JPH0323099B2 - - Google Patents

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JPH0323099B2
JPH0323099B2 JP59000204A JP20484A JPH0323099B2 JP H0323099 B2 JPH0323099 B2 JP H0323099B2 JP 59000204 A JP59000204 A JP 59000204A JP 20484 A JP20484 A JP 20484A JP H0323099 B2 JPH0323099 B2 JP H0323099B2
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JP
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foam
silicon
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polyorganosiloxane
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JP59000204A
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JPS59136335A (ja
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Ratsuseru Haapaa Jatsuku
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Dow Silicones Corp
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Dow Corning Corp
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Publication date
Application filed by Dow Corning Corp filed Critical Dow Corning Corp
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Publication of JPH0323099B2 publication Critical patent/JPH0323099B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J9/00Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
    • C08J9/32Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof from compositions containing microballoons, e.g. syntactic foams
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J9/00Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
    • C08J9/0085Use of fibrous compounding ingredients
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2383/00Characterised by the use of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Derivatives of such polymers
    • C08J2383/04Polysiloxanes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は難燃性ポリオルガノシロキサンフオー
ムに関する。更に詳しく言えば、本発明は炎によ
り発生する極端な熱、例えば2000℃およびそれ以
上にさらされたとき燃焼および崩壊に対し高い抵
抗性を発揮するポリオルガノシロキサンフオーム
ならびにこれらフオームを製造するための特に適
当な方法に関する。 ポリオルガノシロキサンフオームは高温度で不
快なあるいは有毒な蒸気を放出しない白金および
カーボンブラツクといつた材料を使用することに
より難燃性を与えることができる。この型の幾つ
かのポリオルガノシロキサンフオームは、建築物
および他の型の建造物における侵入シールとして
の用途にこれらフオームを望ましいものとする空
所あるいは通路の中でフオーム製造に用いる成分
を反応させたとき、圧縮シールを形成するであろ
う。 多くの建築物、特に多家族居住用または商業用
の型の建築物においては、壁および床が建築物の
隣接区分を連結する多数の通路を含んでいる。こ
れらの通路は管類、電導線、通気ダクトおよび導
管のために使用される。これら通路の残りの空間
は侵入シールと呼ぶ固体材料により占められるの
が普通である。建築物の一区分で火災が起きた場
合、これら侵入シールは煙、他の蒸気、および水
が隣接区分に通ることを防止するように企図され
ている。更に、シールは隣接区分が安全に退去で
きるまで一区分の火が隣接区分へ拡がることを許
さない程十分難燃性でなければならない。侵入シ
ールおよび火の遮断として効果的に働くために
は、ポリオルガノシロキサンは、火が完全にシー
ルを燃え抜ける前に2000℃といつた温度を有する
火による長時間の接触に耐えなければならない。 難燃性ポリオルガノシロキサンフオームを製造
するための各種方法が以前の技術に記載されてい
る。ロナルド エル ジヨイス(Ronald L.
Joyce)は、1960年10月11日発行の米国特許第
2956032号明細書において、難燃性付与剤として
臭化第一ニツケル、ペンタブロモエチルベンゼ
ン、またはペンタブロモトルエンを含むエラスト
マーポリオルガノシロキサンフオームを発表して
いる。石綿および繊維性チタン酸カリウムを含む
混合物をポリオルガノシロキサンフオームに対す
る難燃添加物として使用することが1969年2月4
日発行の米国特許第3425967号明細書〔モジツク
(Modic)〕に教示されている。リー(Lee)およ
びロンク(Ronk)は1977年5月31日発行の米国
特許第4026842号明細書において、またスミス
(Smith)は1975年12月2日発行の米国特許第
3923705号明細書においてオルガノ水素シロキサ
ンとケイ素に結合した水酸基を含むシロキサンと
を反応させることにより製造されるポリオルガノ
シロキサンフオームの難燃性を改善するため白金
または白金化合物を使用している。スミスはカー
ボンブラツクの任意添加により難燃性を更に改善
できることを教示している。 1978年4月4日発行の米国特許第4082702号明
