JPH03236787A - 水飴の製造方法 - Google Patents

水飴の製造方法

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JPH03236787A
JPH03236787A JP2033118A JP3311890A JPH03236787A JP H03236787 A JPH03236787 A JP H03236787A JP 2033118 A JP2033118 A JP 2033118A JP 3311890 A JP3311890 A JP 3311890A JP H03236787 A JPH03236787 A JP H03236787A
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amylase
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saccharified
starch
maltotriose
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Tetsuhiko Suzuki
鈴木 哲彦
Atsuki Okamoto
篤樹 岡本
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Nihon Cornstarch Corp
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Nihon Cornstarch Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、マルトトリオースを30%以上含有し、かつ
四糖類以上のオリゴ糖が30%以下、グルコースが10
%以下の組成の水飴を製造するのに通した方法に関する
本明細書で、「%」は特に断らない限り、「重量%」を
意味する。
〈従来の技術〉 近年、食品素材としての水飴には、食品の多様化ととも
に種々の特徴のある品種が求められている。
マルトトリオースはグルコースやマルトースより甘味が
低く、また三糖類であるので粘性もそれほど高くなく食
品加工での作業性もよく、さらには、保湿性にも優れて
いる。
このため、マルトトリオースを多く含有する水飴の製造
方法の研究が数多く行なわれている。
例えば、澱粉に作用して特異的にマルトトリオースを生
成する特殊なα−アミラーゼを用いる方法が、特開昭6
2−118885号に提案されている。
また、マルトトリオースを含有する水飴をクロマト分離
してマルトトリオースを多く含む区分を回収する方法が
、特開昭61−2054954号で提案されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、前者においては用いる酵素が特殊なもので高価
であり、また後者においては分離装置を必要とし、分離
することにより希釈されるため濃縮コストを必要とする
という欠点を有している。
本発明は、上記にかんがみて、マルトトリオースを30
%以上含有し、かつ四糖類以上のオリゴ糖が30%以下
、グルコースが10%以下の組成の水飴を効率よく製造
することができる新規な水飴の製造方法を提供すること
を目的とする。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、上記課題を下記構成により、解決するもので
ある。
下記の工程によりマルトトリオース・を30%以上含有
し、かつ四糖類以上のオリゴ糖が30%以下、グルコー
スが10%以下の糖組成の糖化液を得ることを特徴とす
る水飴の製造方法。
■澱粉の液化液に、α−アミラーゼまたはαアミラーゼ
および枝切り酵素を作用させる一次糖化工程。
(2)さらにβ−アミラーゼを作用させる二次糖化工程
なお、上記構成において、α−アよラーゼと枝切り酵素
を併用する構成とした場合は、さらに、マルトトリオー
スの含有量を増大させることが可能となる。
く手段の詳細な説明〉 本発明の水飴の製造方法は、下記−次相化工程と二次糖
化工程とからなる。
(11−次相化工程: 澱粉の液化液に、α−アミラーゼまたはα−アミラーゼ
及び枝切り酵素を作用させて一次糖化液を得る工程であ
る。
■上記澱粉の液化液としては、コーンスターチ、馬鈴薯
澱粉、タピオカ澱粉などの各種澱粉を、酸または液化酵
素を添加し、ジェットクツカー、シャワ一方式などの慣
用の方法で液化したものが使用可能である。
■上記α−アミラーゼとしては、微生物起源、植物起源
等の各種公知のα−アミラーゼを使用可能である。特に
、マルトトリオース又はペンタトリオースを生成しやす
い、バチルス属由来のものが好ましい。
α−アミラーゼは、澱粉のα(1→4)結合をアットラ
ンランダムに切断する作用を有する。このため、−吹聴
化液は、グルコースおよびグルコースがα(1→4)結
合したマルトース、マルトトリオース等のオリゴ糖の混
合物となる。
■上記枝切り酵素とは、澱粉のα(1−6)結合のみを
切断する酵素であって、プルラナーゼやイソア主ラーゼ
等、公知のものを使用可能であるこの枝切り酵素を、α
−アaラーゼと併用すると、さらに、マルトトリオース
とマルトテトラオースの一次糖化液における含有量を増
大させることが可能となる。即ち、澱粉中に含まれる多
II類の枝部が切断されるためと推定される。
■また、−吹聴化は、澱粉液化液に酵素を添加後、通常
、50〜b 7の条件で行なう。
なお、二次糖化の前に、−吹聴化液は、当該糖化に使用
した酵素を、酸の添加や加熱などでα−アミラーゼを失
活させておくことが、望ましい。
二次糖化工程におけるグルコースの生成を低く抑えるこ
とができるためである。
(2)二次糖化工程: 上記で得た一次糖化液に、β−アミラーゼを作用させて
二次糖化液(水飴)を得る工程である。
■上記β−アミラーゼとしては、植物起源、微生物起源
等のの公知の各種β−アミラーゼを使用可能である。
ここで、β−アミラーゼは、マルトース単位にα(1→
4)結合を切断するため、マルトペンタオースから、マ
ルトトリオースとマルトースとが生成する。しかし、分
解反応が進みすぎると、マルトトリオースがマルトース
とグルコースに分解するため、一定の時間で反応を停止
させておく必要がある。
■二次糖化は、−吹聴化液に、酵素を添加後、通常、−
吹聴化と同様の条件で行なう。
■上記二次糖化を終了した糖化液は、活性炭やイオン交
換樹脂など慣用の方法により、脱色、脱塩して生成した
り、濃縮して水飴とする。また、スプレードライヤーな
どで乾燥して粉末水飴とすることもできる。
〈発明の効果〉 本発明の水飴の製造方法は、上記の如く、澱粉をアミラ
ーゼの作用で糖化させて水飴を製造するに際し、切断作
用が異なるアミラーゼをそれぞれ使用して二工程で糖化
を行なうことにより、食品素材として有用なマルトリオ
ースを30%以上含有し、かつ、四糖類以上のオリゴ糖
が30%以下、グルコースが10%以下の糖組成の水飴
を効率よく製造できる。
特に、−吹聴化工程で、α−アミラーゼと枝切り酵素と
を併用した場合は、より、マルトトリオースの含有量を
高めることができる。
〈試験例・実施例〉 本発明の効果を、確認するために行なった、試験例およ
び実施例について説明をする。
(1)以下の説明(表)で、必要により使用する略号の
一覧を下記に示しておく。
D E−Dextrose Equivalent:直
接還元糖(グルコースとして表示)x1oo/全固形分 HPLC・・・高速液体クロマトグラフィ、G1・・・
グルコース、 G2・・・マルトース、 G3・・・マルトトリオース、 G4・・・マルトテトラオース、 G 4 +−・・四糖類以上のオリゴ環、G5・・・マ
ルトペンタオース、 G6+・・・六着類以上のオリゴ環、 (2)使用した酵素は、下記の通りである。
α−アくラーゼ:■「クライスターゼT−5」大和化成
■製(実施例4以外)、■「ターマミル」ノボ・インダ
ストリー社製(実施例4のみ)β−アミラーゼ:「ハイ
マルトシン−5」上田化学工業■製、 ブルナラーゼ:「ブロモザイム200LJノボ・インダ
ストリー社製、 イソアミラーゼ:天野製薬■製、 (3)各糖化液の糖組成の分析は、HPLC(カラム:
 r50WX4Jマイクロポンダバック社製)を使用し
て行なった。
(4)液化液は、いずれも、各澱粉をジェットクツカー
で慣用の方法で液化したものである。
艮−亘−1 (1)試験例1゜ コーンスターチの液化液(DE15、水分70%、PH
6,0) s Okgにα−アミラーゼ15■lを添加
し60℃で着化し、第1表に示す各時間毎に、1kgの
一次糖化液を取り出し、これCβ−アよラーゼ0,1g
を添加して、二次糖化を行なった。
そして、−吹聴化液および二次糖化液の糖組成の経時変
化をHPLCで分析した0分析結果は、第1表に示す。
(2)試験例2゜ 試験例1の一次糖化工程において、α−アミラーゼ15
11とともにプルラナーゼ15■lを使用して、同様の
条件で糖化を行ない、同様にして、各糖化液の糖組成を
分析した0分析結果は、第2表に示す。
(3)第1・2表に示す結果から下記のことが分る。
■αα−アクラーゼはα−アミラーゼとともに枝切り酵
素だけを使用しての一次糖化だけでは、いくら糖化時間
を長くしても、糖化液中ののマルトトリオース(G3)
の含有率を高くすることができない。
■また、−吹聴化液の糖組成と二次環化液の63の含有
率との間には、相関関係がある。すなわち、−次着化液
におけるG3+G5X0.6(%)の値が高い程、二次
糖化液中のG3(%)の含有率が高い、従って、G3+
G5X0.6(%)の含有率が高原状態に達するところ
(試験例では10〜20h)で−吹聴化をやめて、二次
糖化工程に移ることが望ましい。
え−夏−1 各実施例は、第3表に示す処方でそれぞれ一次着化およ
び二次糖化を連続的に行なった。そして、得られた二次
糖化液について、試験例と同様にして、糖組成を分析し
た0分析結果を、第3表に示す。
いずれも、マルトリオース(G3)の含有率が高いこと
が分る。特に、−吹聴化工程でα−アミラーゼとともに
枝切り酵素を併用した実施例2〜4は、G3の含有率が
高いことが分る。
乙0(ET 806丁

