JPH03231577A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JPH03231577A
JPH03231577A JP2026031A JP2603190A JPH03231577A JP H03231577 A JPH03231577 A JP H03231577A JP 2026031 A JP2026031 A JP 2026031A JP 2603190 A JP2603190 A JP 2603190A JP H03231577 A JPH03231577 A JP H03231577A
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Japan
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circuit
image
blur
video signal
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JP2026031A
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Inventor
Toshiyuki Akiyama
俊之 秋山
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はテレビカメラ等の撮影装置やビデオテープレコ
ーダ等の映像信号処理装置において、撮影した映像ある
いはその中の一部の像の、出力画面上での揺れを補正も
しくは防止する手段を有する映像信号処理装置に関する
〔従来の技術〕
現在テレビカメラの多機能化の検討が進められており、
その新規な機能の一つとして手ぶれ防止機能が提案され
ている。
第6図はこの手ぶれによる画面の揺れを低減する機能を
有する従来の撮像装置のブロック図(特開平1−125
068 )を模式的に示したものである。
但し記録媒体への記録部分は省略した。光学レンズ1を
通った入射光は撮像素子2で電気信号に変換する。そし
て撮像素子2の有効受光領域から得た映像領域Esの映
像信号は、映像信号処理回路3においてA/D変換等の
信号処理を行なった後、画像メモリ4に記憶する。
第7図は手ぶれ等によってカメラヘッド部(撮像素子を
持つ撮像部)が揺れた時、画像メモリ4内に記憶された
映像領域Esの映像における、像の位置関係を模式的に
示した物である。図に示すように手ぶれ等によってカメ
ラヘッド部が揺れると、前フィールドでは中央近傍の領
域EC(−1)内に有った一部の像領域は、現フィール
ドでは領域Eg’(o)内に移動してしまう。そのため
現フィールドに於いても前フィールドと同じ中央近傍の
領域EC(0)の映像信号をそのまま信号変換回路7で
テレビ信号に変換して出画すると、出力画面上での一部
の像領域の位置は前フィールドの位置から移動し、像が
揺れて見難くなる。
そこで第6図の撮像装置では、角速度センサー等の動き
センサーを用いて構成される動き検出装置5で、カメラ
ヘッド部(撮像素子を持つ撮像部)の動き量、すなわち
mフィールド目の1フイ一ルド期間に動いた像領域の動
きベクトルV(m)を検出する。そして画像メモリ制御
回路6において、このデータを基に領域H,+(−1)
(第7図ではこの領域をE(:(−1)に置いた)から
■(0)だけずれた領域Eg’(0)の位置Os−’(
0)(=Z(0))を求める。そして画像メモリ4から
位置Z(0)に有する領域Eg’(0)の映像信号を読
み出して動き補正信号として出力する。
これにより前フィールドに対する出力画面上での像位置
の動きは低減され、手ぶれ等の像の動きが補正された映
像を得ることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで通常手ぶれ等の好ましくない画面や像の揺れは
、被写体を追ったりパン・チルトする際に生じ易い。し
かし第6図の従来の撮像装置では、カメラヘッド部ある
いは映像内の像の動きを全て補正し、像を出力画面上に
止めてしまう。そのため折角被写体を追ったりパン・チ
ルトしても、出力画面ではパンやチルト等の映像の動き
は全て取り除かれ、所要の映像が得られなくなる。
また手ぶれ等の画面の揺れの補正を続けると、補正位置
に対する演算誤差が積算される。そのため出画すべき映
像信号がある領域の平均位置が、カメラを向けた方向(
受光面上の中心付近)から徐々にずれてゆく。そして平
均位置がずれた方向に対しては、わずかな揺れに対して
