JPS61253510A - ロボツト制御デ−タの確認方法 - Google Patents

ロボツト制御デ−タの確認方法

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JPS61253510A
JPS61253510A JP9465185A JP9465185A JPS61253510A JP S61253510 A JPS61253510 A JP S61253510A JP 9465185 A JP9465185 A JP 9465185A JP 9465185 A JP9465185 A JP 9465185A JP S61253510 A JPS61253510 A JP S61253510A
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隆 伊藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば鋼材のガス切断などのように、作業
内容が毎回異なる作業を、多関節ロボットを用いて行な
う場合のロボット制御データを確認する方法に関する。
背景技術 従来では、ロボットに対する位置および姿勢に関する制
御データは、操作員が作業に必要な各点へ教示ボックス
を用いて、ロボットのアームを直接誘導して教示してい
た。この教示は、実際の作業環境の下で行なわれ、教示
されたデータに従ってロボットを動作させながら、ロボ
ットがその周囲に存在する物体と干渉しないで動作可能
であることを、目視によって確認していた。
発明が解決しようとする問題点 上述のような従来の方法においては、前述したようにロ
ボットの制御データの正当性を確認するため番こ、実際
の作業環境の下でそのデータに従つてロボットを動作さ
せていた。したがってロボットの作業が毎回異なるとき
、そのたびに確認のために多大の時間を要していた。ま
た制御データの確認中は、ロボットを稼動させて実際の
作業を行なわせることができないので、このロボットを
含む生産ラインの稼動率を低下させていた。このような
問題点を解決するために、たとえば「ロボットへの動作
指令とその実現」(「数理科学」ム249.1984年
3月発行、第17頁〜第24頁)に示されているように
、いわゆるオフラインティーチングの概念が発表されて
いるけれども、その技術的な内容が十分に示されている
とは認められず、上述の問題を解決することができない
したがって本発明は、上述の問題点を解決し、多関節ロ
ボットを直接動作させることなく、ロボット制御データ
を確認することができる方法を提供することを目的とr
る。
問題点を解決するための手段 本発明は、 多関節ロボットの制御データ確認方法にaいて、ロボッ
トの制御データとして作業対象物体に対する道具の位置
および姿勢に関する情報を入力し、この位置および姿勢
を実現するためのロボットの各軸直を算出し、この軸直
がロボットの構造上の動作範囲に納まるか否かを検証し
、ロボットの動作可能性を確認することを特徴とする特
許請求の範囲34G1項記載のロボット制御データの確
認方法である。
また本発明は、ロボット制御データの確認方法において
、 前記位置および姿勢を実現するロボット本体が空間的に
占める部分を算出し、その空間部分と予め入力されてい
るロボット周辺の物体が空間的に占める部分との干渉を
検証し、ロボットとその周辺の物体が干渉しないことを
確認することを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の
ロボット制御データの確認方法である。
作用 以上のように本発明に従えば、ロボットの制御データと
して、作業対象物体に対する道具の位置および姿勢を入
力する。これを実現するロボット本体が空間的に占める
部分を算出し、その空間部分と、予め入力されているロ
ボット周辺の物体が空間的に占める部分との干渉と、ロ
ボットの各軸直が構造上の動作範囲に納まるか否かとを
確認する。したがってロボットを実際に動作させること
なく、ロボット本体が空間的に占める部分と、ロボット
周辺の物体が空間的に占める部分との干渉およびロボッ
トの各軸直が構造上の動作範囲に納まるか否かが検証さ
れ、実際の作業環境の下での確認操作が不要となる。
実施例 第1図は本発明の一実施例の多関節ロボットの制御デー
タ確認装置の構成を示すブロック図である。確認装置4
には、後述されるような道具の位置および姿勢に関する
情報を、後述されるワーク座標系ΣWで記述した制御デ
