JPH03228592A - 産業用ロボットの協調制御方法および装置 - Google Patents

産業用ロボットの協調制御方法および装置

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JPH03228592A
JPH03228592A JP2305590A JP2305590A JPH03228592A JP H03228592 A JPH03228592 A JP H03228592A JP 2305590 A JP2305590 A JP 2305590A JP 2305590 A JP2305590 A JP 2305590A JP H03228592 A JPH03228592 A JP H03228592A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ワーク取扱装置とツールを設けた6自由度を
有するマニピュレータとを備えた産業用ロボットを入力
データに基いて協調動作させる制御方法および装置に関
する。
ここに、6自由度を有するマニピュレータとは、6個以
上の関節を有し、マニピュレータの取付面を基準にして
、ツール取付基準面が直交する3方向の並進運動が可能
で、すなわち位置に対して3自由度を有し、かつ、前記
直交する3方向を夫々の回転軸として回転運動が可能な
、すなわち姿勢に対して3自由度を有する、合計位置・
姿勢に対して6自由度を有することを意図する。
〈従来の技術〉 産業用ロボットは、溶接・シーリング・塗装・組立作業
など広範囲に用いられている。最近、(1)1台のロボ
ットマニピュレータが有する動作範囲を越える大きなワ
ークにも適用させること。
(2)作業しやすいワーク姿勢に変更しながら作業を行
なうこと。
(3)ロボットマニピュレータと他の設備との干渉を避
けて作業を行なうこと。
に着目して、第1図に示されるごとく、ワーク取扱装置
1例えば回転装置と加工用トーチやガンなどの、いわゆ
るツールを設けた6自由度を有するマニピュレータとを
備えた産業用ロボットが採用され、この産業用ロボット
を9例えばティーチングプレイバック方式により同時に
動作させる、いわゆる協調動作制御が実施されている。
この場合、第5図に示されるごとく、ワークに対するツ
ールの位置・姿勢は1例えば第1の状態201から第2
の状!!202へと徐々に変化させる場合がある。
〈発明が解決しようとする問題点〉    、ところが
、上記従来の産業用ロボットでは、 <#副動作を円滑
とするために、第21図に示され、るごとく、多数点の
位置決め状態を教示して、再1生していた。
このため、教示作業が面倒であるばがりでなく、多大の
教示時間を費やしていた。さらに、教示データ量が多く
なるため、産業用ロボットとして記憶容量の大きいもの
が必要であった。
本発明の目的は、上記従来の問題点を解決することにあ
り、教示作業が容易にかつ迅速に行なえ、しかも産業用
ロボットに記憶させるデータ量を少量とする。とともに
・、これにも拘わらず産業用ロボットを円滑に協調動作
させることにある。
く問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本発明に係る第1の制御方法
は、ワーク取扱装置とツールを設けた6自由度を有する
マニピュレータとを備えた産業用ロボットを入力データ
に基いて協調動作させる制御方法において、マニピュレ
ータとワーク取扱装置との設置関係を表わす位置・姿勢
データおよびツール取付基準面に対するツール先端の位
置・姿勢データよりなる産業用ロボット固有のデータを
入力するステップと、2点以上の教示点における、マニ
ピュレータおよびワーク取扱装置の各関節変数データと
マニピュレータの姿データとを入力するステップと、前
記各関節変数データからツールおよびワークの各取付基
準面の位置・姿勢を演算すると共に該ツールおよびワー
クの各取付基準面の位置・姿勢と産業用ロボット固有の
データからワークに対するツールの位置・姿勢を演算す
るステップと、該ワークに対するツールの位置・姿勢デ
ータ、ワーク取扱装置の各関節変数データおよびマニピ
ュレータの姿データよりなる教示データを作成するステ
ップと、前記教示データを記憶するステップとを有し、
再生時に教示データを取出し、連続する2点の教示デー
タから教示点間における、ワークに対するツールの位置
・姿勢、ワーク取扱装置の関節変数およびワーク取付基
準面の位置・姿勢を演算するステップと、前記ワークに
対するツールの位置・姿勢データ、ワーク取付基準面の
位置・姿勢データおよび産業用ロボット固有のデータか
ら基準座標系に対するツール取付基準面の位置・姿勢を
演算するステップと、前記ツール取付基準面の位置・姿
勢データおよび前記姿データに基いて教示点間における
マニピュレータの各関節変数を演算するステップと、前
記マニピュレータおよびワーク取扱装置の夫々の関節変
数データを同期して出力させて、マニピュレータおよび
ワーク取扱装置を独立して駆動するステップとを具備し
たことを特徴とする。
また、本発明に係る第2の制御方法は、ワーク取扱装置
とツールを設けた6自由度を有するマニピュレータとを
備えた産業用ロボットを入カデタに基いて協調動作させ
る制御方法において、マニピュレータとワーク取扱装置
との設置関係を表わす位置・姿勢データおよびツール取
付基準面に対するツール先端の位置・姿勢データよりな
る産業用ロボット固有のデータを入力するステップと、
2点以上の教示点における、ワーク取扱装置の各関節変
数データ、ワークに対するツールの位置・姿勢データ、
およびマニピュレータの姿データよりなる教示データを
入力するステップと、前記教示データを記憶するステッ
プとを有し、再生時に教示データを取出し、連続する2
点の教示データから教示点間における、ワークに対する
ツールの位置・姿勢、ワーク取扱装置の関節変数および
ワーク取付基準面の位置・姿勢を演算するステップと、
前記ワークに対するツールの位置・姿勢データ、ワーク
取付基準面の位置・姿勢データおよび産業用ロボット固
有のデータから基準座標系に対するツール取付基準面の
位置・姿勢を演算するステップと、前記ツール取付基準
面の位置・姿勢データおよび前記姿データに基いて教示
点間におけるマニピュレータの各関節変数を演算するス
テップと、前記マニピュレータおよびワーク取扱装置の
夫々の関節変数データを同期して出力させて、マニピュ
レータおよびワーク取扱装置を独立して駆動するステッ
プとを具備したことを特徴とする。
さらにまた、本発明に係る第3の制御方法は、前記第2
の制御方法においにて、再生時においにて適用するワー
ク取扱装置の構成が教示データ作成時と異なる場合に、
前記記憶したデータの一部を修正し、該修正教示データ
に基いて再生することを特徴とする。
さらに、本発明に係る第1の制御装置は、ワーク取扱装
置とツールを設けた6自由度を有するマニピュレータと
を備えた産業用ロボットを入力データに基いて協調動作
させる制御装置において、マニピュレータとワーク取扱
装置との設置関係を表わす位置・姿勢データおよびツー
ル取付基準面に対するツール先端の位置・姿勢データよ
りなる産業用ロボット固有のデータを入力する手段と、
2点以上の教示点における、マニピュレータおよびワー
ク取扱装置の各関節変数データとマニピュレータの姿デ
ータとを入力する手段と、前記各関節変数データからツ
ールおよびワークの各取付基準面の位置・姿勢を演算す
ると共に該ツールおよびワークの各取付基準面の位置・
姿勢と産業用ロボット固有のデータからワークに対する
ツールの位置・姿勢を演算する手段と、該ワークに対す
るソールの位置・姿勢データ、ワーク取扱装置の各関節
変数データおよびマニピュレータの姿データよりなる教
示データを作成する手段と、前記教示データを記憶する
手段とを有し、再生時に教示データを取出し、連続する
2点の教示データから教示点間における、ワークに対す