細書〔ハーパー(Harper)〕はトリス(2−クロ
ロエチル)ホスフエートといつた通常の難燃剤を
含む合成ポリウレタンフオームを発表している。
このホームの屈曲強さは、フオームに細胞状構造
を付与するために使用されるガラスその他の材料
の微小気球(中空の微小球とも呼ぶ)に加えて、
ガラス繊維のような不燃性たわみ性繊維の存在に
より増加する。この特許明細書の例1は通常の難
燃剤に対する必要条件を実証している。難燃性付
与添加物を省略すると、材料の難燃能力に直接比
例する限界酸素指数が酸素80%から酸素17%へと
減少する。 上記特許明細書の多くの前後関係で使われてい
る用語「難燃性」とは、フオーム試料に点火する
ために用いた炎を一旦取り除いたとき、全くゼロ
ではないにしても高々ある限られた時間燃え続け
るという点で自己消火性である材料を指す。重合
体材料に対するこの型の難燃性を評価するために
しばしば用いられる試験法はアンダーライター
ズ・ラボラトリイーズ社
(Underwriters′Laboratories,Inc.)により1973
年6月1日に発行された「The Standard For
Tests For Flammability of Plastic Materials
for Parts in Devices and Appliances,UL94」
である。この手順によれば、試料をブンゼンバー
ナーからのガス点火炎と60秒間接触させる。次に
炎を試料の範囲から取り除き、燃えている試料が
それ自身で消火するのに要する時間を測定する。
上記のスミス特許明細書はその特許明細書の例1
に記載された組成物を用いて製造されたフオーム
が炎を除いた後2秒間未満燃えたこと、および燃
えた試料の長さが1.27cm未満であることを報告し
ている。この試験は比較的厚いフオーム試料の一
つの面に対してかけられた炎がフオームの反対側
に達するのにいかに長く時間を要するかについて
の指示を与えない。 ある材料が効果的な侵入シールを形成するのに
十分難燃性であるかどうかに関する指示を提供す
る一つの試験法はアメリカ材料試験協会(the
American Society for Testing of Materials)
により発行されたASTM試験法E−119に記述さ
れている。この試験法によれば、評価すべき材料
の試料の表面を裸火と接触させ、炎が試料の明細
に記された厚さを燃え抜けるのに要する時間を計
る。 ヒツチコツク(Hitchcock)は、1981年3月3
日発行の米国特許第4259455号明細書で、2000〓
(1090℃)までの炎温度に燃え抜けることなく3
時間耐えることによりASTM E−119に合格す
るポリシロキサンフオームを製造するための繊維
状ケイ酸アルミニウムの使用を教示している。繊
維状ケイ酸アルミニウムに加えて、この反応混合
物はまたオルガノ水素シロキサン、ヒドロキシル
含有オルガノシロキサンおよび白金触媒も含む。
ヒツチコツクは繊維状ケイ酸アルミニウムを使用
してつくられたフオームが上記ASTM E−119
試験を合格するために5インチから6インチ(13
〜15cm)までの厚さを必要とするのに対して、例
えば上記スミス(Smith)の米国特許第3923705
号明細書に記載のものを含めて、従来のフオーム
はこの試験を通過するためには9から12インチ
(24〜30センチ)の厚さでなければならないこと
を言明している。 従来の方法と材料を使用することによつて今ま
で可能とされたよりも大きい燃え抜けに対する抵
抗を発揮するポリシロキサンフオームが、硬化フ
オーム中へ有効量の微粉砕された繊維状および細
胞状の、約2000℃以下で軟化したりあるいは分解
したりしないガラスのような材料、および元素状
または化学的に結合した形の白金を添加すること
により製造できることがここに発見された。 炎にさらされたとき燃え抜けに対して独特に高
い抵抗を示す硬化したポリオルガノシロキサンフ
オームは、前記フオームの重量に基づき各々少な
くとも0.1重量%の、少なくとも1種の微粉砕非
金属繊維状耐熱性材料、少なくとも1種の微粉砕
非金属細胞状耐熱性材料、および元素状または化
学的に結合した白金として少なくとも5ppmの白
金を含有する。耐熱性材料の総濃度はフオームの
重量に基づき40%を超すべきでない。フオームを
製造するための特に適当な方法によれば、1分子
当りケイ素に結合した少なくとも3個の水素原子
を含むオルガノ水素シロキサンを水、シラノー
ル、およびシロキサノールから選ばれるヒドロキ
シル化合物、ならびに、ケイ素に結合した少なく
とも2個のビニル基、ケイ素に結合した2個の水
酸基、またはその組み合わせを含む少なくとも1
種のポリジオルガノシロキサンと反応させる。こ
の反応は分散または可溶化した白金含有触媒、お
よび最終フオームの重量に基づき、各々少なくと
も0.1%の微粉砕繊維状および細胞状非金属耐熱
性材料の存在下で行なわれる。 本発明は、 (1) フオームの100万重量部当り5から200重量部
の元素状または化学的に結合した形にある白
金、 (2) フオームの重量に基づき少なくとも0.1%の
少なくとも1種の微粉砕非金属非細胞状繊維状
耐熱性材料、 (3) フオームの重量に基づき少なくとも0.1%の
少なくとも1種の微粉砕非金属細胞状耐熱性材
料 からなる均一に分散した混合物を含む硬化した細
胞状ポリオルガノシロキサンのマトリツクスから
なる硬化難燃性ポリオルガノシロキサンフオーム
を提供するものであり、繊維状および細胞状耐熱
性材料の合わせた濃度は前記フオームの全重量の
40%を超えず、そして耐熱性材料は1500℃以下で
軟化または分解しない。 また、本発明は難燃性、室温硬化性ポリオルガ
ノシロキサンフオームの特に適当な製造法を提供
するものであり、そして前記方法は() (イ) 1分子当りケイ素に結合した少なくとも3個
の水素原子およびケイ素1原子当り平均せいぜ
い1個の水素原子を含む少なくとも1種のオル
ガノ水素シロキサン、 (ロ) シラノール、シロキサノール、および水から
なる群から選ばれる少なくとも1種のヒドロキ
シル化合物、 (ハ) 1分子当りケイ素に結合した少なくとも2個
のビニル基を含むヒドロキシル含有ポリジオル
ガノシロキサンおよびトリオルガノポリシロキ
シ末端封鎖ポリジオルガノシロキサンからなる
群から選ばれる少なくとも1種のポリジオルガ
ノシロキサン(前記ポリジオルガノシロキサン
の濃度は反応性組成物の粘度が25℃で測定して
0.1から100Pa′sの範囲内にあるような量とし、
オルガノ水素シロキサン、シラノール、シロキ
サノール、およびポリジオルガノシロキサンの
ケイ素原子に結合する有機基は、1から6炭素
原子までを含むアルキル、3から6炭素原子ま
でを含むシクロアルキル、ビニル、フエニル、
および3,3,3−トリフルオロプロピルから
なる群から選ばれ、どのヒドロキシル含有ポリ
ジオルガノシロキサンも(ロ)の少なくとも一部分
