JPH03230987A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH03230987A
JPH03230987A JP2747090A JP2747090A JPH03230987A JP H03230987 A JPH03230987 A JP H03230987A JP 2747090 A JP2747090 A JP 2747090A JP 2747090 A JP2747090 A JP 2747090A JP H03230987 A JPH03230987 A JP H03230987A
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JP
Japan
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recording paper
thermal head
roll
roller
platen roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP2747090A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Inagaki
和幸 稲垣
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野j 本発明は画像記録装置に関する。すなわち、記録紙を介
しプラテンローラにサーマルヘッドが加熱圧接され、記
録紙に画像が記録される画像記録装置に関するものであ
る。
「従来の技術」 このような画像記録装置においてサーマルヘッドは、記
録時にプラテンローラに圧接される一方、非記録時には
圧接を解除され大きく退避せしめられていた。つまりサ
ーマルヘッドは従来、非記録においては常時大きな退避
量に設定され、記録紙。
インクリボン等とは接触不能な位置に保持されていた。
ところで記録紙としてロール紙が使用された場合には、
記録紙は、ロール状からシート状に巻き戻されて送り出
され搬送される。そしてシート状に巻き戻された記録紙
についてそのロールぐせを直ちに取るべく、一般にカー
ル取りローラが付設されていた。
「発明が解決しようとする課題」 このような画像記録装置にあっては、次の問題が指摘さ
れていた。
このようにまず付設されたカール取りローラに7より、
シート状に巻き戻された記録紙のロールくせ取りが行わ
れているが、ロール径次第では係るカール取りローラが
十分に機能しないことがあり、記録紙は、ロールぐせが
十分にとれずロールぐせが残ったまま搬送されてしまう
ことになる。特に、ロール径が大きい最初のうちはよい
が、ロール径が小さくなる後半はどカール取りローラが
機能しにくくロールぐせが残りやすかった。
そしてこのような場合、記録紙先端が自由端となってプ
ラテンローラとサーマルヘッド間に搬送されると、記録
紙は、残存するロールぐせが原因となってジャムしやす
く正常に搬送されなくなる。
そしてこのような事態は従来例えば、記録紙の所定サイ
ズ−ぽいに画像記録を可能とする開発技術の場合等にお
いて特に問題となっていた。
従来はこのような点が指摘されていた。
本発明は、このような実情に鑑みなされたものであって
、検出されたロール径に応じて、サーマルヘッドの移動
機構を制御してサーマルヘッドの退避量を適宜変えるこ
とにより、記録紙がジャムすることなく安定して搬送さ
れる、画像記録装置を提案することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 この目的を達成する本発明の技術的手段は、次のとおり
である。
この画像記録装置では、搬送される記録紙を介しプラテ
ンローラにサーマルヘッドが加熱圧接され、記録紙に画
像が記録される。
又この画像記録装置は、ロール状からシート状に巻き戻
されて搬送される該記録紙と、ロール状記録紙のロール
径を検出する検出手段と、上記プラテンローラに対し上
記サーマルヘッドを圧接および退避させる移動機構とを
有してなる。
そして非記録時、少なくとも該記録紙の先端が上記プラ
テンローラとサーマルヘッド間に搬送された時、上記検
出手段にて検出されたロール径に基づき上記移動機構が
制御され、サーマルヘッドが、上記検出手段にて検出さ
れたロール径に応じた退避位置をとるようになっている
「作  用」 本発明に係る画像記録装置は、このような手段よりなる
ので次のごとく作用する。
記録紙は、ロール状からシート状に巻き戻されて搬送さ
れる。そして記録時には、サーマルヘッドが移動機構に
よりプラテンローラに加熱圧接され、記録紙に画像が記
録される。
又非記録時には、サーマルヘッドが移動機構によりプラ
テンローラから圧接解除され退避位置をとる。その際、
検出手段にて検出されたロール径に基づき移動機構が制
御されるので、サーマルヘッドは、退避量が適宜変化し
、上記ロール径に応じた退避位置をとる。
そこで非記録時、少なくとも先端が自由端となってプラ
テンローラとサーマルヘッド間に搬送された時、記録紙
は、ロール径次第特にロール径が小さくなるほどロール
ぐせが残存しやすくなるが、必要に応じ中途退避位置を
取るサーマルヘッドにて直接、あるいはインクボンを介
してガイドされるので、記録紙はジャムすることなく安
定して搬送される。
「実 施 例」 以下本発明を、図面に示すその実施例に基づいて詳細に
説明する。
まずその構成等について熱転写記録装置の概要インクリ
ボン サーマルヘッドユニット、サーマルヘッドの位置
決め、検出手段と移動機構等の順に説明する。
