JPH03229950A - 車両用駆動力制御装置 - Google Patents
車両用駆動力制御装置Info
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- JPH03229950A JPH03229950A JP2580190A JP2580190A JPH03229950A JP H03229950 A JPH03229950 A JP H03229950A JP 2580190 A JP2580190 A JP 2580190A JP 2580190 A JP2580190 A JP 2580190A JP H03229950 A JPH03229950 A JP H03229950A
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- Japan
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- ignition timing
- fuel
- engine
- control
- basic
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- Pending
Links
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Landscapes
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、自動車等の車両用駆動力制御装置に係り、詳
しくは、車両のトラクションコントロルを行う車両用駆
動力制御装置に関する。
しくは、車両のトラクションコントロルを行う車両用駆
動力制御装置に関する。
(従来の技術)
近時、エンジンのみならず車両にもより高い燃料経済性
、運転性が要求される傾向にあり、かかる観点からマイ
クロコンピュータ等を応用して車両の走行制御をより精
密に制御することが行われている。その中でも、車両の
トラクションコントロールシステム(Te3)がン主目
されている。
、運転性が要求される傾向にあり、かかる観点からマイ
クロコンピュータ等を応用して車両の走行制御をより精
密に制御することが行われている。その中でも、車両の
トラクションコントロールシステム(Te3)がン主目
されている。
従来の車両用駆動力制御装置としては、例えば特開昭6
2−214241号公報に記載のものがある。この装置
では、駆動輪および非駆動輪の回転数を検出してタイヤ
−路面間のスリップ率を算出し、そのスリップ率が設定
値より大きいときにはスロットルバルブによりエンジン
への燃料供給量を少なくして駆動力を減少させるととも
に、アクセル操作量に対する目標エンジン出力特性を変
化させることにより、過大な駆動力の発生により車両が
スリップ状態にあるときには駆動力を速やかに減少させ
てスリップを早めに抑え、スリップが収まった後、再び
駆動力を大きくするときには駆動力減少制御中のスリッ
プ率に基づいてアクセル操作量に対する目標エンジン出
力を小さくして駆動力を回復させ、次なるスリップの発
生を効果的に抑制して運転性能を向上させている。
2−214241号公報に記載のものがある。この装置
では、駆動輪および非駆動輪の回転数を検出してタイヤ
−路面間のスリップ率を算出し、そのスリップ率が設定
値より大きいときにはスロットルバルブによりエンジン
への燃料供給量を少なくして駆動力を減少させるととも
に、アクセル操作量に対する目標エンジン出力特性を変
化させることにより、過大な駆動力の発生により車両が
スリップ状態にあるときには駆動力を速やかに減少させ
てスリップを早めに抑え、スリップが収まった後、再び
駆動力を大きくするときには駆動力減少制御中のスリッ
プ率に基づいてアクセル操作量に対する目標エンジン出
力を小さくして駆動力を回復させ、次なるスリップの発
生を効果的に抑制して運転性能を向上させている。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、このような従来の車両用駆動力制御装置
にあっては、スリップ率が設定値より大きいときにはス
ロットルバルブによりエンジンへの燃料供給量を少なく
して駆動力を減少させるとともに、アクセル操作量に対
する目標エンジン出力特性を変化させてトラクションコ
ントロールを行う構成となっていたため、第1にスロッ
トルバルブによるトラクションコントロールではTe3
としての応答性が悪いという問題点があった。
にあっては、スリップ率が設定値より大きいときにはス
ロットルバルブによりエンジンへの燃料供給量を少なく
して駆動力を減少させるとともに、アクセル操作量に対
する目標エンジン出力特性を変化させてトラクションコ
ントロールを行う構成となっていたため、第1にスロッ
トルバルブによるトラクションコントロールではTe3
としての応答性が悪いという問題点があった。
すなわち、従来の構成ではスリップ率が設定値より大き
いとき、スロワ1−ルバルブを閉じて発生トルクを減少
させているが、スロットルバルブを閉じても吸気管の容
積が大きいので、トルク減少に対する応答性が悪い。ま
た、スロットルバルブ開度に対するトルクはノンリニア
で制御性が悪く、高精度の制御ができない。
いとき、スロワ1−ルバルブを閉じて発生トルクを減少
させているが、スロットルバルブを閉じても吸気管の容
積が大きいので、トルク減少に対する応答性が悪い。ま
た、スロットルバルブ開度に対するトルクはノンリニア
で制御性が悪く、高精度の制御ができない。
第2にエンジンの駆動力制御やアクセル操作量に対する
目標エンジン出力特性を変化させるだめの構成が複雑で
、コストアンプになるという問題点があった。例えば、
駆動輪速度センサと従動輪速度センサ(非駆動輪回転数
検出センサ)からの出力信号をTC3制御装置に入力し
、スリップ率が所定値より大きいときはモータを駆動し
てスロットルバルブ(第2のスロットルバルブを設ける
場合もある)を閉して発生トルクを減少させており、ト
ラクションコントロール用に特別のアクチュエータが必
要であることから、必然的にTC3装置は高価なものと
なる。