ータ(xw、yw。
z w 、αW、βw、rw)が入力装置3から入力さ
れる。
座標変換装置5では、ワーク座標系J’wで記述された
制御データを、後述されるロボット座標系Σrで記述さ
れた制御データ(” r * Y r @ Z r *
αr、βr、rr)に変換する。座標変換装置5からの
出力は、軸直である関節の角変位量を算出する関節角変
位算出装置6に与えられる。関節角変位算出装置6から
の出力は、チェック装置7に与えられる。チェック装置
7は、動作範囲チェック装置8と、干渉チェック装置9
とを含み、この順序に各チェック装置8,9によって、
チェックが行なわれる。
チェック装置7の出力が入力される表示装置11は、入
力°装置3から入力されたロボット制御データが適切で
あるか否かの表示を行なう。
チェック装置7によって、入力されたロボット制御デー
タが適切であると判定されたとき、入力装置3からの信
号を、ロボット駆動装置12に入力してロボットを駆動
する。
第2図は作業対象物体13におけるワーク座標系ΣW°
を示す斜視図であり、第3図はワーク座標系ΣWにおけ
る道具2の位置および姿勢の表現を説明する図である。
第2図に示すように、作業対象物体13には、相互に直
交する3本の座標軸Xw @ Y w 、 7. yか
ら成るワーク座標系ΣWが設定される。第3図のように
、ワーク座標系ΣWにおいて道具2の位置および姿勢に
関するデータが設定される。すなわち位置は、道具2の
先端位置の座標(x*ysz)と、オイラ角で表わされ
る姿勢を表わすデータ(α、βsr)とによって表現さ
れる。このとき道具2の位置および姿勢を表わす位置・
姿勢ベクトル X=(X#71Ztα、βsr) は、下記の位置姿勢行列Tへ変換できる。ベクトルXか
ら行列Tへの変換招よびその逆変換をそれぞれf、f 
 で表現する。
x = (x e y * z eα、β、r)  ・
・・(1)ここでSは、第3図示のワーク座標系ΣWか
ら道具2に設定された相互に直交する3本の座標軸Xt
、yt、ztで構成されるツール座標系Σtへの3行3
列の座標回転行列であり、その各要素は、α、β、rの
関数でそれぞれ表わされる。
ワーク座標系ΣWにおいて表現された道具2の位置姿勢
ベクトルXwは、後述される相互に直交する3本の座標
軸X r 、 Y r 、 Z rで構成されるロボッ
ト座標系Σrにおける位置姿勢ベクトルXrへ第3式に
より変換される。
Xr=f  (Tr   Tw−/(Xw))  ・・
・(31ここでTw、Trは、それぞれ後述されるよう
なワーク座標系JWおよびロボット座標系Σrから絶対
座標系Σ0への座標変換行列である。
第4図はワーク座標系ΣW10ボット座標系Σrおよび
絶対座標系ΣOの関係を示す斜視図である。相互に直交
する3本の座標軸X、Y、Zから成る絶対座標系ΣOに
関して、作業対象物体13に関するワーク座標系ΣWと
ロボット座標系Σrとが設定される。
第5図は本発明の一実施例のロボットの機構をモデル化
して示した斜視図である。本実施例においては、複数の
リンクL1〜L5が用いられる。
これらの各リンクL1〜L5の各端部はそれぞれ関節で
あり、各関節の回転量がθ1(i=1〜6)で節の角変
位量θ1(i=1〜6)を要素とする関節角変位ベクト
ルθ=(θ1.θ2.θ3.θ4.θ5.θ6)を求め
ることができる。したがって角θiが、各関節の構造上
の動作範囲に納まるか否かをチェックすることにより、
入力装置3から入力された道具の位置姿勢ベクトルXw
の実現可能性を、チェックすることができる。
また本発明において実現される第2のチェック機能であ
る干渉チェック機能とは、ロボットが前記角変位ベクト
ルθで定められる姿勢をとっているとき、ロボット本体
が空間的に占める部分を算出し、この空間部分と、周辺
のたとえば障害物などの空間的に占める部分とが干渉す
るか否かを検証する機能である。この機能について以下
に説明する。
第6図は多関節ロボット1のロボット本体14とその周
辺の物体の形状を示す図であり、第7図はロボットと作
業対象物体13との干渉チェック方法を説明するための
図である。第6図を参照して、ロボット本体14のハン
ド部15は、たとえば円柱状であり、作業対象物体13
はたとえば角柱状である。したがって第7図に示すよう
に、円柱状のハンド部15は、その底面16の円周上の
複数個(本実施例に2いては8個)の点P1〜P8で近
似する。
またロボット座標系ΣrのY軸と、ワーク座標系ΣWの
X軸とが平行であると想定すると、作業対象物体13は
