JPH03237262A - 直噴式ディーゼルエンジンの燃料噴射弁 - Google Patents
直噴式ディーゼルエンジンの燃料噴射弁Info
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- JPH03237262A JPH03237262A JP3354890A JP3354890A JPH03237262A JP H03237262 A JPH03237262 A JP H03237262A JP 3354890 A JP3354890 A JP 3354890A JP 3354890 A JP3354890 A JP 3354890A JP H03237262 A JPH03237262 A JP H03237262A
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- 238000002347 injection Methods 0.000 title claims abstract description 58
- 239000007924 injection Substances 0.000 title claims abstract description 58
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 18
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 abstract description 7
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 15
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000000889 atomisation Methods 0.000 description 2
- 238000004401 flow injection analysis Methods 0.000 description 2
- 239000003292 glue Substances 0.000 description 2
- 239000000779 smoke Substances 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/14—Direct injection into combustion chamber
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、直噴式ディーゼルエンジンの燃料噴射弁の改
良に関する。
良に関する。
(従来の技N)
一般に、燃料を燃焼室に直接噴射する直噴式ディーゼル
エンノンは、噴射弁の先端に複数の噴孔を備えて、燃焼
室に燃料を放射状に噴射して燃料噴霧の拡散を促進する
ようになっている。
エンノンは、噴射弁の先端に複数の噴孔を備えて、燃焼
室に燃料を放射状に噴射して燃料噴霧の拡散を促進する
ようになっている。
燃料噴射弁をシリングヘッドに取付けるにあたって、シ
リングヘッド側に設けられる吸気ボートの形状やバルブ
等の取付けに伴う制約により、燃料噴射弁をピストン中
心線に対して傾斜させて取付けるものがある(実開昭5
9−152176号公報参照)。
リングヘッド側に設けられる吸気ボートの形状やバルブ
等の取付けに伴う制約により、燃料噴射弁をピストン中
心線に対して傾斜させて取付けるものがある(実開昭5
9−152176号公報参照)。
そしてこのように傾斜して取り付けられる燃料噴射弁に
おいては、燃焼室における各噴孔からの燃料噴霧を均一
化するため、ノズル軸方向に対して各噴孔角度を異なっ
て設定している。
おいては、燃焼室における各噴孔からの燃料噴霧を均一
化するため、ノズル軸方向に対して各噴孔角度を異なっ
て設定している。
(本発明が解決しようとする問題点)
ところで、従来から排気がス中のNO+r等を低減する
ため、噴射圧の低い初期噴射に続いて噴射圧の高い主噴
射を行うことにより、着火おくれを短縮して緩やかな燃
焼をさせるものがある(例えば実開昭61−65269
号公報、実開昭63−82066号公報等参照)。
ため、噴射圧の低い初期噴射に続いて噴射圧の高い主噴
射を行うことにより、着火おくれを短縮して緩やかな燃
焼をさせるものがある(例えば実開昭61−65269
号公報、実開昭63−82066号公報等参照)。
この場合、燃料噴射弁の弁体を段階的にリフトさせて、
燃料噴射を行うのであるが、とくに噴孔の角度を相異さ
せるものは、初期リフト時に噴孔闇の燃料噴射のバラツ
キが大きく、NOxや騒音の低減効果が妨げられていた
。弁体のり71量の小さい初期97ト時は燃料噴射は噴
孔面積に依存せずに、弁体と噴孔のあけられた/:Xル
ボデイ内面の噴孔開口縁部に沿う環状の流路面積によっ
て決まる。
燃料噴射を行うのであるが、とくに噴孔の角度を相異さ