も出力画面に欠けが生じ易くなり、うまく揺れ補正がで
きなくなる欠点がある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために本発明においては、まず像
領域の動きベクトルV(t )あるいは位置ベクトルZ
(t)を、パン・チルトによるゆっくり変化するパン・
チルト成分VL(t)(あるいはZL(t))と、手ぶ
れ等による揺れ成分VH(t)(あるいはZH(t))
に分ける。そしてこの手ぶれ等による揺れ成分VH(t
)(あるいは2H(1))に対してのみ揺れ補正処理を
行なうようにする。
また適当な時間の間、パン・チルト成分VL(t)(あ
るいはZb(t))を含む全ての動きV(t)(あるい
はZ(t))を補正し、像をこの期間画面上のほぼ一定
の領域に止めておける選択スイッチを新たに設ける。
〔作用〕
本発明によれば、手ぶれ等で生じる好ましくない速い動
きは補正されるが、被写体を追ったりパン・チルトする
際のゆっくりした像の動きはそのまま残される。そのた
めパン・チルト等のカメラワークを行なう際も、手ぶれ
等の揺れのみ低減された所要の映像を得る事ができる。
また上記の選択スイッチで指定すると実際のカメラの向
きや動きとは無関係に、像を出力画面上の一定量域内に
止めて置くことができる。そのため例えば被写体がほぼ
静止している間などの適当なタイミングに、この選択ス
イッチを使って一時的に像の位置を止める。そしてこの
間に補正のために出画する映像領域の位置が受光面上の
中心付近に来るようにカメラの向きを再調整し、積算さ
れた補正位置に対する演算誤差をほぼリセットできる。
そのため常に全ての方向にほぼ同程度の揺れ補正を行え
る、使いかっての良い操作性を得ることができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の第1の実施例のブロック構成を示す図
であり、主に成分分離回路8を新たに設けた点が従来の
撮像装置と異なる。
この成分分離装置8は、時間的に変化する像領域の動き
(あるいは位置)に関する入力データV(t)(あるい
はZ(t))を、一定の条件を基に、パン・チルトに相
当する補正しない成分VL(t)(あるいはZL(t)
)と、手ぶれ等による補正すべき揺れ成分VH(t)(
あるいはZH(t))に分けるための回路である。
動きV(t)(あるいは位flZ(t))を分ける方法
としては ■ 周期性の無い成分 ■ 時間的変動周波数が低い低周波成分■ 方向が動き
V(t)の方向にほぼ等しく、大きさが別に設定した設
定量V□以下のベクトル成分 等から成る成分VL(t)(あるいはZL(t))と、
これを除く残りの成分VH(t)(あるいはZH(t)
)の2成分に分ける等の方法が考えられる。
第2図はこの中から■の時間的変動周波数が低い低周波
成分をVL(t)とし、残りを補正すべき揺れ成分Vu
(t)として出力する回路のブロック図の一例を示した
ものである。図において、フィールド単位で入力した動
きベクトルV(−n、)。
・・・、V(−1)、V(0)は、パン・チルト成分演
算記憶回路部20内のn0+1個の記憶回路3n0゜・
・・、31,30に順次記憶した後、n平均演算回路2
1で前もって設定された値nまでのn+1個の動きベク
トルの平均値 を求めるにの平均値VL(0)は時間的にゆっくり変化
する動き成分であり、パン・チルト等による動き成分(
以下パン・チルト成分と記す)と見なすことができる。
そこでこの平均値VL(0)をスイッチ22を通して揺
れ成分分離回路部24に入力し、現フィールドの動きベ
クトル値v(0)からこのパン・チルト成分VL(0)
を除いた手ぶれ等による揺れ成分 VH(0)= V (0)−VL(0)を分離して求め
、出力する。
なお第2図と同じ■の低周波成分をVb(m)として分
離する回路例だけでも、この他第2図の記憶回路3 n
、、・・・、31.30  とn平均演算回路21を更
に一般化されたディジタルフィルタに置き換える、ある
いは実時間で検出した動きベクトルV(t)を通す通常
のアナログのローパスフィルタで置き換える等、多くの
バリエーションが考えられる。また一般には更に、上記
■〜■等の分離方法を併用して動きベクトルを2つ以上
の成分に分離し、各成分に一定の重みを掛ける等の演算
を加えてV)l(0)、Vi、(0)を求める等多くの
方法が考えられる。
一方第1図の累積加算回路9は、揺れ補正した映像を得
るために必要な映像領域E g ’  の位置Ox’ 
