JPH0323131Y2 - - Google Patents

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JPH0323131Y2
JPH0323131Y2 JP18926884U JP18926884U JPH0323131Y2 JP H0323131 Y2 JPH0323131 Y2 JP H0323131Y2 JP 18926884 U JP18926884 U JP 18926884U JP 18926884 U JP18926884 U JP 18926884U JP H0323131 Y2 JPH0323131 Y2 JP H0323131Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、プレト加工のコンパクトの枢着部
の改良に関する。
(従来の技術) 従来、プレス加工のコンパクトの枢着部は、通
常、蓋体と本体の後端部より突出させた突片を丸
く折曲して互い違いに組合わせ、芯金を横端より
挿入して、回動自在で、しかも任意の角度で蓋体
を停止させられるようにしていた。
(考案が解決しようとする問題点) このコンパクトによる時の丸く折曲された枢着
部の端面は、製品の真上、又は真下から見た時、
直角に見え、そして、その通り製品のその部分に
手指、又は他の体の部分が触れた時に痛みを感じ
た。そして又、視覚の上でも断面が飛び出し、更
に又、機構上の都合から表面処理をしないステン
レス線を使用することが通常である芯金の断面を
露呈し、誠に見づらかつた。
この考案は、従来の物が持つ、以上のような問
題点を解消させ、そして、見た目の綺麗なプレス
加工のコンパクトを提供することを目的とする。
(問題点を解決する為の手段) この目的を達成させる為に、この考案は次のよ
うな構成としている。すなわち、この考案に係ル
プレス加工のコンパクトは、蓋体1の枢着部11
を芯金6が挿入可能な隙間12を開けて丸く折曲
し、蓋体1の内側に脱抜不能に嵌合される鏡枠3
の縁を一部突出31させて、枢着部11の内側に
挿入された芯金6を前記隙間12に侵入させ、押
すようにした。
(作用) この考案によつて、本体枢着部21,21の左
右それぞれの軸方向の末端部を袋状に形成して、
芯金6の端面の露呈を防ぎ、あらかじめ芯金6を
巻き止めても組上げ可能になつた。すなわち、こ
のコンパクトの組み行程は、 (A) プレス加工して表面処理を施した蓋体1と、 (B) プレス加工して表面処理を施した鏡枠3と、 (C) プレス加工された本体2の枢着部21,21
に、必要な加工を施された芯金6を嵌め込み、
回動不能に巻き止め、表面処理を施した本体2
を用意し、 (D) 蓋体1の枢着部11の隙間12を本体2の枢
着部21,21の間に露出した芯金6に当接し
て、強く押し込んで嵌め込み、 (E) 鏡枠3の延長部31を前記隙間を通して芯金
6に当接させながら、鏡枠3を蓋体1の内側に
抜落ち不能に嵌め込む。
以上で回動自在な枢着状態を得られる。そし
て、鏡枠3の延長部31の長さの決定のいかんに
より、蓋体1の回動の堅さ加減が決まり、又、蓋
体1の任意位置での停止可能・不可能が決定す
る。
(実施例) この考案の1実施例を別紙添付の図面により詳
述する。
1:は蓋体で、薄い金属板をプレス加工した円形
で、縁を低く立ち上がらせて周壁を形成し、後
端部に突出させた突片を丸く折曲して枢着部1
1を形成してプレス完了となり、表面処理を施
す。そして、通常の枢着部と異なる点は、枢着
部11の丸い折曲は、丸まり始めと終わりの間
に、芯金6の径が強い力で押し込めれば、前記
丸めの形態が変わらない程度の広さに開いて、
嵌入される隙間があることである。(第3図、
第4図) 2:は本体で、薄い金属板をプレス加工により、
蓋体1と同じ円形で、縁を立ち上がらせて形成
された周壁を途中から内側に向けて折曲し、更
に底面に向けて折曲している。そして、底面
と、底面に向けての折曲ででき上がつた内周壁
とで形成される空間を化粧料収納部としてい
る。又、後端部に設けられる枢着部21,21
は、周壁に沿つた概八字状で、周壁と、その途
中から内側に折曲した部分と、その先端を底面
に向けて折曲して形成された内周壁とをやや切
欠して形成した突片を、丸く折曲して枢着部2
