JPS6184341A - 酸素、硫黄、窒素含有量の少ない合金の製造方法 - Google Patents
酸素、硫黄、窒素含有量の少ない合金の製造方法Info
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- JPS6184341A JPS6184341A JP20666984A JP20666984A JPS6184341A JP S6184341 A JPS6184341 A JP S6184341A JP 20666984 A JP20666984 A JP 20666984A JP 20666984 A JP20666984 A JP 20666984A JP S6184341 A JPS6184341 A JP S6184341A
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- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は酸素、硫黄ならびに窒素含有量の極めて少ない
Fe基、Co基、Ni基合金の製造方法に関する。
Fe基、Co基、Ni基合金の製造方法に関する。
[従来の技術]
Fe基、Co基、Ni基合金は、機械的性質、耐熱性な
らびに耐食性等優れた性質を有するものが多い。ところ
が残留酸素及び硫黄が多いと加工性が低下するので、残
留酸素及び硫黄を4−分に少なくすることが重要である
。
らびに耐食性等優れた性質を有するものが多い。ところ
が残留酸素及び硫黄が多いと加工性が低下するので、残
留酸素及び硫黄を4−分に少なくすることが重要である
。
真空又はアルゴンガス雰囲気下での、精錬中の脱酸、脱
硫について、特公昭54−849号、特公昭54−24
688及び特開昭52−58010号に、それぞれCa
b(酸化力ルシウウム)含有率の高い塩基性耐火物で裏
付けされた溶解炉又は取鍋を用い、真空又はアルゴンガ
ス雰囲気中で溶湯中にアルミニウム(Au)またはその
合金を添加することを特徴とする脱酸、脱硫方法が提案
されている。この原理は、/IJの添加により耐火物中
のCaOを還元し、還元生成物であるカルシウム(Ca
)により溶湯中の硫黄(S)、酸素(0)を除去するも
のである。
硫について、特公昭54−849号、特公昭54−24
688及び特開昭52−58010号に、それぞれCa
b(酸化力ルシウウム)含有率の高い塩基性耐火物で裏
付けされた溶解炉又は取鍋を用い、真空又はアルゴンガ
ス雰囲気中で溶湯中にアルミニウム(Au)またはその
合金を添加することを特徴とする脱酸、脱硫方法が提案
されている。この原理は、/IJの添加により耐火物中
のCaOを還元し、還元生成物であるカルシウム(Ca
)により溶湯中の硫黄(S)、酸素(0)を除去するも
のである。
[発明が解決しようとする問題点]
1;記従米の方V、では、一応の脱酸、脱硫が可能であ
るが、CaO1耐火物壁を利用する方法であるため、多
星の溶湯を処理する際には、長時間を要するという欠点
がある。
るが、CaO1耐火物壁を利用する方法であるため、多
星の溶湯を処理する際には、長時間を要するという欠点
がある。
[問題点を解決するための手段1
本発明は、−に記欠点を改善するためにA見と共にB、
Na、に、Li、Ca等を合金溶湯中に存在させること
で、CaO耐大物壁の活性度を向−1−させ、反応速度
をl: r;Iさせると共に、最終f衡値を低減させる
ものであり。
Na、に、Li、Ca等を合金溶湯中に存在させること
で、CaO耐大物壁の活性度を向−1−させ、反応速度
をl: r;Iさせると共に、最終f衡値を低減させる
ものであり。
Ca040%以−1−含有する塩基性耐火物をもって裏
付けされた容器内のFe基、Co基又はNi基の合金溶
湯中に真空又はアルゴン雰囲気でAu、並びに、B及び
アルカリ金属からなる群から選ばれる少なくとも1種、
を存在せしめることを4′f61とする酸素、硫黄、窒
素含有量の少ない合金の製造力D:、 及び Ca O40’%以l−含有する塩基性耐火物をもって
裏付けされた溶解炉又は取鍋内の、Fe基、Co基又は
