JPH03234058A - 半導体集積回路装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置及びその製造方法

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JPH03234058A
JPH03234058A JP2030454A JP3045490A JPH03234058A JP H03234058 A JPH03234058 A JP H03234058A JP 2030454 A JP2030454 A JP 2030454A JP 3045490 A JP3045490 A JP 3045490A JP H03234058 A JPH03234058 A JP H03234058A
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修二 池田
Satoshi Meguro
目黒 怜
Soichiro Hashiba
橋場 総一郎
Isamu Kuramoto
倉本 勇
Atsuyoshi Koike
淳義 小池
Katsuro Sasaki
佐々木 勝朗
Koichiro Ishibashi
孝一郎 石橋
Toshiaki Yamanaka
俊明 山中
Naotaka Hashimoto
直孝 橋本
Nobuyuki Moriwaki
信行 森脇
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体集積回路装置に関し、特に、S RA
M(Static Random Access Me
mory)を有する半導体集積回路装置に適用して有効
な技術に関するものである。 〔従来の技術〕 揮発性の半導体記憶装置としてのSRAMは相補型デー
タ線とワード線との交差部にメモリセルを配置する。メ
モリセルはフリップフロップ回路及び2fMの転送用M
 I S FETで構成される。転送用MISFETは
、フリップフロップ回路の入出力端子に一方の半導体領
域を接続し、相補性データ線に他方の半導体領域を接続
する。この転送用MISFETは、ゲート電極をワード
線に接続し、このワード線で導通、非導通を制御する。 フリップフロップ回路は、情報蓄積部として構成され、
2個の駆動用MISFET及び2個の負荷用抵抗素子で
構成される。駆動用MISFETは、一方の転送用MI
SFETの一方の半導体領域にドレイン領域を接続し、
基準電圧線(ソース線)にソース領域を接続する。駆動
用MISFETのゲート電極は他方の転送用M I S
 FETの一方の半導体領域に接続される6負荷用抵抗
素子は、一方の転送用MISFETの一方の半導体領域
に一端側を接続し、電源電圧配線(ソース線)にソース
領域を接続する。この種のSRAMのメモリセルは、駆
動用MISFETの上部に負荷用抵抗素子を配置し、メ
モリセルの占有面積を縮小できるので、SRAMの高集
積化を図れる。メモリセルには1[bit]の情報が記
憶できる。 SRAMは情報の大容量化を図ることを目的として高集
積化がなされる。このSRAMの高集積化に最適な技術
が特開昭63−193558号公報に記載される。この
技術は、メモリセルの一方の転送用MISFETの一方
の半導体領域と一方の駆動用MISFETのドレイン領
域とを一体に構成する。一方の転送用MISFET、一
方の駆動用M I S FETの夫々のゲート長方向は
一致される。同様に、メモリセルの他方の転送用MIS
FETの一方の半導体領域と他方の駆動用MISFET
のドレイン領域は一体に構成される。他方の転送用MI
SFETは一方の駆動用MISFETにそのゲート幅方
向において対向させて配置される。他方の駆動用MI 
S FETは一方の転送用MISFETにそのゲート幅
方向において対向させて配置される。つまり、メモリセ
ルは、一方の転送用MISFET及び駆動用MISFE
T、他方の転送用MISFET及び駆動用MISFE、
Tの夫々の平面形状が、両者間の中心点に対して互いに
点対称形状で構成される。一方の駆動用MISFETの
ゲート電極は、その一端をゲート幅方向に延在し、他方
の転送用MI S FETの一方の半導体領域及び他方
の駆動用MISFETのドレイン領域に接続される。同
様に、他方の駆動用MI 5FETのゲート電極は、そ
の一端をゲート幅方向に延在し、一方の転送用MISF
ETの一方の半導体領域及び一方の駆動用MISFET
のドレイン領域に接続される。一方の駆動用MISFE
T、他方の駆動用MISFETの夫々のゲート電極は同
一導電層(製造プロセスにおいて同一製造工程)で構成
される。これらの接続構造はメモリセル内の交差配線構
造を構成する。前記一方の転送用M I S FET、
他方の転送用MISFETの夫々のゲート電極は、同一
導電層で構成され。 前記駆動用MISFETのゲート電極と別の上層に(製
造プロセスにおいて別の製造工程で)形成される。メモ
リセルに接続されるワード線は転送用MISFETのゲ
ート電極と同一導電層で構成されかつそれに一体に構成
される。このワード線は、メモリセル間において、メモ
リセルの転送用MISFET、駆動用MISFETの夫
々のゲート幅方向と同一方向に延在する。メモリセルの
一方の転送用MISFET、他方の転送用MISFET
の夫々は互いに点対称で配置されるので、ワード線は、
メモリセル内において、前記延在する方向と交差する方
向(ゲート長方向)に引き回される。 このワード線は、一方の転送用MISFET及び駆動用
MISFETと他方の転送用MISFET及び駆動用M
ISFETとの間の素子分離絶縁膜上に延在する。 この公報に記載された技術は、メモリセルの駆動用MI
SFETのゲート電極、ワード線の夫々を別々の導電層
で構成し、両者が重ね合せられるので、メモリセルの占
有面積を縮小し、SRAMの高集積化を図れる。 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明者は、SRAMの開発に先立ち、次の問題点が生
じることを見出した。 (1)前記ワード線は、メモリセル内において、交差配
線構造を構成する駆動用M I S FETのゲート電
極の一端側の延在部分と交差する。しかしながら、メモ
リセルの一方の転送用MISFET及び駆動用MISF
ETと他方の転送用MISFET及び駆動用MISFE
Tとの間には前記ワード線を引き回す領域が必要となる
。このため、メモリセル内にワード線を引き回す領域に
相当する分、メモリセルの占有面積が増加するので、S
RAMの集積度が低下する。 (2)また、前記ワード線は、メモリセル間を延在する
方向、メモリセル内を引き回す方向の夫々が相違する。 このため、メモリセルアレイを延在する前記ワード線の
実効的な長さが長くなり、ワード線の抵抗値が増大する
ので、メモリセルの情報の書込み動作、情報読出し動作
が遅くなり、SRAMの動作速度が低下する。 (3)また、通常、前記メモリセルは、βレシオを稼ぐ
目的で、転送用MISFETのゲート幅寸法に比べて駆
動用MISFETのゲート幅寸法を大きく構成する。メ
モリセル内において、一方の転送用MISFET及び駆
動用MISFET、他方の転送用MISFET及び駆動
用MISFETの夫々のゲート幅方向の離隔寸法はゲー
ト幅寸法が大きい一方、他方の夫々の駆動用MISFE
T間の離隔寸法で律則される。つまり、駆動用MISF
ETのゲート幅寸法との差に相当する分、−方、他方の
夫々の転送用MISFET間の離隔寸法内に無駄な空領
域が発生する。このため、メモリセルの占有面積が増大
し、SRAMの集積度が低下する。 (4)また、前記メモリセルは、転送用MISFET、
駆動用MISFETの夫々のゲート電極を別々の導電層
で構成するので、段差形状が大きくなる。この段差形状
は、上層の導電層例えばデータ線の下地絶縁膜の表面の
段差形状として成長し、データ線に断線不良を生じるの
で、SRAMの電気的信頼性が低下する。 (5)また、前記メモリセルは転送用MISFET、駆
動用MISFETの夫々のゲート電極を別々の製造工程
で形成するので、SRAMの製造プロセスが全体に増加
する。 本発明の目的は下記のとおりである。 (1)SRAMを有する半導体集積回路装置において、
集積度を向上することが可能な技術を提供することにあ
る。 (2)SRAMを有する半導体集積回路装置において、
動作速度の高速化を図ることが可能な技術を提供するこ
とにある。 (3)SRAMを有する半導体集積回路装置において、
動作上の信頼性を向上することが可能な技術を提供する
ことにある。 (4)SRAMを有する半導体集積回路装置において、
消費電力を低減することが可能な技術を提供することに
ある。 (5)SRAMを有する半導体集積回路装置において、
耐ソフトエラー耐圧を向上することが可能な技術を提供
することにある。 (6)SRAMを有する半導体集積回路装置において、
電気的信頼性を向上することが可能な技術を提供するこ
とにある。 (7)SRAMを有する半導体集積回路装置において、
静電気破壊耐圧を向上することが可能な技術を提供する
ことにある。 (8)SRAMを有する半導体集積回路装置において、
製造プロセス上の歩留りを向上することが可能な技術を
提供することにある。 (9)SRAMを有する半導体集積回路装置において、
製造プロセスの製造工程数を低減することが可能な技術
を提供することにある。 (10)前記(1)乃至(9)の目的のうち、2つ以上
の目的を同時に達成することが可能な技術を提供するこ
とにある。 本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろ
う。 〔課題を解決するための手段〕 本願において開示される発明のうち、代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。 (1)外部端子とMISFETで形成される入出力段回
路との間にMISFETで形成される静電気破壊防止回
路を配置し、メモリセルを駆動用MISFET及び転送
用MISFETで構成するSRAMを有する半導体集積
回路装置において、前記メモリセルの転送用MISFE
TをLDD構造で構成すると共に、前記駆動用MISF
ETを2重ドレイン構造で構成し、前記静電気破壊防止
回路のMISFETの前記外部端子に直接々続されるド
レイン領域、又は入出力段回路のMISFETの前記外
部端子に直接々続されるドレイン領域を2重ドレイン構
造で構成する。 (2)外部端子とMISFETで形成される入出力段回
路との間にMISFETで形成される静電気破壊防止回
路を配置し、メモリセルを駆動用MISFET及び転送
用MISFETで構成するSRAMを有する半導体集積
回路装置の形成方法において、前記メモリセルの駆動用
MISFET、前記静電気破壊防止回路の前記外部端子
に直接々続されるドレイン領域を持つMISFET又は
入出力段回路の前記外部端子に直接々続されるドレイン
領域を持つMISFETの夫々を形成する工程と、前記
メモリセルの転送用MISFETを形成する工程とを備
える。 (3)ワード線で制御される転送用MISFET及び駆
動用MISFETでメモリセルが構成され、このメモリ
セルの情報書込み動作、情報の保持動作、情報読出し動
作を制御する周辺回路をMISFETで構成するSRA
Mを有する半導体集積回路装置において、前記転送用M
ISFETのゲート電極及びそれに接続されるワード線
を、前記駆動用MISFETのゲート電極に比べて比抵
抗値が小さい材料で構成し、前記周辺回路のMISFE
Tのゲート電極を前記転送用MISFETのゲート電極
と同一導電層で構成する。 (4)前記手段(3)のメモリセルの転送用MISFE
T、周辺回路のM I S FETの夫々はLDD構造
で構成し、前記メモリセルの駆動用MISFETは2重
ドレイン構造で構成される。 (5)ワード線で制御される転送用MI S FET及
び駆動用MISFETでメモリセルが構成され、このメ
モリセルの情報書込み動作、情報の保持動作、情報読出
し動作を制御する周辺回路をMISFETで構成するS
RAMを有する半導体集積回路装置の形成方法において
、前記メモリセルの駆動用MISFETを形成する工程
と、前記メモリセルの転送用MISFETを形成すると
共に、周辺回路のMISFETを形成する工程とを備え
る。 (6)メモリセルに電源を供給する第1電源配線が、メ
モリセルアレイの周辺部分で、第1電源配線の上層に層
間絶縁膜を介在させて設けられた第2電源配線に接続さ
れるSRAMを有する半導体集積回路装置の形成方法に
おいて、基板上の前記メモリセルアレイの周辺部分に半
導体領域又は導電層を形成する工程と、この半導体領域
又は導電層上を含む基板全面に第1層間絶縁膜を形成す
る工程と、この第1層間絶縁膜の前記半導体領域又は導
電層の一部の領域上を除去し、第1接続孔を形成する工
程と、前記第1層間絶縁膜上に前記第1接続孔を通して
半導体領域又は導電層の一部の領域に接続される第1電
源配線を形成する工程と、前記第1電源配線上を含む基
板全面に第2層間絶縁膜を形成する工程と、この第2層
間絶縁膜及び前記第1層間絶縁膜の前記半導体領域又は
導電層の他部の領域上を除去し、第2接続孔を形成する
工程と、前記第2層間絶縁膜上に前記第2接続孔を通し
て半導体領域又は導電層の他部の領域に接続される第2
電源配線を形成する工程とを備える。 (7)前記手段(6)の半導体領域を形成する工程は、
前記メモリセルアレイの周辺領域に配置された周辺回路
のMISFETのソース領域、ドレイン領域の夫々を形
成する工程と同一製造工程で形成される。 〔作  用〕 上述した手段(1)によれば、前記メモリセルの駆動用
MISFETの単位コンダクタンスを転送用MISFE
Tの単位コンダクタンスに比べて大きくし、実効的なβ
レシオを大きくできるので、駆動用MISFETの占有
面積を縮小してメモリセルの占有面積を縮小でき、SR
AMの集積度を向上できると共に、前記LDD構造に比
べて、静電気破壊防止回路のMISFETのドレイン領
域でのpn接合耐圧を高くできるので、静電気破壊防止
回路の静電気破壊耐圧を向上し、SRAMの静電気破壊
を防止できる。また、前記実効的なβレシオを大きくし
、メモリセルの情報蓄積ノードに保持された情報の安定
性を向上できるので、メモリセルの誤動作を低減し、S
RAMの動作上の信頼性を向上できる。 上述した手段(2)によれば、前記メモリセルの2重ド
レイン構造を採用する駆動用MISFETを形成する工
程と同一製造工程で、前記静電気破壊防止回路のMIS
FET又は入出力段回路のMISFETを形成できるの
で、この静電気破壊防止回路のMISFET又は入出力
段回路のMISFETを形成する工程に相当する分、S
 RAMの製造プロセスの製造工程数を低減できる。 上述した手段(3)によれば、前記メモリセルの転送用
MISFETのゲート電極及びワード線の抵抗値を低減
し、メモリセルの情報書込み動作及び情報読出し動作を
速めることができるので。 SRAMの動作速度の高速化が図れると共に、前記周辺
回路のMI 5FETのゲート電極の抵抗値を低減し、
このMISFETの動作速度を速めることができるので
、SRAMの動作速度のより高連化を図れる。 上述した手段(4)によれば、前記手段(1)の効果の
他に、前記周辺回路のLDD構造のMISFETは2重
ドレイン構造の駆動用MISFETに比べてドレイン領
域の近傍の電界強度を弱くでき、ホットキャリアの発生
量を低減できるので、前記周辺回路のMISFETの経
時的なしきい値電圧の変動を低減し、SRAMの電気的
信頼性を向上できる。 上述した手段(5)によれば、前記メモリセルの転送用
MISFETを形成する工程で、周辺回路のMISFE
Tを形成できるので、この周辺回路のMISFETを形
成する工程に相当する分、SRAMの製造プロセスの製
造工程数を低減できる。 上述した手段(6)によれば、前記第2接続孔は、vJ
記第1電源配線上でなく、この第1電源配線と異なる領
域の半導体領域又は導電層上に形成しく半導体領域又は
導電層を第2接続孔を形成する際のバッファ層として形
成し)、第2接続孔の形成に際し、オーバーエツチング
による第1電源配線の貫抜は不良を防止できるので、S
RAMの製造プロセス上の歩留りを向上できる。 上述した手段(7)によれば、前記周辺回路のMISF
ETのソース領域、ドレイン領域の夫々を形成する工程
と同一製造工程で前記半導体領域を形成できるので、こ
の半導体領域を形成する工程に相当する分、SRAMの
製造プロセスの製造工程数を低減できる。 以下、本発明の構成について、完全0MO5構造のメモ
リセルで構成されたSRAMに本発明を適用した一実施
例とともに説明する。 なお、実施例を説明するための全図において、同一機能
を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は
省略する。 〔発明の実施例〕 本発明の一実施例であるSRAMの全体の概略構成を第
3図(チップレイアウト図)で示す。 第3図に示すSRAM(半導体ペレット)1は512 
rKbit] X 8 [bit]41成を採用する4
[Mbitコの大容量で構成される。このSRAMIは
、図示しないが、DIP、SOJ等、リードが対向する
2辺に配列されるデュアルインライン方式を採用する樹
脂封止型半導体装置で封止される。SRAM1は平面形
状がスリムな長方形状で構成される。 例えばSRAMIは長方形状の長辺が17[mm]、短
辺が7[mm]で構成される。 前記SRAM1の長方形状の互いに対向する長辺に沿っ
た周辺領域の夫々には複数個の外部端子(ポンディング
パッド)BPが配置される。この外部端子BPは前述の
リード(インナーリード)に接続される。複数個の外部
端子BPの夫々には、例えばアドレス信号、チップセレ
クト信号、アウトプットイネーブル信号、ライトイネー
ブル信号、入出力データ信号の夫々が印加される。また
、外部端子BPには電源電圧Vcc、基準電圧Vssの
夫々が印加される。電源電圧Vccは例えば回路の動作
電圧5 [V]、基準電圧Vssは例えば回路の接地電
圧0[v]である。 SRAMIの中央部には4個のメモリブロックLMBが
配置される。この4個のメモリブロックLMBの夫々は
SRAM1の長方形状の長辺に沿って(第3図中、左側
の短辺から右側の短辺に向って列方向に)配置される。 4個のメモリブロックLMB夫々は、同第3図に示すよ
うに、4個のメモリブロックMBに分割される。この4
個に分割されたメモリブロックMBはメモリブロックL
MB内において列方向に配列される。 同第3図中、SRAM1の4個のメモリブロックLMB
の夫々上側にはロード回路LOADが配置される。4個
のメモリブロックLMBの夫々の下側にはYデコーダ回
路YDEC,Yスイッチ回路y−sw、センスアンプ回
路SAの夫々が配置される。4個のメモリブロックLM
Bのうち、SRAM1の長方形状の左側に配置された2
個のメモリブロックLMB間にはXデコーダ回路XDE
Cが配置される。同様に、右側に配置された2個のメモ
リブロックLMB間にはXデコーダ回路XDECが配置
される。 前記4個のメモリブロックLMBのうち、SRAMIの
最も右側に配置されたメモリブロックLMBの右側には
冗長回路SMBが配置される。 前記メモリブロックLMBを4個に分割したメモリブロ
ックMBの夫々は、第4図(要部拡大ブロック図)に示
すように、4個のメモリセルアレイMAYで構成される
。この4個のメモリセルアレイMAYの夫々はメモリブ
ロックMBにおいて列方向に配列される。つまり、SR
AMIは、4個のメモリブロックLMBの夫々を4個の
メモリブロックMBに分割し、この4個のメモリブロッ
クMBの夫々を4個のメモリセルアレイMAYで構成し
たので、合計、64個のメモリセルアレイMAYを配置
する。この64個のメモリセルアレイMAYは列方向に
配列される。 前記1個のメモリセルアレイMAYは、第6図(要部拡
大ブロック図)に示すように、さらに4個のメモリセル
アレイSMAYに分割される。この4個に分割されたメ
モリセルアレイSMAYの夫々は列方向に配列される。 メモリセルアレイSMAYは列方向(ワード線延在方向
)に配列された16個のメモリセルMCで構成される。 つまり、1個のメモリセルアレイMAYは、列方向に1
6個のメモリセルMCを配列した4個のメモリセルアレ
イSMAYを配置するので、合計、64個(64[bi
t] )のメモリセルMCを配列する。また、1個のメ
モリセルアレイMAYは、行方向(相補性データ線延在
方向)に1028個(1028[bit] )のメモリ
セルMCを配列する0行方向に配列された1028個の
メモリセルMCのうち、1024個(1024[bit
] )は正規のメモリセルMCとして構成し、4個(4
[bit] )は冗長用のメモリセルMCとして構成さ
れる。 前記第4図に示すように、メモリブロックMB内の左側
の2個のメモリセルアレイMAYと右側の2個のメモリ
セルアレイMAYとの間にはワードデコーダ回路WDE
Cが配置される。第3図に示すSRAM1の左側に配置
された2個のメモリブロックLMBの合計8個のメモリ
ブロックMBのワードデコーダ回路WDECは、この2
個のメモリブロックLMB間に配置されたXデコーダ回
路XDECで選択される。同様に、右側に配置された2
個のメモリブロックLMBの合計8個のメモリブロック
MBのワードデコーダ回路WDECは、この2個のメモ
リブロックLMB間に配置されたXデコーダ回路XDE
Cで選択される。つまり、1個のXデコーダ回路XDE
Cは8個のメモリブロックMBの合計8個のワードデコ
ーダ回路WDECのうちの1つを選択する。 第6図に示すように、ワードデコーダ回路WDECはメ
インワード線MWLを介してXデコーダ回路XDECで
選択される。また、ワードデコーダ回路WDECはそれ
毎に配置されたアドレス信号線ALで選択される。前記
メインワード線MWLは、メモリセルアレイMAY上を
列方向に延在し、4個(4[bit] )のメモリセル
MC毎に行方向に複数本配置される。つまり、メインワ
ード線MWLは、1個のメモリブロックMBにおいて、
ワードデコーダ回路WDCの右側に配置された2個のメ
モリセルアレイMAYの512個のメモリセルMC1左
側に配置された2個のメモリセルアレイMAYの512
個のメモリセルMC1合計1024個のメモリセルMC
を選択する。アドレス信号線ALは、行方向に延在し、
列方向に複数本配置される。アドレス信号線ALは、メ
モリブロックMBにおいて、ワードデコーダ回路WDE
Cの右側に配置された2個のメモリセルアレイMAYの
メモリセルMCを選択するのに8本、左側に配置された
2個のメモリセルアレイMAYに配置された2個のメモ
リセルアレイMAYのメモリセルMCを選択するのに8
本、合計16本配置される。 前記第4図及び第6図に示すように、メモリブロックM
Bにおいて、ワードデコーダ回路WDECは、4個のメ
モリセルアレイMAYのうちの1つのメモリセルアレイ
MAY上を延在する第1ワード線WLI及び第2ワード
線WL2を選択する。 第1ワード線WLI及び第2ワード線WL2はメモリセ
ルアレイMAY毎(4個のメモリセルフ1ギ8 1、第2ワード線WL2の夫々は互いに離隔し、かつ実
質的に平行に列方向に延在する。この第1ワード!WL
I及び第2ワード線WL2は行方向に配列された1個の
メモリセルMC毎に配置される。つまり、1個のメモリ
セルMCには同一選択信号が印加される2本の第1ワー
ド線WLI及び第2ワード線WL2が延在する。 前記ワードデコーダ回路WDECの右側に配置された2
個のメモリセルアレイMAYのうち、ワードデコーダ回
路WDEC側のメモリセルアレイMAYを延在する第1
ワード線WLl及び第2ワード線WL2は第2サブワー
ド線5WL2を介してワードデコーダ回路WDECで選
択される。ワードデコーダ回路WDECから離れたメモ
リセルアレイMAYを延在する第1ワード線WLI及び
第2’7−ド、l1WL2は第1サブワード線SWL 
1を介してワードデコーダ回路WDECで選択される。 第1サブワード線5WLI、第2サブワード線5WL2
の夫々は互いに離隔し、かつ平行に列方向に延在する。 第1サブワード線5WLI及び第2サブワード線5WL
2は、前記第1ワード線WLI及び第2ワード線WL2
と同様に、行方向に配列された1個のメモリセルMC毎
に配置される。前記第1サブワード線5WL1は、1個
のメモリセルアレイMAY上を延在し、その他のメモリ
セルアレイMAYに配置された第1ワード線WL1及び
第2ワード線WL2とワードデコーダ回路WDECとを
接続する。ワードデコーダ回路WDECの左側に配置さ
れた2個のメモリセルアレイMAYの夫々には右側と同
様に第1ワード線WL1及び第2ワードmWL2が配置
される。この第1ワード線WL1及び第2ワード4!W
L2は第1サブワード線5WL1又は第2サブワード線
5WL2を介してワードデコーダ回路WDECに接続さ
れる。なお、本発明は、第2サブワード線5WL2の長
さが第1サブワード線5WLIに比べて短いので、この
第2サブワード線5WL2tt廃止し、第1ワード線W
LI及び第2ワード、1iWL2を直接ワードデコーダ
回路WDECに接続してもよい。 前記第4図に示すように、メモリブロックMBにおいて
、4個のメモリセルアレイMAYの夫々の上側には夫々
毎に分割されたロード回路LOADが配置される。4個
のメモリセルアレイMAYの夫々の下側には夫々毎に分
割されたYデコーダ回路YDEC及びYスイッチ回路y
−swが配置される。また、4個のメモリセルアレイM
AYの夫々の下側には夫々毎に分割されたセンスアンプ
回路SAが配置される。このセンスアンプ回路SAは、
1個のメモリセルアレイMAYに対して4個配置され、
4 [bitlの情報を一度に出力できる。 前記ワードデコーダ回路WDECの下側にはコントロー
ル回路CCが配置される。また、第4図に示すメモリブ
ロックMBにおいて、ワードデコーダ回路WDECの左
側、右側の夫々に配置された2個のメモリセルアレイM
AY間には、図示しないが、メモリセルアレイMAY間
を接続するつなぎセルが配置される6 前記第4図及び第6図に示すように、メモリブロックM
Bにおいて、メモリセルアレイMAYには相補性データ
線DLが配置される。相補性データ線DLは、前記メイ
ンワード線MWL、サブワード線SWL、ワード線WL
の夫々の延在方向と交差(実質的に直交)する行方向に
延在する。相補性データ@DLは互いに離隔しかつ平行
に行方向に延在する第1データl1DLL及び第2デー
タ線DL2の2本で構成される。この相補性データ線D
Lは、第6図に示すように、列方向に配列されたメモリ
セルMC毎に配置される。相補性データ線DLの上側の
一端側はロード回路LOAD回路に接続される。相補性
データ線DLの下側の他端側はYスイッチ回路Y−8W
回路を介してセンスアンプ回路SAに接続される。 前記第3@に示すSRAM1のメモリブロックLMBの
右側に配置された冗長回路SMBには、第5図(要部拡
大ブロック図)に示すように、冗長用メモリセルアレイ
MAYSが配置される。この冗長用メモリセルアレイM
AYSには前述のメモリセルアレイMAYに配置された
メモリセルMCと同一構造のメモリセルMCが複数個配
置される。 これに限定されないが、冗長用メモリセルアレイMAY
Sは、列方向に32個(32[bitl )のメモリセ
ルMCを配列し、行方向に1028個(1028[bi
t] )のメモリセルMCを配列する。 前記冗長用メモリセルアレイMAYSの上側には同第5
図に示すように冗長用ロード回路LOADが配置される
。冗長用メモリセルアレイMAYSの左側には冗長用ワ
ードデコーダ回路WDEC8が配置される。冗長用メモ
リセルアレイMAYSの下側には冗長用Yスイッチ回路
y−swが配置される。 前記メモリセルアレイMAYに配置されたメモリセルM
Cは、第7図(回路図)に示すように、ワード線WLと
相補性データIIADLとの交差部に配置される。つま
り、メモリセルMCは第1ワード線WLI及び第2ワー
ド線WL2と第1データ線DLL及び第2データ線DL
2との交差部に配置される。メモリセルMCはフリップ
フロップ回路と2個の転送用MISFETQtl及びQ
t2とで構成される。フリップフロップ回路は情報蓄積
部として構成され、このメモリセルMCは1 [bit
]の′″1″又はII OtT情報を記憶する。 前記メモリセルMCの2個の転送用MISFETQtl
、Qt2の夫々はフリップフロップ回路の一対の入出力