るツールの位置・姿勢、ワーク取扱装置の関節変数およ
びワーク取付基準面の位置・姿勢を演算する手段と、前
記ワークに対するツールの位置・姿勢データ、ワーク取
付基準面の位置・姿勢データおよび産業用ロボット固有
のデータから基準座標系に対するツール取付基準面の位
置・姿勢を演算する手段と、前記ソール取付基準面の位
置・姿勢データおよび前記姿データに基いて教示点間に
おけるマニピュレータの各関節変数を演算する手段と、
前記マニピュレータおよびワーク取扱装置の夫々の関節
変数データを同期して出力させて、マニピュレータおよ
びワーク取扱装置を独立して駆動する手段とを具備した
ことを特徴とする。
また、本発明に係る第2の制御装置は、ワーク取扱装置
とツールを設けた6自由度を有するマニピュレータとを
備えた産業用ロボットを入力データに基いて協調動作さ
せる制御方法において、マニピュレータとワーク取扱装
置との設置関係を表わす位置・姿勢データおよびツール
取付基準面に対するツール先端の位置・姿勢データより
なる産業用ロボット固有のデータを入力する手段と、2
点以上の教示点における、ワーク取扱装置の各関節変数
データ、ワークに対するツールの位置・姿勢データ、お
よびマニピュレータの姿データよりなる教示データを入
力する手段と、前記教示データを記憶する手段とを有し
、再生時に教示データを取出し、連続する2点の教示デ
ータから教示点間における、ワークに対するツールの位
置・姿勢、ワーク取扱装置の関節変数およびワーク取付
基準面の位置・姿勢を演算する手段と、前記ワークに対
するツールの位置・姿勢データ、ワーク取付基準面の位
置・姿勢データおよび産業用ロボット固有のデータから
基準座標系に対するソール取付基準面の位置・姿勢を演
算する手段と、前記ツール取付基準面の位置・姿勢デー
タおよび前記姿データに基いて教示点間におけるマニピ
ュレータの各関節変数を演算する手段と、前記マニピュ
レータおよびワーク取扱装置の夫々の関節変数データを
同期して出力させて、マニピュレータおよびワーク取扱
装置を独立して駆動する手段とを具備したことを特徴と
する。
さらにまた、本発明に係る第3の制御装置は、前記第2
の制御装置においにて、再生時においにて適用するワー
ク取扱装置の構成が教示データ作成時と異なる場合に、
前記記憶したデータの一部を修正し、該修正教示データ
に基いて再生することを特徴とする。
〈実施例〉 以下、本発明を図示の実施例により詳細に説明する。
第1の実施例 例えば、第1図に示されるごとく、ワーク取扱装置1と
、自由端部にツール2を設けた6自由度を有するマニピ
ュレータ3とを備えた産業用ロボット4てあって、ワー
ク取扱装置1は、例えばワークWを搭載して単一の回転
軸Φ1−有する回転装置とし、マニピュレータ3は6つ
の回転軸01に〜06kを有するものとして、産業用ロ
ボット4の協調作業について述べる。
なお、第5図(A)および(B)に示されるごとく、ツ
ールを第1の状態201から第2の状態202に変化さ
せて、いわゆるティーチングするものとする。
第1図に示される構成において、ツール2がワークWに
対して第1の状態201となるように、ワーク取扱装置
1およびマニピュレータ3を手動にて適宜に操作する。
この状態を第1の教示状態として第3図に示す。この第
1の教示状態におけるマニピュレータ3の第1乃至第6
の回転軸の角度を夫々01□〜θ6、とし、ワーク取扱
装置1の回転軸Φの角度をΦ1□とする。
次に、ツール2がワークWに対して第2の状態202と
なるように、ワーク取扱装置1およびマニピュレータ3
を手動にて適宜に操作し、この状態を第2の教示状態と
して4図に示す。この第2の教示状態におけるマニピュ
レータ3およびワーク取扱装置1の夫々の回転軸の角度
を01゜〜θ6□。
Φ1゜とする。
第3図に示される第1の教示状態から第4図に示される
第2の教示状態に至るティーチングプレイハック方式の
産業用ロボットの協調動作について説明する。
(1)産業用ロボットの座標系 第1図に示されるごとく、マニピュレータ3の機械座標
系をX MY MZ M(以下、座標系Σ8と称する。
)とし、ワーク取扱装置10基底部に基準となる座標系
Xp  Yp  Zp  (以下、座標系Σ、と称する
。)を設定する。この場合、座標系Σ と座標系Σ、と
は第2図(A)〜(C)に示されるごとく、位置のずれ
量がXp”p’Zpであり、角度のずれ量がα、β、γ
であるものとする。なお、以下、マニピュレータ3の座
標系Σ8を基準座標系と呼ぶ。
また、ワーク取扱装置1の搭載基準面に座標系x  −
yv−z、(以下、座標系ΣWと称する。)を設定する
さて、基準座標系Σ8に対するツール先端の工具中心点
の位置・姿勢(以下、ツールの位置・姿勢という。)を
X とすると、XMは次式として表わされる。
一方、座標系ΣWを基準としたツールの位置・姿勢をX
、とすれば、Xlは次式で表わされる。
さて基準座標系Σ に対する座標系Σ、の位置・姿勢の
変換関数lは、姿勢関係をRPY角表現(ロールピッチ
ヨー角表現: Rot −Rotation)て、また
位置の関係をT rans −T ranslaHon
で表現して次式で表わすことかできる。
Z−Trans (xp 、Yp 、zP)  ・Ro
t (Z、7)・Rot (Y、β)・Rot (X、
α)・・・・・・・・(2)ところで、XP”P’  
zP’  α、β、γは第2図(A)〜(C)に示され
るごとく固定値であるため、上記変換関数2は上記行列
式を演算することにより、固定値として求まる。
一方、座標系Σ、を基準としたツールの位置・姿勢をX
Pとし、座標系Σ8を基準としたツールの位置・姿勢を
XMとすれば次式が成立つ。
XM−Z−X、             ・・・・・
・・・(3)さらに、第1図に示されるごとく、ワーク
取扱装置1の回転角度をΦ とし、座標系Σ、と座標1
に 系ΣWとのZ方向のずれ量をg、1とすれば、座標系Σ
 を基準とした座標系Σ、の同次変換関数Aは次式で表
わされる。
A−Rot (Z、Φ1k) ・Trans (0,0
,II) p、) ・Rot (X、 0)・・・・・
・・・・(4) そこで、座標系Σ を基準とした座標系ΣWの位置・姿
勢の変換関数■を求めるが、第1図に示されるワーク取
扱装置1においては、単一の回転軸、すなわち関節は1
組であるから、この場合、上記位置・姿勢の変換関数■
 は丁、−Aとなり、次式で示される。
丁w=ROt(Z、Φtk)  ・Trans (0,
0,D pl)−Rot (X、 0)  −−−−−
・(5)また、座標系Σνを基準としたツールの位置・
姿勢をXwとし、座標系ΣPから見たツールの位置・姿
勢をX、とすれば次式が成立つ。
XP−T、 −Xv            ・・・・
・・・・・(6)」二足式(3)および式(6)より XM−Z・丁、・X、               
  ・・・・・・川(7)となる。これを書替えれば次
式が成立つ。
X、−T、−1−Z”−X、      −叫−(8)
(2)教示データの分割および記憶例 第1の教示状態に対して、マニピュレータ3を基準とし
たツールの位置・姿勢XMlは下記のごとく求まる。
なお、マニピュレータ3は第9図に示されるリンク構成
とし、この場合、リンクのY方向のずれはないものとす
る。
ところで、第3図に示されるごとく、第1の教示状態に
おけるマニピュレータ3の各関節の回転角度を01□〜
θ6、とし、マニピュレータ3をDenaVit−Ha
rtenbergの表現を用いると各リンクパラメータ
は表1で表わすことができる。
表  ま ただし a、;リンクの長さ(=固定値)d、;リンク
間距離(−固定値) αk ;リンク間角度(=固定値) この場合、リンクにの座標系をリンク(k−1)の座標
系に関係ずける回転軸2に着目した同次変換関数A、は
下記のごとく表わされる。
Ak−Rot (Z、ak)・Trans(ak、0.
