JPH03238078A - 燃殻成分を利用した成型品の製造法 - Google Patents
燃殻成分を利用した成型品の製造法Info
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- JPH03238078A JPH03238078A JP2034961A JP3496190A JPH03238078A JP H03238078 A JPH03238078 A JP H03238078A JP 2034961 A JP2034961 A JP 2034961A JP 3496190 A JP3496190 A JP 3496190A JP H03238078 A JPH03238078 A JP H03238078A
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Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、焼却場、下水処理場等で排出される燃殻成分
を利用してU字溝やタイル等の成型品な得ようとするも
のである。
を利用してU字溝やタイル等の成型品な得ようとするも
のである。
(従来の技術)
焼却場、下水処理場等で排出される燃殻成分は、廃棄物
を焼却処理した後の産物であるが、その被燃焼物に占め
ろ灰分の割合は5〜15%と比較的高いので、まとまる
と無視てきない大量のコミとなり、?に来は、これをそ
のまま埋立処理し・ているのが現状である。
を焼却処理した後の産物であるが、その被燃焼物に占め
ろ灰分の割合は5〜15%と比較的高いので、まとまる
と無視てきない大量のコミとなり、?に来は、これをそ
のまま埋立処理し・ているのが現状である。
しかし、この埋立処理は、地中に埋めても乾燥すれは風
に飛はされて塵埃となり、時な経てもなかなか固化しな
いから、埋立地の上に建物を建築しようとしても軟弱地
盤となる難点かある。
に飛はされて塵埃となり、時な経てもなかなか固化しな
いから、埋立地の上に建物を建築しようとしても軟弱地
盤となる難点かある。
加えて、現実問題とし、で、この燃殻廃棄物は産業活動
と消費生活の活発化と共に増加する一方であるのに対し
、埋立用地の確保が難しく、特に都市部では地価の高騰
と地域住民の反対で処理に難渋している現況である。
と消費生活の活発化と共に増加する一方であるのに対し
、埋立用地の確保が難しく、特に都市部では地価の高騰
と地域住民の反対で処理に難渋している現況である。
(発明の解決しようとする課題)
本発明は上記実情に錫みてなされたもので、燃殻成分の
粉粒性に着目して、これと熱可塑性廃棄プラスチックと
の結合でU字溝、タイル等の成型品に利用して、埋め立
て等の不合理を解消せんとするものである。
粉粒性に着目して、これと熱可塑性廃棄プラスチックと
の結合でU字溝、タイル等の成型品に利用して、埋め立
て等の不合理を解消せんとするものである。
更に、その廃棄プラスチックを利用するにあたり、排出
量の多いポリエチレン、ポリスチレン−及び塩化ビニー
ル樹脂等を用いると共に、その混練の際、塩化ビニール
樹脂から塩素ガス等の有害物質が発生しないよう工夫す
ることにある。
量の多いポリエチレン、ポリスチレン−及び塩化ビニー
ル樹脂等を用いると共に、その混練の際、塩化ビニール
樹脂から塩素ガス等の有害物質が発生しないよう工夫す
ることにある。
(課題を解決するための手段)
本発明は、焼却場、下水処理場等で排出される燃殻成分
を対象とする。この燃殻成分の組成別元素を分析すると
、下表の如くである。
を対象とする。この燃殻成分の組成別元素を分析すると
、下表の如くである。
(単位
%)
上表から、焼却後に10〜20%の燃殻が理論的に生じ
ることが判り、実際にはこれに未燃燐分が若干加わると
考えられる。
ることが判り、実際にはこれに未燃燐分が若干加わると
考えられる。
さて、焼却処理後には乾燥状態にあるこの燃殻成分も、
その後の放置で湿気を含む場合は、そのままで混練りす
ると、蒸気爆発の虞があるのでこれを乾燥炉に投入する
等して充分乾燥する。
その後の放置で湿気を含む場合は、そのままで混練りす
ると、蒸気爆発の虞があるのでこれを乾燥炉に投入する
等して充分乾燥する。
