JPH03236130A - 合金型温度ヒユーズ - Google Patents

合金型温度ヒユーズ

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JPH03236130A
JPH03236130A JP3340190A JP3340190A JPH03236130A JP H03236130 A JPH03236130 A JP H03236130A JP 3340190 A JP3340190 A JP 3340190A JP 3340190 A JP3340190 A JP 3340190A JP H03236130 A JPH03236130 A JP H03236130A
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西出 律
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は合金型温度ヒユーズに関するものである。
〈従来の技術〉 温度ヒユーズは、保護すべき電気機器が過電流により発
熱すると、その発生熱により作動して電気機器への通電
を遮断し、当該電気機器の損傷を未然に防止し、ひいて
は、火災の発生を事前に防止するものであり、合金型と
ベレット型とに大別できる。前者の合金型温度ヒユーズ
においては、フラックスを塗布せる低融点可溶合金片を
ヒユーズエレメントに使用し、過電流に基づ(電気機器
の発熱によりヒユーズエレメントを溶断し、機器への通
電を遮断するものであって、その作動機構は、低融点可
溶合金片が溶融し、各リード導体端を核として溶融金属
がその表面張力により球状化し、この球状化の進行によ
って溶融金属が分断されることにある。この場合、フラ
ンクスは低融点可溶合金片の表面酸化を防止し、低融点
可溶合金片の表面に万一酸化皮膜が存在しても、加熱に
よる活性のために、この酸化皮膜を可溶化し、上記球状
化分断を保証する作用を営む。
従来、合金型温度ヒユーズのヒユーズエレメントとして
は、(I)P b : 61〜65重1%、Sn:35
〜39[2%からなる5n−Pb糸、(I1)S n 
: 16〜2 CHit量%、(V)、Sn:44〜3
4重量%、B i : 48〜52jlEjt%からな
る5n−PbBi系、([[I)S n : 46〜5
03II%、Pb:13〜19重量%、ln:33〜3
91XIL量%からなる5n−Pb−In系、(IV)
S n : 48〜52重に%、Pb : 30〜34
重量%、Cd:16〜20重量%からなる5n−Pb−
Cd系、(V) Sn : 44〜48ffi1%、I
 n : 48〜521E1%、BI:2−6重量%か
らなるSn−[n−B1系、(Vl)、S n : 4
4〜48重量%、Pb:28〜32璽量%、Cd : 
14〜18重量%、In55〜9重景%からなる5n−
Pb−Cd−In系(■)、Sn : 11−15重量
%、Bi:48〜29重量%、Bi:48〜52重量%
、Pb:13〜12重蓋%、からなる5n−Pb−B 
i −Cd系が公知である。これら公知の温度ヒユーズ
用エレメントにおいては、固相線温度と液相線温度とが
実質上、−敗し、この液相線温度で温度ヒユーズを作動
させている。
〈解決しようとする課題〉 而して、ヒユーズエレメントがこの液相線温度に達する
と、固相のヒユーズエレメントが溶融し、液相となり、
この液相が表面張力によって上記の球状化分断を行うが
、その液相化はヒユーズエレメント(線状)の外周から
中心部に向かって生じていき、中心部までが完全に液相
化されてから、上記の球状化分断が開始される。
しかしながら、上記合金をヒユーズエレメントとする従
来の合金型温度ヒユーズにおいては、ヒユーズエレメン
ト表面が液相線温度に加熱されたのち球状化分断するま
でに要する時間が長く、その時間の短縮化が望まれてい
る。
本発明の目的は、合金型温度ヒユーズにおいて、ヒユー
ズエレメント表面が液相線温度に加熱されたのち球状化