熱転写記録装置の概要については次のとおり。
第1図は、本発明の実施例を示す正面説明図である。こ
の熱転写記録装置は、画像記録装置の1例であり、搬送
される記録紙PとインクリボンRを介しプラテンローラ
1にサーマルヘッド2が加熱圧接され、記録紙Pにイン
クリボンRの複数色のインクが戻し方式で面順次に熱転
写され、カラー画像が記録される。
これらについて詳述すると、装置本体の中央にはプラテ
ンローラ1が配され、このプラテンローラ1に対向位置
しインクリボンRと記録紙Pを介し圧接離反可能にサー
マルヘッド2が配されている。又装置本体の一端には記
録紙ロール3が配され、未使用のロール紙たる記録紙P
が巻かれている。そして記録紙Pの供給側から排紙側に
かけては、その搬送経路を形成すべく順にかつ各々の軸
を平行に、記録紙ロール3、カール取りローラ4、記録
紙ガイドローラ5、グリップローラ6とその従動ローラ
7、第1図中では搬送経路から大きく離反した状態のリ
ボン剥離ガイド8、プラテンローラ1と図中では搬送経
路およびプラテンローラ1から大きく離反したサーマル
ヘッド2、テンションローラ9とその従動ローラ10、
記録紙カッター11等が配されている。12は、これら
の間に適宜設けられた記録紙ガイド板である。このよう
な搬送経路により記録紙Pは、−旦図示A方向に送り出
された後、逆方向たる図示B方向とA方向間で複数回繰
り返し往復搬送され、その間B方向へ戻されつつ熱転写
が行われ、事後六方向に送られて排紙される。
これらについて詳述すると、まずこの熱転写記録装置で
は、記録紙Pとして、記録紙ロール3に巻かれロール状
からシート状に巻き戻されて送り出されるロール紙が使
用されている。そしてロール状の記録紙Pは、最初はど
そのロール径が大きく、使用が進んだ後半はどそのロー
ル径が小さくなって行く。
次にシート状に巻き戻されて送り出された記録紙Pは、
グリップローラ6により搬送されるようになっている。
すなわちグリップローラ6は、ステッピングモータ等の
駆動源により正逆に回転駆動され、圧接されたその従動
ローラ7との間で記録紙Pを挾み付け、これをA方向と
B方向とに往復搬送する。そして記録紙Pの搬送経路中
このグリップローラ6のトルクが最も高く設定され、記
録紙Pの搬送量を決定する唯一の基準となっている。又
そのグリップ力を向上しスリップ等を防止して記録紙P
の搬送を精度高く行うべく、グリップローラ6はその表
面の摩擦係数が高く設定され、具体的には金属ローラの
表面にブラスト加工を施− し粗くしたもの、ローラの表面にセラミックス微粒子を
溶射又は接着したもの、等々が用いられる。
従動ローラ7としてはゴムローラが用いられる。
プラテンローラ1は、ドラム状をなし、このようなグリ
ップローラ6と従動ローラ7による記録紙Pの往復搬送
に従動して、正逆に回転可能となっている。すなわち、
このプラテンローラ1は回転駆動されず、まず記録紙P
の六方向への搬送時つまり記録紙Pが送られる非熱転写
時には、図中時計方向に完全にフリーな状態で回転自在
となる。
又記録紙PのB方向への搬送時つまり記録紙Pが戻され
る熱転写時には、図中反時計方向に回転可能であるもの
の例えば0.2kgc+++程度の負荷が働き、搬送さ
れる記録紙Pにブレーキ的な軽いバックテンションを与
えるようになっている。この負荷手段としては、例えば
プラテンローラ1の軸に、マグネッ!・パウダ式等のト
ルクリミッタとワンウェイクラッチ(図示せず)を付設
する構成が採用されている。
テンションローラ9は、圧接されたその従動口−ラ10
との間で記録紙Pを挾んで熱転写時に記録紙Pに対して
テンションを与え、しわや色ずれの発生を防止すべく張
りを付与している。テンションローラ9としては例えば
ゴムローラが用いられ、記録紙Pの転写面に接触する側
の従動ローラ10には金属ローラが用いられる。
すなわちテンションローラ9は、まず記録紙Pが六方向
に搬送される非熱転写時には、ワンウェイクラッチ(図
示せず)を介し駆動源に接続され、前述のグリップロー
ラ6よりも低いトルクで時計方向に回転駆動される。つ
まりテンションローラ9のトルクは、搬送される記録紙
Pをたるませない程度、グリップローラ6とその従動ロ
ーラ7間で記録紙Pを滑らせない程度に設定され、かつ
テンションローラ9の表面周速度は、グリップローラ6
の表面周速度より若干速く設定されている。
又記録紙PがB方向に搬送される熱転写時には、テンシ
ョンローラ9は、前記ワンウェイクラッチの作用により
駆動源とは遮断されるとともに、前述のプラテンローラ
1におけると同様に、トルク0 リミッタ等の作用により図中反時計方向に回転可能であ
るものの一定の負荷が働き、搬送される記録紙Pにブレ
ーキ的な軽いバックテンションを与えるようになってい
る。
供給巻取りロールたる記録紙ロール3は、非熱転写時に
は図中反時計方向にフリーな状態で回転自在となり、又
熱転写時には記録紙Pをたるませない程度のトルクつま
りグリップローラ6よりも遥かに低い設定トルクで、ト
ルクリミッタ等を介し駆動源にて時計方向に回転駆動さ
れ、記録紙Pを巻き取る。又記録紙ロール3の直後に配
されたカール取りローラ4は、固定式のものよりなり、
記録紙Pとしてロール紙が使用されていることに伴い、
そのカール取りを行うべく設けられている。
しかしながら、ロール径が小さい場合には、このカール
取りローラ4を通過しても記録紙Pにロールぐせが残っ
た状態で搬送されてしまうことになる。
ところでこの熱転写記録装置は、記録紙Pの例えばA3
等の所定サイズ−ぽいに画像の熱転再記録を可能とすべ
く、次のようになっている。
すなわちこの熱転写記録装置では、戻し方式で面順次に
