JPH03236435A - 硫黄、酸素及び窒素の各含有量が極めて低いコバルト基合金 - Google Patents

硫黄、酸素及び窒素の各含有量が極めて低いコバルト基合金

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JPH03236435A
JPH03236435A JP16647190A JP16647190A JPH03236435A JP H03236435 A JPH03236435 A JP H03236435A JP 16647190 A JP16647190 A JP 16647190A JP 16647190 A JP16647190 A JP 16647190A JP H03236435 A JPH03236435 A JP H03236435A
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mgo
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JP16647190A
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Tohei Otoya
音谷 登平
Toru Degawa
出川 通
Kenichi Kusumoto
楠本 研一
Makoto Ebata
江端 誠
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METAL RES CORP KK
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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METAL RES CORP KK
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、高純度のコバルト基合金より詳しくは、コ
バルト(Co)を主成分として含有するとともに、硫黄
、酸素、及び窒素の各含有量が酸素0.002〜0.0
001重量%、硫黄0.002〜0.0001重量%、
窒素0.003〜0.0005重量%と極めて低い合金
の製造方法に関する。
(従来の技術) 既に知られているように、コバルト基合金は、機械的性
質、耐熱性ならびに耐食性において優れた性質を有する
ものが多い。ところが残留酸素及び残留硫黄が多いと加
工性が低下するので、残留酸素及び残留硫黄を十分に少
なくすることが重要である。
一般に、Ca03i耐大物は、高温でも安定であり、各
種の反応性の高い合金の溶解に用いられていることは周
知である。また、このCa03i耐大物が内張すされた
容器中の溶湯にアルミニウム又はアルミニウム合金を添
加すると、A2によってCaOが還元されCaが生じ、
脱酸、脱硫反応が進行することも知られている。
すなわち、特公昭54 (1979) −849号、同
特公昭54 (1979) −24688号及び特公昭
60 (1985) −25486号のそれぞれに、C
a○含有率が40%以上の高い塩基性耐火物で裏付けさ
れた溶解炉、石灰坩堝又は石灰ライニングを施した取鍋
を用い、溶鋼に真空又はアルゴンガス雰囲気中でAlま
たはその合金を添加する溶鋼の脱酸、脱°硫方法が記載
されている。
この方法の骨子は、ANの添加により裏付は耐火物中の
CaOを還元し、還元生成物であるCaにより溶鋼中の
硫黄、酸素を除去するものである。
更に、米国特許第4,484,946号には、前記方法
において、前記塩基性耐火物で裏付けした溶解炉又は坩
堝を繰り返して使用したとき、溶解炉又は坩堝の壁面に
、カルシウムの酸硫化物が蓄積して、脱酸速度及び脱硫
速度を減少させるので、溶鋼に/1等の添加剤と共にフ
ラックスを併せて添加し、これによって石灰坩堝溶解炉
又は石灰坩堝の壁面への前記化合物の蓄積を防止させる