端子の夫々に一方の半導体領域を接続する。転送用MI
SFETQtlの他方の半導体領域はデータ線DLLに
接続され、ゲート電極は第1ワード線WLIに接続され
る。転送用MISFETQt2の他方の半導体領域はデ
ータ線DL2に接続され、ゲート電極は第2ワード線W
L2に接続される。この2個の転送用MISFEETQ
tl、Qt2の夫々はnチャネル型で構成される。 前記フリップフロップ回路は2個の駆動用MISFET
Qd1及びQd2と2個の負荷用MISFETQp 1
及びQp2とで構成される。駆動用MISFETQd 
l、Qd2の夫々はnチャネル型で構成される。負荷用
MISFETQpl、Qp2の夫々はnチャネル型で構
成される。つまり、本実施例のSRAM1のメモリセル
MCは完全0MO8構造で構成される。 前記駆動用MISFETQd1、負荷用MTSFETQ
p 1の夫々は、互いのドレイン領域を接続し、かつ互
いのゲート電極を接続し、CMOSを構成する。同様に
、駆動用MI 5FETQd 2゜負荷用MISFET
Qp2の夫々は、互いのドレイン領域を接続し、かつ互
いのゲート電極を接続し、CMO8を構成する。駆動用
MISFETQd1、負荷用MISFETQplの夫々
のドレイン領域(入出力端子)は、転送用MISFET
Qt1の一方の半導体領域に接続されると共に、駆動用
MISFETQd2、負荷用MISFETQp2の夫々
のゲート電極に接続される。駆動用MISFETQd2
、負荷用MISFETQp2の夫々のドレイン領域(入
出力端子)は、転送用MISFETQt2の一方の半導
体領域に接続されると共に、駆動用MISFETQd1
、負荷用MISFETQp 1の夫々のゲート電極に接
続される。 駆動用MISFETQd1、Qd2の夫々のソース領域
は基準電圧Vss(例えばO[V])に接続される。負
荷用MI 5FETQp 1.Qp 2の夫々のソース
領域は電源電圧Vcc(例えば5[V])に接続される
。 前記メモリセルMCのフリップフロップ回路の一対の入
出力端子間、つまり2つの情報蓄積ノード領域間には容
量素子Cが構成される。容量素子Cは、一方の電極を一
方の情報蓄積ノード領域に、他方の電極を他方の情報蓄
積ノード領域に夫々接続する。この容量素子Cは、基本
的には情報蓄積ノード領域の電荷蓄積量を増加し、α線
ソフトエラー耐圧を高める目的で構成される。また、容
量素子Cは、夫々の電極を2つの情報蓄積ノード領域の
間に接続したので、2個所の情報蓄積ノード領域の夫々
に独立に2個の容量素子を構成する場合に比べて、約半
分の平面々積で構成できる。つまり、この容量素子Cは
、メモリセルMCの占有面積を縮小できるので、SRA
MIの集積度を向上できる。 このように構成されるSRAM1は、前記第3図、第4
図及び第6図に示すように、Xデコーダ回路XDECで
メインワード線MWLを介してメモリブロックLMBの
複数個のメモリブロックMBに配置されたワードデコー
ダ回路WDECのうちの1つを選択し、この選択された
ワードデコーダ回路WDECでメモリセルアレイMAY
の第1ワード線WLI及び第2ワード線WL2を選択す
る。つまり、SRAM1は、第1ワード線WLI及び第
2ワード線WL2をその延在方向に複数個分割し、この
複数個に分割されたうちの1組の第1ワード線WLI及
び第2ワード線WL2をワードデコーダ回路WDEC及
びXデコーダ回路XDECで選択する、デバイデッドワ
ードライン方式を採用する。 また、SRAMIは、前記第4図及び第6図に示すよう
に、前記ワードデコーダ回路WDECの一端側に配置さ
れた2個のうちの一方のメモリセルアレイMAYを延在
する第1ワード線WLI及び第2ワード線WL2を第2
サブワード線5WL2を介してワードデコーダ回路WD
ECに接続し、他方のメモリセルアレイMAYを延在す
る第1ワード線WLI及び第2ワード線WL2を第1サ
ブワード線SWL 1を介してワードデコーダ回路WD
ECに接続する。つまり、SRAMIは、メモリセルア
レイMAYにそれ毎に分割されたワード線WL及び分割
された複数本のワード線WL間を接続するサブワード線
SWLを配置する、ダブルワードライン方式を採用する
。 このように、(A −9)メモリセルアレイMAYに配
列されたメモリセルMCがワードawLを介在させてX
デコーダ回路XDECで選択されるSRAM1において
、Xデコーダ回路XDECと、このxデコーダ回路XD
ECにメインワードmMWLを介在させて接続されかつ
選択される、前記メインワード@MWLの延在方向に配
置されたワードデコーダ回路WDECと、このワードデ
コーダ回路WDECに第1のワード線WL(WLI及び
WL2)を介在させて、又は第2サブワード線5WL2
、第1のワード線WLの夫々を順次介在させて接続され
かつ選択されるメモリセルMCが配列された第1メモリ
セルアレイMAY、及び前記ワードデコーダ回路WDE
Cに前記第1メモリセルアレイMAY上を第1のワード
gwr、又は第2サブワード線5WL2と同一延在方向
に延在する第1サブワード線5WL1、第2のワード線
WL(WLI及びWL2)の夫々を順次介在させて接続
されかつ選択されるメモリセルMCが配列された第2メ
モリセルアレイMAYとを備える。この構成により、前
記Xデコーダ回路XDECで選択された。ワードデコー
ダ回路WDECに接続される第1メモリセルアレイMA
Yの第1のワード線WL又は第2メモリセルアレイMA
Yの第2のワード線WLのみを選択する(立上げる)デ
バイデッドワードライン方式を採用したので、この選択
されたワード線WLの充放電々流量を低減し、SRAM
Iの低消費電力化を図れる。また、この効果と共に、前
記ワードデコーダ回路Vi’DECで選択される第1メ
モリセルアレイMAYの第1のワード線WL、第2メモ
リセルアレイMAYの第2のワード線WLの夫々をメモ
リセルアレイMAY毎に分割し、第1のワード線WL、
第2のワード線WLの夫々の長さを短くしかつ夫々をサ
ブワード線SWLを介在してワードデコーダ回路WDE
Cに接続したダブルワードライン方式を採用したので、
サブワード線SWLに相当する分、ワードデコーダ回路
WDEC:とワード線WLとの間の抵抗値を低減し、選
択されたワード線WLの充放電速度を速め、SRAMI
の動作速度の高速化を図れる。 前記SRAMIのメモリセルアレイMAYの周辺領域に
配置されたXデコーダ回路XDEC,Yデコーダ回路Y
DEC,Yスイッチ回路y−sw、センスアンプ回路S
A、ロード回路LOAD等は周辺回路を構成する。この
周辺回路はメモリセルMCの情報の書込み動作、情報の
保持動作、情報の読出し動作等を制御する。 前記SRAMIの外部端子BPと前記周辺回路の入力段
回路、出力段回路の夫々との間には静電気破壊防止回路
が配置される。SRAM1の入力段側の構成は第8図(
等価回路図)に、出力段側の構成は第9図(等価回路図
)に夫々示す。 第8図に示すように、SRAMIの入力段側において、
外部端子(入力用外部端子)BPと入力段回路■との間
には静電気破壊防止回路■が配置される。入力段回路■
はnチャネルM I S FET及びpチャネルMIS
FETで形成されたCMOSインバータ回路INCで構
成される。静電気破壊防止回路■は保護抵抗素子R及び
クランプ用MISFETQn 1で構成される。前記保
護抵抗素子Rは外部端子BP、入力段回路■の夫々の間
に直列に挿入される。クランプ用MISFETQnlは
nチャネルMISFETで構成される。このクランプ用
MISFETQnlは、保護抵抗素子R1入力段回路■
の夫々の間に夫々にドレイン領域を接続し、ゲート電極
、ソース領域の夫々を基準電圧Vssに接続し配置され
る。静電気破壊防止回路Iは、外部端子BPに入力され
た過大電流をなまらせると共に基準電圧Vss側に吸収
し、入力段回路■の静電気破壊を防止できる。 第9図に示すように、SRAM1の出力段側において、
外部端子(出力用外部端子)BPと出力段回路■との間
には静電気破壊防止回路■が配置される。出力段回路■
は、出力用nチャネルMISFETQn2、Qn3.抵
抗素子R,nチャネルMISFETQn6、CMOSイ
ンバータ回路0UTCで構成される。出力段回路■の出
力用nチャネルMISFETQn2のドレイン領域、Q
n3のソース領域の夫々は外部端子BPに接続される。 出力用nチャネルMISFETQn2のゲート電極は入
出力データ信号D、ソース領域は基準電圧Vssの夫々
が印加される。出力用nチャネルMISFETQn3の
ゲート電極は入出力データ信号D、ドレイン領域は電源
電圧Vecの夫々が印加される。この出力用nチャネル
M I S FETQn2のドレイン領域及びQn3の
ソース領域には直列に接続された抵抗素子R5並列に接
続されたnチャネルMISFETQn6の夫々を介して
CMOSインバータ回路0UTCが接続される。nチャ
ネルM I S F E T Q n 6は、ドレイン
領域を前記出力用nチャネルMISFETQn2のドレ
イン領域及びQn3のソース領域に接続し、ゲート電極
、ソース領域の夫々を基準電圧Vssに接続する。静電
気破壊防止回路■は、クランプ用MISFETQn4、
Q n 5及びバイポーラトランジスタBiTで構成さ
れる。この静電気破壊防止回路■のクランプ用MISF
ETQn4、Qn5の夫々はnチャネル型で構成される
。クランプ用MISFETQn4のドレイン領域及びQ
n5のソース領域は、外部端子BP、出力段回路■の出
力用nチャネルMISFETQn2のドレイン領域及び
Qn3のソース領域の夫々の間に配置されかつ夫々に接
続される。クランプ用MISFETQn4のゲート電極
、ソース領域の夫々は基準電圧Vssに接続される。ク
ランプ用MISFETQn5のゲート電極は基準電圧V
ss、ドレイン領域は電源電圧Vccに夫々接続される
。バイポーラトランジスタBiTはnpn型で構成され
る。バイポーラトランジスタBiTのエミッタ領域は外
部端子BP、クランプ用M I S F E T Q 
n 4のドレイン領域及びQn5のソース領域の夫々の
間に配置され夫々に接続される。ベース領域には入出力
データ信号りが印加される。エミッタ領域には電源電圧
Vccが接続される。この静電気破壊防止回路■は、外
部端子BPに入力された過大電流を基準電圧Vss側に
又は電源電圧Vce側に吸収し、出力段回路■の静電気
破壊を防止できる。 次に、前記SRAM1のメモリセルM、C及びメモリセ
ルアレイMAYの具体的構造について説明する。メモリ
セルMCの完成状態の平面構造は第2図(平面図)に、
製造プロセス中の各製造工程毎の平面構造は第10図乃
至第14図(平面図)に夫々示す。メモリセルMCの完
成状態の断面構造は第1図(第2図のI−I切断線で切
った断面図)に示す。また、メモリセルアレイMAYに
おいて、製造プロセス中の各製造工程で形成される層の
平面構造を第15図乃至第20図(平面図)で示す。 第1図及び第2図に示すように、SRAM1は単結晶珪
素からなるゴ型半導体基板1で構成される。このπ型半
導体基板1の一部の領域の主面部にはp−型ウェル領域
2が構成される。n−型半導体基板1の他の領域の主面
部にはに型ウェル領域3が構成される(第21図参照)
、p−型ウェル領域2はnチャネルMISFETQnの
形成領域つまりメモリセルアレイMAYの形成領域及び
周辺回路の一部の領域において構成される。n−型ウェ
ル領域3はpチャネルMISFETQpの形成領域つま
り周辺回路の他の領域において構成される。 前記p−型ウエル領域2の非活性領域の主面上には素子
弁Ia絶縁膜(フィールド酸化膜)4が構成される。ま
た、p−型ウェル領域2の非活性領域の主面部、つまり
素子分離絶縁膜4下にはp型チャネルストッパ領域5が
構成される。同様に、n−型ウェル領域3の非活性領域
の主面上には素子分離絶縁膜4が構成される(第21図
参照)。n−型ウェル領域3の非活性領域の主面部は、
p−型ウェル領域2に比べて反転領域が発生しにくく、
素子分離が確実に行えるので、製造プロセスを簡単化す
るために基本的にチャネルストッパ領域は設けない。 前記SRAM1の1個のメモリセルMCはp−型ウェル
領域2の活性領域の主面に構成される。メモリセルMC
のうち、2個の駆動用MISFETQd1.Qd2の夫
々は、第1図、第2図、第10図及び第16図に示すよ
うに、素子分離絶縁膜4で周囲を規定された領域内にお
いて、P−型ウェル領域2の主面に構成される。駆動用
MISFETQd1、Qd2の夫々は、主にP−型ウェ
ル領域2、ゲート絶縁膜6、ゲート電極7、ソース領域
及びドレイン領域で構成される。 前記駆動用MISFETQd1、Qd2の夫々はゲート
長(L g)方向と列方向(ワード、i!WLの延在方
向又はX方向)とを一致させ配置される。 前記素子分離絶縁膜4(及びP型チャネルストッパ領域
5)は主ニコノ駆動用MI 5FETQd 1゜Qd2
の夫々のゲート幅(L w)方向を規定する位置に構成
される。 前記P−型ウエル領域2は駆動用MISFETQd1、
Qd2の夫々のチャネル形成領域を構成する。 ゲート電極7は活性領域においてP−型ウェル領域2の
チャネル形成領域上にゲート絶縁膜6を介して構成され
る。ゲート電極7の一端側は、少なくとも製造プロセス
におけるマスク合せ余裕寸法に相当する分、素子分離絶
縁膜4上を行方向に突出する。駆動用MISFETQd
1のゲート電極7の他端側は素子分離絶縁膜4上を介し
て駆動用MISFETQd2のドレイン領域上まで行方
向に突出する。同様に、駆動用M I S FETQd
 2のゲート電極7の他端側は素子分離絶縁膜4上を介
して駆動用MISFETQd1のドレイン領域上まで行
方向に突出する。 ゲート電極7は、第1層目のゲート材形成工程で形成さ
れ、例えば単層構造の多結晶珪素膜で形成される。この
多結晶珪素膜には抵抗値を低減するn型不純物例えばP
(又はAs)が導入される。 単層構造で構成されるゲート電極7は、その膜厚を薄膜
化できるので、上層の導電層の下地となる層間絶縁膜の
表面の平担化を図れる。 ソース領域、ドレイン領域の夫々は低い不純物濃度のn
型半導体領域10及びその主面部に設けられた高い不純
物濃度のn゛型半導体領域11で構成される。この不純
物濃度が異なる2種類のn型半導体領域10、n゛型半
導体領域11の夫々は、前記ゲート電極7のゲート長方
向の側部において、このゲート電[i7(正確にはゲー
ト電極7と後述するサイドウオールスペーサ9)に対し
て自己整合で形成される。つまり、駆動用MISFET
Qd1、Qd2の夫々のソース領域及びドレイン領域は
所謂2重ドレイン(D D D : D ouble 
D 1ffused D rain)構造で構成される
。この2重ドレイン構造のソース領域、ドレイン領域の
夫々は、P−型ウェル領域2の活性領域の主面部におい
て、第10図に符号DDDを付けて示す一点鎖線で囲ま
れた領域内に構成される。 前記ソース領域、ドレイン領域の夫々はn型半導体領域
10をn型不純物例えばPで形成する。n゛型半導体領
域11は、前記Pに比べて拡散速度が遅いn型不純物、
例えばAsで形成する。製造プロセスにおいて、同一マ
スクを使用して同一製造工程で2種類のn型不純物を導
入した場合、n゛型半導体領域11、n型半導体領域1
0の夫々の拡散距離は2種類のn型不純物の夫々の拡散
速度に律則される。2重ドレイン構造を採用する駆動用
MISFETQd 1、Qd2の夫々において、n゛型
半導体領域11とチャネル形成領域との間のn型半導体
領域10のゲート長方向の実質的な寸法は、n型半導体
領域10の拡散距離からゴ型半導体領域11の拡散距離
を差し引いた寸法に相当する。このn型半導体領域10
は、ゲート長方向の実質的な寸法が後述するLDD(L
ightly Doped Drain)構造の低い不
純物濃度のn型半導体領域(17)のゲート長方向の寸
法に比べて小さく、しかもLDD構造の低い不純物濃度
のn型半導体領域(17)に比べて不純物濃度が高い、
つまり、駆動用MISFETQd1、Qd2の夫々は、
ソース領域−ドレイン領域間の電流経路において、n型
半導体領域10に付加される寄生抵抗がLDD構造のn
型半導体領域(17)に比べて小さいので、後述するL
DD構造を採用する転送用MISFETQtl、Qt2
の夫々に比べて駆動能力(ドライバビリティ)が高い。 前記ゲート電極7のゲート長方向の側壁にはサイドウオ
ールスペーサ9が構成される。サイドウオールスペーサ
9は、ゲート電極7に対して自己整合で形成され、例え
ば酸化珪素膜等の絶縁膜で形成される。 前記ゲート電極7上部の上層の導電層(13)が配置さ
れた領域には絶縁膜8A、8の夫々が順次積層される。 上側の絶縁膜8は、主に下層のゲート電極7、上層の導
電層(13)の夫々を電気的に分離し1例えば酸化珪素
膜で形成される。下側の絶縁膜8Aは、ゲート電極7の
表面の酸化を防止する酸化マスクとして構成され1例え
ば窒化珪素膜で形成される。 前記メモリセルMCは第10図に符号MCを付けて二点
鎖線で囲まれた平面形状が長方形状で規定される領域内
において配置される。メモリセルMCの一方の駆動用M
ISFETQd1の平面形状はメモリセルMCの中心点
CP(長方形状の対角線の交点)に対する駆動用MIS
FETQd2の平面形状の点対称で構成される。なお、
前記中心点CPは、説明の便宜上爪される点であり、S
RAM1のメモリセルMCに実際に形成した点ではない
。 第16図に示すように、メモリセルアレイMAYでのメ
モリセルMCの配列において、メモリセルMCの駆動用
MISFETQd1、Qd2の夫々の平面形状は、列方
向に隣接する他のメモリセルMCとの間のYl−Y3軸
又はY2−Y4軸に対する、前記他のメモリセルMCの
駆動用MISFETQd 1.Qd 2の夫々の平面形
状の線対称で構成される。同様に、メモリセルMCの駆
動用MISFETQd1、Qd2の夫々の平面形状は、
行方向に隣接する他のメモリセルMCとの間のXl−X
2軸又はX3−X4軸に対する、前記他のメモリセルM
Cの駆動用MISFETQd1、Qd2の夫々の平面形
状の線対称で構成される。つまり、メモリセルMCの駆
動用MISFETQdは列方向、行方向の夫々において
線対称の形状で構成される。 列方向に配列されたメモリセルMCの駆動用MI 5F
ETQdのうち、隣接するメモリセルMCの駆動用MI
SFETQdの夫々の互いに向い合うソース領域は一体
に構成される。つまり、隣接する一方のメモリセルMC
の駆動用M I S FETQdのソース領域で他方の
メモリセルMCの駆動用MI 5FETQdのソース領
域を構成し、駆動用MISFETQdのソース領域の占
有面積を縮小する。また、一方のメモリセルMCの駆動
用MI 5FETQdのソース領域とそれと向い合う他
方のメモリセルMCの駆動用MISFETQdのソース
領域との間には素子分離絶縁膜4を介在しないので、こ
の素子分離絶縁膜4に相当する分、メモリセルMCの占
有面積を縮小できる。 前記メモリセルMCの2個の転送用MISFETQtl
、Qt2の夫々は、第1図、第2図、第11図及び第1
7図に示すように、素子分離絶縁膜4で周囲を規定され
た領域内において、p−型ウェル領域2の主面に構成さ
れる。転送用MISFETQt 1、Qt2の夫々は、
主にP−型ウェル領域2、ゲート絶縁膜12、ゲート電
極13、ソース領域及びドレイン領域で構成される。 前記転送用MISFETQtl、Qt2の夫々はゲート
長方向と行方向(相補性データ線DLの延在方向又はY
方向)とを一致させ配置される。 すなわち、転送用MISFETQt1.Qt2の夫々の
ゲート長方向と駆動用MISFETQd1゜Qd2のゲ
ート長方向とはほぼ直角に交差する。 前記素子分離絶縁膜4(及びp型チャネルストッパ領域
5)は主にこの転送用MI 5FETQt 1゜Qt2
の夫々のゲート幅(Lw)方向を規定する位置に構成さ
れる。 前記P−型ウエル領域2は転送用MISFETQt1、
Qt2の夫々のチャネル形成領域を構成する。 ゲート電極13は活性領域においてP−型ウェル領域2
のチャネル形成領域上にゲート絶縁膜12を介して構成
される。ゲート電極13は、第2層目のゲート材形成工
程で形成され、例えば多結晶珪素膜13A及びその上に
高融点金属珪化膜13Bを設けた積層構造(ポリサイド
構造)で構成される。下層の多結晶珪素[13Aには抵
抗値を低減するn型不純物例えばP(又はAs)が導入
される。上層の高融点金属珪化膜13Bは例えばWSi
x(xは例えば2)で形成される。このゲート電極13
は、上層の高融点金属珪化膜13Bの比抵抗値が下層の
多結晶珪素膜13Aに比べて小さいので、信号伝達速度
の高速化を図れる。また、ゲート電極13は、多結晶珪
素膜13A及び高融点金属珪化膜13Bの積層構造で構
成され1合計の断面々積を増加し、抵抗値を低減できる
ので、信号伝達速度の高速化を図れる。 なお、前記ゲート電極13の上層の高融点金属珪化膜1
3Bは前記WSixの他にMoSix、TiSix又は
TaSixを使用してもよい。 前記ゲート電極13のゲート幅寸法は前記駆動用MIS
FETQdのゲート電極7のゲート幅寸法に比べて小さ
く構成される。すなわち、転送用MISFETQtは駆
動用MISFETQdに比べて駆動能力を小さく構成し
、βレシオを稼ぐことができるので、メモリセルMCは
情報蓄積ノード領域に記憶された情報を安定に保持でき
る。 ソース領域、ドレイン領域の夫々は高い不純物濃度のn
゛型半導体領域18及びそれとチャネル形成領域との間
に設けられた低い不純物濃度のn型半導体領域17で構
成される。この不純物濃度が異なる2種類のうち、n型
半導体領域17はゲート電極13のゲート長方向の側部
においてこのゲート電極13に対して自己整合で形成さ
れる。n型半導体領域17は、チャネル形成領域とのp
n接合部において不純物濃度勾配が緩くなる、n型不純
物例えばPで形成されるsn’型半導体領域18はゲー
ト電極13のゲート長方向の側部においてサイドウオー
ルスペーサ16に対して自己整合で形成される。n°型
半導体領域18は、p−型ウェル領域2との接合部の深
さ(接合深さ: xj)を浅くできるn型不純物例えば
Asで形成される。つまり、転送用MISFETQtl
、Qt2の夫々はLDD構造で構成される。このLDD
構造を採用する転送用MISFETQtl、Qt2の夫
々は、ドレイン領域の近傍において電界強度を緩和でき
るので、ホットキャリアの発生量を低減し、経時的なし
きい値電圧の変動を低減できる。 前記サイドウオールスペーサ16はゲート電極13の側
壁にそれに対して自己整合で形成される。サイドウオー
ルスペーサ13は例えば酸化珪素膜等の絶縁膜で形成さ
れる。 前記ゲート電極13上部には絶縁膜15が構成される。 絶縁膜15は、主に下層のゲート電極13、上層の導電
層(23)の夫々を電気的に分離し、例えば酸化珪素膜
で形成される。この絶縁膜15は、前記ゲート電極7の
上部に設けられた絶縁膜8に比べて厚い膜厚で形成され
る。 前記転送用MISFETQtlの一方のソース領域又は
ドレイン領域は、第11図に示すように。 駆動用MISFETQd1のドレイン領域に一体に構成
される。転送用MISFETQt、1、駆動用MISF
ETQd1の夫々はゲート長方向を交差させているので
、一体に構成された部分を中心に1M動用MISFET
Qd1の活性領域は列方向(ゲート長方向)に向って、
転送用MISFETQtlの活性領域は行方向(ゲート
長方向)に向って夫々形成される。すなわち、転送用M
ISFETQtl、駆動用MI 5FETQd 1の夫
々の活性領域は平面形状がほぼL字形状で構成される。 同様に、前記転送用MISFETQt2の一方のソース
領域又はドレイン領域は、駆動用MISFETQd2の
ドレイン領域に一体に構成される。 すなわち、転送用MISFETQt2、駆動用MI 5
FETQd 2の夫々の活性領域は平面形状がほぼL字
形状で構成される。 前記転送用MISFETQtl、Qt2の夫々の平面形
状は、メモリセルMC内において、前記駆動用MISF
ETQd1、Qd2の夫々と同様に、中心点CPに対し
て点対称で構成される。すなわち、第11図に示すよう
に、メモリセルMCは、転送用MISFETQtl及び
それに一体化された駆動用MISFETQd1、転送用
MISFETQt2及びそれに一体化された駆動用MI
S FETQd 2の夫々を中心点CPに対して点対称
で構成する(メモリセル内点対称)。メモリセルMCは
、転送用MISFETQtl、Qt2の夫々の間に駆動
用MISFETQd1及びQd2を配置し、この駆動用
M I S FETQd 1、Qd2の夫々を向い合せ
て配置する。つまり、メモリセルMCの転送用MISF
ETQtl及び駆動用MISFETQd l、転送用M
ISFETQt;2及び駆動用MISFETQd2の夫
々は、駆動用MI 5FETQd 1、Qd2の夫々の
間の離隔寸法のみで離隔寸法を律則する。この離隔領域
には素子分離絶縁膜4及びp型チャネルストッパ領域5
が配置される。 第17図に示すように、メモリセルアレイMAYでのメ
モリセルMCの配列において、メモリセルMCの転送用
MISFETQt1.Qt2の夫々の平面形状は、列方
向に隣接する他のメモリセルMCとの間のYi−Y3軸
又はY2−Y4軸に対する、前記他のメモリセルMCの
転送用MISFETQtl、Qt2の夫々の平面形状の
線対称で構成される。同様に、メモリセルMCの転送用
M、l5FETQtl、Qt2の夫々の平面形状は、行
方向に隣接する他のメモリセルMCとの間のXl−X2
軸又はX3−X4軸に対する、前記他のメモリセルMC
の転送用MISFETQtl、Qt2の夫々の平面形状
の線対称で構成される。つまり、メモリセルMCの転送
用MISFETQtは列方向1行方向の夫々において線
対称の形状で構成される。 行方向に配列されたメモリセルMCの転送用MISFE
TQtのうち、隣接するメモリセルMCの転送用MIS
FETQtの夫々の互いに向い合う他方のドレイン領域
又はソース領域は一体に構成される。つまり、隣接する
一方のメモリセルMCの転送用MISFETQtの他方
のドレイン領域又はソース領域で他方のメモリセルMC
の転送用MISFETQtの他方のドレイン領域又はソ
ース領域を構成し、転送用MI S FETQtの他方
のドレイン領域又はソース領域の占有面積を縮小する。 また、一方のメモリセルMCの転送用MISFETQt
の他方のドレイン領域又はソース領域とそれと向い合う
他方のメモリセルMCの転送用MISFETQtの他方
のドレイン領域又はソース領域との間には素子分離絶縁
膜4を介在しないので、この素子分離絶縁膜4に相当す
る分。 メモリセルMCの占有面積を縮小できる。 前記第11図、第15図乃至第17図の夫々に示すよう
に、メモリセルアレイMAにおいて、列方向及び行方向
に隣接する4個のメモリセルMCの一部の活性領域は一
体に構成され、平面形状がリング形状で構成される。具
体的には、第15図に示すように、例えば座標(Xi、
Yl)を中心とし1列方向に配列されかつ隣接する2個
のメモリセルMC及びこの2個のメモリセルMCと行方
向に配列されかつ隣接する2個のメモリセルMC1合計
4個のメモリセルMCにおいて、4個のメモリセルMC
の夫々の一方の転送用MISFETQt及び一方の駆動
用MISFETQd、合計4個の転送用MISFETQ
t及び4個の駆動用MISFETQdの活性領域を一体
に構成し、リング形状の活性領域が構成される(一部を
塗りつぶした領域)。換言すれば、前記4個の転送用M
ISFETQt、4個の駆動用MISFETQdの夫々
(合計8個のMISFET)は、互いに向い合うソース
領域又はドレイン領域を一体に構成し、直列接続された
リング形状で構成される。つまり。 列方向、行方向の夫々に隣接する4個のメモリセルMC
において、メモリセルMCの一方の転送用MISFET
Qt及び駆動用MISFETQdで構成される一方のL
字形状の活性領域を互いに連続させ、かつ活性領域の延
在する方向(ゲート長方向)に終端がなく、活性領域の
パターンが閉じるリング形状で構成される。リング形状
の活性領域の互いに対向する内枠側、外枠側の夫々(転
送用MISFETQt、駆動用MISFETQdの夫々
のゲート幅方向を規定する領域)は素子分離絶縁膜4及
びp型チャネルストッパ領域5で規定される。前記4個
のメモリセルMCの夫々の転送用MISFETQtはゲ
ート長方向を行方向に一致させ、駆動用MISFETQ
dはゲート長方向を列方向に一致させているので、前記
リング形状は平面方形状(長方形状)で構成される。 前記リング形状で構成された活性領域は列方向に同一形