Ni基の合金溶湯中に真空又はアルゴン雰囲気でAl、
Ca、並びに、B及びアルカリ金属からなる群から選ば
れる少なくとも1種、を存在せしめることを特徴とする
酸素、硫黄、窒素含有量の少ない合金の製造方法、 を要旨とするものである。
付けされた容器内のFe基、Co基又はNi基の合金溶
湯中に真空又はアルゴン雰囲気でAu、並びに、B及び
アルカリ金属からなる群から選ばれる少なくとも1種、
を存在せしめることを4′f61とする酸素、硫黄、窒
素含有量の少ない合金の製造力D:、 及び Ca O40’%以l−含有する塩基性耐火物をもって
裏付けされた溶解炉又は取鍋内の、Fe基、Co基又は
Ni基の合金溶湯中に真空又はアルゴン雰囲気でAl、
Ca、並びに、B及びアルカリ金属からなる群から選ば
れる少なくとも1種、を存在せしめることを特徴とする
酸素、硫黄、窒素含有量の少ない合金の製造方法、 を要旨とするものである。
なお本明細書において%は重量%を表わす。
以下本発明の構成について詳細に説明する。
本発明は方法においては、Ca040%以上含有する塩
基耐火物をもって裏伺けされた溶解炉又は取鍋内の、F
e基、Co基又はNi基の合金溶湯中に、真空又はアル
ゴン雰囲気でAl、並びに、B及びアルカリ金属からな
る群から選ばれる少なくとも1種、あるいはこれに更に
Ca、を存在せしめる。
基耐火物をもって裏伺けされた溶解炉又は取鍋内の、F
e基、Co基又はNi基の合金溶湯中に、真空又はアル
ゴン雰囲気でAl、並びに、B及びアルカリ金属からな
る群から選ばれる少なくとも1種、あるいはこれに更に
Ca、を存在せしめる。
溶湯中のAlの一部は、直接に、溶湯中の酸素と結合し
て脱酸を行なうが、AJIの他の部分は耐火物表面のC
aOと反応して 2 A n + 3 Ca O+ A l 203+
3 Caとなり、CaとA n 203が生じる。この
Caは脱酸、脱硫反応し、Cab、CaSとなる。
て脱酸を行なうが、AJIの他の部分は耐火物表面のC
aOと反応して 2 A n + 3 Ca O+ A l 203+
3 Caとなり、CaとA n 203が生じる。この
Caは脱酸、脱硫反応し、Cab、CaSとなる。
一方、A l 20 ]は、
A l 2 0 :+ + 3 Ca O−
+ 3 Ca O” A l 2 0 3なる
反応により3CaO・A交203 (以下C3Aという
ことがある。)が耐火物表面に生じる。
+ 3 Ca O” A l 2 0 3なる
反応により3CaO・A交203 (以下C3Aという
ことがある。)が耐火物表面に生じる。
なお溶湯中の酸素が70ppm未満であると、このC3
Aの生成よりも、12CaO・7Aす、03 (以下C
v A 7ということがある。)を主体とした組成物の
生成が進行し易いことが認められた。この原因について
は、溶湯中の酸素濃度が小さいと、添加されたAlが炉
壁のCaOと反応しやすくなり、そのため耐火物表面の
A n 203ポテンシヤルが高くなり、Ca0−A
l 203反応系がA l 203リツチな方向にシフ
トするためであるとm察される。
Aの生成よりも、12CaO・7Aす、03 (以下C
v A 7ということがある。)を主体とした組成物の
生成が進行し易いことが認められた。この原因について
は、溶湯中の酸素濃度が小さいと、添加されたAlが炉
壁のCaOと反応しやすくなり、そのため耐火物表面の
A n 203ポテンシヤルが高くなり、Ca0−A
l 203反応系がA l 203リツチな方向にシフ
トするためであるとm察される。
周知の如く、C3AはCT2A 7に比較して脱硫能が
著しく高い(例えば「鉄と鋼」68巻(1982)、6
号、68頁参照)。従って、溶湯の脱硫が強力かつ十分
に行なわれるためには、溶湯中の酸素含有量は70pp
m以上であることが好ましい。
著しく高い(例えば「鉄と鋼」68巻(1982)、6
号、68頁参照)。従って、溶湯の脱硫が強力かつ十分
に行なわれるためには、溶湯中の酸素含有量は70pp
m以上であることが好ましい。
このように、AMにより脱酸が、またAMにより生じた
活性なCa、CaAにより脱酸と脱硫が行なわれる。