インクリボンRのインクの熱転写が行われるが、係る熱
転写を記録紙Pの先端PI  (送り方向たるA方向で
の意味であり戻し方向たるB方向では後端に相当する)
付近まで実施可能とするため、記録紙Pは、その先端P
、がテンションローラ9を通過し外れた後も更にB方向
に戻され、プラテンローラ1とサーマルヘッド2間で熱
転写が続けられるようになっている。もって記録紙Pは
、テンションローラ9とプラテンローラ1間相当部分が
未熱転写部分として残ることなく、所定サイズ−ぽいま
で広い面積で画像の熱転写記録が可能となる。なおこの
ようにして1色の熱転写が行われた後も、記録紙Pは、
その先端P、がプラテンローラ1とサーマルヘッド2間
の熱転写位置より若干B方向に位置するまで更に戻され
て、インクリボンRと剥離される。しかる後記録紙Pは
、次の色の熱転写に備え再び逆のA方向に送られ、その
先端P、がプラテンローラ1とサーマルヘラ2 ド2間に搬送されるようになる。
熱転写記録装置は、このようになっている。
次にインクリボンRについて述べる。
熱転写記録装置において用いられるインクリボンRは、
記録紙P等とほぼ同幅のフィルムシート状をなし、顔料
系の熱溶融性又は染料系の熱昇華性のソリッドインクが
、イエロー、マゼンタ、シアンの3原色の順序で、一定
長さ毎に繰り返し塗布されている。
インクリボンRの搬送系は、第1図中に示したごとく供
給側から巻取り側にかけ、リボン供給ロール13、リボ
ンガイドローラ14、リボンガイドローラ15、リボン
位置検出センサ16、ピンチローラ17とその従動ロー
ラ18、リボン巻取りロール19等が、順にかつ各々の
軸を平行に配されている。そして前述の記録紙ロール3
側にリボン巻取リロール19が、又記録紙カッター11
側にリボン供給ロール13が配され、インクリボンRは
、図示C方向に搬送され、リボンガイドローラ14から
リボンガイドローラ15に至る際、13 前述のプラテンローラ1とサーマルヘッド2間に導かれ
る。
これらについて詳述すると、インクリボンRはピンチロ
ーラエフにより搬送され、リボン供給ロール13から供
給されてリボン巻取りロール19に巻取られる。すなわ
ちピンチローラ17は、駆動源により図中時計方向に回
転駆動され、圧接されたその従動ローラ18との間でイ
ンクリボンRを挾み付け、そのグリップ力によりインク
リボンRをC方向に搬送する。従動ローラ18は、イン
クが塗布されたインクリボンRの転写面側に圧接される
ローラであり、金属ローラが用いられている。
リボン供給ロール13には未使用のインクリボンRが巻
かれており、このリボン供給ロール13は、図中反時計
方向に回転可能であるものの一定の負荷が働き、供給さ
れるインクリボンRに軽いブレーキを与えるようになっ
ている。つまりリボン供給ロール13は、付設された負
荷手段によりピンチローラ17等との間でインクリボン
Rに張4 力を加え、必要以上の繰り出し・供給を防止している。
又リボン巻取りロール19には、熱転写後リボン剥離ガ
イド8にて記録紙Pと剥離され、使用済となったインク
リボンRが巻取られる。すなわちリボン巻取りロール1
9は、駆動源によりトルクリミッタ等を介し図中反時計
方向に回転駆動されるが、その設定トルクは、ピンチロ
ーラ17のトルクよりは遥かに低く規制され、熱転写さ
れる画像へ悪影響を与えないようになっている。
インクリボンRは、このようになっている。
次にサーマルヘッドユニット20について述べる。
第2図は、この熱転写記録装置のサーマルへラドユニッ
ト20.移動機構21等を示す、要部の正面説明図であ
る。第3図はサーマルヘッドユニット20の斜視図であ
る。以下第1図に加え、これら第2図、第3図をも参照
しつつ説明する。
まず装置本体には、前述の記録紙Pおよびインクリボン
Rの搬送系と同軸方向にユニット支持軸22が取り付け
られ、このユニット支持軸22は、5 軸方向に不動であるとともに軸を中心に正逆に回転可能
となっている。又23は装置本体に設けられたユニット
支持フレームであり、このユニット支持フレーム23に
はブラケット24が固設されている。
そしてサーマルヘッドユニット20ば、プラテンローラ
1に対向位置するサーマルヘッド2と、サーマルヘッド
2が取り付は固定され略長板状をなすヒートシンク部2
5と、ヒートシンク部25の一側中央にユニット支持軸
22と直交する方向で固定された軸受26と、軸受26
とユニット支持軸22間に取り付けられた継ぎ軸27と
、ヒートシンク部25の他側およびユニット支持軸22
間に配され折曲形成された圧板部28と、圧板部28か
ら突設され後述の移動機構21のカム29に圧接される
対向ローラ30と、圧板部28およびブラケット24間
に介装された第1スプリング31と、圧板部28および
ヒートシンク部25間に介装された第2スプリング32
と、軸受26およびユニット支持軸22間に介装された
第3スブ6 リング33等を備えてなる。
これらについて詳述すると、まずサーマルヘッド2には
発熱抵抗体たる発熱素子が多数ライン状に設けられ、各
ドツト単位で選択的に通電加熱され、この通電加熱は、
熱転写時に送出される3原色毎の色相画像情報たる単色
成分データに基づき行われる。そしてサーマルヘッド2
は後述のごとく、移動機構21のカム29の回転に基づ
き、熱転写時にはプラテンローラ1に圧接され(第2図
参照)、非熱転写時には圧接を解除されて離反し所定退
避量の退避位置をとる(例えば第1図参照)。
サーマルヘッド2が保持されたヒートシンク部25は、
ユニット支持軸22に平行に配され略長板状をなし放熱
フィンを備え、その−側にて、軸受26.継ぎ軸27.
