JPH0323173Y2 - - Google Patents

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JPH0323173Y2
JPH0323173Y2 JP15278585U JP15278585U JPH0323173Y2 JP H0323173 Y2 JPH0323173 Y2 JP H0323173Y2 JP 15278585 U JP15278585 U JP 15278585U JP 15278585 U JP15278585 U JP 15278585U JP H0323173 Y2 JPH0323173 Y2 JP H0323173Y2
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JP
Japan
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needle
bar
driver
sewing
presser
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JP15278585U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、針棒の下端に針止めねじを介して
縫針を取付けるよう構成したミシンにおいて、前
記針止めねじを充分なトルクで締付け可能にし
て、針棒への縫針の固定を確実なものとし、併せ
て縫針の着脱操作の都度、ねじ締付け用のドライ
バーを捜す手間を解消し得るよう構成した縫針交
換装置に関するものである。
従来技術 従来知られているミシンの縫針交換装置につ
き、その概略を述べると、第4図に示す如く、ミ
シン10の上方アーム12には、針棒14および
押え棒22が垂直に配設されている。前記針棒1
4は内蔵したクランク機構により上下往復運動が
付与され、その下端部には、縫針18を着脱自在
に固定する針抱き16が取付けられている。この
針抱き16には針止めねじ20が水平に螺着さ
れ、該針止めねじ20の頭部を指で締め付けた
り、緩めたりすることによつて、針棒14に対す
る縫針18の固定および取外しがなされる。なお
針止めねじ20の頭部には、ドライバーを使用し
て充分に増し締めし得るように、すりわり溝が形
成されている。
前記押え棒22の下端には、加工布を所定圧で
針板11に押えるための押え足21が着脱自在に
取付けられ、レバー操作により上下動し得るよう
になつている。
考案が解決しようとする問題点 ミシンによる縫製の際に、高速で上下往復運動
する縫針18には、加工布との間に発生する摩擦
により大きな力が加わる。そこで縫針18が脱落
したり折損したりする事故を防止するために、当
該縫針18は針棒14に確実に固定することが要
請される。従つて縫針18を固定する際には、前
記針止めねじ20を手で締め付けた後、ミシンに
付属のドライバーを使用して増し締めを行なう指
導がなされている。しかし前記ドライバーは、必
ずしもミシンの所定収納個所に戻されているとは
限らないので、縫針交換の都度これを捜す手間を
往々にして要している。
また針抱き16に螺着される針止めねじ20
は、加工布の送り方向に対し直角に突出している
ため、ミシンの全体的な均衡上の美観を損う欠点
があつた。
考案の目的 本考案は、従来のミシンにおける縫針交換装置
に内在している前記欠点に鑑み、これを好適に解
決するべく提案されたものであつて、縫針を交換
するに際して、ドライバーを捜す煩雑さを解消
し、しかも縫針を針棒に確実に固定することがで
きて、外観上もスツキリとした構成を備える縫針
交換装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 前記目的を達成するため本考案に係る縫針交換
装置は、上方アームに上下往復運動可能に配設さ
れ、下端部に縫針が着脱自在に取付けられる針棒
と、前記上方アームに上下動可能に配設され、下
端部に押え足が取付けられる押え棒とを備えたミ
シンにおいて、溝付頭部を押え棒に指向させて前
記針棒に螺着され、縫針を該針棒に着脱可能に固
定する針止めねじと、前記針棒に指向するよう押
え棒に穿設した通孔と、前記通孔に軸部を摺動自
在に挿通させ、該軸部の一端部に形成した刃先を