、第7図に示すように2つの線分17.18で近似でき
る。この2つの線分17゜18に関じて、ハンド部15
と反対側に形成される斜線を付した領域19が干渉領域
であり、ロボットに対応する点が、干渉領域19内に入
らないことを検証する。この検証は、下記のようにして
行なわれる。
多関節ロポツ)1のハンド部15には、26座標系(第
4図参照)が設定されており、第6図においてハンド部
15として近似した各近似点Pj(:xj、)’j、z
j)(j=1〜8)は、このΣ6座標系で定義される。
この近似点P j (xj、yj、zj )のロボット
座標系Σrに詔ける座標(XI j 5yILここで行
列Ti (i=1〜6)は、Σ(i−υ座標系からΣi
座標系への座標変換行列である。
一方、′s7図に示すように、作業対象物体13の境界
に対応する線分17のロボット座標系Σrでの表現が、
z=a、x+bとすると、下式で示される条件が成立す
る限り干渉が発生しないと判断できる。
5I−xt j + b > Zlj        
    ・・・(51砒のよう番こして入力された道具
2の位置姿勢ベクトルXwに対して、それを実現するロ
ボットとその周辺の障害物との干渉を検証することがで
きた。また道具2の位置姿勢が定められた2つの点の途
中において、補間演算によって、その途中の位置姿勢を
求めることによって、2点間の動作中における上述した
ような確認作業もまた同様に行なうことができる。
効果 以上のように、本発明に従えば、作業対象物体番こ対す
る道具の位置および姿勢に関する情報を入力し、この位
置および姿勢を実現するためのロボットの各軸値を算出
する。この算出された軸値が、ロボットの構造上の動作
範囲に納まるか否かを検証し、ロボットの動作可能性を
確認するようにした。したがってロボットを直接動作さ
せることなく、入力されたロボット制御データの正当性
を確認できる。すなわち作業内容が毎回異なる作業を行
なうとき、この作業ごとにロボットを実際に動作させて
、目視などによる実際の作業環境下における確認が不必
要となる。そのため作業工程を簡略化、省力化すること
ができる。また、ロボット制御データを確認するために
、作業を行なっているロボットを停止させる必要がなく
なるので、ロボットを含む生産ラインの稼動率を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の多関節ロボットの制御デー
タ確認装置4の構成を示すブロック図、第2図は作業対
象物体13にあけるワーク座標ΣWを示す斜視図、′f
43図はワーク座標系ΣWによる道具2の位置および姿
勢の表現を説明する斜視図、第4図はワーク座標系ΣW
とロボット座標系zrとの関係を示す図、第5図は多関
節ロボットlの軸の構成を模式的に示した図、第6図は
多関節ロボット1および作業対象物体13の関係を示す
図、第7図はハンド!45と作業対象物体13との干渉
チェック方法を説明する図である。 1・・・多関節ロボット、2・・・道具、4・・・確認
装置、5・・・座標変換装置、6・・・関節角変位算出
装置、7・・・チェック装置、8・・・動作範囲チェッ
ク装置、9・・・干渉チェック装置、13・・・作業対
象物体、14・・・ロボット本体、15・・・ハンド部
代理人   弁理士 西教圭一部 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7B 手続補正書 昭和60年 6月 5日 1、事件の表示 特願昭60−94651 、発明の名称 ロボット制御データの確認方法 (、補正をする者 事件との関係  出願人 住所 名称 (097)川崎重工業株式会社 代表者 t1代理人 住 所 大阪市西区西本町1丁目13番38号 新興産
ビル国装置EX 0525−5985  INTAPT
  J国際FAX GI&GII (06)53B−0
247自発補正 6、補正の対象 明細書全文および図面 7、補正の内容 (1)明細書全文を別紙のとおりに訂正する。 (2)図面の$6図を別紙のとおりに訂正する。 以  上 明    細    書 1、発明の名称 ロボット制御データの確認方法 2、特許請求の範囲 (1)  多関節ロボットの制御データ確認方法におい
て、 ロボットの制御データとして作業対象物体に対する道具
の位置および姿勢に関する情報を入力し、この位置およ
び姿勢を実現するためのロボットの各軸直を算出し、こ
の軸直がロボットの構造上の動作範囲に納まるか否かを
検証し、ロボットの動作可能性を確認することを特徴と