ことが記載されている。
(発明が解決しようとする問題点) 前記の従来方法によれば、溶鋼の硫黄をおよそ0.00
4重量%まで、酸素を0.002重量%までに減少する
ことができる。しかしながら、合金の精錬分野では、よ
り高い脱硫能及び脱酸能のある精錬技術の出現が望まれ
ている。
(問題点を解決するための手段) この発明の目的は、上述の従来方法によるものよりも、
硫黄、酸素及び窒素の各含有量が一層低い、コバルト基
合金を製造することができるように改良した、これら基
合金の製造方法を提供することである。
本発明はアルミニウム0.005〜7.0%、ケイ素o
、 oos〜0.7%、マグネシウム0.0001〜0
.005%、カルシウム0.0001〜0.005%、
酸素0.0001〜0.002%、硫黄0.0001〜
0.002%、窒素0.0005〜0.003%より成
るコバルト基合金を特徴とする。
この発明のコバルト基合金の製造法について述べると、
この発明コバルト基合金は、15〜75重量%のMgO
及び15〜85重量%のCaOを含む塩基性耐火物から
成るか、又は前記耐火物で裏付けされた、石灰坩堝、石
灰坩堝炉、溶融炉、精錬炉(VOD、AOD) 、コン
バーター、又はし−ドルのような容器内で、Coを主成
分とする合金を溶融する工程と、前記溶融合金に対し、
アルゴンガス、窒素ガス又はヘリウムガスのような非酸
化性雰囲気又は真空の下で、アルミニウム又はアルミニ
ウム合金を添加して、脱酸、脱硫及び脱窒を行なう工程
と、このようにして脱酸、脱硫、及び脱窒された前記溶
融合金を造塊する工程とから成る製造法により酸素、硫
黄、及び窒素の各含有量が極めて低いコバルト基合金が
得れる。
また、本発明合金は、15〜75重量%のMgO及び1
5〜85重量%のCaOを含む塩基性耐火物から成る坩
堝か、又は前記耐火物で裏付けされた、坩堝炉、坩堝溶
融炉、精錬炉(VOD、AOD)又はコンバータ或はレ
ードルのような容器内で、コバルトを主成分とする合金
を溶融する工程と、前記溶融合金に対し、アルゴンガス
、窒素ガス又はヘリウムガスのような雰囲気又は真空の
下で、第1、第2及び第3の添加剤を添加して、脱酸、
脱硫、及び脱窒を行なう工程(前記第1の添加剤は、ア
ルミニウム又はアルミニウム合金であり、第2の添加剤
は、チタニウム、ジルコニウム、ニオビウム、及び第3
の添加剤は、ホウ素、アルカリ金属及びアルカリ土類金
属からなる群から選ばれる)と、このようにして脱酸、
脱硫、及び脱窒された前記溶融合金を造塊する工程とか
ら成る製造法により酸素、硫黄、及び窒素の各含有量が
極めて低いコバルト基合金が得られる。
本発明コバルト基合金は、15〜75重量%のMgO及
び15〜85重量%のCaOを含む塩基性耐火物から成
る坩堝か、又は前記耐火物で裏付けされた坩堝炉、坩堝
溶融炉、精錬炉(VOD、AOD)又はコンバータ或は
レードルのような容器内で、Coを主成分とする合金を
溶融する工程と、前記溶融合金に対し、アルゴンガス、
窒素ガス又はヘリウムガスのような非酸化性雰囲気又は
真空の下で、An又はA42合金及び前記溶融合金の重
量の5%以下のフラックスを添加して、脱酸、脱硫、及
び脱窒を行なう工程(前記フラックスは、アルカリ金属
及びアルカリ土類金属の酸化物、ハロゲン化物、炭化物
、及び炭酸塩、並びにアルミニウムの酸化物から成る群
から選ばれた少なくとも1種の成分を含む。)と、この
ようにして脱酸、脱硫、及び脱窒された前記溶融合金を
造塊する工程とから戊る製造法により酸素、硫黄、及び
窒素の各含有量が極めて低いコバルト基合金が得られる
また、本発明のコバルト基合金は、■5〜75重量%の
MgO及び15〜85重量%のCaOを含む塩基性耐火
物から成るか、又は前記耐火物で裏付けされた容器内で
、coを主成分とする合金を溶融する工程と、前記溶融
合金に対し非酸化性雰囲気又は真空の下で、第1及び第
2の少なくとも1種の添加剤、並びに前記溶融合金の重