目標エンジン出力特性を変化させるだめの構成が複雑で
、コストアンプになるという問題点があった。例えば、
駆動輪速度センサと従動輪速度センサ(非駆動輪回転数
検出センサ)からの出力信号をTC3制御装置に入力し
、スリップ率が所定値より大きいときはモータを駆動し
てスロットルバルブ(第2のスロットルバルブを設ける
場合もある)を閉して発生トルクを減少させており、ト
ラクションコントロール用に特別のアクチュエータが必
要であることから、必然的にTC3装置は高価なものと
なる。
一方、ツユニルカットあるいは点火時期制御を行うこと
によってもトラクションコントロールが可能であり、こ
れらによる駆動力制御は応答性の点で上記従来技術より
優れている。トラクションコントロールのためにツユニ
ルカットを行うものとしては、例えば特開平1−130
018号公報に記載のものがあり、点火時期制御を行う
(点火時期のリタード)ものとしては、例えば特開昭6
2−157851号公報に記載のものがある。なお、点
火時期のリタードによるエンジントルク低減量は小さい
ので、点火時期制御を行う場合は通常はツユニルカット
との併用てないと、スリップ防止は難しいと考えられる
。
によってもトラクションコントロールが可能であり、こ
れらによる駆動力制御は応答性の点で上記従来技術より
優れている。トラクションコントロールのためにツユニ
ルカットを行うものとしては、例えば特開平1−130
018号公報に記載のものがあり、点火時期制御を行う
(点火時期のリタード)ものとしては、例えば特開昭6
2−157851号公報に記載のものがある。なお、点
火時期のリタードによるエンジントルク低減量は小さい
ので、点火時期制御を行う場合は通常はツユニルカット
との併用てないと、スリップ防止は難しいと考えられる
。
ところが、この場合は両者の組合せを適切にしないと、
トルクの低減を精密に制御することは難しい。
トルクの低減を精密に制御することは難しい。
(発明の目的)
そこで本発明は、トラクションコントロールのためにツ
ユニルカットを有効に活用し、かつ点火時期制御を相互
に関連を持たせて適切に併用することにより、低コスト
でトラクションコントロールの応答性および性能を高め
ることのできる車両用駆動力制御装置を提供することを
目的としている。
ユニルカットを有効に活用し、かつ点火時期制御を相互
に関連を持たせて適切に併用することにより、低コスト
でトラクションコントロールの応答性および性能を高め
ることのできる車両用駆動力制御装置を提供することを
目的としている。
(課題を解決するための手段)
本発明による車両用駆動力制御装置は上記目的達成のた
め、その基本概念図を第1図に示すように、駆動輪の回
転数を検出する駆動輪回転数検出手段aと、非駆動輪の
回転数を検出する非駆動輪回転数検出手段すと、前記駆
動輪回転数および非駆動輪回転数に基づいてタイヤ−路
面間のスリップ率を演算するスリップ率演算手段Cと、
エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段dと、
エンジンの運転状態に基づいて燃料の基本供給量を演算
する供給量演算手段eと、エンジンの運転状態に基づい
て基本点火時期を設定する点火時期設定手段fと、前記
供給量演算手段eにより演算された基本供給量を、タイ
ヤ−路面間のスリップ率に応じて燃料の供給をカットす
る気筒を徐々に増加させるように補正して車両の駆動力
を制御する供給量制御手段gと、同一条件の燃料供給カ
ット中に、タイヤ−路面間のスリップ率に応じて前記基
本点火時期を遅角補正し、駆動力を制御するとともに、
該遅角補正は、同一条件の燃料供給カプト中での基本点
火時期と遅角補正点火時期状態での各トルク低下量が略
均等になるように制御する点火時期制御手段りと、供給
量制御手段gの出力に基づいてエンジンに燃料を供給す
る燃料供給手段iと、点火時期制御手段りの出力に基づ
いて混合気に点火する点火手段jとを備えている。
め、その基本概念図を第1図に示すように、駆動輪の回
転数を検出する駆動輪回転数検出手段aと、非駆動輪の
回転数を検出する非駆動輪回転数検出手段すと、前記駆
動輪回転数および非駆動輪回転数に基づいてタイヤ−路
面間のスリップ率を演算するスリップ率演算手段Cと、
エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段dと、
エンジンの運転状態に基づいて燃料の基本供給量を演算
する供給量演算手段eと、エンジンの運転状態に基づい
て基本点火時期を設定する点火時期設定手段fと、前記
供給量演算手段eにより演算された基本供給量を、タイ
ヤ−路面間のスリップ率に応じて燃料の供給をカットす
る気筒を徐々に増加させるように補正して車両の駆動力
を制御する供給量制御手段gと、同一条件の燃料供給カ
ット中に、タイヤ−路面間のスリップ率に応じて前記基
本点火時期を遅角補正し、駆動力を制御するとともに、
該遅角補正は、同一条件の燃料供給カプト中での基本点
火時期と遅角補正点火時期状態での各トルク低下量が略
均等になるように制御する点火時期制御手段りと、供給
量制御手段gの出力に基づいてエンジンに燃料を供給す
る燃料供給手段iと、点火時期制御手段りの出力に基づ
いて混合気に点火する点火手段jとを備えている。
(作用)
本発明では、タイヤ−路面間のスリップ率に応じて燃料
の供給をカットする気筒を徐々に増加させるように基本
供給量が補正されるとともに、このとき点火時期も同一
条件の燃料供給カット中に、タイヤ−路面間のスリップ
率に応じて遅角補正されて車両の駆動力が制御される。
の供給をカットする気筒を徐々に増加させるように基本
供給量が補正されるとともに、このとき点火時期も同一
条件の燃料供給カット中に、タイヤ−路面間のスリップ
率に応じて遅角補正されて車両の駆動力が制御される。
そして、両者の補正は相互の関連で発生トルクの低下率
が略均等になるように行われる。
が略均等になるように行われる。
したがって、トラクションコントロールのためにツユニ
ルカットおよび点火時期が有効に活用され、かつ発生ト
ルクの低下率が精密に制御可能で、低コストでトラクシ
ョンコントロールの応答性および性能が高められる。
