JPH03236362A - p―アセチルアミノフェノールの製造法 - Google Patents

p―アセチルアミノフェノールの製造法

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JPH03236362A
JPH03236362A JP2308578A JP30857890A JPH03236362A JP H03236362 A JPH03236362 A JP H03236362A JP 2308578 A JP2308578 A JP 2308578A JP 30857890 A JP30857890 A JP 30857890A JP H03236362 A JPH03236362 A JP H03236362A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は医薬原体または広く有機合成化学上の中間体と
して有用な化合物であるp−アセチルアミノフェノール
の製造法に関する。
さらに詳しくは、酢酸p−アミノフェニルを原料とする
効率良い異性化方法に関する。
〔従来の技術] 従来、p−アセチルアミノフェノールの製造法に関して
は既に種々の方法が開示されている。
代表的製法を挙げれば、 (1)p−アミノフェノールに無水酢酸を作用させる方
法。(例えば、米国特許:第3,113.150号 他
)(2)p−アミノフェノールと酢酸を脱水縮合させる
方法。
(3)p−ニトロフェノールを無水酢酸共存下に還元し
て同時にアセチル化する方法。(Morris Fre
ifelder、 J、Org、Chem、 、 27
巻、1092頁(1962年):米国特許二第3,07
6.030号 他)](4)p−ヒドロキシアセトフェ
ノンとヒドロキシルアミンとから得られるオキシム化合
物を酸触媒下に転移(Beckmann転移)させてρ
−アセチルアミノフェノールとする方法(Eur、Pa
t、Appl、EP 168.908号他)などがある
これらの製造法の中でもとりわけ(1)の方法は現在、
工業的に広く利用されている製法の一つである。 これ
らの方法以外にも種々の製法が開示されている。
ところで、酢酸p−アミノフェニルを原料とする方法も
、原料面ならびムこ工程面から工業的製法になりつる可
能性のある方法である。しかるに、 酢酸p−アミノフ
ェニルを異性化してp−アセチルアミノフェノールに変
換する方法に関してはこれまでほとんど知られていない
。唯−J、Org、Chem、、 26巻、 L656
頁(1961年)に、酢酸p−ニトロフェニルの接触還
元により酢酸ρ−アミノフェニルを得ようとする目的で
、無水エタノール中、酸化白金を触媒として水素圧60
kg/cd 、 120”Cの条件下に還元したところ
、酢酸p−アミノフェニルは得られず、代わりにp−ア
セチルアミノフェノールが77%の収率で得られたとの
報告があり、酢酸p−アミノフェニルが異性化してp−
アセチルアミノフェノールが生成することが示唆されて
いるにすぎない。
しかしながら、本発明者らの検討、即ち、別途合成した
酢酸p−アミノフェニルを用いて、その異性化によるp
−アセチルアミノフェノール製造法の検討に基づけば、
酢酸p−アミノフェニルを単に有機溶媒中で加熱しただ
けではp−アセチルアミノフェノールは生成するものの
、その生成速度は著しく遅く、高収率に製造するには至
らないことがわかった。
例えば、図−lに酢酸p−アミノフェニルをエチルセロ
ソルブ中、120°Cで加熱した時のp−アセチルアミ
ノフェノールの生成速度を調べた結果を示したが、この
結果から明らかなように、反応時間6時間後においても
p〜ルアセチルアミノフェノール生成率はたかだか40
%程度にすぎない。
また、他の溶媒中でも概ね同様の結果であった。
このことは前記文献記載の酢酸p−ニトロフェニルの接
触還元を通してのp−アセチルアミノフェノール生成の
機構が酢酸p−アミノフェニルの異性化だけではないこ
とを伺わせる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の課題はp−アセチルアミノフェノール製造法に