を構成する)、 1 反応性組成物100万重量部当り5から2005重
量部の元素状または化学的に結合した形にある
白金、 2 反応性組成物の重量に基づき少なくとも0.1
%の少なくとも1種の微粉砕した非金属繊維性
耐熱性材料、 3 反応性組成物の重量に基づき少なくとも0.1
%の少なくとも1種の微粉砕した非金属細胞状
耐熱性材料(繊維性および細胞状耐熱性材料の
合わせた濃度は反応性組成物の残りの成分に基
づき40重量%を超えず、そして前記耐熱性材料
は1500℃以上の軟化点を示す)を一緒に混合す
ることにより均一な反応性組成物をつくり、そ
して()前記反応性組成物から繊維性または
細胞状耐熱性材料を用いて製造されたポリオル
ガノシロキサンフオームと比較して燃え抜けに
対し増加した抵抗性を示す硬化ポリオルガノシ
ロキサンフオームを形成させることからなる。 本発明方法の特に適当な具体例によれば、少な
くとも1種のオルガノ水素シロキサン、ケイ素に
結合した平均少なくとも2個の水酸基を有する少
なくとも1種のポリジオルガノシロキサン、およ
び1分子当りケイ素に結合した少なくとも2個の
ビニル基を有する少なくとも1種のトリオルガノ
シロキシ−末端封鎖ポリジオルガノシロキサンを
一緒に混合し、本明細書に記載された融和性白金
含有触媒および繊維状および細胞状の耐熱性材料
の存在下に反応させる。これらシロキサンおよび
白金触媒はポリオルガノシロキサンフオームの製
造に通常使用されるものであり、本明細書の後続
部分で一層詳しく述べることにする。以前の技術
のポリオルガノシロキサンフオームから、本発明
方法を用いてつくられたフオームを消火する独特
な燃え抜け抵抗は、繊維状および細胞状両方の微
粉砕非金属耐熱性材料の存在から生ずる。 本発明に係る耐熱性繊維状および細胞状材料を
構成する材料はこの分野で「耐火材料」と呼ばれ
る部類に属する材料である。それ故に、本発明に
係る繊維状および粒状材料に適用される「耐熱
性」という用語の定義は耐火材料に適用されるこ
の用語と同義である。カーク−オスマー(Kirk
−Othmer)のEncyclopedia of Chemical
Technology〔第二版、17巻、インターサイエンス
パブリツシヤーズ(Interscience Publishers)、
ニユーヨーク市、ニユーヨーク州発行〕は「1500
℃より十分高い軟化点」を有するものとして耐火
材料を記載している。 ある種の酸化物、炭化物、およびケイ酸塩を含
めて、微粉砕された繊維状のケイ酸塩ガラスおよ
び他の耐火材料がこの分野でよく知られており、
ホイスカー、モノフイラメント、およびヤーンの
形で市販されている。本発明に使用されるフオー
ム形成成分の混合および適用中の処理加工の容易
さのため、これら繊維は直径20ミクロン未満そし
て長さ50mm未満とすべきである。本発明に係るフ
オーム形成反応体中への繊維の分散は、もし繊維
が長さ2から8mmそして直径5から20ミクロンで
あると容易になる。最も好ましくは繊維は長さ約
6mmである。 本発明に従つてフオームを製造するのに適した
繊維状耐熱性材料には、天然に生ずる物質、例え
ば石綿、およびガラス、炭素、アルミナ、無機ケ
イ酸塩、例えばケイ酸アルミニウムおよびケイ酸
アルミニウムとアルカリ金属および(または)ア
ルカリ土類金属ケイ酸塩との混合物からつくられ
た人工繊維およびホイスカーが含まれる。特に適
当な繊維状耐熱材料はガラスおよび炭素である。
これらのそして他の適当な耐火材料から繊維を形
成させる方法はこの分野でよく知られている。 本発明のフオームに使用される細胞状粒状材料
は中空のガラス微小球あるいは低密度の細胞状粒
状耐火材料、例えば充填材料および絶縁体として
常用されるパーライトおよびヒル石の何れでもよ
い。細胞状材料の密度は0.5g/cm3未満、なるべ
くは0.3g/cm3未満が普通である。フオーム形成
反応混合物を混合し分与するときの処理の困難を
避けるには、なるべくは粒子がせいぜい直径0.3
cmであるのがよい。 単位時間当り炎が移動する長さで表わして、本
発明のフオーム中を通つて炎が燃える速度は繊維
状および細胞状耐熱性材料の濃度が増加するにつ
れて徐々に減少する。それ故に、他の因子が存在
しない場合には、発泡性組成物が収容する最高濃
度のこれら材料を使用することが望ましい。この
ことはフオーム形成反応体として用いた有機ケイ
素化合物よりも安価な耐熱性材料に対して特にい
えることである。実際には、この理想は通常は達
成できない。大抵の場合には、発泡性組成物の粘
度はまた充填剤含量によつて直接変化するので、
繊維状および細胞状耐熱性材料の各々を約20重量
%より多く含む有用な発泡性組成物を調製するこ
とは通常は実行可能でない。達成できる難燃性の
究極レベルと特定の最終用途の応用に最適の粘度
との間で普通には妥協に達しなければならない。
なるべくは繊維状および細胞状耐熱性材料の濃度
は各各1から10重量%までである。もし発泡性組
成物が約10重量%よりはるかに多いある種の繊
維、例えばガラスを含むならば、組成物を混合し
移送する際に若干の困難を経験するかも知れな
い。これらの困難は発泡性組成物へ「糸のよう
な」あるいは「筋張つた」きめを付与しうる繊維
性耐熱材料の絡み合いによると考えられる。 ある場合には、中空のガラス微小球5重量%よ
り多くの使用は硬化したポリオルガノシロキサン
フオームの燃え抜け速度(単位時間当りに炎が移
動する距離として表わす)に目立つた減少を生じ
ないことが判つた。事実、この速度はやや増加す
ることさえある。 もし本発明発泡性組成物を型あるいは他の空洞
の中に注入しようとするのであれば、これらはそ
れ自身の重量で流れることが可能でなければなら
ない。25℃で100Pa′sより低い粘度をもつ組成物
は通常は室温で実用的な流速を示すであろう。最
も好ましくは、混合物の粘度は25℃で約25Pa′s未
満である。もし組成物をポンプ送りにより移送し
ようとするのであれば、粘度は25℃において0.1
から約10Pa′sが望ましい。 本発明方法に従つてポリシロキサンフオームを
製造するために用いる組成物はペーストまたは濃
厚なスラリの形をとることができ、これを炎また
は熱から表面を保護すべき面へここで塗るかある
いは他の適当な手段により適用する。 本発明に係る特に適当な方法に従つてフオーム
を製造するために使用するオルガノ水素シロキサ
ン、成分(イ)は1分子当りケイ素に結合した平均少
なくとも3個の水素原子およびケイ素原子1個当
りケイ素に結合した平均せいぜい1個の水素原子
を有するどのシロキサンでもよい。ケイ素原子の
残りの原子価は酸素により、あるいは1から6炭
素原子までを含む1価のヒドロカルビル基、例え
ばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、第三級ブチル、ペンチル、ヘキシル、シク
ロヘキシル、フエニル、および3,3,3−トリ
フルオロプロピル基により満足される。成分(イ)は
1種以上のホモポリマー、共重合体またはその混