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記工程によりマルトトリオースを30%以上含有
    し、かつ四糖類以上のオリゴ糖が30%以下、グルコー
    スが10%以下の糖組成の糖化液を得ることを特徴とす
    る水飴の製造方法。 (1)澱粉の液化液に、α−アミラーゼまたはα−アミ
    ラーゼおよび枝切り酵素を作用させる一次糖化工程。 (2)さらにβ−アミラーゼを作用させる二次糖化工程
    。 2、下記の工程によりマルトトリオースを35%以上含
    有し、かつ四糖類以上のオリゴ糖が25%以下、グルコ
    ースが10%以下の糖組成の糖化液を得ることを特徴と
    する水飴の製造方法。 (1)澱粉の液化液に、α−アミラーゼとともに枝切り
    酵素を作用させて糖組成において下記条件をみたす糖化
    液を得る一次糖化工程。 グルコース(%)<10%かつ マルトトリオース(%)+マルトペンタオース(%)X
    0.6>30% (2)β−アミラーゼを作用させる二次糖化工程。
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CN107557411A (zh) * 2017-10-30 2018-01-09 无锡甜丰食品有限公司 一种超高麦芽糖浆的制备方法
CN112961889A (zh) * 2021-04-30 2021-06-15 江南大学 一种利用薄膜闪蒸浓缩技术生产超高麦芽糖浆的方法

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