JP2567834B2 - ロボツト制御デ−タの作成方法 - Google Patents

ロボツト制御デ−タの作成方法

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば切断トーチなどのように、軸まわ
りに回転対称な道具を用い、ガス切断のように内容が毎
回異なる作業を多関節ロボツトを用いて行う場合などに
好適に用いられる、ロボツト制御データを作成する方法
に関する。
背景技術 従来、ロボツトを動作させるに必要な位置および姿勢
に関する制御データは、実際の作業環境の下で操作員が
教示ボツクスを用いて、ロボツトのアームを作業に必要
な各点へ直接誘導して教示した。このような制御データ
に従つてロボツトを動作させようとする場合、ロボツト
が周辺の障害物と衝突したり、動作範囲を越えたりし
て、希望した動作を行うことができない、などという事
態が生じる場合がある。このような場合、軸まわりに回
転対称な道具を用いる作業においては、操作員が道具を
軸まわりに回転させた別の姿勢に教示しなおして、再度
その動作をたとえば目視などにより確認する、という方
法がとられていた。
発明が解決しようとする問題点 このような先行技術では、ロボツトが周囲の障害物と
衝突することなく、動作可能な制御データとして道具の
軸まわりの回転量を作成するには、多大の時間と労力を
要していた。
したがつて本発明の目的は、上述の問題点を解決し、
道具の軸まりの回転量を操作することによつて、ロボツ
トを直接動作させることなく、格段に低減された時間と
労力で、ロボツトが周辺の物体と衝突しないで動作でき
るロボツト制御データとして道具の軸まわりの回転量を
作成する方法を提供することである。
問題点を解決するための手段 本発明は、道具の軸まわりに回転対称な、そのような
道具を用いて、その教示点間を移動させながら加工を行
う作業に対するロボツト制御データの作成方法におい
て、 ワーク座標系Σwにおける道具の先端位置(xw,yw,z
w)およびオイラ角で表される姿勢(αw,βw,γw)の
うち道具の軸まわりの回転量γwを除く(αw,βw)を
入力する第1ステツプと、 予め求めたγwと、入力された(xw,yw,zw,αw,β
w)で決められる道具の位置・姿勢ベクトル を、ロボツト座標系Σrにおける位置・姿勢ベクトル へ変換して6自由度ロボツトの各関節の回転量θi(i
=1〜6)を求める第2ステツプと、 この回転量θi(i=1〜6)が各関節の構造上の動
作範囲に納まるか否かをチエツクする第3ステツプと、 6自由度ロボツトのハンド部16の外形上の複数の点を
定め、これらの点のロボツト座標系Σrにおける座標値
を求める第4ステツプと、 作業対象物体12の平面で囲まれた凸干渉領域20を定
め、その干渉領域20の境界の平面18のx,y,z直交座標系
であるロボツト座標系Σrでの平面方程式 z=g(x) (ここで、g(x)はxの関数であつて、しかもyの
値には依存しない関数である) に、ハンド部16の外形上の複数の各点P1〜P8のロボツト
座標系Σrの座標値を前記平面方程式と左辺と右辺とに
それぞれ代入して、左右両辺の値の大小を比較し、ハン
ド部16が作業対象物体の空間に存在するか否かをチエツ
クし、干渉の有無を判定する第5ステツプと、 各関節の回転量が許容される動作範囲内に納まらない
か、あるいは干渉すると判断されたときには、各関節の
回転量が動作範囲に納まり、かつ干渉しなくなるまで、
道具の軸まわりの回転量を(γw+Δγw)、(γw−
Δγw)、(γw+2Δγw)、(γw−2Δγw)、
…というように、γwを中心に一定量Δγwの整数倍を
順次的に交互に増加、減少させ、第2ステツプから第5
ステツプを繰返す第6ステツプとを含むことを特徴とす
るロボツト制御データの作成方法である。