せるものは、初期リフト時に噴孔闇の燃料噴射のバラツ
キが大きく、NOxや騒音の低減効果が妨げられていた
。弁体のり71量の小さい初期97ト時は燃料噴射は噴
孔面積に依存せずに、弁体と噴孔のあけられた/:Xル
ボデイ内面の噴孔開口縁部に沿う環状の流路面積によっ
て決まる。
ところが、ノズルボディ内面への噴孔の開口形状は、ノ
ズルボディに対する噴孔の角度によって相異し、同一の
噴孔径に設定しても、開口周縁部の有効長さが異なって
くる。このため、初期リフト時の有効流路面積が変化し
、上記した問題が発生した。
ズルボディに対する噴孔の角度によって相異し、同一の
噴孔径に設定しても、開口周縁部の有効長さが異なって
くる。このため、初期リフト時の有効流路面積が変化し
、上記した問題が発生した。
本発明は、こうした従来の問題点を解決することを目的
とする。
とする。
(間層点を解決するための手段)
上記目的を達成するため本発明では、ノズルボディと針
弁に互いに接合する円錐状シート面が形成され、ノズル
ボディのシート面に開口して燃焼室に連通ずる複数の噴
孔を備え、初期燃料噴射時に針弁のリフト量が規制され
る直噴式ディーゼルエンジンの燃料噴射弁において、各
噴孔の開口枠の比率を、各噴孔の7ズルボデイ側シ一ト
面に対する開口縁部と、初期97ト位置においてこれに
対向する針弁のシート面の間に画成される環状流路断面
積を互いに等しくするように設定した。
弁に互いに接合する円錐状シート面が形成され、ノズル
ボディのシート面に開口して燃焼室に連通ずる複数の噴
孔を備え、初期燃料噴射時に針弁のリフト量が規制され
る直噴式ディーゼルエンジンの燃料噴射弁において、各
噴孔の開口枠の比率を、各噴孔の7ズルボデイ側シ一ト
面に対する開口縁部と、初期97ト位置においてこれに
対向する針弁のシート面の間に画成される環状流路断面
積を互いに等しくするように設定した。
(作用)
燃料噴射開始に伴い針弁が比較的に小さな初期97ト量
で変位した初期噴射時は、各噴孔の開口縁部と、これに
対向する針弁のシート面の開に画成される環状流路断面
積が噴孔面積より小さいため、各噴孔を通って噴射され
る燃料に対しては、各噴孔の各開口縁部に付与される抵
抗が、各噴孔の筒状内壁面に付与される抵抗より大きく
なる。
で変位した初期噴射時は、各噴孔の開口縁部と、これに
対向する針弁のシート面の開に画成される環状流路断面
積が噴孔面積より小さいため、各噴孔を通って噴射され
る燃料に対しては、各噴孔の各開口縁部に付与される抵
抗が、各噴孔の筒状内壁面に付与される抵抗より大きく
なる。
このため、初期噴射時に各噴孔から噴射される燃料流量
は、各噴孔の開口縁部と、これに対向する針弁のシート
面の間に画成される環状流路断面積によって決まる。
は、各噴孔の開口縁部と、これに対向する針弁のシート
面の間に画成される環状流路断面積によって決まる。
したがって、各噴孔の開口縁部と、これに対向する針弁
のシート面の間に画成される環状流路断面積を等しく設
定することにより、各噴孔からの初期燃料流噴射量を等
しくし、燃焼室における燃料噴霧の拡散が均一化されて
、燃料の微粒化が促進され、着火不良を起こしたり、排
気がス中のHCが増加することを防止する。
のシート面の間に画成される環状流路断面積を等しく設
定することにより、各噴孔からの初期燃料流噴射量を等
しくし、燃焼室における燃料噴霧の拡散が均一化されて
、燃料の微粒化が促進され、着火不良を起こしたり、排
気がス中のHCが増加することを防止する。
これに対して、針弁のり71量が最大となる主噴射時は
、ノズルボディのシート面と針弁のシート面の間に画成
される流路断面積が大きくなるため、各噴孔から噴射さ
れる燃料流量は、各噴孔の開口枠の大き、さによって決
まる。したがって、各噴孔からの主燃料流噴射量はそれ
ぞれの開口枠に応じて異なり、燃焼室における燃料噴霧
の拡散が不・均一になってしまう。しかしながら、この
主噴射時は、燃料噴射圧の増大に伴って噴霧の拡散角度
が狭く、上記初期噴射で拡散した燃料噴霧の中を貫く形
態となり、初期燃料噴霧からの火炎伝播により着火遅れ
が少なく、燃焼室における噴霧形態のバラツキが燃焼性
に与える影響は小さい。
、ノズルボディのシート面と針弁のシート面の間に画成
される流路断面積が大きくなるため、各噴孔から噴射さ
れる燃料流量は、各噴孔の開口枠の大き、さによって決
まる。したがって、各噴孔からの主燃料流噴射量はそれ
ぞれの開口枠に応じて異なり、燃焼室における燃料噴霧
の拡散が不・均一になってしまう。しかしながら、この
主噴射時は、燃料噴射圧の増大に伴って噴霧の拡散角度
が狭く、上記初期噴射で拡散した燃料噴霧の中を貫く形
態となり、初期燃料噴霧からの火炎伝播により着火遅れ
が少なく、燃焼室における噴霧形態のバラツキが燃焼性
に与える影響は小さい。
(実施例)
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
