JPH03232491A - Htlv―1の合成エンベロープペプチド - Google Patents

Htlv―1の合成エンベロープペプチド

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JPH03232491A
JPH03232491A JP2283591A JP28359190A JPH03232491A JP H03232491 A JPH03232491 A JP H03232491A JP 2283591 A JP2283591 A JP 2283591A JP 28359190 A JP28359190 A JP 28359190A JP H03232491 A JPH03232491 A JP H03232491A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はHTLV−I gp21エンベロープタンパク
質の免疫優性保存領域からの少なくともひとつのエピト
ープをコードする合成遺伝子、並びにこの合成遺伝子を
HTLV−Iエンベロープタンパク質のgp46および
gp21領域からのひとつまたはそれ以上のエピトープ
をコードする他のヌクレオチド配列と一緒に含有するハ
イブリッド遺伝子に関する。また、相当するポリペプチ
ド、前記遺伝子を含有する組換えベクター、かかるベク
ターを含有する単細胞宿主生物、該ペプチドを生産する
方法、および本発明のポリペプチドを使用するHTLV
−Iに対する抗体の検出法も包含される。
ヒトT細胞白血病つィルスI型(HTLV−I )は、
日本のいくつかの地域、カリブ海、アフリカ、アメリカ
合衆国南東部、および南アメリカにおける地域流行性の
C型レトロウィルスである。日本では900万人の献血
者のうち1%以上が血液スクリニング以前にウィルスに
感染していると考えられており、そして沖縄の人口の3
5%もが、感染している可能性がある(Swinban
ks、 Nature 323゜384 [1986]
)。HTLV−Iは、成人T細胞白血病(ATいの病因
で、T4ヘルパー細胞を主に冒す攻撃的白血病である。
ATL患者は主要なウィルスタンパク質に対する抗体を
産生じ、そしてプロウィルスDNAか白血病細胞のDN
Aに組み込まれて見出されつる。
HTLV−Iプロウィルスゲノムの数多くが分子クロニ
ングされており、そしてプロウィルスDNAのひとつの
全ヌクレオチド配列が決定されている(Seikiら、
  Proc、 Natl、  Acad、  Sci
、  LISA、  80. 3618−3622 [
1983])。HTLV−I i!、熱帯性痙性不全対
麻痺、HTLV−I関連ミニロバシーおよび多発性硬化
症を包含する数多くの神経障害と関連している。また、
HTLV−IはB細胞慢性リンパ性白血病の発病に間接
的役割を果たしている可能性がある。
HTLV−Iの伝染様式はAIDSの病因であるヒト免
疫不全ウィルス(HIV−1’)のそれと類似する。H
TLV−Iの伝染は性的接触、抗体陽性血液および血液
成分の輸血を通して、および麻薬乱用者の間で汚染され
た針を共用することにより起こりつる。このウィルスは
胎盤を通して、または母乳中の感染リンパ球の移行を通
して母から子へ移行しうる。
t((V−1およびHTLV−Iの伝染様式における明
白な類似性は旧■−1感染のおそれのある人々はまたH
TLV−I感染のおそれもあることを示していよう。
HTLV−Iに対する抗体を有するエイズ患者に関する
多くの報告がある。その人々の中で)ITLV−I感染
の罹患率は、まだかなり低い(1%以下)が、このウィ
ルスは静脈注射を用いる麻薬使用者の間では表面化して
いる。さらに、この集団においてはヒトT細胞白血病つ
ィルス■型(HTLV−II )血清陽性の発生率か高
いことが報告されている。
HTLV−I[はHTLV−Iと密接に関連しており(
交差反応抗原)、ヘアリーセル(hairy cell
)白血病患者から最初に単離された。アメリカ合衆国の
献血者中のHTLV−I感染の血清罹患率に関するWi
lliamsおよび共同研究者たち(1988)による
研究は、アメリカ合衆国の地理的に異なる8地域におけ
る無作為献血者の0.025%がHTLV−I感染の血
清学的証拠を示したことを明らかにしている。HTLV
−I感染のこの罹患率に基づいて、研究者らは、毎年約
2、800人の受血者の感染を予測している。
アメリカ赤十字は、国の血液供給を防御し、そしてHT
LV−I感染のまん延をくい止めるために1988年1
2月にHTLV−Iに関し献血のスクリーニングを開始
した。この抗体スクリーニング検査は、ヒトT細胞系中
で増殖し、破壊されたウィルスの半精製物をイムノアッ
セイ法における試験抗原としてとり込んでいる。HIV
−1スクリーニング検査のひとつに高率の偽陽性かある
ことにより証明されるように、ウィルス溶解物アッセイ
には固有の問題かある。
試験抗原として組換えタンパク質を使用することに関し
、HTLV−I抗体スクリーニングアッセイに組み込む
ためのHTLV−I抗原を調製するのに組換えDNA技
法を利用することが望ましいゆえに、現在利用されてい
るウィルス溶解物検査より感度および特異性か高いイム
ノアッセイの設計に至るべきである。
したがって本発明は、下記のことから成る、すなわち、 −HTLV−I エンベロープタンパク質(HTLV−
I env)のgp21領域の免疫優性保存領域からの
少なくともひとつのエピトープを含有するポリペプチド
をコードするヌクレオチド配列。
−HTLV−I envのgp46およびl?p21か
らの少なくともひとつのエピトープを含有するポリペプ
チドをコードする第2のヌクレオチド配列に融合された
、HTLV−I envのgp21の免疫優性保存領域
からの少なくともひとつのニブトープを含有するポリペ
プチドをコードする第1のヌクレオチド配列を含んでな
るハイブリッド遺伝子。
一本発明のヌクレオチド配列に相当するポリペプチド。
一本発明のヌクレオチド配列を含有する組換えベクター
一本発明のヌクレオチド配列を含んでなる組換えベクタ
ーを含有する単細胞宿主生物。
−相当するハイブリッドタンパク質を産生ずるに適切な
条件下で組換えベクターを含有する単細胞宿主を利用す
ることにより本発明のポリペプチドを生産する方法。
一抗原として本発明のポリペプチドを使用することを含
んでなるHTLV−Iエンベロープタンパク質に対する
抗体の検出法。
図面の説明 第1図:  ENV93合成遺伝子のヌクレオチド配列
を示す。上のストランドはコード配列を示す。このアミ
ノ酸配列は[)21膜貫通領域内の[(TLV−1エン
ベロープポリペブチドのアミノ酸342−434に相当
する。高レベルで発現されるE、コリ遺伝子において優
先的に使用されるコドン中に転位された真正プロウィル
スDNA配列。Bam旧付着端は、pDS56/RBS
 II発現ベクターの唯一のBamH1部位への挿入を
容易にするために構築物の5゛末端に組み込んだ。
矢じりは最終産物に到達するために4ブロツクにアニー
リングされ連結されたオリゴヌクレオチド1−14の輪
郭を表す。
第2図=14の重複するオリゴヌクレオチドフラグメン
トの段階的連結により構築されたENV93合成遺伝子
の組み立てを示す。遺伝子は4ブロツクに分割された。
すなわちブロックl;オリゴ1.2.8.9;ブロック
2:オリゴ3.4.10、ll;ブロック3:オリゴ5
.6.12.13;ブロック4:オリゴ7.14゜5′
末端フラグメントlおよび14を除く全てのオリゴヌク
レオチドの5゛末端部はリン酸化した。初めには、各ブ
ロックを含有するオリゴヌクレオチドをアニールおよび