状でかつ同一ピッチで複数個配列され、列方向に隣接す
る活性領域は素子分離絶縁膜4を介して互いに離隔され
る。このリング形状の活性領域の行方向に隣接する次段
のリング形状の活性領域は、前段の配列と同様に、列方
向に同一形状でかつ同一ピッチで複数個配列されると共
に、前段の配列に対して列方向に2分の1ピツチだけず
らして配列される。つまり、前記リング形状の活性領域
は、メモリセルアレイMAYにおいて、第15図に示す
千鳥り配列となる。 メモリセルアレイMAYの終端、つまりメモリセルアレ
イMAYの周辺回路との境界領域となる周辺において、
前記リング形状の活性領域の平面形状には、第15図に
示すように、余裕寸法りが確保される。メモリセルアレ
イMAYの終端のリング形状の活性領域は、メモリセル
アレイMAYの中央部分に配列されたリング形状の活性
領域のほぼ2分の1の半リング形状で構成される。この
半リング形状の活性領域は、単純にレイアウトルールに
基き形成した場合には、同第15図に示すように、隣接
するメモリセルMCとの共用の領域(例えばソース線又
は相補性データ線DLとの接続領域)を含む点線Eで示
す形状で形成される。 メモリセルアレイMAYの終端の半リング形状の活性領
域は、その延在方向(ゲート長方向)に終端が存在し、
活性領域のパターンが閉じていないので、この領域に前
記点線Eで示す形状よりも大きくなる前記余裕寸法りが
付加される。この余裕寸法りは、製造プロセスにおいて
素子分離絶縁膜4を形成した際に発生するバーズビーク
のゲート長方向の寸法に相当する寸法、又はそれ以上の
寸法である。 前記メモリセルMCの転送用MISFETQt1、Qt
2の夫々のゲート電極13は、前記第1図、第2図、第
11図及び第17図に示すように、そのゲート幅方向に
おいて、ワード線(W L )13に接続される。ワー
ド線13は、ゲート電極13と一体に構成され、同一導
電層で構成される。メモリセルMCのうち、転送用MI
SFETQtlのゲート電極13には第1ワード線(W
LI)13が接続され、第1ワード線13は第17図に
示すように素子分離絶縁膜4上を列方向に実質的に直線
で延在する。 転送用MISFETQt2のゲート電極13には第2ワ
ード線(WL2)13が接続され、第2ワード線13は
同第17図に示すように列方向に実質的に直線で延在す
る。つまり、1個のメモリセルMCには、互いに離隔し
、かつ同一列方向に平行に延在する2本の第1ワード[
13及び第2ワード線13が配置される。メモリセルア
レイMAYにおいて、前記第1ワード線13及び第2ワ
ード線13の平面形状は、前述のYl−Y3軸、Y2−
Y4軸の夫々に対して、列方向に線対称で構成される。 また、第1ワード線13及び第2ワード!!13の平面
形状は。 Xl−X2軸、X3−X4軸の夫々に対して、行方向に
線対称で構成される。 前記第1ワード線(WLI)13は、第1図、第2図及
び第11図に示すように、メモリセルMCの駆動用MI
SFETQd1のゲート電極7のゲート幅方向の素子分
離絶縁膜4上に突出する部分と交差する。同様に、第2
ワード線(WL2)は、駆動用MrSFETQd2のゲ
ート電極7のゲート幅方向の素子分離絶縁膜4上に突出
する部分と交差する。 また、前記メモリセルMCに配置された第1ワ−ド線(
WLI)13、第2ワード線(W L 2 )13の夫
々の間には基準電圧線(ソース線: Vss)13が配
置される。基準電圧線13は、メモリセルMCにおいて
1本配置され、メモリセルMCの駆動用MISFETQ
d 1及びQd2に共通のソース線として構成される。 基準電圧線13は、前記ワード線13と同一導電層で構
成され、このワードvA13と離隔し、かつ素子分離絶
縁膜4上を列方向に実質的に直線で平行に延在する6メ
モリセルアレイMAYにおいて、基準電圧線工3の平面
形状は、Yl−Y3軸、Y2−Y4軸の夫々に対して、
列方向に線対称で構成される。また、基準電圧線13の
平面形状は、Xl−X2軸、X3−X4軸の夫々ニ対シ
テ、行方向に線対称で構成される。 前記基準電圧線13は、第1図、第2図及び第11図に
示すように、メモリセルMCの駆動用MISFETQd
1、Qd2の夫々のゲート電極7のゲート幅方向の素子
分離絶縁膜4上に突出する部分と交差する。 前記基準電圧線13は、第1図、第2図、第11図及び
第17図に示すように、駆動用MISFETQdL、Q
d2の夫々のソース領域(r1″型半導体領域11)に
接続される。基準電圧miaはソース領域上のゲート絶
縁膜12と同一層の絶縁膜12に形成された接続孔14
を通して接続される。基準電圧線13は下層の多結晶珪
素膜13Aに形成された接続孔14及び前記絶縁膜12
に形成された接続孔14の夫々を通して上層の高融点金
属珪化膜13Bをソース領域であるゴ型半導体領域11
に直接々続する。 このように、(A−1)ワード@(WL)13で制御さ
れる転送用MISFETQt及び駆動用MISFETQ
dでメモリセルMCが構成されたSRAM1において、
前記メモリセルMCの駆動用MISFETQdのゲート
電極7、転送用MISFETQtのゲート電極13及び
ワード線13の夫々を異なる導電層で構成し、前記駆動
用MISFETQd、転送用MrSFETQtの夫々を
互いにゲート長方向を交差させて配置し、前記ワード線
13を駆動用MISFETQdのゲート電極7のゲート
長方向に延在させ、かつこの駆動用MISFETQdの
ゲート電極7の一部に交差させる。この構成により、前
記メモリセルMCの駆動用MISFETQdの占有面積
、前記ワード線13の占有面積の夫々の一部を重ね合せ
、この重ね合せた領域に相当する分、駆動用MISFE
TQdのゲート幅方向においてメモリセルMCの占有面
積を縮小できるので、SRAM1の集積度を向上できる
。 また、(A−2)前記構成(A−1)に加えて、ワード
線13は多結晶珪素膜13A及びその上部に設けられた
高融点金属珪化膜13Bで形成された積層構造(複合膜
)で構成され、駆動用MISFETQdのゲート電極7
は多結晶珪素膜の単層構造(単層膜)で構成される。こ
の構成により、前記効果の他に、前記積層構造は前記多
結晶珪素膜の単層構造に比べて比抵抗値が小さく(多結
晶珪素膜に比べて高融点金属珪化ll113Bの比抵抗
値が小さく)、ワード線13の抵抗値を低減できるので
、メモリセルMCの情報書込み動作及び情報読出し動作
を速め、SRAMIの動作速度の高速化を図れる。さら
に、前記積層構造は前記多結晶珪素膜の単層構造に比べ
て断面々積を増加し、ワード線13の抵抗値を低減でき
るので、同様に、SRAM1の動作速度の高速化を図れ
る。 また、(A−3)ワードgA(W L )13で制御さ
れる2個の転送用MISFETQtでメモリセルMCが
構成されたSRAM1において、前記メモリセルMCの
2個の転送用MISFETQtlのゲート電極13、転
送用MISFETQt2のゲート電極13の夫々に2本
の第1ワード線(WLI)13、第2ワード線(W L
 2 )13の夫々を接続する。この構成により、前記
メモリセルMCの2個の転送用MISFETQtlのゲ
ート電極13、転送用MISFETQt2のゲート電極
13の夫々に2本の第1ワード線13、第2ワード線1
3の夫々を接続するだけで、2個の転送用MISFET
Qtlのゲート電極13、転送用MISFETQt2の
ゲート電極13の夫々の間を接続するメモリセルMC内
のワード線13の引き回しくメモリセル当り1本のワー
ド線の場合)を排除できるので、前記2本の第1ワード
線13、第2ワード線13の夫々をほぼ直線で延在しか
つメモリセルアレイMAYでの長さを短くし、第1ワー
ド線13.第2ワード線13の夫々の抵抗値を低減でき
る。この結果、メモリセルMCの情報の書込み動作及び
読出し動作を速め、SRAM1の動作速度の高速化を図
れる。 また、(A−4)ワード線(W L )13で制御され
る2個の転送用MISFETQt及び基準電圧線13(
ソース線: Vss)に接続される2個の駆動用MIS
FETQdでメモリセルMCが構成されたSRAMIに
おいて、前記メモリセルMCの2個の転送用MISFE
TQtl、Qt2の夫々のゲート電極13の夫々に、互
いに離隔しかつ同一方向に延在する2本の第1ワードg
(WLI)13、第2ワード線(W T、 2 )13
の夫々を接続し、この2本の第1ワード線13、第2ワ
ード線13の夫々で規定された領域内に前記2個の駆動
用MISFETQd1及びQd2を配置すると共に前記
基準電圧線13を配置する。この構成により、前記構成
(A−3)の効果の他に、メモリセルMC内のワード線
13の引き回しが排除されたことで、メモリセルMC内
の2本の第1ワードJ!13.第2ワード#113の夫
々の間の空領域(メモリセルMCの中央部)に基準電圧
線13を配置できる。この結果、2個の駆動用MISF
ETQd 1.Qd 2の夫々のソース領域と基準電圧
l5113との接続距離を短縮し、駆動用MISFET
Qd l、Qd2の夫々のソース領域の電位の浮きを低
減できるので、メモリセルMCの情報保持の安定性を向
上し、SRAM1の動作上の信頼性を向上できる。また
、前記メモリセルMCの2個の駆動用MISFETQd
1、Qd2の夫々の間に1本の基準電圧線13を配置し
、1本の基準電圧線13を駆動用MISFETQd1、
Qd2の夫々に共通配線として使用するので、1本の基
準電圧線13に相当する分、メモリセルMCの占有面積
を縮小し、SRAM1の集積度を向上できる。 また、(A−5)前記構成(A −4)の前記2本のワ
ード線(WL 1 、 WL 2)13、基準電圧線1
3の夫々は同一導電層で構成され、かつ同一列方向に延
在させる。この構成により、前記基準電圧線13、駆動
用MIsFETQdのソース領域(ri″型半導体領域
11)の夫々を異なる導電層で構成し、駆動用MISF
ETQdの占有面積内に基準電圧線13を延在できるの
で、基準電圧線13の占有面積、基準電圧線(ソース線
)と駆動用MI 5FETQdとの素子分離領域(素子
分離絶縁膜4)の夫々に相当する分、メモリセルMCの
占有面積を縮小でき、SRAMIの集積度を向上できる
。 また、(A−6)ワード線(WL)13で制御される2
個の転送用MIS FETQt及び2個の駆動用MIS
FETQdでメモリセルMCが構成されたSRAM1に
おいて、前記メモリセルMCの転送用MISFETQt
lのゲート電極13に第1ワード線(WLI)13を接
続すると共に、転送用MISFETQt2のゲート電極
13に前記第1ワード線13と離隔しかつ同一方向に延
在する第2ワード線(WL2)13を接続し、前記第1
ワード線13、第2ワード線13の夫々の間に、前記転
送用MISFETQtlの一方の半導体領域にドレイン
領域が接続された駆動用MISFETQd1及び転送用
MISFETQt2の一方の半導体領域にドレイン領域
が接続された駆動用MISFETQd2を配置し、前記
メモリセルMCの中心点CPに対して、転送用MISF
ETQtl及び駆動用MISFETQd 1の平面形状
を、転送用M、l5FETQt2及び駆動用MISFE
TQd2の平面形状の点対称で構成する。この構成によ
り、前記メモリセルMC内、特に転送用MISFETQ
tlと転送用MISFETQt2との間、駆動用MIS
FETQd1と駆動用MISFETQd2との間の夫々
において、フォトリングラフィ技術の露光中の回折現象
(ハレーション)、エツチング液の回り込み等、製造プ
ロセスの条件を均一化でき、各素子の寸法のばらつきを
低減できるので、各素子の寸法を縮小してメモリセルM
Cの占有面積を縮小し。 SRAMIの集積度を向上できる。 また、(A−7)前記構成(A−6)の転送用MISF
ETQtl、Qt2の夫々のゲート幅寸法は、駆動用M
ISFETQd1、Qd2の夫々のゲート幅寸法に比べ
て小さく構成される。この構成により、前記メモリセル
MC内の転送用MISFETQtl及び駆動用MISF
ETQd1と転送用MISFETQt2及び駆動用MI
SFETQci2との間の離隔寸法を駆動用MI 5F
ETQd 1、Qd2の夫々の素子分離領域の寸法で一
義的に律則し、前記離隔寸法から無駄な寸法(駆動用M
ISFETQdのゲート幅寸法と転送用MISFETQ
tのゲート幅寸法との差に相当する空領域)を排除でき
るので、メモリセルMCの占有面積を縮小し、SRAM
1の集積度を向上できる。 また、(A−8)転送用MISFETQt及び基準電圧
線(ソース線)13が接続された駆動用MISFETQ
dでメモリセルMCが構成されたSRAM1において、
前記メモリセルMCの駆動用Ml5FETQdのゲート
電極7.基準電圧4!13の夫々を異なる導電層で構成
し、前記基$電圧線13を前記駆動用MISFETQd
のゲート電極7のゲート長方向に延在させ、かつこの駆
動用MISFETQdのゲート電極7の一部に交差させ
る。この構成により、前記メモリセルMCの駆動用MI
SFETQdの占有面積、前記基準電圧線13の占有面
積の夫々の一部を重ね合せ、この重ね合せた領域に相当
する分、駆動用MISFETQ+−1のゲート幅方向に
おいてメモリセルMCの占有面積を縮小できるので、S
RAMIの集積度を向上できる6 また、(A−13)前記構成(A−6)のメモリセルM
Cは、前記第1ワード線(W L )13及び第2ワー
ド線(WL)13の延在する列方向に配列された隣接す
る他の第1のメモリセルMCとの間の前記第1及び第2
ワード線13と交差する第1軸(Y 1−Y3軸又はY
2−Y4軸)を中心に、前記第1のメモリセルMCの平
面形状に線対称の平面形状で構成され、前記メモリセル
MCは、前記第1−及び第2ワード線13の延在する列
方向と交差する行方向に配列された隣接する他の第2の
メモリセルMCとの間の前記第1−及び第2ワード線1
3に平行な第2軸(Xl−X2軸又はX 3− X、 
4軸)を中心に、前記第2のメモリセルMCの平面形状
に線対称の平面形状で構成される。この構成により、前
記メモリセルMCの転送用MISFETQ+:、駆動用
MISFETQdの夫々の一方の半導体領域を。 隣接する第1のメモリセルMC1第2のメモリセルMC
の夫々のそれと兼用し、メモリセルMCの占有面積を縮
小できるので、SRAM1の集積度を向上できる。さら
に、前記メモリセルMC1隣接する第1のメモリセルM
C1第2のメモリセルMCの夫々において、フォトリソ
グラフィ技術の露光中の回折現象、エツチング液の回り
込み等、製造プロセスの条件を均一化し、各素子の寸法
のばらつきを低減できるので、各素子の寸法を縮小して
メモリセルMCの占有面積を縮小し、よりSRAM1の
集積度を向上できる。 また、(B−1)転送用MISFETQt及び駆動用M
ISFETQdでメモリセルMCが構成されるSRAM
1において、前記メモリセルMCの転送用MISFET
Qtのゲート電極13を前記駆動用MISFETQdの
ゲート電極7の上層にそれに比べて厚い膜厚で構成する
。この構成により、前記メモリセルMCの転送用MIS
FETQt、駆動用MI 5FETQdの夫々の領域を
重ね合せられる(Qdのゲート電極7とQtのゲート電
極13に一体化されたワード線13とを重ね合せられる
)ので、メモリセルMCの占有面積を縮小し、SRA、
Mlの集積度を向上できると共に、駆動用MISFET
Qdのゲート電極(メモリセルの最下層)7の膜厚を薄
くし、上層の段差形状の成長を低減し、平担化できるの
で、上層配線(ゲート電極13、ワード線13、基準電
圧M13の夫々又はその上層配線)の断線不良等を低減
し、SRAM、1の電気的信頼性を向上できる。 また、(B−2)転送用MISFETQt及び駆動用M
ISFETQdで構成されるメモリセルMCがワード線
(WL)13、データ線(D L : 33)の夫々に
接続されるSRAM1において、前記メモリセルMCの
転送用MISFETQtのゲート電極13、前記ワード
線13の夫々を同一層で、かつ前記駆動用MISFET
Qdのゲート電極7の上層にそれに比べて厚い膜厚で構
成する。この構成により、前記構成(B−1)の効果の
他に、前記ワード線13の断面々積を増加し、このワー
ド線13の抵抗値を低減できるので、メモリセルMCの
情報書込み動作及び情報読出し動作を速め、SRAMI
の動作速度の高速化を図れる。 また、(B−3)前記構成(B−1)又は(B−2)の
駆動用MISFETQdのゲート電極7は多結晶珪素膜
の単層構造で構成し、前記転送用MISFETQtのゲ
ート電極13は多結晶珪素膜13A及びその上部に設け
られた高融点金属珪化膜13Bで形成された積層構造で
構成される。この構成により、前記ゲート電極13の積
層構造は前記ゲート電極7の多結晶珪素膜の単層構造に
比べて比抵抗値が小さいので、よりSRAM1の動作速
度の高速化を図れる。 また、(B−4)転送用MISFETQt及び駆動用M
I S FETQdで構成されるメモリセルMCがワー
ド線(WL)13、データ線(D L : 33)、基
準電圧線(ソース線: Vss)13の夫々に接続され
たSRAMIにおいて、前記メモリセルMCの転送用M
ISFETQtのゲート電極13、前記ワード線13、
前記基準電圧線13の夫々を同一導電層で、かつ前記駆
動用MISFETQdのゲート電極7と異なる層にそれ
に比べて比抵抗値が小さい導電層(ポリサイド構造)で
構成する。この構成により、前記ワード線13、基準電
圧線13の夫々の比抵抗値を低減できる(及び積層構造
で膜厚を稼ぎその抵抗値を低減できる)ので、メモリセ
ルMCの情報書込み動作及び情報読出し動作を速め、S
 RAM1の動作速度の高速化を図れる。 また、(B−5)転送用MISFETQt及び駆動用M
ISFETQdでメモリセルMCが構成されるSRAM
1において、前記メモリセルMCの転送用MISFET
QtをLDD構造で構成し、前記駆動用MISFETQ
dを2重ドレイン(DDD)構造で構成する。この構成
により、前記メモリセルMCの駆動用MI 5FETQ
dの駆動能力(単位コンダクタンスgrn)を転送用M
ISFETQtの駆動能力(単位gm)に比べて大きく
し、メモリセルMCの実効的なβレシオを大きくできる
ので、駆動用MISFETQdの占有面積を縮小してメ
モリセルMCの占有面積を縮小でき、SRAMIの集積
度を向上できる。さらに、前記メモリセルMCの実効的
なβレシオを大きくしたことにより、メモリセルMCの
情報蓄積ノード領域に保持された情報の安定性を向上で
きるので、メモリセルMCの誤動作を低減し、SRAM
1の動作上の信頼性を向上できる。 前記メモリセルMCに配置された容量素子Cは、第1図
、第2図、第12図及び第18図に示すように、主に第
1電極7、誘電体膜21、第2電極23の夫々を順次積
層して構成される。つまり、容量素子Cはスタックド(
積層)構造で構成される。メモリセルMCには主に2個
の容量素子Cが配置され、この2個の容量素子Cはメモ
リセルMCの情報蓄積ノード領域間に直列に接続され配
置される。 前記第1電極7は駆動用MISFETQdのゲート電極
(第1層目のゲート材形成工程で形成された多結晶珪素
膜)の一部で構成される。つまり、メモリセルMCの一
方の駆動用MI S FETQd1のゲート電極7は2
個のうちの一方の容量素子Cの第1電極フを構成する。 他方の駆動用MISFETQd 2のゲート電極7は他
方の容量素子Cの第1電極7を構成する。 誘電体膜21は前記第1電極(ゲート電極)7上に構成
される。誘電体膜21は、第1電極7以外の領域にも構
成されるが、第1電極7上において、第1ワード線(W
LI)13、基準電圧線13の夫々で規定される領域、
及び第2ワード線(WL2)13、基準電圧線13の夫
々で規定される領域が容量素子Cの実質的な誘電体膜と
して使用される。この誘電体膜21は例えば酸化珪素膜
で形成される。 第2電極23は前記第1電極7上に誘電体膜21を介し
て構成される。第2電極23は前記誘電体膜21とほぼ
同様にワード線(W L )13、基準電圧線13の夫
々で規定される領域が容量素子Cの実質的な第2電極と
して使用される。第2電極23は、第3層目のゲート材
形成工程で形成され、例えば単層の多結晶珪素膜で形成
される。多結晶珪素膜には抵抗値を低減するn型不純物
例えばP(又り実As)が導入される。 つまり、前記容量素子Cは、駆動用MISFETQd 
1のゲート電極7を第1電極7とし、駆動用MISFE
TQd1の領域に配置された容量素子Cと、駆動用MI
SFETQd2のゲート電極7を第1電極7とし、駆動
用M I S FETQd 2の領域に配置された容量
素子Cとで構成される。 この容量素子Cの第2電極23は、後述するが、負荷用
MISFETQPのゲート電極23としても構成される
。また、容量素子Cの第2電極23は、負荷用MISF
ETQpのドレイン領域(実際にはn型チャネル形成領
域26N)と転送用MISFETQtの一方の半導体領
域、駆動用MISFETQdのドレイン領域、駆動用M
ISFETQdのゲート電極7の夫々とを接続する導電
層(中間導電層)23としても構成される。 前記駆動用MISFETQd1の領域に配置された一方
の容量素子Cの第2電極23は、駆動用MI 5FET
Qd 1のドレイン領域(11)、転送用MISFET
Qtl−の一方の半導体領域(18)、駆動用MISF
ETQd2のゲート電極7の夫々に接続される。これら
の接続は、容量素子Cの第2電極23を駆動用MISF
ETQd1のゲート長方向(列方向)に引き出した、前
記第2電極23と同一層でかつ一体に構成された導電層
23で行われる6導電層23は、絶縁膜(誘電体膜21
と同一層)21、絶縁膜8、絶縁膜12の夫々を除去し
て形成された接続孔22を通して、前記ドレイン領域、
一方の半導体領域、ゲート電極7の夫々に接続される。 同様に、前記駆動用MISFETQd2の領域に配置さ
れた他方の容量素子Cの第2電極23は、駆動用MIS
FETQd2のドレイン領域(11)、転送用MISF
ETQt2の一方の半導体領域(18)、駆動用M1.
5FETQdlのゲート電極7の夫々に接続される。こ
れらの接続は、容量素子Cの第2電極23を駆動用MI
SFETQd2のゲート長方向に引き出した導電層23
で行われる。導電層23は接続孔22を通して前記ドレ
イン領域、一方の半導体領域、ゲート電極7の夫々に接
続される。 前記メモリセルアレイMAYにおいて、列方向に配列さ
れたメモリセルMCの容量素子Cは、第18図に示すよ
うに、Yl−Y3軸又はY2−Y4軸に対して、第2電
極23(及び導電層23)の平面形状を線対称で構成す
る。また1行方向に配列されたメモリセルMCの容量素
子Cは、前述の駆動用MISFETQd及び転送用MI
SFETQtの線対称の配列と異なり、第2電極23の
平面形状を非線対称で構成する。つまり、列方向に配列
されたメモリセルMCの容量素子Cの第2電極23の配
列に対して、行方向に隣接する次段の列方向に配列され
たメモリセルMCの容量素子Cは、前記前段の第2電極
23と同様に、第2電極23の平面形状を列方向に線対
称で構成すると共に、第2電極23の平面形状を前記前
段のメモリセルMCの配列に対して1個のメモリセルア
レイ(1メモリセルピツチ)だけ列方向にずらして構成
される6メモリセルアレイMAYにおいて、前述のメモ
リセルMCの容量素子Cの第2電極23(及び導電層2
3)の配列は、後述するが、主に第2電極23の上層に
形成される電源電圧線(Vcc : 26P)及び負荷
用MISFETQpの平面形状が行方向に対して非線対
称で構成されるので、これに律則される。 前記メモリセルMCの2個の負荷用MISFETQpl
、Qp2の夫々は、第1図、第2図、第13図及び第1
9図に示すように、駆動用MISFETQdの領域上に
構成される。負荷用MISFETQplは駆動用MIS
FETQd2の領域上に構成され、負荷用MISFET
Qp2は駆動用MISFETQd1上に構成される。負
荷用MISFETQpl、Qp2の夫々は駆動用MIS
FETQd 1、Qd2の夫々のゲート長方向にゲート
長方向をほぼ直交させ配置される。この負荷用MISF
ETQpl、Qp2の夫々は、主にn型チャネル形成領
域26N、ゲート絶縁膜24、ゲート電極23、ソース
領域26P及びドレイン領域26Pで構成される。 前記ゲート電極23は前記容量素子Cの第2電極(第3
層目のゲート材形成工程で形成される多結晶珪素膜)2
3で構成される。つまり、駆動用MISFETQd1の
領域に配置された一方の容量素子Cの第2電極23は負
荷用MISFETQp2のゲート電極23を構成する。 駆動用MISFETQd2の領域に配置された他方の容
量素子Cの第2電極23は負荷用MISFETQplの
ゲート電極23を構成する。 前記ゲート絶縁膜24は前記ゲート電極23上に構成さ
れる。ゲート絶縁膜24は例えば酸化珪素膜で構成され
る。 n型チャネル形成領域26Nは前記ゲート電極23−L
にゲート絶縁膜24を介して構成される。n型チャネル
形成領域26Nはそのゲート長方向を駆動用MisFE
TQdのゲート幅方向にほぼ一致させ配置される。n型
チャネル形成領域26Nは、第4層目のゲート材形成工
程で形成され、例えば多結晶珪素膜で構成される。多結
晶珪素膜には負荷用MISFETQpのしきい値電圧を
エンハンスメント型に設定するn型不純物(例えばP)
が導入される。負荷用MISFETQI)は、動作時(
ON動作時)、情報蓄積ノード領域に電源電圧Vccを
充分に供給できるので、情報の安定な保持ができる。ま
た、負荷用MISFETQPは、非動作時(OF F動
作時)、情報蓄積ノード領域への重厚電圧Vccの供給
をほぼ確実に遮断できるので、スタンバイ電流量を低減
し、低消費電力化が図れる。 この点、負荷用MISFETQpは負荷用高抵抗素子に
比べて異なる。 前記ソース領域26Pは前記n型チャネル形成領域28
Nの一端側(ソース領域側)に一体に構成されかつ同一
導電層で形成されたP型導電層(26P )で構成され
る。つまり、ソース領域(p型厚電層)26Pは第4層
目のゲート材形成工程で形成された多結晶珪素膜で形成
され、この多結晶珪素膜にはP型不純物(例えばBF、
)が導入される。ソース領域26Pは、第2図、第13
図及び第19図に符号26pを付けて二点鎖線で囲まれ
た領域内において(一部は電源電圧線26Pとして構成
される)構成される。前記ドレイン領域26Pは、n型
チャネル形成領域26Nの他端側(ドレイン側)に一体
に構成され、ソース領域26Pと同様に、同一導電層で
形成されたp型厚電層(26i3)で構成される。ドレ
イン領域26Pは符号26pを付けて二点鎖線で囲まれ
た領域内において構成される。つまり、後述する製造プ
ロセスにおいては、二点鎖線で囲まれた領域26p内に
、ソース領域及びドレイン領域26Pを形成するp型不
純物が導入され、それ以外の領域はn型チャネル形成領
域26Nとして構成される。 前記負荷用MISFETQplのドレイン領域26Pは
、転送用MISFETQtlの一方の半導体領域、駆動
用MISFETQcjlのドレイン領域及び駆動用MI
SFETQd2のゲート電極7に接続される。同様に、
負荷用MISFETQP2のドレイン領域26Pは、転
送用MISFETQt2の一方の半導体領域、駆動用M
ISFETQd2のドレイン領域及び駆動用MISFE
TQd1のゲート電極7に接続される。これらの接続は
前記導電層23を介して行われる。 また、負荷用MISFETQpのドレイン領域26Pは
n型チャネル形成領域26Nを介してゲート電極23か
ら離隔される。換言すれば、負荷用MISFETQpは
ゲート電極23とドレイン領域26Pとが重なりを持た
ずに離隔される。つまり、負荷用MISFETQPのド
レイン領域26P側はオフセット構造で構成される。こ
のオフセット構造の負荷用MISFETQPはn型チャ
ネル形成領域26N−ドレイン領域26P間のブレーク
ダウン耐圧を向上できる。すなわち、このオフセット構
造は。 ドレイン領域26Pとゲート電極23によってチャージ
が誘起されるn型チャネル形成領域26Nとを離隔する
ことによフて、ドレイン領域26Pとn型チャネル形成
領域26Nとのpn接合部のブレークダウン耐圧を向上
できる。本実施例の場合、負荷用MISFETQpは約
0.6[μm]又はそれ以上の寸法のオフセット寸法(
離隔寸法)で構成される。 前記導電層23は前述のように容量素子Cの第2f11
極23を引き出して構成される(第3層目のゲート材形
成工程で形成された多結晶珪素膜)。導電層23は負荷
用MI 5FETQpのゲート電極23と同一導電層で
形成される。この導電層23は層間絶縁膜24に形成さ