ルカットおよび点火時期が有効に活用され、かつ発生ト
ルクの低下率が精密に制御可能で、低コストでトラクシ
ョンコントロールの応答性および性能が高められる。
(実施例)
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第2〜8図は本発明に係る車両用駆動力制御装置の一実
施例を示す図である。
施例を示す図である。
まず、構成を説明する。第2図において、1は車両駆動
用のエンジンであり、吸入空気はエアークリーナ2から
吸気管3、スロットルチャンバ4を経てインテークマニ
ホールド5の各ブランチから各気筒に供給され、燃料は
インジェクタ(燃料供給手段)6により噴射されて吸入
空気と混合される。各気筒には点火プラグ7が装着され
ており、点火プラグ7にはディストリビュータ8を介し
てパワートランジスタ9に通電するタイミングで点火コ
イル10からの高圧パルスが供給される。気筒内の混合
気は点火プラグ7の放電によって着火、爆発し、排気と
なって排気管11を通して触媒コンバータ12で排気中
の有害成分を三元触媒により清浄化され、外部に排出さ
れる。エンジン1の動力は変速機13を介して車両の駆
動軸に伝達され、駆動輪を駆動する。
用のエンジンであり、吸入空気はエアークリーナ2から
吸気管3、スロットルチャンバ4を経てインテークマニ
ホールド5の各ブランチから各気筒に供給され、燃料は
インジェクタ(燃料供給手段)6により噴射されて吸入
空気と混合される。各気筒には点火プラグ7が装着され
ており、点火プラグ7にはディストリビュータ8を介し
てパワートランジスタ9に通電するタイミングで点火コ
イル10からの高圧パルスが供給される。気筒内の混合
気は点火プラグ7の放電によって着火、爆発し、排気と
なって排気管11を通して触媒コンバータ12で排気中
の有害成分を三元触媒により清浄化され、外部に排出さ
れる。エンジン1の動力は変速機13を介して車両の駆
動軸に伝達され、駆動輪を駆動する。
吸入空気の流量はエアフローメータ15により検出サレ
、スロットルチャンバ4内のスロツトルバルブ16によ
り制御される。スロツトルバルブ16の全閉位置はスロ
ソトルハルブスイソチ17により検出され、エンジン1
のクランク角はディストリビュータ8に内蔵されたクラ
ンク角センサ18により検出される。エンジン1に発生
するノッキングはノックセンサ19により検出され、冷
却水の温度は水温センサ20により検出される。排気中
の酸素濃度は酸素センサ21により検出され、車速は車
速センサ22により検出される。変速機13の変速位置
はリバーススイッチ23により検出され、変速機13の
ニュー1−ラル位置は二二−トラルスイッチ24により
検出される。車両の駆動輪の回転数は駆動輪速度センサ
(駆動輪回転数検出手段)25により検出され、従動輪
(非駆動輪)の回転数は従動輪速度センサ(非駆動輪回
転数検出手段)26により検出される。触媒コンバータ
12の入口排気温度は触媒入口温度センサ27により検
出され、触媒コンバータ12の触媒床温度は触媒床温度
センサ28により検出される。
、スロットルチャンバ4内のスロツトルバルブ16によ
り制御される。スロツトルバルブ16の全閉位置はスロ
ソトルハルブスイソチ17により検出され、エンジン1
のクランク角はディストリビュータ8に内蔵されたクラ
ンク角センサ18により検出される。エンジン1に発生
するノッキングはノックセンサ19により検出され、冷
却水の温度は水温センサ20により検出される。排気中
の酸素濃度は酸素センサ21により検出され、車速は車
速センサ22により検出される。変速機13の変速位置
はリバーススイッチ23により検出され、変速機13の
ニュー1−ラル位置は二二−トラルスイッチ24により
検出される。車両の駆動輪の回転数は駆動輪速度センサ
(駆動輪回転数検出手段)25により検出され、従動輪
(非駆動輪)の回転数は従動輪速度センサ(非駆動輪回
転数検出手段)26により検出される。触媒コンバータ
12の入口排気温度は触媒入口温度センサ27により検
出され、触媒コンバータ12の触媒床温度は触媒床温度
センサ28により検出される。
なお、31は補助空気制御弁、32はエアレギュレータ
、33はエアコン用および暖房用ソレノイドバルブ、3
4は負圧コントロールバルブ、35はツユ・工0 ルポンプである。
、33はエアコン用および暖房用ソレノイドバルブ、3
4は負圧コントロールバルブ、35はツユ・工0 ルポンプである。
上記各センサ15.17〜28からの信号はコントロー
ルユニット40に入力されており、コントロールユニッ
ト40はスリップ率演算手段、供給量演算手段、点火時
期設定手段、供給量制御手段および点火時期制御手段と
しての機能を有し、主にマイクロコンピュータにより構
成される。コントロールユニット49は入力された各信
号に基づいてエンジンの点火時期制御、燃料供給制御お
よび車両のトラクションコントロールヲ行つ。
ルユニット40に入力されており、コントロールユニッ
ト40はスリップ率演算手段、供給量演算手段、点火時
期設定手段、供給量制御手段および点火時期制御手段と
しての機能を有し、主にマイクロコンピュータにより構
成される。コントロールユニット49は入力された各信
号に基づいてエンジンの点火時期制御、燃料供給制御お
よび車両のトラクションコントロールヲ行つ。
第3図はコントロールユニット40の行う制御のうち点
火時期制御の機能を実現する部分のブロック図である。
火時期制御の機能を実現する部分のブロック図である。
同図において、マルチプレクサ41はタイマ42の動作
によってエアフローメータ15、水温センサ20、酸素
センサ21およびノックセンサ19からの各信号を切り
換えて通過させ、通過したアナログ信号はA/D変換器
43によってデジタル信号に変換された後CPU44に
入力される。一方、クランク角センサ18からの信号は
タイマ45の動作によりカウンタ46によってカウント
され、単位時1 間当たりの入力回数に相当する信号がエンジン回転数信
号としてCPU44に入力される。CPU44はメモリ
47との間で信号を授受し、前記各種信号に基づいて運
転状態に適合した点火時期を演算し、その演算結果を出