連結した。次にブロックを相互にアニーリングおよび連
結させてENV93最終産物を生成させた。矢じりは、
ブロックを形成する14オリゴヌクレオチドの境界を示
す。
二本鎖の5′末端(オリゴ1および14)は、所望のク
ローニングベクターへの挿入を容易にするためにリン酸
化した。
第3図:  pDS56/RBS IIのBamH1部
位へのENV93構築物の挿入を示す。ベクターpDS
56/RBS[(Stueberら、EMBOJ、 3
.3143−3148 [1984])かE、コリ中で
外来遺伝子を発現させるために操作される。ポリリンカ
ークローニング領域は調節可能なプロモーター/オペレ
ーターエレメントP102 (コリファージT5プロモ
ーターおよびE、コリ laCオペレーターの融合物)
およびラムダtoターミネータ−によりはさまれている
。2つのE、コリ指示遺伝子が存在する、すなわち、そ
れ自身のプロモーターおよびアンピシリン耐性を付与す
るリポソーム結合部位を有するbla(ベーターラクタ
マーゼ)、およびその真正のリポソーム結合部位を有す
るcat(タロラムフェニコールアセチルトランスフェ
ラーゼ)である。pBR322由来のプラスミドの複製
起点中へのcatの読過し転写を阻止するために、ca
t遺伝子の下流にrrnBオペロンのt1ターミネータ
−が続いている。ポリリンカ一部位のすぐ上流に、合成
リポソーム結合部位RBS IIといっしょにATG開
始コドンが備えられている。pDS56/RBS It
発現系は、外来DNAの3個の読み取り枠金てが発現さ
れるのを可能にするATGコドンに隣接して、塩基の数
で相異する3種のベクターから成っている。これらのベ
クターは、適合するプラスミドpDMI−1を収容する
E、コリ細胞中においてのみ安定して維持され得る。p
DMI−1はlacリプレッサーを過剰生産し、そして
ネオマイシンホスホトランスフェラーゼ遺伝子の発現を
通してカナマイシンへの耐性を付与する。
第4図:  pDS56/RBS IIベクターから発
現された組換えENV93タンパク質のヌクレオチドお
よび推定アミノ酸配列を示す。翻訳されたタンパク質は
106アミノ酸の長さである。アミノおよびカルボキシ
末端で下線したアミノ酸はベクター配列に由来する。タ
ンパク質の残りは、)ITLV−IウィルスのIgp2
1膜貫通エンベロープタンパク質のアミノ酸342−4
34に相当する93アミノ酸である。
第5図:E、コリ細胞W3110、JE5505、およ
びJE5506中におけるHTLV−I ENV93タ
ンパク質発現を示す。
O時間目、誘導2時間後、誘導4時間後および誘導なし
で4時間の細菌培養物由来の全細胞溶解物を12%ポリ
アクリルアミド/ SDSて電気泳動しクーマーシーブ
ルーR250で染色した。矢じりはIPTG誘導試料中
にのみ存在する約12KdのENV93タンパク質の位
置を示す。
第6図:  HTLV−Iプロウィルスゲノムの構造を
概要約に示す。ゲノムの完全なヌクレオチド配列は上記
5eikiらにより決定された。エンベロープコード領
域を拡大して、gp46およびgp21ドメイン内の制
限部位のヌクレオチドおよびアミノ酸位置を示す。EN
V93合成遺伝子構築物の地図上の位置を示す。示した
制限部位は、コード領域のほぼ全体を包含するエンベロ
ープフラグメント■、IA。
IB’、■、I、およびII+Iを生成させるのに使用
した。各フラグメント中のアミノ酸の数はフラグメント
のすぐ上に示す。これらのDNA断片は、コードされた
エピトープをENV93融合タンパク質として高レベル
で発現させるためにpDS56/RBS IIベクター
中のENV93の下流にクローン化した。
第7図:  HTLV−Iエンベロープ発現タンパク質
を示す。エンベロープコード配列の種々の領域をpDS
56/RBS IIベクター中のENV93合成遺伝子
の下流に連結した。組換え融合タンパク質がE、コリ中
で発現され、そしてEtA中で最大の反応性を有するこ
れらのタンパク質が示される。
第8図二発現されたENV93/HTLV−I −II
I B’組換エタンバク質のヌクレオチドおよび推定ア
ミノ酸配列を示す。このタンパク質は158アミノ酸の
長さである。下線を付した残基は、構築物を生成させる
のに使用したベクター配列またはリンカ−配列から生じ
た。
第9図: ENV93/HTLV−I −I融合タンパ
ク質ノヌクレオチドおよび推定アミノ酸配列を示す。こ
のポリペプチドは245アミノ酸である。下線したアミ
ノ酸残基は、HTLV−Iエンベロープ配列中には表わ
れない。これらの関連のない配列はベクター特異的であ
るかまたはこのDNA構築物を生成させるのに使用され
た合成リンカ−によりコードされたものである。
第1O図: ENV93/HTLV−I −I[+ I
組換えエンベロープタンパク質のヌクレオチドおよび推
定アミノ酸配列を示す。このポリペプチドは344アミ
ノ酸の長さである。下線した非特異的残基はベクター配
列によりコードされる。
第11図: ENV93/HTLV−I−I[組換えタ
ンパク質のヌクレオチドおよび推定アミノ酸配列を示す
。二のタンパク質は217アミノ酸の長さである。下線
した基は、ベクター配列によるかまたは構築物を生成さ
せるのに使用された合成リンカ−によりコードされる。
第12図: ENV93/HTLV−I−I[I融合タ
ンパク質のヌクレオチドおよび推定アミノ酸配列を示す
。このポリペプチドは315アミノ酸の長さである。下
線した非特異的残基はベクターまたは合成リンカ−配列
によりコードされる。
第13図: ENV93/HTLV−I−IIIA組換
えエンベロープタンパク質のヌクレオチドおよび推定ア
ミノ酸配列を示す。このタンパク質は249アミノ酸の
長さである。下線した残基はベクターまたは合成リンカ
−配列によるものである。
第14図:種々のHTLV−I組換えタンパク質の免疫
反応性ヲ示ス。oD、、、(1ヲENV93/HTLV
−I −I、ENV93/[(TLV−1−■オヨU 
ENV93/HTLV−I −I[+ I Gmツいて
示す。HTLV−I陽性標品はBoston Biom
edical。
Inc、 (BBI)から得、そして陰性標品はWes
ternStates Plasma Company
、 Inc、(WSP)から購入した。
標品番号6595および9100は、反応性の高い陽性
対照である。
本発明の方法は、論理的順序では下記を包含する多数の
工程を必要とする。すなわち(1)本発明の遺伝子構築
物をコードする遺伝子の調製、(2)遺伝子構築物を含
有する組換えベクターを生成させるのに適切なりローユ
ングビークル中へのこれら遺伝子の挿入、(3)適合す
る宿主生物への組換えクローニングビークルの移転、(
4)挿入された遺伝子配列を発現できる、かかる改変さ
れた宿主の選択および増殖、(5)遺伝子産物の同定お
よび精製、および(6) HTLV−Iに対する抗原を
検出するための遺伝子産物の使用である。
1、遺伝子の調製 本発明の第1番目の遺伝子構築物は、HTLV−Ien
vのgp21領域の免疫優性保存領域からの少なくとも
ひとつのエピトープを含有するポリペプチドをコードす
るヌクレオチド配列を構成する。HTL V −ニゲツ
ムの全ヌクレオチド配列は決定されている(上記5ei
kiら参照)。免疫優性保存領域からの少なくともひと
つのエピトープをコードするこの配列の任意の部分が本
発明の遺伝子構築物に好適であろう。しかしながら、本
発明の好ましい実施態様を構築するのに使用された、E
nv(93)で示されるヌクレオチドがHTLV−Iエ
ンベロープのアミノ酸342−434に相当する(Se
ikiに従い番号を付けた)のか好ましい。このヌクレ