量の5%以下のフラックスを添加して、脱硫、脱酸、及
び脱窒を行なう工程(前記第1の添加剤は、Al又はA
1合金であり、第2の添加剤は、B、アルカリ金属及び
アルカリ土類金属から選ばれ、前記フラックスは、アル
カリ金属及びアルカリ土類金属又は稀土類金属の酸化物
、ハロゲン化物、炭化物、及び炭酸塩、並びにアルミニ
ウムの酸化物から成ル群から選ばれた少なくとも1種の
成分を含む。)と、このようにして脱硫、脱酸、及び脱
窒された前記溶融合金を造塊する工程とから成る製造法
により硫黄、酸素、及び窒素の各含有量が極めて低いコ
バルト基合金が得られる。
また、本発明のコバルト基合金は、別の方法として、1
5〜75重量%のMgO及び15〜85重量%のCaO
を含む塩基性耐火物から成る容器、又は前記耐火物で裏
付けされた容器内に、Coを主成分とする合金を溶融し
これに注入する工程と、前記溶融合金に対し非酸化性雰
囲気又は真空の下で、Aj7又はA1合金を添加して、
脱硫、脱酸、及び脱窒を行なう工程と、このようにして
脱硫、脱酸、及び脱窒された前記溶融合金を造塊する工
程とから成る製造法により硫黄、酸素、及び窒素の各含
有量が極めて低いコバルト基合金が得られる。
以上のほか、本発明のコバルト基台金はは、15〜75
重量%のMgO及び15〜85重量%のCaOを含む塩
基性耐火物から成る容器又は前記耐火物で裏付けされた
容器内に、Coを主成分とする溶融合金を装入する工程
と、前記溶融合金に対し非酸化性雰囲気又は真空の下で
、第1及び第2の少なくとも1種の添加剤を添加して、
脱硫、脱酸、及び脱窒を行なう工程(前記第1の添加剤
は、AA又はA1合金であり、第2の添加剤は、B1ア
ルカリ金属、及びアルカリ土類金属から選ばれる。)と
、このようにして脱硫、脱酸、及び脱窒された前記溶融
合金を造塊する工程とから成る製造法により硫黄、酸素
、及び窒素の各含有量が極めて低いコバルト基合金が得
られる。
本発明のコバルト基合金を製造するに好ましい実施態様
において、前記容器は、坩堝、坩堝炉、溶融炉、精錬炉
(VODバキュームオキシジエンデガスサー、AODエ
アオキシジエンガッサー)、コンバーター又はし−ドル
(取鍋)である。
同じく、前記非酸化性雰囲気は、アルゴンガス、窒素ガ
ス、又はヘリウムガスの雰囲気である。
同じく、前記塩基性耐火物は、20〜60重量%のMg
O及び少なくとも40重量%のCaOを含有する。
上記の添加剤はAf−Caクラッドワイヤ、Al−8i
クラツトワイヤ等のAA系の複合添加剤(但し合金でな
いクラツド材)も使用できる。
上記の添加剤には必要に応じてフラックスを併用添加す
ることができる。このフラッフ成分としては、アルカリ
、アルカリ土類金属酸化物、珪化物、炭酸塩及び同ハロ
ゲン化物からなるグループから選ばれる少なくとも1種
或いはこれにアルミニウムの酸化物とから成るフラック
スを使用できる。
上述の方法で製造された本発明のコバルト基合金は、0
.0015重量%以下の残留硫黄、0.002重量%以
下の残留酸素、及び0.003重量%以下の残留窒素を
含有する。
同じく前記コバルト基合金は、合金溶湯の脱酸、脱硫、
脱窒を行った後の最終溶湯中に0.005〜7重量%の
残留AI、0.0001〜0.005重量%の残留Mg
及び0.0001〜0.005重量%の残留Caを含有
する。
同じく、前記鉄コバルト基合金は、更に、B、アルカリ
金属、並びに Mg及びC’aを除くアルカリ土類金属から成る群から
選ばれた少なくとも1種又は2種以上合計して0.00
1〜10重量%含有する。
(作 用) 上記の特開昭52(1979)−58010号公報には
、CaOを少なくとも60重量%含有する塩基性耐火物
で裏付けされた溶融炉又は取鍋において、鋼を溶融する
工程と、この溶融鋼にAI!をアルゴンガス雰囲気又は
真空の下で添加して、前記裏付は耐火物中のCaOを還
元してCaを生成させ、このCaによって、溶鋼を脱酸
、脱硫、及び脱窒させるとともに、溶鋼中にAIを0.