第3スプリング33等を介しユニット支持軸22に連結
されている。もってヒートシンク部25は、回転可能な
ユニット支持軸22により、これを支点として揺動可能
に保持されてなる。ヒートシンク部25の他側には、略
下方つまり記録紙Pの搬送経路側に向はリボン剥7 離ガイド8が突設され、又略側方つまりこれと直交する
方向に突片34が形成され、かっ略下方っまり圧板部2
8の頂面35との間に第2スプリング32が介装されて
いる。
圧板部28は、頂面35と基部36と端部37とを備え
てなる。すなわち圧板部28は、第1スプリング31が
ブラケット24との間に介装されかつ対向ローラ30が
突設保持された頂面35と、頂面35の=側に二股状に
一体設されユニット支持軸22に回転可能に取り付けら
れた基部36と、頂面35の他側から下方に折曲形成さ
れヒートシンク部25の突片34を係止可能な端部37
とを備えている。
さてそこでこのサーマルへラドユニット20全体は、ユ
ニット支持軸22を中心に、移動機構21のカム29の
回転と第1スプリング31の引張力とに基づき、往復揺
動変位するようになっている。すなわちサーマルヘッド
ユニット20は、まずそのヒートシンク部25が継ぎ軸
27等にてユニット支持軸22に連結されユニット支持
軸228 を中心に揺動変位可能となり、かつ第1スプリング31
の引張力により対向ローラ30がカム29に常時圧接さ
れ、更に第1スプリング31の引張力により圧板部28
.その端部37.これに係止される突片34を介しヒー
トシンク部25等が持ち上げ可能とされ、もってカム2
9の回転に追従して往復揺動変位するようになっている
。そして係るサーマルヘッドユニット20の往復揺動変
位に伴い、そのヒートシンク部25に固定されたサーマ
ルヘッド2が、プラテンローラ1に対し圧接離反される
吊りスプリングたる第1スプリング31は、サーマルヘ
ッドユニット20全体を持ち上げ可能であるとともに、
対向ローラ30をカム29に所定の反力で圧接せしめ、
もってサーマルヘッド2の位置を保証すべく機能し、こ
れらに足る引張力を備えてなる。このとき、サーマルヘ
ッドユニ・シト20全体の重量を鑑みると、この引張力
はかなり強力なものが必要となるが、サーマルヘッド2
のプラテンローラ1への圧接時においては(第2図参照
)、そのままではカム29のカム軸38に対し過度の反
力がかかり、カム軸38がたわむおそれがある。そこで
図示例にあっては、ユニット支持軸22を中心として継
ぎ軸27の軸受26とは反対側の他端にバランスウェイ
ト39が取り付けられ、このバランスウェイト39によ
り、第1スプリング31に掛るサーマルヘッドユニット
20の重量が軽減される。従って、第1スプ、リング3
1の引張力を強力にする必要がなくなり圧接時のカム軸
38のたわみを防止できる。
又圧接用の第2スプリング32は、サーマルヘッド2の
プラテンローラ1への圧接に際し、カム29の回転に基
づき圧板部28とヒートシンク部25間で圧縮される。
そして例えば3kgから4kg程度の弾発力により、サ
ーマルヘッド2をプラテンローラ1に適度に圧接させる
べく機能する。
サーマルヘッドユニット20は、このようになっている
次にサーマルヘッド2の位置決めについて述べる。
0 このサーマルへラドユニット20では第3スプリング3
3が、継ぎ軸27にユニット支持軸22と軸受26間で
圧縮状態で巻かれ、不動なユニット支持軸22に対し軸
受26を所定間隔で保持せしめている。継ぎ軸27には
、軸受26を介した一端に調整ねじ40が取り付けられ
ている。
そして更に、位置決め板41が軸受26とユニット支持
軸22間に設けられてなる。すなわち位置決め板41の
折曲された一端は、軸受26と調整ねじ40間に介装固
定され、位置決め板41の他端は、2個の長穴42を介
しそれぞれねじ43にてユニット支持軸22に固定され
る。つまり第3図に示すごとく位置決め板41の他端に
は、長穴42がユニット支持軸22と直交する方向で長
目に形成され、又これらの長穴42間には基準長穴44
がこれらに平行でかつ同様に長目に形成されている。こ
の基準長穴44には位置目盛45が付され、基準長穴4
4を介し視認可能なユニット支持軸22上には基準マー
ク46が付されている。
又これらが一側中央近傍に配された略長板状のヒ1 −トシンク部25の一側両端には、それぞれねし受部材
47が設けられ、これと対向してユニット支持軸22側
には取付リング48が設けられ、ねじ受部材47と取付
リング48はそれぞれ微調ねじ49にて連結されている
ところでサーマルヘッド20発熱素子が熱転写時にプラ
テンローラ1に正確に圧接すべく、サーマルヘッドユニ
ット20を組立て位置決めすることは、−船釣には容易
でない。これに対し図示例では上述の構成よりなるので
、サーマルヘッドユニット20の組立時には、まず大体
の粗い位置決めを行ってから微調整とずれ調整を行うこ
とにより、サーマルヘッド2は正確かつ容易に位置決め
されるようになっている。
すなわち組立時には、まず調整ねじ40を正逆に回すこ
とにより、第3スプリング33が伸縮して、軸受26と
ユニット支持軸22間の間隔が適宜調整され、もってヒ
ートシンク部25を介しサーマルヘッド2のプラテンロ
ーラ1に対する位置が変化する。そしてこれは、調整ね
じ40を回す2 と位置決め板41が移動し、その基準長穴44の位置目
盛45が不動の基準マーク46に対し移動するので、こ
れを読み取って参照しその相対的な位置ずれを確認しつ
つ行われる。このようにしてザーフルヘッドユニット2
0の組立時には、まず調整ねじ40により、サーマルヘ
ッド2の発熱素子が熱転写時にプラテンローラ1に圧接