れた接続孔25を通して上層の負荷用MISFETQp
のp型ドレイン領域26Pに接続される。また、前述の
ように、導電層23は接続孔22を通して転送用MIS
FETQtの一方の半導体領域、駆動用MI 5FET
Qdのドレイン領域及びゲート電極7に接続される。こ
のように構成される導電層23は、導電層23の膜厚、
及び導電層23の上側の接続孔25の位置と下側の接続
孔22の位置との間の寸法に相当する分、負荷用MIS
FETQpのドレイン領域26Pの他端側、転送用MI
SFETQtの一方の半導体領域(18)及び駆動用M
ISFETQdのドレイン領域(11)の夫々の間を離
隔できる。導電層23はn型不純物が導入された多結晶
珪素膜で形成されるので、前記p型ドレイン領域26P
を形成するn型不純物の前記一方の半導体領域(18)
、ドレイン領域(11)の夫々への拡散距離を導電層2
3で増加できる。つまり、導電層23は、転送用MIS
FETQt、駆動用MISFETQdの夫々のチャネル
形成領域に、負荷用MISFETQPのドレイン領域2
6Pのn型不純物が拡散されることを低減し、転送用M
ISFETQt、駆動用MISFETQdの夫々のしき
い値電圧の変動を防止できる。前記導電層23は、負荷
用MISFETQpのゲート電極23、容量素子Cの第
2電極23又はそれから引き出された導電層23と同一
導電層(同一製造工程)で形成されるので、構造上導電
層数を低減できる。また、導電層23は製造プロセスの
製造工程数を低減できる。 このように、(B−7)2個の駆動用MISFETQd
及び2個の負荷用MISFETQpでメモリセルMCが
構成されるSRAMIにおいて、前記メモリセルMCの
一方の駆動用MISFETQdの上部に、この一方の駆
動用MISFETQdのゲート電極7、一方の負荷用M
ISFETQpのゲート電極23の夫々を対向させ、一
方の負荷用MISFETQpを設け、この一方の負荷用
MISFETQpのドレイン領域26Pを、一方の又は
他方の負荷用MI S FETQpのゲート電極23と
同一導電層で形成された導電層(中間導電層)23を介
在させ、他方の駆動用MI 5FETQdのドレイン領
域(11)に接続する。この構成により、前記メモリセ
ルMCの一方の負荷用MISFETQPのドレイン領域
26Pと他方の駆動用MISFETQdのドレイン領域
との間の距離を前記導電層23で離隔し、前記一方の負
荷用MI 5FETQpのドレイン領域26Pを形成す
るP型不純物の他方の駆動用MI 5FETQdのドレ
イン領域への拡散を防止できるので、前記他方の駆動用
MISFETQdへの前記n型不純物の拡散に基くしき
い値電圧の変動の防止等、SRAMIの電気的特性を向
上できる。さらに、同様に、前記一方の負荷用MISF
ETQpのp型ドレイン領域26pは導電層(中間導電
層)23を介して他方の転送用MISFETQtの一方
の半導体領域(18)にも接続されるので、この転送用
M4SFETQtのしきい値電圧の変動も防止できる。 また、(B−8)前記構成(B−7)のメモリセルMC
の負荷用MISFETQpのドレイン領域26Pをオフ
セット構造で構成する。この構成により、前記負荷用M
ISFETQPのドレイン領域26P−n型チャネル形
成領域26N間のブレークダウン耐圧を向上し、負荷用
MISFETQpの占有面積を縮小できるので、メモリ
セルMCの占有面積を縮小し、SRAM1の集積度を向
上できる。 前記負荷用MISFETQPのソース領域(P型導電層
26P)には電源電圧線(Vcc)26Pが接続される
。電源電圧線26Pは前記ソース領域であるp型導電層
26Pと一体に構成されかつ同一導電層で構成される。 つまり、電源電圧線26Pは第4層目のゲート材形成工
程で形成された多結晶珪素膜で形成され、この多結晶珪
素膜には抵抗値を低減するP型不純物(例えばBF2)
が導入される。 前記電源電圧線26PはメモリセルMC内に2本配置さ
れる。この2本の電源電圧線26Pは、メモリセルアレ
イMAYにおいて、第19図に示すように、互いに離隔
しかつ同一列方向をほぼ平行に延在する。メモリセルM
Cに配置される一方の電源電圧線26Pは、負荷用MI
SFETQp2のソース領域と一体に構成され、第1ワ
ード線(WLl)13上をそれに沿って延在する。他方
の電源電圧線2f5Pは、負荷用MISFETQplの
ソース領域と一体に構成され、第2ワード線(WL2)
13上をそれに沿って延在する。 前記第13図及び第19図に示すように、メモリセルM
Cにおいて、一方の電源電圧線26Pは列方向に延在す
ると共に、転送用MISFETQt1の他方の半導体領
域(18)と相補性データ線DLの第1データ線(DL
L:33)との接続部分く後述する中間導電層23)を
列方向に迂回する。つまり、一方の電源電圧線26Pは
、メモリセルMCの負荷用MISFETQplと前記接
続部分との間を通過せず、この接続部分と行方向に隣接
する(上側に配置された)他のメモリセルMCの負荷用
MISFETQp 1との間を迂回する。また、一方の
電源電圧線26Pは前記行方向に隣接する(上側に配置
された)他のメモリセルMCの一方の電源電圧m2BP
と兼用される。他方の電源電圧線26Pは、同様に列方
向に延在すると共に、転送用MISFETQt2の他方
の半導体領域(18)と相補性データ線DLの第2デー
タJ!(D L 2 : 33)との接続部分(後述す
る中間導電層23)を列方向に迂回する。 他方の電源電圧4126PはメモリセルMCの負荷用M
rSFETQp2と前記接続部分との間を迂回し、この
接続部分と行方向に隣接する(下側に配置された)他の
メモリセルMCの負荷用MISFETQp2との間は通
過しない。また、同様に他方の電源電圧線26Pは前記
行方向に隣接する(下側に配置された)他のメモリセル
MCの他方の電源電圧線26Pと兼用される。つまり、
1個のメモリセルMCには2本の電源電圧線26Pが配
置されるが、この2本の電源電圧線26Pの夫々は列方
向の上下に隣接する他のメモリセルMCの夫々の電源電
圧線26Pと兼用されるので、1個のメモリセルMCに
は実質的に1本の電源電圧線26Pが配置されることに
なる。 前記メモリセルMCに配置された2本の電源電圧線26
Pは、第19図に示すように、前記メモリセルアレイM
AYの列方向において、Yl−Y3軸又はY2−Y4軸
に対して、平面形状を線対称で構成する。また、メモリ
セルMCに配置された2本の電源電圧線26は、メモリ
セルアレイMAYの行方向において、前述の駆動用MI
 S FETQd及び転送用MIsFETQtの線対称
の配列と異なり、かつ容量素子Cの第2電極23の配列
と同様に、平面形状を非線対称で構成する。つまり、列
方向に配列されたメモリセルMCを延在する電源電圧、
i*26Pの平面形状に対して、行方向に隣接する次段
の列方向に配列されたメモリセルMCを延在する電源電
圧線26Pは、前記前段のメモリセルMCを延在する電
源電圧線26Pと同様に、列方向に線対称で構成すると
共に、前記前段のメモリセルMCを延在する電源電圧線
26Pに対して1個のメモリセルMC分(1メモリセル
ピツチ)だけ列方向にずらして構成される。メモリセル
アレイMAYにおいて、電源電圧線26Pの転送用MI
SFETQtの他方の半導体領域と相補性データ線DL
どの接続部分(中間導電層23)の迂回は同一行方向で
ある上側に行われる。つまり、電源電圧線26Pは、第
19図に示すように、前記接続部分をすべて上側に迂回
する。 このように、(A−14)前記構成(A−13)のメモ
リセルMCの転送用MISFETQtlの他方の半導体
領域(18)に相補性データ線DLの第1データ線(D
LI:33)が接続され、転送用M、l5FETQt2
の他方の半導体領域に相補性データAiDLの第2デー
タ線(DL2:33)が接続され、前記第1ワードg(
WLI)13に沿い、前記転送用MISFETQtlの
他方の半導体領域と第1データ線(DLL)との接続部
(中間導電層23)を迂回し、かつ前記転送用MISF
ETQt2の一方の半導体領域(18)に負荷用MIS
FETQP2を介して接続される第1の電源電圧M(ソ
ースAI)26Pを延在させ、前記第2ワードM(WL
2)13に沿い、前記転送用MISFETQt2の他方
の半導体領域と第2データ線(DL2)との接続部(中
間導電層23)を前記第1の電源電圧u26Pと同一の
方向に迂回し、かつ前記転送用MrSFETQtlの一
方の半導体領域に負荷用MISFETQplを介して接
続される第2の電源電圧線(ソースJり26Pを延在さ
せる。すなわち、(A−15)前記構成(A−14)の
メモリセルMCに配置された2本の電源電圧線26Pは
、メモリセルアレイMAYにおいて、列方向(Yl−Y
3軸又はY2−Y4軸)に線対称で構成され、行方向(
Xi−X2軸又はXX3−X4軸)に非線対称で構成さ
れる。この構成により、前記転送用MISFETQtの
他方の半導体領域と相補性データ線DLとの接続部(中
間導電層23)において、2本の電源電圧線26Pを一
方向(上側)のみに迂回させ、前記接続部と負荷用MT
SFETQplとの間に一方の電源電圧線26P(又は
前記接続部と負荷用MISFETQP2との間に他方の
電源電圧線26P)が配置されないので、前記一方の電
源電圧線26Pが配置されない分、前記メモリセルMC
の前記接続部と負荷用MI 5FETQp lとの間の
占有面積番縮小し。 SRAM1の集積度を向上できる。なお、この効果は、
メモリセルMCの負荷用MISFETQPを負荷用高抵
抗素子に変えた場合においても同様に得ることができる
。 前述のメモリセルMCに配置された容量素子Cのうち、
駆動用MISFETQd1上に配置された容量素子Cの
第2電極23(及び導電層23)は、第13図に示すよ
うに、一方の電源電圧線26Pを前記接続部分(中間導
電層23)において、上側の他のメモリセルMCに迂回
させ、前記接続部分と負荷用MISFETQplとの間
の離隔寸法を縮小しているので、この縮小した寸法に相
当する分、平面形状が縮小される。また、メモリセルM
Cの駆動用MISFETQdZ上に配置された容量素子
Cの第2電極23(及び導電層23)は、他方の電源電
圧線26Pを前記接続部分(中間導電層23)において
。 このメモリセルMCに迂回させ、前記接続部分と負荷用
MISFETQp2との間に他方の電源電圧線26Pを
通過させるので、この他方の電源電圧線26Pの通過に
相当する分、平面形状が増大する。 つまり、電源電圧線26Pは集積度を向上する目的でメ
モリセルMC上を必ず延在するので、この電源電圧線2
6PがメモリセルMC上を迂回する側である、駆動用M
ISFETQdZ上に配置された容量素子Cの第2電極
23(及び導電層23)の平面形状を基準にした場合、
駆動用MISFETQd1上に配置された容量素子Cの
第2電極23(及び導電層23)の平面形状は縮小され
る。したがって、メモリセルMCの容量素子Cの第2電
極23(及び導電層23)は、行方向(Xi−X2軸又
はX3−X4軸)に線対称で配置した場合には、駆動用
MISFETQdZ上に配置される第2電極23の平面
形状ですべての第2電極23の平面形状が律則され、メ
モリセルMCの占有面積が増大するが、前述のように、
電源電圧線26Pの配置に対応させて、行方向に非線対
称で配置することにより、駆動用MI 5FETQd 
l上の第2電極23の平面形状の縮小に相当する分、メ
モリセルMCの占有面積を縮小できる。 このように、(A−16)前記構成(A−15)のメモ
リセルMCの負荷用MISFETQpl、Qp2の夫々
のゲート電極23(容量素子Cの第2電極23及び導電
層23)の平面形状は、前記列方向に線対称で構成され
、前記行方向に非線対称で構成される。この構成により
、メモリセルMCの2個の負荷用MI 5FETQpの
うち、負荷用MISFETQP 2のゲート電極23(
第2電極23及び導電層23)の平面形状を縮小できる
ので、この縮小に相当する分、メモリセルMCの占有面
積を縮小し、SRAMIの集積度を向上できる。 前記メモリセルMCの転送用MISFETQtの他方の
半導体領域(18)は、第1図、第2図、第14図及び
第20図に示すように、相補性データ線(DL)33に
接続される。メモリセルMCの一方の転送用MISFE
TQtlは相補性データ線33の第1データ線(D L
 L )33に接続される。他方の転送用MISFET
Qt2は相補性データ線33の第2データ線(DL2)
に接続される。この転送用MISFETQtの他方の半
導体領域、相補性データ線33の夫々の接続は、下層側
から上層側に向って順次積層された中間導電層23.2
9、埋込型電極32の夫々を介して行われる。 前記中間導電層23は、第1図、第2図、第12図及び
第18図に示すように、層間絶縁膜21上に構成される
。この中間導電層23の一部は、サイドウオールスペー
サ16で規定された領域内において、前記層間絶縁膜2
1に形成された接続孔22を通して転送用MISFET
Qtの他方の半導体領域(18)に接続される。前記接
続孔22はサイドウオールスペーサ16で規定される領
域よりも大きい(ゲート電極13側に大きい)開口サイ
ズで構成される。前記サイドウオールスペーサ16は前
述のように転送用MISFETQtのゲート電極13の
側壁にそれに対して自己整合で形成される。つまり、中
間導電層23の一部はサイドウオールスペーサ16に律
則された位置にかつそれに対して自己整合で転送用MI
SFETQtの他方の半導体領域に接続される。中間導
電層23の他部は、少なくとも、この中間導電層23と
上層の中間導電層29との製造プロセスのマスク合せ余
裕寸法に相当する分、層間絶縁膜21上に引き出される
。この中間導電層23は、転送用MISFETQtの他
方の半導体領域、中間導電層29の夫々に製造プロセス
のマスク合せずれが生じる場合でも、このマスク合せず
れを吸収し、転送用MISFETQtの他方の半導体領
域にそれに対して自己整合で中間導電層29を見かけ上
接続できる。 前記中間導電層23は前記負荷用MISFETQpのゲ
ート電極23、容量素子Cの第2電極23、導電層23
の夫々と同一導電層で構成される。つまり、第3層目の
ゲート材形成工程で形成される多結晶珪素膜で形成され
、この多結晶珪素膜には抵抗値を低減するn型不純物が
導入される。 前記中間導電層29は、第1図、第2図、第14図及び
第20図に示すように、層間絶縁膜27上に構成される
。中間導電層29の一端側は層間絶縁膜27に形成され
た接続孔28を通して前記中間導電層23に接続される
。この中間導電層23は前述のように転送用MISFE
TQtの他方の半導体領域に接続される。中間導電層2
9の他端側は、列方向に引き出され、層間絶縁膜30に
形成された接続孔31内に埋込まれた埋込型電極32に
接続される。この埋込型電極32は相補性デー□り線3
3に接続される。 前記転送用MISFETQtlの他方の半導体領域に一
端側が接続される中間導電層29は、転送用MISFE
TQt2の他方の半導体領域上を行方向に延在する相補
性データ線33のうちの第1データ線(D L L )
33下まで列方向に引き出され、この引き出された領域
において第1データ線33に接続される。同様に、転送
用MISFETQt2の他方の半導体領域に一端側が接
続される中間導電層29は、転送用MISFETQtl
の他方の半導体領域上を行方向に延在する相補性データ
線33のうちの第2データ線(DL2)33下まで列方
向に引き出され、この引き出された領域において第2デ
ータ線33に接続される。つまり、中間導電層29は、
メモリセルMCの転送用MISFETQtl、Qt2の
夫々とそれと列方向において反転位置に延在する第1デ
ータ線33、第2データ線33の夫々とを接続する交差
配線構造を構成する。 中間導電層29は、その形成方法については後述するが
、製造プロセスの第1層目の金属材形成工程で形成され
た高融点金属膜例えばW膜で形成される。このW膜は前
述の多結晶珪素膜、高融点金属珪化膜の夫々に比べて比
抵抗値が小さい。 この中間導電層29の下地となる層間絶縁膜27は酸化
珪素膜27A、BPSG膜27Bの夫々を順次積層した
複合膜で構成される。層間絶縁膜27の上層のBPSG
膜27Bは、グラスフローが施され、表面に平担化処理
が施される。 前記埋込型電極32は、層間絶縁膜30に形成された接
続孔31内において、中間導電層29上に選択的に構成
される。この埋込型電極32は、接続孔31で発生する
急峻な段差形状を吸収し、上層の相補性データ線33の
断線不良を防止できる。 層間絶縁膜30は、第1図に示すように、堆積型の酸化
珪素膜30A、塗布型の酸化珪素膜30B、堆積型の酸
化珪素膜30Gの夫々を順次積層した3層の積層構造で
構成される。下層の酸化珪素[30A、上層の酸化珪素
膜30Cの夫々は、後述するが、テトラエソキシシラン
(T E OS :Tetra EthoxyS 1l
ane)ガスをソースガスとするプラズマCVD法で堆
積される。下層の酸化珪素膜30Aは、下地の段差形状
に沿って均一な膜厚で堆積され、特に下地の段差形状の
凹部分において、この凹部分の上側でのオーバーハング
形状が発生しずらい、つまり、下層の酸化珪素膜30A
は前記オーバーハング形状に基く巣の発生を低減できる
。中間層の酸化珪素膜30Bは、スピンオングラス(S
 pin OnGlass)法で塗布され、ベータ処理
が施された後、全面エツチング(エッチバック)される
、この中間層の酸化珪素膜30Bは、下層の酸化珪素膜
30Aの表面の段差形状部分に集中的に形成され(残存
し)、層間絶縁膜30の表面の平担化を図れる。中間層
の酸化珪素膜30Bは、基本的に前述の中間導電層29
と相補性データ線33とを接続する接続孔31の領域を
除く、下層の酸化珪素膜30Aの表面上の段差部分に形
成される。つまり、中間層の酸化珪素膜30Bが含有す
る水分に基く、相補性データ線(アルミニウム合金)3
3の腐食が防止できる。上層の酸化珪素膜30Cは、中
間層である酸化珪素膜30Bの表面を被覆し、この酸化
珪素膜30Bの膜質の劣化を防止できる。 前記相補性データ線(DL)33は、第1図に示すよう
に、層間絶縁膜30上に構成される。この相補性データ
線33は前記接続孔31内に埋込まれた埋込用電極32
に接続される。相補性データ線33は製造プロセスの第
2層目の金属材形成工程で形成される。相補性データ線
33はバリア性金属膜33A、アルミニウム合金膜33
Bの夫々を順次積層した2層の積層構造で構成される。 前記バリア性金属膜33Aは、基本的に、転送用MIS
FE、TQtの他方の半導体領域(18)や中間導電層
23の珪素(Si)、アルミニウム合金膜33Bのアル
ミニウム(AQ)の夫々の相互拡散を防止し、所謂アロ
イスパイクを防止する。また、バリア性金属膜33Aは
下層の埋込用電極32との接着性が良好の金属材で構成
する。 バリア性金属膜33Aは例えばTiW膜で形成する。 前記アルミニウム合金膜33Bは多結晶珪素膜、高融点
金属膜、高融点金属珪化膜の夫々に比べて比抵抗値が小
さい、アルミニウム合金膜33BはCu及びSiを添加
したアルミニウムで構成される。 Cuは基本的にエレクトロマイグレーション耐圧を向上
できる作用を有する。Siは基本的にアロイスパイクを
防止できる作用を有する。また、相補性データ線33は
、アルミニウム合金膜33Bをアルミニウム膜で、或は
下層のバリア性金属膜33Aを廃止して単層のアルミニ
ウム合金膜で構成してもよい。 前記相補性データ線33は、第2図及び第20図に示す
ように、メモリセルMC上を行方向に延在する。相補性
データ線33のうちの一方の第1データ4I(D L 
L)3311メモIJ−1!#MC(7)駆動用M I
 5FETQd 1.転送用MISFETQt2及び負
荷用MI 5FETQp Z上を行方向に延在する。 他方の第2データ線(DL2)33はメモリセルMCの
駆動用MI 5FETQd 2、転送用MISFETQ
tl及び負荷用MISFETQpl上を行方向に延在す
る。つまり、相補性データ線33の第1データ線33、
第2データ線33の夫々は互いに離隔しかつほぼ平行に
行方向に延在する。 同第2図及び第20図に示すように、メモリセルアレイ
MCにおいて、列方向に配列されたメモリセルMCの相
補性データI&33の平面形状はYl−Y3軸又はY2
−Y4軸に対して線対称で配置される。行方向に配列さ
れたメモリセルMCの相補性データ線33の平面形状は
Xl−X2軸又はX3−X4軸に対して線対称で配置さ
れる。 このように、(B−10)メモリセルMCの転送用MI
SFETQtの上部にこの転送用MISFETQtの他
方の半導体領域(18)に接続される相補性データ線(
DL)33が延在されるSRAM1において、前記メモ
リセルMCの一方の転送用MISFETQtlの他方の
半導体領域(18)に、中間導電層29を介在させ、他
方の転送用MISFETQt2の上部を延在する相補性
データ線33の一方の第1データ線(D L L )3
3を接続すると共に、前記他方の転送用MISFETQ
t2の他方の半導体領域に、中間導電層29を介在させ
、一方の転送用MISFETQtlの上部を延在する相
補性データ線33の他方の第2データ線(DL2)33
を接続する。この構成により、前記メモリセルMCの転
送用MISFETQtの配列と相補性データ線33の配
列とを反転させ、この反転させた距離に相当する分、前
記中間導電層29で引き回し、転送用MISFETQt
の他方の半導体領域と相補性データ線33との接続距離
を長くしたので、前記転送用MISFETQtの他方の
半導体領域の珪素と相補性データ線33の金属(アルミ
ニウム合金膜33BのAQ)との相互拡散を防止し、ア
ロイスパイクの防止等、SRAMIの電気的信頼性を向
上できる。 また、(B−11)前記構成(B−10)の相補性デー
タ線33はバリア性金属膜(例えばT i W)33A
とアルミニウム合金膜33Bとの積層構造で構成され、
前記中間導電層29は高融点金属膜(W)で構成される
。この構成により、前記アルミニウム合金膜33Bは比
抵抗値が他の高融点金属膜や多結晶珪素膜に比べて小く
、相補性データgaaの抵抗値を低減できるので、相補
性データ線33での情報の伝達速度を速め、SRAMI
の動作速度の高速化を図れると共に、前記中間導電層2
9の高融点金属膜はバリア性を有するので、前述のアロ
イスパイクをより防止できる。 前記メモリセルMC上には、第1図、第2図、第14図
及び第20図に示すように、メインワード!(MWL)
29及びサブワード線(SWLI)29が配置される。 メインワード線29、サブワード線29の夫々は、同一
導電層(第1層目の金属材形成工程で形成される高融点
金属膜)で構成され、前記中間導電層29と同一導電層
で構成される。つまり、メインワード線29.サブワー
ド線29の夫々はワード線(WL)13と相補性データ
線33との間の層に構成される。メインワード線29、
サブワード線29の夫々は、メモリセルMCの転送用M
ISFETQt1に接続される中間導電層29と転送用
MISFETQt2に接続される中間導電層29との間
に配置される。メインワード線29.サブワード線29
の夫々は互いに離隔し、かつメモリセルアレイMAYを
ほぼ平行に列方向に延在する。 前述の第3図、第4図及び第6図に示すように、メイン
ワード線29は行方向に配列された4個(4[bitl
)のメモリセルMC毎に1本配置される。メインワード
線29は、4個のメモリブロックMBの合計16個のメ
モリセルアレイMAY上を延在するので、抵抗値を低減
する目的でサブワード、1!29に比べて配線幅寸法を
太く構成する。 サブワード線(SWLI)29は、前述の第4図及び第
6図に示すように、メモリブロックMBのワードデコー
ダ回路WDECに近接する側に配置されたメモリセルア
レイMAYにおいて、行方向に配列された1個のメモリ
セルMC毎に1本配置される。サブワード線29は、1
個のメモリセルアレイMAYを延在する程度の長さで、
前記メインワード線29に比べて延在する長さが短いの
で、メインワード線29に比べて配線幅寸法を細く構成
する。 メインワード線29、サブワード線29の夫々は、メモ
リセルMCに接続される基準電圧線(Vss)13をワ
ード線(W L )13と同一導電層で構成し、この基
準電圧線13を延在させていた導電層を空領域としたの
で、この空領域(2本の配線を配置できる程度の領域)
を利用して配置される。つまり、メモリセルMCは、ワ
ード線(W L )13及び基準電圧線13の他に1列
方向にデバイデッドワードライン方式で使用するメイン
ワード線29及びダブルワードライン方式で使用するサ
ブワード線29の2本のワード線を延在できる。 このように、(A−10)前記構成(A−9)の第1ワ
ード線(WLI)13及び第2ワード線(WL2)13
は同一導電層で構成され、前記メインワード線(MWL
)29、第1サブワード線(SWLI)29及び第2サ
ブワード線(SWL2)29は前記第1ワード線13及
び第2ワード線13と別層の同一導電層で構成され、か
つ第1ワード線13及び第2ワード線13に比べて比抵
抗値が小さい材料で構成される。この構成により、前記
メインワード線29、サブワード線29及びワード線1
3の3種類のワード線を2層の導電層で構成したので、
導電層数を低減し、SRAM1の多層配線構造を簡単化
できると共に。 動作速度を律則するメインワード線29、サブワード線
29の夫々の比抵抗値を低減し、夫々の充放電速度を速
めたので、SRAM1の動作速度の高速化を図れる。 また、(A−11)列方向に延在するワード線13及び
基準電圧!(Vss)13と前記列方向と交差する行方
向に延在する相補性データ線33との交差領域にメモリ
セルMCが配置されるSRAM1において、前記基準電
圧線13を前記ワード線(W L )13と同一導電層
で構成し、前記相補性データ線33の第1データ線(D
 L L )33及び第2データ線(DL2)33を前
記ワード線13及び基準電圧線13と別層の同一導電層
で構成し、前記ワード線13及び基準電圧$!13と前
記相補性データ線33との間の同一導電層に、前記ワー
ド線13及び基準電圧線13と同一列方向に延在する、
デバイデッドワードライン方式の採用で使用されるメイ
ンワード線(M W L )29及びダブルワードライ
ン方式の採用で使用されるサブワード線(SWL)29
の2本のワード線を構成する。 この構成により、前記基準電圧線13をワード線13と
同一導電層で構成し、基準電圧線13を延在させていた
導電層に少なくとも2本の配線を延在できる空領域がで
きるので、この空領域にメインワード線29及びサブワ
ード線29の2本のワード線を延在させ、この2本のワ
ード線を延在させる占有面積に相当する分、SRAM1
の集積度を向上できる。言換すれば、メモリセルアレイ
MAY上にその占有面積を増加せずに前記メインワード
線29及びサブワード[29を延在できるので、SRA
M1にデバイデッドワードライン方式及びダブルワード
ライン方式を同時に採用できる。 前記メモリセルMCの相補性データ線33上を含む基板
全面(外部端子BPの領域は除く)には、第1図に示す
ように、ファイナルパッシベーション膜(最終保護膜)
34が構成される。このファイナルパッシベーション膜
34は、その構造を詳細に示さないが、酸化珪素膜、窒
化珪素膜、樹脂膜の夫々を順次積層した3層の積層構造
で構成される。 フィナルバッシベーション膜34の下層の酸化珪素膜は
、後述するが、テトラエソキシシランガスをソースガス
とするCVD法で形成される。つまり、下層の酸化珪素
膜は上層の窒化珪素膜に巣が発生することを防止する。 中間層の窒化珪素膜はプラズマCVD法で形成される。 この中間層の窒化珪素膜は耐温性を高める作用がある。 上層の樹脂膜は例えばポリイミド系樹脂で形成される。 この樹脂膜は、樹脂封止型半導体装置の樹脂封止部に微
量に含有される放射性元素から放出されるα線を遮蔽し
、SRAM1のα線ソフトエラー耐圧を向上できる。ま
た、樹脂膜は、前記樹脂封止部に含有されるフィラーで
ファイナルパッシベーション膜34等の層間膜にクラッ
クが発生することを防止する。 前記SRAM1の周辺回路は第21図(要部断面図)に
示すようにCMO8で構成される。 このCMO8のうちのnチャネルMISFETQnは、
素子分離絶縁膜4及びP型チャネルストッパ領域5で周
囲を規定された領域内において、p−型ウェル領域2の
活性領域の主面に構成される。 つまり、nチャネルMISFETQnは、主に。 p−型ウェル領域2.ゲート絶縁膜12、ゲート電極1