作用 本発明に従えば、作業対象物体に対する道具の位置お
よび方向を入力する。この位置および方向を実現するロ
ボツトの各軸値が構造上の動作範囲に納まり、またロボ
ツト本体が空間的に占める部分と、予め入力されている
ロボツト周辺の物体が空間的に占める部分とが干渉しな
いように、道具の軸まわりの回転量を操作して、ロボツ
トの動作可能な制御データを作成するようにする。した
がつて、本発明によるロボツト制御データの作成では、
道具の姿勢のうち、軸まわりの回転量を指示する必要が
なく、ロボツトと周辺の障害物との衝突を回避して、動
作可能なように前記回転量を自動的に決定できる。した
がつて、道具の位置および姿勢の教示作業の軽減を図る
ことができる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例のブロツク図である。入
力装置1によつて道具の位置および方向が、データ作成
装置2に入力される。
データ作成装置2では、後述される道具の回転量に関
して、初期値を設定する装置3による初期値と入力装置
1から入力された道具の位置および方向が、座標変換装
置4に与えられる。座標変換装置4からの出力は、ロボ
ツトの各関節の角変位量を算出する装置5に与えられ、
算出された結果がチエツク装置6に入力される。チエツ
ク装置6では、動作範囲チエツク装置7および干渉チエ
ツク装置8によつて、後述されるような制御データのチ
エツクが行われる。
チエツク装置6からの出力は、判定装置9に与えられ
る。判定装置9において後述されるようなロボツトの動
作可能性などに関する判定がなされ、可の判定であれ
ば、入力装置1から入力された道具の位置および方向と
初期値設定装置3によつて設定された道具の回転量が、
ロボツト制御装置10に出力される。一方、判定装置9に
おいて不可の判定結果が得られると、初期値設定装置3
によつて設定された初期値を修正する回転量修正装置11
において、初期値の修正が行われ、再び入力装置1から
入力された値とあわせて、座標変換装置4に入力され
る。このようにして、適正な制御データの判定が得られ
るまで、繰返しチエツク動作が行われる。
第2図は作業対象物体12の斜視図であり、第3図はワ
ーク座標系Σwにおける道具13の位置および姿勢の表現
を説明する図である。第2図および第3図を参照して、
作業対象物体12には、相互に直交する3本の座標軸Xw,Y
w,Zwから成るワーク座標系Σwが設定される。このワー
ク座標系Σwにおいて、道具13の位置および姿勢は、道
具先端の位置(x,y,z)と、オイラ角で表される姿勢を
表す数値の組(α,β,γ)とによつて表現される。
一方、本発明において軸まわりに回転対称な道具13を
用いる作業を対象とするので、入力装置1(第1図参
照)から入力される道具の位置および方向は、道具13の
先端位置(x,y,z)と、道具姿勢の中で軸まわりの回転
量γを除く(α,β)とである。ここで道具13を移動さ
せるには、まず直前の位置決め姿勢から、道具13の軸ま
わりの物理的な回転を生じない次の位置決め姿勢へ移動
させるようにする。このとき移動後の姿勢に対応する回
転量γの値を、初期値設定装置3(第1図参照)によつ
て設定する。
このようにして第1図の座標変換装置4に入力される
情報である、道具13の位置・姿勢ベクトル は、位置を表す3成分ベクトルおよび姿勢を表すオイラ
角の3成分ベクトルから成る6成分ベクトルである。位
置ベクトルは原点移動、オイラ角で表現された姿勢を回
転行列で表現すれば、位置・姿勢ベクトル は下記の4×4位置・姿勢行列Tへ変換することができ
る。
からTへの変換およびその逆変換をそれぞれf,f-1で表
現する。
ここでSは、第3図のワーク座標系Σwから、道具13
に設定された相互に直交する3本の座標軸Xt,Yt,Ztから