オチド配列はDNAシンセサイザーを使用する化学合成
のような当業上よく知られた方法により構築できる(C
ertaら、EMBOJ、 5.3051−3056 
[19861)。また適切なヌクレオチド配列はYos
hidaら、Proc、 Natl、 Acad。
Sci、 USA、 79.2031−2035 [1
982]およびPo1eszら、Proc、 Natl
、 Acad、 Sci、 USA、 77、7415
−7419[1980]に記載されるHTLV−Iピリ
オンによりウィルス形質転換されたヒトT細胞系からも
得られうる。次にDNAフラグメントが当業上知られた
方法により単離され、CDNAライブラリーが構築され
そしてcDNAライブラリーを探査することにより所望
のエンベロープ遺伝子フラグメントを得ることができる
。 )ITLV−IエンベロープフラグメントはまたM
anzariら、Proc、 Natl、 Acad、
 Sci、 IJSA、 80゜1574−1578 
[1983]およびヨーロッパ特許出願公開番号181
107に記載される、I(TLV−IのEnv、 pX
およびLTRを含有するdcRXlで示されるプラスミ
ドのようなプラスミドからも得ることかできる。
本発明の好ましい実施態様においては、)ITLV−■
エンベロープのアミノ酸342−434に相当するヌク
レオチド配列は化学的合成法により作られた。
合成を容易にするために、遺伝子配列をDNAシンセサ
イザーで構築されたオリゴヌクレオチドフラグメントに
小分けする。次に一重鎖DNAフラグメントをポリアク
リルアミドゲル電気泳動の後ゲルから単離した。続いて
ヌクレオチド配列を段階的連結により組み立ててEnv
(93)で示される遺伝子構築物を生成させた。
ATTlff AGA GGA Tfflαn AAA
 TCr C’1℃m CACGAA GTA GAC
AAA CAT ATCAGCCAI:ic”zへ〇T
aU GCT A’!’CG’l”IP AM AI’
LCCJIICIIIAG AACCTCCTCAAA
 ATCGCT CAG TACGCT GCA CA
G AACCo’!’ COCαπ0℃GAC+?!0
0AT T!’CTGG GAA CAG GGCGO
T CTCT&  AAA  GCT  CTCCAO
CAA CAG  TGCCGT  TTCCCG  
AACATCACT  AACTCCCACGTAαn
 ATCCT!17 CAA GAA Q7T CCG
 CCA CTCGIA AACαX: GTA CT
CACCC& TGG GGTCTOAACTOG G
ACCTCGOA TCCCTCGACCTCCAG 
CCA AGOTTA ATT AGCTGAENV(
93)遺伝子構築物の有用性は、それを単独で、または
融合タンパク質としてIITLV−Iの他のエピトープ
の高レベル発現のための便利なビークルとして使用でき
ることである。ENV(93)をビークルとして使用す
る場合、このものはHTLV−Iエンベロープタンパク
質のli;p46およびgp2i領域からのひとつまた
はそれ以上のエピトープをコードするヌクレオチド配列
に融合されたEnv(93)を含有するハイブリッド遺
伝子の一部分として使用される。例えば、本発明の好ま
しい実施態様においては、ENV(93)は第6および
7図に示されるgp46およびIgp21領域内に該当
する種々のサブ配列に融合される。また本発明は、HT
LV−I envの下記の部分に融合されたENV(9
3)からなるこれらハイブリッド遺伝子にも関する: ヌクレオチド6099−6496 (I )ヌクレオチ
ド5778−6099 (、I[)ヌクレオチド517
9−5778 (II[)ヌクレオチド5254−56
73 (IIIA)ヌクレオチド5778−6496 
(II +I ’)ヌクレオチド5673−5778 
(IB’ )生成するハイブリッド遺伝子(推定アミノ
酸配列は下に記載)は次のとおりである。
ENV(93)/HTLV−I −I :第9図に記載
ENV(93)/HTLV−I −X :第11図に記
載ENV(93)/)ITLV−I −n + I :
第10図に記載ENV(93)/HTLV−1−I[:
第12図に記載ENV(93)/HTLV−I−III
A・第13図に記載ENV(93)/HTLV−I −
I[[B’ :第8図に記載2、ポリペプチドの調製 本発明はまた、前記遺伝子構築物に相当するポリペプチ
ドをも包含する。これらポリペプチドは固相または液相
合成ならびに組換え生産のような当業者によく知られた
合成法により作られうる。
組換え法では、遺伝子構築物はプラスミドまたはファー
ジ起源の適切なベクターに挿入される。プラスミドまた
はファージ起源の好都合な発現ベクターは、例えば実験
室マニュアル“MolecularC1oning″、
Maniatisら、Co1d Spring Har
borLabo−ratory、 1982に記載され
テイル。
本発明の好ましい実施態様においては、ポリペプチドは
HTLV−I envのgp21領域の免疫優性保存領
域からの少なくともひとつのエピトープ、好ましくは第
4図に示されるアミノ酸配列を有するHTLV−I e
nvのgp21領域のアミノ酸342−434 (En
v93)に相当する。
ENV93ポリペプチドは単独でまたはハイブリッドポ
リペプチドまたは融合タンパク質の一部分として使用で
きる。ハイブリッドポリペプチドの一部分として使用さ
れる場合、HTLV−I envの免疫優性保存領域か
らの少なくともひとつのエピトープに相当する第1の配
列をHTLV−I envのgp46およびgp21領
域からのひとつまたはそれ以上のエピトープをコードす
る第2のアミノ酸配列に融合させる。好ましい実施態様
においてはENV93は、下記に示されるg946およ
びgp21領域内に該当する種々のサブ配列に融合され
る: a)gp46およびgp21(I)のアミノ酸308−
440b) gp46(II)のアミノ酸201−30
7c)gp46およびgp21(IF + I )のア
ミノ酸201−440d) gp4KI[)のアミノ酸
1−200e) gl)46(II[A)のアミノ酸2
6−165f ) gp46(I[[B’ )のアミノ
酸166−21にれら配列は第4.8.9.10、ti
、 12.13図に示される。
タンパク質の生物学的活性を実質的に変化させないアミ
ノ酸置換が当業上知られており、そして例えばH,Ne
urathおよびR,L、 Hillの“ThePro
teins 、 Academic Press、 N
ew York [1979]に記載されている。最も
高頻度に観察されるアミノLeu/Ile、  Leu
/Val、 Ala/Glu、  Asp/Gly。
およびそれらの逆である。かかる置換を含有する任意の
ポリペプチドは本発明の範囲内にあるものと考えられる
3、 ENV(93)構築物を含有する組換えベクター
の調製 本発明の好ましい実施態様においては、Env(93)
遺伝子構築物かE、コリ中に外来遺伝子を発現させるた
めに遺伝子工学的に作製されたベクター、すなわちベク
ターpDS56/RBS I[(Stueberら、前
出)に挿入される。第3図およびその説明文はこの過程
を詳細に示している。しかしながら、他のベクター例え
ばプラスミドpDS8/RBS IIまたはプラスミド
pA−env−20が好適でありうる。これらのプラス
ミドを含有するE。コリ株はDeutsche Sam
mlungvon Microorganisms (
DMS)から自由に入手可能であり、それらの受託番号
はそれぞれDSM3519およびDS)i13516で
ある。種々の他の組換えベクターおよび単細胞宿主は、
