JPH03229849A - Al又はAl合金線棒管材の表面被覆方法 - Google Patents

Al又はAl合金線棒管材の表面被覆方法

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JPH03229849A
JPH03229849A JP2568090A JP2568090A JPH03229849A JP H03229849 A JPH03229849 A JP H03229849A JP 2568090 A JP2568090 A JP 2568090A JP 2568090 A JP2568090 A JP 2568090A JP H03229849 A JPH03229849 A JP H03229849A
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JP
Japan
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alloy
coating
molten metal
pipe
metal
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JP2568090A
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English (en)
Inventor
Yuichi Suzuki
雄一 鈴木
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はAl又はAl合金綿棒管材(以下Al部材とい
う)の表面被覆方法に関するもので、特に密着性が良好
でバラツキの少ない安定した被覆層を生産性よく形成す
ることができるものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来A
l部材の機械的、化学的性質を向上させるため、又はろ
う付は等の接合のための下地として、その表面をAl部
材より融点の低い被覆金属又は合金で被覆することが工
業的に実施されている。
溶融した被覆金属又は合金の溶湯中にAl部材を通す浸
漬方法は、それらの被覆方法の一つとして知られている
。この方法は浸漬前にAl部材の表面酸化物を十分に除
去し、ただちに溶湯中に浸漬することが望ましく、技術
的に大きな問題となっている。フラックスの使用も効果
があるが、被覆後に洗浄する必要があり、゛生産性が低
い。
超音波ろう付は法は、Al部材の表面酸化物を超音波こ
ての先端で破壊し、ろうを順次付着させる方法で、普通
のはんたこてと同様の手軽さてろう付けが行える。しか
しこの方法ではろうの量が一定せず、温度の制御も十分
でないため、ろう付けとしては使えても、表面被覆法と
しては十分なものでない。超音波を表面被覆に使う試み
は、Snの溶融メツキに応用されたが、単にメツキ層に
超音波をあてるたけてあったので、効果が十分でなく、
たかだか細い線材にSnメツキができたたけであった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこれに鑑み種々検討の結果、前記超音波ろう付
は法及びSnメツキ法に示唆を受け、更に検討の結果、
密着性が良好でバラツキの少ない安定した被覆層を生産
性よく形成することができるAl部材表面被覆方法を開
発したものである。
即ち本発明は、Al部材をこれより融点の低い被覆金属
又は合金の溶湯中に通し、Al部材の表面に被覆金属又
は合金の被覆層を形成する方法において、溶湯中でAl
部材を超音波振動を与えた環状の振動ダイスに通し、A
l部材の表面又は表面近傍に超音波振動を与えて被覆金
属又は合金の溶湯と接触させることを特徴とするもので
、Al部材をシールを通して溶湯中に浸漬し、Al部材
より融点の低い被覆金属又は合金にZn又はZn合金を
用いる。
〔作 用〕
本発明の利点の第一は、溶湯中で表面酸化物の除去を行
なうので、除去後ただちに被覆材の溶湯に接触するため
、除去後被覆までの間に酸化かはとんとなく、密着性の
良好な被覆層か得られる。
利点の第二は、熱容量の大きな溶湯の中で操作するため
、接合時の温度の変動が少なく、接合条件が安定するた
め、バラツキの少ない安定した被覆層か得られる。
利点の第三は、生産性である。摩擦ろう付けなどの従来
法に比べると生産速度、生産量共に大幅に向上する。
被覆する手段としては次のようにして行なう。
第1図はAl等の管材又は棒材の表面に被覆を施す方法
の側断面図を示すもので、Al等の管+11は浸漬槽(
2)の側部に設けたシール(3)を通って表面被覆材の
溶湯(4)中に導かれる。溶湯(4)中で超音波発生装
置(5)より供給される超音波振動がホーン(6)と先
端部のダイス(7)を介して管(1)に与えられ、表面
のよごれや酸化物を除去し、管(1)の表面を清浄にす
る。清浄な管(1)の表面にはただちに溶湯(4)が付
着し、表面被覆層を形成する。表面被覆層を形成した管
(1)はシール(3′)を通って浸漬槽(2)の外に引
き出される。受は皿(8)はシール(3′)からもれた
溶湯を受けるためのものである。
第2図(イ)(ロ)は、先端部のダイス(7)の詳細図
で、内径が管(1)の外径より若干大きく作ってあり、
ホーン(6)から超音波振動のもたらすキャビテーショ
ン現象を起して管(1)の表面の酸化物等を除去する。
第3図は、ホーン(6)と(6′)をダイス(力の両側
に配置し、超音波振動の位相を180度ずらせることに
より、ダイス(7)に回転振動を与える例を示す。ダイ
スの断面形状は円形に限ることなく、この例のような長
円であってもよく、短形、その他管の形状に合わせて適
宜設計される。
第4図はホーン(6)と(6′)をダイス(7)に互い
に直角の振動を与え、酸化物等を均一に除去できるよう
にした例を示す。
第1図の例では、管(1)を浸漬槽(2)の側面から溶
湯(4)中に導入したが、浸漬槽(2)の底部から溶湯
