JPH03231031A - 横置エンジンタイプの４輪駆動車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、エンジン車体前部に横置きに配設したよう
な横置エンジンタイプの４輪駆動車に関する。

（従来技術） 一般に、上述例の横置エンジンタイプの４輪駆動車にお
いては、例えば特開昭６０−１７９３３４号公報に示さ
れるように、トランスミッションからの駆動トルクを前
輪側と後輪側とに分配するセンタデフと、このセンタデ
フからの一部の駆動トルクを左右の前輪に分配するフロ
ントデフとが前輪の車軸線上、詳しくはフロントドライ
ブシャフトの軸芯線上に同軸配置され、これら両デフの
前方にエンジンおよびトランスミッションが配置される
レイアウトになっている。

このようにエンジンおよびトランスミッションが前輪の
軸芯線上より前方に位置すると、車体重量が前輪に偏っ
て作用し、所謂フロントヘビーとなり、走行安定性が悪
化する問題点があった。

このような問題点を解決するために、例えば、実公昭６
３−２３２１９号公報に記載の如く、ＦＦ型の２輪駆動
車において、パワーユニットセンター（エンジンおよび
トランスミッションの重心）を前輪のフロントドライブ
シャフトよりも後方に設定した自動車の前輪駆動装置か
ある。

この実公昭６３−２３２１９号公報に開示された構造を
上述の特開昭６０−１７９３３４号公報の構造に適用し
て、車体重量の前輪への偏りを緩和する場合、センタデ
フからの動力をパワーユニットを横切った状態で後輪側
に伝達する必要かあり、部材配置のレイアウトか問題と
なる。

（発明の目的） この発明は、車体重量の前輪への偏りを緩和して、車軸
回りの重量配分を改善することかできると共に、リヤ側
駆動軸の取り回しか容易で、かつセンタデフ、フロント
デフ、エンジンおよびミッションをコンパクトにレイア
ウトすることかできる横置エンジンタイプの４輪駆動車
の提供を目的とする。

（発明の構成） この発明は、エンジンを車体前部に横置きに配設すると
共に、駆動トルクを前輪側と後輪側とに分配するセンタ
デフを備えた横置エンジンタイプの４輪駆動車であって
、上記エンジンおよびトランスミッションをフロントデ
フより後方に配置し、上記センタデフは上記フロントデ
フに対して下方にオフセットするき共に、トランスミッ
ションの出力軸より後方に配置した横置エンンンタイプ
の４輪駆動車であることを特徴とする。

（発明の効果） この発明によれば、前輪のフロントトライブンヤフト上
に位置するフロ〉トデフに対して、エンジンおよびトラ
ンスミッションを車体後方に配置したので、パワーユニ
ットセンタを前輪の車軸軸芯線より後方に位置させるこ
とかできて、車体重量か前輪に偏って作用する所謂フロ
ントヘビーを緩和して、車軸回りの重量配分を改善する
ことができる効果かある。

また、上述のセンタデフをフロントデフに対して下方に
オフセントしたので、センタデフおよびトランスファ等
の重量の大きい部材を下側に荷重配分することかできる
と共に、このセンタデフからトランスミッションおよび
エンジンとの干渉を避けた状態でのリヤ側駆動軸の取り
回しを容易に行なうことかできる効果かある。

さらに、上述のセンタデフをトランスミッションの出力
軸に対して後方に配置したので、車体重量の前輪への偏
りをより一層緩和しつつ、上述のフロントデフ、センタ
デフ、エンジンおよびトランスミッションをコンパクト
にレイアウトすることかできる効果がある。

（実施例） この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。

図面は横置エンジンタイプの４輪駆動車を示し、第１図
、第２図において、エンジン１にトランスミッション２
を連結し、これら両者１，２を車体前部に横置きに配設
している。

上述の４輪駆動車は、トランスミッション２からの駆動
トルクを前輪３，３側と後輪４，４側とに分配するセン
タデフ５と、 このセンタデフ５からの一部の駆動トルクを左右の前輪
３，３に分配するフロントデフ６と、上述のセンタデフ
５からの他部の駆動トルクを車体前後方向に延ひるプロ
ペラシャフト７に伝達するトランスファ８と、 このプロペラシャフト７からの駆動トルクを左右の後輪
４，４に分配するリヤデフ９と、インチプレート１０お
よびアウタプレート１１を有し、両プレート１０．１１
の差動回転により粘性流体を剪断して、回転数の少ない
プレートに両プレート］、Ｏ，ｉｌの回転を合わせるよ
うにトルク伝達するビスカスカップリング１２とを備え
ている。

上述のトランスミッション２は、エンジン出力軸として
のクランクシャフト（図示せず）と同軸上に配設したミ
ッション入力軸１３（メインシャフトのこと）と、この
ミッション入力軸１３に平行て該軸１３よりフロント側
に配設したミッション出力軸１４　（セカンタリンヤフ
トのこと）と、このミッション出力軸１４に配設したフ
ァイナルギヤ１５とを備えている。

また、上述のセンタデフ５は、上述のファイナルギヤ１
５に噛合させたリングギヤ１６と、センタデフケース１
７にピニオンシャフトを介して遊嵌したピニオンギヤ１
８．１．８と、これらのピーオノキャ１８，１．８に噛
合してセンタデフ出力シャフトとしてのインナシャフト
１９およびアウタシャフト２０に動力伝達するサイトギ
ヤ２１，２１とを備え、上述のアウタシャフト２ｏの一
端にはドライブギヤ２２を取付けている。