それらか本発明のポリペプチドの発現を促進するかぎり
好適である。
4、本発明のペプチドを生産する方法 本発明のペプチドを生産する方法は、図面および実施例
において詳細に説明されており、そして一般に相当する
ハイブリッドタンパク質を生産するための適切な条件の
下で組換えベクターを含有する単細胞宿主を培養するこ
とからなる。
5、 HTLV−Iエンベロープタンパク質に対する抗
体検出法 組換えウィルスタンパク質に基づ< HTLV−Iに対
する抗体スクリーニング検査の開発は、1)免疫優性で
ウィルス単離物中に保存されているエピトープ(類)の
選択;2)好適なベクター/宿主系におけるエピトープ
の高レベル発現;および3)組換えタンパク質を産生ず
る宿主からの均質で多量の組換えタンパク質の精製、を
必要とする。この目的を達成するために、gp21領域
内のHTLV−Iエンベロープタンパク質のアミノ酸3
42−434をコードするENV(93)を化学的およ
び酵素的方法により合成した。このエンベロープの領域
を選択したのは、HIV−1エンベロープの対応する領
域(gp41)か数多く保存され、免疫反応性のエピト
ープを含有するからである(Wangら、Proc、 
Natl、 Acad。
Sci、  tlsA、  83. 6159−616
3 [1986]; Gnann ら、J。
Virol、、 61.2639−2641 [198
7]およびJ、 Infect。
Dis、 156.261−267 [1987]。さ
らに膜貫通ドメインにおけるHTLV−IおよびHIV
−1工ンベローブボリベプチド両方のヒドロバシシティ
(hydropathicity)プロフィールが類似
パターンを示し、このことはHTLV−Iエンベロープ
のこの領域か免疫反応において重要でありうることを示
している。エンベロープタンパク質のアミノ酸342−
434をコードする真正ヌクレオチド配列は、E、コリ
タンパク質の翻訳に時たま使用されるコドンかE、コリ
翻訳機構に好まれるコドンにより置換されるように変化
させた(Ikemura、 J、 Mo1. Bial
、 146.1−21[1981] ;  Grosj
eanおよびFiers、 Gene 18. 199
−209 [1982]。この方法は細菌性宿主中にお
けるENV93エピトープの発現を最大にするという希
望から採用された。E、コリ中でコードされたエピトー
プの高レベル発現を生じる旧V−1合成遺伝子の構築に
類似の方法が採られた(Certaら、上記)。
本発明のポリペプチドは、当業上よく知られた方法に従
いHTLV−Iに対する抗体を検出するための診断試薬
として使用できる。
例えばウェスタンプロット分析(Towbinら、Pr
oc、 Natl、 Acad、 Sci、 USA、
 76、4350−4354[1979]か好適であろ
う。この技術によれば、本発明のポリペプチドは5DS
−ポリアクリルアミドゲルからニトロセルロース紙に電
気泳動て移される。
このニトロセルロース紙を次に検査すべき血清で処理す
る。洗浄後、ニトロセルロース紙を続いてペルオキシダ
ーゼ標識抗ヒトIgGで処理する。続いてペルオキシダ
ーゼを好適な基質例えばO−フェニレンジアミンを用い
て測定する。もちろん放射性または蛍光標識のような他
の標識も使用できる。
本発明のポリペプチドを使用するHTLV−1に対する
抗体を測定するためのさらに好都合な技術は酵素結合イ
ムノソルベントアッセイ(ELISA)である。かかる
アッセイは以下のことを含んでなる、すなわち (a)  本発明のポリペプチドを固形支持体に固定化
し、 (b)  HTLV−Iに対する抗体を含有することか
疑われるヒト血清試料を工程(a)の固定化されたポリ
ペプチドと接触させ、そして固定化されたポリペプチド
−抗体複合体と形成させ、 (C)  工程(blの複合体からすへての未結合物質
を洗い去り、そして (d)  ヒト抗体を選択的に検出できる、標識した試
薬例えば、スタフィロコッカス・アウレウス(Stap
hylococcus aureus)プロティンAま
たは抗ヒトIgGを添加することによりかかる複合体を
検出し、それにより血清中におけるHTLV−Iウィル
スに対する抗体の存在を示す。
好適な固形支持体は検査容器の内壁(試験管、タイター
プレート、キュベツトまたはガラスまたは人工物質)な
らびに固形物体の表面(ガラスおよび人工物質の棒、末
端か太くなっている棒、末端にたぶまたは薄板かついて
いる捧)である。ガラスまたは人工物質のビーズはとり
わけ好適な面相担体である。
有用な標識は試薬とその結合相手との結合を妨害しない
任意の検出可能な官能物である。多数の標識がELIS
Aアッセイおよび他のイムノアッセイでの使用に知られ
ている。例えばセイヨウワサビペルオキシダーゼ、14
cおよび1311のような放射性同位体、希土類キレー
トまたはフルオレセインのような発蛍光団、スピンラベ
ル等である。
本発明の好ましい実施態様においては、ELrSA(E
IA)アッセイは実施例9に記載されるようにビーズ上
に固定化された本発明のポリペプチドを用いて操作する
本発明のポリペプチドを用いるHTLV−Iに対する抗
体のもうひとつの好適な測定法は、いわゆる“二重抗原
サンドイツチ法”による酵素免疫学的l査である。この
方法はMaioliniのrmmunological
Methods 20.25−34 [1978]の研
究に基ついている。
この方法によると、検査すべき血清を本発明のポリペプ
チドが被覆されている前記定義した固形支持体、および
ペルオキシダーゼで標識された本発明のポリペプチドと
接触させる。この免疫学的反応はl工程または2工程で
行うことができる。もし免疫学的反応が2工程で行なわ
れる場合は、洗浄工程はその2回のインキュベーション
の間に行なわれる。免疫学的反応(類)の後、洗浄工程
を行う。そのあとペルオキシダーゼを0−フエニI/ン
ジアミンのような基質を用いて測定する。本発明を、説
明目的でのみ記載されている下記の実施例と関連して、
さらに記載する。
前記した)ITLV−Iに対する抗体の測定方法は、容
器中に本発明のポリペプチドを含有する好適な検査キッ
トで行うことができる。
実施例1 ENV93オリゴヌクレオチドの合成 合成遺伝子を、12−14ヌクレオチドの一本鎖重複が
得られるような方法で14個のオリゴヌクレオチドフラ
グメント(第1および2図)に小分けした。生成するフ
ラグメントは30−46塩基の長さであった。個々のオ
リゴヌクレオチドは、誘導体化された調節された細孔ガ
ラスを固形支持体として使用してMilliGen 7
500およびApplied Biosystems 
380 DNAシンセサイザーで構築した。−木組DN
Aフラグメントを7M尿素を含有する12%ポリアクリ
ルアミドゲルから単離し、そして5ep−PakC18
カートリッジ(Waters As5ociates/
Millipore)で脱塩した。DNA濃度は分光光
度計で260nmでのU■吸収を計測することにより測
定した。
実施例2 EMV93遺伝子の組立て オリゴヌクレオチド2−13の2マイクログラム(15
0pモル)ずつを10mM MgC1z、5 mM D
TT、 0.1[11Mスペルミジン、0.1mM E
DTA、O,l mM ATP、 0.21pモルー3
”P−ATP(3,000Ci/mモル)を含有する5
0mMトリス−HCl5p87.5およびT4ポリヌク
レオチドキナーゼの5単位(New England 
Biolabs)からなる別々の50μf反応物中でキ
ナーゼ処理した。反応物を37°Cで40分間、続いて
キナーゼを不活性化するために70°Cで10分間イン