005〜0.06重量%、Caを0.001〜0.03
重量%残留させ、かつ含有酸素を0.003重量%以下
、含有硫黄を0.010重量%以下、含有窒素を0.0
10重量%以下に減少させる工程とから成る、酸素、硫
黄、及び窒素の各含有量が低い、清浄な鋼の製造方法が
記載されている。
ところが、上記方法について本発明者らが更に実験し、
検討を重ねたところ、MgOとCaOとが共存する坩堝
又はし−ドルの炉壁においては、AA又はA1合金を添
加すると、溶鋼中にCaの他にMgも生ずるようになり
、−層像力な脱酸、脱硫か行われることが見い出された
。本発明は、この知見に基づいている。
本発明のコバルト基合金を製造する方法の一つの実施態
様において、15〜75重量%のMgO及び15〜85
重量%のCaOを含む塩基性耐火物で製作された坩堝、
坩堝炉、又はコンバータ、レードルのような容器を使用
し、この容器内で鉄基合金、コバルト基合金又はニッケ
ル基合金を溶融する。
この容器内の前記溶融合金に対して、アルゴンガス、窒
素ガス、又はヘリウムガスのような非酸化性雰囲気又は
真空の下で、A1及びA1合金の少なくとも一つを添加
する。
他の態様としては、予め通常使用される炉で、前記合金
を溶融し、この溶融合金を前記容器内に装入する。この
容器内の溶融合金に対し、同様にAj7又はA1合金を
添加する。
別の態様としては、前記容器に代え、前記耐火物で裏付
けされた、坩堝炉、コンバータ又はし−ドルのような容
器を使用する。
上記の各態様において、容器内の溶融合金に添加された
添加剤のAlは、真空又は非酸化性雰囲気下で、その一
部が直接に溶融合金中の酸素と結合してA1□0.を生
成し、脱酸を行なうが、A7の他の部分は真空又は非酸
化性雰囲気下において耐火物表面のMgO,CaOと反
応して 3CaO+2Al→3Ca+Al2O3・・・・・・・
・・(1)3MgO+2Affi→3 M g +Al
□03・・・・・・・・・(2)となり、Mg、Caと
Al2O3が生じる。
特に(2)の反応は真空又は非酸化性雰囲気下でCaO
が適量(15〜85%)存在することで、右側に進行し
やすくなる。この反応は以下のような複合反応と考えら
れる。
3 M g 0−i−Ca O+ 2 A I! →3
 Mg O+CaAlzO+ ・・・(3)このCaO
−Al2O3を主体とするカルシウムアルミネートは脱
硫能か高くこれによって溶融合金の脱硫が進行する。又
Ti、Ce等の存在によ毛ても下記反応か起る CaC)+Ti→Ca+TiO・・・・・・・・・・・
・・・・・・・(4)MgO−i−Ti→〜ig+Ti
O・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5)3Ca
○−+−2Ce →3 Ca +Ce20Ce2O5−
−−−−=(6)3+2Ce=3Mg+CezO3・・
・−−(7)以上の反応の他に溶湯中の酸素、硫黄、窒
素は添加したAl、Ti、Ce等によって先ず 2AA+30→Al2O3・・・・・・・・・・・・・
・・・・・(8)Aj2+N−A[N   ・・・・・
・・・・・・・・・・・・・(9)Ti+0−+TiO
・・・・・・・・・・・・・・・・・・(10)T i
 +N−+T i N   ・・・・・・・・・・・・
・・・(11)Ti+S−+TiS     ・・・・
・・・・・・・・(12)2 Ce + 30−Cez
03””””’−’・・(13)2 Ce + 3 S
−+CezS3+・・(14)Ce+N−aceN  
 ・・・・・・・・・・・・・・・(15)尚、溶湯中
に残留する硫黄、酸素、窒素成分は上述の如く溶融合金
中に還元析出したMg、Caによりそれぞれ下式の如く
除去され極めて清浄な溶湯が得られる。
Ca+5−)CaS・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・(16〉Ca+O−+CaO・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・(17)3  Ca  
+  2  N−+Ca3Nz  ・・・・・・・・・
・・・・・・・・・(18ンMg+S→MgS  ・・
・・・・・・・・・・・・・・・・(19)Mg+0−
MgO・・・・・・・・・・・・・・・・・・(20)
3 M g + 2 N→MgJ2・・・・・・・・・