分断するまでに要する時間の短縮化を図ることにある。
〈課題を解決するための手段〉 本発明に係る合金型温度ヒユーズは、(Il、Sn:6
1〜65重量%、Pb : 35〜39宣量%、([)
、S n : 16〜20重量%、(V)、Sn:44
〜34束量%、Bi:4B〜52重量%、(Ill)、
S n : 46〜50MI量部、Pb:13〜19重
量%、ln:33〜391を量%、(IV)、S n 
: 48〜521tf量%、(V)、Sn:44〜34
重量%、Cd16〜20重量%、(V)、Sn : 4
4〜48重量%、In:48〜52亀景%、Bi :2
〜6重量%、 (Vl)、S n : 44〜48重量%、Pb:28
〜32重量%、Cd:14〜18束量%、In:5〜9
重量%、 (■)、Sn :  1 1〜151E1%、Bi:4
8〜293mM %、 Bi  二 4 B〜51!W
 %、 Pb:13〜12重量%、 の何れかの低融点合金に、Cu、Sb、、Bi、Cd、
InまたはAgの何れかの1種または2棟以上であって
、かつ当該合金の成分以外の金属を1重量%以下添加し
てなる合金をヒユーズエレメントとすることを特徴とす
る構成である。
本発明において、Cu、Sb、B i、Cd、In、A
g等を冷加する理由は、各合金において、固相線温度と
液相線温度とに差を生じさせるか、または差を拡大する
ことにある。各合金系の添加金属をCu、、Sb、Bi
%Cd、In、Agで、かつ添加量を1重量%以下に限
定した理由は、各合金糸の液相線温度を充分に保持して
、各合金系ヒユーズエレメントの作動温度を維持するた
めである。
〈作用〉 本発明の構成によれば、作動温度に達した瞬時、ヒユー
ズエレメントの表面部が液相線温度になるが、エレメン
ト中心部の温度は固相線温度と液相線温度との間にあっ
て、その相状態は、合金組成低融点側成分の融液中に高
融点側成分の微小結晶が共存している状態であり、固相
に較べて著しく強度が低く、ヒユーズエレメント全体が
液相化しなくてもある程度の深さまで液相化が進行する
と、この液相の表面張力のためにその深さよりも内部の
上記の共存状態部分が破断されて、溶融ヒユーズエレメ
ントの球状化が開始されるのである。
〈実施例の説明〉 以F、図面により本発明を説明する。
第1図は本発明の一実施例をボす縦断面図である。第1
図において、1.1は一対のリード線である。2はリー
ド線間に溶接により橋設したヒユーズエレメントである
。3はヒユーズエレメント上に塗布したフラックスであ
る。4はヒユーズエレメント上に被せた絶縁筒であり、
例えば、セラミックス管を使用することができる。5.
5は絶縁筒各端と各リード線との間を封止せる硬化性樹
脂、例えばエポキシ樹脂である。
上記ヒユーズエレメントには、(I)、S n : 6
1〜65重量%、Pb : 35〜39車景%、重量%
、Pb : 16〜20重置%、(V)、Sn:44〜
34重量%、Bi:48〜52重量%、(Ill)、S
 n : 46〜50重1%、Pb:13〜19重量%
、In:33〜39重量%、 (IV)、 3口;48〜52重量%、(V)、Sn:
44〜34重量%、 (V)、5 n : 44〜48重量%、In:48〜
52重量%、Bi :2〜6重量%、 (Vl)、Sn : 44〜4831量%、Pb:28
〜32重量%、Cd : 14〜18重量%、In:5
〜9重量%、 の何れかの低融点可溶合金に、Cu、Sb、Bi、Cd
、InまたはAgの何れかの1捜または2種以上であっ
て、かつ当該合金の成分以外の金属を1jk1%以下添
加してなる合金を使用している。
上記−度ヒユーズは、保護すべき電気機器に取着して使
用する。この取着状態において、電気機器が過電流のた
めに発熱し、許容温度限度にまで加熱されると、ヒユー
ズエレメントの表面が液相化されて、この液相化がエレ
メント内部に拡がっていき前述した表面張力による分断
が開始される。
この場合、本発明に係る温度ヒユーズにおいては、ヒユ
ーズエレメントとして、Cu、Sb、Bi。