キュベートした。各反応物中においてとり込まれなかっ
た放射能をG−50セフアデツクスカラムクロマトグラ
フイーにより除去した。5′末端フラグメントであるオ
リゴヌクレオチド1および14は続くアニーリングおよ
び連結反応中にポリマーが形成されるのを防ぐためにリ
ン酸化しなかった。リン酸化したオリゴヌクレオチド2
−13を真空下で乾燥しそしてDTTおよびATPを含
まない連結緩衝液(10mM MgCLを含有する50
mM )リス−〇CI、 pH7,5) 20μl中に
再懸濁した。実際の遺伝子構築には10μf(lμl)
を取った。末端フラグメント1および14の1Mgを凍
結乾燥しそして同じ連結緩衝液の10μl中に再懸濁し
た。
ENV93合成遺伝子を段階的連結により組立てた。
オリゴヌクレオチドを2分間煮沸し、エッペンドルフ微
量遠心管で遠心沈降しそして室温で5分間さました。続
いて10μlの試料を第2図に示されるように結合させ
てブロックl−4を形成させた。
これらブロックを2分間煮沸し、微量遠心管で遠心しそ
して室温で5分間さました。これらブロックを37°C
て5分間インキュベートしそして室温で10分間さまし
た。2×連結緩衝液(lomM MgCl2.20mM
 DDTおよび2mMATPを含有する50mM トリ
スHCI、pH7,5)の同量を、アニールしたオリゴ
ヌクレオチドを含有する各ブロックに添加した。T4D
NAリガーゼ(New England Biolab
s)の400−800単位を各ブロック連結物に添加し
、反応物(連結反応第1)を14°Cで16時間インキ
ュベートした。
リガーゼはEDTAが最終濃度10mMになるまで添加
することにより不活性化させた。
各連結反応物の1/10をとり出して7M尿素を含有す
る10%ポリアクリルアミドゲルで分析した。
連結反応物を0.3M Na0Ac、 pH5,2を含
有するように調整しそして同量のフェノール/クロロホ
ルム/イソアミルアルコール(25: 24 : 1)
で抽出した。
エーテル抽出につづいて、MgC12を10mMになる
ように添加し、連結産物を2倍量の100%エタノール
で沈降させた。エタノールペレットを遠心により回収し
、70%エタノールで洗浄し、真空下で乾燥しそして1
0mM MgC1xを含有する50mM トリス−HC
l、pH7,5の10μE中に再懸濁した。次の工程は
12−14塩基対の重複を用いて4ブロツクをアニール
させることであった(第2図)。ブロックを37°Cで
10分間インキュベートし、室温にて5分間さました。
ブロックは単一のチューブ中で混合し、37°Cで10
分間インキュベートした。チューブを14°Cになるま
で30分間ゆっくりとさました。2×連連結台物の同量
およびT4 DNAリガーゼ(New England
Biolabs) 800単位を添加しそして反応を1
4℃にて16時間維持した(連結反応第2)。リガーゼ
を不活性化するためにEDTAをlomMとなるまで添
加した。
283bp BamHIフラグメントを0.5μg/m
17のエチジウムブロマイドを含有する4%Nusie
ve GTGアガロース/TAB ミニゲルでの電気泳
動により精製した。一番上のバンドを切り出し、アガロ
ースを65℃にて融解させた後、フラグメントをフェノ
ールおよびエーテル抽出した。DNAをエタノール沈降
させ、回収したベレットを70%エタノールで洗浄しそ
して真空下で乾燥した。
実施例3 ENV93のpUc18中へのクローニングENV93
構築物の配列を証明するために、フラグメントを最初に
pLIc18配列決定ベクター(Yanisch−Pe
rronら、Gene 33.103−119 [19
85])のただひとつしかないBam旧部位にクローン
化した。
ENV93 DNAペレット(250℃g)を蒸留水中
に再懸濁し、50mM )リス−HCl5pH7,5(
10mM MgCl2.5mM DTT、 0.1mM
スペルミジン、20℃M ATP)および9単位のT4
ポリヌクレオチドキナーゼを含有する20℃1反応物中
でキナーゼ処理した。キナーゼ反応物を37°Cにて4
0分間インキュベートした。キナーゼ酵素を70°Cて
15分間熱不活性化した。ENV93DNAを含有する
反応物を蒸留水中1・5に希釈した。ENV93 DN
A 5 ngを脱リン酸化したベクターの50℃g(1
: 1モル比率)と14°Cて16時間連結した。
反応物を10mM EDTAに調整し70°Cて15分
間加熱した。コンピテントなE、コリRRI細胞(AT
CCNo、 31343)をこの混合物で形質転換しそ
してアンピシリン耐性コロニーを得た。Bam旧消化に
基づけばENV93構築物を含有すると思われる形質転
換体をジデオキシ配列決定にかけた。ポリリンカークロ
ーニング部位のすぐ外側の、ベクターの反対側ストラン
ドにハイブリッド形成するM13ユニバーサル配列決定
ブライマーをPromegaジデオキシ配列決定系と配
列決定−使用して挿入物の両ストランドに関する配列情
報を生成させた。ENV93特異的な付加的な17マー
ブライマーか、ENV93二本鎖の両ストランドの配列
を完成させるのに必要であった。
正しいεNV93構築物を有するクローンの挿入物を発
現ベクター中に連結用にゲル精製した。
実施例4 ENV93ノpDS56/RBS I[中ヘノクローニ
ングENV93合成遺伝子を第3図に概略して示すよう
にしてpDS56/RBS I[発現ベクター(Stu
eberら、上記)の適切な読み取り枠のBamHI部
位に直接連結した。ベクターをBamHIで直線状とな
し、脱リン酸化し、0.7%アガロース/TABミニゲ
ルでの電気泳動によりpDMI−1適合プラスミドから
単離した。
DNAをアガロースから精製した。挿入物の5μgを2
θμ!反応物中の60℃gのベクター(j:1モル比)
に連結し、14°Cで16時間維持した。連結混合物の
半分を用いてコンピテントなE、コリW3110細胞(
ATCCNo、27325)を形質転換した。アンピシ
リン/カナマイシン耐性クローンのDNAを、タンパク
質発現にとって正しい方向で発現ベクター中に連結され
たENV93挿入物の存在に関して制限酵素消化により
スクリーニングした。多数の陽性クローンを同定しそし
てそれらのうちのひとつのDNAを、E、)り株JE5
505およびJE5506 (Hirotaら、Pro
c。
Natl、  Acad、  Sci、  LISA、
  74. 1417−1420 [1977])の形
質転換に使用した。
ENV93エピトープをpDS56/RBS I[ベク
ター中に挿入すると106アミノ酸の組換えタンパク質
か翻訳される。推定アミノ酸配列およびENV93構築
物から発現された実際のタンパク質をコードするヌクレ
オチドを第4図に示す。HTLV−Iゲノムにより特定
されていないタンパク質のN末端の3アミノ酸およびC
末端のIOアミノ酸はベクター配列からのものである。
実施例5 ENV93エピトープのE、コリ中における発現組換え
タンパク質の発現は上記Certaらにより記載されて
いるものを改変し、活発に増殖している細菌培養物をイ
ソプロピル−β−D−チオガラクトシド(IPTG)で
誘導することにより達成した。
E、コリ培養物を37°CにてOD、。。が0.6−0
.7になるまで増殖させた(時間0)。この時点におい
て1−の部分量を採取した。培養物を2個のフラスコお
よび1個のフラスコに分割し、+PTGを0.5 mM
になるまで添加した。培養物を37”Cでインキユベー
トシそして誘導2時間後および4時間後に1rILlず
つ部分量を採取した。細菌細胞を遠心分離により収集し
溶菌緩衝液(10%グリセロール、2%SDS、 0.