合物を含むことができ、代つてこれらは次の型:
RSiO1.5、R2SiO、R3SiO0.5、RHSiO、HSiO1.5
R2HSiO0.5、およびSiO2(式中、Rは上で定義し
た1価のヒドロカルビル基の一つである)のシロ
キサン単位から構成される。なるべくはRはメチ
ル、フエニル、または3,3,3−トリフルオロ
プロピルであるのがよく、この優先性はフオーム
形成反応体をつくるために典型的に使用される試
薬、通常はハロシランの入手性に基づく。 成分(イ)の若干の特定例には、環状ポリメチル水
素シロキサン、トリメチルシロキシおよびメチル
水素シロキサン単位を有する共重合体、ジメチル
水素シロキシおよびメチル水素シロキサン単位を
有する共重合体、トチメチルシロキシ、ジメチル
シロキサン、およびメチル水素シロキサン単位を
有する共重合体、およびジメチル水素シロキサ
ン、ジメチルシロキサン、およびメチル水素シロ
キサン単位を有する共重合体が含まれる。成分(イ)
の構成成分は1分子当りケイ素に結合した平均5
個の水素原子を含むのがよい。 本発明発泡性組成物のヒドロキシル含有部分、
成分(ロ)は水またはシランまたは1分子当りケイ素
に結合した平均1.0から2.5個の水酸基を含むシロ
キサンでよい。これらのシランおよびシロキサン
のケイ素原子に結合した炭化水素基は(イ)に関して
前に記述されたもののどれでもよい。更に、ヒド
ロキシル含有有機ケイ素化合物は1分子当り1個
以上のアルケニル基、例えばビニル基を含みう
る。 成分(ロ)のヒドロキシル含有シランまたはシロキ
サン部分は1種以上のホモポリマー、共重合体、
またはホモポリマーと共重合体との混合物からな
る。成分(ロ)は、平均ヒドロキシル含量が1分子当
り水酸基1.0から2.5個という上記の範囲内にあ
り、各ケイ素原子が少なくとも1個の炭化水素基
に結合している限り、種々な分子量とヒドロキシ
ル含量を有するポリオルガノシロキサン種を含み
うる。典型的なヒドロキシル化オルガノシロキサ
ンにはヒドロキシル末端封鎖ポリジメチルシロキ
サン、ジメチルシロキサンおよびフエニルメチル
シロキサンのシロキサン単位を有するヒドロキシ
ル末端封鎖ポリジオルガノシロキサン、ヒドロキ
シル末端封鎖ポリメチル−3,3,3−トリフル
オロプロピルシロキサン、およびモノメチルシロ
キサン、ジメチルシロキサン、モノフエニルシロ
キサン、およびジフエニルシロキサンのシロキサ
ン単位を有するヒドロキシル末端封鎖ポリオルガ
ノシロキサンが含まれる。 ヒドロキシル含有シロキサンはヒドロキシル含
有シラン、例えばジフエニルメチルシラノールと
組み合わせて使用できる。1分子当り2個以上の
水酸基を有する若干のヒドロキシル化オルガノシ
ロキサン重合体が成分(ロ)の一部をなす限り、1分
子当りケイ素に結合した平均1.0から2.5個までの
水酸基を含むヒドロキシル化シランを使用でき
る。 容認できる室温硬化性ポリオルガノシロキサン
フオームの製造を確実にするには、発泡性組成物
は25℃で0.1から100Pa′sの範囲内の粘度を示し、
そして1分子当りケイ素に結合した水酸基および
ケイ素に結合したビニル基から選ばれる平均少な
くとも2個の基を含む有効量の少なくとも1種の
ポリジオルガノシロキサン、成分(ハ)を含まねばな
らない。もし成分(ハ)が1分子当り2個以上のケイ
素に結合した水酸基を含むならば、それは成分(ロ)
の少なくとも一部分として働くこともできる。別
法として(ハ)は1分子当りケイ素に結合した平均2
個以上のビニル基を含みうる。本発明は(ハ)の中に
ビニル含有シロキサンを含めることが硬化したフ
オームにより示される引張り強さおよびレジリエ
ンスといつた物理的性質を改善することを実証す
る。これらシロキサンは本明細書中で詳細に論義
されている。 (ハ)はポリオルガノシロキサンフオームの形成中
にケイ素と結合した水素原子と反応する水酸基お
よび(または)ビニル基を提供することに加え
て、発泡性組成物の他の成分と組み合わせて、ケ
イ素に結合した水素原子と発泡性組成物中に存在
するヒドロキシル化合物(または複数)との反応
により発生する要求量の水素を捕捉することによ
つて望む密度をもつフオームを生成するのに十分
粘稠な組成物を生ずる。この水素は発泡性組成物
が膨張するのに十分流動性である間に捕捉すべき
である。もし水素発生中に粘度が余りにも低いと
水素の大部分は逃げるであろう。もし組成物が余
りに迅速に集合するならば、望む細胞状構造を形
成するのに十分な水素が放出され終る前に硬化し
て固体物質となるかも知れない。反応混合物が25
℃で少なくとも0.1Pa′sの粘度を示すような量で
ポリジオルガノシロキサン(ハ)を含めると、発泡組
成物がエラストマーのフオームを生ずるのに十分
な水素を捕捉することを保証するのが普通であ
る。 前述したように、発泡性組成物は(ロ)の少なくと
も一部分として水を含みうる。ポリシロキサンフ
オームに対する発泡剤としての水の使用は1980年
2月19日発行の米国特許第4189545号明細書に教
示されている。この特許明細書は水がオルガノ水
素シロキサンと反応して水素ガスの気泡を生じこ
れが粘稠な重合しつつあるシロキサン反応混合物
内に捕捉されることを発表している。水の濃度は
全組成物の重量に基づき100から約15000p.p.m.で
あり、存在するオルガノ水素シロキサンの量は相
応して調節すべきである。 もし水が存在する唯一のヒドロキシル化合物で
あるならば、発泡性組成物はケイ素に結合したビ
ニル基を有するベンゼン可溶性ポリジオルガノシ
ロキサンを、反応混合物に対して25℃で測定して
0.1Pa′sより大きい粘度を付与する量で、含まね
ばならない。ビニル含有ポリジオルガノシロキサ
ン、水、オルガノ水素シロキサンおよび白金触媒
からなる発泡性組成物は上記米国特許第4189545
号明細書に発表されている。この特許明細書は、
本発明方法に従つて難燃性フオームを製造するた
めに、微粉砕繊維状および細胞状耐熱性材料と組
み合わせて用いることのできる一つの型の発泡性
ポリオルガノシロキサン組成物を示している。 ヒドロキシル化シランまたはシロキサンを使用
して本発明方法に従い製造される硬化ポリオルガ
ノシロキサンフオームの強度は、1分子当り平均
約2個のビニル基を有する1種以上の前記ベンゼ
ン可溶性ビニル含有トリオルガノシロキシ末端ポ
リジオルガノシロキサンを、ビニル含有トリオル
ガノシロキシ末端ポリジオルガノシロキサンとヒ
ドロキシル含有シランまたはシロキサンとの全重
量に基づき85パーセントまで、なるべくは50パー
セントまでの量で(ハ)の少なくとも一部分として含
めることにより増加させることができる。(ハ)のビ
ニル含有ポリジオルガノシロキサン部分はポリジ
オルガノシロキサンとヒドロキシル化有機ケイ素
化合物とを合わせた重量の20から40%を構成する
のが最も好ましい。ポリジオルガノシロキサンの
ビニル基は末端ジオルガノビニルシロキシ基とし
て存在するのがよく、分子中の残りの炭化水素基