活性なCa、CaAにより脱酸と脱硫が行なわれる。
また、時間の経過と共に、次第に溶湯中のN量が減少し
てくる。これはCa等の蒸発(沸IW、)等に伴ってN
も溶湯から離脱するためである。この脱窒速度は、アル
ゴン又は真空雰囲気下では、説酩、脱硫の進行に従って
著しく向−1−する。 本発明においては、溶湯中に、
Anと共にB及びアルカリ金属からなる群から選ばれる
少なくとも1種あるいは、これらに加えてCaを存在せ
しめる。
てくる。これはCa等の蒸発(沸IW、)等に伴ってN
も溶湯から離脱するためである。この脱窒速度は、アル
ゴン又は真空雰囲気下では、説酩、脱硫の進行に従って
著しく向−1−する。 本発明においては、溶湯中に、
Anと共にB及びアルカリ金属からなる群から選ばれる
少なくとも1種あるいは、これらに加えてCaを存在せ
しめる。
アルカリ金属としてはNa、に、Liが挙げられる。
溶湯中に存在するCa、B、Na、に、Liは、Cab
、B203 、Na2O、K2O、Li2Oとなり、耐
火物壁に An 203−Cao−B203 A fL 203Ca OB 203 N a 20
A l 203 Ca O−B 203K 20笠の
低融点組成物を形成し、脱酸、脱硫速度を増大させる。
、B203 、Na2O、K2O、Li2Oとなり、耐
火物壁に An 203−Cao−B203 A fL 203Ca OB 203 N a 20
A l 203 Ca O−B 203K 20笠の
低融点組成物を形成し、脱酸、脱硫速度を増大させる。
即ち、Ca、B、Na、に、Li等の酸化物は炉壁表面
に形成されたC3A等のカルシウムアルミネ−1・M1
成物の融点をドげその中の化合物、原f−もしくはこれ
らのイオン(例えばS など)の拡散を容易とし、脱酸
、脱硫反応を加速するものである。
に形成されたC3A等のカルシウムアルミネ−1・M1
成物の融点をドげその中の化合物、原f−もしくはこれ
らのイオン(例えばS など)の拡散を容易とし、脱酸
、脱硫反応を加速するものである。
またC ao、B203 、アルカリ金属の酸化物、と
りわけB 203 、アルカリ金属酸化物は、スラグに
取り込まれたときに該スラグの融点をも低下させ、かつ
その粘度を低下させる。これにより、該スラグ中へのS
等のイオンやその他の原子、化合物の拡散係数を大き
くし、脱硫速度、脱硫能が大幅に向1−される。
りわけB 203 、アルカリ金属酸化物は、スラグに
取り込まれたときに該スラグの融点をも低下させ、かつ
その粘度を低下させる。これにより、該スラグ中へのS
等のイオンやその他の原子、化合物の拡散係数を大き
くし、脱硫速度、脱硫能が大幅に向1−される。
AfL、Ca、B及びアルカリ金属は、製造されるFe
、Co、Ni基合金中の残留間が、Al :0
.06〜20.0%Ca : 0.0005〜
0.025%B及び アルカリ金属00°001〜10°0%となるように溶
湯中に存在せしめるのが好ましい。
、Co、Ni基合金中の残留間が、Al :0
.06〜20.0%Ca : 0.0005〜
0.025%B及び アルカリ金属00°001〜10°0%となるように溶
湯中に存在せしめるのが好ましい。
本発明方法において、合金中のAl残留量を0.06〜
20%の範囲に限定した理由は、アルミニウム残留量0
.06%未満では十分な脱酸は行なわれないのみならず
、Caの生成も行なわれず、Caによる脱硫、脱酸は行
なわれず、かっCaによる十分な脱硫、脱酸の条件であ
る仕上合金中の残留カルシウム量が0.0005%以上
にならないからである。
20%の範囲に限定した理由は、アルミニウム残留量0
.06%未満では十分な脱酸は行なわれないのみならず
、Caの生成も行なわれず、Caによる脱硫、脱酸は行
なわれず、かっCaによる十分な脱硫、脱酸の条件であ
る仕上合金中の残留カルシウム量が0.0005%以上
にならないからである。
一方上限としては、アルミニウムが20%を超える合金
は実用性に乏しいからである。
は実用性に乏しいからである。
本発明において、合金中のCa残留量を0.0005〜
0.025%の範囲と限定した理由は、Ca含有量0.