1%BPBS1.25%2−メルカプトエタノールを含
有する125n+M トリス−HCl、 pHe、 8
 )中に懸濁した。Laemmli、 Nature 
277、680−685 [1970])に記載の不連
続緩衝液系を使用して、同量の全細胞溶解物を12%ポ
リアクリルアミド/SDSゲルて電気泳動した。ゲルに
負荷する前に、煮沸により試料を変性させた。タンパク
質をクーマシーブリリアントブルーR250て染色する
ことにより可視化した。第5図はプラスミドpDS56
/RBS II ENV93を収容する3種のE、コリ
宿主株中のENV93組換えタンパク質の発現を示す。
12KdのENV93のポリペプチドは検査したE、コ
リ株中に種々のレベルで発現される。JE5506宿主
は最高レベルのENV93を生産するが、W3110宿
主中ではENV93はクマシー染色によっては、はとん
ど検出されない。
実施例6 組換えENV93タンパク質の精製 組換えタンパク質はManneら、Proc、Natl
Acad、 Sci、 USA、 82.376−38
0 [1985]の改変法に従い精製した。500m1
細菌培養物の誘導された細胞ペレットを緩衝液1 (2
mM EDTA、1 mM DTTを含有する10mM
トリス−HCl、 pH8) 2W中に再懸濁した。こ
の溶液を4°Cで10分間、12.0OOXgで遠心分
離した。ペレットを緩衝液1の10m1中に再懸濁した
。リゾチームを0.75■/イとなるまで添加しそして
懸濁物を37℃で15分間インキュベートした。
MgC1,を23mMとなるまで添加し、4.5■のD
Nアーゼエを添加した。この懸濁物を37°Cて30分
間維持した。25rnlの緩衝液2(1mMDTTを含
有する10m!ifトリスーHCl、pH8)を添加し
、溶解物を12.0OOX gで4°Cで10分間遠心
分離した。ペレットを緩衝液2ノ25ynt7テ洗浄し
そして4°Cにて10分間、12.0OOXgで遠心分
離した。ペレットを25−の緩衝液3(1mM DTT
、 0.15M NaCl、0.5%トリトンX−10
0を含有する10mM )リス−HCl、 pH8)中
に再懸濁した。この溶液を0°Cて15分間、37°C
で30分間そして0°Cて15分間保持した。この試料
を4℃にて10分間、12,0OOXgで遠心分離した
。ペレットを25m1の緩衝液2で洗浄し、遠心分離に
より収集した。
ペレットを0.2−の緩衝液2中に再懸濁しそして3.
8−の緩衝液4 (7M GuHCl、5mMDTTを
含有する10mM トリス−HCl、pH8)を添加す
ることにより可溶化した。不溶性物質を遠心分離により
取り除いた。上清を緩衝液6 (5mM DTTを含有
する10mM トリス−HCl、p)18)で1=15
に希釈し、室温にて10分間インキュベートしてタンパ
ク質を沈降させた。
タンパク質を4°Cにて10分間、12.0OOXgで
遠心分離することにより収集した。ペレットを20m1
の緩衝液6て洗浄し遠心分離により収集した。生じたペ
レットを3mlの緩衝液5(4%(w/v) SDS、
5mM DTT、0.02%NaN 3を含有する12
5mM トリス−)1cI。
pH6,8)中にゆっくりと溶解させた。5mMDTT
、0.1%SDS、  1 mM EDTA、0.1M
 NaC1および0.02%NaN3を含有する25m
M トリス−HCl、 pH8で平衡化した5epha
cryl S−200(Pharmacia) 1.6
 X95anカラムでクロマトグラフィーすることによ
りさらに精製した。フラクションを5DS−PAGEに
より分析した。
関心のあるタンパク質を含有するフラクションをプール
し、タンパク質濃度を280nmてのUV吸収により測
定した。プールした物質はエンザイムイムノアッセイに
おけるポリスチレンビーズを被覆するのに用いた。
実施例7 ENV93融合タンパク質としてのエンベロープエピト
ープの発現 ENV93構築物はHTLV−Iゲノムの他の領域を効
率的に発現させるための好都合なビークルとして使用さ
れようとしている。この系は抗体スクリーニングアッセ
イにおける試験抗原として評価するのに必要な十分量の
HTLV−I組換えタンパク質を入手可能にすべきであ
る。
HTLV−IエンベロープDNAの起源はプラスミドp
H2EXである。このプラスミドは本来HTLV−Iの
env 、 pxおよび3 ’ LTRを含有するファ
ージλCRIからサブクローンされた(Manzari
ら、上記:ヨーロツバ特許出願、公開番号181107
)。エンベロープコード領域の地図は第6図に示される
。示されている制限部位を用いて下記のDNAフラグメ
ントを生成させた。すなわち、■、I[A、I[IB’
、■、■およびIIII、これらDNAはエンベロープ
コード配列のほぼ全体を表わす。各フラグメントをプラ
スミドpDS56/RBS IIのENV93の下流に
挿入しそして第7図に示される組換え融合タンパク質を
前記のようにE、コリ中で発現させ精製した。
実施例8 ENV93/HTLV−I −III B’の構築15
4bpのSal 1/)lpalルミlフラグメントs
5673−5827)をpH2Exから単離した(第6
図)。このII[B’ DNAはgp46エンベローブ
ドメインのアミノ酸166−216に相当する52アミ
ノ酸をコードする。Sal1合成87−リンカ−をフラ
グメントに添加しそしてIIIB’をプラスミドpDS
56/RBSII BNV93のSal1部位に連結し
た。構築物から発現された融合タンパク質のヌクレオチ
ドおよび推定アミノ酸配列を第8図に示す。17.8K
dのタンパク質である158アミノ酸はJE5506細
胞中で最高レベルの発現を示す。
ENV93/HTLV−I −I +7)構築718b
l) Xho1フラグメント(nts5778−649
6 、第6図)をpDS56/RBS I[のSal1
部位にサブクローンしてpBsENV構築物を生成させ
た。このDNAを413bpIフラグメントをはずすた
めにBam1−II/HindI[[て消化した。その
■フラグメントはエンベロープポリベプチドのアミノ酸
308−440に相当する133アミノ酸をコードする
。大部分のgp21ドメインと共にgp46のC末端か
フラグメントエに包含される。1゜マーHindI[[
リンカ−を添加することかプラスミドpDS56/RB
S I[ENV93のHindIII部位に1フラグメ
ントを挿入するのに必要であった。発現した融合タンパ
ク質のヌクレオチドおよび推定アミノ酸配列を第9図に
示す。245アミノ酸のこのポリペプチドは27Kd(
7)分子量を有する。ENV93/HTLV−I −I
構築物はENV93エピトープの2倍量の発現を指示す
る。全ENV93配列かエフラグメント内に包含される
ENV93/HTLV−I −II +Iの構築718
bp Xholフラグメント(nts5778−649
6)を1)H2EXから単離しそしてプラスミドpDS
56/RBSII ENV93の適合するSal1部位
に直接連結した。このn+IフラグメントはHTLV−
Iエンベロープポリベブチドの残基201−440に相
当する240アミノ酸をコードする。gp46およびg
p21由来のエピトープか■+■フラグメント中に示さ
れる。この構築物から発現される組換え融合タンパク質