力回路48に出力する。出力回路48にはクランク角セ
ンサ18からの基準角度信号も入力され、演算された点
火時期と一致したときにパワートランジスタ9を介して
点火コイル10に点火信号を出力し、これによりディス
I・リビュータ8を介して所定の気筒の点火プラグ7が
放電して混合気に点火される。
によってエアフローメータ15、水温センサ20、酸素
センサ21およびノックセンサ19からの各信号を切り
換えて通過させ、通過したアナログ信号はA/D変換器
43によってデジタル信号に変換された後CPU44に
入力される。一方、クランク角センサ18からの信号は
タイマ45の動作によりカウンタ46によってカウント
され、単位時1 間当たりの入力回数に相当する信号がエンジン回転数信
号としてCPU44に入力される。CPU44はメモリ
47との間で信号を授受し、前記各種信号に基づいて運
転状態に適合した点火時期を演算し、その演算結果を出
力回路48に出力する。出力回路48にはクランク角セ
ンサ18からの基準角度信号も入力され、演算された点
火時期と一致したときにパワートランジスタ9を介して
点火コイル10に点火信号を出力し、これによりディス
I・リビュータ8を介して所定の気筒の点火プラグ7が
放電して混合気に点火される。
上記エアフローメータ15、スロットルハルプスイソチ
17、クランク角センサ18、水温センサ20、酸素セ
ンサ21は運転状態検出手段51を構成し、点火プラグ
7、ディストリビュータ8、パワートランジスタ9およ
び点火コイル10は点火手段52を構成している。
17、クランク角センサ18、水温センサ20、酸素セ
ンサ21は運転状態検出手段51を構成し、点火プラグ
7、ディストリビュータ8、パワートランジスタ9およ
び点火コイル10は点火手段52を構成している。
次に、作用を説明する。
まず、燃料噴射制御を説明すると、検出された吸入空気
iQaとエンジン回転数Nとに基づいて2 基本噴射量Tpを Tp=に−Qa/N −−−一−−■ ただし、K;定数 なる式から演算した後、この基本噴射量Tpを検出され
た冷却水温度と排気中の酸素濃度等に基づいて次式■の
ように補正し燃料噴射量Tiを演算する。
iQaとエンジン回転数Nとに基づいて2 基本噴射量Tpを Tp=に−Qa/N −−−一−−■ ただし、K;定数 なる式から演算した後、この基本噴射量Tpを検出され
た冷却水温度と排気中の酸素濃度等に基づいて次式■の
ように補正し燃料噴射量Tiを演算する。
Ti = Tpx (1+ Krw+ KAS + K
AI + KACCK DEC) X K FC+
T 3−−−−−−−■ただし、KTll;水温増量補
正係数 KA、;始動および始動後増量補正係 数 KAI ;アイドル後増量補正係数 KACC;加速補正係数 に、E、 、減速補正係数 KFC;ツユニルカット補正係数 Ts :ハソテリ電圧補正分 そして、演算された燃料噴射量Tiに対応するパルス信
号をインジェクタ6に出力し、燃料噴射制御を行う。か
かる燃料噴射制御中に第4図のフ3 0−チャートに示す駆動力制御のルーチンが実行される
。
AI + KACCK DEC) X K FC+
T 3−−−−−−−■ただし、KTll;水温増量補
正係数 KA、;始動および始動後増量補正係 数 KAI ;アイドル後増量補正係数 KACC;加速補正係数 に、E、 、減速補正係数 KFC;ツユニルカット補正係数 Ts :ハソテリ電圧補正分 そして、演算された燃料噴射量Tiに対応するパルス信
号をインジェクタ6に出力し、燃料噴射制御を行う。か
かる燃料噴射制御中に第4図のフ3 0−チャートに示す駆動力制御のルーチンが実行される
。
まず、ステップS1で検出された実際のエンジン回転数
N、車速V3p等の各種信号を読込み、ステップS2で
検出されたシフI・段が後退段か否かを判別する。YE
SのときはステップS3に進め、NOのとき、すなわち
シフト段が前進段のときにはステップS8に進む。ステ
ップS3では第2設定回転速度としての後退時の第2燃
料カット回転速度N M A X Rを設定するととも
に、ステップS4で第2設定車両速度としての後退時の
第2燃料カツト車両速度V SPMAXRを設定する。
N、車速V3p等の各種信号を読込み、ステップS2で
検出されたシフI・段が後退段か否かを判別する。YE
SのときはステップS3に進め、NOのとき、すなわち
シフト段が前進段のときにはステップS8に進む。ステ
ップS3では第2設定回転速度としての後退時の第2燃
料カット回転速度N M A X Rを設定するととも
に、ステップS4で第2設定車両速度としての後退時の
第2燃料カツト車両速度V SPMAXRを設定する。
一方、ステップS8では第1設定回転速度としての前進
時の第1燃料カット回転速度N)IAXを設定するとと
もに、ステップS9で第1設定車両速度としての前進時
の第1燃料カツト車両速度V3pMAXを設定する。こ
こでは、第2燃料カット回転速度NMAXRは前記第1
燃料カット回転速度N M A Xより小さくなるよう
に設定され、第2燃料カツト車両速度V SPMAXR
は第1燃料カット車両速度VSP4 MAXより小さくなるように設定されている。
時の第1燃料カット回転速度N)IAXを設定するとと
もに、ステップS9で第1設定車両速度としての前進時
の第1燃料カツト車両速度V3pMAXを設定する。こ
こでは、第2燃料カット回転速度NMAXRは前記第1
燃料カット回転速度N M A Xより小さくなるよう
に設定され、第2燃料カツト車両速度V SPMAXR
は第1燃料カット車両速度VSP4 MAXより小さくなるように設定されている。
ステップS5ではエンジン回転数Nが第2燃料カット回
転速度NMAXRを越えているか否を判別し、YESの
ときはステップS6を通過することなくステップS7に
進み、NOのときはステップS6に進む。ステップS6
では車速VSPが第2燃料カツト車両速度V 5PHA
XRを越えているか否を判別し、YESのときはステッ
プS7に進み、NoのときはステップS12に進む。ス
テップS7ではインジェクタ6の噴射作動を停止して燃
料カットを行う。
転速度NMAXRを越えているか否を判別し、YESの