dk)・Rot (X、αk)・・・・・・・・・(9
)なお、同次変換関数Akを実際の行列式として表示す
れば下記で示される。
次に、第6図に示されるごとくマニピュレータ3の自由
端部に座標系xt−y、−ztを備えたツール2を取付
ける場合、ツール2の同次変換関数E0を次のように規
定する。
Et−Trans (at、 bt、 dt) −Ro
t (y、dt)* Rot (X、  π)・・・・
・・・・・(10)ただし・侑・ b、、dt、  β
1は固定値なお、この「 はツール取付基準面に対する
ツ−ル先端の位置・姿勢を表わし、01はツール先端の
加工位置を表わしているでいる。
ところで、産業用ロボットにおいてはツールの取付基準
面をメカニカルインタフェイスと称されているが、上記
における基準座標系から見たメカニカルインタフェイス
座標系、即ちツール取付基準面の位置・姿勢”Mlは式
(9)に基き■8□−A1・A2・A3・A4・A5・
A6     ・・・・・・・・・(11)で表わすこ
とができる。
このため、基準座標系ΣMから見たツールノ位置・姿勢
”Mlは次式で示される。
XM□−■8ピ[t                
・・・・・・・・・(12)すなわち、第1の教示状態
により得られる回転角度;θ 〜θ 、リンク間角度;
α1〜α6お11    .61 よびその他の定数を式(9)および式(11)に代入し
、これにより得られた値と式(12)よりツールの位置
・姿勢”Mlが求まる。
ところで、第1の教示状態におけるワーク取扱装置1の
回転角度、すなわちワーク取扱装置1の関節変換データ
はゆ であり、このΦ1、を式(5)11 に代入して得られた値を丁 とする。この”Wlは1 ワーク取扱装置1自体の基準面から見たワーク取付基$
面の位置・姿勢を表わすデータである。
さて、マニピュレータを基準としたツールの位置・姿勢
をX で示したか、これを座標系ΣVか1 ら見た、すなわちワークに対するツールの位置・姿勢を
X とすれば、X は、上記■、1を式(8)%式% に代入して次式として求められる。
XWl””Wl−1・zl・XM□      ・・・
・・・・・(13)たたし、Zは式(2)より求まる固
定値この結果を下記とおく。
これら12個のデータが「ワークに対するツルの位置・
姿勢データ」であって、これら12個のデータと、ワー
ク取扱装置1の関節変換データΦ1□が第1の教示デー
タとなる。
さらに、マニピュレータ1の姿を一義的に決めるための
手段としてのデータ、すなわち姿データも教示データと
なる。この姿データとしてはマニピュレータの関節角度
、関節角度の符号、アーム姿勢等種々のデータとするこ
とができるが、例えば、第7図に示されるごとく、第3
番目のリンク間角度の状態により「アームUP or 
DOWNJを姿データとして採用する。
このようにして、第1の教示状態において第8図(A)
に示されるごとく、 「ワークに対するツールの位置・姿勢データ」 ;Px
W1〜”zWl ・72xW1〜”xW1〜” xWl
〜「ワーク取扱装置の関節変数データ」 ;Φ1□「マ
ニピュレータの姿データ」 ;アームDOWNからなる
データを第1の教示データとして作成し、この第1の教
示データを産業用ロボットに記憶させる。
さらに、第2の教示状態において、式(5)にΦ −Φ
 を代入することにより求まる■ν2と式1式% (12)と式(13)からワークに対するツールの位置
・姿勢データが演算される。すなわち、第8図(B)に
示されるごとく、 「ワークに対するツールの位置・姿勢データ」 ;Px
W2〜PzW2 ’ nxW2〜” xW2〜” xW
2〜「ワーク取扱装置の関節変数データ」 ;Φ1゜「
マニピュレータの姿データ」 ;アームD OWNから
なる第2の教示データを産業用ロボットに記憶させる。
なお必要に応じて、第3.第4・・・の教示データを上
記と同様にして産業用ロボットに記憶させる。
さらに、F は取付けられるツールにより定ます る固有値であり、かつlはマニピュレータとワーク取扱
装置とのは配置により定まる固有値であるため、このE
   、Zは産業用ロボット固有のデーを 夕として予め人力される。
(3)再生時における教示点間データの演算側教示点間
のデータの演算を以下のとおり個別に求める。
(3−A)ワークに対するツールの運動についてツール
の連動を位置および姿勢の運動に分けて考える。
上記ツールの位置関数をP 、姿勢関数をOゆとすれば
、 X、−O,・PV・・・・・・・・・(15)として示
される。
今、第1および第2の教示状態における、ワークに対す
るツールの位置関数を夫々P、P  とWI    W
2 すると、記憶データから次式として求められる。
さて、第1の教示状態から第2の教示状態に位置変位す
る上記ツールの位置の並進運動量り、は次式を演算する
ことより求まる。
ところで、上記ツールの並進運動について、例えば直線
補間により求めるものとすれば、補間分割数をNとする
と、上記ツールの位置の並進運動したがって、第1の教
示状態から第2の教示状態に向って補間1番目のワーク
に対するツールの位置P −は増加並進量Δ1LIP1
を用いて次式%式%) として求められる。
一方、ワークに対するツールの姿勢関数は、第1および
第2の教示状態における、ワークに対するツールの姿勢
関数を夫々0.0 とすると、WI   W2 記憶データから次式として求められる。
今、第1の教示状態から第2の教示状態に回転変位する
上記ツールの回転運動量り は次式を演算することによ
り求まる。
式(18) %式% を次式で表示するこ ととする。
ところで、上記ツールの回転運動は、第1の教示状態か
ら第2の教示状態へと座標系ΣWの各軸が動く状態であ
るため、第1の教示状態から第2の教示状態に回転する
回転中心軸をK 1回転角度をKとして回転運動の姿勢
関数を導入すれば、上記式(19)を次式と置くことか
できる。
U  =Rot (K  、K)          
     ・・・・・−(20)r 式(20)において、回転中心軸K のX軸、Y軸およ
びZ軸の値を、K     、Krx (1−2)  
 ry(1−2)Krz(1−2)とすればこれらの値
および回転角度には、式(19)および(20)より次
式として求められる。
上記において、ツールの回転運動の補間分割数をNとす
ると、ツールの姿勢に関する回転運動の増分量ΔU は
次式として求められる。
ΔIJ −Rot (K 、 K+N)r したがって、第1の教示状態から第2の教示状態に向っ
て補間1番目のワークに対するツールの姿勢関数0W(
1−2)iは増加回転量Δ”ofを用いて次式として求
められる。
0W(1−2)i ””Wl・ΔILIof     
     ・・・・・・・・・(22)ただし Δ[L
I 、−Rot(K  、  (K+N)  ・i )
01          r 上記式(17)および(22)より、第1の教示状態か
ら第2の教示状態に向って補間1番目のワークに対する
ツールの位置・姿勢XW(1−2)iは、式(15)よ
り次式として求められる。
XV(1−2)i ””W(1−2)i ”V(1−2
)j=PWl’Δ”Pi ” oWl ’Δ(Lloi
(23) このようにして、2点の教示データから教示Iか、間に
おけるワークに対するツールの位置・姿勢データX −
か演算される。
W(12)i (3−B)ワーク取扱装置の運動について一般にワーク
取扱装置は、ポジショナとス丹イダ装置とにより構成さ
れるが、このワーク取扱装置の各教示点間の補間は線形
補間により行なわれる。
ところで、ワーク取扱装置1の運動量、すなわちワーク
取扱装置1の関数変数Φ11の変位量は、Φ11 ’Φ
12より次式で求まる。
V−Φ1゜−Φ1□ ユニに、線形補間の分割数をNとすると上記運動の増分
量ΔVは次式となる。
ΔV−CΦ12−Φ11)十N (またがって、第1の教示状態から第2の教示状態に向
って、補間1番目のワーク取扱装置の角度、すなわちワ
ーク取付基準面の位置・姿勢デー々■、は、いま単一の
回転軸を対象としているためΦ   、と等値であって
、増加関節変数Δ■を用(+、−2)! いて次式で表わされる。。
v、−■(+−2)i−Φj1+Δ■        
 ・・・・・・(26)−011+(Φ12−Φ、1)
1・N 更に、9式(26)の値を式(5)に代入することによ
り、2点の教示データから教示点間におl′llるワー
ク取扱装置の取付基準面の位置・姿勢”W(+、−12
)1か次式とL ′C求’t> ラレル。
■−Rot、 (Z、Φ(t−2)i)* T’ran
、s (0,01,cl)W(1−2)i      
                   Pi−Rot
 (X、0)     −= (27)(4)再ゴ時に
おけるマニピュレータの位置・姿勢データの演算例 上記式(23)と式(27)とを式(7)に代入するこ
とにより、基準座標系に対するツールの位置・姿勢X 
−が次式として求まる。
M(12)1 ”M(1−2) i ””TV(1−2)4  °XV
(1−2)I        ””””’ (28)た
たし、Zは固定値 ところで、マニピュレータを基準とした補間工番目のメ
カニカルインタフェイス座標系の位置・姿勢、すなわち
基準座標系に対するツール取付基準面の位置・姿勢’M
(1−2)iは式(12〕を変形して次式で表わされる
”M(1−2)f =XM(1−2)i・「t−1・・
・・・・・・・(29)式(28)と式(29)とより
次式が成り立つ。
”M(1−2)i″″’ ” ”W(1−2)i ”\
(1−2)i″E1−1   °゛′°“−(30)式
(30)において、式(27)、式(23)および固有
値Z、Etより右辺の値が低値であるため” M(1−
2)iか求まる0この’M(1−2)iを次式さて1.