関して、従来あまり検討されていない酢酸p−アミノフ
ェニルを原料とする効率良い異性化法でのp−アセチル
ア逅ノフェノールの製造法を提供することである。
〔課題を解法するための手段〕
本発明者らは前記課題達成のために鋭意検討した結果、
種々の酸共存下に当該異性化反応を行うと、驚くべきこ
とに該異性化反応が著しく促進され、温和な条件下、比
較的短時間に高収率でp−アセチルアミノフェノールが
生成することを見出した。
図−2に5ec−ブタノール中における酢酸存在下およ
び不存在下、図−3に5ec−ブタノール中においてリ
ン酸存在下および不存在下で、100°C条件下でのp
−アセチルアミノフェノールの生成速[−追跡した結果
を示したが、これらの図から明らかなように酸不存在下
では、5時間後でもp−アセチルアミノフェノールの生
成率は40%未満であるにもかかわらず、原料の酢酸p
−アミノフェニルに対して10モル%の酢酸を共存させ
た系では3時間後にはp−アセチルアミノフェノールの
生成率が95%を越えることが、また原料の酢酸p−ア
業ノフェニルに対して10モル%のリン酸を共存させた
系では5時間後にはp−アセチルアミノフェノールの生
成率が90%を越えることがわかった。
また、p−アミノフェノールと酢酸の系での、−アセチ
ルアミノフェノールの生成速度を調べてみたが、図−4
に示す通り、著しく遅いことも確認した。
本発明はこれらの知見をさらに発展させて威されたもの
である。
即ち、本発明は酢酸p−アミノフェニルを酸の存在下に
異性化することを特徴とするp−アセチルアミノフェノ
ールの製造法である。
本発明においては原料に酢酸p−アミノフェニルが用い
られる。この酢酸p−アミノフェニルはp−アミノフェ
ノールとベンズアルデヒドとのシッフ塩基に無水酢酸を
作用させてアセトキシ化した後、塩酸よたは硫酸等の鉱
酸で処理する方法でも高収率に製造できるが、より効率
良く製造するには本発明者らが先に見い出した方法、即
ち、p−ニトロフェノールと無水酢酸或いはp−ニトロ
ハロゲノヘンゼンと酢酸ナトリウムまたは酢酸カリウム
とから得られる酢酸p−ニトロフェニルを還元触媒の存
在下に50°C以下で接触還元する方法が好ましい。
原料の酢酸p−アミノフェニルは酢酸p−ニトロフェニ
ルを還元して得られた溶液としてそのよま使用すること
も可能である。
本発明の方法は無溶媒下でも実施できるが、通常は有機
溶媒中で実施される。使用される有機溶媒は特に限定さ
れるものではなく、広く種々の溶媒が使用される。
具体的に挙げれば、メタノール、エタノール、n−プロ
パツール、イソプロパツール、n−ブタノール、5ec
−ブタノール、イソブタノール、tert−フタノール
、メチルセロソルブまたはエチルセロソルブ等で代表さ
れるアルコール系溶媒、石油エーテル、ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチ
ルヘンゼンまたはデカリン等の脂肪族または芳香族炭化
水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭
素、ジクロロエタン、トリクロロエタン、トリクロロエ
チレン、パークレン、クロロヘンゼン、ジクロロエンゼ
ンまたはトリクロロヘンセンなどの脂肪族または芳香族
ハロゲン化炭化水素系溶媒、ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、ジイソブチルエーテルまたはテトラ
ヒドロフランなどのエーテル系溶媒、アセトン、メチル
エチルケトンまたはジイソブチルケトンなどのケトン系
溶媒、酢酸メチル、酢酸エチルまたは酢酸ブチルなどの
エステル系溶媒、酢酸またはプロピオン酸などのカルボ
ン酸系溶媒、ピリジン、ピコリン、N−メチルピロリド
ン、N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジエチル
ホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド、N、N
−ジエチルアセトアミド、N、N“−ジメチルイミダゾ
リジノン、N、N″−ジメチルプロピレンウレアまたは
ニトロベンゼンなどの含窒素系溶媒、ジメチルスルホキ