ときはステップS6を通過することなくステップS7に
進み、NOのときはステップS6に進む。ステップS6
では車速VSPが第2燃料カツト車両速度V 5PHA
XRを越えているか否を判別し、YESのときはステッ
プS7に進み、NoのときはステップS12に進む。ス
テップS7ではインジェクタ6の噴射作動を停止して燃
料カットを行う。
したがって、シフト段が後退段にあるときにはエンジン
回転数Nが第2燃料カット回転速度N M A X R
を越えたとき、あるいは車速VSPが第2燃料カツト車
両速度V 5PHAXRを越えたときに燃料カットが行
われる。一方、シフト段が前進段にあるときには、ステ
ップS10でエンジン回転数Nが第1燃料カット回転速
度NMAXを越えているか否を判別し、YESのときは
ステップS7に進み、NoのときはステップSllに進
む。ステップSllでは車速VSFが第1燃料カツト車
両速度■51、つを越えている5 か否を判別し、YESのときはステップS7に進み、N
oのときはステップ3.12に進む。ステップS12で
は燃料カットを行うことなく、インジェクタ6による燃
料噴射制御を継続させる。したがって、シフト段が前進
段にあるときには、エンジン回転数Nが第2燃料カット
回転速度NMAXRより大きく設定された第1燃料カン
ト回転速度NMAXを越えたとき、あるいは車速VSP
が第2燃料カツト車両速度■、□AXRより大きく設定
された第1燃料カツト車両速度V SPMAXを越えた
ときに燃料カットが行われる。以上のことから、前進段
のときには従来と同様に車両走行の安全性を図れる一方
、通常運転時の車両速度あるいは回転速度が前進段に比
較して低く設定されている後退段においても、車両速度
あるいは回転速度の過度の上昇が有効に抑制され、後退
時の車両走行の安全性を確保できるという本実施例特有
の効果がある。
回転数Nが第2燃料カット回転速度N M A X R
を越えたとき、あるいは車速VSPが第2燃料カツト車
両速度V 5PHAXRを越えたときに燃料カットが行
われる。一方、シフト段が前進段にあるときには、ステ
ップS10でエンジン回転数Nが第1燃料カット回転速
度NMAXを越えているか否を判別し、YESのときは
ステップS7に進み、NoのときはステップSllに進
む。ステップSllでは車速VSFが第1燃料カツト車
両速度■51、つを越えている5 か否を判別し、YESのときはステップS7に進み、N
oのときはステップ3.12に進む。ステップS12で
は燃料カットを行うことなく、インジェクタ6による燃
料噴射制御を継続させる。したがって、シフト段が前進
段にあるときには、エンジン回転数Nが第2燃料カット
回転速度NMAXRより大きく設定された第1燃料カン
ト回転速度NMAXを越えたとき、あるいは車速VSP
が第2燃料カツト車両速度■、□AXRより大きく設定
された第1燃料カツト車両速度V SPMAXを越えた
ときに燃料カットが行われる。以上のことから、前進段
のときには従来と同様に車両走行の安全性を図れる一方
、通常運転時の車両速度あるいは回転速度が前進段に比
較して低く設定されている後退段においても、車両速度
あるいは回転速度の過度の上昇が有効に抑制され、後退
時の車両走行の安全性を確保できるという本実施例特有
の効果がある。
次に、本発明の特徴部分であるトラクションコントロー
ルのルーチンは第5図のフローチャートに従って実行さ
れる。
ルのルーチンは第5図のフローチャートに従って実行さ
れる。
6
まず、ステップ321〜ステツプS27でそれぞれ吸入
空気量Qa、エンジン回転数N、冷却水温Tw、車速V
SP、ノック信号■k、駆動輪速度VDH1従動輪速度
VPWを読込む。次いで、ステップS28で前記■弐に
従って基本噴射量Tp (エンジン負荷に等しい)を
演算し、ステップS29でスリップ率Stを次式■に従
って演算する。
空気量Qa、エンジン回転数N、冷却水温Tw、車速V
SP、ノック信号■k、駆動輪速度VDH1従動輪速度
VPWを読込む。次いで、ステップS28で前記■弐に
従って基本噴射量Tp (エンジン負荷に等しい)を
演算し、ステップS29でスリップ率Stを次式■に従
って演算する。
次いで、ステップS30で基本噴射量Tpおよびエンジ
ン回転数Nをパラメータとして基本点火時期ADVoを
第6図(a)に示すマツプMAPIからルックアップす
る。また、同様にステップS31で基本噴射量Tpおよ
びエンジン回転数Nをパラメータとして第6図(b)に
示すマツプMAP2からトルクが一8%だけ低下する点
火時期(8%トルク点火時期)ADV−、をルックアッ
プし、ステップS32で基本噴射量Tpおよびエンジン
回転数Nをパラメータとして第6図(C)に示すマツプ
MAP3からトルクが一托%だけ低下する点7 火時期(−16%トルク点火時期) A D V−1,
をルックアンプする。次いで、ステップS33でノック
信号Vkよりノッキングの発生を判定し、ステップS3
4でスリップ率SLに対応じてSL、〜SL、3と13
レヘルにランク付けをし、ステップS35でスリップ率
SLをランクSLゎと比較する。ランク付けの結果、ス
リップ率SLが大きければステップS50に移り、スリ
ップ率SLが小さければトラクションコントロールの必
要なしと判断してステップS36に進む。
ン回転数Nをパラメータとして基本点火時期ADVoを
第6図(a)に示すマツプMAPIからルックアップす
る。また、同様にステップS31で基本噴射量Tpおよ
びエンジン回転数Nをパラメータとして第6図(b)に
示すマツプMAP2からトルクが一8%だけ低下する点
火時期(8%トルク点火時期)ADV−、をルックアッ
プし、ステップS32で基本噴射量Tpおよびエンジン
回転数Nをパラメータとして第6図(C)に示すマツプ
MAP3からトルクが一托%だけ低下する点7 火時期(−16%トルク点火時期) A D V−1,
をルックアンプする。次いで、ステップS33でノック
信号Vkよりノッキングの発生を判定し、ステップS3
4でスリップ率SLに対応じてSL、〜SL、3と13
レヘルにランク付けをし、ステップS35でスリップ率
SLをランクSLゎと比較する。ランク付けの結果、ス
リップ率SLが大きければステップS50に移り、スリ