マニピュレータ3が第9図に示されるリンク構成である
場合、第1および第2の教示点間の補間1番目のリンク
パラメータは表2で表わされる。
マニピュレータの機械座標系、即ち基準座標系に関して
、補間1番目のリンク状態を第10図に示す。なお、第
10図において、OMはマニピュレータの基準点、01
〜06は第1乃至第6のリンクの各座標系の中心点を示
す。
まず、04点(−Os点)の位置を求める。第10図に
示される座標ベクトルの関係から次式が成立する。
= [PxM(1−2)i PyM(1−2)i     zM(1−2)iコ 1
、P すなわち、マニピュレータの機械座標系から見た04点
の座標は次式で表わされる。
第9図から tanθ1l−Y4÷X4θ1l−1an
−1(Y4÷X4)・・・・・・・・・(33)すなわ
ち、式(32)を式(33)に代入することによりθ1
1が求まる。次に、第10図の幾何学の関係から次式が
成立する。
式(34)と式(35)又は式(34)と式(36)と
により、マニピュレータの第2および第3のリンクの関
節変数か求められるが、マニピュレータの姿データが[
アームDOWNJのときにはθ21.θ3、として演算
され、「アームUPJのときにはθ ′、θ ′として
関節変数が演算131 される。
以上により、マニピュレータの第1乃至第3の関節変数
01□〜θ3iの値が求まる。
マニピュレータを基準とした補間1番目のメカニカルイ
ンタフェイス座標系の位置・姿勢”M(1−2)iと、
マニピュレータのリンク座標系の各同次変換関数A  
−A6iとは、式(11)を変j 形した次式で表わすことができる。
”M(1−2)i″″A1″A1ピA2ピA3ビA4ピ
A5i上式より下式が成り立つ。
A4ビA5ビA61−A31−1°A21−1°A11
−1°”M(1−2)i  ””値37)リンク4番目
のパラメータを式(9)に代入することによりA44は
次式で表わされる。
A41− Rot (Z 、θ41) ・Trans 
(0,0,d4) ・Rot (X、 π+2)同様に
夫々のリンクパラメータを式(9)に代入することによ
り、夫々A  、A、が下式で示され5i     6
1 式(37) の左辺は式(38) 乃至式(40) り次式で表わされる。
A4ピA5i″A6i 一方、 リンク 1番目のパラン タを式(9) 代入することによりAttは次式で表わされる。
したかってA の逆変換行列A 1、−’1 は次式となる。
同様にして逆変換行列A24−’ A3□−1は夫々下式 %式% 式(37) の右辺は式(3 ) 式(42) 乃至式(44) より次式で表わされる。
A34−’°A21−” A11−” ”M(1−2)
i+SIN (θ21+θ3i)xOzM(1−2)i
OXM(1−2)ビ5l11釦 0yM(1−2)+ca$ 01i −(、(02翫θ3i)xozM(1−2)iC= (
θ21+ θ3i”   〔0XM(1−2)i’ θ
li+0yM(1−2)iSIP′θliコ+SIN 
(θ21+θ3i)xCzM(1−2)iC翔(1−2
)ビSIMθ1i CyM(1−2)i’ ”li Sm(θ2S+θ3i)” [CXM(1−2)j’θ
1 i ” CyM(1−2)i””Nθlj]−(a
(θ2.+θ3i)xCzM(1−2)i・・・・・・
・・(45) 式(41)と式(45)と力1らθ 、乃至θ81を求
1 める。まず、 [式(41)の第3行第3列]−[式(45)の第3行
第3ダ1]より次式か成立する。
051 ′″5IN(θ2j+θ3i)” [CXM(1−2)
iC1′′θli”yM(1−2)i””Li〕−c8
′(θ21+θ3i)xCzM(1−2)i上式を演算
することによりθ6.カく求まる。
θ は式(41)および式(45)の第1行第31 列と第2行第3列から次のよう1こ求まる。
−(C−5lllθ、−C、(、θ )XM(1−2)
1   11   yM(1−2)t   tt=((
′(02翫 θ3j)  ”   [CXM(1−2)
iC−θli+CyM(1−2)ISINθ11コ+S
IN (θ21+031)xCzM(1−2)i ’上
式を演算することによりθ4□が求まる。
θ61は式(41)および式(45)の第3行第1列と
第3行第2列から次のように求まる。
Tanθ61−[式(41)の第3行第2列]÷[式(
41)の第3行第1列]−[式(45)の第3行第2列
]÷[式(45)の第3行第1列コ−(SIN(θ2.
+031)・[OXM(1−2)i’θli+OyM(
1−2)iSINθ11]−C,、(θ21+031)
xozM(1−2)i ” (cos(θ2I+03+
)x [22XN(1−2)iC−θli+22yM(
1−2)iS”’liコ +SIN  (θ21+ θ
3i)x72zM(1−2)i ’ 上式を演算することによりθ61が求まる。
(5)産業用ロボットの駆動例 マニピュレータおよびワーク取扱装置は、マニピュレー
タおよびワーク取扱装置の夫々の関節変数データが同期
して出力されて駆動されるサーボ機構により夫々独立し
て駆動される。このため、マニピュレータとワーク取扱
装置とは相互に同期して駆動され、結果として産業用ロ
ボットが協調動作するよう制御される。
第2の実施例 第1図および第2図に示される産業用ロボットのうち、
ワーク取扱装置1が、第11図に示されるごとく3個の
回転軸を有する場合、すなわち3軸ポジシヨナについて
説明する。
3個の回転軸の各回転角度を夫々Φ15.Φ2.。
Φ3−すれば、ワーク取扱装置1の各リンクパラメータ
は表3で表わされる。
表3 座標系Σ と座標系Σ、との関係を示す、式(4)に対
応する変換関数■いは、式(4)に対応する各リンク毎
の同次変換関数をAφ11Aφ  、Aφ3iとすれば
下記で示される。
1 一−Aφ1.・Aφ2.・Aφ3.        ・
・・・・・・・・(47)さて、第1の教示状態におけ
るワーク取扱装置の各回転角度をΦ1□、Φ2□、Φ3
、とし、これらの角度を式(46)に代入して得られる
値を、式(47)に代入することにより次式が得られる
Twl−Aφ1ビAφ2、・Aφ3、        
・・・・・・・・・・・・(48)すなわち、式(13
)における”Wlを式(48)の値と置換すれば、第1
の実施例の場合と同様に、式(13)より第1の教示デ
ータの一部が演算により求められて記憶される。この場
合、第8図(C)に示されるごとく、マニピュレータの
姿データおよびΦ10.Φ20.Φ3、も第1の教示デ
ータとして産業用ロボットに記憶される。
更に、第2の教示状態において、3個の回転軸の回転角
度Φ1゜、Φ2□、Φ3゜を式(46)に代入し、式(
47)より T、2−Aφ1□・Aφ2□・Aφ3゜       
・・・・・・・・・・・・(49)が得られ、式(49
)の値”W2と式(13)より第2の教示データの一部
が演算されて、第8図(D)に示されるごとく、マニピ
ュレータの姿データおよびΦ12.Φ2□、Φ3□と共
に産業用ロボットに記憶される。
再生時、3個の回転軸における、第1の教示状態から第
2の教示状態に向って補間1番目の夫々の角度、即ちワ
ーク取扱装置の関節変数データ■、、詳細に示せばΦ(
1−2)li ’ Φ(1−2)2i ’Φ(1−2)
3iは、式(26)と同様に夫々の増加関節変数Δv 
 :V  、ΔV31を用いて下記のごと1i    
 2i く示される。
式(50)を演算することにより、教示点間におけるワ
ーク取扱装置の夫々の角度、すなわち関節変数データV
、が求められる。
さらに式(50)により求められるΦ(1−2)11Φ
(1−2)2i ’  Φ(1−2)3i と式(46
)および式(47)より次式か得られる。
T、−Aφ     ・Aφ     ・Aφ    
 ・・・・・・・・ (51)W(1−2)+    
(1−2)li    (1−2)2+    (1−
2)3i上記式(51)、式(23)および固有値l「
tを式(30)に代入することにより、基準座標系に対
するツール取付基準面の位置・姿勢\M(1−2)i 
’すなわち式(31)に相当する値か演算により求めら
れる。以下、第1の実施例と同様にして教示点間におけ
る1番目のマニピュレータの各関節変数011〜θ61
の値が演算される。
上記教示点および教示点間における各関節変数データに
基いてマニピュレータか駆動されると共に、教示点およ
び教示点間のワーク取扱装置の関節変数データによりワ
ーク取扱装置が駆動されることは第1の実施例と同様で
ある。
第3の実施例 第12図に示されるごとく、産業用ロボット4のうちマ
ニピュレータ3は第1図に示されると同様にツール2を
設けた6自由度を有し、ワーク取扱装置1は第11図に
示されると同様にワークを載置した3軸ポジシヨナ10
1と、3軸ポジシヨナを搭載して、互いに直交する3方
向に移動するスライダ装置102とにより構成されてい
るものとして説明する。
なお、マニピュレータ3の機械座標系Σ 、すなわち基
準座標系とワーク取扱装置1の基底部の座標系Σ、とは
第2図(A)〜(C)に示されると同様に、位置および
角度がずれているものとする。
さて、スライダ装置102を第13図に示されるごとく
構成し、a   、a   、a   可変とSlk 
  82k   83に し、Ωsl ” S□1g83を固定値とすれば、各リ
ンクパラメータは表4で表わされる。
表 座標系Σ、とワーク取付基準面の座標系Σ、との関係を
表わす、式(5)に対応する変換量数丁WKは、3軸ポ
ジシヨナ101とスライダ装置]02とに帰因し、3軸
ポジシヨナ101およびスライダ装置102に帰因する
夫々の変換関数をT、、、TS−すれば、次式が成立つ
ん= ”pk ”sk              ・
・・曲・・(52)ところで、3軸ポジシヨナ101の
リンクパラメータが表3で表わされるものとすれば、式
(46)で小される同次変換関数Aφ12.Aφ21.