(4)中に導入し、溶湯(4)の表面から取出すことも
できる。この場合溶湯から取り出し直後に管を炉又は炎
で加熱することによって被覆層の厚みを制御するとよい
第5図は、線径が比較的細く、可撓性である線材に実施
した例を示すもので、Al等の線(l′)はリールスタ
ンド(9)から供給され、ガイドロール顛を通って表面
被覆材の溶湯(4)中に導かれる。溶湯(4)中で線(
1′)は超音波発生装置(5)により駆動されるダイス
(7)の中を通過し、表面のよごれや酸化物などが除去
される。清浄な表面の線f1′)にはただちに溶湯(4
)が付着し、表面被覆層を形成する。表面被覆層を形成
した線(11はロール(1υにより溶?JH4)から引
き出され、シゴキダイス(12)を通して巻取りスタン
ド(13)に巻取られる。シゴキダイスは省略されるこ
ともある。
振動するダイス及びシールの材質としては、グラスウー
ルを使用するが、アスベストや耐火煉瓦又は黒鉛等を使
用してもよい。
Al部材より融点の低い被覆金属又は合金としては、主
として純Zn、、Zn合金、純Sn。
Sn合金等が用いられ、ZnにAl、Ag。
Cu、Ni、Si等の元素を添加した比較的高融点の被
覆材についても良好な結果を示し、特に機械的強度のバ
ラツキが少ない。被覆金属又は合金の溶融温度が高い場
合は、溶湯表面の酸化を防止するとよい。溶湯表面の酸
化防止にはフラックスを浮かぺる。フラックスには塩化
物系、ふり化物系いずれも効果的である。フラックスを
使用する場合には一般に被覆後に洗浄が必要であるが、
フラックスの種類やAl等の弓き上げ方法によっては洗
浄を省略できる。また窒素、アルゴンなどの不活性ガス
で覆う方法も有効である。溶湯温度が高いときにはシー
ルからの漏れが増えるのでAl等の線、棒、管材に付着
しないよう工夫が必要がある。
本発明におけるAl等の組成については、本質的に無関
係であり、Al又はAlを主成分とする合金であれば+
000系、 2000系、 3000系。
4000系、  5000系、  6000系、  7
000系であっても良好な表面被覆が形成できる。
浸漬槽の温度制御については、特に説明しなかったが、
槽の温度は被覆材の厚さに影響するので、正確に自動制
御することが望ましい。必要であれば被覆時又は被覆後
のAl等の近傍の位置に局部加熱装置を設けることが有
効である。
特に被覆層の厚さを薄くしたいときには有効である。
〔実施例〕
以下本発明の実施例について説明する。
実施例1 第1図に示す装置を用い、35%5n−64%Zn−1
%Cu合金からなる390℃の溶湯中に、外径22mm
、内径18 mmのAl合金1002の管を浸漬し、溶
湯中で超音波(超音波周波数19KHz、超音波出力5
00Wx2)を加え、溶湯中を20m/minの速度で
通過させ、溶湯から引き上げた。
このようにしてから引き上げた管材には、厚さ30μm
のピンホール等のない健全な35%5n64%Zn−1
%Cu合金被覆層が得られた。
実施例2 第5図に示す装置を用い、15%Al−85%Zn合金
からなる450℃の溶湯中に線径1 mmのAl合金1
002の線材を挿通し、溶湯中で超音波(超音波周波数
40KFIz、超音波出力250Wx 2 )を加え、
溶湯中を40m1′ll1irlの速度で通過させて溶
湯から引き出した。この場合溶湯温度が高いので、溶湯
表面の酸化を防止するため溶湯表面を窒素で覆った。
このようにして溶湯から引き出した線材には厚さ20μ
mのピンホール等のない健全な15%Al−85%Zn
合金の被覆層が得られた。
〔発明の効果〕
このように本発明によれば、Al等の線棒管の表面にA
l等より融点の低い被覆金属又は合金の健全な被覆層を
高い生産性で形成することができ、機械的、化学的な性
質改善や接合用の処理として工業上顕著な効果を奏する
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により管棒材の表面に被覆を施す方法の
側断面図、第2図(イ)(ロ)は超音波ホーンの先端部
を示すもので、(イ)は縦断面図(ロ)は側断面図、第
3図は超音波ホーンの先端部の他の1例を示す縦断面図
、第4図は超音波ホーンの先端部の更に他の1例を示す
縦断面図、第5図は本発明により綿材の表面に被覆を施
す方法の側断面図である。 1、管 線 浸漬槽 シール 溶湯 超音波発生装置 超音波ホーン 超音波ダイス 受は皿 リールスタンド カイトロール 引き出しロール シゴキタイス 巻取りスタンド 第1図 第2図 (イ) (ロ) 第3図 第5図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Al又はAl合金線棒管材をこれより融点の低い
    被覆金属又は合金の溶湯中に通し、Al又はAl合金線
    棒管材の表面に被覆金属又は合金の被覆層を形成する方
    法において、溶湯中でAl又はAl合金線棒管材の表面
    又は表面近傍に超音波振動を与えて被覆金属又は合金の
    溶湯と接触させることを特徴とするAl又はAl合金線
    棒管材の表面被覆方法。
  2. (2)Al又はAl合金線棒管材をシールを通して溶湯
    中に浸漬する請求項1記載のAl又はAl合金線棒管材
    の表面被覆方法。
  3. (3)Al又はAl合金線棒管材より融点の低い被覆金
    属又は合金にZn又はZn合金を用いる請求項1又は2
    記載のAl又はAl合金線棒管材の表面被覆方法。
JP2568090A 1990-02-05 1990-02-05 Al又はAl合金線棒管材の表面被覆方法 Pending JPH03229849A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020095939A1 (ja) * 2018-11-06 2020-05-14 日鉄日新製鋼株式会社 溶融めっき方法

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