次いで、この燃殻成分60〜90 w t%に対し、結
合剤として熱溶融性プラスチックを燃殻成分1O〜40
w t%を用い、両者を混練機で混練りするが、これ
も廃棄物として処理されている廃棄プラスチックを利用
する。そして、望ましくは廃棄量の多いポリエチレン樹
脂、ポリスチレン樹脂及び塩化ビニール樹脂等を選び、
このうち塩化ビニール樹脂は塩素ガス等の有害カスを発
生し易いので注意を要する。
合剤として熱溶融性プラスチックを燃殻成分1O〜40
w t%を用い、両者を混練機で混練りするが、これ
も廃棄物として処理されている廃棄プラスチックを利用
する。そして、望ましくは廃棄量の多いポリエチレン樹
脂、ポリスチレン樹脂及び塩化ビニール樹脂等を選び、
このうち塩化ビニール樹脂は塩素ガス等の有害カスを発
生し易いので注意を要する。
そこで先ず、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂等の
有毒カス発生の虞のない無害性の樹脂のみを用い、該ポ
リエチレン樹脂等と燃殻成分とを混練機に投入し、加圧
しつつ一次の混練りをする。
有毒カス発生の虞のない無害性の樹脂のみを用い、該ポ
リエチレン樹脂等と燃殻成分とを混練機に投入し、加圧
しつつ一次の混練りをする。
すると、なん、ら潤滑剤の存在しない切間の混練りでは
、加温熱に加え両者間に強い摩擦熱が生して、強い温度
上昇が起こり、その熱でポリエチレン樹脂等が溶融して
加圧下で燃殻粉末と結合し、餅状に軟化して塊状となる
。すると、−旦餅状化した塊は、強い摩擦熱の発生が抑
えられて、時間の経過と共に全体の温度か降下する。こ
の間ポリエチレン樹脂等は塩素基がないので、有毒カス
発生の虞はない。又、このとき、燃殻成分が大半を占め
5− るので、そのままでは混練りが困難であり、圧力を加え
て互いを束縛させて結合を促す。
、加温熱に加え両者間に強い摩擦熱が生して、強い温度
上昇が起こり、その熱でポリエチレン樹脂等が溶融して
加圧下で燃殻粉末と結合し、餅状に軟化して塊状となる
。すると、−旦餅状化した塊は、強い摩擦熱の発生が抑
えられて、時間の経過と共に全体の温度か降下する。こ
の間ポリエチレン樹脂等は塩素基がないので、有毒カス
発生の虞はない。又、このとき、燃殻成分が大半を占め
5− るので、そのままでは混練りが困難であり、圧力を加え
て互いを束縛させて結合を促す。
さて次に、二次の混練に移り、塩化ビニール樹脂を投入
し、再度燃殻成分を加えつつ、両者を徐々に混練りする
と、前記と同様に摩擦熱を生し・るが、このとき前記ポ
リエチレン樹脂が溶融しているので、これが潤滑剤的働
きを成し、強い摩擦を受けても滑り作用で擦過を避け、
熱の発生を極小に抑えるようtこ働く。この結果、熱分
解温度以下の熱的に安定な領域で混練りすることができ
、塩素カスや塩化水素等有毒気体の発生や変質か起こる
のを未然に防止することができる。
し、再度燃殻成分を加えつつ、両者を徐々に混練りする
と、前記と同様に摩擦熱を生し・るが、このとき前記ポ
リエチレン樹脂が溶融しているので、これが潤滑剤的働
きを成し、強い摩擦を受けても滑り作用で擦過を避け、
熱の発生を極小に抑えるようtこ働く。この結果、熱分
解温度以下の熱的に安定な領域で混練りすることができ
、塩素カスや塩化水素等有毒気体の発生や変質か起こる
のを未然に防止することができる。
尚、樹脂との混練りの際、煙突や焼却炉の壁から得られ
るカーボンを含んた煤塵を加えると、カーホンが凝集力
を発揮し、混練物全体の物理的強度を上げるのに有利で
ある。
るカーボンを含んた煤塵を加えると、カーホンが凝集力
を発揮し、混練物全体の物理的強度を上げるのに有利で
ある。
次いで、該塊状化した混合物をU字溝、タイル等を形成
する型に投入するが、その前に該成型用雌型に燃殻成分
を含まない樹脂を適当厚に注入する。この樹脂は、前記
ポリエチレン樹脂等を加熱6 溶融させて用いるか、或いは、二液性ポリエステル樹脂
を用い、このうちイソフタル酸系ポリエステル樹脂を用
いると耐衝撃性に優れたものとなる。
する型に投入するが、その前に該成型用雌型に燃殻成分
を含まない樹脂を適当厚に注入する。この樹脂は、前記
ポリエチレン樹脂等を加熱6 溶融させて用いるか、或いは、二液性ポリエステル樹脂