は分子量37.9Kdに翻訳される344アミノ酸であ
る。ENV93/HTLV−I −n+Iタンパク質の
ヌクレオチドおよび推定アミノ酸配列を第10図に示す
ENV93/HTLV−I −Hの構築pbsENV 
DNAを328bpIIフラグメントをはずすためにB
am旧で消化した。この■フラグメントはgp46エン
ベロープタンパク質のC末端のアミノ酸201−307
をコードする (第6図)。5°Bam旧粘着末端をフ
レノウ酵素で充填しそして10マーHindI[Iリン
カ−を、プラスミドpDS56/RBS I[ENV9
3のHind■部位への挿入を容易にするためにDNA
に連結した。発現された融合タンパク質のヌクレオチド
および推定アミノ酸配列を第11図に示す。217アミ
ノ酸のENV93/HTLV−I −nタンパク質は分
子量24Kdを有する。
ENV93/HTLV−I −I[の構築■フラグメン
トはgp46のN末端のアミノ酸1−200を表わす。
この■フラグメントはNco[/Xhol消化によりp
H2EXから単離しく第6図)そして599bpDNA
を、合成HindIIIリンカ−の連結を経由してpE
NV59のHindI[部位にサブクローンした。■フ
ラグメントを613bp HindI[フラグメントと
してpENV59/HTLV−I −I[DNA構築物
から精製した。5’Hind■粘着末端をフレノウ酵素
で充填しそして10マーHindlIIリンカ−を平滑
末端DNAに連結した。挿入物をプラスミドpDS56
/RBS II ENV93のHi口dIII部位に連
結した。発現された組換えタンパク質のヌクレオチドお
よび推定アミノ酸配列を第12図に示す。
ENV93/HTLV−I−I[ポリヘブチドハ分子f
i35Kdヲ有し、315アミノ酸から成る。
ENV93/HTLV−I −II[A)構築I[Aフ
ラグメントはPvuI[/As1l消化によりプラスミ
ドENV59/HTLV−I −I[Aから得られる(
第6図)。
I[Aフラグメントはgp46タンパク質のアミノ酸2
6−165をコードする。419bpフラグメントの5
’5all末端をフレノウ酵素を用いて充填しそしてプ
ラスミド5)DS56/RBS II ENV93のた
だ1つしかない5alI部位に挿入するためにlOママ
−allリンカ−を連結した。発現されたENV93/
)ITLV−I−I[[A融合タンパク質のヌクレオチ
ドおよび推定アミノ酸配列を第13図に示す。28Kd
のポリペプチドは249アミノ酸の長さである。
実施例9 エンザイムイムノアッセイ (EIA)精製HTLV−
I組換えタンパク質を0.05M炭酸塩−重炭酸塩緩衝
液、pH9,5中で最終濃度10μg/mlでポリスチ
レンビーズ[直径hインチ(0,635センチメートル
)]に被覆した。被覆物を37℃にて18時間インキュ
ベートした。未結合タンパク質を脱イオン水で洗浄する
ことにより除去し、ビーズは37°Cで乾燥させそして
4°Cにて乾燥保存した。HTLV−■陽性および陰性
血清は、400μlの試料希釈液(0,02Mリン酸緩
衝食塩水、pH7,0中に20%新生ウシ血清、0.5
%ツイーン20.0.01%ヤギIgG、0.01%チ
メロサール、5 mM EDTA)を用いて10μ!の
血清を反応チューブ中に分配することによりあらかじめ
希釈した。1個の被覆ビーズをチューブに添加しそして
37℃で30分間振盪器/インキュベーター中てインキ
ュベートした。未結合抗体を自動ビーズ洗浄機を用いて
脱イオン化水て洗浄することにより取り除いた。セイヨ
ウワサビペルオキシダーゼ(Boehringer M
annheim)て標識したヤギ抗ヒI□ IgG 2
50μlを接合体希釈液(20%ウシ胎児血清、0.0
4%4−アミノアンチピリン、l otツイーン20、
o、 i%(v/v) Kathonを含有する0、1
M+−リス−アセテート、pH7,3)でl : 90
00に希釈し、反応チューブに添加した。振盪器/イン
キュベーターで37°Cにて15分間インキュベートシ
た。遊離の接合体は脱イオン水で洗浄することにより除
去した。250μ!の基質溶液(0,02%過酸化水素
、0.01%Kathonを含有する0゜1Mクエン酸
カリウムpH5,25中の2■/ ml o−フェニレ
ンジアミン)を各チューブに添加し、室温で15分間イ
ンキュベートシた。反応はIN硫酸1 mlを添加する
ことにより停止させた。492nmての光学濃度をC0
BAS RESA光度計により測定した。HTLV−I
組換え融合タンパク質に関するEIA結果を第14図に
示す。ENV93/HTLV−I −I[+ Iタンパ
ク質は検査した陽性血清試料で最大の反応性を示す。
【図面の簡単な説明】
第1図はENV93合成遺伝子のヌクレオチド配列を示
す。 第2図はl、1の重複するオリゴヌクレオチドフラグメ
ントの段階的連結により構築されたENV93合成遺伝
子の組み立てを示す。 第3図はpDS56/RBS I[のBam旧部位への
ENV93構築物の挿入を示す。 第4図はpDS56.’RBS Inベクターから発現
された組換えE\V93タンパク質のヌクレオチドおよ
び推定アミノ酸配列を示す。 第5図はE、コリ細胞W31101.JE5505、お
よびJE5506中におけるHTLV−I ENV93
タンパク質発現を示す。 第6図はHTLV−Iプロウィルスゲノムの構造を概要
的に示す。 第7図はHTLV−Iエンベロープ発現タンパク質を示
す。 第8図は発現されたENV93/HTLV−I −I 
B’組換えタンパク質のヌクレオチドおよび推定アミノ
酸配列を示す。 第9図ハENV93/HTLV−I −I融合タンパク
質ノヌクレオチドおよび推定アミノ酸配列を示す。 第1O図+tENV93/HTLV−I −II + 
I組換エンベロープタンパク質のヌクレオチドおよび推
定アミノ酸配列を示す。 第11図はENV93/HTLV−I −II組換えタ
ンパク質のヌクレオチドおよび推定アミノ酸配列を示す
。 第12図ハENV93/HTLV−I −III M合
タンハク質ノヌクレオチドおよび推定アミノ酸配列を示
す。 第13図はENV93/HTLV−I −IA組換えエ
ンベロープタンパク質のヌクレオチドおよび推定アミノ
酸配列を示す。 第14図は種々の1(TLV−I組換えタンパク質の免
疫反応性を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)HTLV−Ienv gp21の免疫優性保存領域
    からの少なくともひとつのエピトープを含有するポリペ
    プチドをコードするヌクレオチド配列。 2)HTLV−Ienv gp21のアミノ酸およそ3
    42−434に相当するポリペプチドをコードする請求
    項1記載のヌクレオチド配列。 3)下記式すなわち 【遺伝子配列が有ります】 を有する請求項2記載のヌクレオチド配列。 4)HTLV−Ienv gp46およびgp21の少
    なくともひとつのエピトープを含有するポリペプチドを
    コードする第2のヌクレオチド配列に融合された、HT
    LV−Ienv gp21の免疫優性保存領域の少なく
    ともひとつのエピトープを含有するポリペプチドをコー
    ドする第1のヌクレオチド配列を含んでなるハイブリッ
    ド遺伝子。 5)第1のヌクレオチド配列がHTLV−Ienv g