0005%未満においては合金中の酸素、硫黄、窒素を
大幅に低減することができず、一方上限としてCa含有
量を0.025%以下としたのは、Caは合金中に0.
025%より多くは合金させることはできず、それ以上
のCaは蒸発するからである。
0.025%の範囲と限定した理由は、Ca含有量0.
0005%未満においては合金中の酸素、硫黄、窒素を
大幅に低減することができず、一方上限としてCa含有
量を0.025%以下としたのは、Caは合金中に0.
025%より多くは合金させることはできず、それ以上
のCaは蒸発するからである。
B残留間はo、ooi%以下ではその存在址が少なすぎ
、B存在による効果が少なく、また10.0%より多い
と合金が脆くなる。好ましいB残留間は0.005〜3
%である。
、B存在による効果が少なく、また10.0%より多い
と合金が脆くなる。好ましいB残留間は0.005〜3
%である。
本発明において、これらAl、Ca、Na及びアルカリ
金属のうちのいずれかが既に溶湯中に存在する場合には
、それ以外のものを溶湯に添加すれば良い。
金属のうちのいずれかが既に溶湯中に存在する場合には
、それ以外のものを溶湯に添加すれば良い。
Al、CIIL、Na及びアルカリ金属を溶湯中に添加
する場合には、これらを合金形態で添加しても、別々に
添加しても良く、その添加の形態に特に制限はない。A
i、Hについては、これらを別々に添加することも可能
であるが、Ca、アルカリ金属は反応性が高く取り扱い
性に問題を有することから、合金の形態で添加するのが
好ましい。rIt体、合金いずれの場合においても、線
状体、棒状体、ブロック、粉体の様々な形で添加n■能
である。
する場合には、これらを合金形態で添加しても、別々に
添加しても良く、その添加の形態に特に制限はない。A
i、Hについては、これらを別々に添加することも可能
であるが、Ca、アルカリ金属は反応性が高く取り扱い
性に問題を有することから、合金の形態で添加するのが
好ましい。rIt体、合金いずれの場合においても、線
状体、棒状体、ブロック、粉体の様々な形で添加n■能
である。
合金を添加する場合An−B合金であればB含有lit
O、001〜95%の合金、また八交−B−アルカリ
金属合金であればアルカリ金属含有量0.1〜30%の
ものが好ましい。アルカリ金属含有量が30%を超える
合金は添加時に激しく反応するため好ましくない。
O、001〜95%の合金、また八交−B−アルカリ
金属合金であればアルカリ金属含有量0.1〜30%の
ものが好ましい。アルカリ金属含有量が30%を超える
合金は添加時に激しく反応するため好ましくない。
本発明方法の対象とする合金は、Fe基、CO基又はN
i基の合金である。
i基の合金である。
Fe基の合金としては、普通元素C,Si、Mn、P、
Sを含有し、特殊な性質なケーえるため上記普通元素の
他にNi、Cr、Co、W、MOlAi等の特殊元素は
もとより、普通元素に属するものでも、普通元素として
加えられている合金鋼が代表的である。低合金鋼として
は、高力低合金鋼、高温高圧低合金鋼、石油二「業用低
合金鋼があり、申合金鋼にはクロム鋼、ニッケル鋼等が
あり、高合金鋼には高クロムステンレス鋼、高クロム−
ニッケルステンレス鋼等がある。
Sを含有し、特殊な性質なケーえるため上記普通元素の
他にNi、Cr、Co、W、MOlAi等の特殊元素は
もとより、普通元素に属するものでも、普通元素として
加えられている合金鋼が代表的である。低合金鋼として
は、高力低合金鋼、高温高圧低合金鋼、石油二「業用低
合金鋼があり、申合金鋼にはクロム鋼、ニッケル鋼等が
あり、高合金鋼には高クロムステンレス鋼、高クロム−
ニッケルステンレス鋼等がある。
ニッケル基合金としては、ニッケルを主な構成成分とし
て含有している主として耐熱耐食性合金や磁性合金等が
挙げられ、これに属する合金としては、Ni−Cu合金
(モネルメタル)、Ni−Cr−Fe系合金(インコネ
ル)、Ni −Mo系合金(ハステロイA、B)、Ni
−Mo−Cr−W系合金(ハステロイC)、Ni−3i