前記針止めねじの溝付頭部に指向させると共に、
他端部にハンドルを固定してなるドライバーと、
前記軸部における押え棒とハンドルとの間に介装
され、前記ドライバーを針棒から離間させる方向
に弾力的に付勢する弾性部材とから構成したこと
を特徴とする。
作 用 縫針を針棒に対し着脱交換する際には、ドライ
バーを針止めねじに向けて押圧し、該ドライバー
の刃先と前記針止ねじの溝付頭部とを係合させた
後、ドライバーを所要方向に回動させることによ
つて、針止めねじの締め付けおよび緩めが好適に
達成される。
実施例 次に本考案に係る縫針交換装置につき、好適な
実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳
細に説明する。第1図は本考案に係る縫針交換装
置の概略斜視図であつて、ミシン10の上方アー
ム12には、図示しないクランク機構により上下
往復駆動される針棒14と、前記針棒14と平行
で上下動可能な押え棒22とが、加工布の送り方
向に前後の関係をもつて垂直に配設されている。
前記針棒14の下端部には、第2図および第3図
に示すように、前記押え棒22に指向する水平な
雌ねじ孔19が螺切されており、この雌ねじ孔1
9に針止めねじ20がねじ込まれて、縫針18を
着脱自在に固定するようになつている。なお針止
めねじ20は、後述するドライバーの刃先の係合
を許容する溝が形成された頭部20aを有し、こ
の溝付頭部20aは、該針止めねじ20のねじ込
み状態において、前記押え棒22に指向してい
る。
前記針棒14の後方に位置する押え棒22に
は、第2図に示す如く、前記針棒14に指向する
通孔24が水平に穿設されている。この通孔24
には、図示形状のドライバー26の軸部26bが
摺動自在に挿通され、その刃先26aを前記針棒
14に向けて突出させている。この刃先26a
は、一般にマイナスビツトとして形成されるが、
前記ねじ頭部20aにプラス溝を設けた場合は、
プラスビツトとして形成してもよい。前記ドライ
バー26における刃先26aの形成側と反対の端
部近傍には、回動操作用のハンドル32が固定さ
れている。図示例では、円盤状のハンドル32に
前記ドライバー26の軸部26bを挿通し、その
軸部に直角に挿通した突出ピン28をハンドル3
2の溝部30に嵌合させると共に、ハンドル32
から外方に突出する軸端部にEリング34を嵌着
することにより固定する構造になつている。なお
ピン28と溝部30との嵌合により、ハンドル3
2に対するドライバー26の回り止めがなされて
いる。
更にドライバー26の軸部26bにおいて、押
え棒22とハンドル32との間には圧縮ばね36
からなる弾性部材が介装され、前記ドライバー2
6を常には針棒14から離間させる方向に弾力的
に付勢するようになつている。なおドライバー2
6の刃先26a側の軸部26bには、図示の如く
直径拡大部26cが形成され、この直径拡大部2
6cの寸法は、前記押え棒22に穿設した通孔2
4の内径寸法より大きく設定されている。この直
径拡大部26cは、前記圧縮ばね36により針棒
14から離間する方向に付勢されているドライバ
ー26が、前記通孔24から抜け出て脱落するの
を防止するものである。
また前記押え棒22に穿設した通孔24の内径
寸法は、前記ドライバー26の軸部26bの直径
寸法より充分大きく設定され、該通孔24に挿通
したドライバー26が、この通孔に対し多少の余
裕をもつて遊動し得るようになつている。これ
は、針棒14が左右に揺動するジグザグミシンの
場合に、ドライバー26の刃先26aが針止めね
じ20の溝付頭部20aと必ずしも整列しなくて
も、該ドライバー26を揺動させることによつ
て、これに対応し得るようにするためである。
次に、このように構成した縫針交換装置の操作
につき、縫針18を針棒14に取付け固定する場
合を例に挙げて説明する。一般の電子制御ミシン
では、縫製終了時に針棒14は定位置で停止す
る。従つて第2図に示すように、針棒14に螺着
した針止めねじ20の溝付頭部20aの位置は、
ドライバー26の刃先26aと対向している。こ
の状態において、操作者は前記ハンドル32を摘
んで、ドライバー26を圧縮ばね36の弾力に抗
して針棒14に向けて押圧し、第3図に示す如く
刃先26aを針止めねじ20の溝付頭部20aに