3、ソース領域及びドレイン領域で構成される。 ゲート電極13は前記メモリセルMCの転送用MISF
ETQtのゲート電極13と同一導電層で構成される。 ソース領域、ドレイン領域の夫々は低い不純物濃度のn
型半導体領域エフ及び高い不純物濃度のn°型半導体領
域18で構成される。つまり1周辺回路のnチャネルM
ISFETQnは、メモリセルMCの転送用MISFE
TQtと同様に、LDD構造で構成される。 LDD構造を採用するnチャネルMISFETQnは、
前述のように、ホットキャリアの発生量を低減できるの
で、経時的なしきい値電圧の変動を防止できる。また、
このnチャネルMISFETQnは、駆動用MISFE
TQdのゲート電極7等多結晶珪素膜に比べて、比抵抗
値が小さい積層構造の導電層でゲート電極13を構成す
るので。 動作速度の高速化を図れる。 前記nチャネルM I S F E T Q nのソー
ス領域、ドレイン領域の夫々であるn°型半導体領域1
8には配線29が接続される。配線29は前記メモリセ
ルMCに配置された中間導電層29、メインワード線2
9及びサブワードI!29と同一導電層で構成される。 この配線29は層間絶縁膜27.24.21等に形成さ
れた接続孔28を通してn゛型半導体領域18に接続さ
れる。また、配線29は、層間絶縁膜30に形成された
接続孔31内に埋込まれた埋込用電極32を介して、上
層の配線33に接続される。前記埋込用電極32はメモ
リセルMCに形成された埋込用電極32と同一導電層で
構成される。配線33はメモリセルMCに配置された相
補性データ線33と同一導電層で構成される。 前記CMO8のうちのpチャネルMISFETQpは、
素子分離絶縁膜4で周囲を規定された領域内において、
イ型ウェル領域3の活性領域の主面に構成される。つま
り、pチャネルMISFETQpは、主に、n−型ウェ
ル領域3.ゲート絶縁膜12.ゲート電極13、ソース
領域及びドレイン領域で構成される。イ型ウェル領域3
はチャネル形成領域を構成する。ゲート電極13は、前
記nチャネルMISFETQnと同様に、前記転送用M
ISFETQtのゲート電極13と同一導電層で構成さ
れる。ソース領域、ドレイン領域の夫々は低い不純物濃
度のP型半導体領域19及び高い不純物濃度のp゛型半
導体領域20で構成される。低い不純物濃度のn型半導
体領域19は、nチャネルMISFETQnと同様に、
高い不純物濃度のp°型半導体領域20とチャネル形成
領域との間に設けられる。 つまり、PチャネルMISFETQpはLDD構造で構
成される。同様に、LDD構造を採用するPfヤネルM
I 5FETQpは経時的なしきい値電圧の変動を防止
できる。また、pチャネルMISFETQpは、ゲート
電極13の比抵抗値が小さいので、動作速度の高速化を
図れる。 pチャネルMISFETQpのソース領域、ドレイン領
域の夫々であるp゛型半導体領域20には配線29が接
続される。また、配線29は埋込用電極32を介して上
層の配線33に接続される。 この周辺回路のCMOSの領域は前記メモリセルアレイ
MAYの領域と同様にファイナルパッシベーション膜3
4が構成される。 このように、(D−3)ワード線(W L )13で制
御される転送用MISFETQt及び駆動用MISFE
TQdでメモリセルMCが構成され、このメモリセルM
Cの情報書込み動作、情報の保持動作、情報読出し動作
を制御する周辺回路をMISFET(本実施例では0M
O8)で構成するSRAMIにおいて、前記転送用MI
SFETQtのゲート電極13及びそれに接続されるワ
ード、t13を、前記駆動用MISFETQdのゲート
電極7に比べて比抵抗値が小さい材料で構成し、前記周
辺回路のMI 5FET(Qn、Qp)のゲート電極1
3を前記転送用MISFETQtのゲート電極13と同
一導電層で構成する。この構成により、前記メモリセル
MCの転送用MIsFETQtのゲート電極13及びワ
ード、19113の抵抗値を低減し、メモリセルMCの
情報書込み動作及び情報読出し動作を速めることができ
るので、SRAM1の動作速度の高速化が図れると共に
、前記周辺回路のMISFET(Q n y Q p 
)のゲート電極13の抵抗値を低減し、このMISFE
Tの動作速度を速めることができるので、SRAM1の
動作速度のより高速化を図れる。 前記第8図に示す、前記周辺回路の入力段回路■と外部
端子BPとの間に配置された静電気破壊防止回路Iのク
ランプ用MISFETQnlは。 具体的な断面構造を図示しないが、前記メモリセルMC
の駆動用MISFETQdと同一構造で構成される。つ
まり、クランプ用MISFETQn1は、p−型ウェル
領域2、ゲート絶縁膜6.ゲート電極7、ソース領域及
びドレイン領域で構成される。ソース領域、ドレイン領
域の夫々は低い不純物濃度のn型半導体領域10及び高
い不純物濃度のn°型半導体領域11で構成される。す
なわち、クランプ用MISFETQnlは2重ドレイン
構造で構成される。 前述のように、SRAM1は、メモリセルMCにおいて
、転送用MISFETQtにLDD構造、駆動用MIS
FETQdに2重ドレイン構造の2種類の構造のれチャ
ネルMISFETを採用する。 この2種類の構造のnチャネルMISFETのうち1周
辺回路のnチャネルM I S F E T Q nは
動作速度の高速化及びしきい値電圧の変動の防止を図る
目的でLDD構造を採用する。また、静電気破壊防止回
路■のクランプ用MISFETQnlは、静電気破壊耐
圧を向上する目的で、前記2種類の構造のnチャネルM
ISFETのうち、2重ドレイン構造を採用する0本実
施例の場合、LDD構造を採用する例えば周辺回路のn
チャネルMISFETQrxの静電気破壊耐圧は約30
[V]で構成される。これに対して、静電気破壊防止回
路Iの2重ドレイン構造を採用するクランプ用MISF
ETQnlの静電気破壊耐圧は約L50[V]で構成さ
れる。 前記静電気破壊防止回路Iの保護抵抗素子Rは、図示し
ないが、第2層目のゲート材形成工程で形成される導電
層13で構成される。この導電層13は前述のように多
結晶珪素膜13A及び高融点金属珪化膜13Bの積層構
造で構成され、他のゲート材に比べて膜厚を厚く形成で
きるので、保護抵抗素子Rの電流容量を増加できる。つ
まり、保護抵抗素子Rは過大電流が流れた場合でも切断
されにくくなる。また、保護抵抗素子Rは、4層のゲー
ト材(7,13,23及び26)のうち、膜厚が厚い第
3層目の導電層23でも形成できる。また、保護抵抗素
子Rは、前記4層のゲート材のうち、いずれか2層又は
それ以上を積層した積層構造で構成してもよい。 また、保護抵抗素子Rは、クランプ用MISFETQn
 1、nチャネルM I S F E T Q nのい
ずれかのソース領域或はドレイン領域と同一構造の所謂
拡散層抵抗素子として構成してもよい。 前記第9図に示す、前記周辺回路の出力段回路■と外部
端子BPとの間に配置された静電気破壊防止回路■のク
ランプ用MISFETQn4、Qn5の夫々は、前記静
電気破壊防止回路Iと同様に、2重ドレイン構造で構成
される。この2重ドレイン構造を採用するクランプ用M
ISFETQn4、Qn5の夫々は静電気破壊耐圧を向
上できる。 前記静電気破壊防止回路■のバイポーラトランジスタB
iTは前述のようにnpn型で構成される。このバイポ
ーラトランジスタBiTのn型エミッタ領域は、転送用
MI S FETQtのソース領域、ドレイン領域の夫
々であるn゛型半導体領域18で構成される。また、n
型エミッタ領域は駆動用MISFETQdのソース領域
、ドレイン領域の夫々であるn゛型半導体領域11で構
成される。p型ベース領域はp”型ウェル領域2で構成
される。 n型コレクタ領域は1型半導体基板1で構成される。つ
まり、バイポーラトランジスタBiTはnチャネルMI
SFETQnと同一製造プロセスで構成できる。 8力段回路■の出力用nチャネルMI S FETQn
2、Qn3の夫々は、静電気破壊防止回路■。 ■の夫々と同様に、2重ドレイン構造で構成される。こ
の2重ドレイン構造を採用する出力用nチャネルMIS
FETQn2、Qn3の夫々は静電気破壊耐圧を向上で
きる。同様に、出力段回路■のnチャネルMISFET
Qn6は2重ドレイン構造で構成される。すなわち、前
記第8図に示す入力段側、第9図に示す出力段側の夫々
において。 2重ドレイン構造を採用するMISFETQnは破線で
囲んで示す。 このように、(D−1)前記外部端子BPとMISFE
T(Qn、Qp)で形成される入出力段回路(■又は■
)との間にクランプ用M I S F E T Q n
(Qnl、又はQn4及びQn5)で形成される静電気
破壊防止回路(I又は■)を配置し、メモリセルMCを
駆動用MrSFETQd及び転送用MISFETQtで
構成するSRAM1において、前記メモリセルMCの転
送用MISFETQtをLDD構造で構成すると共に、
前記駆動用MISFETQdを2重ドレイン構造で構成
し、前記静電気破壊防止回路(I又は■)のクランプ用
MISFETQnの前記外部端子BPに直接々続される
ドレイン領域(或はソース領域)、又は出力段回路■の
出力用nチャネルMI 5FETQn2のドレイン領域
(或はQn3のソース領域)を2重ドレイン構造で構成
する。この構成により、前記構成(B−5)と同様に、
前記メモリセルMCの駆動用MI 5FETQdの相互
コンダクタンスを転送用MISFETQtの相互コンダ
クタンスに比べて大きくし、実効的なβレシオを大きく
できるので、駆動用MIsFETQdの占有面積を縮小
してメモリセルMCの占有面積を縮小でき、S RAM
 1の集積度を向上できると共に、前記LDD構造に比
べて、静電気破壊防止回路(■又は■)のクランプ用M
 I S F E T Q nのドレイン領域でのpn
接合部での破壊耐圧を高くできるので、静電気破壊防止
回路(I又は■)の静電破壊耐圧を向上し、又は出力段
回路■の8力用nチャネルMISFETQn2のドレイ
ン領域でのpn接合部での破壊耐圧を高くできるので、
出力段回路■の静電気破壊耐圧を向上し、SRAM1の
静電気破壊を防止できる。また、前記メモリセルMCの
実効的なβレシオを大きくし、メモリセルMCの情報蓄
積ノード領域に保持された情報の安定性を向上できるの
で、メモリセルMCの誤動作を低減し、S RAM1の
動作上の信頼性を向上できる。 また、(D−4)前記構成(D−3)のメモリセルMC
の転送用MISFETQt、周辺回路のMISFET(
Qn、Qp)の夫々はLDD構造で構成し、前記メモリ
セルMCの駆動用MISFETQdは2重ドレイン構造
で構成される。この構成により、前記構成(D−1)の
効果の他に、前記周辺回路のLDD構造のMISFET
(Qn、Qp)は2重ドレイン構造の駆動用MISFE
TQdに比べてドレイン領域の近傍の電界強度を弱くで
き、ホットキャリアの発生量を低減できるので、前記周
辺回路のM I S FETの経時的なしきい値電圧の
変動を低減し、SRAMIの電気的信頼性を向上できる
。 前述の第1図、第2図、第13図及び第19図に示す電
源電圧線(Vcc)26Pは周辺回路の領域において図
示しない電源電圧配線33に接続される。 電源電圧線26Pは、メモリセルMC上に配置され、メ
モリセルアレイMAYを列方向に延在するので、前記第
3図に示すXデコーダ回路XDECの領域において、電
源電圧配線33に接続される。この接続構造を第22図
(要部断面図)に示す。 前記メモリセルアレイMAYを列方向に延在する電源電
圧線26Pの端部、電源電圧配線33の夫々はp゛型半
導体領域20及び電源用中間配線29を介して接続され
る。電源電圧$26P、p”型半導体領域20の一端部
との接続は層間絶縁膜21.24の夫々に形成された接
続孔25を通して行われる。電源電圧線26Pが接続さ
れたP°型半導体領域20の他端部は、層間絶縁膜27
等に形成された接続孔28を通して電源用中間配線29
に接続される。この電源用中間配線29は、層間絶縁膜
30に形成された接続孔31を通してさらに上層の電源
電圧配線33に接続される。 つまり、電源電圧線26Pは、−旦、下層のp°型半導
体領域20に接続され、この接続部分と別の領域にp°
型半導体領域20で引き出し、この引き出された領域の
p゛型半導体領域20に電源用中間配線29を接続し、
この電源用中間配線29を介して電源電圧配線33に接
続される。前記P°型半導体領域20は電源電圧線26
P(p型不純物を導入した多結晶珪素III)との接続
でpn接合が構成されない導電型を有する。このp°型
半導体領域20は、周辺回路のpチャネルMISFET
Qpのソース領域、ドレイン領域の夫々のp゛型半導体
領域20と同一導電層で構成される。前記電源用中間配
線29は、前記メモリセルMCに配置された中間導電、
1129%メインワード、8129.サブワード線29
、周辺回路の配線29の夫々と同一導電層で構成される
。電源電圧配線33は、図示しないが、外部端子BPか
ら周辺回路の各回路やメモリブロックLMBに電源電圧
Vccを供給する主要電源幹線である。この電源電圧配
線33はメモリセルアレイMAYを延在する相補性デー
タ線33、周辺回路の配線33の夫々と同一導電層で構
成される。 前記電源電圧線26Pは、前述のように、メモリセルM
Cの負荷用MISFETQpのn型チャネル形成領域2
6Nと同一導電層で構成され、このnチャネル形成領域
26Nでのリーク電流量を低減するので、薄膜で構成さ
れる。つまり、前記接続構造は、層間絶縁膜27に形成
される接続孔28を電源電圧線26Pの領域上に形成し
、この接続孔28を通して電源用中間導電層29を電源
電圧線26Pに直接々続する場合において、前記接続孔
28を形成するエツチング(ドライエツチング)の際、
電源電圧線26Pが抜けることを防止できる。電源電圧
線26Pが抜けた場合、電源電圧線26Pと電源用中間
導電層29との接続面積が極端に縮小して抵抗値が増大
するか、或は電源電圧線26Pと電源用中間導電層29
との接続不良が生じる。 次に、前述のSRAM1の具体的な製造方法について、
第23図乃至第32図(各製造工程毎に示すメモリセル
MCの要部断面図)を用いて簡単に説明する。
【ウェル形成工程】
まず、単結晶珪素からなる1型半導体基板1を用意する
。 次に、前記に型半導体基板1の主面上に酸化珪素膜を形
成する。酸化珪素膜は、例えば熱酸化法で形成し、約4
0〜50[nmlの膜厚で形成する。 次に、前記π型半導体基板1のp−型ウェル領域の形成
領域の主面上に前記酸化珪素膜を介して窒化珪素膜を形
成する。この窒化珪素膜は不純物導入マスク及び耐酸化
マスクとして使用される。窒化珪素膜は1例えばCVD
法で堆積し、約40〜60[nm]の膜厚で形成される
。窒化珪素膜はその堆積後にフォトリソグラフィ技術で
パターンニングを施すことにより形成する。 次に、前記窒化珪素膜を不純物導入マスクとして使用し
、n−型半導体基板1のπ型ウェル領域の形成領域の主
面部に、n型不純物を導入する。n型不純物としては例
えばPを使用する。Pは、イオン打込み法を使用し、1
20〜130[K、eV]程度のエネルギで10 ” 
’ [atoms/ d ]程程度式される。Pは前記
酸化珪素膜を通してπ型半導体基板1の主面部に導入さ
れる。 次に、前記n−型半導体基板1のπ型ウェル領域の形成
領域の主面上に形成された酸化珪素膜を成長させる。こ
の酸化珪素膜の成長は前記窒化珪素膜を耐酸化マスクと
して使用した熱酸化法で行う。 酸化珪素膜は約130〜140[nmlの膜厚に成長さ
せる。 次に、前記窒化珪素膜を除去する。そして、前記成長さ
せた酸化珪素膜を不純物導入マスクとして使用し、π型
半導体基板1のp−型ウェル領域の形成領域の主面部に
n型不純物を導入する。n型不純物としては例えばBF
、を使用する。BF2は、イオン打込み法を使用し、6
0[KeV]程度のエネルギで10 ” 〜10 ” 
[atoms/ dコ程度導入される。BF、は前記酸
化珪素膜を通してn−型半導体基板1の主面部に導入さ
れる。 次に、前記π型半導体基板1の主面部に導入されたn型
不純物、n型不純物の夫々に引き伸し拡散を施し、前記
P型不純物でP−型ウェル領域2、n型不純物で1型ウ
エル領域3の夫々を形成する。 不純物の引き伸し拡散は例えば1200[”C]の高温
度で約100〜180[分]行う、このp−型ウェル領
域2、π型ウェル領域3の夫々を形成することにより、
ツインウェル構造の1型半導体基板1が完成する。
【素子分離領域の形成工程] 次に、前記π型半導体基板1のp−型ウェル領域2の主
面上の酸化珪素膜、イ型ウェル領域3の主面上の酸化珪
素膜の夫々を除去する。 次に、前記P−型ウエル領域2.n−型ウエル領域3の
夫々の主面上に新たに酸化珪素膜を形成する。 酸化珪素膜は、熱酸化法で形成し、例えば約10〜15
[nm]の膜厚で形成する。 次に、前記i型ウェル領域2.n−型ウエル領域3の夫
々の活性領域の形成領域の主面上に、窒化珪素膜を形成
する。窒化珪素膜は不純物導入マスク及び耐酸化マスク
として使用される。窒化珪素膜は、例えばCVD法で堆
積し、約100〜150[nmlの膜厚で形成する。窒
化珪素膜はその堆積後にフォトリソグラフィ技術でパタ
ーンニングを施すことにより形成される。このパターン
ニング、つまり、窒化珪素膜をエツチングで除去する際
、窒化珪素膜が垂直形状にエツチングされ、この窒化珪
素膜から露出する非活性領域において、酸化珪素膜又は
その一部が除去されるので、この非活性領域に新たに酸
化珪素膜を形成する。この新たに形成された酸化珪素膜
は、例えば熱酸化法で形成し、約12〜14[nm]の
膜厚で形成する。 この新たに形成された酸化珪素膜は、窒化珪素膜をパタ
ーンニングした際のエツチングダメージの除去、不純物
導入の際の汚染防止等の目的で形成される。 メモリセルアレイMAYの形成領域において、前記窒化
珪素膜の平面形状は、前述の第15図に示す活性領域の
平面形状に相当するリング形状で構成される(塗りつぶ
した領域に相当する)、つまり、窒化珪素膜の平面形状
は、4個のメモリセルMCの一方の転送用MISFET
Qt及び駆動用MISFETQdの合計8個のMISF
ETを直列接続した形状で構成される。また、換言すれ
ば。 窒化珪素膜は、パターンの延在する方向に終端が存在せ
ず、パターンが閉じるリング形状で構成される。このリ
ング形状の窒化珪素膜はメモリセルアレイMAYにおい
て千鳥り配列となる。 また、メモリセルアレイMAYの終端において。 前記窒化珪素膜の平面形状は、同第15図に示すように
、半リング形状で形成されかつ余裕寸法りを有する。ま
た、メモリセルアレイMAYの終端であって、メモリセ
ルアレイMAYの角部において、前記窒化珪素膜の平面
形状は、リング形状の4分の1の形状、つまりメモリセ
ルMCの一方の転送用MISFETQt及び駆動用M 
I S FETQdの活性領域の平面形状であるL字形
状で形成される。この窒化珪素膜の4分の1のリング形
状は、パターンの延在する方向にいずれも終端が存在す
るので、2つの余裕寸法りが付加される。 次に、前記窒化珪素膜を不純物導入マスクとして使用し
、p−型ウェル領域2の非活性領域(素子分離領域)の
形成領域にP型不純物を導入する。 p型不純物としては例えばBF、を使用する。BF2 
は、イオン打込み法を使用し、40[KeV]程度のエ
ネルギで10”〜10”[atoms/a#]程度導入
される。BF、は前記酸化珪素膜を通してp−型半導体
基板2の主面部に導入される。 次に、前記窒化珪素膜を耐酸化マスクとして使用し、P
−型ウェル領域2、n−型ウェル領域3の夫々の非活性
領域の主面上の酸化珪素膜を成長させ、素子分離絶縁膜
4を形成する。素子分離絶縁膜4は、例えば熱酸化法(
選択熱酸化法)で形成された酸化珪素膜で形成され、約
400〜500[nm]の膜厚で形成される。 前述のように、メモリセルアレイMAYにおいて、素子
分離絶縁膜4を形成する際の耐酸化マスクとして使用さ
れる窒化珪素膜の平面形状はリング形状で形成される。 窒化珪素膜のリング形状の内枠側及び外枠側つまり活性
領域と非活性領域との境界領域は窒化珪素膜、p−型ウ
ェル領域2の夫々の間からp〜型ウェル領域2の活性領
域側の主面に酸素の供給があるので、窒化珪素膜下の酸
化珪素膜が成長し、素子分離絶縁膜4の端部に所謂バー
ズビーク(横方向の酸化)が生じる。これに対して、窒
化珪素膜のリング形状のパターンが延在する方向は、パ
ターンに終端がなく、かつパターンが閉じているので、
酸素の供給がなく、素子分離絶縁膜4が形成されないと
共にバーズビークが発生しない、また、活性領域と非活
性領域との境界領域においても、窒化珪素膜のパターン
がリング形状であるので、パターンが終端をもつ場合に
比べてバーズビークの長さは短くなる。 また、メモリセルアレイMAYの終端において。 素子分離絶縁膜4を形成する際の耐酸化マスクとして使
用される窒化珪素膜の平面形状は半リング形状で形成さ
れかつ余裕寸法りを有する。この窒化珪素膜の半リング
形状の内枠側及び外枠側の境界領域は酸素の供給がある
ので、窒化珪素膜下の酸化珪素膜が成長し、素子分離絶
縁膜4の端部にバーズビークが生じる。同様に、窒化珪
素膜の半リング形状のパターンが延在する方向の終端(
メモリセルアレイMAYの最端部又は点線E部分)は、
内枠側、外枠側の夫々と同様に、酸素の供給があるので
、素子分離絶縁膜4が形成されると共にバーズビークが
発生する。バーズビークが発生した場合、メモリセルア
レイMAYの終端に位置するメモリセルMCの活性領域
の平面形状は、メモリセルアレイMAYの中央部に位置
するメモリセルMCの活性領域の平面形状に比べて、バ
ーズビークの発生量に相当する分縮水するが、余裕寸法
りが設けられているので、結果的にほぼ同等になる。つ
まり、前記余裕寸法りは少なくともバーズビークの発生
量と同−又はそれよりも大きい寸法に設定する。また、
メモリセルアレイMAYの終端であって、メモリセルア
レイMAYの角部に位置するメモリセルMCの活性領域
の平面形状は、前述のように余裕寸法りが設けられてい
るので、メモリセルアレイMAYの中央部に位置するメ
モリセルMCの活性領域の平面形状と同等に形成される
。 前記素子分離絶縁膜4を形成する熱処理工程により、前
記非活性領域に導入されたP型不純物に引き伸し拡散が
施され、P型チャネルストッパ領域5が形成される。 このように、(C−26)p−型ウェル領域(基板)2
の非活性領域に形成された素子分離絶縁膜4で周囲を規
定される活性領域内の主面に、転送用MISFETQt
及び駆動用MISFETQdでメモリセルMCが構成さ
れるSRAMIにおいて、p−型ウェル領域2の活性領
域の形成領域の主面上に、互いに離隔しかつ規則的に、
平面形状がリング形状で形成された耐酸化マスク(窒化
珪素膜)を複数個配列する工程と、この酎酸化マスクを
使用し、前記p−型ウエル領域2の非活性領域の主面上
に選択酸化法で素子分離絶縁膜4を形成する工程とを備
える。この構成により、前記平面形状がリング形状で形
成された耐酸化マスクは活性領域と非活性領域との境界
領域がリング形状の互いに対向する内枠側及び外枠側に
存在し、この境界領域には選択酸化法で素子分離絶縁膜
4を形成する際にバーズビークが発生するが、このバー
ズビークの長さは、酎酸化マスクがリング形状で形成さ
れ、終端をもたないので、耐酸化マスクが終端をもつ場
合に比べて短くなる。また、リング形状の耐酸化マスク
のパターンが延在する方向は、パターンが閉じすなわち
パターンに終端がなく、前記境界領域が存在しないので
、バーズビークの発生に基く活性領域の占有面積の減少
がない、このように素子分離絶縁膜4がリング形状であ
るので、SRAMIの製造プロセスにおいて、活性領域
のパターンの寸法変換量を低減できる。パターンの寸法
変換量の低減は、微細加工を可能にできるので、SRA
MIの集積度を向上できる。 また、(C−27)前記構成(C−26)の耐酸化マス
クは、メモリセルアレイMAYにおいて、p型ウェル領
域2の活性領域の形成領域の主面上に、互いに離隔しか
つ列方向に同一ピッチで複数個列状に配列されると共に
、この配列の前記列方向と交差する行方向の次段の列に
、互いに離隔しかつ列方向に同一ピッチでしかも前記前
段の配列に対して2分の1ピツチずらして、複数個列状
に配列される。この構成により、前記耐酸化マスクの配
列を千鳥り配列とし、列方向、行方向の夫々において隣
接する耐酸化マスク間の#を隔寸法を均一化しかつ最小
限にできるので、前記耐酸化マスクの配列密度を高めら
れる。つまり、耐酸化マスク間である素子分離絶縁膜4
の占有面積を縮小し、SRAM1の集積度を向上できる
。 また、(C−28)前記構成(C−27)のメモリセル
MCは2個の転送用MISFETQt及び2個の駆動用
MISFETQdで構成され、前記耐酸化マスク(窒化
珪素膜)のリング形状は、列方向に隣接する2個のメモ
リセルMC及びこの2個のメモリセルMCと行方向に隣
接する2個のメモリセルMC5合計4個のメモリセルM
Cにおいて。 夫々、1mの転送用MISFETQt及び1個の駆動用
MISFETQd1合計4個の転送用MISFETQt
、4個の駆動用MISFETQdの夫々を直列に接続し
た形状で形成される。この構成により、前記列方向、行
方向の夫々に隣接する合計4個のメモリセルMCのうち
、4個の転送用MISFETQt及び4個の駆動用MI
 S FETQd、合計8個のMISFETの夫々の一
方の半導体領域を他のMISFETの他方の半導体領域
と一体に形成し、かつ兼用できる。この結果、前記兼用
した半導体領域に相当する分、メモリセルMCの占有面
積を縮小し、SRAM1の集積度を向上できる。 また、(C−29)前記構成(C−26)乃至(C−2
8)の前記規則的に配列される耐酸化マスクのうち、メ
モリセルアレイMAYの終端に配列される耐酸化マスク
(窒化珪素膜)はレイアウトルールに基き形成された前
記リング形状の一部分で形成され(前記第15図に示す
点線Eの形状で形成され)、この終端に配列された耐酸
化マスクはリング形状のパターンの延在する方向の非活
性領域との境界領域を少なくともバーズビークに相当す
る寸法よりも大きく形成する(余裕寸法りを設ける)、
この構成により、前記メモリセルアレイMAYの終端に
配列される耐酸化マスクに予じめ余裕寸法りを形成した
ので、SRAM1の製造プロセスにおいて、メモリセル
アレイMAYの中央部分の活性領域とメモリセルアレイ
MAYの終端の活性領域との間のパターンの寸法変換量
差を低減できる。つまり、メモリセルアレイMAY内に
おいて(中央部及び終端部を含む)、メモリセルMCの
電気的特性を均一化し、SRAM1の電気的信頼性を向
上できる。 前記素子分離絶縁膜4及びp型チャネルストッパ領域5
を形成した後に、耐酸化マスクとして使用した窒化珪素
膜を除去する。 【第1ゲート絶縁膜の形成工程1 次に、前記p−型ウエル領域2、■−型ウエル領域3の
夫々の活性領域の主面上の酸化珪素膜を除去する。この
酸化珪素膜を除去する工程により、p型ウェル領域2.
n型ウェル領域3の夫々の活性領域の主面上が露出する
。 次に、前記P−型ウつル領域2りn°型ウェル領域3の
夫々の活性領域の主面上に新たに酸化珪素膜を形成する
。酸化珪素膜は主に不純物導入の際の汚染防止、及び前
記窒化珪素膜の除去の際に除去しきれない素子分離絶縁
膜4の端部の窒化珪素膜所謂ホワイトリボンの除去を目
的として形成する。 酸化珪素膜は、例えば熱酸化法で形成され、約18〜2
0[nmlの膜厚で形成する。 次に、p−型ウェル領域2、π型ウェル領域3の夫々の
活性領域の主面部に、しきい値電圧調整用不純物を導入
する。しきい値電圧調整用不純物としてはP型不純物例
えばBF2を使用する。このBF2は、イオン打込み法
を使用し、40〜50[K e Vl程度のエネルギで
約2X10”〜3×10”[atoms/ad]程度導
入される。BF2は前記酸化珪素膜を通してp−型半導
体基板2、イ型ウェル領域3の夫々の主面部に導入され
る。 次に、前記p−型ウエル領域2、n−型ウェル領域3の
夫々の活性領域の主面上の酸化珪素膜を除去し、このp
−型ウェル領域2.n−型ウエル領域3の夫々の活性領
域の主面を露出する。この後、第23図に示すように、
このP−型ウェル領域2、n−型ウェル領域3の夫々の
活性領域の主面上にゲート絶縁膜6を形成する。ゲート
絶縁膜6は、熱酸化法で形成し、約13〜14[nm]
の膜厚で形成する。ゲート絶縁膜6は、メモリセルMC
の駆動用MISFETQd及び静電気破壊防止回路1.