は置換Rに対して前に定義した通りである。 (ハ)のビニル含有ポリジオルガノシロキサン部分
は混合物でも単一種でもよい。重合体のこれらの
型の例は、広く以前の技術の中に、例えば米国特
許第3445420号および米国特許第3453234号明細書
に示されており、これらはビニル含有トリオルガ
ノシロキシ末端ポリジオルガノシロキサンを記載
している。 もしビニル含有ポリジオルガノシロキサンが(ハ)
に存在しないならば、(イ)およびヒドロキシル含有
有機ケイ素化合物(または複数)の相対濃度はケ
イ素に結合した水素原子対ケイ素に結合した水酸
基のモル比2.5から40、なるべくは4から10を与
えるのに十分とする。2.5未満の比は公知の応用
面で役立てるには余りにも砕け易く弱いフオーム
を与える。同じ問題が上限の上でも存在する。モ
ル比のこの範囲内で、もし他の可変因子を一定に
残しておくならば、比が増加するにつれてフオー
ム密度が減少するであろう。 もし(ハ)が1種以上のビニル含有ポリジオルガノ
シロキサンを含むならば、ケイ素に結合した水素
原子対ケイ素に結合した水酸基のモル比は0.5か
ら40まで範囲にわたり変化できる。何故この比が
これら成分の場合に一層広く変化できるのかは完
全には理解されていないが、このような混合物の
反応は複雑であり、未だ詳細に研究されたことは
ない。 本発明の発泡性組成物の(ロ)として水を用いる場
合、米国特許第4189545号明細書はケイ素に結合
した水素原子対水のモル比を少なくとも0.2とす
べきであることを教示している。 特定成分の分子量は、それが反応混合物全体に
融和あるいは分散することができ、そして最終組
成物が本明細書中で定義した範囲内の粘度を示す
限り特に重要でない。 本発明方法によれば、成分(イ)、(ロ)、および(ハ)を
白金含有触媒、成分1)の存在下で反応させる。
触媒は水酸基とケイ素に結合した水素原子との反
応に対して通常用いられる白金触媒ならどれでも
よく、そして適当な担体、例えばシリカゲルまた
は粉末木炭上に沈着させた金属白金から塩化第二
白金、白金の塩、および塩化白金酸までにわた
る。これら形の何れも、それが反応混合物中に可
溶かまたは微小粒子として容易に分散しうる限
り、本発明硬化系で働くであろう。もし透明なま
たは無色のフオームを望むならば、1)は六水和
物としてあるいは無水の形で入手できる塩化白金
酸がよい。他の特に適当な白金含有触媒は、米国
特許第3419593号明細書に記載の方法により調製
された塩化白金酸触媒錯体である。錯体の1例は
塩化白金酸六水和物を対称ジビニルテトラメチル
ジシロキサンと、任意に溶媒としてのアルコール
の存在下で混合することによりつくられたもので
ある。1)触媒の追加例には、とりわけ、PtCl2
〔P(CH2CH2CH332、臭化白金、ハロゲン化第
一白金とオレフイン、例えばエチレン、プロピレ
ン、ブチレン、シクロヘキセン、またはスチレン
との錯体、および上記米国特許第3923705号明細
書(スミス)記載の他の錯体が含まれる。 成分1)は発泡性、硬化性組成物100万重量部
当り5から200重量部(p.p.m.)を与えるのに十
分な量で存在しうる。なるべくは、1)は10から
50p.p.m.までの白金を供給する量で存在する。
5p.p.m.未満の白金を与える触媒濃度は通常満足
できるホーム成形に到らず、また200p.p.m.より
多い白金に相当する濃度は不経済であり、組成物
を過度に反応性にすることがある。発泡および硬
化の反応速度は白金濃度が増すにつれて増加する
ので、より高濃度の触媒は白金触媒抑制剤と共に
使用すべきである。もし、これらの速度が余りに
も迅速すぎると発泡および硬化が、反応体を混合
しつつあるとき、そして生じた混合物をフオーム
を形成させる場所に輸送する前に早期的に起こり
うる。 白金触媒の濃度を減らすことなくシロキサン反
応体の併合と発泡反応の開始との間の時間的間隔
(「ポツト寿命」としても知られる)を増加したい
ならば、これは公知の白金触媒抑制剤、例えば環
状ポリメチルビニルシロキサンおよびアセチレン
性化合物、例えば3−メチル−1−ブチン−3−
オール(1969年5月20日発行の米国特許第
3445420号明細書に記載)の一つを使用すること
により達成できる。抑制剤は比較的低濃度で使用
するのが普通である。例えば、環状ポリメチルビ
ニルシロキサンはフオーム調製に用いた反応体の
重量に基づき2%以下の濃度で用いられる。 繊維状および細胞状耐熱材料に加えて、本発明
に係る発泡性硬化性組成物は補強および希釈用型
の微粉砕された充填剤を含むことができる。有用
な充填剤にはフユームシリカ、ケイソウ土、酸化
鉄、カーボンブラツク、酸化亜鉛、炭酸カルシウ
ム、および粉砕石英が含まれる。カーボンブラツ
ク、粉砕石英および酸化亜鉛が特に適当な充填剤
である。発泡性組成物の粘度は通常は組成物中の
耐熱材料および充填剤の量に直接比例して増加す
るであろう。 本発明の硬化ポリオルガノシロキサンフオーム
は優秀な難燃特性を有する。幾つかの応用におい
ては、発泡性硬化性組成物の全重量に基づき0.01
から2重量%、なるべくは0.05から1%のカーボ
ンブラツクを添加することにより難燃性を更に増
加させることが望ましい。カーボンブラツクの特
に適当な形はランプブラツクである。 本発明方法によれば、ヒドロキシル含有オルガ
ノシラン、オルガノ水素シロキサン、触媒、耐熱
性材料、およびビニル含有ポリジオルガノシロキ
サン、ならびに他の添加物を室温において均一な
組成物が得られるまで混和する。生じた発泡性硬
化性組成物は室温で反応して硬化フオームを生ず
るであろう。この混合は混合物の発泡と硬化が有
意な程度まで進行してしまう前に完結させかつ生
じた発泡性硬化性組成物を望む場所に移さねばな
らない。 本発明に係る発泡性硬化性組成物を構成する成
分はどんな仕方で合わせることもできる。例え
ば、オルガノ水素シロキサンを白金触媒と混合
し、次にヒドロキシル化合物および耐熱性材料と
混合してもよいし、あるいは白金触媒をヒドロキ
シル化合物と混合し、次にオルガノ水素シロキサ
ンおよび耐熱性材料と混合することもできる。他
の混合法、例えばヒドロキシル化オルガノシロキ
サンを二つの部分に分割し、一つの部分を白金触
媒と一緒に混合し、他の部分をオルガノ水素シロ
キサンおよび耐熱性材料と混合し、そして次にこ
れら二つの混合物を合わせてフオームを形成させ
るという方法も適当である。更にまた、すべての
成分が均一に混合される前に反応が早期的に始ま
らない限り、各種の任意成分を必要な成分の1種
以上とどんな仕方で混合してもよい。もし反応体
を使用前に貯蔵しようとするのであれば、オルガ
ノ水素シロキサンおよび白金触媒は、これらが反
応して水素ガスを発生するかも知れないので、同
一容器中に存在させてはならない。 水素ガスの発生はまたオルガノ水素シロキサン
を含む反応混合物の該部分に酸性物質が存在して
も起こりうる。ある型の耐熱性材料は酸性不純物
を含むことがあるので、これら材料はフオームの