ップ率SLが小さければトラクションコントロールの必
要なしと判断してステップS36に進む。
ステップ336ではエンジン回転数Nを高速回転ツユニ
ルカット回転数NMAXと比較する。Y’ESのときは
ツユニルカットするために、ステップS39に移り、N
oのときはステップS37に進む。
ルカット回転数NMAXと比較する。Y’ESのときは
ツユニルカットするために、ステップS39に移り、N
oのときはステップS37に進む。
ステップS37では車速VSPが180Kmより大きい
か否かを判別し、YESのときはやはり同様にツユニル
カットするために、ステップS39に移り、Noのとき
はステップ338に進む。ステップS38ではK F
C−1、0として全気筒共ツユニルカントせずにステッ
プS40に進の、ステップS39ではKFc8 −〇として全気筒共ツユニルカットを行いステップS4
0に進む。ステップS40ではノック信号Vkが判定値
5LELより大きいか否かを判別し、YESのときはノ
ンキング発生と判断してステップS41で基本点火時期
A D V oをβだけ遅角させて最終点火時期ADV
を決定する。NoのときはステップS42で基本点火時
期ADV、をそのまま最終点火時期ADVとして決定す
る。次いで、ステップS43で前記0式から燃料噴射量
Tiを演算し、ステップS44でこの値Tiをレジスタ
にセットするとともに、ステップS45で最終点火時期
ADVの値をレジスタにセットしてルーチンを終了する
。
か否かを判別し、YESのときはやはり同様にツユニル
カットするために、ステップS39に移り、Noのとき
はステップ338に進む。ステップS38ではK F
C−1、0として全気筒共ツユニルカントせずにステッ
プS40に進の、ステップS39ではKFc8 −〇として全気筒共ツユニルカットを行いステップS4
0に進む。ステップS40ではノック信号Vkが判定値
5LELより大きいか否かを判別し、YESのときはノ
ンキング発生と判断してステップS41で基本点火時期
A D V oをβだけ遅角させて最終点火時期ADV
を決定する。NoのときはステップS42で基本点火時
期ADV、をそのまま最終点火時期ADVとして決定す
る。次いで、ステップS43で前記0式から燃料噴射量
Tiを演算し、ステップS44でこの値Tiをレジスタ
にセットするとともに、ステップS45で最終点火時期
ADVの値をレジスタにセットしてルーチンを終了する
。
したがって、スリップ率SLが小さいときはトラクショ
ンコントロールが行われず、エンジン回転数Nが高速回
転ツユニルカット回転数NMAXを越えた場合および車
速VSI’が180Kmを越えた場合にツユニルカット
が行われる。その結果、過回転やオーバ車速が避けられ
、安全性が確保される。また、ノッキングが発生したと
きは基本点火時期ADV、がβだけ遅角させられてノン
キング9 の抑制が行われる。
ンコントロールが行われず、エンジン回転数Nが高速回
転ツユニルカット回転数NMAXを越えた場合および車
速VSI’が180Kmを越えた場合にツユニルカット
が行われる。その結果、過回転やオーバ車速が避けられ
、安全性が確保される。また、ノッキングが発生したと
きは基本点火時期ADV、がβだけ遅角させられてノン
キング9 の抑制が行われる。
一方、ステップS35でスリップ率St、が大きいと判
断したときは、ステップS46でそのときのスリップラ
ンクSunに応じて燃焼制御レベルCL、lを設定する
。この設定は、第7図に示すように気筒別に定められた
条件でツユニルカットを行うか否か、および点火時期の
補正値が決められており、点火時期は基本値ADV、
、8%のトルク低減を行うADV−8および16%のト
ルク低減を行うADV−16が第6図(a)、(b)、
(C)に示すように各マツプMAPI、MAP2および
MAP3にそれぞれ格納され、前記ステップ330〜3
3でルックアップしたものである。なお、燃焼制御レベ
ルCL、、における添字nが大きくなる程、低減トルク
は大きくなる。次いで、ステップS47で燃焼fld[
IレベルC上、lに対応した気筒別のツユニルカット制
御の補正(第7図の補正)を行い、ステップS48で同
じく燃焼制御レベルCL、に対応した気筒別の点火時期
の補正(第7図の補正)を行ってステップS44に進む
。
断したときは、ステップS46でそのときのスリップラ
ンクSunに応じて燃焼制御レベルCL、lを設定する
。この設定は、第7図に示すように気筒別に定められた
条件でツユニルカットを行うか否か、および点火時期の
補正値が決められており、点火時期は基本値ADV、
、8%のトルク低減を行うADV−8および16%のト
ルク低減を行うADV−16が第6図(a)、(b)、
(C)に示すように各マツプMAPI、MAP2および
MAP3にそれぞれ格納され、前記ステップ330〜3
3でルックアップしたものである。なお、燃焼制御レベ
ルCL、、における添字nが大きくなる程、低減トルク
は大きくなる。次いで、ステップS47で燃焼fld[
IレベルC上、lに対応した気筒別のツユニルカット制
御の補正(第7図の補正)を行い、ステップS48で同
じく燃焼制御レベルCL、に対応した気筒別の点火時期
の補正(第7図の補正)を行ってステップS44に進む
。
0
したがって、スリップ率SLが大きいときは点火時期の
遅角側tillに力Uえてツユニルカットが気筒別にき
め細かく行われてトルクが低減し、車両の駆動力が制御
される。ここで、トラクションコントロールは、例えは
雪路でのスリップやコーナリングでのドリフトを防止す
るのに大きな効果があり、車両の安全性が保たれる。
遅角側tillに力Uえてツユニルカットが気筒別にき
め細かく行われてトルクが低減し、車両の駆動力が制御
される。ここで、トラクションコントロールは、例えは
雪路でのスリップやコーナリングでのドリフトを防止す
るのに大きな効果があり、車両の安全性が保たれる。
この場合、本実施例ではスリップ率に応じてトルク低減
を徐々に大きくしていくようにツユニルカットと点火時
期との間に密接を関連を持たせているので、トルクの低
下を略均等にすることができ、車両の運転性能を向上さ
せることができる。