すべ(、大体の粗い位置設定か行われる。
しかる後、両微調ねじ49を必要に応じ正逆に回すこと
により、軸受26つまりヒートシンク部25とユニット
支持軸22間の間隔(つまり第1図、第2図上左右方向
の両者の距離)が更に微調整されるとともに、ヒートシ
ンク部25をユニット支持軸22に対し平行とすべく(
第3図参照)、左右のずれが調整される。このように組
立時には次に、微調ねし49により、サーマルヘッド2
の発熱素子が熱転写時にプラテンローラ1に正確に圧接
すべく、微調整とずれ調整が行われる。
なおそれから、位置決め板41が長穴42を介しねじ4
3にてユニット支持軸22に固定される3 ので、事後振動等により調整ねじ40が緩むようなこと
があっても、ヒートシンク部25そしてサーマルヘッド
2の上述による位置決めは安定的に保持される。図示例
ではこのようにして、サーマルヘッド2が正確かつ容易
に位置決めされる。
サーマルヘッド2の位置決めは、このようになっている
次に検出手段と移動機構21について述べる。
第4図は移動機構21の側面図であり、第11図は検出
手段たるエンコーダ50等の正面説明図であり、以下第
1図、第2図に加えこの第4図第11図をも参照して説
明する。この熱転写記録装置は更に、ロール状記録紙P
のロール径を検出する検出手段と、プラテンローラ1に
対しサーマルヘッド2を圧接および退避させる移動機構
21とを有してなる。そして非熱転写時、少なくとも記
録紙Pの先端P1がプラテンローラ1とザーフルヘッド
2間に搬送された時、検出手段にて検出されたロール径
に基づき移動機構21が制御され、サーマルヘッド2が
、記録紙PをインクリボンR4 を介してガイド可能な中途退避位置D(後述の第9図、
第10図参照)を含む退避位置をとるようになっている
これらについて詳述すると、まず検出手段としては例え
ばエンコーダ50が用いられる。すなわち図示例では、
記録紙Pがロール状に巻かれた記録紙ロール3にはエン
コーダ50のディスク50゜が同軸に連結され、このデ
ィスク50.に対向して発受光部50□が配されてなる
。そして記録紙ロール3つまりロール状の記録紙Pの回
転に伴い、エンコーダ50がその回転数に比例したパル
スを発生し、これを後述のマイクロコンピュータ5Bに
入力することにより、その時点における記録紙Pのロー
ル径が検出される。
なお検出手段は、このような図示側以外にもその他各種
方式の採用が考えられる。例えば、記録紙ロール3にロ
ール状に巻かれた記録紙Pの側面に対向して、径方向に
直線的に反射型フォトセンサを複数偏置しておくと、そ
れぞれの光路の開閉に基づき、その時点における記録紙
Pのロール径5 C,A が段階的つまりデジタル的に検出される。更に例えば、
検出レバーの一端をロール状に巻かれた記録紙P上に常
時圧接させ、支点を介しこの検出レバーの他端を摺動子
とし、この摺動子を対向配設された固定子に摺接させる
ポテンショメータ方式により、これらの接点位置に応じ
た抵抗値の変化に基づき、その時点における記録紙Pの
ロール径を検出するようにしてもよい。
次に移動機構21は、ギャードモータ等の駆動源51と
、これに一端が連結されたカム軸38と、カム軸38の
他端を保持すべく側フレーム52に設けられた軸受部5
3と、カム軸38に固定されたカム29と、カム軸38
の他端近くに並んで固定された第1検出板54および第
2検出板55と、第1検出板54および第2検出板55
にそれぞれ対応した位置をとり側フレーム52に保持さ
れた第1フオトセンサ56および第2フオトセンサ57
と、マイクロコンピュータ58等を備えてなる。
カム29は、円板状をなしカム軸38に偏心して固定さ
れ、前述のサーマルヘッドユニット206 の対向ローラ30に圧接されてなる。そこでカム軸38
およびカム29が回転すると、これに案内されて対向ロ
ーラ30が往復従動しサーマルヘッドユニット20が往
復揺動変位し、もってサーマルヘッド2が、下降した圧
接位置E(第2図参照)、上昇退避した最大退避位WF
(第1図参照)、その中間の中途退避位置D(後述の第
9図等参照)を、順次とるようになる。
つまり偏心したカム29の径大部が対向ローラ30に圧
接した際は、サーマルへラドユニット20の各部材に押
圧力が加わり押し下げられ、サーマルヘッド2は、圧接
位iEをとってプラテンローラ1に圧接する(第2図参
照)。又カム29の径小部が対向ローラ30に圧接した
際は、サーマルヘッドユニット20の各部材が第1スプ
リング31の引張力にて大きく持ち上げられ、サーマル
ヘッド2は、プラテンローラ1から大きく上昇退避した
最大退避位置Fをとる(第1図参照)。更にカム29の
中間部が対向ローラ30′に圧接した際は、サーマルヘ
ッドユニット20の各部材が若7 干持ち上げられ、サーマルヘッド2は、圧接位置Eと最
大退避位置Fの中間の中途退避位置りをとる(第9図等
参照)。この中途退避位置りにおいてサーマルヘッド2
は、インクリボンRを介し、カールしたロールぐせの残
存する記録紙Pの先端P1をガイド可能となる。
第1検出板54は半円状をなし、カム軸38によりカム
29と同期連動して回転する。そして、サーマルヘッド
2に圧接位iEおよび最大退避位置Fをとらしめるカム
29の回転位置に対応した第1検出板54の位置が、第
1フオトセンサ56により検出される。又第2検出板5
5ば円板状をなし、カム軸38によりカム29と同期連
動して回転する。そして、サーマルヘッド2に中途退避
位置りをとらしめるカム29の回転位置に対応して、第
2検出板55には1個の切り欠き59が形成され、この
切り欠き59が第2フオトセンサ57にて検出される。