Aφ3゜を用いて、式(47)を下記のごとく表わすこ
とができる。
■pk″Aφ1klIAφ2kllAφ3k     
    ・・・・・・・・・(53)さらに、スライダ
装置102の変換量数丁8.は同次変換関数A   、
A   、A   を用いて、alk   a2k  
 a3に 式(4)および式(5)に類似した下記式により表わす
ことができる。
’5k−Aark・Aa2k・Aa3k       
  −−・(55)さて、第1の教示状態における3軸
ポジシヨナ101の回転角度をΦ10.Φ2□、Φ3、
とし、スライダ装置102のリンク長さをa、a Sll      S21 リンク間距離をa  とする。
31 上記Φ10.Φ2□、Φ3、を式(46)に代入して得
られる値を式(53)に代入することにより次式か得ら
れる。
■、1−Aφ1□・Aφ2□・Aφ3□       
  ・・・・・・・・・(56)また、上記a    
、a   、a   を式(54)%式% に代入して得られる値、A   、A   、A、3、
all     a2L を、式(55)に代入することにより次式が得られる。
”St””all・’a21・Aa31      ・
−−(57)上記式(56)および式(57)で得られ
る値、”PL ”81を式(52)に代入することによ
り次式が得られる。
”Wl−”Pピ■8□            ・・・
・・聞(58)すなわち、式(13)における”Wlを
式(58)の値と置換すれば、第1の実施例の場合と同
様に、式(13)より第1の教示データの一部が演算に
より求められる。この場合、第8図(E)に示されるご
とく、マニピュレータの姿データおよびΦ  、Φ  
、Φ  、a   、a   、a   も第11  
21  31   Sll   S2+、   531
1の教示データとして産業用ロボットに記憶される。 
更に、第2の教示状態において、第1の教示状態と同様
にして、3軸ポジシヨナ101の回転角度Φ1゜、Φ2
゜、Φ32およびスライダ装置1゜2のリンク長さa 
 、a  およびリンク間距S12     S22 離a  を夫々を式(46)、(53)と式(532 4)、(55)とに代入して下記式が得られ、T、−A
φ1□・Aφ22・Aφ3゜    ・・・・・・・・
・(59)”82−へ】2゛へ22°へ32     
・・・・・・・・・(60)上記式(59)、(60)
の値を式(52)に代入することにより下記■w2が得
られる。
”W2’=’P2・”S2         ・・・・
・・・・・(61)上記(61)の値”V2と式(13
)より第2の教示データの一部が演算されて、第8図(
F)に示されるごとく、マニピュレータの姿データおよ
びΦ 、Φ 、Φ 、a   、a   、a   と
12  22  32   S12   S22   
S32共に産業用ロボットに記憶される。
再生時、3軸ポジシヨナ101における、第1の教示状
態から第2の教示状態に向って補間1番目の夫々の角度
、すなわちポジショナの関節変数データは式(50)を
演算することにより求められる。
またスライダ装置102における、第1の教示状態から
第2の教示状態に向って補間1番目の夫々のスライダの
位置データ、即ちスライダ装置の関節変数データS −
、詳m ニ示セハas(1−2)11 。
】 aS(1−2)2i ’ aS(1−2)31” ’夫
′。増加関節変数ΔS  、ΔS20.ΔS31を用い
て、I 同様にして下記のごとく示される。
式(26) 上記式(62)を演算することにより、教示点間におけ
る補間1番目のスライダ装置102の関節変数データS
、か求められる。
一方、式(50)により求められる値と、式(46)お
よび式(47)により次式が得られる。
T     −Aφ    ・Aφ    ・Aφ  
  ・曲・甲(63)P(1−2)i   (1−2)
li   (1−2)21   (1−2)3iさらに
、式(62)により求められる値と、式(54)および
式(55)により次式が得られる。
”5(1−2)i ”Aa(1−2)1ビAa(1−2
)2i ”a(1−2)3j””””’ (64)上記
式(63)および式(64)を式(52)に代入して次
式が得られる。
’W(1−2)i″″’P(1−2)i ”5(1−2
)i      ”””’ベロ5)上記式(65)、式
(23)および固有値l。
Etを式(30)に代入することにより、基準座標系に
対するツール取付基準面の位置・姿勢T−、即ち式(3
1)に相当する値が演算M(12N により求められる。以下、第1の実施例と同様にして教
示点間における補間1番目のマニピュレータの各関節変
数01□〜θ61の値が演算される。
上記教示点および教示点間における各関節変数データに
基いて、マニピュレータとワーク取扱装置とが各々駆動
されることは第1の実施例と同様である。
記憶データの少量化 教示データのうち、ワークを基準としたツールの位置・
姿勢データ、例えばXwlは式(14)で表わされるが
、このうち式(17)で示される姿勢データOw1は記
憶データの少量化が可能である。
すなわち、一般に姿勢の表現はオイラー角表現やロール
ピッチヨー角表現で表わされるが、例えばオイラー角表
現を用いれば下記のごとく示される。
O,■−E u l e r (eo、 ez+、 C
3+)−Rot  (Z、eH)  ・Rot  (Y
、  C2+)・Rot (Z。
C31) ・・・・(66) ・・・・・(67) 式(17)と式(67)との夫々の第3行第3列より次
式か成立する。
C01e21−Cより xvl C2+ −IJ−’ (C2,1)         
  −(68)また、上記行列式の夫々の第3行第2列
より次式か成立する。
S+Ne:+t=O□、、  :S+Nez+   ヨ
リeat−8’N−’ (02w1 ’5llIe21
)        −・・−・・・−(69)さらに夫
々の第1行第3列より次式が成立する。
C,5ell−Cxv1÷5llIe21   よりe
u −C8,−’ (Cx、1+5INe21)   
     −==−(70)式(68)乃至式(70)
l:すe 11 、 e 21 、 e 31が求まる
これらe 11 、 e 21 、 e 31からなる
姿勢データとP   、P   、P   からなる位
置データとにxwl   ywl   zwl より「ワークに対するツールの位置・姿勢データ」か形
成されて、第14図(A)に示されるごとく、教示デー
タの一部として産業用ロボットに記憶される。この第1
4図(A)に示される教示データは第8図(E)に示さ
れるものと対応している。
上記と同様にして、第2の教示点に関する教示データか
第14図(B)に示されるごとく、産業用ロボットに記
憶される。この第14図(B)に示される教示データは
第8図(F)に示されるものと対応している。
この場合、再生時には姿勢データell、e21゜C3
1を取出してOwlに関する式(66)の演算を行ない
、これにより式(67)に相当する4行4列の行列式が
得られ、これを式(17)のごとく4行4列の行列式と
見做す。さらに、同様にしてC21,C22,C31の
データにより式(17)に対応する0w2を演算する。
この後は式(17)乃至式(22)と同様の演算か行な
われると共に、位置データに関しては式(15)および
式(16)と同様の演算が行なわれ、以後節1の実施例
と同様にして教示点間におけるデータの演算か行なわれ
る。
勿論、第14図(A)および(B)におけるワーク取扱
装置の関節変数データは、ワーク取扱装置の構成の減少
に対応して割愛される。
ところで、第14図(A)に示される教示データのうち
、ワークに対するツールの位置・姿勢データP    
、P    、P    、ell、  C2,。
xvl   yd   zvl C31と座標系ΣW 、Σ、との関係を以下に説明する
なお、ツール2は第6図に示される状態でマニピュレー
タの自由端部のツール取付基準面に取付けられているも
のとする。
第15図において、まずワークに対するツールの位置デ
ータP    、P    、P   により、ワxv
l   ywl   zvl −り取扱装置1のワーク取付基準面の座標系Σ、に対す
るツール先端位置O、すなわち、座標系Σ1の原点の位
置が決定する。
一方、姿勢データe  、e  、e  をオイラー1
1     21     31 角表現を用いれば式(66)で表わせるが、この式(6
6)によりワークに対するツールの姿勢が決定する。す
なわち、座標系Σ、と座標系Σ1に着目した場合、式(
66)は座標系Σ、に対して、まずZ軸を中心として座
標系を角度e だけ回転1 し、この後、Y軸を中心として座標系を角度e2またけ
回転し、さらにこの後、Z軸を中心として座標系を角度
e だけ回転して、このように座標系1 ΣWに対して上記のごとく3回回転して得られる座標系
がΣ、であることを意味している。
これをさらに詳細に説明すると、第15図において、ツ