Cd、InまたはAgの何れかの1411または2棟以
上であって、かつ当該合金の成分以外の金属を添加する
ことにより液相線温度と固相線温度とに差をつけたもの
を用いて、固相から液相に至る間に中間相を存在させて
おり、ヒユーズエレメント表面が液相になったとき、そ
の液相線温度よりやや低いヒユーズエレメント中心部が
中間相状態にあり、この中間相は、融液に微小結晶が共
存した状態にあって、この共存状態の強度が−めて低い
ので、ヒユーズエレメントがある程度の深さまで液相化
されれば、その液相の球状化表面張力のために、ヒユー
ズエレメント中心部の上記の共存状態部分が破断され、
ヒユーズエレメント全体が液相化される以前に分断が開
始され、それだけ早く電流を遮断できる。
次に本発明の各種実施例を比較例との対比のもとで説明
する。
実施例並びに比較例において使用した温度ヒユーズの型
式は、第1図に示す直線タイプであり、ヒユーズエレメ
ントの長さは3m、直径は0.6■とし、リード線には
、直径0.5陶の銅線を用い、絶縁筒には内径(直径)
1.4髄、厚さ0゜3mのセラミックス管を用い、封止
実施にはエポキシ樹脂を、フラックスには、ジメチルア
ミン塩酸塩を1m1t%添加W−Wロジンを使用した。
実施例1〜6 何れの実施例においても、Pb : 37重量%、Sn
 : 63重量%の低融点可溶合金(I)をベースとし
、実施例1ではBiを、実施例2ではInを、実施例3
ではcdを、実施例4ではSdを、実施例5ではCuを
、実施例6ではAgをそれぞれ0゜5重量%添加してな
る合金をヒユーズエレメントとして使用した。
実施例7 上記の低融点可溶合金(I)をヘースとし、Bi、In
、Cd、Sb、Cu、Agをそれぞれ0. 1重量%添
加してなる合金をヒユーズエレメントとして使用した。
比較例1 上記の低融点可溶合金(I)をヒユーズエレメントとし
て使用した。
上記実施例1〜7並びに比較例1につき、温度188°
Cのオイルハス中に浸漬し、浸漬直後から分断までの時
間を測定したところ、実施別品においては何れも1.5
〜2.0秒であったが、比較別品では4.5〜4.0秒
で、実施別品は比較別品よりも短時間であった。
実施例8〜13並びに比較例2 低融点用l容合金としてPb : 32重蓋%、Sn:
1B屯重量、Bi:50重蓋%を用い、各実施例におけ
る添加金属量(車量%うを第1表の通りとした。
第  1  表 これらの実施別品並びに比較別品につき、オイルバス温
度もlI[)’Cとし、浸漬から分断までの時間を測定
したところ、比較別品では5.0〜8゜0秒であったが
、実施別品ではすべて3.0秒以下であった。
実施例14〜19並びに比較例3 低融点可溶合金としてPb:16.51E1%、Sn:
4n重量%、In:35.51f1%を用い、各実施例
における添加金属量(重量%)を第2表の通りとした。
第2表 第3表 これらの実施別品並びに比較別品につき、オイルバス温
度を140°Cとし、浸漬から分断までの時間を測定し
たところ、比較別品では4.0〜7゜0秒であったが、
実施別品ではすべて3.0秒以下であった。
実施例20〜25並びに比較例4 低融点可溶合金としてPb : 32重蓋%、Sn:5
0重蓋%、Cd:18重量%を用い、各実施例における
添加金属量(車量%)を第3表の通りとした。
バス温度を160°Cとし、浸漬から分断までの時間を
測定したところ、比較別品では4.0〜7.0秒であっ
たが、実施別品ではすべて3.0秒以下であった。
実施例26〜30並びに比較例4 低融点可溶合金としてSn:46Elit%、1n:5
01L11%、Bi:4重量%を用い、各実施例におけ
る添加金1ilIi蓋(重量%)を第4表の通りとした
第4表 第5表 これらの実施別品並びに比較別品につき、オイルハス温
度を120°Cとし、浸漬から分断までの時間を測定し
たところ、比較別品では5.0〜860秒であったが実
施別品ではすべて3.0秒以下であった。
実施例31〜35並びに比較例5 低融点可溶合金として(V)、Sn:44m1%、Sn