マイクロコンピュータ58には、エンコーダ50、第1
フォトセンサ56.第2フォトセンサ58 7、その他からの検出信号が入力され、これらに基づき
駆動源51に対し適宜そのオンオフ信号が出力される。
なおロール径に基づく移動機構21の制御、つまりサー
マルヘッド2の退避量を適宜設定しサーマルヘッド2が
中途退避位置りおよび最大退避位置Fを適宜とるように
することは、非熱転写時において、記録紙Pの自由端と
なった先端P、がプラテンローラ1とサーマルヘッド2
間の熱転写位置に搬送された時に行われれば十分であり
、他の非熱転写時はサーマルヘッド2が最大退避位置F
をとるようにしてもよい。
検出手段と移動機構21は、このようになっている。
以上が構成等の説明である。
以下動作等について説明する。
第5図、第6図、第7図、第8図、第9図、第I0図は
、この実施例の動作の各段階を示す、正面説明図であり
、以下これらの図面をも参照して説明する。この熱転写
記録装置は、次の(1)初期段階、(2)最初の送り段
階、(3)熱転写段階、(4)剥離段9 階、(5)次の送り開始段階、(6)次の送り段階、(
7)排紙段階等を辿り動作する。以下これらの各段階に
ついて説明する。
(1)初期段階 第5回は、記録紙Pが記録紙カッター11まで送られて
セットされている初期段階を示す。すなわちこの段階で
は、まずサーマルヘッド2は最大退避位置Fに位置して
おり、移動機構21はオフしサーマルヘッドユニット2
0も停止しサーマルヘッド2は最大退避位置Fを保持す
る。なお、初期段階のセットに際して記録紙Pは、グリ
ップローラ6の時計方向への回転駆動により、記録紙ロ
ール3からシート状に巻き戻され送り出されて、プラテ
ンローラ1を経て更にA方向に搬送され、記録紙カッタ
ー11を少し通過した所まで送られると停止、切断され
て、その先端P1までの長さがそろえられる。インクリ
ボンRは、リボン供給ロール13からピンチローラ17
の時計方向への回転駆動によりC方向に前送りされ、か
つリボン位置検出センサ16にてその送りがチエツクさ
れ0 て、第1色目のインクたるイエローのインクがプラテン
ローラ1(!−サーフルヘッド2間の熱転写位置に至る
と停止し、頭出しが行われる。
(2)最初の送り段階 第6図は、記録紙Pが更に送られる最初の送り段階を示
す。すなわち、記録開始指令に応答して、この段階では
、サーマルヘッド2は依然最大退避位置Fをとり、イン
クリボンRも頭出しが完了後停止してその位置を保つ。
そして記録紙Pだけが、更にA方向に記録紙カッターI
Iを通過して搬送され、熱転写位置からその先端P、が
1枚の記録サイズ分だけ送られると、例えばA3サイズ
の場合は420m1Tlだけ送られると停止する。
(3)熱転写段階 第7図は、記録紙Pが戻される熱転写段階を示す。すな
わちこの段階では、移動機構21がオンしカム29が回
転されサーマルヘッドユニット20が揺動変位して、サ
ーマルヘッド2は、先の最大退避位JFから中途退避位
置りを通過して下降し圧接位置Eをとり、インクリボン
Rと記録紙Pこれとともに記録紙Pは、グリップローラ
6が反時計方向に回転駆動されることによりB方向に搬
送され、先の送り方向とは逆方向に戻されて記録紙ロー
ル3に再度巻取られる。又インクリボンRは、ピンチロ
ーラ17が再び時計方向に回転駆動されることにより、
同方向たるC方向に記録紙Pと密接されて前送りされる
。そしてサーマルヘッド2の発熱素子が、イエロー1色
分の単色成分データに基づき選択的に通電加熱され、イ
ンクリボンRに塗布されたイエローのインクが記録紙P
に熱転写されて、イエロー1色分の画像が記録される。
(4)剥離段階 第8図は、インクリボン、Rとの剥離段階を示す。
すなわちこの段階では、サーマルヘッド2は依然圧接位
置Eにあり通電は停止され、第1色目のイエローの熱転
写が終了した記録紙Pは更にB方向に若干搬送され、そ
の先端P、がプラテンローラ1とサーマルヘッド2間の
熱転写位置より更に若32〜 千B方向に至るまで戻されて停止する。これとともにイ
ンクリボンRも更にC方向に前送りされ、リボン剥離ガ
イド8にて記録紙Pと剥離されて、順次使用済部分がリ
ボン巻取りロール19に巻取られた後、停止する。
(5)次の送り開始段階 第9図は、記録紙Pの先端P、がプラテンローラ1とサ
ーマルヘッド2間まで送られる次の送り開始段階を示す
。すなわちこの段階では、記録紙Pは、面順次により次
の第2色目たるマゼンタの熱転写に備えるべく、時計方
向に回転駆動されるグリップローラ6により再びA方向
に送られ、その先端P、が自由端となってプラテンロー
ラlとサーマルヘッド2間へと搬送される。そしてその
際、記録紙Pのロール径が小さい場合にはカール取りロ
ーラ4が十分に機能せず、記録紙Pは、ロールぐせが十
分とれずロールぐせが残ったまま搬送され、残存するロ
ールぐせによりジャムしやすい。すなわち、ロール径が
大きい最初のうちはよいが、ロール径が小さくなり巻き
がきつい後半は3 どカール取りローラ4が機能しにくくなり、搬送される
記録紙Pにロールぐせが残存しやすく、そのままでは先
端Pl等においてジャムしやすい状態となる。
さてここでサーマルヘッド2は、移動機構21がオンし
カム29が回転されサーマルヘッドユニット20が揺動
変位することにより、プラテンローラ1との圧接を解除
され圧接位置Eから退避し始める。そしてその際エンコ
ーダ50にて検出されたロール径に基づき、マイクロコ
ンピュータ58にて移動機構21のカム29の回転量(
回転角)が制御されるので、サーマルヘッド2は、退避
量が適宜変化し、検出されたロール径に応じた退避位置
