=30954393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9257286U Expired JPH0323822Y2 (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0323822Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-06-18 JP JP9257286U patent/JPH0323822Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63677U (ja) | 1988-01-06 |
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