を用い、このうちイソフタル酸系ポリエステル樹脂を用
いると耐衝撃性に優れたものとなる。
そして、その内部に前記塊状化した鉱滓と樹脂との混合
物を投入し、圧力を加えつつ全体を密に押圧し、冷却固
化したら脱型して取り出し、所望のU字溝、タイル等の
製品を得る。
物を投入し、圧力を加えつつ全体を密に押圧し、冷却固
化したら脱型して取り出し、所望のU字溝、タイル等の
製品を得る。
(作用)
焼却場、下水処理場等で排出される燃殻成分を乾燥させ
、これを一定の加圧条件下でポリエチレン樹脂、塩化ビ
ニール樹脂等の熱可塑性廃棄プラスチックと混練りする
と、摩擦熱の発生を伴ってプラスチックが溶融結合し全
体が餅様に塊状化し、これを成型機で成型すると、比較
的強度の強いU字溝やタイルを形成でき、更に、ポリエ
チレン等を投入して一次発熱を起こした後、その潤滑剤
的動きで分解温度以下で塩化ビニルを混練りでき、塩化
ビニルから塩素カス等の有害物質の発生を防ぐように作
用する。
、これを一定の加圧条件下でポリエチレン樹脂、塩化ビ
ニール樹脂等の熱可塑性廃棄プラスチックと混練りする
と、摩擦熱の発生を伴ってプラスチックが溶融結合し全
体が餅様に塊状化し、これを成型機で成型すると、比較
的強度の強いU字溝やタイルを形成でき、更に、ポリエ
チレン等を投入して一次発熱を起こした後、その潤滑剤
的動きで分解温度以下で塩化ビニルを混練りでき、塩化
ビニルから塩素カス等の有害物質の発生を防ぐように作
用する。
(発明の効果)
上記構成に基づき、本発明は焼却場、下水処理場等で排
出される燃殻成分を、ポリエチレン樹脂、ホリスチレン
樹脂、塩化ビニール樹脂等の熱可塑性ブラスチッとンW
練させることができるので、処理に難渋していた燃殻成
分を有用物に利用でさるという優れた効果をもたらす。
出される燃殻成分を、ポリエチレン樹脂、ホリスチレン
樹脂、塩化ビニール樹脂等の熱可塑性ブラスチッとンW
練させることができるので、処理に難渋していた燃殻成
分を有用物に利用でさるという優れた効果をもたらす。
又、その独自の製法で塩化ビニール樹脂を使用しても塩
素ガス等の有毒気体の発生や変質を起こす虞がないので
、厄介な塩化ビニール樹脂を処理できると共に、塩化ビ
ニール樹脂のもつ耐候性や閉架品性を生かすことかでき
、安定な成型品とすることができる。
素ガス等の有毒気体の発生や変質を起こす虞がないので
、厄介な塩化ビニール樹脂を処理できると共に、塩化ビ
ニール樹脂のもつ耐候性や閉架品性を生かすことかでき
、安定な成型品とすることができる。
(実施例)
下水処理場から排出された燃殻成分16 K gを採集
し、当該燃殻成分を乾燥炉に投入し・て、約2時間加熱
乾燥して、含有水分量を約8%まで降下させた。次いて
、該燃殻成分の半分の約s K gと廃棄ポリエチレン
樹I旨IKgとを加圧式の混練機に熱を通して、約15
分間程度混練した。すると、加熱に加えて摩擦熱が働い
て温度か170〜18O℃まで上昇した。この結果、ポ
リエチレン樹脂が溶融し、加圧下で燃殻成分と結合し、
全体が餅状に軟質化した。次いで、塩化ビニール樹脂0
゜5 K gと燃殻成分8Kgとを混練機に投入し、1
0分程度混練し、更に前と同様に塩1ヒビニール樹脂0
.5Kgと燃殻成分8Kgと煤塵I K gを投入し、
即ち二度に分けて10分うつ混練した。すると、ポリエ
チレン樹脂の潤滑剤的作用で摩擦熱の発生が低く抑えら
れ、塩素カスを生しることなく全体を餅状に軟化さぜる
ことがてきた。次に、U字溝の型を用意し、この内側に
離型剤を塗付し、更に二液性のイソフタル酸系ポリエス
テルを硬化剤と混ぜて塗付した。そして、その中に前記
軟質化した混練物を投入し、上から圧力を加えつつ、全
体を密に押圧し、冷却後、固化したので脱型して強固な
U字溝を得た。
し、当該燃殻成分を乾燥炉に投入し・て、約2時間加熱
乾燥して、含有水分量を約8%まで降下させた。次いて
、該燃殻成分の半分の約s K gと廃棄ポリエチレン
樹I旨IKgとを加圧式の混練機に熱を通して、約15
分間程度混練した。すると、加熱に加えて摩擦熱が働い
て温度か170〜18O℃まで上昇した。この結果、ポ
リエチレン樹脂が溶融し、加圧下で燃殻成分と結合し、
全体が餅状に軟質化した。次いで、塩化ビニール樹脂0