ール先端位置Oを原点とした、座標系Σ に平行な座標
系をx   −y   −z   とW       
   v−Ov−0シー0し、この座標系Σ  を夫々
−辺とする矩形を一−0 点鎖線で示す。
そこで、まず最初にZ  軸を中心として座標−0 系Σ  をe 角度回転させ、この座標系をシー011 x   −y   −z   とし、この座標系Σv−
1v−1シー1     v−1 を夫々−辺とする矩形を二点鎖線で示す。この場合、(
Z  軸)−(2軸)である。次に第w−Ov−1 2回目として、Y  軸を中心として座標系−1 Σ  をe 角度回転させ、この座標系をXl、−。
シー1    21 Y   −Z   とし、この座標系Σ  を夫々シー
2  シー2          シー2−辺とする矩
形を一点鎖線で示す。この場合、(Y  軸)−(Y 
 軸)である。この後、第シー1          
 v−2 3回目として、Z  軸を中心として座標系−2 Σ  をe 角度回転させ、この座標系をXtw−23
1 Yt−2tとし、この座標系Σ、を夫々−辺とする矩形
を実線で示す。この場合、(Z  軸)−−2 (Zt軸)である。
このように、座標系Σ は、まず第1回目の回を 転でX   −Y   平面、すなわち“イ”面でw−
0シー0 00を中心として角度e11だけ回転され、第2回目の
回転でX  −Z  平面、すなわち“口。
w−1w−1 面でOtを中心として角度e21だけ回転され、第3回
目の回転でX  −Y  平面、すなわちw−2v−2 ハ”面でOtを中心として角度e31だけ回転された姿
勢となる。
これにより、姿勢データe  、e  、e  によ1
1     21     31 り座標系Σ、に対する座標系Σ、の関係、すなわちワー
クに対するツールの姿勢が決定する。
上記のごとく、座標系Σ が決定すれば、第6を 図に示されるごとく、マニピュレータに対するツール2
の取付状態が固定であるため、マニピュレータのツール
取付基準面の座標X6−Y6−Z6が決定する。
勿論第8図(A)、(C)または(E)に示さるごとく
、ワークに対するツールの姿勢がX軸。
Y軸およびZ軸に関するデータ;n、OXシ1xシI C、−−−すなわち式(17)に対応すwl るデータで記憶されている場合、式(66)〜式(70
)の演算によりe  、e  、e  が求めら11 
    21     31 れるため、e  、e  、e  からなる角度データ
11     21     31 と同様にワークに対するツールの姿勢が決定する。
その他の実施例 以上、マニピュレータの座標系を基準座標系として説明
したが、マニピュレータおよびワーク取扱装置の各座標
系とは別に基準座標系を定めることもできる。この場合
、基準座標系とマニピュレータの座標系との関係は、マ
ニピュレータとワーク取扱装置との設置関係を表わすと
きに用いた変換関数lと同様にして求まる変換関数を用
いて表わされる。
6自由度を有するマニピュレータのリンク間角度:α、
が第9図に示される構成と異なる場合や、マニピュレー
タのリンクの長さ:akとリンク間距離d、とのいずれ
かが変化する(−摺動する)場合などにおいては、個々
の教示データのうち、例えば第1および第2の教示状態
における姿データを夫々複数とすることもある。
なお、再生時に、ツール取付基準面の位置・姿勢データ
■M1と姿データとにより、第1および第2の教示点間
の補間1番目のマニピュレータの関節変数01□〜θ6
□が演算される。このように補間(i+1)番目の関節
変数θl(1+1)〜θB(1+1)も「姿データ」を
用いて特定されるが、関節変数θl(i+1)〜θ8(
i+1)の演算値のうち、すでに演算したθ 〜θ に
近い方の値を夫々θL(i+1)〜11    6i θB(i+1)として決定することができる。
このように補間(i+1)番目の関節変数θl(i+1
)〜θB(1+1)を演算する際に、すでに求めたθ 
〜θ を演算用のデータとして用いることit    
 et は、011〜θ61の演算時に「姿データ」を取込んで
いるため、結局「姿データ」に基いて関節変数θ1(i
+1)〜θB(1+1)を演算していることと同じであ
る。
また、マニピュレータとワーク取扱装置との設置関係を
表わす位置・姿勢データ2および゛ソール取付基準面に
対するツール先端の位置・姿勢データEtよりなる産業
用ロボット固有のデータカ(−定であるとして、産業用
ロボットの「教示」と「再生」について説明したが、必
要に応じて「ロボット固有のデータ」を単独で再入力す
ること力(できる。
例えば、産業用ロボットを稼動させたときに入力する産
業用ロボット固有のデータをza。
E[とじ、引続き「教示」作業を行なったとすa る。この後適宜に「再生」を行なうが、この「再生」時
における産業用ロボット固有のデータが教示時と異なる
場合かあり得る。この場合、[再生作業を行なうために
産業用ロボットを稼動させたときに、所望のデータ、す
なわち産業用ロボット固有のデータZ  1E t b
を適宜に入力するだけで、産業用ロボットはすてに記憶
している教示データに順応した再生動作を行なう。
すなわち、教示データは、■ワーク取扱装置の各関節数
変数データ、および■マニピュレータの姿データ、の他
に、 ■産業用ロボット固有のデータと、 換言すれば、 ■マニピュレータとワーク取扱装置との設置関係を表わ
す位置・姿勢データlと、■ツール取付基準面に対する
ツール先端の位置・姿勢データEtと、 ■ワーク取扱装置の位置・姿勢、すなわちワーク取付基
準面の位置・姿勢データ■、−■マニピュレータの位置
・姿勢、すなわち・ノル取付基準面の位置・姿勢データ
T Mkhを演算に取り入れて求めた、 ■ワークを基準としたツールの位置・姿勢°r夕Xwk を有していて、この教示データ■〜■が再生時・□・入
力データとなって、教示点間における再生用ξ“・デー
タか演算される。
ところで、教示データに基づいて教示点間に1−・ける
再生用のデータを演算する場合、 ■ワーク取付基準面の位置・姿勢■、とνl ■ワークを基準としたツールの位置・姿勢Xv1とはベ
クトル的に求められる。
この後、教示点間における基準座標系に対するツール取
付基準面の位置・姿勢”Xiか■a上記■、■により求
まる位置・姿勢デー、C・T 、、 、 、  X v
iと、 ■b産業用ロボット固有のデータZ、Etとに基いて演
算されると共に [相]a上記■a、■bにより求まる位置・姿勢デ夕T
M□と、 頭bマニピュレータの姿データと に基いて教示点間におけるマニピュレータの関節変数0
1.〜θ6fが演算される。
従って、教示時における産業用ロボット固有のデータを
Z、Et  とし、再生時における産業a      
   a 用ロボット固有のデータをZ、Et  とする場a  
       a 合を第19図(A)で、また再生時における産業用ロボ
ット固有のデータをZ  、  E t bとする場合
を第19図(B)で、さらに再生時における産業用ロボ
ット固有のデータをZ、Et  とする    a 場合を第19図(C)で、夫々示すことができる。
以上のように、「再生」作業の産業用ロボット稼動時に
教示時とは異なる所望とする産業用ロボット固有のデー
タZ  、E t bを入力するだけで、産業用ロボッ
トは、すでに記憶している教示データを修正しなくとも
該教示データに基づいて産業用ロボットのデータZ、E
tbに合致した協調す 動作を行なう。
以上、ティーチングプレイバック方式の産業用ロボット
に一ついて説明したが、入力データを数値データとする
、いわゆるNC制御の産業用ロボットを対象とすること
ができる。この場合、複数の教示点における、マニピュ
レータおよびワーク取扱装置の各関節変数データとマニ
ピュレータの姿データとの数値データを人力する場合は
、ティーチングプレイバック方式と同様に取扱うことが
できる。さらに、他のNC制御として、複数の教示点に
おける、ワーク取扱装置の各関節変数データ、ワークに
対するツールの位置・姿勢データおよびマニピュレータ
の姿データよりなる教示データを数値データとして入力
することとすれば、予じめ複数の教示点におけるワーク
に対するツールの位置・姿勢データを演算により求めた
数値データを作成しなければならないが、この数値デー
タは、産業用ロボットに数値データを入力する工程とは
別の工程として予しめ作成しておくことができることと
、数値データを産業用ロボットに入力する実入力作業が
容易となることより有利である。
さらに、産業用ロボットの再生稼動時に、再生作業上好
ましくない場合、例えば、溶接作業において、溶接ビー
ドが溶接進行方向に垂下がったり、溶込みが悪かったり
した場合、ワークに対するツールの姿勢を変更しなけれ
ばならない。
この場合、例えば、第14図(A)および(B)に示さ
れる教示データのうちワークに対するツールの姿勢に相
当する値が、e 十Δe、e+o        11