を徐々に大きくしていくようにツユニルカットと点火時
期との間に密接を関連を持たせているので、トルクの低
下を略均等にすることができ、車両の運転性能を向上さ
せることができる。
なお、第7図でツユニルカット気筒を#1→#4→#2
→#3の順にしているのは、爆発行程が連続する気筒を
続けてツユニルカットすると、回転変動が大きくなるの
で、なるべくそれを防止するためである。また、通常4
気筒の場合の爆発順は#1→#3→#4→#2である。
→#3の順にしているのは、爆発行程が連続する気筒を
続けてツユニルカットすると、回転変動が大きくなるの
で、なるべくそれを防止するためである。また、通常4
気筒の場合の爆発順は#1→#3→#4→#2である。
したがって、n気筒であればエンジンの燃焼行程に応じ
てツユニルカットを1/nに分割してきめ細かく行うこ
1 とになる。
てツユニルカットを1/nに分割してきめ細かく行うこ
1 とになる。
また、トルク低減を略均等にするために、ツユニルカッ
トでトルクをまず大きく下げ、その中を点火時期の遅角
補正で細かく分けるようにしており、逆にすると、トル
クの低減量を略均等に分けることは難しくなる。例えば
、本実施例では第8図に示すようにツユニルカッ) (
F/C)の気筒数(0〜4)によってトルクを25%ず
つダウンさせ、その中をさらに点火時期の補正により3
つに分けるようにしている。
トでトルクをまず大きく下げ、その中を点火時期の遅角
補正で細かく分けるようにしており、逆にすると、トル
クの低減量を略均等に分けることは難しくなる。例えば
、本実施例では第8図に示すようにツユニルカッ) (
F/C)の気筒数(0〜4)によってトルクを25%ず
つダウンさせ、その中をさらに点火時期の補正により3
つに分けるようにしている。
さらに、本実施例では従来のようなメロン1ヘルバルブ
によって吸入空気の流量を絞るのと異なり、トルク低減
手段が遅れのないツユニルカットや点火時期制御である
ことから、トラクションコントロールの応答性を高める
ことができるとともに、スロツトルバルブに対してツユ
ニルカットと点火時期の組合せであるから、トルクの低
減をリニアに行うことができ、極めて精密な(精度がよ
い)トラクションコントロールを行うことができる。
によって吸入空気の流量を絞るのと異なり、トルク低減
手段が遅れのないツユニルカットや点火時期制御である
ことから、トラクションコントロールの応答性を高める
ことができるとともに、スロツトルバルブに対してツユ
ニルカットと点火時期の組合せであるから、トルクの低
減をリニアに行うことができ、極めて精密な(精度がよ
い)トラクションコントロールを行うことができる。
さらに、本実施例では既設のエンジン燃焼制御2
システムをソフト的に改良することによって上記効果を
得ることができるため、従来に比して極めて低コストで
その目的を達成することができる。
得ることができるため、従来に比して極めて低コストで
その目的を達成することができる。
また、本実施例ではスリップと通常フユエルカノト条件
を満たす状態とが同時に発生したときはステップS35
の判別によりスリップ制御が優先して行われる。したが
って、スリップ制御の優先により、通常のフユエルカソ
トがトラクションコントロールに対して外乱として働く
事態が避けられ、トラクションコントロールの性能を高
めることができるという特有の効果がある。
を満たす状態とが同時に発生したときはステップS35
の判別によりスリップ制御が優先して行われる。したが
って、スリップ制御の優先により、通常のフユエルカソ
トがトラクションコントロールに対して外乱として働く
事態が避けられ、トラクションコントロールの性能を高
めることができるという特有の効果がある。
さらに、本実施例ではスリップとノッキングとが同時に
発生したときはステップS33の判別によりスリップ制
御が優先して行われる。したがって、スリップ制御の優
先により、点火時期がトラクションコントロール用に適
切に補正され、かつノック制御を適切に併せて行うこと
により、トラクションコントロールの性能を高めること
ができるという特有の効果がある。
発生したときはステップS33の判別によりスリップ制
御が優先して行われる。したがって、スリップ制御の優
先により、点火時期がトラクションコントロール用に適
切に補正され、かつノック制御を適切に併せて行うこと
により、トラクションコントロールの性能を高めること
ができるという特有の効果がある。
因みに、ノック制御を優先すると、ノックによ3
る遅角制御は徐々にしか行われず、トルクの低減効果は
少なく、スリップの収束応答性が悪化する。
少なく、スリップの収束応答性が悪化する。
これに対して、本実施例のようにすると、スリップの収
束応答性が向上し、しかもノックが発生していればノッ
クの抑制もできるという効果がある。
束応答性が向上し、しかもノックが発生していればノッ
クの抑制もできるという効果がある。
(効果)
本発明によれば、トラクションコントロールのためにフ
ユエルカソトを有効に活用し、かつ点火時期制御を相互
に関連を持たせて適切に併用しているので、トラクショ
ンコントロールシステムを低コストなものにすることが
できるとともに、トラクションコントロールの応答性、
制御精度および性能を高めることができる。
ユエルカソトを有効に活用し、かつ点火時期制御を相互
に関連を持たせて適切に併用しているので、トラクショ
ンコントロールシステムを低コストなものにすることが
できるとともに、トラクションコントロールの応答性、
制御精度および性能を高めることができる。
第1図は本発明の基本概念図、第2〜8図は本発明に係
る車両用駆動力制御装置の一実施例を示す図であり、第
2図はその全体構成図、第3図はそのコントロールユニ
ットの点火時期制御を行う部分のブロック図、第4図は
その燃料噴射制御のプログラムを示すフローチャート、
第5図はその4 駆動力制御のプログラムを示すフローチャート、第6図
はその点火時期のマツプを示す図、第7図はその燃焼制
御のマツプを示す図、第8図はその燃焼制御の方法を示