・・・・・・・・・(21)このように、AI!により
脱酸が行なわれるとともに、Alの還元作用により生じ
た活性なMg及びCaとカルシウムアルミネート(3C
aO・Al2O3)により脱酸、脱硫が行われる。
これらの反応は、極めて急速に進行するので、添加によ
りAlを溶湯中に存在せしめた後、数分程度で脱硫、脱
酸がほぼ終了する。
また、時間の経過と共に、次第に溶湯中のN量が減少し
てくる。これはCa、Mg等の蒸発(沸騰)等に伴って
Nも溶湯から離脱するためである。
この脱窒速度は、非酸化性ガス(例えばアルゴンガス雰
囲気)又は真空下では、脱酸、脱硫の進行に従って著し
く高まる。
本発明において、コンバータ、溶解炉又は坩堝又はし−
ドル等の容器をMg015〜75重量%、CaO15〜
85重量%を含む組成の耐火物で構成し又は裏付した理
由について説明する。
第1図及び第2図には、CaO−MgO系耐火材中のM
g○含有率が種々異なった、坩堝をそれぞれ使用し溶融
鉄に対し、0.5%のA、Nを添加して実験した場合に
おける脱硫特性が示されている。
第2図中のlog[S″:l t / 〔S) oは脱
硫能であり、〔S″Jtはt分後の残留硫黄量を示し、
〔S〕oは初期硫黄量を示す。図示のことく、MgOが
15〜70%とりわけ20〜60%含まれる場合には、
極めて強力な脱硫反応が行われることが明瞭に認められ
る。尚、第2図には残留AIの分析値(An重量%)も
併せて示したが、添加後の時間経過に伴うAl量の低下
が見られ、これにより前述のMgOとAAとの反応の進
行が確認される。
MgO以外の残部の組成としては、CaOが必須である
。CaOは、それ自体A1によって還元され、Caを生
じさせると共に、MgOと共存することによってMgO
の還元反応を促進する。
CaOの好ましい含有率は、耐火物全体の少なくとも1
5%以上、とりわけ40〜80重量%である。
CaO含有率が40%より低い場合には、耐火物中のC
aOは他の酸化物と強固に結合しているため、CaOの
活性が少なく、Aj2により還元され難い。これに対し
、少なくとも40%のCaOを有する耐火物中のCaO
は活性が大でAlによってよく還元される。
また、CaOを少なくとも40%含む耐火物は、Al2
O3やSiO□等の酸化物と反応し易く、従って、溶湯
中の酸化物を吸収し、酸化物介在物量を大幅に減少させ
る。またこのような耐火物はC,Ti。
Zr等に対する安定性が高いので、合金の高温溶解が可
能となる。
本発明の実施においては、溶湯中に、Anと共にB、ア
ルカリ金属及びアルカリ土類金属からなる群から選ばれ
る少なくとも1種を加えてもよい。
アルカリ金属としてはNa、に、Liが挙げられる。溶
湯に添加された、例えばCa、  B、 Na。
K、Liは、Ca O,B2O3,Na2O,k20 
、  Li2Oとなり、耐火物壁において、これら酸化
物はAl2O3Ca OB203 AI203−CaO−B203  Na20A1203
− Ca O−B20.−に20等の低融点組成物を形
成し、脱酸、脱硫速度を増大させる。
即ち、Ca、B、Na、に、Li等の酸化物は、既に炉
壁表面に形成されたCaO・MgO等のカルシウムアル
ミネート組成物と結合して、低融点組成物を生成する。
この組成物中に、溶融合金中の化合物、原子又はこれら
のイオン(例えばS2−など)が容易に拡散するので、
脱酸及び脱硫反応が加速される。
またCab、 B2O3及びアルカリ金属の酸化物、と
りわけB2O3及びアルカリ金属酸化物は、スラグに取
り込まれたときに該スラグの融点をも低下させ、かつそ
の粘度を低下させる。これにより、溶融合金中のS2−
等のイオンやその他の原子、化合物の該スラグに対する
拡散係数を大きくする。このため、脱硫速度が高まって
、脱酸能が大幅に向上される。
上述の方法で製造された本発明のニッケル基合金中に、 残留アルミニウム  0.005〜7重量%残留マグネ
シウム  0.0001−0.005重量%残留カルシ
ウム   0.0001〜0.005重量%がそれぞれ
残留するように、これら金属を添加することが必要であ
る。
合金中のAl残留量を0.005〜7重量%の範囲とす
るのが好ましい理由は、Al残留量が0.005%より
少ないときは、十分な脱酸は行なわれないのみならず、
Caの生成も殆ど行なわれない。従ってCaによる脱硫
、脱酸及び脱窒も殆ど行なわれない結果をもたらし、か