系合金(ハステロイD)、Ni−Ta系合金等がある。
て含有している主として耐熱耐食性合金や磁性合金等が
挙げられ、これに属する合金としては、Ni−Cu合金
(モネルメタル)、Ni−Cr−Fe系合金(インコネ
ル)、Ni −Mo系合金(ハステロイA、B)、Ni
−Mo−Cr−W系合金(ハステロイC)、Ni−3i
系合金(ハステロイD)、Ni−Ta系合金等がある。
COC系合金しては、COを主な構成成分として含有し
ている1耐熱合金、耐食性合金、超高合金、磁性合金等
であり、これに属する合金には、Co−Cr−W−C系
合金(ステライト)、Co−Fe系合金(ductil
e c o b aIt) 、Co−Cr−Ni
−Mo (El igi loy合金) 、Go−Cr
−Ni−W(Hayness) 、Vical joy
、Renendur、Permendur等の磁性材料
用CO合金、或はN i 3 T iの析出を利用した
CO基超超合金が挙げられる。
ている1耐熱合金、耐食性合金、超高合金、磁性合金等
であり、これに属する合金には、Co−Cr−W−C系
合金(ステライト)、Co−Fe系合金(ductil
e c o b aIt) 、Co−Cr−Ni
−Mo (El igi loy合金) 、Go−Cr
−Ni−W(Hayness) 、Vical joy
、Renendur、Permendur等の磁性材料
用CO合金、或はN i 3 T iの析出を利用した
CO基超超合金が挙げられる。
また、本発明方法において使用する裏+1け耐大物は、
カルシア耐火物(Cab)、ラルナイト1ift大物(
安定化2CaO−5iO2)、メルウイナイ ト −
d 火 物 (3Ca OlI M g O・ 2
S i O2) 、アノルサイト耐火物(CaO
・A l 203 ・2 S i 02 )ならびにC
aOを富化したドロマイト耐火物等があり、いずれもC
aOを40%以上含有する塩基性耐火物である。
カルシア耐火物(Cab)、ラルナイト1ift大物(
安定化2CaO−5iO2)、メルウイナイ ト −
d 火 物 (3Ca OlI M g O・ 2
S i O2) 、アノルサイト耐火物(CaO
・A l 203 ・2 S i 02 )ならびにC
aOを富化したドロマイト耐火物等があり、いずれもC
aOを40%以上含有する塩基性耐火物である。
本発明方法において、裏イζ1け耐火物のCaO含有率
を40%以−Lに限定する理由は、40%未満のCaO
を含有する塩基性耐火物にあっては、その中のCaOは
他の酸化物と強固に結合しているため、CaOの活性が
少なく、アルミニウムにより還元されず、40%以上の
CaOを有する塩基性耐火物中のCaOは活性が大でア
ルミニウムによってよく還元することができるからであ
る。
を40%以−Lに限定する理由は、40%未満のCaO
を含有する塩基性耐火物にあっては、その中のCaOは
他の酸化物と強固に結合しているため、CaOの活性が
少なく、アルミニウムにより還元されず、40%以上の
CaOを有する塩基性耐火物中のCaOは活性が大でア
ルミニウムによってよく還元することができるからであ
る。
また、CaOを40%以−ヒ含む耐火物は、A fl
203やS i O2等の酸化物を反応し易く、従って
、溶湯中の酸化物を吸収し、酸化物介在量を大幅に減少
させる。またCaOを40%以上含む耐火物はC,Ti
、Zr等に対する安定性が高いので、高温溶解が可能と
なる。
203やS i O2等の酸化物を反応し易く、従って
、溶湯中の酸化物を吸収し、酸化物介在量を大幅に減少
させる。またCaOを40%以上含む耐火物はC,Ti
、Zr等に対する安定性が高いので、高温溶解が可能と
なる。
[作用]
」−述の如く、Al、Ca、B、Na、に、Lf等の作
用により、CaO耐火物壁の活性度が向−1−され、効
果的な説耐、脱硫、脱窒が行なわれる。
用により、CaO耐火物壁の活性度が向−1−され、効
果的な説耐、脱硫、脱窒が行なわれる。
またCaO含有率の高い炉壁は、I−記反応を促進する
と共に、酸化物を吸収し、溶湯、又は合金中の酸化物介