III、出力段回路■の夫々のM I S F E T
 Q nのゲート絶縁膜として使用される。 【第1層目ゲート材の形成工程】 次に、前記ゲート絶縁膜6上を含む基板全面に多結晶珪
素膜7を堆積する。この多結晶珪素膜7は第1層目のゲ
ート材形成工程により形成される。 多結晶珪素膜7は、CVD法で堆積し、この堆積中に抵
抗値を低減する不純物を導入した所謂ドープドポリシリ
コンで形成される。この多結晶珪素膜7はジシラン(S
i2Hs)及びフォスフイン(pH3)をソースガスと
するCVD法で堆積される。 例えば、本実施例の場合、CVD法は、5i2H。 を約80 [sccm]、キャリアガスとして約1[%
コの窒素ガスを含むPH,を約90 [scc+w]と
し、約500〜520[℃コの温度及び0 、8 [t
orr]の圧力の条件下において行う、この条件下にお
いて、多結晶珪素膜(ドープドポリシリコン)7は下記
の生成反応式〈1〉乃至〈3〉に基き生成される。 2SiH,拳+2P*→2 S x (P)+ 2 H
z    ・・・ く3〉本実施例の場合、前記多結晶
珪素膜7はn型不純物であるPが導入され、Pは約10
20〜1021[atoms/ci]の濃度に導入され
る。また、多結晶珪素膜7はMISFETのゲート電極
、容量素子Cの第1電極の夫々として使用する場合にお
いて比較的薄い膜厚約100[nm]の膜厚で形成され
る。 この多結晶珪素膜7は前述のように容量素子Cの第1電
極(7)として使用され、多結晶珪素膜7上には誘電体
膜(21)が形成されるが、この誘電体膜は多結晶珪素
膜7の形成方法により絶縁耐圧が変化する。第33図(
生成方法別の絶縁膜の絶縁耐圧を示す図)に、2種類の
異なる形成方法で堆積した多結晶珪素膜の夫々の上部に
形成された絶縁膜の絶縁耐圧の測定結果を示す、第33
図中、横軸は多結晶珪素膜上に形成される熱酸化珪素膜
の生成温度[”C]を示す。縦軸は絶縁膜(誘電体膜)
の絶縁耐圧[MV/C!1]を示す、データ(、A )
は前述のSi、H,をソースガスとするCVD法で堆積
された多結晶珪素膜(ドープドポリシリコン)上に熱酸
化法で形成された酸化珪素膜の絶縁耐圧を示す。データ
(B)は、CVD法で堆積された多結晶珪素膜(ノンド
ープドポリシリコン)にイオン打込み法でPを導入し、
この後、多結晶珪素膜上に熱酸化法で形成された酸化珪
素膜の絶縁耐圧を示す。データ(C)はSi、H,をソ
ースガスとするCVD法で堆積された多結晶珪素膜(ド
ープドポリシリコン)上にCVD法で堆積された酸化珪
素膜の絶縁耐圧を示す。CVD法で堆積された酸化珪素
膜の堆積温度は約800[”C]である。 前記第33図の測定結果に示すように、同一生成温度の
熱酸化法で酸化珪素膜を形成する場合、Si、H,をソ
ースガスとするCVD法で堆積された多結晶珪素膜上の
酸化珪素膜(A)は堆積後にPを導入した多結晶珪素膜
上の酸化珪素膜(B)に比べて絶縁耐圧が高い。また、
前記Si、HGをソースガスとするCVD法で堆積され
た多結晶珪素膜の場合、熱酸化法で形成した酸化珪素膜
(A)に比べて、CVD法で堆積した酸化珪素膜(C)
の絶縁耐圧は高い。 前述の酸化珪素膜の絶縁耐圧の変化は、第34図、第3
5図(多結晶珪素膜の表面粗さを示す図)の夫々の測定
結果に示すように、多結晶珪素膜の表面状態に基くと推
定される。第34図は5izH2をソースガスとするC
VD法で堆積された多結晶珪素膜の表面状態を示す、第
35図は、CVD法で堆積後、Pを導入した多結晶珪素
膜の表面状態を示す、第34図、第35図の夫々におい
て、横軸は多結晶珪素膜の表面上での距離[μm]を示
し、縦軸は表面上での起伏(粗さ)[K人コを示す。 第34図及び第35図の測定結果に示すように、Si2
H6をソースガスとするCVD法で堆積された多結晶珪
素膜の表面は、堆積後にPを導入する多結晶珪素膜の表
面に比べて平担性が高い。すなわち、Si、H,をソー
スガスとするCVD法で堆積された多結晶珪素膜は、第
34図に示すように。 表面の起伏が小さく(凹凸が小く)、電界集中の発生を
低減できるので、この多結晶珪素膜上に形成される熱酸
化法で形成される酸化珪素膜の絶縁耐圧を向上できる。 つまり、前述の容量素子Cは。 5i2H,をソースガスとするCVD法で堆積された多
結晶珪素膜で第1電極())を形成することにより、誘
電体膜の絶縁耐圧を向上できる。 また、前記熱酸化法で形成される酸化珪素膜は、下地の
多結晶珪素膜の表面に複数の結晶面が異なる結晶粒(グ
レイン)が存在し、各々の結晶面での熱酸化珪素膜の成
長速度が異なるので、膜厚にばらつきが生じる。この膜
厚にばらつきが存在する酸化珪素膜は、容量素子Cの誘
電体膜として使用した場合、膜厚の薄い部分において第
1電極(7)と第2電極(23)との間に電界集中が発
生するので、前記第33図に示すように、CVD法で堆
積した酸化珪素膜に比べて絶縁耐圧は低くなる。つまり
、同第33図に示すように、前記CVD法で堆積された
酸化珪素膜は、多結晶珪素膜上にその下地形状に沿って
均一な膜厚で形成できるので、容量素子Cの誘電体膜と
して使用した場合、電界集中の発生が低減でき、絶縁耐
圧を向上できる。 また、多結晶珪素膜は、第36図(多結晶珪素膜の膜厚
とゲート絶縁膜の絶縁耐圧との関係を示す図)に示すよ
うに、形成方法及び堆積された膜厚により、絶縁膜の絶
縁耐圧を変化させる。第36図中、横軸は多結晶珪素膜
の膜厚[nm]を示し。 縦軸は多結晶珪素膜の下地の絶縁膜(酸化珪素膜:例え
ばゲート絶縁膜6に相当する)の絶縁耐圧[M■/1]
を示す、データ(D)はSi、H,をソースガスとする
CVD法で堆積された多結晶珪素膜の下地の絶縁膜の絶
縁耐圧を示す。データ(E)は堆積後にPを導入した多
結晶珪素膜の下地の絶縁膜の絶縁耐圧を示す。 第36図のデータ(E)に示すように、堆積後にPを導
入した多結晶珪素膜の下地の絶縁膜は。 多結晶珪素膜が70[nm]を越える膜厚の場合には絶
縁耐圧の劣化を生じないが、70[nm1以下の膜厚に
なると絶縁耐圧が急激に劣化する。これに対して、デー
タ(D)に示すように、5itH。 をソースガスとするCVD@で堆積された多結晶珪素膜
(ドープドポリシリコン)の下地の絶縁膜は、多結晶珪
素膜が70[nm]以下の膜厚になっても絶縁耐圧の劣
化をほとんど生じない、つまり、この多結晶珪素膜は下
地の絶縁膜(例えばゲート絶縁膜6)の絶縁耐圧が劣化
しないので70[nm]以下の薄い膜厚で形成できる。 また2多結晶珪素膜は、膜厚が結晶粒のサイズに近くな
ると、表面の平担性が結晶粒の形状で律則されかつ損な
われ(膜厚が均一化されない)、断線不良等が生じ易く
、導電層としては使用できないので、約10[nm]以
上の膜厚で形成する。 また、多結晶珪素膜への不純物導入方法として。 CVD法で堆積された多結晶珪素膜(ノンドープドポリ
シリコン)の表面上にリンガラス膜を形成し、このリン
ガラス膜に含有されるPを熱拡散法により多結晶珪素膜
に導入する方法がある。この不純物導入法は前記リンガ
ラス膜の除去に濃酸を使用する。前述のSi、H,をソ
ースガスとするCVD法で堆積された多結晶珪素膜は、
前記リンガラス膜の除去の濃酸の使用を廃止し、しかも
これ以外の堆積法で堆積された多結晶珪素膜に比べて膜
質を緻密に形成できるので、前記濃酸の膜中のしみ込み
に基く、下地の絶縁膜(例えばゲート絶縁膜6)の絶縁
耐圧の劣化を防止できる。 前記第1層目のゲート材形成工程で形成された多結晶珪
素膜7は、MISFETのゲート電極等として使用する
場合に動作速度を損なわない程度において、以上の理由
に基き、その上層又は下地の絶縁膜の絶縁耐圧を確保で
きるので、膜厚を約100[rhm3程度に藩<シ、上
層の平担化を図れる。 前記第1層目のゲート材形成工程で形成された多結晶珪
素膜7を形成した後に、この多結晶珪素膜7に熱処理を
施す。この熱処理は、例えば窒素(N2)ガス中、70
0〜950 [’C]の温度で8〜12[分]程度行い
、多結晶珪素膜7に導入されたPの活性化及び膜質の安
定化を図る。 次に、前記多結晶珪素膜7上を含む基板全面に絶縁膜8
Aを形成する。絶縁膜8Aは主に後述する転送用MIS
FETQtのゲート絶縁膜(12)を形成する熱酸化工
程での耐酸化マスクとして使用される。この絶縁膜8A
は、CVD法で堆積された窒化珪素膜で形成される。こ
の窒化珪素膜は、3 [n mlに満たない膜厚の場合
は耐酸化マスクとして使用できないので、3[nm]以
上の膜厚で形成される。また、窒化珪素膜は、段差形状
の成長を抑え、上層の平担化を図るために10[nm]
以下の薄い膜厚で形成する。つまり、窒化珪素膜は、3
〜10[nm]の膜厚で形成され、本実施例では8[n
m]の膜厚で形成する。 次に、前記絶縁膜8A上を含む基板全面に絶縁膜8を形
成する。絶縁膜8は下層の多結晶珪素膜7、上層の導電
層(13)の夫々を電気的に分離する。 絶縁膜8は無機シラン(SiH,又は5in2C12)
をソースガス、酸化窒素(N、O)ガスをキャリアガス
とするCVD法で堆積された酸化珪素膜で形成する。酸
化珪素膜は約800 [’C]の温度で堆積される。絶
縁膜8は約120〜140[nm]の膜厚で形成される
。 次に、前記絶縁膜8.8A、多結晶珪素膜7の夫々を順
次パターンニングし、第24図に示すように、多結晶珪
素膜7により、ゲート電極7を形成する。パターンニン
グは、フォトリソグラフィ技術を使用し、例えばRIE
等の異方性エツチングで行う。ゲート電極7は駆動用M
I 5FETQdのゲート電極として構成される。また
、ゲート電極7は静電気破壊防止回路Iのクランプ用M
ISFETQnl、静電気破壊防止回路■のクランプ用
MISFETQn4、Q n 5、出力段回路■の出力
用nチャネルMISFETQn2、Qn3、nチャネル
MISFETQn6の夫々のゲート電極として使用され
る。 [第1ソース領域及びドレイン領域の形成工程1次に、
前記ゲート電極7及び絶縁膜8の側壁にサイドウオール
スペーサ9を形成する。サイドウオールスペーサ9は、
前記絶縁膜8上を含む基板全面に酸化珪素膜を堆積し、
この堆積した膜厚に相当する分、この酸化珪素膜の全面
をエツチングすることにより形成される。酸化珪素膜は
、前述と同様に、無機シランガスをソースガスとするC
VD法で堆積され、例えば140”l 60En mE
の膜厚で形成する。エツチングはRIE等の異方性エツ
チングを使用する。 次に、前記サイドウオールスペーサ9を形成するエツチ
ングの際に、ゲート電極7及びサイドウオールスペーサ
9が形成された以外の領域のP−型ウェル領域2、n−
型ウェル領域3の夫々の活性領域の主面が露出するので
、この露出した領域に酸化珪素膜(符号は付けない)を
形成する。この酸化珪素膜は主に不純物導入の際の汚染
防止、不純物導入に基く活性領域の主面のダメージの防
止等の目的で使用される。酸化珪素膜は、例えば熱酸化
法で形成され、約10[nm]の膜厚で形成する。 次に、メモリセルアレイMAYの転送用MISFETQ
t、周辺回路のnチャネルMISFETQn、pチャネ
ルMISFETQPの夫々(2重ドレイン構造の形成領
域は除く)の形成領域において、不純物導入マスク40
を形成する。メモリセルアレイMAYにおいて、不純物
導入マスク40は、前記第10図に符号DDDを付けて
一点鎖線で囲まれた領域外に形成される。不純物導入マ
スク40は例えばフォトリソグラフィ技術で形成された
フォトレジスト膜で形成する。 次に、前記不純物導入マスク40を使用し、メモリセル
アレイMAYの駆動用MISFETQdの形成領域にお
いて、p−型ウェル領域2の主面部に2種類のn型不純
物を導入する。この2種類のn型不純物は、同一製造工
程により静電気破壊防止回路I、■、出力段回路■の夫
々の2重ドレイン構造を採用するnチャネルMISFE
TQnの形成領域において、p−型ウェル領域2の主面
部にも導入される。前記n型不純物のうちの一方はPを
使用し、他方はPに比べて拡散速度が遅いAsを使用す
る。Pは、イオン打込み法を使用し、約30[KeV]
程度のエネルギで約10”[atoms/aJ]程度導
入される。Asは、イオン打込み法在使用し、約40[
KeV]程度のエネルギで約1014[atows/a
J]程度導入される。このP、Asの夫々の導入に際し
ては、前記不純物導入マスク40と共に、ゲート電極7
の側壁に形成されたサイドウオールスペーサ9も不純物
導入マスクとして使用される。 前記P、Asの夫々の導入後、前記不純物導入マスク4
0は除去される。 次に、前記2種類のn型不純物、P、Asの夫々に引き
伸し拡散を施し、第25図に示すように、Pで低い不純
物濃度のn型半導体領域10及びAsで高い不純物濃度
のn゛型半導体領域11を形成する。 このn型半導体領域10及びn゛型半導体領域11は、
夫々のn型不純物の拡散速度が異なるので、2重ドレイ
ン構造を構成する。n型半導体領域10、n゛型半導体
領域11の夫々は、サイドウオールスペーサ9を不純物
導入マスクとして使用するので、駆動用MISFETQ
dの形成領域において、チャネル形成領域側への拡散量
がサイドウオールスペーサ9で律則される。つまり、n
型半導体領域10、n°型半導体領域11の夫々は、ゲ
ート電極7を不純物導入マスクとして使用した場合に比
べて、サイドウオールスペーサ9の膜厚に相当する分、
チャネル形成領域側への拡散量を低減できる。このチャ
ネル形成領域側への拡散量の低減は、駆動用MISFE
TQdの実効的なゲート長寸法(チャネル長寸法)を確
保できるので、駆動用MISFETQdの短チヤネル効
果を防止できる。 前記n型半導体領域10、ゴ型半導体領域11の夫々を
形成する工程により、メモリセルアレイMAYにおいて
、メモリセルMCの2重ドレイン構造を採用する駆動用
MISFETQdが完成する。 また、同一製造工程により、静電気破壊防止回路I、■
、出力段回路■の夫々の2重ドレイン構造を採用するM
ISFETQnl〜Qn6が完成する。 このように、(D−2)外部端子BPとMISFET 
(INC,Qn2、Qn3、Qn6.0UTC)で形成
される入出力段回路(n、rv)との間にMISFET
(Qnl、Qn4.Qn5)で形成される静電気破壊防
止回路(I、■)を配置し、メモリセルMCを駆動用M
ISFETQd及び転送用MISFETQtで構成する
SRAM1において。 前記メモリセルMCの駆動用MISFETQd、前記静
電気破壊防止回路(■、■)の前記外部端子BPに直接
々続されるドレイン領域(或はソース領域10及び11
)を持つMISFET(Qnl、Qn4、Qn5)、又
は入出力段回路(IV)の前記外部端子BPに直接々続
されるドレイン領域(或はソース領域10及び11)を
持つMlsFET(Qn2、Qn3、Qn6)の夫々を
形成する工程と、前記メモリセルMCの転送用MISF
ETQdを形成する工程とを備える。この構成により、
前記メモリセルMCの2重ドレイン構造を採用する駆動
用MISFETQdを形成する工程と同一製造工程で、
前記静電気破壊防止回路(1,III)のMISFET
(Qnl、Qn4、Qn5)又は入出力段回路(IV)
のMISFET(Qn2、Qn3、Qn6)を形成でき
るので、この静電気破壊防止回路のMISFET又は入
出力段回路のMISFETを形成する工程に相当する分
、SRAM1の製造プロセスの製造工程数を低減できる
【第2ゲート絶縁膜の形成工程】 次に、メモリセルアレイMAYの転送用MISFETQ
t、周辺回路のnチャネルMI S FETQn、pチ
ャネルMISFETQPの夫々の形成領域において、p
−型ウェル領域2、n−型ウェル領域3の夫々の活性領
域の主面部にしきい値電圧調整用不純物を導入する。し
きい値電圧調整用不純物としてはp型不純物例えばBF
、を使用する68F、は、イオン打込み法を使用し、約
40EKeVコ程度のエネルギで約10 ” ” [a
toms/ d ]程度導入される。BF、は活性領域
の主面上に形成された符号を付けない酸化珪素膜を通し
てp−型ウェル領域2、ざ型ウェル領域3の夫々の主面
部に導入される。 次に、前記メモリセルアレイMAYの転送用MISFE
TQt、周辺回路のnチャネルMfSFETQn、pチ
ャネルMISFETQPの夫々の形成領域において、p
−型ウェル領域2、n−型ウェル領域3の夫々の活性領
域の主面上の酸化珪素膜を除去し、その主面を露出する
。 次に、この露出されたP−型ウェル領域2、n−型ウェ
ル領域3の夫々の活性領域の主面上にゲート絶縁膜12
を形成する。ゲート絶縁膜12は、熱酸化法で形成し、
約13〜14[nmlの膜厚で形成する。ゲート絶縁膜
12は、メモリセルMCの転送用MISFETQt、周
辺回路のnチャネルMISFETQn、pチャネルMI
SFETQpのゲート絶縁膜として使用される。 このゲート絶縁膜12を形成する熱酸化工程においては
、駆動用MISFETQdのゲート電極7(他のMIS
FETQnl〜Qn6も同様)の上側の表面部分を前記
絶縁膜8Aで被覆し、この絶縁膜8Aを耐酸化マスクと
して使用する。ゲート電極7は、絶縁膜(酸化珪素膜)
8及びサイドウオールスペーサ9で周囲を被覆している
が、熱酸化工程で酸素の供給があるので、絶縁膜8Aを
設けない場合には酸化される。この酸化は、ゲート電極
7の上側の角部8B(第26図に示す点線で囲まれた領
域)に比べて、ゲート電極7の上側の表面部分の酸化速
度が速い(急激に酸化される)ので。 表面部分の珪素が角部8Bに比べて大きく食われ、ゲー
ト電極7の角部8Bがめくれ上がる。つまり、ゲート電
極7の上側の表面部分上には、角部8B上に比べて厚い
膜厚で、しかも不明確な膜厚の酸化珪素膜が成長する。 すなわち、前記ゲート電極7上に形成された絶縁膜(窒
化珪素膜)8Aはこのゲート電極7のめくれを低減でき
る。
【第2層目ゲート材の形成工程】 次に、前記ゲート絶縁膜12上を含む基板全面に多結晶
珪素膜13Aを堆積する。この多結晶珪素膜13Aは第
2層目のゲート材形成工程により形成される。多結晶珪
素膜13Aは、前記多結晶珪素膜7と同様に、Si、H
G及びPH,をソースガスとするCVD法で堆積される
。本実施例の場合、多結晶珪素膜13Aは約10 ” 
〜10 ” [atoms/a&]の濃度にPを導入す
る。多結晶珪素膜13Aは、前述のように、下地の絶縁
膜つまりゲート絶縁膜12の絶縁耐圧を向上でき、しか
も第2層目のゲート材としては後述する高融点金属珪化
膜(13B)で実質的な比抵抗値を低減できるので、堆
積後にPを導入する多結晶珪素膜では不可能とされる7
0[nml以下の薄い膜厚で形成できる。すなわち、多
結晶珪素膜13Aは、結晶粒が膜厚の均一性に影響を及
ぼさないlo[nm1以上の膜厚が必要となるので、1
0〜100[nm]の薄い膜厚で形成する。 次に、前記多結晶珪素膜13Aに熱処理を施す。 この熱処理は、例えば、窒素ガス中、700〜950[
’C]の温度で15〜25[分コ程度行い、多結晶珪素
膜13Aに導入されたPの活性化及び膜質の安定化を図
る。 次に、メモリセルアレイMAYのメモリセルMCの駆動
用MISFETQdのソース領域(10及び11)上に
おいて、多結晶珪素膜13A、その下層のゲート絶縁膜
12の夫々を順次除去し、接続孔14を形成する。接続
孔14は、フォトリソグラフィ技術で形成されたフォト
レジスト膜(エツチングマスク)を使用し、例えばRI
E等の異方性エツチングを施して形成する。この接続孔
14は駆動用MISFETQdのソース領域、基準電圧
線(13)の夫々を接続する。清浄なゲート絶縁膜12
を形成した後に、直接、ゲート絶縁膜12上に多結晶珪
素膜13Aを形成し、この後に接続孔14を形成するの
で、前記接続孔14を形成するフォトレジスト膜は直接
ゲート絶縁膜12に接触しない。つまり、この接続孔1
4を形成する工程は、フォトレジスト膜の形成及び剥離
に基く、ゲート絶縁膜12の汚染を生じないので、ゲー
ト絶縁膜12の絶縁耐圧が劣化しない。 次に、前記多結晶珪素膜13上を含む基板全面に高融点
金属珪化膜13Bを形成する。この高融点金属珪化膜1
3Bは第2層目のゲート材形成工程で形成される。高融
点金属珪化膜13Bの一部は、前記接続孔14を通して
駆動用MISFETQdのソース領域に接続される。高
融点金属珪化膜13BはCVD法又はスパッタ法で堆積
したWSi、で形成する。WSi2は量産的には安定性
の高いゲート材である。高融点金属珪化膜13Bは、比
抵抗値が多結晶珪素膜13Aに比べて小さいので、又上
層の段差形状の成長を抑えるために、約80〜100[
n m]の比較的薄い膜厚で形成する。 次に、前記高融点金属珪化膜13B上を含む基板全面に
絶縁膜15を形成する。この絶縁膜15は前記ゲート電
極7上の絶縁膜8に比べて厚い膜厚1例えば200〜3
00[nmlの膜厚で形成する。つまり、絶縁膜15は
、後述する接続孔(22)を形成する際に、ゲート電極
7上の絶縁膜8がエツチング除去されても、ゲート電極
(13)上の絶縁膜15が残存し、このゲート電極(1
3)、上層の導電層(23)の夫々の絶縁が行われる膜
厚で形成される。絶縁膜15は、例えば有機シラン(S
 x (OC2H1)4)をソースガスとする、高温度
(例えば700〜850〔℃コ)、低圧力(例えば1 
、 O[torrl)のCVD法で堆積された酸化珪素
膜で形成する。 次に、前記絶縁膜15、高融点金属珪化膜13B、多結
晶珪素膜13Aの夫々に順次パターンニングを施し、第
26図に示すように、多結晶珪素膜13A及び高融点金
属珪化膜13Bで構成された積層構造のゲート電極13
を形成する。ゲート電極13はメモリセルMCの転送用
MISFETQt、周辺回路のnチャネルMISFET
Qn、pチャネルMISFETQpの夫々のゲート電極
として使用される。また、ゲート電極13を形成する工
程と同一製造工程で、ワード線(W L )13、基準
電圧線(Vss)13の夫々が形成される。前記パター
ンニングは、フォトリソグラフィ技術で形成されたエツ
チングマスクを使用し、RIE等の異方性エツチングで
行う。
【第2ソース領域及びドレイン領域の形成工程】次に、
メモリセルアレイMAYのメモリセルMCの転送用MI
SFETQt、周辺回路のDチャネルMISFETQn
の夫々の形成領域において、p−型ウェル領域2の活性
領域の主面部に、n型不純物を導入する。このn型不純
物は、LDD構造の低い不純物濃度のn型半導体領域(
17)を形成する目的で導入され、ドレイン領域近傍で
の電界強度を弱めるために、不純物濃度勾配がAsに比
べて緩いPを使用する。Pは、イオン打込み法を使用し
、約30[KaV]程度のエネルギで約1×1013[
atoms/a#]程度導入される。Pは、ゲート電極
13を不純物導入マスクとして使用し、このゲート電極
13に対して自己整合で導入される。 この後、熱処理を施し、前記Pに引き伸し拡散を施して
n型半導体領域17を形成する(第27図参照)。熱処
理は、例えば、アルゴン(Ar)中、900〜1000
[”Cコの高温度で約20[分]行う。 この熱処理に基き、前記n型半導体領域17は、転送用
MISFETQt、nチャネルMISFETQnの夫々
のチャネル形成領域側への拡散量が増加し、製造プロセ
スの完了後に約0.5[μm]又はそれ以上の寸法でゲ
ート電極13に重なり合う。 n型半導体領域17は、後述する転送用MISFETQ
t、nチャネルMISFETQnの夫々の高い不純物濃
度のn゛型半導体領域(18)に比べて熱処理が多く施
されるので、このn°型半導体領域(18)の拡散量に
比べて拡散量の比が大きくなる。 第37図(LDD部の長さとドレイン電流量との関係を
示す図)の測定結果に示すように、前記n型半導体領域
(L D D部)17とゲート電極13との重なり合う
量が増加するとドレイン電流量が増加する。第37図中
、横軸はn型半導体領域(LDD部)17のゲート長方
向の長さLn[μm]を示す。 縦軸はドレイン電流量[m A]を示す。第37図に示
す測定に使用されたLDD構造を採用するnチャネルM
ISFETはゲート長し/ゲート幅Wの比が0.5[μ
ml/10[μmlである。また、ゲート絶縁膜(酸化
珪素膜)の膜厚は10[nm]、ドレイン電圧Vd及び
ゲート電圧Vgはともに5[V〕である。n型半導体領
域17は、 1. X ]、 Q”[atows/aJ
]の不純物濃度、 5 X 10”[atoms/cd
lの不純物濃度の夫々が使用される。また、ドレイン電
流量は、n型半導体領域17とゲート電極13とが重な
る場合及び重ならない場合について測定されている。第
37図の測定結果に示すように、いずれの不純物濃度の
場合においても、n型半導体領域17の長さLnが長く
なると、n型半導体領域17のゲート長方向の寄生抵抗
が増加し、ドレイン電流量は低減される。しかしながら
、いずれの不純物濃度の場合においても、n型半導体領
域17は、ゲート電極13と重なり合うと、ゲート電極
13からの電界効果により、寄生抵抗が低減されるので
。 ドレイン電流量が増加する。特に、n型半導体領域17
の不純物濃度がI X 10”Eatorxs/alE
の場合はドレイン電流量の増加が大きい。 また、第38図(LDD部の長さと電界強度との関係を
示す図)の測定結果に示すように、n型半導体領域(L
DD部)17とゲート電極17との重なり合う量が増加
すると電界強度が低減される。第38図中、横軸はn型
半導体領域17のゲート長方向の長さLn[μm]を示
す。縦軸は電界強度(×10[V/(!1])を示す。 第38図に示す測定に使用されたLDD構造を採用する
nチャネルMISFETは前記第37図に示す測定に使
用されたものと同様の条件で構成される。第38図の測
定結果に示すように、n型半導体領域17の不純物濃度
が5 X 1013[atos+s/ailの場合、n
型半導体領域17の長さLnが長くなると電界強度が低
減されるが、n型半導体領域17、ゲート電極13の夫
々が重なり合うと電界強度が逆に増加する。これに対し
て、n型半導体領域17の不純物濃度がI X 101
′[atoms/cd]の場合、n型半導体領域17の
長さLnが長くなると電界強度が同様に低減され、しか
もn型半導体領域17.ゲート電極13の夫々が重なり
合うと電界強度がさらに低減される。この電界強度の低
減効果はn型半導体領域17の長さLnが約0.1[μ
m3以上になると発生する0本実施例において、n型半
導体領域17の長さLnが若干変化しても電界強度がほ
ぼ一定な安定した領域約0゜5[μmコ又はそれ以上の
長さLnでn型半導体領域17を形成する。また、n型
半導体領域17は短チヤネル効果が顕著に現われない領
域までの範囲で長さLnを長くする。 前述の第37図及び第38図の測定結果に基き、前述の
LDD構造を採用する転送用MISFETQt、nチャ
ネルMISFETQnの夫々は、ゲート電極13とn型
半導体領域17とを重ね合せ、積極的に相互コンダクタ
ンス(gm)を向上してドレイン電流量を増加する。ま
た、LDD構造を採用する転送用MISFETQt、n
チャネルMISFETQnの夫々は、n型半導体領域1
7を約1×10 ” [atoms/a#]の不純物濃
度で形成し、n型半導体領域17の長さLnを長くする
と共に、n型半導体領域17をゲート電極13と重ね合
せ、電界強度を低減する。この電界強度の低減は、ドレ
イン領域近傍でのホットキャリアの発生量を低減できる
ので、LDD構造を採用する転送用MISFETQt、
nチャネルMISFETQnの夫々のしきい値電圧の経
時的な変動を低減できる。 次に、周辺回路のpチャネルMISFETQPの形成領
域において、1型ウエル領域3の活性領域の主面部に、
n型不純物を導入する。このn型不純物はLDD構造の
低い不純物濃度のn型半導体領域(19)を形成する目
的で導入される。n型不純物はBF、を使用する。BF
2は、イオン打込み法を使用し、約40[KeV]程度
のエネルギで約10”〜1. O”[atoms/a#
コ程度導入される。BFよ け、ゲート電極13を不純
物導入マスクとして使用し、このゲート電極13に対し
て自己整合で導入される。このP型不純物の導入により
、p型半導体領域19が形成される(第21図参照)。 n型不純物はn型不純物に比べて拡散速度が速いので、
p型半導体領域19は、熱処理を施さなくても、ゲート
電極13と充分な重なり合いを形成できる。 次に、前述のゲート電極13.絶縁膜15の夫々の側壁
にサイドウオールスペーサ16を形成する。サイドウオ
ールスペーサ16は、絶縁膜15上を含む基板全面に酸
化珪素膜を堆積し、この堆積した膜厚に相当する分、こ
の酸化珪素膜の全面をエツチングすることにより形成さ
れる。酸化珪素膜は、前述と同様に、無機シランガスを
ソースガスとするCVD法で堆積され、例えば200[
n mlの膜厚で形成する。エツチングはRIE等の異
方性エツチングを使用する。 次に、サイドウオールスペーサ16を形成するエツチン
グの際に、ゲート電極7及びサイドウオールスペーサ1
6が形成された以外の領域のp−型ウェル領域2、n−
型ウェル領域3の夫々の活性領域の主面が露出するので
、この露出した領域に酸化珪素膜(符号は付ない)を形
成する。この酸化珪素膜は、主に不純物導入の際の汚染
防止、不純物導入に基く活性領域の主面のダメージ防止
等の目的で使用される。酸化珪素膜は、例えば熱酸化法
で形成され、約10[nm]の膜厚で形成する。 次に、メモリセルアレイMAYのメモリセルMCの転送
用MISFETQtl、周辺回路のnチャネルMISF
ETQnの夫々の形成領域において、p−型ウェル領域
2の活性領域の主面部にn型不純物を導入する。n型不
純物は、pn接合深さを浅くする目的で、Pに比べて拡
散速度が遅いASを使用する。Asは、イオン打込み法
を使用し、約30〜50[KeV]程度のエネルギで約
1015〜10 ” [atoms/cd1程度導入さ
れる。このAsは、ゲート電極13及びサイドウオール
スペーサ16を不純物導入マスクとして使用し、このゲ
ート電極13及びサイドウオールスペーサ16に対して
自己整合で導入される。 次に、周辺回路のPチャネルMISFETQpの形成領
域において、1型ウエル領域3の活性領域の主面部にn
型不純物を導入する。P型不純物はBF、を使用する。 BF2は、イオン打込み法を使用し、約30[KeV]
程度のエネルギで約10 ” 〜10 ” [atom
s/ajコ程度導入される。BF。 は、ゲート電極13及びサイドウオールスペーサ16を
不純物導入マスクとして使用し、このゲート電極13及
びサイドウオールスペーサ16に対して自己整合で導入
される。 この後、熱処理を施し、前記n型不純物に引き伸し拡散
を施してゴ型半導体領域18を形成すると共に、前記n
型不純物に引き伸し拡散を施してp゛型半導体領域20
を形成する。熱処理は1例えば窒素ガス中、900〜1
000[”C]の高温度で約1〜3[分]行う。前記ゴ
型半導体領域18はソース領域及びドレイン領域として
使用される。このn°型半導体領域18を形成する工程
により、第27図に示すように、メモリセルアレイMA
Yにおいて、メモリセルMCのLDD構造を採用する転
送用MISFETQtが完成すると共に、前記第21図