シドまたはスルホランなどの含硫黄系溶媒、またはエチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコールまたはエチレングリコールジメチルエーテル
またはジエチレングリコールジメチルエーテルなどのグ
リコール系ン容媒或いはリン酸トリエチルまたはリン酸
トリブチルなどのリン酸エステル系溶媒などである。
勿論、ここに挙げた溶媒は一例であって、本発明の溶媒
がこれらの溶媒に限定されるものではないことは明らか
である。また、これらの溶媒は通常は単独で使用される
が、2種以上の溶媒を併用することも可能である。
また、本発明においては水と混和する溶媒を使用する場
合には発明の本質を損ねない範囲で水との混合溶媒系に
て使用することもできる。
溶媒の使用量は特に制限されるものではないが、反応の
容積効率等を考慮して、通常は原料の酢酸p−アミノフ
ェニルに対して20重量倍以下で使用される。
本発明の方法においては酸の存在下に酢酸p−アミノフ
ェニルの異性化反応を行うことが特徴であり、これによ
り効率良くp−アセチルアミノフェノールに変換される
ものである。
酸としては有機酸または無機酸を挙げることが出来る。
有機酸としては種々の酸を挙げることができるが、その
一つは脂肪族カルボン酸または芳香族カルボン酸である
。もう一つは脂肪族スルホン酸または芳香族スルホン酸
である。これらの有機酸は反応系に溶解するものでも、
また溶解しない固体酸的なもののいずれもが使用される
具体的には、脂肪族カルボン酸としては蟻酸、酢酸、モ
ノクロル酢酸、ジクロル酢酸、トリクロル酢酸、プロピ
オン酸、蓚酸、マレイン酸またはフマール酸などを、ま
た芳香族カルボン酸としては安息香酸、フタル酸、イソ
フタル酸、テレフタル酸または弱酸性型のイオン交換樹
脂などを挙げることができる。
また、脂肪族スルホン酸としては、メタンスルホン酸、
エタンスルホン酸、ヘキサンスルホン酸、ヘプタンスル
ホン酸またはパーフルオロポリアルカンスルホン酸(デ
ュポン社製品名Naf 1on)などを、また芳香族ス
ルホン酸としてはヘンゼンスルホン酸、p−)ルエンス
ルホン酸、p−エチルヘンゼンスルホン酸または強酸性
型イオン交換樹脂などである。これらの有i酸の中でも
とりわけ酢酸が好適な酸である。
無機酸としては種々の酸を挙げることができるが、その
一つの群はプロトン酸であり、具体的には塩酸、臭化水
素酸、沃化水素酸、硫酸、リン酸、ポリリン酸、過塩素
酸または炭酸などを挙げる事ができる。別の群の酸とし
てはルイス酸であり、具体的には塩化アルミニウム、臭
化アルミニウム、′g酸アルミニウム、塩化第二鉄、臭
化第二鉄、硫酸第二鉄、塩化第一スズ、臭化第一スズ、
酢酸銅、塩化亜鉛、臭化亜鉛、g酸亜鉛、四塩化チタン
、四臭化チタン、五酸化リン、または三フン化ホウ素な
どを挙げることが出来る。これらのルイス酸は水を含有
する形のものであっても良い。
さらに、もう一つの酸の群としてはへテロポリ酸であり
具体的には、リンタングステン酸、ケイタングステン酸
、リンモリブデン酸、リンモリフデン酸ナトリウム、リ
ンクンゲストモリブデン酸、リンパナトモリブデン酸な
どを挙げることが出来る。
これらの酸の使用量は少なすぎると本発明の目的を達し
得ず、また多すぎると不純物の副生を伴い易くなる為、
通常は原料の酢酸p−アミノフェニルに対して0.00
1乃至2当量、好ましくは0.01乃至1.0当量の範
囲で用いられる。
本発明においては、原料の酢酸p−アミノフェニル、溶
媒ならびに触媒としての酸の装入順序等は特に限定され
るものではない。例えば、酢酸p−アミノフェニルを溶
媒に溶解または懇濁させた液中に、所定量の酸を添加す
るか、あるいは酸を添加した溶媒中に酢酸p−アミノフ
ェニルを装入した後、所定の温度に昇温しで反応させれ
ば良い。
原料ならびに生成したp−アセチルアミノフェノールが
酸化雰囲気では熱時、着色し易い傾向にある為、好まし
くは窒素等の不活性ガス雰囲気下にするのが良い。
反応温度は低すぎると、反応速度が低下し、また高くな
りすぎると不純物の副生を誘起し易くなる為、通常は3
0〜200°C1好ましくは50−150°Cの範囲が