(= ZH(0))を、動きの揺れ成分VH(0)から
算出するための回路である。
その内部回路のブロック図の一例を第3図に示す。入力
された揺れ成分VH(0)は、加算回路40で既に累積
値記憶回路41に記憶されている累積値ZH(−1)に
加算され、現フィールドに於ける累積値 ZH(0)= 十αX VH(0) ただしα=1 が求められる。そしてこの累積値Z)+(0)を改めて
累積値記憶回路41に記憶し、次のフィールドに於ける
演算に備える。またこの値ZH(0)は、現フィールド
までの揺れによる動き量の総和であり、動きを補正する
ために出画すべき映像領域E□′の位置O「′を表わし
ている。そこでこの値ZH(0)を、必要とする映像領
域E□′の位置Og ’  として出力する。なお第3
図では加算係数α=1の場合についてのみ例示したが、
α≠1の場合など、必要な映像領域の位置を求め得る任
意の回路で置き換えても良いのは言うまでもない。
この様な機能を持つ回路を有する第1図の撮像装置にお
いて、撮像素子2の有効受光領域から得た映像領域Es
の映像信号は、従来同様映像信号処理回路3を通して画
像メモリ4に記憶する。
一方動き検出装置5で検出したカメラヘッド部のmフィ
ールド目の動き量V(m)は、成分分離回路8で補正し
ないパン・チルト成分Vb(m)と、手ぶれ等による補
正すべき揺れ成分V H(m )の2成分に分けられ、
この内の揺れ成分V H(m )のみが累積加算回路9
に送られる。累積加算回路9では、入力された揺れ成分
VH(m)から上記のような累積加算等の方法により、
揺れ補正した映像を得るために必要な映像領域E g 
’の位置Og ’(=ZH(0))を求め、画像メモリ
制御回路6に入力する。画像メモリ制御回路6では、こ
の映像領域E g ’ とその位置Oz ’ (= Z
 H(0) )を基に、出画すべき領域E tr ’ 
 の映像信号が記憶されている画像メモリ4内の番地と
、MXNマトリックス演算で画素ピッチ以下の移動点の
映像信号レベルを算出するための演算係数を算出する。
そして番地データは画像メモリ4へ、また演算係数値は
内挿補正回路10に出力する。
この後画像メモリ4内に既に記憶されている映像領域E
5の映像信号の中から1画像メモリ制御回路6で指定す
る番地にある映像領域Eg′  の映像信号を読みだす
。この読みだした映像領域E g ’の映像信号と画像
メモリ制御回路6で求めた演算係数を受けた内挿補正回
路10では、これらの値のMXNマトリックス演算を行
い、画素ピッチ以下の内挿補間値を求める。そしてこの
揺れを補正され、内挿補間された映像信号Eoutを信
号変換回路7でテレビ信号に変換して出力する。これに
より手ぶれ等による像の揺れは低減されているにもかか
わらず、パン・チルトによる動きを残した自然な画像を
得ることができる。
ところで上で説明しなかった第1図の成分分離条件選択
回路11の主な働きは、−時的に全ての動きに対して動
き補正を行ない、注目する像領域の位置を出力画面上に
ロックしておくものである。
すなわち例えばこの回路内にある選択スイッチ等で指定
して発生させた映像ロック信号で、例えば第2図のスイ
ッチ22を制御し、揺れ成分分離回路部24に送る動き
ベクトル値VL(,0)を−時的に値0等のメモリ23
内の値に固定する。この回路を用いると、動きベクトル
V(0)はそのまま揺れ成分VH(0)= V (0)
として出力され、全ての動きが補正されるようになる6
そして従来の撮像装置同様に実際のカメラの向きや動き
とは無関係に、像領域の位置を出力画面上の一定量域内
に止めて置くことができる。撮影者はこの性質を利用し
、以下の手順で受光面の中心位置と出画領域の位置の関
係を再調整できる。すなわち、例えば被写体がほぼ静止
している間などの適当なタイミングに、この選択スイッ
チで指定して像を一時的に出力画面上に止めて置く。そ
してこの間にカメラの向きを変え、補正のために出画す
る映像領域が受光面上の中心付近に来るようにカメラの
向きを再調整し、積算された補正位置に対する演算誤差
をほぼリセットする。この操作を行うことによって常に
全ての方向にほぼ同程度の揺れ補正を行える使いかって
の良い操作性を得ることができる。
また更に一般にこの成分分離条件選択回路11に、成分
分離回路8で動きを2成分に分ける際の分離条件を変更
する働きを持たせる。すなわち例えば第2図のn平均演
算回路21で平均する個数n+1を変更し、パン・チル
トと判断する動きの速さを撮影条件に合わせて調節し直
す等の自由度を持たせることによって、使いかっての良