製造を望むまでオルガノ水素シロキサンと一緒に
しない方がよい。 本発明発泡性組成物の成分は均一な物質を形成
するのに十分混合しなければならない。このこと
は最終の硬化フオームが割れ目および大きい空所
域を実質的に含まないことを保証するであろう。
混合の型と時間は細胞の大きさおよび密度といつ
たフオームの特性に影響を及ぼす。もしできれば
高速混合あるいは高セン断混合は避けるべきであ
るが、それはこれによつてしばしば空気の気泡が
発泡性組成物中に導入されるからである。 処理装置および反応条件、例えば、触媒濃度、
混合時間、試薬の反応性、セン断速度、および望
むポツト寿命(反応体の最初の併合と発泡反応の
開始との間の時間)は非常に広く変化しうるの
で、これら可変因子の全部を包含し、有用なフオ
ームの製造を保証する反応条件の限界の一つの組
を定義することは不可能ではないにしても困難で
ある。ある与えられた反応体および触媒の組み合
わせから有用なフオームを製造するのに最も適し
た反応条件は、最少の実験の実施で当業者により
容易に決定できる。 ある場合には、発泡反応が室温で開始困難なこ
とがある。このことは望む「ポツト寿命」を達成
するために要求される抑制剤の濃度が比較的高い
ことあるいは触媒濃度が比較的低いことによるか
もしれない。もし発泡反応を開始させそして(ま
たは)完了に達せしめるのに要する時間を短縮さ
せたいならば、これは発泡性硬化性組成物を穏や
かに加熱することにより都合よく達成できる。 本発明に係るポリオルガノシロキサンフオーム
はエラストマーであり、主として閉じた細胞構造
を示す。これらフオームの密度はフオームの製造
に用いた耐熱性材料および反応体の型と量とによ
り、約0.1から約1.0グラム/立方センチメートル
にわたる。硬化したフオームは成分の量と型によ
り色が白から黒までに及ぶ。特に適当なフオーム
の一つの型は補助的な難燃剤としてのカーボンブ
ラツクの存在により暗灰色から黒までである。 本発明ポリオルガノシロキサンフオームは単位
時間当りの炎移動の長さとして表わされる燃え抜
け速度が上記米国特許第3923705号および第
4259455号明細書記載のもののような以前の技術
のポリオルガノシロキサンフオームに対する速度
よりも相当に低いという点で独得である。低い燃
え抜け速度に加えて、ある与えられたフオーム厚
さの増加により達成される難燃性の増加が以前の
技術によるフオームの同等な厚さ増加により達成
できるよりもしばしば相当に大である。例えば、
以前の技術によるフオームに侵入するために炎に
要求される時間(燃え抜け時間と呼ぶ)はフオー
ム試料の厚さをフアクター5.6だけ増加させると
(0.89から2.5cm)2.0から13.0分増加させることが
できるのに対して、同じ発泡性組成物、ただしガ
ラス繊維21/2重量%およびガラス微小球5重量
%を含む組成物を用いてつくられたフオームの燃
え抜け時間は同一の厚さ増加(0.89から2.5cm)
に対してフアクター9.3だけ増加する(12分から
112分)。この現象は従来の難燃剤に対して観察さ
れた効果に基づいて予期されるものと全く対照的
である。 本発明方法により製造されるフオームは大抵の
蒸気および液体、特に煙および水に対して不透過
性の難燃性シールをつくりたい多数の応用に役立
つ。このような応用の例には建築物の壁および床
における侵入シールが含まれる。 本発明方法に従つてつくられる液状の発泡性硬
化性組成物はフオームを詰めたい通路または他の
場所に移してその後反応させることができる。組
成物は注入、ポンプ送り、および噴霧を含めて適
当な手段の何れかにより反応部位へ移すことがで
きる。 特に適当な方法によれば、フオーム製造に用い
る反応性組成物を二つの別個の成分として貯蔵す
る。フオームをつくりたいとき、フオームを形成
させようとする場所に分与する直前にこれら成分
をそれらの容器から混合チヤンバー中にポンプ送
りし十分よく混合する。 フオームを取り付けようとする場所でフオーム
を形成させることが不便であるならば、どこか他
の場所で硬化フオームをつくり、必要な寸法に切
断する。もしフオームを通路中に圧縮して適合さ
せたいならば、本発明に係る発泡性硬化性組成物
を、その通路の寸法よりも幾分か大きい寸法をも
つ型の中で反応させる。次に硬化した詰め物を、
例えば堅い管で圧縮し、適当な手段により、例え
ば空気圧または水圧により、通路中に強制的に詰
め込む。別法としてフオームは波形パイプのよう
な適当なケーシングの中でつくることができる。
次に、この硬化したフオームを含むパイプを望み
の長さに切り、区画を組み立てるとき区画中に組
み入れる。コンクリート壁にフオーム型火災シー
ルを取り付けるこのような方法は、1981年12月1
日発行の米国特許第4302917号明細書〔フアーム
ビツク(Fermvik)等〕に発表されている。前形
成されたフオームの詰め物を一旦定位置においた
ならば、物品の周りに圧縮シールを形成する程十
分弾力のあるこのフオーム中に望みのケーブル、
導管、または他の物品を強制的に通す。フオーム
シール中に導管を通す方法はフアームビツク等に
より発表されている。 与えられた添加物によりフオーム試料へ付与さ
れる難燃性のレベルは合衆国鉱山局により開発さ
れた火炎侵入試験の一変法を用いて決定できる。
評価しようとする試料を、底に直径4.3インチ
(11cm)の寸法をもつ濾紙の円形シートがある方
形の型の中に発泡性反応混合物を注入することに
よりつくられる。型の辺は長さ3インチ(7.5
cm)、高さ0.5インチ(1.3cm)である。発泡性反
応混合物を型の中に注入した後型の一番上に金属
シートを置いて生じたフオームを型の境界の中に
含めるようにする。一つの面に接着した上記濾紙
シートを有する硬化フオーム試料を、次に水平に
置いたトランサイト(Transite(R))〔ジヨンズ−
マンビルコーポレーシヨン(Johns−Manville
Corporation)により製造されたセメント−石綿
複合材料)シートの頂部に、濾紙側を上にして、
フオームがトランサイトシートの直径1.5インチ
(3.8cm)の孔を完全に覆うように置く。炎の中心
部分(青い円錐)の先端がフオームの表面に隣接
するように、0.25インチ(0.64cm)直径のバーナ
ーオリフイスから出るガス火の炎をフオーム試料
の下方の面の露出部分に対して向ける。この点は
バーナーオリフイスから約0.5インチ(1.3cm)に
位置する。この位置での炎温度は1760から1930℃
の範囲内にあると考えられる。濾紙の赤く燃焼す
る形跡が現われるまで炎を同じ位置に保つ。炎を
最初に当てたときと濾紙あるいはフオーム上面の
赤い燃焼の最初の表示との間の時間的間隔を「燃
え抜け時間」と称する。 下記の例は特に適当な具体例を説明するために
提出したのであつて、特許請求の範囲に定義され
た本発明の範囲を制限するものと解釈すべきでな
い。すべての部数および百分率は特に断らない限
り重量で表わしてある。 例 1 本例はガラス繊維と中空ガラス微小球との組み