     21Δe  、e、e  +Δe  、e 
 およびe +21    31     12   
   12    22        32Δe で
あれば最適であると判明したとすれば、2 該当教示データをe −+e +Δe  、e  →1
1     11       11     21e
 十Δe ;e +e +Δe l e →e21  
     21     12    12     
 12    32    32士Δe と修正して、
この修正教示データを新た2 な教示データとして産業用ロボットに記憶させることに
より、以後の再生作業が良好に行なわれる。
勿論、教示データのうち適宜に1以上のデータを必要に
応じて修正することができる。
ついで、第20図(A)および(B)により以上述べて
きたような動作手順を再度ティーチングプレイバック方
式について取まとめて説明する。
なお、ワーク取扱装置がポジショナとスライダとにより
構成されているものとする。
まず、第20図(A)に示されるごとく、「教示」作業
の産業用ロボット稼動時に、産業用ロボット固有のデー
タZ、Etを入力する。この後、マニピュレータ、ポジ
ショナおよびスライダを夫々手動操作して、所望の教示
状態を造成する。
この教示状態において、マニピュレータの各リンク位置
、すなわち各関節変数値01に〜θ6.と、ポジショナ
およびスライダの各関節変数値Φ1に〜Φ 、a−a 
 と、マニピュレータの姿データ3k    lk  
  3に であるアームUPorDOWNとをロボットに取込む。
次に、上記各関節変数データより、マニピュレータ、ポ
ジショナおよびスライダの夫々の位置・姿勢をXMk 
”Pk ”S−演算すると共に、マニピュレータ、ポジ
ショナ、スライダの位置・姿勢データXMk ”Pk 
”Sk”よび産業用ロボット固有のデータZ、Etより
ワークを基準としたツールの位置・姿勢Xν、を演算し
て、このワークを基準としたツールの位置φ姿勢データ
XWkと、ポジショナおよびスライダーの夫々の関節変
数データΦIk〜Φ3k ”lk−a3にト、マニヒュ
レータノ姿データであるアームUP  or  DOW
Nとよりなる教示データを作成する。このようにして作
成した2点以上の教示データを記憶させて教示プロセス
を終了する。
さて、第20図(B)に示されるごとく、再生時におい
て、教示作業時の産業用ロボット固有のデータZ、Et
を取り込む。もちろん、教示時と異なる場合には、所望
とする産業用ロボット固有のデータZ、、Et、を適宜
に入力する。この後、連続する2点の教示データを取込
み、ワークに対するツールについて、教示点間における
位置の増加並進量ΔU、1と姿勢の増加回転量ΔUo1
とを夫々演算し、これらの増加量ΔU  、6口 、に
基いPi    ol て、教示点間におけるワークに対するツールの位置・姿
勢”wiを求める。
一方、ポジショナおよびスライダについては、連続する
2点の教示データを取込み、教示点間i番目におけるポ
ジショナおよびスライダの夫々の関節変数V、S、と、
ワーク取扱装置自体の基1 卓面に対するワーク取付基準面の位置・姿勢■。
V+ とを演算する。次に、ワークに対するツールの位置・姿
勢データX、とワーク取付基準面の位置・1 姿勢データ■、と産業用ロボット固有のデータl。
νI E t or  Z b  、E t bとから基準座
標系に対する教示点間1番目のツール取付基準面の位置
・姿勢■M1を求め、このツール取付基準面の位置・姿
勢データ■Miおよびマニピュレータの姿データに基い
て、教示点間i番目のマニピュレータの関節変数01i
〜θ61を演算する。
この後、上記教示点間i番目におけるマニピュレータ、
ポジショナおよびスライダの夫々の関節変数を同期して
出力させて、マニピュレータ、ポジショナおよびスライ
ダをサーボ機構により夫々独立して駆動させる。
〈発明の効果〉 以上のごとく、本発明によれば、産業用ロボットの稼動
時に、連続する2点の教示データから教示点間における
マニピュレータおよびワーク取扱装置の夫々の関節変数
の値が演算されるが、このマニピュレータの関節変数デ
ータは、時々刻々変化するツールとワーク取扱装置との
夫々の位置・姿勢データおよびマニピュレータの姿デー
タを演算に取入れて求められるため、マニピュレータお
よびワーク取扱装置の夫々の関節変数データを同期して
出力させて駆動するマニピュレータおよびワーク取扱装
置は確実かつ円滑に協調制御されるさらに、本発明によ
れば、教示状態は2点以上の少数とすることができるた
め、従来のごと〈産業用ロボットを協調制御するために
、極めて多数点に産業用ロボットを位置決めしていた場
合に比べて、産業用ロボットの教示作業、すなわちデー
タ入力作業が容易にかつ迅速に行なわれる。
また、教示データは2点以上の少数のデータとすること
ができるため、この教示データ量が少なくなり、従って
産業用ロボットとして必要な記憶容量が小さくて済む。
勿論2点以上の教示点における、マニピュレータおよび
ワーク取扱装置の各関節変数データとマニピュレータの
姿データとを入力データとすれば、他に教示データとし
て必要なワークに対するツルの位置・姿勢データは産業
用ロボットで自動的に演算されるため有利である。
また、産業用ロボット固有のデータZ、]Etが教示作
業時と再生作業時とで異なる場合、「再生」作業の産業
用ロボット稼動時に、所望とする産業用ロボット固有の
データZ  、  E t bを適宜に入す 力するたけで、産業用ロボットは、すでに記憶している
教示データを修正しなくとも、該教示データに基づいて
産業用ロボットのデータlb。
Etbに合致した協調動作を行なうため、すでに作成し
た教示データを有効に利用することができる。
さらに、2以上の教示点における、ワーク取扱装置の各
関節変数データ、ワークに対するツールの位置・姿勢デ
ータおよびマニピュレータの姿デタよりなる複数組の教
示データを数値データとして入力すれば、この数値デー
タは、産業用ロボットに数値データを入力する工程とは
別の工程として予しめ作成しておくことができることと
、数値データを産業用ロボットに入力する実入力作業か
容易となることより有利である。
なお、記憶した教示データは、教示後退時に、必要に応
じて夫々特定のデータに修正することができ、この修正
後の教示データを産業用ロボットに記憶させることによ
り、該修正教示データに基づいて産業用ロボットの再生
作業が行なわれるため、記憶した教示データを有効に利
用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の対象とする産業用ロボットを示す斜
視図、第2図(A)乃至(C)は第1図の配置図であっ
て、第2図(A)、第2図(B)および第2図(C)は
夫々X軸、Y軸およびZ軸を基準とした配置図、第3図
およびN4図は本発明における第1および第2の教示状
態説明図、第5図(A)は第1および第2の教示状態に
おけるワークとツールとの関係を示す側面図、第5図(
B)は第5図(A)の平面図、第6図はマニピュレータ
の先端詳細図であって、主としてツール取付基準面に対
するツール先端の位置・姿勢の状態説明図、第7図は、
マニピュレータにおける姿データを説明するための図、
第8図(A)および(B)は第1および第2の教示デー
タの説明図、第8図(C)および(D)は、夫々第8図
(A)および(B)の変形例を示す図、第8図(E)お
よび(F)は、夫々第8図(A)および(B)の更に他
の変形例を示す図、第9図はマニピュレータの概略構成
説明図、第10図は第9図におけるベクトル説明図、第
11図および第12図は、夫々本発明の第2および第3
の実施例を示す概略斜視図、第13図は第12図の要部
を示す概略斜視図、第14図(A)および(B)は、夫
々第8図(A)および(B)の変形例を示す図、第15
図は、第14図(A)に示される教示データにおけるワ
ークに対するツールの座標系ΣW 、Σ1の関係を説明
する図、第16図は、第15図に示される座標系Σ に
ツールを配置した状態を説明する図、第17図は、第1
6図に示されるX■−X■線矢視図、第18図は、第1
7図に示されるX■−X■線矢視図、第19図(A)乃
至(C)は産業用ロボットの再生状態を示す概略図であ
って、第19図(A)は産業用ロボット固有のデータが
教示時および再生時ともZ、Etの場合を示す図、第1
9図(B)および(C)は、夫々再生時における値がZ
、Et  およびZ、Et  の場合a       
 b          b        aを示す
図、第20図(A)および(B)は、夫々産業用ロボッ
トの教示状態および再生状態を示す流れ図、第21図は
従来の産業用ロボットにおける教示状態を説明する図で
ある。 1・・・・・・ワーク取扱装置 2・・・・・・ツール
3・・・・・・6自由度を有するマニピュレータ4・・
・・・・産業用ロボット