つCaによる十分な脱硫、脱酸及び脱窒が遂行された根
拠となるべき、仕上合金中の残留カルシウム量が少なく
とも0、0001%にならないからである。一方上限と
しては、アルミニウムが7%を超える合金は実用性に乏
しいからである。
B残留量はo、ooi%より低いと少なすぎてBによる
効果が少なく、また10%より多いと製造された合金が
脆くなる。特に好ましいB残留量は0、005〜3%で
ある。
AI及びチタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)。
ニオビウム(Nb)及び希土類元素(Li、Ce等)の
他にホウ素(B)、アルカリ金属及びアルカリ土類金属
を溶湯中に添加する場合には、これらを合金形態で添加
しても、単体金属で添加しても良く、その添加の形態に
特に制限はない。Anと共にTi、Zr、Nb及びBを
添加する場合については、これらを単体金属で添加する
ことも可能であるが、アルカリ金属、アルカリ土類金属
は反応性が高く取り扱い性に問題を有することから、合
金の形態で添加かるのが好ましい。Alと共に添加する
単体金属、合金いずれの添加の場合においても、線状体
、棒状体、ブロック又は粉体或はクラッド線材の様々な
形で添加可能である。−例をあげるとAl−Caクラッ
ド線材又はAj2Ca芯材にフラックスを加えた Al−Caクラッド線材を使用することができる。
本発明の方法により製造される合金のMg及びCa残留
量は、M g 300〜l ppm  (0,03〜0
.0001重量%)、好ましくは30〜5 ppm  
(0,003〜0.0005重量%) 、Ca 200
〜l ppm (0,02〜0.0001重量、%)、
好ましくは100〜5ppm  (0,01〜0.00
05重量%)とするのが適当である。Mg残留量及びC
a残留量か少な過ぎると脱酸、脱硫、及び脱窒効果が低
く、多過ぎると合金が脆くなるなどの欠点を生じる。
なお、本発明においては、溶湯に、更に稀土類元素を、
最終製品の合金に200 ppm以下の範囲で残留する
ように添加しても良い。
本発明の好ましい実施において、アルカリ金属及びアル
カリ土類金属の酸化物、同炭酸塩、同ノ\ロゲン化物、
同炭化物及びアルミナ等を少なくとも1種を含むフラッ
クスを5%以下添加することを繰返し、連続精錬する場
合に効果がある。即ち、この効果は、容器を繰返し使用
するとこの壁面に酸硫化物が表面に付着して蓄積汚染が
、生ずるがこれを防止するためフラックスを使用すると
汚染物を除去できる。
本発明を以下の具体例によって、更に詳しく説明する。
比較例1 第1表に示す組成から成るCaO坩堝内に第2表に示す
組成から成る電解鉄に0.03%程度の硫黄成分になる
ように予めFeSを添加したもの500gを出発材とし
て装入し、この坩堝を50KH2高周波溶解炉内に収容
して前記材料を溶融した。
溶融後、炉内にアルゴンガスを導入しながらA1合金を
0.4%(重量)で溶融材に添加した。
添加後、所定時間ごとに溶融材からその試料を吸引採取
して、その酸素、硫黄、及び窒素の各含有量を測定した
。これによる脱酸能Aog [0,:] o /Co)
t  ([:O] tはt分後の残留酸素量、〔O〕0
は初期酸素量を示す。)脱硫能1!og[S)、 t/
〔S〕0、及び窒素含有量の経時変化を第3図に示す。
尚、使用に供したCaO坩堝は、−級試薬のCaOを原
料とし、これを20メツシユに粉砕後、坩堝型中へ入れ
てよまつき固め、固められた坩堝を約900℃、24時
間電気抵抗炉中で仮焼することにより作製した。
第1表 坩堝組成 第2表 電解鉄組成 (重量%) 実施例1 一級試薬のMgO及びCaOを原料とし、第3表に示す
組成のMg0−CaO坩堝を作製し、これを用いて行な
ったこと以外は例1と同様の手順により実験を行なった
。その結果を第3図に併せて示す。
第3表 坩堝付組成 第3図より明らかなように、本発明の方法によれば、酸
素、硫黄及び窒素含有量の少ない溶湯が速やかに得られ
、特にその脱硫効果が大きいことが認められる。
上記の試験に使用したCaO・Mg○坩堝は不純物が少
ない純粋な材料を使用して作ったが、通常のSi○22
.4%を含むドロマイトレンガにCaOを富化して造っ
たCa○冨化ドロマイトレンガを使用した所、脱硫効果
が著しく減少した。
この原因は不純物として含有される5iOzがCaO,