係合させる。次いで前記ハンドル32を回転させ
ることによつて、針止めねじ20は締付け方向に
回動され、針棒14に対する縫針18の確実な固
定が達成される。縫針18の固定が完了した後
は、前記ハンドル32に対する押圧力を解除すれ
ば、圧縮ばね36の復帰弾力により、ドライバー
26は針棒14から離間する方向に付勢され、縫
製時における針棒14の上下運動に支障のない位
置まで後退する。
なおジグザグミシンにあつては、針棒14が上
下動のみならず左右方向に揺動するので、前記針
棒14が停止した状態において、針止めねじ20
とドライバー26とが整列しない場合が生じる。
しかし既に述べたように、ドライバー26の軸部
26bと押え棒22の通孔24との間には、寸法
差が設定されていて、該軸部26bは通孔24に
対して遊動し得るようになつているから、針止め
ねじ20の軸心とドライバー26の軸心とが多少
ずれていても、ドライバー刃先26aを針止めね
じ20の溝付頭部20aに係合させて、該ねじ2
0の締め付けおよび緩めを好適に行なうことがで
きる。
考案の効果 本考案に係る実施例では、以上のように構成し
たことにより、縫針を交換する際に、針止めねじ
の締め付けおよび緩めを行うドライバーを予め用
意する必要がなく、従つて針交換の都度ドライバ
ーを捜す繁雑な手間が省け、時間を短縮すること
ができる。また本考案の装置は、押え棒の後方に
配設したので、針棒および押え棒の左右に突出す
る部材が存在せず、従つてミシンを正面から観察
した場合に、極めてスツキリとした外観を呈する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る縫針交換装置の概略斜視
図、第2図および第3図は本考案に係る縫針交換
装置の一部縦断面図、第4図は従来技術に係るミ
シンの概略構造を示す斜視図である。 12…上方アーム、14…針棒、18…縫針、
20…針止めねじ、20a…溝付頭部、22…押
え棒、21…押え足、24…通孔、26…ドライ
バー、26a…刃先、26b…軸部、26c…直
径拡大部、32…ハンドル、36…弾性部材(圧
縮ばね)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上方アーム12に上下往復運動可能に配設さ
    れ、下端部に縫針18が着脱自在に取付けられ
    る針棒14と、前記上方アーム12に上下動可
    能に配設され、下端部に押え足21が取付けら
    れる押え棒22とを備えたミシンにおいて、 溝付頭部20aを押え棒22に指向させて前
    記針棒14に螺着され、縫針18を該針棒14
    に着脱可能に固定する針止めねじ20と、 前記針棒14に指向するよう押え棒22に穿
    設した通孔24と、 前記通孔24に軸部26bを摺動自在に挿通
    させ、該軸部26bの一端部に形成した刃先2
    6aを前記針止めねじ20の溝付頭部20aに
    指向させると共に、他端部にハンドル32を固
    定してなるドライバー26と、 前記軸部26bにおける押え棒22とハンド
    ル32との間に介装され、前記ドライバー26
    を針棒14から離間させる方向に弾力的に付勢
    する弾性部材36と から構成したことを特徴とする縫針交換装置。 (2) 前記ドライバー26の刃先26a側における
    軸部26bは直径拡大部26cを有し、この直
    径拡大部26cの寸法は、前記押え棒22に穿
    設した通孔24の内径寸法より大きく設定され
    る 実用新案登録請求の範囲第1項記載の縫針交
    換装置。 (3) 前記押え棒22に穿設した通孔24の内径寸
    法は、前記ドライバー26の軸部26bの直径
    寸法より充分大きく設定される 実用新案登録請求の範囲第1項〜第2項記載
    の縫針交換装置。
JP15278585U 1985-10-04 1985-10-04 Expired JPH0323173Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JPS6261687U JPS6261687U (ja) 1987-04-16
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