に示す周辺回路のLDD構造を採用するnチャネルMI
SFETQnが完成する。また、前記p゛型半導体領域
20を形成する工程により、前記第21図に示すLDD
il造を採用するPチャネルMISFETQPが完成す
る。 このように、(C−1)転送用MISFETQt及び駆
動用MISFETQdでメモリセルMCが構成されるS
RAM1において、p−型ウェル領域(基板)2の駆動
用MISFETQdの形成領域の主面部に、ゲート絶縁
膜6を介在させてゲート電極7を形成する工程と、前記
p−型ウエル領域2の駆動用MISFETQdの形成領
域の主面部に、前記p−型ウエル領域2と反対導電型の
拡散速度が異なる2種類のn型不純物(P、As)を前
記ゲート電極7に対して自己整合で導入し、2重ドレイ
ン構造の駆動用MI S FETQdを形成する工程と
、前記P−型ウエル領域2の転送用MISFETQtの
形成領域の主面部に、ゲート絶縁膜12を介在させてゲ
ート電極13を形成する工程と、前記p型ウェル領域2
の転送用MISFETQtの形成領域の主面部に、前記
p−型ウエル領域2と反対導電型の低濃度のn型不純物
(P)を前記ゲート電極13に対して自己整合で導入す
る工程と、前記ゲート電極13の側壁にそれに対して自
己整合でサイドウオールスペーサ16を形成する工程と
、前記p−型ウエル領域2の転送用MIsFETQtの
形成領域の主面部に、前記p−型ウエル領域2と反対導
電型の高濃度のn型不純物(As)を前記サイドウオー
ルスペーサ16に対して自己整合で導入し、LDD構造
の転送用MISFETQtを形成する工程とを備える。 この構成により、ホットキャリア対策を目的として転送
用MISFETQt及び駆動用MISFETQdをLD
D構造とした場合、不純物4入マスクが合計4枚使用さ
れるが、本実施例はホットキャリア対策及び相互コンダ
クタンスの増加を目的として駆動用MI 5FETQd
を2重ドレイン構造とし、1枚のマスクで2種類のn型
不純物を導入し、駆動用MxsFETQdで1枚、転送
用MISFETQtで2枚、合計3枚のマスクを使用し
たので、マスク枚数を1枚削減し。 SRAM1の製造プロセスにおいて製造工程数を低減で
きる。また、前記駆動用MISFETQdのゲート絶縁
膜6、転送用MISFETQtのゲート絶縁膜工2の夫
々を別々の製造工程で形成するので、夫々のゲート絶縁
膜の膜厚を独立に最適化できる。例えば、駆動用MIS
FETQdのゲート絶縁膜6の膜厚を転送用MISFE
TQtのゲート絶縁膜12の膜厚に比べて薄く形成した
場合、駆動用MISFETQdの相互コンダクタンスを
増加して、メモリセルMCのβレシオを稼げる。 また、(C−2)前記構成(C−1)の駆動用MISF
ETQdの2重ドレイン構造のソース領域には前記転送
用MISFETQtのゲート電極13と同一製造工程で
形成された基準電圧線(VssB3が接続される。この
構成により、前記効果の他に、前記基準電圧線13下の
この基準電圧線13と駆動用MISFETQdのソース
領域(11)とを接続する接続用の半導体領域(基準電
圧Vssの取出し用半導体領域)を駆動用MISFET
Qdの2重ドレイン構造の半導体領域(10及び11)
を形成する工程で形成できるので、前記接続用の半導体
領域を形成する工程に相当する分、SRAMIの製造プ
ロセスの製造工程数を低減できる。 また、(C−3)前記構成(C−1)の2重ドレイン構
造を採用する駆動用MISFETQdを形成する工程は
、前記ゲート電極7を形成した後に。 このゲート電極7の側壁にそれに対して自己整合でサイ
ドウオールスペーサ9を形成し、この後、前記拡散速度
が異なる2種類のn型不純物(p。 A s )を前記ゲート電極7に対して自己整合で導入
する工程とする。この構成により、前記サイドウオール
スペーサ9の膜厚に相当する分、前記駆動用MI 5F
ETQdの半導体領域(10及び11)のチャネル形成
領域側への回り込み量(拡散量)を低減できる。この結
果、駆動用MISFETQdの実質的なゲート長寸法を
確保し、短チヤネル効果を防止して駆動用MISFET
Qdの占有面積を縮小できるので、メモリセルMCの占
有面積を縮小し、SRAMIの集積度を向上できる。 また、(C−4)前記LDD構造を採用する転送用MI
SFETQtを形成する工程は、前記ゲート電極13を
形成した後、前記低い不純物濃度のn型不純物(P)を
導入し、この導入されたn型不純物に引き伸し拡散を施
す熱処理(アニール)を行った後(n型半導体領域17
を形成した後)、前記サイドウオールスペーサ16を形
成し、この後、前記高い不純物濃度のn型不純物(As
)を導入する工程とする。この構成により、前記転送用
MISFETQtのLDD構造の低い不純物濃度のn型
不純物の導入で形成されたn型半導体領域17のチャネ
ル形成領域側への拡散量を前記熱処理の追加で増加でき
る。この結果、転送用MISFETQtのゲート電極1
3と前記低い不純物濃度のn型不純物の導入で形成され
たn型半導体領域17との重ね合せ量(オーバラップ量
)を増加し、ドレイン領域の近傍に発生する電界強度を
弱められるので、ホットキャリアの発生量を低減して転
送用MISFETQtの経時的なしきい値電圧の劣化を
低減し、SRAM1の電気的信頼性を向上できる。 また、(C−5)ワードIi!(WL)13で制御され
る転送用MISFETQt及び基準電圧線(VssB3
に接続された駆動用MISFETQdでメモリセルMC
が構成されたSRAMIにおいて、前記メモリセルMC
の駆動用MISFETQdのゲート電極7を形成する工
程と、このゲート電極7の上層にメモリセルMCの転送
用MIsFETQtのゲート電極13を形成すると共に
、このゲート電極13と同一導電層でワードJ!13及
び基準電圧線13を形成する工程とを備える。この構成
により、前記メモリセルMCの転送用MISFETQt
のゲート電極13を形成する工程でワード線13及び基
準電圧、1li13を形成したので、このワード!13
及び基準電圧線13を形成する工程に相当する分、SR
AM1の製造プロセスの製造工程数を低減できる。 また、(C−12)メモリセルMCの転送用MISFE
TQt(7)ゲート電極13に’7−ド線(WL)13
が一体に構成されたSRAM1において、p=型ウェル
領域(基板)2の前記メモリセルMCの転送用MrSF
ETQtの形成領域の主面上にゲート絶縁膜12を形成
する工程と、このゲート絶縁膜12上を含む基板全面に
CVD法で堆積されかつこの堆積中に抵抗値を低減する
不純物が導入された多結晶珪素膜(ドープドポリシリコ
ン)13Aを形成する工程と、この多結晶珪素膜13A
上を含む基板全面に高融点金属珪化膜(W S i 、
 )13Bを堆積する工程と、この高融点金属珪化膜1
3B、前記多結晶珪素膜13Aの夫々にパターンニング
を施し、残存した多結晶珪素膜13A及び高融点金属珪
化膜13Bで前記ゲート絶縁膜12上に前記転送用MI
SFETQtのゲート電極13及びそれに一体に接続さ
れたワード線13を形成する工程とを備える。この構成
により、前記転送用MISFETQtのゲート電極13
の下層の多結晶珪素膜13Aは堆積中にn型不純物(P
)を導入し、堆積後のPの熱拡散処理を廃止してこの熱
拡散処理で多結晶珪素膜の表面に形成されるリンガラス
膜の除去に濃酸が使用されることを廃止したので、又、
前記堆積中にn型不純物が導入される多結晶珪素膜(ド
ープドポリシリコン)13Aの膜質を堆積中に不純物が
導入されない多結晶珪素膜(ノンドープドポリシリコン
)に比べて緻密に形成できるので、前記多結晶珪素膜中
への濃酸のしみ込みに基くゲート絶縁膜12の絶縁耐圧
の劣化を低減できる。この結果、抵抗値を低減してSR
AM1の動作速度の高速化を目的とする2層構造のワー
ド線13の下層の多結晶珪素膜13Aの膜厚を薄膜化し
、ワード[13の全体の膜厚を薄膜化できるので、この
ワード線13上に配置される導電層(例えば相補性デー
タfiDL)の下地表面(層間絶縁膜30の表面)の平
担化を図れる。 また、(C−13)前記構成(C−12)の転送用MI
SFETQtのゲート電極13及びそれに接続されたワ
ード線(WL)13の下層の多結晶珪素膜13AはSi
、H,及びPH3をソースガスとするCVD法で堆積す
る。この構成により、前記多結晶珪素膜13Aのゲート
絶縁膜12側の表面を平担化し、p−型ウェル領域2と
ゲート電極13との間に電界集中が発生するのを防止で
きるので、より転送用MISFETQtのゲート絶縁膜
12の絶縁耐圧の劣化を低減できる。 また、(C−14)前記構成(C−12)又は(C−1
3)の転送用MISFETQtのゲート電極13及びそ
れに接続されたワード線13の下層の多結晶珪素膜13
Aは30[nm1以上70[nmゴ以下の膜厚で形成す
る。この構成により、前記転送用MISFETQtのゲ
ート電極13の膜厚の薄膜化を図れると共に、ゲート絶
縁膜12の絶縁耐圧の劣化を低減できる。 また、(C−15)転送用MISFETQt及びソース
領域(11)が基準電圧線(VB2)13に接続された
駆動用MISFETQdでメモリセルMCが構成された
SRAMIにおいて、前記p”型ウェル領域(基板)2
の駆動用MI 5FETQdの形成領域の主面上にゲー
ト電極7を形成すると共に、その主面部にソース領域及
びドレイン領域(11)を形成し、駆動用MISFET
Qdを形成する工程と、p−型ウェル領域2の転送用M
ISFETQtの形成領域の主面上にゲート絶縁膜12
を形成する工程と、このゲート絶縁膜12上を含む基板
全面に多結晶珪素膜13Aを堆積する工程と、前記駆動
用MISFETQdのソース領域(11)上の前記多結
晶珪素膜13A、その下層のゲート絶縁膜12の夫々を
順次除去し、接続孔14を形成する工程と、前記多結晶
珪素膜13A上を含む基板全面にしかも前記接続孔14
を通して駆動用MISFETQdのソース領域(11)
に接続される高融点金属珪化膜13Bを形成する工程と
、この高融点金属珪化膜13B、多結晶珪素膜13Aの
夫々に順次パターンニングを施し。 前記ゲート絶縁膜12上に多結晶珪素膜13A及び高融
点金属珪化膜13Bで形成されたゲート電極13を形成
すると共に、駆動用MISFETQdのソース領域に接
続された基準電圧線13を形成する工程とを備える。こ
の構成により、前記転送用MISFETQtのゲート絶
縁膜12を形成した後に、このゲート絶縁膜12上に直
接多結晶珪素膜13Aを形成し、この後、前記多結晶珪
素膜13Aとともにその下層のゲート絶縁膜12を除去
して駆動用MISFETQdのソース領域(11)の表
面上に接続孔14を形成したので、この接続孔14を形
成するフォトレジストマスクが転送用MISFETQt
のゲート絶縁膜12に直接々触せず、汚染等に基く、転
送用MISFETQtのゲート絶縁膜12の絶縁耐圧の
劣化を低減できる6 また、(B−6)前記構成(B−5)のメモリセルMC
のLDD構造を採用する転送用MISFETQtは、低
い不純物濃度のn型半導体領域17のゲート電極13端
からチャネル形成領域側への拡散量(ゲート電極13と
n型半導体領域17との重ね合せ量、又はn型半導体領
域17の長さLn、)を 0.5[μm3以上で短チヤ
ネル効果が生じないまでの範囲に設定する。この構成に
より、前記転送用MISFETQtのゲート電極13と
前記低い不純物濃度のn型半導体領域(L D D部)
17との重ね合せ量(オーバラップ量)を増加し、ドレ
イン領域の近傍に発生する電界強度を弱められるので、
ホットキャリアの発生量を低減して転送用MISFET
Qtの経時的なしきい値電圧の劣化を低減し、SRAM
Iの電気的信頼性を向上できる。 また、(D−5)ワード線(W L )13で制御され
る転送用MISFETQt及び駆動用MISFETQd
でメモリセルMCが構成され、このメモリセルMCの情
報書込み動作、情報の保持動作、情報読出し動作を制御
する周辺回路をMISFETで構成するSRAMIにお
いて、前記メモリセルMCの駆動用MI 5FETQd
を形成する工程と、前記メモリセルMCの転送用MIS
FETQtを形成すると共に、周辺回路のnチャネルM
ISFETQn(又はPチャネルMISFETQp)を
形成する工程とを備える。この構成により、前記メモリ
セルMCの転送用MISFETQtを形成する工程で、
周辺回路のnチャネルMISFETQnを形成できるの
で、この周辺回路のnチャネルMISFETQnを形成
する工程に相当する分、SRAMIの製造プロセスの製
造工程数を低減できる。
【第3層目のゲート材形成工程】 次に、基板全面にエツチングを施し、主に、メモリセル
アレイMAYのメモリセルMCの駆動用MISFETQ
dのゲート電極7上に形成された絶縁膜8及び8Aの夫
々を除去する。この絶縁膜8及び8Aの除去は、前記ゲ
ート電極13、ワード線13、基準電圧線13の夫々の
上部に形成された絶縁膜15及びサイドウオールスペー
サ16をエツチングマスクとして使用しくそれらマスク
に規定され)で行われる。つまり、ゲート電極13、ワ
ード線13、基準電圧線13の夫々の下部に存在する絶
縁膜8及び8Aは残存する。この絶縁膜8及び8Aの除
去は主にメモリセルMCの容量素子Cの第1電極7とな
る駆動用MISFETQdLのゲート電極7の表面を露
出する目的で行われる。また、絶縁膜8、絶縁膜15の
夫々は本実施例においてほぼ同一エツチング速度を有す
る酸化珪素膜で形成されるが、エツチングマスクとして
使用する絶縁膜15は、絶縁膜8に比べて厚い膜厚で形
成され、絶縁膜8が除去されても残存する。前記絶縁膜
8のエツチングの際、その下層の絶縁膜(窒化珪素膜)
8Aはエツチング速度が異なるので、エツチングストッ
パ層として使用される。つまり、絶縁膜8下にエツチン
グストッパ層として使用される絶縁膜8Aを形成するこ
とにより、絶縁膜8のエツチングの制御性を向上できる
。 このように、(C−16)転送用MISFETQし及び
駆動用MISFETQdでメモリセルMCが構成される
SRAM1において、前記p−型ウエル領域(基板)2
の駆動用MISFETQdの形成領域の主面上にゲート
絶縁膜6を形成する工程と、このゲート絶縁膜6上を含
む基板全面に多結晶珪素膜7、耐酸化マスクとしての絶
縁膜(窒化珪素膜)8A、絶縁膜(酸化珪素膜)8の夫
々を順次形成する工程と、この絶縁膜8、絶縁膜8A、
多結晶珪素膜7の夫々に実質的に同一パターンで順次パ
ターンニングを施し、前記多結晶珪素膜7で駆動用MI
SFETQdのゲート電極7を形成する工程と、このゲ
ート電極7の側壁にサイドウオールスペーサ(酸化珪素
膜)9を形成する工程と、p型ウェル領域2の転送用M
ISFETQtの形成領域の主面上に熱酸化法でゲート
絶縁膜12を形成する工程と、このゲート絶縁膜12上
に転送用MISFETQtのゲート電極13を形成する
工程と。 基板全面にエツチング処理を施し、前記ゲート電極7上
の絶縁膜8、絶縁膜8Aの夫々を順次除去する工程とを
備える。この構成により、前記駆動用MISFETQd
のゲート電極7の表面部分に比べて角部8Bの酸化速度
が遅い現象に基き、前記ゲート絶縁膜12を形成する熱
酸化工程で駆動用MISFETQdのゲート電極7の端
部がめくれ上がる現象を前記ゲート電極7上の絶縁膜(
窒化珪素膜:耐酸化マスク)8Aで低減できるので。 前記ゲート電極7上の絶縁膜(酸化珪素膜)8の膜厚を
均一化でき、この絶縁膜8の除去工程でのエツチング量
を低減できる。また、前記絶縁膜8の除去工程において
、前記ゲート電極フ上の絶縁膜(窒化珪素膜)8Aをエ
ツチングストッパ層として使用し、エツチング不足や過
剰エツチングを低減できるので、エツチングの制御性を
向上できる。 また、前記ゲート絶縁膜12を形成する熱酸化工程にお
いて、ゲート電極7上の絶縁膜(窒化珪素膜)8Aを耐
熱酸化マスクとして使用し、ゲート電極7の表面部分の
多結晶珪素膜の結晶粒の成長を低減できるので、ゲート
電極7の表面の平担化を図れる。このゲート電極7の表
面の平担化は容量素子Cの第1電極7の表面を平担化で
きることを意味する。 次に、前記ゲート電極7の露出された表面上を含む基板
全面に絶縁膜21を形成するにの絶縁膜21は主にメモ
リセルMCの容量素子Cの誘電体膜21として使用され
る。絶縁膜21は、前記第33図の測定結果に示すよう
に、絶縁耐圧を向上できる、CVD法で堆積した酸化珪
素膜で形成する。容量素子Cの第1電極7は、Si、H
,をソースガスとするCVD法で堆積され、前記第34
図に示すように1表面を平担化できるので、絶縁膜21
は、絶縁耐圧を向上でき、その結果、膜厚を薄くできる
。 また、絶縁膜21は、単層の酸化珪素膜で形成し。 膜厚を薄くできる。絶縁膜21は約40[n、m]の薄
い膜厚で形成される。 次に、メモリセルMCの転送用MISFETQtの一方
の半導体領域(18)及び他方の半導体領域(18)上
において、前記絶縁膜21及びその下層の絶縁膜を除去
し、接続孔22を形成する。転送用MISFETQtの
一方の半導体領域上に形成された接続孔22は、この一
方の半導体領域(18)、駆動用MISFETQdのド
レイン領域(11)、ゲート電極7、容量素子Cの第2
電極(23)の夫々を接続する目的で形成される。転送
用MISFETQtの他方の半導体領域上に形成された
接続孔22は、この他方の半導体領域、中間導電層(2
3)の夫々を接続する目的で形成される。この後者の絶
縁膜21に形成される接続孔22は、転送用MISFE
TQtのゲート電極13の側壁に設けられたサイドウオ
ールスペーサ16よりもゲート電極13側に大きい開口
サイズで形成される。つまり、絶縁膜21に形成された
接続孔22内にはサイドウオールスペーサ16が露出し
、他方の半導体領域(18)上の実質的な接続孔22の
開口サイズはサイドウオールスペーサ16で規定される
。したがって、実質的な接続孔22のゲート電極13側
の開口位置は、このゲート電極13に対して自己整合で
規定される。 次に、前記誘電体膜となる絶縁膜21上を含む基板全面
に多結晶珪素膜23を堆積する。この多結晶珪素膜23
は第3層目のゲート材形成工程で形成される。多結晶珪
素膜23の一部は前記接続孔22を通して前記転送用M
ISFETQtの半導体領域、駆動用MISFETQd
のドレイン領域及びゲート電極7に接続される。この多
結晶珪素膜23は、負荷用MISFETQpのゲート電
極(23)、容量素子Cの第2電極(23)、導電層(
23)、中間導電層(23)の夫々として使用される。 特に、多結晶珪素膜23は、前記負荷用MISFETQ
Pのゲート電極(23)及び容量素子Cの第2電極(2
3)として使用されるので、前述と同様に、Si、H,
及びPH。 をソースガスとするCVD法で堆積される(ドープドポ
リシリコン)。多結晶珪素膜23は、上層の段差形状の
成長を抑えるために、例えば60〜80[nmコの薄い
膜厚で形成され、10”〜10”[atoms/cj]
程度のP濃度で形成される。 この後、熱処理を施し、多結晶珪素膜23に導入された
Pの活性化を行う、この熱処理は、窒素ガス中、700
〜900[”C]程度の高温度で約20[分]行う。 次に、前記多結晶珪素膜23にパターンニングを施し、
第28図に示すように、負荷用MISFETQpのゲー
ト電極23、容量素子Cの第2電極23、導電層23.
中間導電層23の夫々を形成する。多結晶珪素膜23の
パターンニングは、例えばフォトリソグラフィ技術で形
成されたエツチングマスク及びRIE等の異方性エツチ
ングを使用して行う。 前記第2電極23を形成する工程により、第1電極7.
誘電体膜2工、第2電極23の夫々を順次積層した容量
素子Cが完成する。 このように、(C−6)駆動用MISFETQdのゲー
ト電極7を第1電極7とし、この第1電極7上に誘電体
膜21を介在させて情報蓄積ノード領域に接続された第
2電極23を設けた容量素子CがメモリセルMCに配置
されるSRAMIにおいて。 前記第1電極7又は第2電極23を、CVD法で堆積さ
れ、かつこの堆積中に抵抗値を低減する不純物を導入し
た多結晶珪素膜(ドープドポリシリコン膜)で形成する
。この構成により、前記CVD法で堆積した後に不純物
を導入して低抵抗化した多結晶珪素膜に比べて、多結晶
珪素膜の誘電体膜21と接触する側の表面つまり第1電
極7の上側又は第2電極23の下側の表面を平担化でき
る。この結果、前記容量素子Cの第1電極7と第2電極
23との間に発生する電界集中を防止し、容量素子Cの
誘電体膜21の絶縁耐圧を向上できるので、SRAMI
の電気的信頼性を向上できる。また、前記容量素子Cの
誘電体膜21の絶縁耐圧を向上できるので、誘電体膜2
1を薄膜化し、容量素子Cに蓄積される電荷量を増加で
きるので、容量素子Cのサイズを縮小してメモリセルM
Cの占有面積を縮小し、SRAM1の集積度を向上でき
る。また、前記容量素子Cに蓄積される電荷量を増加で
きるので、メモリセルMCの情報保持の安定性を向上し
、α線ソフトエラー耐圧を向上できる。 また、(C−7)駆動用MI 5FETQdのゲート電
極7を第1電極7とし、この第1電極7上に誘電体膜2
1を介在させて情報蓄積ノード領域に接続された第2電
極23を設けた容量素子CがメモリセルMCに配置され
るSRAMIにおいて、前記第1電極7又は第2電極2
3をSi、H,及びPH。 をソースガスとするCVD法で堆積された多結晶珪素膜
23で形成する。この構成により、CVD法で堆積した
多結晶珪素膜(単なるドープドポリシリコン)に比べて
、5i2Hs及びPH,をソースガスとするCVD法で
堆積された多結晶珪素膜の誘電体膜21と接触する側の
表面つまり第1電極7の上側又は第2電極23の上側の
表面をより平担化できる。この結果、前記構成(C−6
)の効果と同様の効果を奏することができる。 また、(C−8)駆動用MISFETQdのゲート電極
7を第1電極7とし、この第1電極7上に誘電体膜21
を介在させて情報蓄積ノード領域に接続された第2電極
23を設けた容量素子CがメモリセルMCに配置される
SRAM1において、CVD法で堆積された多結晶珪素
膜23で前記第1電極7を形成する工程と、この第1電
極7上にCVD法で堆積した酸化珪素膜で誘電体膜21
を形成する工程とを備える。この構成により、前記第1
電極7である多結晶珪素膜の表面に熱酸化法で形成され
た酸化珪素膜で誘電体膜を形成する場合に比べて、下地
の多結晶珪素膜の表面の結晶粒(グレイン)の結晶面(
異なる複数の結晶面が存在し、各結晶面で熱酸化成長速
度が異なる)に無関係に酸化珪素膜を堆積でき、この酸
化珪素膜つまり誘電体膜21の膜厚を均一化できるので
、第1電極7と第2電極23との間に発生する電界集中
を防止して誘電体膜21の絶縁耐圧を向上し、SRAM
1の電気的信頼性を向上できる。また、前記構成(C−
6)の効果と同様に、容量素子Cのサイズを縮小し、メ
モリセルMCの占有面積を縮小できるので、SRAMI
の集積度を向上できる。また、メモリセルMCの情報保
持の安定性を向上し、α線ソフトエラー耐圧を向上でき
る。 また、(C−9)前記構成(C−S)の第1電極7又は
第2電極23は、CVD法で堆積されかつこの堆積中に
抵抗値を低減する不純物を導入した多結晶珪素膜、戒は
5i2H,及びPH,をソースガスとするCVD法で堆
積された多結晶珪素膜23で形成される。この構成によ
り、前記構成(C−8)の効果に加えて、前記構成(C
−6)或は(C−7)の効果を奏することができる。 また、(C−10)転送用MISFETQtの一方の半
導体領域(18)に第1駆動用MISFETQdのドレ
イン領域(11)及び第2駆動用MISFETQdのゲ
ート電極7が接続され、前記第1駆動用MISFETQ
dのゲート電極7に第1電極7、第1駆動用MISFE
TQdのドレイン領域に第2電極23の夫々を接続した
容量素子CがメモリセルMCに構成されたSRAM1に
おいて、前記第1駆動用MISFETQd及び第2駆動
用MISFETQdを形成すると共に、前記第1駆動用
MI 5FETQdのゲート電極7で容量素子Cの第1
電極7を形成する工程と、前記第1駆動用MISFET
Qdのドレイン領域に一方の半導体領域が接続された転
送用MISFETQtを形成する工程と、前記容量素子
Cの第1電極7上に誘電体膜21を介在させて容量素子
Cの第2電極23を形成すると共に、この第2電極23
の一部の(引き出された)導電層23で前記転送用MI
SFETQtの一方の半導体領域と第2駆動用MISF
ETQdのゲート電極子を接続する工程とを備える。こ
の構成により、前記容量素子Cの第1電極7を第1駆動
用MISFETQdのゲート電極7で形成したので、前
記第1電極7を形成する工程に相当する分、SRAM1
の製造プロセスの製造工程数を低減できると共に、前記
容量素子Cの第2電極23を形成する工程で(第2電極
23と同一導電層を使用して)転送用MISFETQt
の一方の半導体領域と第2駆動用MI S FETQd
のゲート電極7とを接続したので、この両者間を接続す
る工程に相当する分、SRAMIの製造プロセスの製造
工程数を低減できる。 また、(C−11)前記構成(C−10)の容量素子C
の第1電極7又は第2電極23は、Si、H,及びPH
,をソースガスとするCVD法で堆積された多結晶珪素
膜(ドープドポリシリコン)23.或はCVD法で堆積
されかつこの堆積中に抵抗値を低減する不純物を導入し
た多結晶珪素膜(ドープドポリシリコン)で形成される
。この構成により、前記構成(C−10)の効果に加え
て、構成(C−6)或は(C−7)の効果を奏すること
ができる。 また、(C−17)前述の構成(C−16)の駆動用M
ISFETQdのゲート電極7は容量素子Cの第1電極
7として使用され、前記絶縁膜(酸化珪素膜)8.絶縁
膜(窒化珪素膜)8Aの夫々が除去されたゲート電極7
上には誘電体膜21を介在させて容量素子Cの第2電極
23が形成される。この構成により、前記容量素子Cの
第1電極7であるゲート電極7の表面が前記熱酸化工程
の際に絶縁膜(窒化珪素膜)8Aで被覆され、表面が平
担化されるので、容量素子Cの第1電極7と第2電極2
3との間に発生する電界集中を低減し、容量素子Cの誘
電体膜21の絶縁耐圧を向上できる。 また、(C−18)前記転送用MISFETQtの一方
の半導体領域(18)に駆動用MISFETQdのゲー
ト電極7が接続されたメモリセルMCで構成されたSR
AMIにおいて、P−型ウェル領域(基板)2の前記駆
動用MISFETQdの形成領域の主面上にゲート電極
7及びその上部に絶縁膜8を形成する工程と、p−型ウ
ェル領域2の前記転送用MISFETQtの形成領域の
主面上にゲート電極13及びその上部に前記絶縁膜8に
比べて厚い膜厚の絶縁膜15を形成すると共に、この転
送用MISFETQtの形成領域の主面部に前記一方の
半導体領域(18)を形成する工程と、前記駆動用MI
SFETQdのゲート電極7上の絶縁膜8の一部を除去
すると共に、転送用MISFETQtの一方の半導体領
域の少なくとも一部の表面を露出する接続孔22を形成
する工程と、この接続孔22を通して、前記転送用MI
SFETQtの一方の半導体領域(18)、駆動用MI
SFETQdのゲート電tili7の夫々を前記ゲート
電極7及びゲート電極13よりも上層に形成された導電
層23で接続する工程とを備える。この構成により、前
記駆動用MISFETQdのゲート電極7上の絶縁膜8
の膜厚に比べて、転送用MISFETQtのゲート電極
13上の絶縁膜15の膜厚を厚く形成し、前記接続孔2
2を形成する際にゲート電極13上に絶縁膜15を残存
させたので、前記ゲート電極13と前記導電層23との
短絡を防止し、SRAM1の製造プロセス上の歩留りを
向上できる。 また、(C−19)転送用MISFETQtの一方の半
導体領域(18)に駆動用MISFETQdのゲート電
極7が接続されたメモリセルMCを構成し、このメモリ
セルMCの転送用MI 5FETQtの他方の半導体領
域(18)に相補性データ線(DL:33)が接続され
たSRAM1において、p−型ウェル領域(基板)2の
前記駆動用MISFETQdの形成領域の主面上にゲー
ト電極7を形成する工程と、p−型ウェル領域2の前記
転送用MISFETQtの形成領域の主面上に前記ゲー
ト電極7よりも上層のゲート電極13を形成すると共に
、この転送用MISFETQt、の形成領域の主面部に
前記一方の半導体領域及び他方の半導体領域(18)を
形成する工程と、前記転送用MISFETQtの一方の
半導体領域、駆動用MISFETQdのゲート電極7の
夫々を前記ゲート電極7及びゲート電極13よりも上層
に形成された導電層23で接続すると共に、この導電層
23と同一導電層で転送用MISFETQtの他方の半
導体領域上に中間導電層23を形成する工程と、この中
間導電層23を介在させて、前記転送用MISFETQ
tの他方の半導体領域に相補性データ線(D L : 
33)を接続する工程とを備える。この構成により、前
記転送用MISFETQtの一方の半導体領域と駆動用
MI 5FETQdのゲート電極フとを接続する導電層
23登形成する工程で、前記中間導電層23を形成でき
るので、この中間導電層23を形成する工程に相当する
分、SRAMIの製造プロセスの製造工程数を低減でき
る。また、前記導電層23は、容量素子Cの第2電極2
3及び負荷用M I S FETQpのゲート電極23
と同一導電層で形成されるので、前記導電層23を形成
する工程に相当する分、SRAMIの製造プロセスの製
造工程数を低減できる。 [第3ゲート絶縁膜の形成工程] 次に、前記ゲート電極23、第2電極23、導電層23
、中間導電層23の夫々の上部を含む基板全面に絶縁膜
24を形成する。絶縁膜24は、下層の前記ゲート電極
23等の導電層、上層の導電層(26)の夫々を電気的
に分離すると共に、負荷用MISFETQpのゲート絶
縁膜24として使用される。絶縁膜24は、前述の容量
素子Cの誘電体膜21等と同様に、無機シランガスをソ
ースガスとするCVD法で堆積した酸化珪素膜で形成す
る。絶縁膜24は、絶縁耐圧を確保する目的で約20[
n m1以上の膜厚で形成し、負荷用MISFETQp
のゲート絶縁膜24として使用するので、導通特性(O
N特性)を確保する目的で約50[nm1以下の膜厚で
形成する。 本実施例において、絶縁膜24は例えば35〜45[n
mlの膜厚で形成される。 [第4層目のゲート材形成工程] 次に、メモリセルアレイMAYのメモリセルMCの導電
層23の上部において、前記絶縁膜24に接続孔25を
形成する。接続孔25は下層の導電層23、上層の導電
層(26、実際には負荷用MISFETQpのn型チャ
ネル形成領域26N)の夫々を接続する目的で形成され
る。 次に、前記絶縁膜24上を含む基板全面に多結晶珪素膜
26を形成する。この多結晶珪素膜26は第4層目のゲ
ート材形成工程により形成される。多結晶珪素膜26は
負荷用MISFETQpのn型チャネル形成領域(26
N)、ソース領域(26P)、電源電圧線(Vcc :
 26P)の夫々を形成する。多結晶珪素膜26は、前
述の多結晶珪素膜7.13A、23の夫々と異なり、S