MgOと結合して安定化し、溶鋼に、11を添加したと
きにCaとMgとが発生しなかったためと考えられる。
実施例2 Af添加量を0.5%とし、坩堝材のMgO含有量を1
0%から70%まで種々変更したこと以外は、例1と同
様にして実験を行った。
異なる組成の坩堝の使用による試料についての脱硫特性
及びAj2残留量の測定結果を第1図及び第2図に示す
尚、第2図には比較例1(CaO100%の坩堝使用)
における測定結果も併せて示す。
この第1図及び第2図より、前述のように、Mg015
〜70%及びCa015〜85%の範囲で著しい脱硫効
果が得られることが認められる。
このように、上述の方法により製造された発明合金は、
硫黄が初期の含有量の50分の1 (15ppm以下、
特に10pp−以下)、酸素が50分の1(7ppm以
下)、窒素が30ppm以下、特に20ppm以下の極
めて清浄な合金であることが判る。
以上の通り、上述の方法によれば、本発明のコバルト基
合金の製造において極めて強力な脱酸、脱硫、及び脱窒
を行なうことができ、これによって○、S、Nが極めて
少く、かつクリープ強度、耐熱性、靭性、溶接性及び鍛
造性等の緒特性に著しく優れた合金を製造することがで
きる。また本発明の方法によると酸化物介在物も殆ど無
いものが得られる。
本発明合金の上述の製造方法の説明において、゛′非酸
化性雰囲゛とは、開放炉又は密閉炉中の溶湯にアルゴン
ガス、窒素ガス、又はヘリウムガス等の非酸化性ガスを
吹込むことにより溶湯を処理するか、もしくは密閉炉中
の溶湯表面がこのようなガスで覆われるように、溶湯表
面上にこのガス雰囲気を形成して、溶湯を処理する場合
における雰囲気を意味する。
コバルト基合金としては、Coを主な構成成分として含
有しているもので耐熱合金、耐食性合金、超高合金、磁
性合金等である。これに属する合金には、Co−Cr−
W−C系合金(ステライト)、Co−Fe系合金(du
ctile cobalt合金)、C0−Cr−Ni−
Mo系合金(Eligily)、C。
Cr−N1−W系合金(Hayness)、Vical
loy。
Renendur、 Permendur等の磁性材料
用Co合金、或はNi3Tiの析出を利用したCO基超
超合金が挙げられる。
実施例3〜8 第4表に示す組成からなるCaO坩堝(例3)及びCa
0−MgO坩堝(例4〜例8)内に、第4表に示す組成
からなる電解鉄に300 ppm (0,03%)の硫
黄分になるように、予めFeSを添加したもの500 
gを出発材として装入し、この坩堝を50 KHzの高
周波溶解炉内に収容し、前記材料を溶解した。
溶解後、炉内にアルゴンガスを導入しながらAf金合金
0.5重量%で溶融合金中に添加した。
添加後、所定時間ごとに溶融合金から試料を吸引採取し
て、その酸素、硫黄及び窒素の各含有量を測定した。こ
れによる脱酸能log〔○)1/(0)o(但し〔O″
)1はt分後の残留酸素量、(0)oは初期酸素量を示
す)、脱硫能log (S) t / (S) o 、
及び窒素含有量の経時変化を第4図に示す。第4図にお
いてAI  0.5%添加、〔SO3は初期硫黄量30
0 ppmでCaO坩堝に10%MgO130%Mg○
、50%Mg0,60%MgO170%Mg○を添加し
たCa0−MgO坩堝を使用した例を示す。
なお、使用に供したCaO−MgO坩堝は、−般試薬の
CaO,MgOを原料とし、これを20メツシユに粉砕
後、坩堝中に入れてよくつき固め、固められた坩堝を約
900°C124時間電気抵抗炉中で仮焼することによ
り作製した。
第4表にAI添加量を0.5%とし、石灰坩堝材中のM
gO含有量を10%から70%まで種々変更し、脱硫処
理したときの脱硫速度定数及び残留元素量を示す。坩堝
材を30%、50%としたときが脱硫速度定数が大きい
ことを示す。第5図はA10.5%添加したきのCaO
坩堝中のMgO混合量と脱硫到達値、残留Mg量、脱硫
速度定数との関係を示す。
第5表に示すように、溶解金属は電解鉄に300ppm
の硫黄分を加硫したものに、CaO坩堝に15%MgO
150%MgO170%MgOを添加したCaO−Mg
O坩堝を使用し、/10.3重量%、Ca0.2重量%
よりなるA!!、−Caクランド線材を0.5重量%添
加し、脱硫速度定数と、A2Caクラツド材を添加し1
0分後の各元素の分析値(ppm)  とを示す。