直噴式ディーゼルエンノンの燃焼室に臨んで設けられる
燃料噴射弁1は、配置上の関係からその中心線OIがピ
ストン中心線02に対して所定角度θ1だけ傾斜して取
付けられる。
燃料噴射弁1は、配置上の関係からその中心線OIがピ
ストン中心線02に対して所定角度θ1だけ傾斜して取
付けられる。
ノズルボディ2には2つの噴孔3,4がその中心線01
を挾んで両側に開口し、各噴孔3,4の中心線0..0
4は、ピストン中心線02に対する傾斜角度θ3.θ4
は等しく設定され、各噴孔3,4から噴射される燃料が
燃焼室に対して対称的な角度で拡がるようになっている
。
を挾んで両側に開口し、各噴孔3,4の中心線0..0
4は、ピストン中心線02に対する傾斜角度θ3.θ4
は等しく設定され、各噴孔3,4から噴射される燃料が
燃焼室に対して対称的な角度で拡がるようになっている
。
ノズルボディ2の内側には円錐状シート面5が形成され
るとともに、このシート面5に着座する針弁6には同じ
く円錐状シート面7が形成される。
るとともに、このシート面5に着座する針弁6には同じ
く円錐状シート面7が形成される。
ノズルボディ2のシート面5に各噴孔3,4が開口し、
各噴孔3,4は針弁6のシート面7によって直接的にW
i蟇される。
各噴孔3,4は針弁6のシート面7によって直接的にW
i蟇される。
ノズルボディ2内の燃料圧力は、図示しない燃料圧送用
ブランツヤを介してエンジンに同期した所定のタイミン
グで上昇する一方、針弁6の開弁圧を2段階に調節する
2段/Xルスプリングを備えて、針弁6は燃料噴射開始
初期に図示するように所定の初期リフト量りで輪方向に
変位して噴射圧の比較的に低い初期噴射を行った後に、
最大り711で変位して噴射圧の高い主噴射を行う構成
とする。
ブランツヤを介してエンジンに同期した所定のタイミン
グで上昇する一方、針弁6の開弁圧を2段階に調節する
2段/Xルスプリングを備えて、針弁6は燃料噴射開始
初期に図示するように所定の初期リフト量りで輪方向に
変位して噴射圧の比較的に低い初期噴射を行った後に、
最大り711で変位して噴射圧の高い主噴射を行う構成
とする。
なお、上記2段/ズルスプリングを設ける代わりに、針
弁6の初期リフトを規制するセントラルプランノヤと、
セントラルプランノヤを燃料圧に応じて変位させる油圧
Wi構を設けることも考えられる。
弁6の初期リフトを規制するセントラルプランノヤと、
セントラルプランノヤを燃料圧に応じて変位させる油圧
Wi構を設けることも考えられる。
本発明の要旨とするところであるが、燃料噴射弁1の中
心線01について傾斜角度が相異する噴孔3と4では、
ノズルボディ2の内面に討する開口形状が異なり、同一
径の場合は開口周囲艮が、傾斜角度が大きい方が大きく
なり、初期リフト時の噴射量にバラツキがでる。そこで
傾斜角度が比較的に小さい一方の噴孔3の開口径d、は
、他方の噴孔4の開口径d、に対して所定の比率(L/
d3で大きく設定され、この比率d、/d、は、各噴孔
3,4のシート面5に対する開口縁部3 at 4 a
と、これに対向する針弁6のシート面7の間にjl威さ
れる環状流路断面f1183−84(図中斜11ISl
を等シくスるように設定される。
心線01について傾斜角度が相異する噴孔3と4では、
ノズルボディ2の内面に討する開口形状が異なり、同一
径の場合は開口周囲艮が、傾斜角度が大きい方が大きく
なり、初期リフト時の噴射量にバラツキがでる。そこで
傾斜角度が比較的に小さい一方の噴孔3の開口径d、は
、他方の噴孔4の開口径d、に対して所定の比率(L/
d3で大きく設定され、この比率d、/d、は、各噴孔
3,4のシート面5に対する開口縁部3 at 4 a
と、これに対向する針弁6のシート面7の間にjl威さ
れる環状流路断面f1183−84(図中斜11ISl
を等シくスるように設定される。
次に作用について説明する。
針弁6の971量を2段階とし、噴射開始初期における
燃料噴射率を低下させて着火遅れ量を少なくして、燃費
およびスモーク等を改善するとともに、続く主燃料噴射
による燃焼時間を短縮させて、NOx排出量の低減やエ
ンノンの高効率および高出力化がはかれる。
燃料噴射率を低下させて着火遅れ量を少なくして、燃費
およびスモーク等を改善するとともに、続く主燃料噴射
による燃焼時間を短縮させて、NOx排出量の低減やエ
ンノンの高効率および高出力化がはかれる。
各噴孔3,4は針弁6を着座させるシート面5に開口す
ることにより、針弁6のリフトに伴って各噴孔3,4に
導かれる燃料圧の立ち上がりが早く、上記リフト量が段
階的に高められる際にも、燃焼室における燃料の拡散が
十分に行われる。
ることにより、針弁6のリフトに伴って各噴孔3,4に
導かれる燃料圧の立ち上がりが早く、上記リフト量が段
階的に高められる際にも、燃焼室における燃料の拡散が
十分に行われる。
燃料噴射開始に伴い所定の針弁6が初期す7ト量Lr変
位した初期噴射時に、各噴孔3,4のシート面5に対す