い操作性を得ることができる。
なお上で説明しなかった第1図のもう一つの回路である
揺れ補正リセット回路12は、動き検出装置5.成分分
離回路8.累積加算回路9といった揺れ補正に関する回
路の状態を、補正のために出画する映像領域が受光面上
の中心付近に来る等、揺れ補正に最適な状態に強制的に
戻す揺れ補正リセット信号を出力する回路である。すな
わち例えばこの揺れ補正リセット信号を受けた第3図の
累積加算回路9では、累積値記憶回路41に記憶しであ
る累積値を0等の一定値にリセットし、出画すべき映像
領域Eイ′の位置0.′を揺れ補正に最適な映像領域E
sのほぼ中心付近に戻す。また例えば第2図の成分分離
回路8では、記憶回路3n0゜・・・、31.30に記
憶されている過去の動き(あるいは位置)データを0等
の一定値にリセットし、パン・チルト等による動き成分
の分離を初めからやり直すようにする。この回路を用い
ると、電源投入時や揺れ補正回路が誤動作を始めた際な
ど。
再び揺れ補正に最適な状態に戻すことができる。
この様に本実施例では、被写体を追ったりパン・チルト
する際のゆっくりした像の動きVL(あるいは位置ZL
)に対しては揺れ補正せず1手ぶれ等で生じる好ましく
ない速い動きVH(あるいはZH)に対してのみ補正す
るようにするので、パンやチルトによる動きに影響する
事なく、手ぶれ等の好ましくない揺れを低減した所要の
映像が得られる。また成分分離条件選択回路11の選択
スイッチを選択している間に、カメラの向きを出力画面
に影響する事なく、最適な方向に修正することができる
、また撮影条件に合わせてパン・チルトと判断する動き
の速さを調節し直せる、また電源投入時や揺れ補正回路
が誤動作を始めた際などにはその都度揺れ補正に最適な
状態に戻せるので、使いかっての良い操作性を得ること
ができる。
第4図は本発明の第2の実施例図であり、第1図の撮像
装置の角速度センサー等を用いて像領域の動きベクトル
を検出する動き検出装置5を、羅針盤やジャイロスコー
プ等を用いて撮像素子の受光面上での像領域の位置を直
接検出する位置検出装置19で置き換えた点、及び第1
図の累積加算回路9を取り除いた点が第1の実施例と異
なる。
ところで成分分離回路8の回路構成は、入力信号がV(
t)からZ(t)に変わったことに伴い、−般には異な
る回路を用いる必要がある。しかし第2図の成分分離回
路8は、入力信号が位置データZ(t)になってもその
まま使用できるので、ここでは第2図の回路を用いるも
のとして以下説明する。
第4図の撮像装置において、撮像素子2の有効受光領域
から得た映像領域Esの映像信号は、第1の実施例同様
映像信号処理回路3を通して画像メモリ4に記憶する。
一方位置検出回路19で検出した像領域の位置Z(m)
は、第1の実施例同様に第2図の成分分離回路8内の記
憶回路3n0.・・・、31.30  に順次記憶され
、これを用いて補正しないパン・チルト成分zb(m)
と、手ぶれ等による補正すべき揺れ成分ZH(m)の2
成分に分ける。そしてこの内の揺れ成分Z H(m )
のみ画像メモリ制御回路6に送る。但しこの場合動きを
補正するために出画すべき映像領域Eg’の位置データ
□ z ′(= Z n (0) )が、成分分離回路
8から直接出力されるので、累積加算回路9はいらない
以下筒1の実施例同様1画像メモリ制御回路6でこの映
像領域Eg’ とその位置O□’ (=Z)l(0))
を基に、出画すべき領域E g ’  の映像信号が記
憶されている画像メモリ4内の番地と、MXNマトリッ
クス演算のための演算係数を算出する。そして内挿補正
回路10において、画像メモリ4から読みだした映像信
号E1′  と画像メモリ制御回路6で求めた演算係数
から、揺れを補正され内挿補間された映像信号E。ut
を求め、信号変換回路7でテレビ信号に変換して出力す
る。これにより手ぶれ等による像の揺れは低減されてい
るにもかがわらず、パン・チルトによる動きは残った自
然な画像を得ることができる。
また成分分離条件選択回路11の選択スイッチ等で指定
して発生させた映像ロック信号で第2図のスイッチ22
を制御し、揺れ成分分離回路部24に送る位置ベクトル
ZL(0)を−時的に値O等のメモリ23内の値に固定
する。すると第4図の撮像装置においても、位置ベクト
ルZ(0)はそのまま揺れ成分ZH(0)(= Z (
0))として出力され、全ての動きが補正されるように
なる。そのため第1図の撮像装置同様にしてカメラの向
きを再調整し、常に全ての方向にほぼ同程度の揺れ補正