するロボット制御データ・の確認方法。 (2)  多関節ロボットの制御データ確認方法におい
て、 前記位置および姿勢を実現するロボット本体が、空間的
に占める部分を算出し、その空間部分と、予、め入力さ
れているロボット周辺の物体が、空間的に占める部分と
の干渉を検証し、ロボットとその周辺の物体が干渉しな
いことを確認することを特徴とするロボット制御データ
の確認方法。 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、たとえば鋼材のガス切断などのように、内容
が毎回異なる作業を、多関節ロボットを用いて行なう場
合のロボット制御データを確認する方法番こ関する。 背景技術 従来では、ロボットに対する位置詔よび姿勢に関する制
御データは、操作員が教示ボックスを用いて、ロボット
のアームを作業に必要な各点へ直接誘導して教示してい
た。この教示は、実際の作業環境の下で行なわれ、教示
されたデータに従ってロボットを動作させながら、ロボ
ットがその周囲に存在する物体と干渉しないで動作可能
であることを、目視によって確認していた。 発明が解決しようとする問題点 上述のような従来の方法に招いては、前述したようにロ
ボットの制御データの正当性を確認するために、実際の
作業環境の下でそのデータ番こ従つてロボットを動作さ
せていた。したがってロボットの作業が毎回異なるとき
、そのたびに確認のために多大の時間を要していた。ま
た制御データの確認中は、ロボットを稼動させて実際の
作業を行なわせることができないので、このロボットを
含む生産ラインの稼動率を低下させていた。このような
問題点を解決するために、たとえば「ロボットへの動作
指令とその実現」(「数理科学」ム249゜1984年
3月発行、第17頁〜第24頁)に示されているように
、いわゆるオフラインティーチングの概念が発表されて
いるけれども、その技術的な内容が十分に示されている
とは認められず、上述の問題を解決することができない
。 したがって本発明は、上述の問題点を解決し、多関節ロ
ボットを直接動作させることなく、ロボット制御データ
を確認することができる方法を提供することを目的とす
る。 問題点を解決するための手段 本発明は、多関節ロボットの制御データ確認方法に$い
て、ロボットの制御データとして作業対象物体に対する
道具の位置$よび姿勢に関する情報を入力し、この位置
および姿勢を実現するためのロボットの各軸直を算出し
、この軸直がロボットの構造上の動作範囲に納まるか否
かを検証し、ロボットの動作可能性を確認することを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載のロボット制御デー
タの確認方法である。 また本発明は、ロボット制御データの確認方法において
、前記位置および姿勢を実現するロボット本体が空間的
に占める部分を算出し、その空間部分と予め入力されて
いるロボット周辺の物体が空間的に占める部分との干渉
を検証し、ロボットとその周辺の物体が干渉しないこと
を確認することを特徴とする特許請求の範囲第2項記載
のロボット制御データの′確認方法である。 作用 以上のように本発明に従えば、ロボットの制御データと
して、作業対象物体に対する道具の位置および姿勢を入
力する。これを実現するロボット本体が空間的に占める
部分を算出し、その空間部分と、予め入力されているロ
ボット周辺の物体が空間的に占める部分との干渉と、ロ
ボットの各軸直が構造上の動作範囲に納まるか否かとを
確認する。したがってロボットを実際に動作させること
なく、ロボット本体が空間的に占める部分と、ロボット
周辺の物体が空間的に占める部分との干渉およびロボッ
トの各軸直が構造上の動作範囲に納まるか否かが検証さ
れ、実際の作業環境の下での確認操作が不要となる。 実施例 第1図は本発明の一実施例の多関節ロボットの制御デー
タ確認装置の構成を示すブロック図である。確認装置4
には、後述されるような道具の位置および姿勢に関する
情報を、後述されるワーク座標系ΣWで記述した制御デ
ータ(x w 、 y w 。 z w 、αW、βw 、 r w )が入力装置3か
ら入力される。 座標変換装置5では、ワーク座標系ΣWで記述された制
御データを、後述されるロボット座標系Jrで記述され
た制御データ(xr、yr、zr 。 αr、βr、γr)に変換する。座標変換装置5からの
出力は、軸直である関節の角変位量を算出する関節角変
位算出装置6に与えられる。関節角変位算出装置6から