る開口縁部3 at 4 aと、これに対向する針弁6
のシート面7の間に画成される環状流路断面積S3.S
4が噴孔3,4の面積よりも小さいため、各噴孔3,4
を通って噴射される燃料に対して、各噴孔3,4の開口
縁部3 at 4 aに付与される抵抗が、各噴孔3,
4の円筒状内壁面に付与される抵抗より大きくなる。
位した初期噴射時に、各噴孔3,4のシート面5に対す
る開口縁部3 at 4 aと、これに対向する針弁6
のシート面7の間に画成される環状流路断面積S3.S
4が噴孔3,4の面積よりも小さいため、各噴孔3,4
を通って噴射される燃料に対して、各噴孔3,4の開口
縁部3 at 4 aに付与される抵抗が、各噴孔3,
4の円筒状内壁面に付与される抵抗より大きくなる。
このため、初期噴射時に各噴孔3,4から噴射される燃
料流量は、各噴孔3,4のシート面5に対する開口縁部
3 at 4 aと、これに対向する針弁6のシート面
7の闇に画成される環状流路断面積S、、S4によって
決まる。
料流量は、各噴孔3,4のシート面5に対する開口縁部
3 at 4 aと、これに対向する針弁6のシート面
7の闇に画成される環状流路断面積S、、S4によって
決まる。
したがって、各噴孔3,4の開口縁部3ay4aと針弁
6のシート面7の間に画成される環状流路断面積S 3
.S 4を等しく設定することにより、各噴孔3,4か
らの初期燃料流噴射量を等しくし、燃焼室における燃料
噴霧の拡散が均一化されて、燃料の微粒化が促進され、
着火不良を起こしたり、排気〃ス中のHCが増加するこ
とを防止する。
6のシート面7の間に画成される環状流路断面積S 3
.S 4を等しく設定することにより、各噴孔3,4か
らの初期燃料流噴射量を等しくし、燃焼室における燃料
噴霧の拡散が均一化されて、燃料の微粒化が促進され、
着火不良を起こしたり、排気〃ス中のHCが増加するこ
とを防止する。
これに対して、針弁6の97F量が最大となる主噴射時
は、ノズルボディ2のシート面5と針弁6のシート面7
の間に画成される流路断面積が大きくなるため、各噴孔
3,4から噴射される燃料流量は、各噴孔3,4の開口
径d、、d、の大きさに上って決まる。したがって、各
開口径d、、d、の相異に基づいて、各噴孔3,4から
の主燃料流噴射量は異なり、燃焼室における燃料噴霧の
拡散が不均一になってしまう。しかしながら、この主噴
射時は、燃料噴射圧の増大に伴って噴霧の拡散角度が狭
く、高ベネトレーシ1ンをもって上記初期噴射で拡散し
た燃料噴霧の中を貫く形態となり、この初期燃料噴霧か
らの火炎伝播により着火遅れが少なく、燃焼室における
噴霧形態のバラツキが燃焼性に与える影響は小さい。
は、ノズルボディ2のシート面5と針弁6のシート面7
の間に画成される流路断面積が大きくなるため、各噴孔
3,4から噴射される燃料流量は、各噴孔3,4の開口
径d、、d、の大きさに上って決まる。したがって、各
開口径d、、d、の相異に基づいて、各噴孔3,4から
の主燃料流噴射量は異なり、燃焼室における燃料噴霧の
拡散が不均一になってしまう。しかしながら、この主噴
射時は、燃料噴射圧の増大に伴って噴霧の拡散角度が狭
く、高ベネトレーシ1ンをもって上記初期噴射で拡散し
た燃料噴霧の中を貫く形態となり、この初期燃料噴霧か
らの火炎伝播により着火遅れが少なく、燃焼室における
噴霧形態のバラツキが燃焼性に与える影響は小さい。
なお、この実施例ではノズルボディに開口する2個の噴
孔について説明したが、本発明は3個以上の複数の噴孔
を備える燃料噴射弁にも適用できる。
孔について説明したが、本発明は3個以上の複数の噴孔
を備える燃料噴射弁にも適用できる。
(発明の効果)
以上の通り本発明によれば、/ズルボディと針弁に互い
に接合する円錐状シート面が形成され、/ズルボディの
シート面に開口して燃焼室に連通する複数の噴孔を備え
、初期燃料噴射時に針弁のリフト量が規制される直噴式
ディーゼルエンノンにおいて、各噴孔のノズルボディ側
シート面に対する開口1部と、初期リフト位置において
これに対向する針弁のシート面の開に画成される環状流
路断面積を等しくするように、各噴孔の開口径の比率を
任意に設定したため、燃料噴射弁が燃焼室に対して傾斜
して取付けられる場合も、初期噴射時の燃料拡散を促進
して、HC、スモークおよびNOxの排出を低減すると
ともに、空ス利用率を改善してエンジンの燃費および出
力を改善できる。
に接合する円錐状シート面が形成され、/ズルボディの
シート面に開口して燃焼室に連通する複数の噴孔を備え
、初期燃料噴射時に針弁のリフト量が規制される直噴式
ディーゼルエンノンにおいて、各噴孔のノズルボディ側
シート面に対する開口1部と、初期リフト位置において
これに対向する針弁のシート面の開に画成される環状流
路断面積を等しくするように、各噴孔の開口径の比率を
任意に設定したため、燃料噴射弁が燃焼室に対して傾斜
して取付けられる場合も、初期噴射時の燃料拡散を促進
して、HC、スモークおよびNOxの排出を低減すると