ここで において So・・・初期硫黄量 So・・・平行となった硫黄量 t、・・・平衡となるまでの時間 である。
第5図は組成Al  0.3%、Ca0.2%のAff
i−Caクランド材0.5%添加した場合のCaO中の
Mg混合量と脱硫到達値、脱硫速度定数、残留Mg量、
残留Ca量との関係を示す。
実施例13〜15 溶融金属はCr  22%、Co2%、Fe18%、M
o9%、W O,5%、Ni残よりなるハステロイXを
溶解し、Ca 0−50%Mg○の坩堝材を使用し、添
加元素としてAlO,2重量%を添加し、例14、例1
5はCaO−CaFt −AIzOiの比は6:3:1
のフラックスioo gを添加し、2Kgを溶解し、C
aO−50%Mg○の坩堝材をくり返し使用した時のフ
ラックス添加効果を第6表に示す。
例13は坩堝材のくり返し使用回数第1回目にフラック
スを添加した場合、実施例14は坩堝材のくり返し使用
回数第5回目にフラックスを添加したことを示し、実施
例15は第5回目までくり返し使用しフラックスを無添
加の場合である。
第7表は使用した高純度カルシア(Cab)坩堝の組成
を示し、第8表はこのカルシア坩堝の混合に使用した高
純度MgOの組成を示す。
第7表 使用した 高純度CaO組成 第8表 混合に使用した 高純度MgO岨戒 第9表は使用した電解コバルト組成(重量%)をす。
註;−溶解後のAf添加前の分析値 S・・・300 ppm・・・FeS添加により調整O
・・・300 ppm N・・・40 ppm 熔解後のA2添加前の分析値は下記の通りである。
S −300ppm (F e S添加によりS量を調
整)0・・・300 ppn+ N・・・40 ppm 実施例16 下記の表に示した実施例、比較例を用いて実際にD B
 T T (Ductile −brittle tr
ansitiontea+perature)測定を行
った結果について述べる。
用いた原料は電解鉄で比較例AはCaOるつぼでの溶解
骨で組成はO:8ppm、S:5ppm、Mg<ipp
m、Ca#10ppmである。実施例Bは組成○: 7
ppm、S : lppm、Mg#27ppmSCa#
lOppmである。
DBTTの測定はシャルピータイプの試験片を用いて衝
撃吸収エネルギー値の変化温度を測定した。
以上の測定結果から本溶鋼(試料B)では、特許請求の
範囲の組成では非常に強靭性及び展延性に対して効果が
大きいことが判明した。
実施例17=− AIS1316鋼を用いてクリープ破断寿命試験を行っ
た。実施例と比較例の化学組成を表12に示した。
表13には550″Cにおけるクリープ破断寿命の比較
を行った結果を示す。この時の試験片は平行部径:6m
mφ、標点間距離:30mmで、応力値35kg/mm
2である。
この結果からも、本発明組成の請求範囲では大きな効果
が認められた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、Afを0.5%添加した場合における容器の
塩基性耐火物のMgO含有量と脱硫速度定数(K)、到
達硫黄量、及び残留Mg量との関係を示すグラフである
。 第2図は、それぞれMgOの含有量が異なる塩基性耐火
物から威る坩堝をそれぞれ使用した場合において、Ai
、5%添加した後の、残留All及び脱硫能の経時変化
を示すグラフである。 第3図は、例1及び例2による溶融合金における、脱酸
能、脱硫能、及び窒素含有量の経時変化を示すグラフで
ある。 第4図はCaO坩堝(比較例)とCaOMg○坩堝のM
gO量を変えた種々の坩堝でそれぞれANo、5%添加
した時の脱硫能の経時変化を示す特性図である。 第5図はCa0−Mg○坩堝中のMgO量を変えてAl
−Caクラツド材を0.5%添加した時の到達硫黄量、
脱硫速度定数、残留Mg量、残留Ca量との関係を示す
特性図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、アルミニウム0.005〜7.0%、ケイ素0.0
    05〜7.0%、マグネシウム0.0001〜0.00
    5%、カルシウム0.0001〜0.005%、酸素0
    .0001〜0.002%、硫黄0.0001〜0.0
    02%、窒素0.0005〜0.003%より成るコバ
    ルト基合金。
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