を行える、使いかっての良い操作性を得ることができる
またこの成分分離条件選択回路11を通して、第2図の
n平均演算回路21で平均する個数n+1を変更させる
ことによって、パン・チルトと判断する動きの速さを撮
影条件によって肩節し直せる様になり、使いかっての良
い操作性を得ることができる。
更に揺れ補正リセット回路12で、第2図の成分分離回
路8の記憶回路3 n 01・・・、31.30に記憶
されている過去の像領域の位置データをO等の一定値に
リセットし、パン・チルト等による成分の分離を初めか
らやり直すようにする。これにより電源投入時や揺れ補
正回路が誤動作を始めた際など、再び揺れ補正に最適な
状態に戻すことができる。
この様に本実施例でも、被写体を追ったりパン・チルト
する際のゆっくりした像の位置成分Zt。
に対しては揺れ補正せず、手ぶれ等で生じる好ましくな
い速い揺れ成分ZHに対してのみ補正するようにするの
で、パンやチルトによる動きに影響する事なく、手ぶれ
等の好ましくない揺れを低減した所要の映像が得られる
。また成分分離条件選択回路11の選択スイッチを選択
している間に、カメラの向きを出力画面に影響する事な
く、最適な方向に修正することができる、また撮影条件
に合わせてパン・チルトと判断する動きの速さを調節し
直せる、また電源投入時や揺れ補正回路が誤動作を始め
た際などにはその都度揺れ補正に最適な状態に戻せるの
で、使いかっての良い操作性を得ることができる。
第5図は本発明の第3の実施例図である。この撮像装置
では、像領域の動きを映像信号から検出するようにした
点が第1の実施例と異なる。
すなわち例えば1フイールド(あるいは1フレーム)前
の映像信号Eg(−1)を記憶して置くために、動き検
出回路5′内に新たに画像メモリを用意する。そしてこ
の動き検出回路5′内の前フィールド(あるいはフレー
ム)の映像信号E5(−1)と、画像メモリ4内の現フ
ィールド(あるいはフレーム)の映像信号ES(0)と
を比較し、像領域の動き量V(m)を検出する。この後
筒1の実施例同様に処理することによって、同様の効果
を得ることができる。
以上像の動き量をカメラヘッド部の動きで検出する場合
と、映像信号自身から検出する場合について例示したが
、この両方の検出装置と検出回路を併用しても良いし、
また動きの検出精度を上げる意味からも併用するのが望
ましい事は明かである。またこの時、映像内での像の動
きと、カメラのふれによる動きに一定の重み関数を掛け
て動き補正を行なうことにより、画面全体と映像内での
像の動きに対し、バランスの取れた動き補正を行なうこ
とができる。
また以上動きの分離方法としては、動きを低周波成分と
高周波成分に分ける等、単純な分は方を例にして説明し
たが、分離方法を更に複雑にしても良いのは明かである
。すなわち例えばVLを単なる平均から求めるのではな
く、加速度も考慮して予想するようにすることによって
精度を高められる。また例えばフィールド遅延用の画像
メモリを用意し、出画するフィールドの前後数フィール
ドの動きの平均値からvしを求めるようにしても良い。
またさらに例えば第1の実施例■〜■等の方法で分離し
たパン・チルト成分VH、’(t)の大きさが、別に設
定した一定の上限値VPに近づいたり越える時は、方向
はベクトルVL’(t)の方向にほぼ等しく、大きさは
ほぼVpに成るベクトルVH、(t)を求める。そして
このベクトルVL(t)を改めて揺れ補正しないパン・
チルト成分と考えて以下同様の処理を行なう。これによ
りパンあるいはチルトの速度は自動的に調整され、常に
前もって定めた速度■2以下の速度で行なわれる様にな
るので、常に目の疲れの少ない最適なパン・チルト画像
を楽しむことができるようにできる。
また、映像ロック信号で全ての動きを補正する代りに、
その直前の動きvしをホールドするようにし、パン・チ
ルト中にもカメラの方向を再調整できるようにすること
もできる。
また以上手ぶれ等の揺れを信号処理によって補正する場
合について述べたが、レンズの向きや撮像素子やレンズ
の相対的な位置関係を制御して手ぶれによるカメラの揺
れを低減する構造を有する撮像装置(例えば特開昭63
−254870)に於いても、成分分離回路8や成分分
離条件選択回路11同様の働きをする回路を設けて、パ
ンやチルトによる動き成分を除いた揺れ成分だけを打ち
消せるように、レンズや撮像素子を動かす量を調節し直
す。
あるいは同様に揺れ補正リセット回路12を設け、適当
な時期にレンズや撮像素子の位置をその可動範囲のほぼ