す図である。 1・・・・・・エンジン、 3・・・・・・吸気管、 6・・・・・・インジェクタ (燃料供給手段)、 7・・・・・・点火プラグ、 8・・・・・・ディストリビュータ、 9・・・・・・パワートランジスタ、 10・・・・・・点火コイル、 11・・・・・・排気管、 12・・・・・・触媒コンバータ、 13・・・・・・変速機、 15・・・・・・エアフローメータ、 16・・・・・・スロットルバルブ、 17・・・・・・スロットルバルブスイッチ、18・・
・・・・クランク角センサ、 19・・・・・・ノックセンサ、 5 20・・・・・・水温センサ、 21・・・・・・酸素センサ、 22・・・・・・車速センサ、 23・・・・・・リバーススイッチ、 24・・・・・・ニュートラルスイッチ、25・・・・
・・駆動輪速度センサ (駆動輪回転数検出手段)、 26・・・・・・従動輪速度センサ (非駆動輪回転数検出手段)、 27・・・・・・触媒入口温度センサ、28・・・・・
・触媒床温度センサ、 40・・・・・・コントロールユニット(スリップ率演
算手段、供給量演算手段、点火時期設定手段、供給量制
御手段、点火時期制御手段) 51・・・・・・運転状態検出手段、 52・・・・・・点火手段。
る車両用駆動力制御装置の一実施例を示す図であり、第
2図はその全体構成図、第3図はそのコントロールユニ
ットの点火時期制御を行う部分のブロック図、第4図は
その燃料噴射制御のプログラムを示すフローチャート、
第5図はその4 駆動力制御のプログラムを示すフローチャート、第6図
はその点火時期のマツプを示す図、第7図はその燃焼制
御のマツプを示す図、第8図はその燃焼制御の方法を示
す図である。 1・・・・・・エンジン、 3・・・・・・吸気管、 6・・・・・・インジェクタ (燃料供給手段)、 7・・・・・・点火プラグ、 8・・・・・・ディストリビュータ、 9・・・・・・パワートランジスタ、 10・・・・・・点火コイル、 11・・・・・・排気管、 12・・・・・・触媒コンバータ、 13・・・・・・変速機、 15・・・・・・エアフローメータ、 16・・・・・・スロットルバルブ、 17・・・・・・スロットルバルブスイッチ、18・・
・・・・クランク角センサ、 19・・・・・・ノックセンサ、 5 20・・・・・・水温センサ、 21・・・・・・酸素センサ、 22・・・・・・車速センサ、 23・・・・・・リバーススイッチ、 24・・・・・・ニュートラルスイッチ、25・・・・
・・駆動輪速度センサ (駆動輪回転数検出手段)、 26・・・・・・従動輪速度センサ (非駆動輪回転数検出手段)、 27・・・・・・触媒入口温度センサ、28・・・・・
・触媒床温度センサ、 40・・・・・・コントロールユニット(スリップ率演
算手段、供給量演算手段、点火時期設定手段、供給量制
御手段、点火時期制御手段) 51・・・・・・運転状態検出手段、 52・・・・・・点火手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 a)駆動輪の回転数を検出する駆動輪回転数検出手段と
、 b)非駆動輪の回転数を検出する非駆動輪回転数検出手
段と、 c)前記駆動輪回転数および非駆動輪回転数に基づいて
タイヤ−路面間のスリップ率を演算するスリップ率演算
手段と、 d)エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段と
、 e)エンジンの運転状態に基づいて燃料の基本供給量を
演算する供給量演算手段と、 f)エンジンの運転状態に基づいて基本点火時期を設定
する点火時期設定手段と、 g)前記供給量演算手段により演算された基本供給量を
、タイヤ−路面間のスリップ率に応じて燃料の供給をカ
ットする気筒を徐々に増加させるように補正して車両の
駆動力を制御する供給量制御手段と、 h)同一条件の燃料供給カット中に、タイヤ−路面間の
スリップ率に応じて前記基本点火時期を遅角補正し、駆
動力を制御するとともに、該遅角補正は、同一条件の燃
料供給カット中での基本点火時期と遅角補正点火時期状
態での各トルク低下量が略均等になるように制御する点
火時期制御手段と、 i)供給量制御手段の出力に基づいてエンジンに燃料を
供給する燃料供給手段と、 j)点火時期制御手段の出力に基づいて混合気に点火す
る点火手段と、 を備えたことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2580190A JPH03229950A (ja) | 1990-02-05 | 1990-02-05 | 車両用駆動力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2580190A JPH03229950A (ja) | 1990-02-05 | 1990-02-05 | 車両用駆動力制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03229950A true JPH03229950A (ja) | 1991-10-11 |
Family
ID=12175958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2580190A Pending JPH03229950A (ja) | 1990-02-05 | 1990-02-05 | 車両用駆動力制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03229950A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015090118A (ja) * | 2013-11-06 | 2015-05-11 | スズキ株式会社 | トラクション制御装置 |
-
1990
- 1990-02-05 JP JP2580190A patent/JPH03229950A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015090118A (ja) * | 2013-11-06 | 2015-05-11 | スズキ株式会社 | トラクション制御装置 |
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