1,21となるわけであるが、本考案では完全
に丸め込まず、芯金6が楽に挿入できる程度に
口を開けて折曲(第5図参照)し、第8図に示
すごとく折曲した芯金6を枢着部21,21の
内側に当接し、そして枢着部21,21を更に
折曲して、芯金6に緩みなく巻きつけ、後に表
面処理を施す。
3:は鏡枠で、蓋体1の内側に脱抜不能に嵌合さ
れ、鏡7の保護及び飾り用としての枠体で、薄
い金属板をプレス加工し、縁の一部を嵌合時に
芯金6を押しつけるような長さに突出31させ
ている。当然、後に表面処理を施して完成させ
る。
4:は目隠しで、本体2の枢着部21,21の付
近の切欠部を隠すものである。
5:は芯金で、ステンレス線を枢着部21,21
に合わせた八字状で、八の字の開きの狭い方を
継げたような形状に折曲加工されている。(第
6図,第8図) 以上、加工完了したパーツは次の順序で組立て
る。本体2の芯金6の露出部の外側に、蓋体1の
隙間12を当接し、隙間12に芯金6が嵌入する
ように押しつけ、芯金6が嵌入したならば、鏡枠
3の突出部31を蓋体1の隙間12を通過させて
芯金6の内側に当接させながら、鏡枠3を蓋体1
の内側に脱抜不能に嵌合させて枢着部の組上がり
となる。これで、このコンパクトの約90%の組上
げ行程を終わる。
(考案の効果) この考案は、次のような優れた効果を奏する。
通常の金属プレス加工のコンパクトの枢着部の
ように、芯金の端面の露出もなければ、枢着部端
面で手指に痛みを感じさせたり、又、外観上はな
はだしく面白くない状態になつたりせずに、外周
からあまり突出しないで、しかも、それでいて枢
着部を長くすることができるようになつた。例を
挙げれば、従来の円形の金属プレス加工ノコンパ
クトで「デザイン上できるだけ短かい枢着部を」
ということで決定された枢着部の長さが、蓋体か
らの枢着部の長さが2a、本体からの枢着部が左
右2箇所でa+aとして、全体の長さが2a+a
+a=4aであるとすれば、この考案のコンパク
トもその基準に基いて設計できるものとすれば、
蓋体1の枢着部11の長さは4aにできるわけで
あり、本体2の枢着部21,21は外周に沿つた
形状にすれば、かなり長く設定することができ、
丈夫な枢着部を得ることができる。そして又、外
周に沿つての形状をとることができれば、枢着部
21,21の末端を袋状に加工することも容易で
あり、芯金6の端面を隠すとともに枢着部を丈夫
にすることは容易に御推察いただけるものと思え
るし、デザイン上でも従来の物より、もつとスツ
キリした物を求められる。
【図面の簡単な説明】
図は全て本考案の1実施例の図で、第1図は、
開口の斜視図。第2図は、拡大縦断面側面図。第
3図は、第2図A部の拡大図。第4図は、蓋体1
の後部を一部抽出した拡大縦断面側面図。第5図
は、芯金6を巻き止める前の、本体2の後部を一
部抽出した拡大縦断面側面図。第6図は、本体2
の枢着部21,21で芯金6を巻き止めた一部抽
出拡大平面図。第7図は、鏡枠3の平面図、第8
図は、芯金6の拡大平面図。 符号の説明、1……蓋体、11……蓋体の枢着
部、12……蓋体の枢着部の隙間、2……本体、
21……本体の枢着部、3……鏡枠、31……鏡
枠突出部、4……目隠し、5……フツク、6……
芯金、7……鏡、8……パフ、9……白紛皿、1
0……白紛。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 従来のプレス加工のコンパクトにおいて、蓋体
    1の枢着部11を芯金6が挿入可能な隙間12を
    開けて丸く折曲し、蓋体1の内側に脱抜不能に嵌
    合される鏡枠3の縁を一部突出31させて、枢着
    部11の内側に挿入された芯金6を前記隙間12
    に侵入させ、押すようにしたプレス加工のコンパ
    クト。
JP18926884U 1984-12-13 1984-12-13 Expired JPH0323131Y2 (ja)

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JP6234677B2 (ja) * 2012-12-27 2017-11-22 花王株式会社 化粧料容器

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