さらに、上述のフロントデフ６は、上述のドライブギヤ
２２にアイドルギヤ２３を介して噛合させたり、グキャ
２４と、フロントデフケース２５にピニオンギヤフトを
介して遊嵌したピニオンギヤ２６．２６と、これらのピ
ニオンギヤ２６．２６に噛合して左右のフロントトライ
ブノヤフト２７．２７に動力伝達するサイトギヤ２８．
２８とを備え、ジヨイント２９、フロントアクスルンヤ
フト３０およびジョイノド３１を介して左右の前輪３，
３を駆動すへく構成している。

さらにまた、上述のトランスファ８は、上述のインナシ
ャフト１９に嵌合したリンクギヤ３２と、このリンクギ
ヤ３２に噛合させたドライブピニオンギヤ３３と、この
ドライブピニオンギヤ３３に体的に形成したドライブピ
ニオンシャフト３４とを備え、ユニバーサルジヨイント
３５、前側のプロペラシャフト７、ユニバーサルジヨイ
ント３６、後側のプロペラシャフト７、ユニバーサルジ
ヨイント３７を介してリヤ側のトライブピニオンノヤフ
ト３８を駆動すへく構成している。

一方、上述のリヤデフ９は、上述のドライブピニオンシ
ャフト３８に嵌合したドライブピニオンギヤ３９に常時
噛合するリングギヤ４０と、リヤデフケース４１にピニ
オンシャフトを介して遊嵌したピニオンギヤ４２．４２
と、これらのピニオンギヤ４２．４２に噛合して左右の
リヤドライブノヤフト４３．４３に動力伝達するサイド
ギヤ４４．４４とを備え、ジヨイント４５、リヤアクス
ル、ヤフト４６およびジヨイント４７を今して左右の後
輪４，４を駆動すへく構成している。

ところで、上述のエンジン１およびトランスミッション
２は第１図、第２図に示すようにフロントデフ６よりも
後方に配置している。

しかも、上述の七ツタデフ５は第２図に示す如く、フロ
ノドデフ６に対して下方にオフセットすると共に、トラ
ンスミ・ソノヨン２の出力軸つまりミッンヨン出力軸１
４に対して後方下部に配置している。

なお、第１図における４８はクラッチである。

図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用
を説明する。

左右の前輪３．３へは次に示す動力伝達系を経て駆動力
か伝達される。

１５→１６−１７→１８→２１→２０＝２２→２３→２
４→２５→２６→２８→２７→２９→３０→３１→３ま
た、左右の後輪４．４へは次に示す動力伝達系を経て駆
動力が伝達される。

１５→１６→１７→１８→２１→１９→３２→３３→３
４→７→３８→３９→４０→４１→４２→４４→４３→
４５→４６→４７→４このようにして上述の４輪３，３
，４．４への動力伝達か行なわれる横置エンジンタイプ
の４輪駆動車において、エンジン１およびトランスミッ
ション２を、前輪３．３のフロントトライブンヤ７ｈ２
７．２７上に位置するフロントデフ６よりも車体後方に
配置したので、パワーユニットセンタ（エンジン１およ
びトランスミッション２の重心）を前輪３．３の車軸軸
芯線より後方に位置させることかできて、車体重量が前
輪３，３に偏って作用する所謂フロントヘビーを緩和し
て、車軸回りの重量配分を改善することができる効果か
あり、走行安定性の向上を図ることができる。

また、上述のセンタデフ５をフロントデフ６に対して下
方にオフセットしたので、センタデフ５およびトランス
ファ８等の重量の大きい部材を下側に荷重配分すること
ができると共に、上述のセンタデフ５からトランスミッ
ション２およびエンジン１との干渉を避けた状態でのリ
ヤ側駆動軸（センタデフ出力シャフトとしてのインナシ
ャフト１９）の取り回しを容易に行なうことができる効
果がある。

さらに、上述のセンタデフ５をトランスミッション２の
出力軸つまりミッション出力軸１４に対して後方に配置
したので、車体重量の前輪３，３への偏りをより一層緩
和しつつ、上述のフロントデフ６、センタデフ５、エン
ジン１およびトランスミッション２をコンパクトにレイ
アウトすることかできる効果かある。

この発明の構成と、上述の実施例との対応において、 この発明のトランスミッションの出力軸は、実施例のミ
ッンヨン出力軸１４に対応するも、この発明は、上述の
実施例の構成のみに限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、 第１図は横置エンジンタイプの４輪駆動車の動力伝達系
を示す系統図、 第２図は車体左側方から見たレイアウトを示す説明図で
ある。 １　・エンジン ２・・・トランスミッション ３・・前　輪 ４・・後　輪 ５・・・センタデフ ６・・・フロントデフ ４・・・ミ シ ョン出力軸 八

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）エンジンを車体前部に横置きに配設すると共に、
   駆動トルクを前輪側と後輪側とに分配するセンタデフを
   備えた横置エンジンタイプの４輪駆動車であって、 上記エンジンおよびトランスミッションをフロントデフ
   より後方に配置し、 上記センタデフは上記フロントデフに対して下方にオフ
   セットすると共に、 トランスミッションの出力軸より後方に配置した 横置エンジンタイプの４輪駆動車。