ともに、空ス利用率を改善してエンジンの燃費および出
力を改善できる。
図面は本発明の実施例を示す燃料噴射弁の断面図である
。 1・−・燃料噴射弁、2・・・/ズルボディ、3,4・
・・噴孔、5・−・シート面、6・・・針弁、7・・・
シート面。
。 1・−・燃料噴射弁、2・・・/ズルボディ、3,4・
・・噴孔、5・−・シート面、6・・・針弁、7・・・
シート面。
Claims (1)
- ノズルボディと針弁に互いに接合する円錐状シート面が
形成され、ノズルボディのシート面に開口して燃焼室に
連通する複数の噴孔を備え、初期燃料噴射時に針弁のリ
フト量が規制される直噴式ディーゼルエンジンの燃料噴
射弁において、各噴孔の開口径の比率を、各噴孔のノズ
ルボディ側シート面に対する閉口縁部と、初期リフト位
置においてこれに対向する針弁のシート面の間に画成さ
れる環状流路断面積を互いに等しくするように設定した
ことを特徴とする直噴式ディーゼルエンジンの燃料噴射
弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2033548A JP2782896B2 (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 直噴式ディーゼルエンジンの燃料噴射弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2033548A JP2782896B2 (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 直噴式ディーゼルエンジンの燃料噴射弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03237262A true JPH03237262A (ja) | 1991-10-23 |
JP2782896B2 JP2782896B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=12389614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2033548A Expired - Lifetime JP2782896B2 (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 直噴式ディーゼルエンジンの燃料噴射弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2782896B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06159197A (ja) * | 1992-11-18 | 1994-06-07 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料噴射ノズル |
WO2017145527A1 (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 燃料噴射装置 |
WO2018042910A1 (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 燃料噴射装置 |
-
1990
- 1990-02-14 JP JP2033548A patent/JP2782896B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06159197A (ja) * | 1992-11-18 | 1994-06-07 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料噴射ノズル |
WO2017145527A1 (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 燃料噴射装置 |
JPWO2017145527A1 (ja) * | 2016-02-24 | 2018-06-07 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 燃料噴射装置 |
CN108700012A (zh) * | 2016-02-24 | 2018-10-23 | 日立汽车系统株式会社 | 燃料喷射装置 |
JP2019116900A (ja) * | 2016-02-24 | 2019-07-18 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 燃料噴射装置 |
CN108700012B (zh) * | 2016-02-24 | 2020-11-10 | 日立汽车系统株式会社 | 燃料喷射装置 |
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