の出力は、チェック装置7番こ与えられる。チェック装
置7は、動作範囲チェック装置8と、干渉チェック装置
9とを含み、この順序に各チェツク装置8,9番こよっ
て、チェックが行なわれる。 チェック装置7の出力が入力される表示装置11は、入
力装置3から入力されたロボット制御データが適切であ
るか否かの表示を行なう。 チェック装置7によって、入力されたロボット制御デー
タが適切であると判定されたとき、入力装置3からの信
号を、ロボット駆動装置12に入力してロボットを駆動
する。 第2図は作業対象物体13におけるワーク座標系ΣWを
示す斜視図であり、第3図はワーク座標系Σwjこおけ
る道具2の位置および姿勢の表現を説明する図である。 第2図に示すように、作業対象物体13には、相互に直
交する3本の座標軸Xw 。 Yw、Zwから成るワーク座標系ΣWが設定される。第
3図のように、ワーク座標系Σwiこおいて道具2の位
置および姿勢に関するデータが設定される。すなわち、
位置は道具2の先端位置の座標(” e )’ * Z
 )によって表現され、姿勢はオイラ角(α、βsr)
  によって表現される。このとき道具2の位置および
姿勢を表わす位置・姿勢ベクトル!” (1m ’j 
w Z *α、βtr)は、下記の位置・姿勢行列Tへ
変換できる。ベクトルIC1pら行列Tへの変換および
その逆変換をそれぞれf、f  で表現する。 r=(Xt)’*Zeα、βsr)   ・・・(1)
f番 T /” ここでSは、第3図示のワーク座標系ΣWから道具2に
設定された相互に直交する3本の座標軸Xt。 yt、ztで構成されるツール座標系Σtへの3行3列
の座標回転行列であり、その各要素はα。 β、rの関数でそれぞれ表わされる。 ワーク座標系ΣWにおいて表現された道具2の位置・姿
勢ベクトルYWは、後述される相互に直交する3本の座
標軸Xr、Yr、Zrで構成されるロボット座標系Σr
K、おける位置・姿勢ベクトルtrへ第3式により変換
される。 Xr=f  (Tr   Tw−/(Ww))   −
(31ここでTw、Trは、それぞれ後述されるような
ワーク座標系XWおよびロボット座標系Σrから絶対座
標系Σ0への座標変換行列である。 第4図はワーク座標系ΣW、ロボット座標系Σrおよび
絶対座標系Σ0の関係を示す斜視図である。 相互に直交する3本の座標軸x、y、zから成る絶対座
標系Σ0に関して、作業対象物体13に関するワーク座
標系ΣWとロボット座標系Σrとが設定される。 第5図は本発明の一実施例のロボットの機構をモデル化
して示した斜視図である。本実施例においては、複数の
リンクL1〜L5が用いられる。 これらの各リンクL1〜L5には相互に直交する3本の
座標軸Xi、Yi、Ziから成る座標系Σ1(i=1〜
6)がそれぞれ設定される。各リンクの端部はそれぞれ
関節であり、各関節の回転量が#1(i=1〜6)であ
る。上記ロボットの機構と道具の形状およびその取付は
方にもとづいて、前記位置・姿勢ベクトル’Krを実現
する各関節の角変位量θi(iwl〜6)を要素とする
関節角変位ベクトルθ=(θ8.θ2.θ3.θ4.θ
6.θ6)を求めることができる。したがって、角変位
量θiが各関節の構造上の動作範囲に納まるか否かをチ
ェックすることにより、入力装置3から入力された道具
の位置・姿勢ベクトルX、 Wの実現可能性をチェック
することができる。 また本発明において実現される第2のチェック機能であ
る干渉チェック機能とは、ロボットが前記角変位ベクト
ルθで定められる姿勢をとっているとき、ロボット本体
が空間的に占める部分を算出し、この空間部分と、周辺
のたとえば障害物などの空間的に占める部分とが干渉す
るか否かを検証する機能である。この機能について以下
に説明する。 第6図は多関節ロボツ)1のロボット本体14とその周
辺の物体の形状を示す図であり、第7図はロボットと作
業対象物体13との干渉チェック方法を説明するための
図である。第6図を参照して、ロボット本体14のハン
ド部15は、たとえば円柱状であり、作業対象物体13
はたとえば角柱状である。したがって第7図に示すよう
に、円柱状のハンド部15は、その底面16の円周上の
複数個(本実施例においては8個)の点P1〜P8で近
似する。 またロボット座標系ΣrのY軸と、ワーク座標系ΣWの
X軸とが平行であると想定すると、作業対象物体13は
、第7図に示すように2つの線分17.18で近似でき
る。この2つの線分17゜18に関して、ハンド部15
と反対側に形成される斜線を付した領域19が干渉領域