良い。この温度条件下に通常はおよそ30時間以内に目
的の反応がほぼ完結する。
本発明の酢酸p−アミノフェニルの異性化反応により生
成したp−アセチルアミノフェノールを反応系より単離
するには種々の一般的単離方法を採用することができる
が、−例を挙げれば以下の通りである。
反応後、目的のp−アセチルアミノフェノールが反応系
から結晶として析出する場合には必要に応して冷却後、
或いは溶媒の一部または大部分を減圧下に留去したのち
、吸引濾過等の固液分離操作にて分離、水洗し、さらに
必要に応して再結晶等の精製手段を用いて精製すればよ
い。また、反応後p−アセチルアミノフェノールの結晶
が反応系より析出しない場合には反応溶媒を減圧下に留
去し、残渣を水で処理し得られた粗製のp−アセチルア
ミノフェノールを同しく再結晶等の精製手段を用いて精
製すればよい。
〔発明の効果] 本発明の方法によれば、工業的にも製造の容易な酢酸p
−アミノフェニルから温和な条件下に、且つ高収率でp
−アセチルアミノフェノールが製造でき、原料面ならび
に工程面から考えてもp−アセチルアミノフェノールの
新しい工業的製造法となり得る方法である。それ故本願
発明の方法は、工業的に極めて価値の高い方法である。
[実施例j 以下、実施例により本発明の詳細な説明する。
尚、実施例中の高速液体クロマトグラフィーでの分析条
件は以下の通りである。
く高速液体クロマトグラフィーの条件〉カラム:  Y
MCPack A−314(ODS)6IIIIlφX
25CI(山村化学研究新製)移動相:  0.05t
mol KHtPOaaq/メタノール=6/4 (体
積比)  pH=5.5流量:  0.4 d/+++
in。
検出器: 紫外分光光度計 波長= 245nm実施例
1 50rn14ツロフラスコ(温度計・攪拌器・コンデン
サー付)に酢酸p−アミノフェニル7.50g (0,
05モル) 5ec−ブタノール15g及び酢酸600
mg (20モル%/対酢酸p−アミノフェニル)を加
え、穏やかな窒素気流下に100°Cで5時間反応させ
た。反応後、減圧下に溶媒を留去し、p−アセチルアミ
ノフェノールの粗結晶7.89gを得た。高速液体クロ
マトグラフィーにて分析の結果、ρ−アセチルアミノフ
ェノールの含有率は95%であった。収率99,9%(
対酢酸p−アミノフェニル)更に酢酸エチルを用いてこ
の固体の再結晶を行い、純白の白色結晶を得た。融点1
67〜168°C(文献(L!168〜169°C)実
施例2 5M4ツロフラスコ(温度計・攪拌器・コンデンサー付
)に酢酸p−アミノフヱニル7.50g (0,05モ
ル)、キシレン7.50 g 及びp−トルエンスルホ
ン酸1水和物951 mg (10モル%/対酢酸p−
アミノフェニル)を加え、穏やかな窒素気流下に130
°Cで3時間反応させた。冷却後、析出した結晶を吸引
?It通して単離し、さらに水洗したのち減圧下に乾燥
した。収量7.20 g、高速液体クロマトグラフィー
にて分析の結果、p−アセチルアミノフェノールの含有
率は94.7%であった。収率90.9%(対酢酸p=
ニアミノフェニル 実施例3〜8 実施例1および2に於いて、反応溶媒C種類・量)、反
応条件(温度・時間)及び触媒(種類・量)を変えて反
応を行った結果を表−1に示す。
ただし生成物の単離は反応後、減圧下に溶媒の大部分を
留去し、さらに水中で処理してろ過・乾燥する方法を採
った。
実施例9〜12 実施例1及び2に於いて触媒を酢酸、反応溶媒を5ec
−ブタノール、反応温度を100°Cに固定し、酢酸・
5ee−ブタノールの量及び反応時間をかえて反応を行
った結果を表−2に示す。
実施例13 50d4ツロフラスコ(温度計・攪拌器・コンデンサー
付)に酢酸p−アミノフェニル7.50g (0,05
モル)キシレン7.5gおよび塩化アルミニウム6水和
eo、180g (1,5モル%/対酢酸p−アミノフ
ェニル)を加え、反応塩度130°Cで2時間加熱還流
を行った。冷却後、析出した結晶を吸引濾過して単離し
、さらに、水洗した後減圧下に乾燥した。
p−アセチルアミノフェノールの粗結晶7.21 gを
得た。高速液体クロマトグラフィーにて分析の結果、p
−アセチルアミノフェノールの含有率は95.3%であ