在量を減少させる。
と共に、酸化物を吸収し、溶湯、又は合金中の酸化物介
在量を減少させる。
[実施例]
以下実施例について説明する。
実施例1
第2表に示す組成のCaO坩堝内で第3表に示す組成の
電解鉄に0.03%程度の硫黄成分になるように予めF
eSを添加した鉄500gを50KHz高周波鮒解炉に
て溶解し、アルゴン雰囲気下で、AU−50B合金を0
.4wt%添加した。
電解鉄に0.03%程度の硫黄成分になるように予めF
eSを添加した鉄500gを50KHz高周波鮒解炉に
て溶解し、アルゴン雰囲気下で、AU−50B合金を0
.4wt%添加した。
坩堝内の合金溶湯の酸素含有量、硫黄含有社、窒素含有
はの経時変化を測定した。
はの経時変化を測定した。
その結果を第1図に示す。
なお、使用に供したCaO坩堝は、−級試薬のCaOを
原料とし、これを20メツシユに粉砕後、坩堝型中へ入
れてよくつき固め、固められた坩堝を約900℃、24
時間電気抵抗炉中で仮焼することにより作製した。
原料とし、これを20メツシユに粉砕後、坩堝型中へ入
れてよくつき固め、固められた坩堝を約900℃、24
時間電気抵抗炉中で仮焼することにより作製した。
第1表(坩堝組成)(wt%)
第2表(電解鉄M1成)(wt%)
比較例I
AJJ−50B合金の代わりに金属/[1を添加したこ
と以外は実施例1と同様の手順により実験を行なった。
と以外は実施例1と同様の手順により実験を行なった。
その結果を第1図に示す。
第1図より、本発明の方法によれば、#素、硫浩
黄及び窒素含有量の少ない溶湯が速やかに得られること
が認められる。
が認められる。
[効果1
以−にの通り、本発明によれば、Fe基、CO基又はN
i基超超合金極めて強力な脱酸、脱硫、脱窒を行なうこ
とができ、0、N、S’が極めて少なく、クリープ強度
、耐熱性、靭性、溶接性、鍛造性等の諸特性に著しく優
れた合金を製造することができる。また介在される酸化
物も殆ど無い。
i基超超合金極めて強力な脱酸、脱硫、脱窒を行なうこ
とができ、0、N、S’が極めて少なく、クリープ強度
、耐熱性、靭性、溶接性、鍛造性等の諸特性に著しく優
れた合金を製造することができる。また介在される酸化
物も殆ど無い。
i1図は実施例1及び比較例1で得られた、溶湯中の酸
素、硫黄及び窒素含有率の経時変化を示すグラフである
。 代 理 人 弁理士 重 野 剛f
ll’?耳 ン 膳 四 手 糸売 ネrti tl三 T(号昭和5
9年12月5日 2 発明の名称 酸素、硫黄、窒素含有量の少ない合金の製造方法3 補
正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都港区赤坂4−「目8番19号〒10
7 自 発 6 補正の対象 (2) 明細書第11頁第8行に「特殊な性質」とある
のをfcを2%以下含有する炭素鋼と、特殊な性質−と
訂正する。 (3) 明細書第11頁第11行に「普通元素として」
とあるのをll′普通元素の含有範囲を超え、特殊な性
質のイ・1加を目的として、lと訂正する。 (4) 明細書¥1Sl1頁第12行に「低合金鋼」と
あるのを1合金鋼のうち、低合金鋼1と訂正する。 (5) 明細書第13頁第13行に「酸化物を」とある
のを1酸化物と1と訂正する。 (6) 明細書第14頁第8行に「第2表」とあるのを
「第1表1と訂正する。 (7) 明細書第14頁第8行に[第3表]とあるのを
「第2表」と訂正する。 以 上
素、硫黄及び窒素含有率の経時変化を示すグラフである
。 代 理 人 弁理士 重 野 剛f
ll’?耳 ン 膳 四 手 糸売 ネrti tl三 T(号昭和5
9年12月5日 2 発明の名称 酸素、硫黄、窒素含有量の少ない合金の製造方法3 補
正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都港区赤坂4−「目8番19号〒10
7 自 発 6 補正の対象 (2) 明細書第11頁第8行に「特殊な性質」とある
のをfcを2%以下含有する炭素鋼と、特殊な性質−と
訂正する。 (3) 明細書第11頁第11行に「普通元素として」