合わせを使用することにより達成された難燃性に
おける予想外に大きい改善を実証するものであ
る。 発泡性硬化性組成物を調製するために合わせた
成物には、25℃で13.5Pa′sの粘度を有するジメチ
ルヒドロキシシロキシ末端ポリジメチルシロキサ
ン97.4部、25℃で約12.5Pa′sの粘度を有するジメ
チルビニルシロキシ末端ポリジメチルシロキサン
34.5部、5ミクロンの平均粒度を有する粉砕石英
31.1部、ランプブラツク0.34部、酸化亜鉛0.68部、
塩化白金酸と対称テトラメチルジビニルジシロキ
サンとから誘導された0.65%の白金を含有する錯
体0.45部、水酸基約3.3%を含み0.04Pa′sの粘度を
有するジメチルヒドロキシシロキシ末端ポリジメ
チルシロキサン11.0部、ケイ素に結合した水素原
子1.6%を含むトリメチルシロキシ末端ポリメチ
ル水素シロキサン8.3部、ジメチルシロキサン単
位37.5モル%とメチル水素シロキサン単位62.5モ
ル%(これらの百分率は末端トリメチルシロキシ
単位を計算に入れない)およびケイ素に結合した
水素原子0.7%を含むトリメチルシロキシ末端ポ
リオルガノシロキサン2.1部、および環状メチル
ビニルシロキサン0.1部が含まれる。 ポリシロキサンフオームは表1に明記された型
および量の耐熱性材料に加えて上記処方物100部
を用いることにより調製される。この表はまた各
試料の厚さおよび燃え抜け時間を載せている。燃
え般け時間はアメリカ合衆国鉱山局試験の前述し
た変法を用いることにより決定された炎が試料を
通つて燃えるのに要した時間的間隔を分と秒で表
わしたものである。表中の4試料のうち、唯一つ
(試料D)が本発明に係るポリオルガノシロキサ
ンフオームを特徴づける濃度レベルで繊維状およ
び細胞状耐熱性材料の組み合わせを含んでいる。 本発明に従つてつくられたフオームである試料
Dは、対照Bと同濃度のガラス繊維および対照C
と同濃度の中空微小球を含み、試料Dの厚さは対
照Cのそれの僅か89%であつたにも拘らず、これ
ら二つの対照試料のシツカーと比較して殆ど3倍
の燃え抜け時間を示した。これは2試料の相対的
厚さに基づいて、また二つの難燃性付与材料から
期待される加成的効果に基づいて予想されるもの
と対照的である。 例 2 本例は本発明方法に従つてつくられたフオーム
試料の難燃性を繊維性ケイ酸アルミニウムだけを
含む試料の難燃性と比較するものである。 ポリオルガノシロキサンフオームは、米国特許
第4259155号明細書の例に記載された通りに調製
する。ダウコーニング(Dow Corning(R))3−
6548シリコーンRTVフオームとして入手できる
ポリオルガノシロキサンフオーム組成物のAとB
等重量部を、カーボランダムカンパニイー
(Carborundum Company)により商品名フアイ
バーフラツクス(Fiberfrax(R))として販売され
るケイ酸アルミニウム繊維33%と合わせる。最終
硬化フオームの厚さは0.47インチ(1.19cm)であ
る。前述した修正鉱山局試験の手順を用いて決定
したフオームの燃え抜け時間は3分34秒であつ
た。比較により、長さ0.25インチ(0.63cm)のガ
ラス繊維2.5%および中空ガラス微小球〔エマー
ソンキユーミングカンパニイー(Emerson
Cuming Company)から入手〕を含む同じダウ
コーニンク組成物を用いてつくられた厚さ0.5イ
ンチ(1.25cm)のフオームは22分37秒の燃え抜け
時間を示した。ガラス繊維および微小球の合わせ
た重量は全フオームの重量の僅か7.0%に相当す
るに過ぎない。比較により、ケイ酸アルミニウム
繊維33重量%を含む以前の技術によるフオームは
僅か3分34秒の燃え抜け時間を示した。 例 3 本例は、ポリオルガノシロキサンフオームに対
する難燃剤として耐熱性繊維状および細胞状材料
の種々な組み合わせの効用を実証するものであ
る。室温硬化性フオーム試料を上記例1に記載の
ように調製し、表2に列挙された耐火性材料を含
める。用いた繊維状耐熱材料にはエツチ・アイ・
トンプソンフアイバーグラスコーポレーシヨン
(H.I.Thompson Fiberglass Corporation)製造
の長さ0.25インチ(0.64cm)炭素繊維および同じ
製造業者から入手できる長さ0.25インチ(0.64
cm)ガラス繊維が含まれる。細胞状耐熱性材料に
はパーライト〔シルブリココーポレーシヨン
(Silbrico Corporation)からリオレツクス
(Ryolex(R))パーライト40−Cとして入手でき
る)および中空ガラス微小球〔ミネソタ マイニ
ング アンド マニユフアクチヤーリング カン
パニイー(Minnesota Mining and
Manufacturing Company)からB−25−B型と
して入手でき、25ミクロンの平均直径を示す〕が
含まれる。 試料の厚さと燃え抜け時間との間の関係を明ら
かにするため表1中の試料AとBからのデータを
表2に再び示す。試料Dを試料Fと比較すると
(この両方とも同じ型と濃度の難燃剤を含む)、
0.67cmの厚さ増加は(0.89から1.56cm)燃え抜け
時間に39.5分の増加を生じた。比較により、耐熱
材料を含まない対照フオームの燃え抜け時間は、
厚さを2.8cmだけ増したとき、僅か18.5分だけ増
加したに過ぎなかつた。別の仕方で表現すると、
ある与えられた厚さ増加により達成される燃え抜
け時間の増加(▽燃え抜け時間/▽厚さ)が未修
飾対照(18.5/2.8=6.6分/cm)に対するよりも
本発明ホーム(39.5/0.67=59分/cm)に対する
方が相当に大である。 試料および対照試料0からのデータの比較は
同程度の厚さの試料に対して、パーライト10%は
ガラス繊維2.5%とパーライト5.0%との組み合わ
せ(150分より大)より小さい燃え抜け抵抗(13
分)を付与することを示す。 例 4 本例は耐熱性繊維状および細胞状粒子を含むポ
リオルガノシロキサンフオームと未修飾ポリオル
ガノシロキサンフオームに対し試料の厚さと燃え
抜け時間との間の関係を実証するものである。 前記例1の記載通りにフオーム試料を調製し難
燃性を試験する。本発明方法に従つてつくられた
ホームは例1記載の中空ガラス微小球5%および
ガラス繊維2.5%を含む。対照ホームは繊維およ
び微小球の何れも含まない。 対照試料の厚さをフアクター5だけ、0.48cmか
ら2.5cmに増加させると、燃え抜け時間はフアク
ター3だけ(1分から3分)増加し、これは▽燃
え抜け時間/▽厚さに対する値3/5あるいは
0.6と等価である。フアクター2だけ厚さを更に
増加させると(2.5cmから5.0cm)燃え抜け抵抗時
間に2.3倍の増加を生じ(13分から30分)、これは
▽燃え抜け時間/▽厚さ2.3/2あるいは1.2と等
価である。比較により、ガラス繊維および微小球
を含む本発明ホームは、試料の厚さをフアクター
1.7だけ増加させると(0.89cmから1.5cm)燃え抜