った。収率91.6%(対酢酸p−アミノフェニル) 実施例14 50−4ツロフラスコ(温度計・攪拌器・コンデンサー
付)に酢酸ρ−アミノフェニル7.50g (0,05
モル)、n−ブタノール7.50 gおよび四塩化チタ
ン0.14g (1,5モル%/ 対酢酸ρ−アミノフ
ェニル)を加え、窒素雰囲気下に100°Cで5時間反
応させた。
反応後、減圧下に濃縮し、p−アセチルアミノフェノー
ルの粗結晶7.79 gを得た。高速液体クロマトグラ
フィーにて分析の結果、p−アセチルアミノフェノール
の含有率は90.3%であった。収率93.8%(対酢
酸ρ−アミノフェニル) 実施例15〜I9 実施例13および14に於いて、反応溶媒(種類・量)
、反応条件(温度・時間)及び触媒(種類・量)を変え
て反応を行った結果を表−3に示す。
(以下余白) 比較例1 50d4ツロフラスコに酢酸p−アミノフェニル7゜5
0g (0,05モル)、エチルセロソルブ15gを加
え、反応温度120°Cで5時間加熱還流を行った。反
応後、減圧下に溶媒を留去し、p−アセチルアミノフェ
ノールの粗結晶7.78gを得た。この固体を均一に粉
砕し、高速液体クロマトグラフィーにて分析の結果、p
−アセチルアミノフェノールの含有率は4166%であ
った。収率43.2%C対酢酸p−アミノフェニル) 比較例2 50−4ツロフラスコにp−アミノフェノール10.9
g (0,1モル)、酢酸6.6 g (0,11モル
)および5ec−ブタノール30−を加え、反応温度1
02〜103°Cで8時間加熱還流を行った。反応後、
溶媒を留去し、p−アセチルアミノフェノールの粗結晶
11.8gを得た。この固体を均一に粉砕し、高速液体
クロマトグラフィーにて分析の結果、ρ−アセチルアミ
ノフェノールの含有率は25.7%であった。収率20
.1%(対p−アミノフェノール)比較例3 50−4ツロフラスコに酢酸p−アミノフェニル7゜5
0g (0,05モル)を装入し、反応温度80°Cに
て溶融後、同温度で5時間保った。得られた粗結晶は7
.45gであった。この固体を均一に粉砕し、高速液体
クロマトグラフィーにて分析の結果、p−アセチルアミ
ノフェノールの含有率は40.6%であった。
収率40.3%(対酢酸p−アミノフェニル)
【図面の簡単な説明】
図−1はエチルセロソルブ中、120°Cでの酢酸ρア
ミノフェニルの異性化速度を追跡したものである。 図−2は5ec−ブタノール中、酢酸p−アミノフェニ
ルに対して10モル%の酢酸存在下に、100°Cで酢
酸p−アミノフェニルを異性化した際のp−アセチルア
くノフェノールの生成速度を追跡したものである。 図−3は5ec−ブタノール中、酢酸p−アミノフェニ
ルに対して5モル%のリン酸存在下および不存在下に、
100°Cで酢酸p−アミノフェニルを異性化した際の
p−アセチルアミノフェノールの生成速度を追跡したも
のである。 図−4は5ec−ブタノール中、102〜103°Cで
p−アミノフェノールと酢酸とを反応させた際のp−ア
セチルアミノフェノールの生成速度を追跡したものであ
る。 〔反応条件〕 酢酸P−アミノフェニル エチルセロソルフ 反応温度 120°C 0,05mo1 5  g

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、酢酸p−アミノフェニルを酸の存在下に異性化する
    ことを特徴とするp−アセチルアミノフェノールの製造
    法。 2、酸が有機酸または無機酸である請求項1記載の製造
    法。 3、有機酸がカルボン酸またはスルホン酸である請求項
    1記載の製造法。 4、無機酸がプロトン酸、ルイス酸またはヘトロポリ酸
    である請求項1記載の製造法 5、酸が脂肪族カルボン酸である請求項1記載の製造法 6、脂肪族カルボン酸が酢酸である請求項1記載の製造
JP2308578A 1989-12-27 1990-11-16 p―アセチルアミノフェノールの製造法 Expired - Fee Related JP2801391B2 (ja)

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