をとる。
つまり、エンコーダ50にて小さなロール径が検出され
、かつ第2フオトセンサ57が第2検出板55の切り欠
き59を検出すると、マイクロコンピュータ58により
移動機構21がオンしカム29そしてサーマルヘッドユ
ニット20がその位置で停止し、第9図に示すごとく、
サーマルヘン4 ド2は中途退避位置りにて停止する。もって記録紙Pは
、前述によりロールぐせが残存していても、このように
中途退避位iDをとるサーマルヘッド2にてインクリボ
ンRを介しガイドされるので、ジャムしにくく安定して
搬送される。しかもこれらは、簡単な構成により又記録
紙ガイド板12の数も少なくできる等、コスト面に優れ
実現される。
なおこれに反し、エンコーダ50にてまだ大きなロール
径が検出されている場合は、記録紙Pのロールぐせはほ
とんど除去されており、ジャムの懸念もないので、第2
フオトセンサ57が第2検出板55の切り欠き59を検
出しても、マイクロコンピュータ58により移動機構2
1はオフせずカム29がそのまま回転を続け、サーマル
ヘッドユニット20が大きく揺動変位して持ち上げられ
、もってサーマルヘッド2は最大退避位置Fをとること
になる。つまりサーマルヘッド2は、第9図によらず、
圧接位置Eから中途退避位置りを通過して最大退避位置
Fに至って停止し、プラテンローラ1から大きく退避し
てインクリボンR3記録5 紙P等と接触不能となる(第1図等参照)。
(6)次の送り段階 第10図は、記録紙Pの先端PIがテンションローラ9
まで送られた次の送り段階を示す。すなわちこの次の送
り段階では、前述の(2)最初の送り段階に準し記録紙
Pはグリップローラ6にて更にA方向に搬送され、その
先端P、が図示のごとくテンションローラ9まで送られ
た後更に記録紙カッター11を通過し、所定記録サイズ
分だけ送られて停止し、次の第2色目のマゼンタの熱転
写の準備が完了する。
なおこの間、前述によりサーマルヘッド2が、中途退避
位置りを取って停止していた場合には、次のごとくなる
。すなわち、このように記録紙Pが搬送される間、例え
ばグリップローラ6の駆動源たるステッピングモータの
パルスをカウントするパルスカウント方式により、記録
紙Pの搬送量がチエツクされる。そして第10図に示す
ごとく、記録紙Pの先端P、がテンションローラ9とそ
の従動ローラ10間に挾み込まれたことが確認され6 ると、マイクロコンピュータ58により移動機構21が
オンしカム29が回転しサーマルヘッドユニット20が
揺動変位して持ち上げられ、もってサーマルヘッド2は
、中途退避位置りから最大退避位置Fをとって停止する
。これに反し、前述によりサーマルヘッド2が圧接位置
Eから直接既に最大退避位置Fをとって停止していた場
合には、このようなサーマルヘッド2等の動作は不要と
なる。
なおこの段階では、インクリボンRについて次のマゼン
タのインクの頭出しが行われる。
そして事後は、上述した(3)熱転写段階以下の各段階
を繰り返すことにより、第2色目のマゼンタそして第3
色目のシアンの熱転写が、それぞれ同様に行われる。
(7)排紙段階 第3色目のシアンの熱転写が終了してその(6)次の送
り段階に至ると、記録紙Pは、A方向に更に大きく搬送
された後記録紙カッター11にて切断されて排紙される
。例えばA3サイズの場合には、7 記録紙Pの先端P、が記録紙カッター11から420+
nmの位置まで搬送された後、切断が行われる。
なおサーマルヘッド2は、最大退避位置Fをとったまま
停止している。
この熱転写記録装置では、このように各段階を辿ること
により、記録紙PにインクリボンRの3色のインクが面
順次に熱転写されて重ねられ、カラー画像が記録される
以上が動作等の説明である。
「そ の 他」 なお第1に、以上説明した実施例において、サーマルヘ
ッド2の退避量は中途退避位置りと最大退避位置Fの2
段階よりなっていたが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく更に多段としてもよい。例えばエンコーダ50
にて検出されたロール径を2段階ではなく大中小の3段
階に分け、対応してサーマルヘッド2の退避量を、最も
退避量が少ない第1中途退避位置、次に退避量が少ない
第2中途退避位置、そして最大退避位置Fの3段階とす
るようにしてもよい。この場合には、前述8 の第2検出板55には2個の切り欠き59が形成される
。又更に細かく多段とする場合には、対応した複数個の
切り欠き59が形成されるが、これらに代えエンコーダ
を用いてもよい。
第2に、又本発明は、サーマルヘッド2の退避量をこの
ような多段のデジタル式ではなく、はぼアナログ的とす
ることも可能である。例えば第12図は、軸部分を除い
たロール径とサーマルヘッド2の退避量との関係を示す
グラフの1例であり、同図に示すごとく、エンコーダ5
0にて検出されたロール径にほぼアナログ的に対応させ
て、サフルヘッド2を退避させるようにしてもよい。な
おこの場合には、前述の検出板55に代え、より分解能
に優れたエンコーダ等を用いる必要がある。
第3に、これらの各点とも共通するが、サーマルヘッド
2の退避量を細かく設定することにより、必要最小限な
場合のみ退避量を小とし、その他の場合はなるべく退避
量を大とすると、記録紙Pの擦れによる汚れが防止され
るという利点がある。
つまり一般的には、サーマルヘッド2の退避量が9 犬であるほど、記録紙Pが゛不必要にインクリボンR等
に接触せず、その擦れによる汚れが防止されるからであ
る。なお、このようにサーマルヘッド2の退避量を自由
に細かく設定できる前提として、前述の実施例では、サ