i、H,をソースガスとするCVD法で堆積した所謂ノ
ンドープドポリシリコンで形成する。多結晶珪素膜26
は例えば4.0[nmlの薄い膜厚で形成する。 前記多結晶珪素膜26は、前述のように、結晶粒が膜厚
の均一性に影響を及ぼさない30[nm]以上の膜厚で
形成する。また、多結晶珪素膜26は、負荷用MISF
ETQpとしてリーク電流を低減するために、第39図
(リーク電流の膜厚依存性を示す図)に示すように、5
0[nm]以下の膜厚で形成する。第39図中、横軸は
多結晶珪素膜の膜厚[nmlを示し、縦軸はリーク電流
量[pA]を示す。第39図に示すように、多結晶珪素
膜は、約50[n m]以下の膜厚になると急激にリー
ク電流量を低減できる。 [第3ソース領域及びドレイン領域の形成工程1次に、
図示しないが、前記多結晶珪素膜26」二に絶縁膜を形
成する。この絶縁膜は、不純物導入の際の汚染防止、表
面のダメージの緩和等を目的として形成される。絶縁膜
は、例えば熱酸化法で形成した酸化珪素膜で形成し、約
4〜6[nml程度の薄い膜厚で形成する。 次に、前記多結晶珪素膜26の全面にしきい値電圧調整
用不純物を導入する。このしきい値電圧調整用不純物は
n型不純物例えばPを使用する。Pは負荷用MISFE
TQpのしきい値電圧をエンハンスメント型にする目的
で導入される。エンハンスメント型のしきい値電圧は約
1017〜1018[atoms/aJ]の不純物濃度
で得られる。したがって、Pは、イオン打込み法を使用
し、約30[KeV]程度のエネルギで約1012〜1
0”[atoms/aJ]程度導入される。多結晶珪素
膜に導入されるPの不純物濃度が10 ” ” [at
oms/ cxl ]を越えた場合、多結晶珪素膜はし
きい値電圧が上昇する(絶対値で大きくなる)ので高抵
抗素子として作用する6つまり、負荷用MISFETQ
pは、非導通時(OFF時)において、n型チャネル形
成領域(26N)でのリーク電流分に相当する電流しか
メモリセルMCの情報蓄積ノード領域に電源電圧Vce
を供給できないので、情報の保持特性が劣化する。また
、多結晶珪素膜に導入されるPの不純物濃度をさらに増
加し、しきい値電圧を上昇させると、リーク電流量が増
大する。このリーク電流の増大は消費電力化の妨げにな
る。前記しきい値電圧調整用不純物を導入する工程によ
り、n型チャネル形成領域26Nが形成される。 次に、メモリセルアレイMAYのメモリセルMCの負荷
用MISFETQpのソース領域(26P)の形成領域
及び電源電圧線(Vce:26P)の形成領域において
、前記多結晶珪素膜26にn型不純物を導入する。P型
不純物は、例えばBF2を使用し、前記第13図に符号
26pを付けて二点鎖線で囲まれた領域内に導入される
。BF2は、イオン打込み法を使用し、約30[KeV
]程度のエネルギで約10 ” [atoms/ al
 ]程度導入される。n型不純物の導入に際してはフォ
トリソグラフィ技術で形成されたフォトレジスト膜を不
純物導入マスクとして使用する。 次に、前記多結晶珪素膜26にパターンニングを施し、
n型チャネル形成領域26N、ソース領域26P、電源
電圧線26Pの夫々を形成する。多結晶珪素膜26のパ
ターンニングは1例えばフォトリソグラフィ技術で形成
されたエツチングマスクを使用し、RIE等の異方性エ
ツチングで行う6前記n型チヤネル形成領域26N及び
ソース領域26Pが形成されると、第29図に示すよう
に、メモリセルMCの負荷用MISFETQpが完成す
る。また、この負荷用MISFETQpの完成により、
メモリセルMCが完成する。また、前記電源電圧線26
Pは、前記第22図に示すように5周辺回路の領域(X
デコーダ回路XDECの領域)において、接続孔25を
通してp゛型半導体領域20に接続される。 このP゛型半導体領域20は、周辺回路のpチャネルM
ISFETQPのソース領域、ドレイン領域(20)の
夫々と同一製造工程で形成される。 このように、(B−9)CVD法で堆積した多結晶珪素
膜26でn型チャネル形成領域26N、ソース領域26
P(及びドレイン領域)を形成した負荷用MI S F
ETQpでメモリセルMCを構成するSRAMIにおい
て、前記メモリセルMCの負荷用MISFETQPのn
型チャネル形成領域(ノンドープドポリシリコン)に、
チャネル導電型(P型)と反対導電型のn型不純物を導
入する。この構成により、前記メモリセルMCの負荷用
MISFETQpのしきい値電圧を絶対値で大きくし、
しきい値電圧をエンハンスメント型に設定し、負荷用M
ISFETQpの導通、非導通(ON、0FF)の制御
を確実に行えるので、電源電圧線(Vcc)26Pから
メモリセルMCの情報蓄積ノード領域への電源電圧Vc
cの供給が確実に行え、情報を安定に保持できると共に
、無駄な電流の供給(リーク電流)を低減し、バッテリ
イバックアップ方式を採用するSRAMIのスタンバイ
電流量を低減できる。 また、(C−20)駆動用MISFETQd及び負荷用
MISFETQPでメモリセルMCが構成されるSRA
M1において、前記p−型ウエル領域(基板)2の前記
メモリセルMCの駆動用MISFETQdの形成領域の
主面に、この駆動用MISFETQdのゲート電極7、
ソース領域及びドレイン領域(11)を形成する工程と
、この駆動用MISFETQdのゲート電極7上に誘電
体膜21を介在させて前記負荷用MISFETQpのゲ
ート電極23を形成すると共に、このゲート電極23を
前記駆動用MI 5FETQdのドレイン領域(11)
に接続する工程と、この負荷用MISFETQPのゲー
ト電極23上にゲート絶縁膜24を介在させてこの負荷
用MISFETQPのn型チャネル形成領域26N、ソ
ース領域(及びドレイン領域)26Pを形成する工程と
を備える。この構成により、前記駆動用MISFETQ
dのゲート電極7を形成する工程で情報蓄積ノード領域
間に挿入される容量素子Cの第1電極7、負荷用MIS
FETQpのゲート電極23を形成する工程で前記容量
素子Cの第2電極23の夫々を形成できるので、前記容
量素子Cを形成する工程に相当する分、SRAM1の製
造プロセスの製造工程数を低減できる。また、前記メモ
リセルMCの駆動用MISFETQd上に、前記負荷用
MISFETQP、容量素子Cの夫々を重ね合せたので
、この重ね合せに相当する分、メモリセルMCの占有面
積を縮小し、SRAMIの集積度を向上できる。 また、(C−21)前記構成(C−20)前記負荷用M
ISFETQPのゲート電極23は、Si、H。 をソースガスとするCVD法で堆積された多結晶珪素膜
(ドープドポリシリコン)23、或はCVD法で堆積さ
れかつこの堆積中に抵抗値を低減する不純物を導入した
多結晶珪素膜(ドープドポリシリコン)で形成する。こ
の構成により、CVD法で堆積した(ノンドープドポリ
シリコン)後に不純物を導入して低抵抗化した多結晶珪
素膜に比べて、多結晶珪素膜23のゲート絶縁膜24と
接触する側の表面つまりゲート電極23の上側の表面を
平担化できる。この結果、前記負荷用MISFETQP
のゲート電極23とn型チャネル形成領域26N(又は
ソース領域26P)との間に発生する電界集中を防止し
、ゲート絶縁膜24の絶縁耐圧を向上できるので、負荷
用MISFETQpのゲート絶縁膜24の膜厚を薄膜化
できる。負荷用MISFETQPのゲートIP、縁膜2
4の薄膜化は、導通特性(ON特性)の向上等、電気的
特性を向上できる6 また、(C−22)前記構成(C−21)の負荷用MI
SFETQPのn型チャネル形成領域26Nは30〜5
0[nmlの膜厚で形成される。この構成により、前記
負荷用MISFETQpのn型チャネル形成領域26P
でのリーク電流が著しく低減でき、電源電圧Vccから
メモリセルMCの情報蓄積ノード領域に供給される無駄
な電流量を低減できるので、バッテリイバックアップ方
式を採用するSRAM1のスタンバイ電流量を低減でき
る。 また、(C−23)前記構成(C−21)の負荷用MI
SFETQp(7)ゲート絶縁膜24はCVD法で堆積
された酸化珪素膜で形成される。この構成により、前記
負荷用MISFETQpのゲート電極23のゲート絶縁
膜24の側の表面を平担化でき、ゲート絶縁膜24の絶
縁耐圧を向上できるので、ゲート絶縁膜24の膜厚の薄
膜化を図れる。この結果、負荷用M I S’ F E
 T Q pの電気的特性を向上できる。 また、(C−24>前記構成(C−23)の負荷用MI
SFETQpのゲート絶縁膜24は30〜50[n m
]の膜厚で形成される。この構成により、前記負荷用M
ISFETQpのゲート絶縁膜24の膜厚を薄膜化した
ので、負荷用MISFETQpの電気的特性を向上でき
る。
【第1層目金属配線形成工程】 次に、前記メモリセルMC上を含む基板全面に層間絶縁
膜27を形成する0層間絶縁膜27は酸化珪素膜27A
、BPSG膜27Bの夫々を順次積層した2層の積層構
造で構成される。 下層の酸化珪素膜27Aは上層のBPSG膜27Bに含
有されるB、Pの夫々の下層側への漏れを防止する目的
で形成される。酸化珪素膜27Aは例えばS i (O
C,H,)4 をソースガスとする、高温度(例えば6
00〜800 [’C])、低圧力(例えば1゜Q [
torrl)のCVD法で堆積される。酸化珪素膜27
Aは例えば140〜l 60[n m]の膜厚で形成さ
れる。 上層のBPSG膜27Bは表面を平担化して上層の段差
形状の成長を抑える目的で形成される。BPSG膜27
Bは主に無機シラン(例えばSiH,)をソースガスと
するCVD法で堆積される。このBPSG膜27Bは、
例えば280〜320[n m]の膜厚で堆積後、グラ
スフローを施し、表面が平担化される。グラスフローは
、例えば窒素ガス中、800〜900 [’C]の高温
度で約10[91行う。 次に、前記層間絶縁膜27に接続孔28を形成する。 接続孔28は、メモリセルアレイMAYにおいて。 メモリセルMCの転送用MISFETQtの他方の半導
体領域(18)上に形成された中間導電層23上に形成
される。接続孔28は、フォトリソグラフィ技術で形成
されたエツチングマスクを使用し、RIE等の異方性エ
ツチングで形成する。また、接続孔28は、前記第21
図に示すように、周辺回路のnチャネルMISFETQ
nのd型半導体領域18上、PチャネルMI 5FET
Qpのp0型型半体領域20上等にも形成される。さら
に、接続孔28は、前記第22図に示す周辺回路の電源
電圧線26Pの接続部分において、P゛型半導体領域2
0上にも形成される。 次に、前記層間絶縁膜27上を含む基板全面に高融点金
属膜29を形成する。高融点金属膜29は第1層目の金
属配線形成工程で形成される。この高融点金属膜29は
例えばスパッタ法で堆積したW膜で形成する。W膜は、
CVD法で堆積した場合、段差形状部分でのステップカ
バレッジは良好であるが、層間絶縁膜27の表面から剥
がれ易い。スパッタ法で堆積されるW膜は、層間絶縁膜
27の表面での接着性が高い利点があるが、ステップカ
バレッジが悪く、シかも膜厚が厚いと内部応力が増大す
る欠点がある。そこで5本実施例のSRAM1は、W膜
の接着性が高い利点を生かし、W膜の下地の層間絶縁膜
27を平担化しくB P S G膜27Bを使用しグラ
スフローを施す)でステップカバレッジに対処し、W膜
を薄膜化して内部応力に対処する。 W膜は金属配線としては薄い例えば280〜320[n
mlの膜厚で形成する。 次に、前記高融点金属膜29にパターンニングを施し、
第30図に示すように、メモリセルアレイMAYにおい
て、メインワード線(M W L )29、サブワード
線(SWL)29、中間導電層29の夫々を形成する。 前記中間導電層29の一部は接続孔28を通して下層の
中間導電層23に接続される。この中間導電層23はメ
モリセルMCの転送用MISFETQtの他方の半導体
領域(18)に接続される。また、前記第21図に示す
ように、周辺回路において、配線29が形成される。さ
らに、前記第22図に示す周辺回路において、電源用中
間配線(Vcc)29が形成される。この電源用中間配
線29は、接続孔28を通してP°型半導体領域20に
一旦接続され、このp゛型半導体領域20を介してメモ
リセルアレイMAY上を延在する電源電圧M26Pに接
続される。前記高融点金属膜29のパターンニングは、
例えばフォトリソグラフィ技術で形成されたエツチング
マスクを使用し、異方性エツチングで行う。 このように、(A−12)前述の構成(A−11)のメ
インワード線(MWL)29、サブワード線(SWL)
29の夫々はスパッタ法で堆積した高融点金属膜(W膜
)で構成し、このメインワード線29、サブワード線2
9の夫々の下地の層間絶縁膜27はグラスフローで平担
化処理が施されたBPSG膜(酸化珪素膜)27Bで構
成される。この構成により。 前記スパッタ法で堆積した高融点金属膜29は下地の層
間絶縁膜27との接着性がCVD法で堆積した高融点金
属膜に比べて高いので、メインワード線29、サブワー
ド線29の夫々の剥離を防止できると共に、下地の層間
絶縁膜27は平担化処理が施されているので、メインワ
ード線29、サブワード線29の夫々のステップカバレ
ッジを向上し、メインワード線29、サブワード線29
の夫々の断線不良を防止できる。また、スパッタ法で堆
積した高融点金属膜29は、薄い膜厚、約280−32
0[nmコで形成し、内部応力を低減する。 また、(D −6”)メモリセルMCに電源電圧Vce
を供給する電源電圧線26Pが、メモリセルアレイMA
Yの周辺部分で、電源電圧線26Pの上層に層間絶縁膜
27等を介在させて設けられた電源用中間配線29に接
続されるSRAMIにおいて、n゛型ウェル領域(基板
)3上の前記メモリセルアレイMAYの周辺部分にp°
型半導体領域20を形成する工程と、このP°型半導体
領域20上を含む基板全面に層間絶縁膜21及び24を
形成する工程と、この層間絶縁膜21及び24の前記p
゛型半導体領域20の一部の領域上を除去し、接続孔2
5を形成する工程と、前記層間絶縁膜24上に前記接続
孔25を通してp゛型半導体領域20の一部の領域に接
続される電源電圧線26Pを形成する工程と、前記電源
電圧線26P上を含む基板全面に層間絶縁膜27を形成
する工程と、この層間絶縁膜27、前記層間絶縁膜21
及び24の前記ρ゛型半導体領域20の他部の領域上を
除去し、接続孔28を形成する工程と、前記層間絶縁膜
27上に前記接続孔28を通してp゛型半導体領域20
の他部の領域に接続される電源用中間配線29を形成す
る工程とを備える。この構成により、前記接続孔28は
、前記電源電圧線26P上でなく、電源電圧線26Pと
異なる領域のP゛型半導体領域20上に形成しくp’型
半導体領域20を接続孔28を形成する際のバッファ層
として形成し)、接続孔28の形成に際し、オーバーエ
ツチングによる電源電圧線26Fの突接は不良を防止で
きるので一8RAMIの製造プロセス上の歩留りを向上
できる。なお、この接続構造において、電源電圧線26
P、電源用中間配線29の夫々の間には、p°型半導体
領域20に限定されず、電源電圧線26Pよりも下層の
導電層(例えば23.13.7又はそれらの積層膜)を
介在してもよい、ただし、電源電圧線26Pはp型で形
成されているので、この導電層は、多結晶珪素膜で形成
する場合、pn接合が生成されないように、p型で形成
する。 また、前記導電層はpn接合が生成されない高融点金属
膜等で形成してもよい。 また、(D−7)前記構成(D−6)のp゛型半導体領
域20を形成する工程は、前記メモリセルアレイMAY
の周辺領域に配置された周辺回路のPチャネルMISF
ETQPのソース領域、ドレイン領域(20)の夫々を
形成する工程と同一製造工程で形成される。この構成に
より、前記周辺回路のpチャネルMISFETQpのソ
ース領域、ドレイン領域の夫々を形成する工程と同一製
造工程で前記p°型半導体領域20を形成できるので、
このP゛型半導体領域20を形成する工程に相当する分
、SRAM1の製造プロセスの製造工程数を低減できる
。 [埋込用電極の形成工程1 次に、前記メインワード線29、サブワード線29、中
間導電層29の夫々の上部を含む基板全面に層間絶縁膜
30を形成する。層間絶縁膜30は、酸化珪素膜30A
、酸化珪素膜30B、酸化珪素膜30Cの夫々を順次積
層した3層の積層構造で形成される。 下層の酸化珪素膜30Aはテトラエソキシシランガス(
T E OS : S x (OC−Hs)4)をソー
スガスとするプラズマCVD法で堆積される。酸化珪素
膜30Aは、平担部、段差部の夫々での膜厚を均一に形
成することができ、例えばメインワード線29、サブワ
ード線29の夫々の間の凹部(最小配線間隔に相当する
)を埋込みその表面上を平担化する場合に、オーバーハ
ング形状がほとんど発生しないので、所謂巣の発生が生
じない。この酸化珪素膜30Aは、前記最小配線間隔を
埋込みその表面を平担化する目的で、最小配線間隔の2
分の1以上の膜厚、例えば400[nm]の膜厚で形成
する。 中間層の酸化珪素膜30Bは、スピンオングラス法で例
えば200[nm]の膜厚に塗布され、べ一り処理が施
された後、全面エツチングされる。この酸化珪素膜30
Bは主に層間絶縁膜30の表面の平担化を目的として形
成される。前記全面エツチングは、下層の導電層(29
)、上層の導電層(33)の夫々の接続部分には残存さ
せず、かつ段差部分に残存させる条件下で行う。 上層の酸化珪素膜30Gは、下層の酸化珪素膜30Aと
同様に、テトラエソキシシランガスをソースガスとする
プラズマCVD法で堆積される。この酸化珪素膜30C
は例えば400[nmlの膜厚で形成する。酸化珪素膜
30Gは、主に、層間絶縁膜30としての膜厚を確保す
ると共に、中間層の酸化珪素膜30Bを被覆し、この中
間層の酸化珪素膜30Bの膜質の劣化を防止する目的で
形成される。 次に、前記層間絶縁膜30に接続孔31を形成する。 接続孔31は、例えばフォトリソグラフィ技術で形成さ
れたエツチングマスクを使用し、RIE等の異方性エツ
チングで形成する。 次に、第31図に示すように、前記接続R’(i内に埋
込用電極32を形成する。接続孔31内には中間導電層
29等の高融点金属膜の表面が露出するので。 埋込用電極32はこの高融点金属膜の表面上に形成され
る。埋込用電極32は例えば選択CVD法で堆積したW
膜で形成される。
【第2層目金属配線の形成工程] 次に、第32図に示すように、メモリセルアレイMAY
において、前記層間絶縁膜30上に相補性データ線(D
L)33を形成する。また、前記第21図に示すように
、周辺回路において、層間絶縁膜30上に配線33を形
成する。この相補性データ線33(及び配m33)は第
2層目の金属配線形成工程で形成される。相補性データ
線33は接続孔31に埋込まれた埋込用電極32を介し
て下層の中間導電層29に接続される。相補性データ線
33は、バリア性金属膜33A、アルミニウム合金膜3
3Bの夫々を順次積層した2層の積層構造で形成される
。下層のバリア性金属膜33Aは、例えばスパッタ法で
堆積されたTiW膜で形成され、約180〜220[n
 m]の膜厚で形成される。上層のアルミニウム合金膜
33Bは、スパッタ法で堆積された、Cu及びSiが添
加されたアルミニウムで形成され、約700〜900[
nm]の膜厚で形成される。 このように、(C−25)下層配線(29)の上層に層
間絶縁膜30を介在させて上層配線(33)を形成する
多層配線構造を有するSRAM1において、基板上に下
層配線である第1配線、第2配線(29)の夫々を所定
間隔離隔させて形成する工程と、この下層配線(29)
上を含む基板全面に、テトラエソキシシランガスをソー
スガスとするプラズマCVD法を使用し、この下層配線
(29)の第1配線と第2配線との離隔寸法の2分の1
以上の膜厚の下層の酸化珪素膜30Aを堆積する工程と
、この酸化珪素膜30A上を含む基板全面に、スピンオ
ングラス法で中間層の酸化珪素膜30Bを塗布し、この
後、酸化珪素膜30Bをベータする工程と、この酸化珪
素膜30Bの全面にエツチングを施し、前記下層配線(
29)の第1配線上及び第2配線上の酸化珪素膜30B
を除去すると共に、それ以外の領域の酸化珪素膜30B
を残存させる工程と、この残存させた酸化珪素膜30B
上を含む基板全面に、CVD法で上層の酸化珪素膜30
Cを堆積する工程と、前記酸化珪素膜30A、30B、
30Cの夫々の第1配線上又は第2配線(29)上を除
去し、接続孔31を形成する工程と、前記酸化珪素膜3
0C上に、前記接続孔31を通して第1配線又は第2配
線(29)に接続される上層配線(33)を形成する工
程とを備える。この構成により、前記酸化珪素膜30A
の平担部及び段差部での膜厚を均一化し、下層配線(2
9)の第1配線、第2配線との間の領域において酸化珪
素膜30Aのオーバーハング形状に基く巣の発生を低減
できるので、酸化珪素膜30Bの全面エツチングの際の
巣の突き抜けの防止等1層間絶縁膜30の絶縁不良を低
減し、SRAM1の製造プロセス上の歩留りを向上でき
る。また、前記酸化珪素膜30Bで酸化珪素膜30Aの
表面上の急峻な段差形状を緩和し、酸化珪素膜30Cの
表面の平担化を図れるので、上層配線(30)の断線不
良を低減し、SRAMIの製造プロセス上の歩留りを向
上できる。また、前記下層配I&(29)と上層配線(
33)との接続孔31内には、前記全面エツチングで酸
化珪素膜30Bが残存しないので、この酸化珪素膜30
Bの含有する水分に基く、上層配線(33)の腐食を防
止し、SRAM1の製造プロセス上の歩留りを向上でき
る。また、前記酸化珪素膜30Bの下層を酸化珪素膜3
0Aで上層を酸化珪素膜30Cで被覆し、酸化珪素膜3
0Bの水分の吸収を低減し、酸化珪素膜30Bの膜質を
向上できるので、酸化珪素膜30Bの割れの防止等、S
RAM1の製造プロセス上の歩留りを向上できる。 【ファイナルパッシベーション膜の形成工程】次に、前
記第1図及び第21図に示すように、前記相補性データ
線33上を含む基板全面にファイナルパッシベーション
膜34を形成する。ファイナルパッシベーション膜34
は、酸化珪素膜、窒化珪素膜、樹脂膜の夫々を順次積層
した3層の積層構造で構成される。 下層の酸化珪素膜は、均一な膜厚を形成できる、テトラ
エソキシシランガスをソースガスとするプラズマCVD
法で堆積され・る。また、下層の酸化珪素膜は、相補性
データ線33のアルミニウム合金膜33Bを形成した後
に形成されるので、低温度例えば約400 [’C]以
下で生成できる前述のCVD法を使用する。この下層の
酸化珪素膜は例えば400[nmlの膜厚で形成される
。 中間層の窒化珪素膜は主に耐湿性を向上する目的で形成
される。この中間層の窒化珪素膜は、例えばプラズマC
VD法で堆積され、1.0〜1.4[μm〕の膜厚で形
成される。 上層の樹脂膜は、例えばポリイミド系樹脂膜で形成され
、主にα線を遮蔽する目的で形成される。 この上層の樹脂膜は例えば2.2〜2.4[μmlの膜
厚で形成される。 これら一連の製造プロセスを施すことにより、本実施例
のSRAMIは完成する。 以上1本発明者によってなされた発明を、前記実施例に
基き具体的に説明したが1本発明は、前記実施例に限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは勿論である。 例えば1本発明は、SRAM以外の半導体記憶装置、D
RAM(旦ynamic RA M )、ROM(Re
ad 0nly Memory)等にも適用できる。 また5本発明は、SRAMが組込まれた1チツプマイコ
ン、ゲートアレイ等、SRAMを有する半導体集積回路
装置に適用できる。 〔発明の効果〕 本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりであ
る。 (1)SRAMを有する半導体集積回路装置の集積度を
向上できる。 (2)SRAMを有する半導体集積回路装置の動作速度
の高速化を図れる。 (3)SRAMを有する半導体集積回路装置の動作上の
信頼性を向上できる。 (4)SRAMを有する半導体集積回路装置の消費電力
を低減できる。 (5)SRAMを有する半導体集積回路装置の耐ソフト
エラー耐圧を向上できる。 (6)SRAMを有する半導体集積回路装置の電気的信
頼性を向上できる。 (7)SRAMを有する半導体集積回路装置の静電気破
壊耐圧を向上できる。 (8)SRAMを有する半導体集積回路装置の製造プロ
セス上の歩留りを向上できる。 (9)SRAMを有する半導体集積回路装置の製造プロ
セスの製造工程数を低減できる。 (10)前記(1)乃至(9)の効果のうち、2つ以上
の効果を同時に奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例であるSRAMのメモリセ
ルの断面図、 第2図は、前記メモリセルの平面図、 第3図は、前記SRAMのチップレイアウト図、第4図
乃至第6図は、前記SRAMの要部の拡大ブロック図。 第7図は、前記メモリセルの回路図、 第8図及び第9図は、前記SRAMの入出力部の等価回
路図、 第10図乃至第14図は、前記SRAMの製造プロセス
の各製造工程毎に示すメモリセルの平面図、 第15図乃至第20図は、前記SRAMの製造プロセス
の各製造工程毎に示すメモリセルアレイの平面図、 第21図及び第22図は、前記SRAMの周辺回路の断
面図、 第23図乃至第32図は、前記SRAMの製造プロセス
の各製造工程毎に示すメモリセルの断面図、 第33図乃至第39図は、本発明の詳細な説明するため
の図である。 図中、1・・・半導体基板、2,3・・・ウェル領域、
4・・・素子分離絶縁膜、6 、12.24・・・ゲー
ト絶縁膜、7 、13.23.26・・・ゲート材、1
0.11.17.18.19゜20・・・半導体領域、
8 、15.21.24.27.30・・・絶縁膜、9
,16・・・サイドウオールスペーサ、14.22゜2
5、28.31・・・接続孔、29.33・・・金属配
線、MC・・・メモリセル、Qt・・・転送用MISF
ET、Qd・・・駆動用MISFET、Qp・・・負荷
用MISFET、C・・・容量素子、WL・・・ワード
線、DL・・・相補性データ線、Vss・・・基準電圧
、 Vcc・・・電源電圧である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、外部端子とMISFETで形成される入出力段回路
    との間にMISFETで形成される静電気破壊防止回路
    を配置し、メモリセルを駆動用MISFET及び転送用
    MISFETで構成するSRAMを有する半導体集積回
    路装置において、前記メモリセルの転送用MISFET
    をLDD構造で構成すると共に、前記駆動用MISFE
    Tを2重ドレイン構造で構成し、前記静電気破壊防止回
    路のMISFETの前記外部端子に直接々続されるドレ
    イン領域、又は入出力段回路のMISFETの前記外部
    端子に直接々続されるドレイン領域を2重ドレイン構造
    で構成したことを特徴とする半導体集積回路装置。 2、外部端子とMISFETで形成される入出力段回路
    との間にMISFETで形成される静電気破壊防止回路
    を配置し、メモリセルを駆動用MISFET及び転送用
    MISFETで構成するSRAMを有する半導体集積回
    路装置の形成方法において、前記メモリセルの駆動用M
    ISFET、前記静電気破壊防止回路の前記外部端子に
    直接々続されるドレイン領域を持つMISFET又は入
    出力段回路の前記外部端子に直接々続されるドレイン領
    域を持つMISFETの夫々を形成する工程と、前記メ
    モリセルの転送用MISFETを形成する工程とを備え
    たことを特徴とする半導体集積回路装置の形成方法。 3、ワード線で制御される転送用MISFET及び駆動
    用MISFETでメモリセルが構成され、このメモリセ
    ルの情報書込み動作、情報の保持動作、情報読出し動作
    を制御する周辺回路をMISFETで構成するSRAM
    を有する半導体集積回路装置において、前記転送用MI
    SFETのゲート電極及びそれに接続されるワード線を
    、前記駆動用MISFETのゲート電極に比べて比抵抗
    値が小さい材料で構成し、前記周辺回路のMISFET
    のゲート電極を前記転送用MISFETのゲート電極と
    同一導電層で構成したことを特徴とする半導体集積回路
    装置。 4、前記メモリセルの転送用MISFET、周辺回路の
    MISFETの夫々はLDD構造で構成し、前記メモリ
    セルの駆動用MISFETは2重ドレイン構造で構成さ
    れることを特徴とする請求項3に記載の半導体集積回路
    装置。 5、ワード線で制御される転送用MISFET及び駆動
    用MISFETでメモリセルが構成され、このメモリセ
    ルの情報書込み動作、情報の保持動作、情報読出し動作
    を制御する周辺回路をMISFETで構成するSRAM
    を有する半導体集積回路装置の形成方法において、前記
    メモリセルの駆動用MISFETを形成する工程と、前
    記メモリセルの転送用MISFETを形成すると共に、
    周辺回路のMISFETを形成する工程とを備えたこと
    を特徴とする半導体集積回路装置の形成方法。 6、メモリセルに電源を供給する第1電源配線が、メモ
    リセルアレイの周辺部分で、第1電源配線の上層に層間
    絶縁膜を介在させて設けられた第2電源配線に接続され
    るSRAMを有する半導体集積回路装置の形成方法にお
    いて、基板上の前記メモリセルアレイの周辺部分に半導
    体領域又は導電層を形成する工程と、この半導体領域又
    は導電層上を含む基板全面に第1層間絶縁膜を形成する
    工程と、この第1層間絶縁膜の前記半導体領域又は導電
    層の一部の領域上を除去し、第1接続孔を形成する工程
    と、前記第1層間絶縁膜上に前記第1接続孔を通して半
    導体領域又は導電層の一部の領域に接続される第1電源
    配線を形成する工程と、前記第1電源配線上を含む基板
    全面に第2層間絶縁膜を形成する工程と、この第2層間
    絶縁膜及び前記第1層間絶縁膜の前記半導体領域又は導
    電層の他部の領域上を除去し、第2接続孔を形成する工
    程と、前記第2層間絶縁膜上に前記第2接続孔を通して
    半導体領域又は導電層の他部の領域に接続される第2電
    源配線を形成する工程とを備えたことを特徴とする半導
    体集積回路装置の形成方法。 7、前記半導体領域を形成する工程は、前記メモリセル
    アレイの周辺領域に配置された周辺回路のMISFET
    のソース領域、ドレイン領域の夫々を形成する工程と同
    一製造工程で形成されることを特徴とする請求項6に記
    載の半導体集積回路装置の形成方法。
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