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ワーク取扱装置とツールを設けた6自由度を有する
    マニピュレータとを備えた産業用ロボットを入力データ
    に基いて協調動作させる制御方法において、マニピュレ
    ータとワーク取扱装置との設置関係を表わす位置・姿勢
    データおよびツール取付基準面に対するツール先端の位
    置・姿勢データよりなる産業用ロボット固有のデータを
    入力するステップと、2点以上の教示点における、マニ
    ピュレータおよびワーク取扱装置の各関節変数データと
    マニピュレータの姿データとを入力するステップと、前
    記各関節変数データからツールおよびワークの各取付基
    準面の位置・姿勢を演算すると共に該ツールおよびワー
    クの各取付基準面の位置・姿勢と産業用ロボット固有の
    データからワークに対するツールの位置・姿勢を演算す
    るステップと、該ワークに対するツールの位置・姿勢デ
    ータ、ワーク取扱装置の各関節変数データおよびマニピ
    ュレータの姿データよりなる教示データを作成するステ
    ップと、前記教示データを記憶するステップとを有し、
    再生時に教示データを取出し、連続する2点の教示デー
    タから教示点間における、ワークに対するツールの位置
    ・姿勢、ワーク取扱装置の関節変数およびワーク取付基
    準面の位置・姿勢を演算するステップと、前記ワークに
    対するツールの位置・姿勢データ、ワーク取付基準面の
    位置・姿勢データおよび産業用ロボット固有のデータか
    ら基準座標系に対するツール取付基準面の位置・姿勢を
    演算するステップと、前記ツール取付基準面の位置・姿
    勢データおよび前記姿データに基いて教示点間における
    マニピュレータの各関節変数を演算するステップと、前
    記マニピュレータおよびワーク取扱装置の夫々の関節変
    数データを同期して出力させて、マニピュレータおよび
    ワーク取扱装置を独立して駆動するステップとを具備し
    たことを特徴とする産業用ロボットの協調制御方法。 2、ワーク取扱装置とツールを設けた6自由度を有する
    マニピュレータとを備えた産業用ロボットを入力データ
    に基いて協調動作させる制御方法において、マニピュレ
    ータとワーク取扱装置との設置関係を表わす位置・姿勢
    データおよびツール取付基準面に対するツール先端の位
    置・姿勢データよりなる産業用ロボット固有のデータを
    入力するステップと、2点以上の教示点における、ワー
    ク取扱装置の各関節変数データ、ワークに対するツール
    の位置・姿勢データ、およびマニピュレータの姿データ
    よりなる教示データを入力するステップと、前記教示デ
    ータを記憶するステップとを有し、再生時に教示データ
    を取出し、連続する2点の教示データから教示点間にお
    ける、ワークに対するツールの位置・姿勢、ワーク取扱
    装置の関節変数およびワーク取付基準面の位置・姿勢を
    演算するステップと、前記ワークに対するツールの位置
    ・姿勢データ、ワーク取付基準面の位置・姿勢データお
    よび産業用ロボット固有のデータから基準座標系に対す
    るツール取付基準面の位置・姿勢を演算するステップと
    、前記ツール取付基準面の位置・姿勢データおよび前記
    姿データに基いて教示点間におけるマニピュレータの各
    関節変数を演算するステップと、前記マニピュレータお
    よびワーク取扱装置の夫々の関節変数データを同期して
    出力させて、マニピュレータおよびワーク取扱装置を独
    立して駆動するステップとを具備したことを特徴とする
    産業用ロボットの協調制御方法。 3、再生時において適用するワーク取扱装置の構成が教
    示データ作成時と異なる場合に、前記記憶したデータの
    一部を修正し、該修正教示データに基いて再生する第2
    項記載の産業用ロボットの協調制御方法。 4、ワーク取扱装置とツールを設けた6自由度を有する
    マニピュレータとを備えた産業用ロボットを入力データ
    に基いて協調動作させる制御装置において、マニピュレ
    ータとワーク取扱装置との設置関係を表わす位置・姿勢
    データおよびツール取付基準面に対するツール先端の位
    置・姿勢データよりなる産業用ロボット固有のデータを
    入力する手段と、2点以上の教示点における、マニピュ
    レータおよびワーク取扱装置の各関節変数データとマニ
    ピュレータの姿データとを入力する手段と、前記各関節
    変数データからツールおよびワークの各取付基準面の位
    置・姿勢を演算すると共に該ツールおよびワークの各取
    付基準面の位置・姿勢と産業用ロボット固有のデータか
    らワークに対するツールの位置・姿勢を演算する手段と
    、該ワークに対するツールの位置・姿勢データ、ワーク
    取扱装置の各関節変数データおよびマニピュレータの姿
    データよりなる教示データを作成する手段と、前記教示
    データを記憶する手段とを有し、再生時に教示データを
    取出し、連続する2点の教示データから教示点間におけ
    る、ワークに対するツールの位置・姿勢、ワーク取扱装
    置の関節変数およびワーク取付基準面の位置・姿勢を演
    算する手段と、前記ワークに対するツールの位置・姿勢
    データ、ワーク取付基準面の位置・姿勢データおよび産
    業用ロボット固有のデータから基準座標系に対するツー
    ル取付基準面の位置・姿勢を演算する手段と、前記ツー
    ル取付基準面の位置・姿勢データおよび前記姿データに
    基いて教示点間におけるマニピュレータの各関節変数を
    演算する手段と、前記マニピュレータおよびワーク取扱
    装置の夫々の関節変数データを同期して出力させて、マ
    ニピュレータおよびワーク取扱装置を独立して駆動する
    手段とを具備したことを特徴とする産業用ロボットの協
    調制御装置。 5、ワーク取扱装置とツールを設けた6自由度を有する
    マニピュレータとを備えた産業用ロボットを入力データ
    に基いて協調動作させる制御装置において、マニピュレ
    ータとワーク取扱装置との設置関係を表わす位置・姿勢
    データおよびツール取付基準面に対するツール先端の位
    置・姿勢データよりなる産業用ロボット固有のデータを
    入力する手段と、2点以上の教示点における、ワーク取
    扱装置の各関節変数データ、ワークに対するツールの位
    置・姿勢データ、およびマニピュレータの姿データより
    なる教示データを入力する手段と、前記教示データを記
    憶する手段とを有し、再生時に教示データを取出し、連
    続する2点の教示データから教示点間における、ワーク
    に対するツールの位置・姿勢、ワーク取扱装置の関節変
    数およびワーク取付基準面の位置・姿勢を演算する手段
    と、前記ワークに対するツールの位置・姿勢データ、ワ
    ーク取付基準面の位置・姿勢データおよび産業用ロボッ
    ト固有のデータから基準座標系に対するツール取付基準
    面の位置・姿勢を演算する手段と、前記ツール取付基準
    面の位置・姿勢データおよび前記姿データに基いて教示
    点間におけるマニピュレータの各関節変数を演算する手
    段と、前記マニピュレータおよびワーク取扱装置の夫々
    の関節変数データを同期して出力させて、マニピュレー
    タおよびワーク取扱装置を独立して駆動する手段とを具
    備したことを特徴とする産業用ロボットの協調制御装置
    。 6、再生時において適用するワーク取扱装置の構成が教
    示データ作成時と異なる場合に、前記記憶したデータの
    一部を修正し、該修正教示データに基いて再生する第5
    項記載の産業用ロボットの協調制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06278063A (ja) * 1993-03-31 1994-10-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 産業用ロボットシステム
JP2010082802A (ja) * 2009-11-26 2010-04-15 Yaskawa Electric Corp 自動機械システム
JP2013151066A (ja) * 2013-05-16 2013-08-08 Fuji Electric Co Ltd 動作軌道生成装置、動作軌道生成方法、ロボット制御装置及びロボット制御方法

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