であ・す、ロボットに対応する点が、干渉領域19内に
入らないことを検証する。この検証は、下記のようにし
て行なわれる。 多関節ロボット1のハンド部15には、Σ6座標系(第
5図参照)が設定されており、第6図に招いてハンド部
15として近似した各近似点Pj(xj、yj、zj)
(j−1〜8)は、このΣ6座標系で定義される。この
近似点Pj (xj、yj、zj )のロボット座標系
Jrに詔ける座標(xt Lyt Lここで行列Ti(
i=1〜6)は、Σi−1.座標系からΣi座標系への
座標変換行列である。 一方、第7図に示すように、作業対象物体13の境界に
対応する線分17のロボット座標系Σrでの表現が、z
 = a−x+b  とすると、下式で示される条件が
成立する限り干渉が発生しないと判断できる。 a−xtj+b>zij         ・・・(5
)同様に、作業対象物体13の境界薯と対応する線分1
8についても干渉のチェックを行なうことができる。以
上のよう番こして入力された道具2の位置・姿勢ベクト
ルXwに対して、それを実現するロボットとその周辺の
障害物との干渉を検証することができた。また道具2の
位置姿勢が定められた2つの点の途中において、補間演
算によって、その途中の位置姿勢を求めること番こよっ
て、2点間の前作中における上述したような確認作業も
また同様に行なうことができる。 効果 以上のように、本発明に従えば、作業対象物体に対する
道具の位置および姿勢に関する情報を入力し、この位置
8よび姿勢を実現するためのロボットの各軸直を算出す
る、この算出された軸直が、ロボットの構造上の動作範
囲に納まるか否かを検証し、ロボットの動作可能性を確
認するようにした。したがってロボットを直接動作させ
ることなく、入力されたロボット制御データの正当性を
確認できる。すなわち内容が毎回異なる作業を行なうと
き、その作業ごとにロボットを実際に動作させて、目視
などにより実際の作業環境下において行なう確認が不必
要となる。そのため作業工程を簡略化、省力化すること
ができる。また、ロボット制御データを確認するために
、作業を行なっているロボットを停止させる必要がなく
なるので、ロボットを含む生産ラインの稼動率を向上さ
せることができる。 4、図面の簡単な説明 第1図は本発明の一実施例の多関節ロボットの制御デー
タ確認装置4の構成を示すブロック図、第2図は作業対
象物体13に詔けるワーク座標系ΣWを示す斜視図、第
3図はワーク座標系ΣWによる道具2の位置詔よび姿勢
の表現を説明する斜視図、第4図はワーク座標系ΣWと
ロボット座標系Σrとの関係を示す図、第5図は多関節
ロボット1の軸の構成を模式的に示した図、第6図は多
関節ロボット1および作業対象物体13の関係を示す図
、第7図はハンド部15と作業対象物体13との干渉チ
ェック方法を説明する図である。 1・・・多関節ロボット、2・・・道具、4・・・確認
装置、5・・・座標変換装置、6・・・関節角変位算出
装置、7・・・チェック装置、8・・・動作範囲チェッ
ク装置、9・・・干渉チェック装置、13・・・作業対
象物体、14・・・0ボット本体、15・・・ハンド部
代理人   弁理士 函数圭一部 第6図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多関節ロボットの制御データ確認方法において、 ロボットの制御データとして作業対象物体に対する道具
    の位置および姿勢に関する情報を入力し、この位置およ
    び姿勢を実現するためのロボットの各軸値を算出し、こ
    の軸値がロボットの構造上の動作範囲に納まるか否かを
    検証し、ロボットの動作可能性を確認することを特徴と
    するロボット制御データの確認方法。
  2. (2)多関節ロボットの制御データ確認方法において、 前記位置および姿勢を実現するロボット本体が、空間的
    に占める部分を算出し、その空間部分と、予め入力され
    ているロボット周辺の物体が、空間的に占める部分との
    干渉を検証し、ロボットとその周辺の物体が干渉しない
    ことを確認することを特徴とするロボット制御データの
    確認方法。
JP60094651A 1985-05-01 1985-05-01 ロボツト制御データの干渉チェック方法 Expired - Fee Related JP2597979B2 (ja)

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