    p21のアミノ酸およそ342−434に相当するポリ
    ペプチドをコードする請求項4記載の遺伝子。 6)第2のヌクレオチド配列が下記: gp46およびgp21( I )のアミノ酸308−4
    40、gp46(II)のアミノ酸201−307、gp
    46およびgp21(II+ I )のアミノ酸201−4
    40、gp46(III)のアミノ酸1−200、 gp46(IIIA)のアミノ酸26−165、gp46
    (IIIB′)のアミノ酸166−216から成る群から
    選択されたHTLV−Ienv gp46およびgp2
    1ポリペプチドサブ配列をコードする請求項5記載の遺
    伝子。 7)HTLV−Ienvの第2のヌクレオチド配列が下
    記: gp46およびgp21( I )のヌクレオチド609
    9−6496、gp46(II)のヌクレオチド5778
    −6099、gp46およびgp21(II+ I )のヌ
    クレオチド5778−6496、gp46(III)のヌ
    クレオチド5179−5778、gp46(IIIA)の
    ヌクレオチド5254−5673、gp46(IIIB′
    )のヌクレオチド5673−5827から成る群から選
    択される請求項6記載の遺伝子。 8)HTLV−Ienvのgp21領域の免疫優性保存
    領域からの少なくともひとつのエピトープを含有するポ
    リペプチド。 9)エピトープがHTLV−Ienvのgp21領域の
    アミノ酸342−434を含んで成る請求項8記載のポ
    リペプチド。 10)下記アミノ酸配列: 【遺伝子配列が有ります】 を有する請求項9記載のポリペプチド。 11)HTLV−Ienv gp46およびgp21か
    らの少なくともひとつのエピトープを含有する第2のア
    ミノ酸配列に融合されたHTLV−Ienv gp21
    の免疫優性保存領域の少なくともひとつのエピトープを
    含有する第1のアミノ酸配列を含んでなるハイブリッド
    ポリペプチド。 12)第2のアミノ酸配列が下記: gp46およびgp21( I )のアミノ酸308−4
    40、gp46(II)のアミノ酸201−307、gp
    46およびgp21(II+ I )のアミノ酸201−4
    40、gp46(III)のアミノ酸1−200、 gp46(IIIA)のアミノ酸206−165、gp4
    6(IIIB′)のアミノ酸166−216から成る群か
    ら選択されるアミノ酸に相当する請求項11記載のポリ
    ペプチド。 13)第2のアミノ酸配列がgp46およびgp21の
    アミノ酸308−440に相当し、前記ポリペプチドが
    下記式( I ): 【遺伝子配列が有ります】 を有する請求項12記載のポリペプチド。 14)第2のアミノ酸配列がgp46のアミノ酸201
    −307に相当し、前記ポリペプチドが下記式(II):
    を有する請求項12記載のポリペプチド。 15)第2のアミノ酸配列がgp46およびgp21の
    アミノ酸201−440に相当し、前記ポリペプチドが
    下記式(II+ I ): 【遺伝子配列が有ります】 を有する請求項12記載のポリペプチド。 16)第2のアミノ酸配列がgp46のアミノ酸1−2
    00に相当し、前記ポリペプチドが下記式(III):【
    遺伝子配列が有ります】 17)第2のアミノ酸配列がdp46のアミノ酸25−
    165に相当し、前記ポリペプチドが下記式(IIIA)
    :【遺伝子配列が有ります】 18)第2のアミノ酸配列がgp46のアミノ酸166
    −216に相当し、前記ポリペプチドが下記式(IIIB
    ′):【遺伝子配列が有ります】 を有する請求項12記載のポリペプチド。 19) a)HTLV−Ienv gp21の免疫優性保存領域
    からの少なくともひとつのエピトープを含有するポリペ
    プチドをコードするヌクレオチド配列、または b)HTLV−Ienv gp46およびgp21から
    の少なくともひとつのエピトープを含有するポリペプチ
    ドをコードする第2のヌクレオチド配列に融合されたH
    TLV−Ienv gp21の免疫優性保存領域からの
    少なくともひとつのエピトープを含有するポリペプチド
    をコードするヌクレオチド配列、 から成る群から選択されたヌクレオチド配列を有する遺
    伝子およびベクターを含んでなる組換えベクター。 20)単細胞宿主中で複製可能なプラスミドである請求
    項19記載のベクター。 21)E.コリ株中で複製可能な組換えベクター。 22) a)HTLV−Ienv gp21の免疫優性保存領域
    からの少なくともひとつのエピトープを含有するポリペ
    プチド、または b)HTLV−Ienv gp46およびgp21から
    の少なくともひとつのエピトープを含有する第2のアミ
    ノ酸配列に融合されたHTLV−Ienv gp21の
    免疫優性保存領域からの少なくともひとつのエピトープ
    を含有するアミノ酸配列を含んでなるハイブリッドポリ
    ペプチド、 から成る群から選択されたポリペプチドをコードする遺
    伝子およびベクターを含んでなる組換えベクターを含有
    する単細胞宿主。 23)E.コリ細菌である請求項22記載の宿主。 24) a)HTLV−Ienv gp21の免疫優性保存領域
    からの少なくともひとつのエピトープを含有するポリペ
    プチド、 b)HTLV−Ienv gp46およびgp21から
    の少なくともひとつのエピトープを含有する第2のアミ
    ノ酸配列に融合されたHTLV−Ienv gp21の
    免疫優性保存領域からの少なくともひとつのエピトープ
    を含有する第1のアミノ酸配列を含んでなるハイブリッ
    ドポリペプチド、 から成る群から選択されたポリペプチドを生産する方法
    であって、 前記のポリペプチドが発現されるような適切な増殖条件
    下で前記ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を
    含有する組換えベクターを含有する単細胞宿主を培養し
    そして前記ポリペプチドを単離することを含んでなる方
    法。 25)試験試料を本発明のポリペプチドと接触させてタ
    ンパク質/抗体複合体を形成させそしてその複合体を検
    出することを含んでなる、哺乳動物の体液中におけるH
    TLV−Iに対する抗体の検出法。 26)イムノアッセイである請求項25記載の方法。 27)エンザイムイムノアッセイである請求項26記載
    の方法。 28)哺乳動物の体液中のHTLV−Iに対する抗体を
    検出することへの請求項8−18のいずれかに記載のポ
    リペプチドの使用。 29)請求項8−18のいずれかに記載のポリペプチド
    を容器中に含有する、哺乳動物の体液中におけるHTL
    V−Iに対する抗体を検出するための試験キット。
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