中心に戻せるようにすることによって、使いかっての良
い操作性を得ることができる。
また以上撮像装置の場合について説明したが、第3の実
施例の様に像領域の動きを映像信号から検出する構成の
回路を用いることによって、ビデオテープレコーダ等の
映像信号処理装置でも同様の効果が得られるのは明かで
ある。なお動き量等も入力する場合は、他の実施例の回
路も同様に利用できるのは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上本発明によればパン・チルト等のカメラワークを行
なう際も、手ぶれ等の揺れのみ低減された所要の映像を
得る事ができる。
また補正誤差が積算されて起きる出画領域とカメラ方向
のずれを出力画面に影響する事なく修正し、常に最適な
状態で揺れ補正を行なうことができる。
また撮影条件に合わせてパン・チルトと判断する動きの
速さを調節し直せる、あるいは電源投入時や揺れ補正回
路が誤動作を始めた際などにはその都度揺れ補正に最適
な状態に戻せるので、使いかっての良い操作性を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明による第1の実施例のブロック図、
第4図は本発明による第2の実施例のブロック図、第5
図は本発明による第3の実施例のブロック図、第6〜7
図は従来の回路のブロック図とその説明図である。 1.2・・・光学レンズと撮像素子、3・・・映像信号
処理回路、4・・・画像メモリ、5,5′・・・動き検
出装置と動き検出回路、6・・・画像メモリ制御回路、
7・・信号変換回路、8・・・成分分離回路、9・・・
累積加算回路、10・・・内挿補正回路、11・・・成
分分離条件選択回路、12・・・揺れ補正リセット回路
、19・・・位置検出装置。 夷 ) 団 ■ ? 図 第 関 1zLす 第 図 ■ 五 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、光学レンズと該光学レンズを通つた光を電気信号に
    変換する撮像素子の受光面上での一部の像領域の動きV
    あるいは位置Zに関するデータ(以下ベクトル量を太文
    字で記す)等を基に像の揺れを補正する回路を有する撮
    像装置、及び入力される映像信号が作る映像画面上での
    一部の像領域の動きVあるいは位置Zに関するデータ等
    を基に像の揺れを補正する回路を有するビデオテープレ
    コーダ等の映像信号処理装置において、 該検出した像領域の動きVあるいは位置Zの時間的な変
    化をV(t)あるいはZ(t)とする時、該検出データ
    V(t)あるいはZ(t)を一定の条件を満たす2つの
    成分V_L(t)とV_H(t)(あるいはZ_L(t
    )とZ_H(t))に分ける処理、及び該2つに分けた
    成分の中の1成分V_H(t)(あるいはZ_H(t)
    )に対してのみ該像の揺れ補正処理を行なう処理、 あるいは更にスイッチ等により指定する時、該一定の条
    件を変える、例えば該1成分V_H(t)あるいはZ_
    H(t)だけでなく、全ての動きV(t)あるいは位置
    Z(t)に対して揺れ補正を加える事を特徴とする映像
    信号処理装置。 2、該検出した動きV(t)あるいは位置Z(t)を、 [1]周期性の無い成分 [2]時間的変動周波数が低い低周波成分 [3]方向が該検出した動きV(t)の方向にほぼ等し
    く、大きさが別に設定した設定量v_1以下のベクトル
    成分 等から成る成分V_L(t)(あるいはZ_L(t))
    と、該検出データV(t)あるいはZ(t)から該成分
    V_L(t)あるいはZ_L(t)を除く成分V_H(
    t)あるいはZ_H(t)の2成分に分ける処理、及び
    該成分V_H(t)あるいはZ_H(t)に対してのみ
    該像の揺れ補正処理を行なう事を特徴とする請求項1記
    載の映像信号処理装置。
JP2026031A 1990-02-07 1990-02-07 映像信号処理装置 Pending JPH03231577A (ja)

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JP2026031A JPH03231577A (ja) 1990-02-07 1990-02-07 映像信号処理装置

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