とあるのをll′普通元素の含有範囲を超え、特殊な性
質のイ・1加を目的として、lと訂正する。 (4) 明細書¥1Sl1頁第12行に「低合金鋼」と
あるのを1合金鋼のうち、低合金鋼1と訂正する。 (5) 明細書第13頁第13行に「酸化物を」とある
のを1酸化物と1と訂正する。 (6) 明細書第14頁第8行に「第2表」とあるのを
「第1表1と訂正する。 (7) 明細書第14頁第8行に[第3表]とあるのを
「第2表」と訂正する。 以 上
Claims (6)
- (1)CaO40%以上含有する塩基性耐火物をもって
裏付けされた容器内のFe基、Co基又はNi基の合金
溶湯中に真空又はアルゴン雰囲気でAl、並びに、B及
びアルカリ金属からなる群から選ばれる少なくとも1種
、を存在せしめることを特徴とする酸素、硫黄、窒素含
有量の少ない合金の製造方法。 - (2)溶湯中の酸素含有量が70ppm以上であること
を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の製造方法。 - (3)製造される合金中のAl、B及びアルカリ金属か
らなる群から選ばれる1種以上、の残留量が、0.06
〜20.0%、0.01〜10.0%であることを特徴
とする特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の製造方
法。 - (4)アルカリ金属がNa、Li、Kであることを特徴
とする特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1
項に記載の製造方法。 - (5)CaO40%以上含有する塩基性耐火物をもって
裏付けされた溶解炉又は取鍋内の、Fe基、Co基又は
Ni基の合金溶湯中に、真空又はアルゴン雰囲気でAl
、Ca、並びに、B及びアルカリ金属からなる群から選
ばれる少なくとも1種、を存在せしめることを特徴とす
る酸素、硫黄、窒素含有量の少ない合金の製造方法。 - (6)製造される合金中のAl、Ca、及びアルカリ金
属からなる群から選ばれる少なくとも1種、の残留量が
、各々0.06〜20.0%、0.0005〜0.02
5%、0.001〜10.0%であることを特徴とする
特許請求の範囲第5項に記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20666984A JPS6184341A (ja) | 1984-10-02 | 1984-10-02 | 酸素、硫黄、窒素含有量の少ない合金の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20666984A JPS6184341A (ja) | 1984-10-02 | 1984-10-02 | 酸素、硫黄、窒素含有量の少ない合金の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6184341A true JPS6184341A (ja) | 1986-04-28 |
Family
ID=16527165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20666984A Pending JPS6184341A (ja) | 1984-10-02 | 1984-10-02 | 酸素、硫黄、窒素含有量の少ない合金の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6184341A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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- 1984-10-02 JP JP20666984A patent/JPS6184341A/ja active Pending
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