け時間に3.3倍の増加(12分から40分)を示し、
これは▽燃え抜け時間/▽厚さ3.3/1.7あるいは
1.9と等価である。厚さを更に2.8倍増加させると
(0.89cmから2.5cm)、燃え抜け時間に9.3倍の増加
を生じ、これは▽燃え抜け時間/▽厚さ9.3/2.8
あるいは3.3と等価である。 上記データは、本発明に従つて調製されたフオ
ームの厚さにおける比較的小さい増加が、以前の
技術によるフオームと比較して、燃え抜け時間を
用いて計つたとき、相当に大きい難燃性増加を生
ずることを実証している。
【表】
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 硬化した細胞状ポリオルガノシロキサンのマ
    トリツクスからなる難燃性硬化ポリオルガノシロ
    キサンフオームにおいて、 1 前記フオームの100万重量部当り5から200重
    量部の元素状または化学的に結合した形にある
    白金、 2 前記フオームの重量に基づき少なくとも0.1
    %の少なくとも1種の微粉砕した非金属繊維状
    耐熱性材料、 3 前記フオームの重量に基づき少なくとも0.1
    %の少なくとも1種の別粉砕した非金属細胞状
    耐熱性材料 からなる均一に分散した混合物を含み、繊維状お
    よび細胞状耐熱性材料の合わせた濃度が前記フオ
    ームの全重量の40%を越えず、そして耐熱性材料
    が1500℃以下で軟化または分解しないことを特徴
    とする上記フオーム。 2 成分2)がガラス、炭素、炭化ケイ素、窒化
    ケイ素、ジルコン、アルカリ金属チタン酸塩、炭
    化ホウ素、ならびにジルコニウム、アルミニウ
    ム、クロム、マグネシウム、およびカルシウムの
    ケイ酸塩および酸化物からなる群から選ばれる少
    なくとも1員である特許請求の範囲第1項記載の
    ポリオルガノシロキサンフオーム。 3 成分3)が中空のガラス微小球、パーライ
    ト、およびヒル石からなる群から選ばれる少なく
    とも1員である特許請求の範囲第1項記載のポリ
    オルガノシロキサンフオーム。 4 マトリツクスが2)および3)以外の少なく
    とも1種の均一に分散した微粉砕充填材を更に含
    む特許請求の範囲第1項記載のポリオルガノシロ
    キサンフオーム。 5 細胞状ポリオルガノシロキサンが、 (イ) ケイ素に結合した1分子当り少なくとも3個
    の水素原子およびケイ素1原子当り平均せいぜ
    い1個の水素原子を含む少なくとも1種のオル
    ガノ水素シロキサン、 (ロ) シラノール、シロキサノール、および水から
    なる群から選ばれる少なくとも1種のヒドロキ
    シル化合物、および (ハ) 1分子当りケイ素に結合した少なくとも2個
    のビニル基を含むシドロキシル含有ポリジオル
    ガノシロキサンおよびトリオルガノポリシロキ
    シ末端封鎖ポリジオルガノシロキサン(前記ポ
    リジオルガノシロキサンの濃度は25℃で測定し
    て0.1から100Pa.sの粘度を発泡性硬化性組成物
    へ付与するのに十分とする)からなる群から選
    ばれる少なくとも1種のポリジオルガノシロキ
    サンからなり、オルガノ水素シロキサン、ポリ
    ジオルガノシロキサン、シラノール、およびシ
    ロキサノールのケイ素原子に結合した有機基が
    1から6炭素原子を含むアルキル、3から6炭
    素原子を含むシクロアルキル、ビニル、フエニ
    ル、および3,3,3−トリフルオロプロピル
    からなる群から選ばれ、ヒドロキシル含有ポリ
    ジオルガノシロキサンが(ロ)の少なくとも一部分
    を構成する 室温発泡性硬化性組成物の反応生成物である特許
    請求の範囲第1項記載のポリオルガノシロキサン
    フオーム。 6 オルガノ水素シロキサンがポリメチル水素シ
    ロキサンであり、ポリジオルガノシロキサン成分
    が少なくとも1種のヒドロキシル末端ポリジメチ
    ルシロキサンおよび少なくとも1種のジメチルビ
    ニルシロキシ−末端封鎖ポリジメチルシロキサン
    を含み、成分2)がガラスまたは炭素であり、成
    分3)がガラス微小球またはパーライトであり、
    発泡性硬化性組成物がカーボンブラツク、粉砕石
    英、および酸化亜鉛からなる群から選ばれる2)
    および3)以外の少なくとも1種の微粉砕充填剤
    を更に含む特許請求の範囲第5項記載のポリオル
    ガノシロキサンフオーム。 7 難燃性室温硬化性ポリオルガノシロキサンフ
    オームの製造方法において、 () (イ) 1分子当りケイ素に結合した少なくとも3個
    の水素原子と1ケイ素原子当り平均せいぜい1
    水素原子を含む少なくとも1種のオルガノ水素
    シロキサン、 (ロ) シラノール、シロキサノール、および水から
    なる群から選ばれる少なくとも1種のヒドロキ
    シル化合物、 (ハ) 1分子当りケイ素に結合した平均少なくとも
    2個のビニル基を含むヒドロキシル含有ポリジ
    オルガノシロキサンおよびトリオルガノシロキ
    シ末端封鎖ポリジオルガノシロキサン(前記ポ
    リジオルガノシロキサンの濃度は反応性組成物
    の粘度が25℃で測定して0.1から100Pa.sの範囲
    内にあるようにする)からなる群から選ばれる
    少なくとも1種のポリジオルガノシロキサン
    (オルガノ水素シロキサン、シラノール、シロ
    キサノール、およびポリジオルガノシロキサン
    のケイ素原子に結合した有機基は1から6炭素
    原子まで含むアルキル、3から6炭素原子を含
    むシクロアルキル、ビニル、フエニル、および
    3,3,3−トリフルオロプロピルからなる群
    から選ばれ、そしてヒドロキシル含有ポリジオ
    ルガノシロキサンは(ロ)の少なくとも一部分を構
    成する)、 1 反応性組成物100万重量部当り5から200重量
    部の元素状または化学的に結合した形の白金、 2 反応性組成物の重量に基づき少なくとも0.1
    %の少なくとも1種の微粉砕した非金属繊維性
    耐熱性材料、および 3 反応性組成物の重量に基づき少なくとも0.1
    %の少なくとも1種の微粉砕非金属細胞状耐熱
    性材料(繊維性および細胞状耐熱性材料の合わ
    せた濃度は反応性組成物の全重量の40%を越え
    ず、そして耐熱性材料は1500℃以下で軟化また
    は分解しない)を一緒に混合することにより均
    一な反応性組成物をつくり、 () 上記反応性組成物を白金触媒の存在下で
    反応させて硬化ポリオルガノシロキサンフオー
    ムを形成させる ことからなる上記方法。
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