゜5 K gと燃殻成分8Kgとを混練機に投入し、1
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.5Kgと燃殻成分8Kgと煤塵I K gを投入し、
即ち二度に分けて10分うつ混練した。すると、ポリエ
チレン樹脂の潤滑剤的作用で摩擦熱の発生が低く抑えら
れ、塩素カスを生しることなく全体を餅状に軟化さぜる
ことがてきた。次に、U字溝の型を用意し、この内側に
離型剤を塗付し、更に二液性のイソフタル酸系ポリエス
テルを硬化剤と混ぜて塗付した。そして、その中に前記
軟質化した混練物を投入し、上から圧力を加えつつ、全
体を密に押圧し、冷却後、固化したので脱型して強固な
U字溝を得た。
−〇−
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)焼却場、下水処理場等で排出される燃殻成分60〜
90wt%と、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、
塩化ビニール樹脂等の熱可塑性廃棄プラスチックの粉粒
体10〜40wt%とを混練機で加圧しつつ混練し、餅
状に軟質化したらこれを成型機に投入し、U字溝、タイ
ル等の成型品を得ることを特徴とする燃殻成分による成
型品の製造法。 2)焼却場、下水処理場等で排出される燃殻成分とポリ
エチレン樹脂、ポリスチレン樹脂等の無害性の熱可塑性
廃棄プラスチックの粉粒体とを混練機で加圧しつつ一次
混練し、次いで、そこに塩化ビニール樹脂と燃殻成分と
を加えて、該無害性溶融樹脂の潤滑作用で摩擦熱の発生
を塩化ビニール樹脂の熱分解温度以下に抑えて二次混練
し、該一次、二次の混練りで互いを安定的に結合させて
U字溝、タイル等の成型品を得ることを特徴とする燃殻
成分による成型品の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2034961A JPH03238078A (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 燃殻成分を利用した成型品の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2034961A JPH03238078A (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 燃殻成分を利用した成型品の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03238078A true JPH03238078A (ja) | 1991-10-23 |
Family
ID=12428747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2034961A Pending JPH03238078A (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 燃殻成分を利用した成型品の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03238078A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06277645A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-04 | Gifu Pref Gov | 焼却灰の処理方法及び焼却灰を利用したプラスチック製品の製造方法 |
-
1990
- 1990-02-14 JP JP2034961A patent/JPH03238078A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06277645A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-04 | Gifu Pref Gov | 焼却灰の処理方法及び焼却灰を利用したプラスチック製品の製造方法 |
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