ーマルヘッドユニット20が揺動変位可能に保持された
構成よりなる。
第4に、前述の実施例の熱転写記録装置にあっては、3
色のインクが熱転写されてカラー画像が記録されていた
。しかしながら本発明は更に、2色のインクが熱転写さ
れるものであってもよく、更に1色のインクが1回熱転
写されてモノクロ画像が記録されるものであってもよい
第5に、又前述の実施例の熱転写記録装置では、戻し時
に熱転写を行う方式が取られていたので、最初の第1色
目たるイエローの熱転写開始時においては、記録紙Pの
先端P1が自由端となってプラテンローラ1とサーマル
ヘッド2間に搬送されるようなことはなく、もってサー
マルヘッド2の退避量を所定のごとく適宜設定すること
も不要であった。しかしながらこのような方式によらな
い0 場合には、最初の熱転写開始時においても記録紙Pの先
端P、が自由端となってプラテンローラ1とサーマルヘ
ッド2間に搬送されるので、サーマルヘッド2の退避量
を所定のごとく適宜変化させる必要が生じる。
第6に、更に本発明は、前述の実施例のごとくインクリ
ボンRのインクを記録紙Pに熱転写する熱転写記録装置
に限定されず、その他各種の画像記録装置に広く適用さ
れる。例えば、インクリボンRを用いず記録紙Pとして
感熱紙を使用し、係る感熱紙たる記録紙Pを搬送して、
サーマルヘッド2にてプラテンローラ1に加熱圧接する
ことにより、画像が記録紙Pに記録される画像記録装置
にも適用可能である。なお、この場合には、記録紙Pの
先端P1は中途退避位置りに位置決めされるサーマルヘ
ッド2にて直接ガイドされることになる。
「発明の効果」 本発明に係る画像記録装置は、以上説明したごとく、検
出されたロール径に基づき、移動機構を1 制御してサーマルヘッドの退避量を適宜変えることによ
り、次の効果を発揮する。
すなわち、必要に応じサーマルへ・ノドが搬送される記
録紙を直接、あるいはインクリボンを介してガイドする
ので、ロール径が小さい場合に記録紙にロールぐせが残
存していても、ジャムすることな(スムーズに安定して
搬送されるようになる。
このようにこの種従来例に存した問題点が一掃される等
、本発明の発揮する効果は顕著にして大なるものがある
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る画像記録装置の実施例を示す、
正面説明図である。 第2図は、そのサーマルへラドユニット、移動機構等を
示す、要部の正面説明図である。第3図は、サーマルヘ
ッドユニットの斜視図である。第4図は、移動機構の側
面図である。 第5図、第6図、第7図、第8図、第9図、第10図は
、実施例の動作の各段階を示す正面説明図である。そし
て第5図は記録紙が記録紙力・ンタ2 −まで送られた初期段階を、第6図は記録紙が更に送ら
れる最初の送り段階を、第7図は記録紙が戻される熱転
写段階を、第8図はインクリボンとの剥離段階を、第9
図は記録紙の先端がプラテンローラとサーマルヘッド間
まで送られる次の送り開始段階を、第10図は記録紙の
先端がテンションローラまで送られた次の送り段階を、
それぞれ示している。 第11図は、検出手段たるエンコーダ等を示す正面説明
図である。第12図は、ロール径とサーマルヘッドの退
避量との関係を示すグラフである。 1・・・ 2・・・ 21・・・ 50・・・ D・・・ E・・・ プラテンローラ サーマルヘッド 移動機構 エンコーダ(検出手段) 中途退避位置 圧接位置 F・・・最大退避位置 P・・・記録紙 P +−−1先端

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 搬送される記録紙を介しプラテンローラにサーマルヘッ
    ドが加熱圧接され、記録紙に画像が記録される画像記録
    装置であって、 ロール状からシート状に巻き戻されて搬送される該記録
    紙と、ロール状記録紙のロール径を検出する検出手段と
    、上記プラテンローラに対し上記サーマルヘッドを圧接
    および退避させる移動機構とを有してなり、 非記録時、少なくとも該記録紙の先端が上記プラテンロ
    ーラとサーマルヘッド間に搬送された時、上記検出手段
    にて検出されたロール径に基づき上記移動機構が制御さ
    れ、サーマルヘッドが、上記検出手段にて検出されたロ
    ール径に応じた退避位置をとること、 を特徴とする画像記録装置。
JP2747090A 1990-02-06 1990-02-06 画像記録装置 Pending JPH03230987A (ja)

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JP2747090A JPH03230987A (ja) 1990-02-06 1990-02-06 画像記録装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5411339A (en) * 1993-12-09 1995-05-02 Kroy, Inc. Portable printer and cartridge therefor
JP2002234204A (ja) * 2001-02-10 2002-08-20 Sony Corp プリンタ装置
JP2011168001A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Canon Inc 印刷装置、制御方法、プログラム及び記録媒体

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