:46皇量%、Cd:161E量%:Inニアjlt量
%、を用い、各実施例における添加金属量(重量%)を
第5表の通りとした。
これらの実施別品並びに比較別品につき、オイルバス温
度を140°Cとし、浸漬から分断までの時間を測定し
たところ、比較別品では6.0〜12.0秒であったが
実施別品ではすべて4.0秒以下であった。
実施例36〜40並びに比較例6 低融点可溶合金としてPbllltl%、Sn:13重
量%、Cd:10重量%二Bi:50重量%、を用い、
各実施例における添加金属量<*量%)を第6表の通り
とした。
第6表 これらの実施別品並びに比較別品につきオイルバス温度
を80°Cとし、浸漬から分断までの時間を測定したと
ころ、比較別品では660〜11゜0秒であったが実施
別品ではすべて4.0秒以下であった。
本発明の適用範囲は、上記した直線タイプに限定される
ものではない0例えば、第2図に示すように、平行な一
対のリード線1.1の先端部にヒユーズエレメント2を
溶接により橋設し、ヒユーズエレメント上にブランクス
3を塗布し、一端開口の絶縁ケース4をヒユーズエレメ
ント上に被せ、ケース4の一端開口41とリード線1.
1との間を硬化性樹脂5で封止する型式、第3図に示す
ように、平行な一対のリード性!線1の先端部にヒユー
ズエレメント2を溶接により橋設し、ヒユーズエレメン
ト上にフラックス3を塗布し、これらの外部に硬化性樹
脂5をデツピング架装する型式、或いは第4図に示すよ
うに、耐熱性の絶縁基板6の片面上に一対の11り状電
極7.7を設け、各’iiE揄7にり一1゛綿lをハン
ダ付けし、これら電極間にヒユーズエレメント2を溶接
により橋設し、ヒユーズエレメント上にフラックス3を
塗布し、絶縁基板の片面上に硬化性樹脂5をモール]′
被1Wする型式等を使用できる。
〈発明の効果〉 本発明に係る合金型温度ヒユーズは上述した通りの構成
であり、従来のヒユーズエレメントに対し、液相線温度
がほぼ等しく、この液相線温度と同相線温度とに差を付
けたヒユーズエレメントを使用しているので、ヒユーズ
エレメント全体の液相化を待たすにエレメント表面から
ある程度の深さまで液相化が進んだ段階でエレメントを
分断させ得、ヒユーズエレメントの分断をそれだけ早く
行わしめ得る。従って、温度ヒユーズの電流遮断速度を
高速化でき、保護すべき機器の損傷度をそれだけ軽度に
とどめ得る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図並ひに第4図はそれぞれ本発明
の実施例を示す説明図である。 2・・・・・・ヒユーズエレメント。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ( I )、Sn:61〜65重量%、Pb:35〜39
    重量%、 (II)、Sn:16〜20重量%、Pb:30〜34重
    量%、Bi:48〜52重量%、(III)、Sn:46
    〜50重量%、Pb:13〜19重量%、In:33〜
    39重量%、 (IV)、Sn:48〜52重量%、Pb:30〜34重
    量%、Cd:16〜20重量%、(V)、Sn:44〜
    48重量%、In:48〜52重量%、Bi:2〜6重
    量%、 (VI)、Sn:44〜48重量%、Pb:28〜32重
    量%、Cd:14〜18重量%、In:5〜9重量%、 (VII)、Sn:11〜15重量%、Pb:25〜29
    重量%、Bi:48〜52重量%、Cd:8〜12重量
    %、 の何れかの低融点合金に、Cu、Sb、Bi、Cd、I
    nまたはAgの何れか1種または2種以上であって、か
    つ当該合金の成分以外の金属を1重量%以下添加してな
    る合金をヒューズエレメントとすることを特徴とする合
    金型温度ヒューズ。
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