成るツール座標系Σtへの3行3列の座標回転行列であ
り、その各要素はα,β,γの関数でそれぞれ表され
る。
ワーク座標系Σwにおいて表現された道具13の位置・
姿勢ベクトル は、後述される相互に直交する3本の座標軸Xr,Yr,Zrで
構成されるロボツト座標系Σrにおける位置・姿勢ベク
トル へ、第3式により変換される。
ロボツト座標系Σrでの位置・姿勢ベクトル は絶対座標系では となり、ワーク座標系Σwでの位置・姿勢ベクトル は絶対座標系では となる。これは一致するので、 したがつて、 ここで、Tw,Trは、それぞれ後述されるようなワーク座
標系Σwおよびロボツト座標系Σrから絶対座標系Σ0
への座標変換行列である。
第4図は、絶対座標系Σ0、ロボツト座標系Σr、ワ
ーク座標系Σwの関係を示す図である。相互に直交する
3本の座標軸X,Y,Zから成る絶対座標系Σ0に関して、
作業対象物体12の位置が設定される。この作業対象物体
12に関して、前述したようなワーク座標系Σwが設定さ
れる。また、作業対象物体12に対して作業を行うロボツ
ト(図示せず)に関してロボツト座標系Σrが設定され
る。
第5図は、本発明の一実施例のロボツトの機構をモデ
ル化して示した斜視図である。本実施例においては、そ
れぞれA1〜A5の長さを有するリンクL1〜L5が用いられ
る。これらの各リングL1〜L5には、相互に直交する3本
の座標軸Xi,Yi,Ziから成る座標系Σi(i=1〜6)が
夫々設定される。各リンクの端部はそれぞれ関節であ
り、各関節の回転量がθi(i=1〜6)である。上記
ロボツトの機構と道具の形状、その取付け方に基づい
て、前記位置・姿勢ベクトル を実現する各関節の角変位量θi(i=1〜6)を要素
とする関節角変位ベクトルΘ=(θ1,θ2,θ3,θ4,θ5,
θ6)を求めることができる。したがって、角変位量θ
iが各関節の構造上の動作範囲に納まるか否かをチエツ
クすることにより、入力装置1から入力された道具の位
置・姿勢ベクトル の実現可能性をチエツクすることができる。上述の各関
節の構造上の動作範囲というのは、ロボツト本体の各関
節ごとに各軸値としてとり得る機械的なストロークの範
囲を意味し、前記位置・姿勢ベクトル を実現する各関節の各角変位量θiが、動作範囲ai<θ
i<bi(i=1〜6)を満足するか否かをチエツクす
る。一般的にいえば、ロボツトでは、アーム同士が衝突
しないように構成され、したがつて動作範囲に納まるか
否かをチエツクすることは、アーム同士の衝突等の回避
からくる動作範囲の制限を含むものではない。
また本発明において、実現される第2のチエツク機能
である干渉チエツク機能とは、ロボツトが前記角変位ベ
クトルΘで定められる姿勢をとつているとき、ロボツト
本体が空間的に占める部分を算出し、この空間部分と、
周辺部分のたとえば障害物などの空間的に占める部分と
が干渉するか否かを検証する機能である。このチエツク
機能について、以下に説明する。
第6図は多関節ロボツト14のロボツト本体15と、その
周辺の物体の形状を示す図であり、第7図はロボツトと
作業対象物体12との干渉チエツク方法を説明するための
図である。ロボツト本体15のハンド部16は、たとえば円
柱状である。したがつて第7図に示すように、円柱状の
ハンド部16を、その底面17の円周上の複数個(本実施例
においては8個)の点P1〜P8で近似する。
また作業対象物体12は、たとえば角柱状である。した
がつてロボツト座標系ΣrのY軸と、ワーク座標系Σw
のX軸とが平行であると想定すると、作業対象物体12
は、第7図に示すように2つの平面18,19で近似でき
る。この2つの平面18,19に関して、ハンド部16と反対
側に形成される斜線を付した領域20が干渉領域であり、
ロボツトに対応する点が干渉領域20内に入らないことを
検証する。
この検証は、下記のようにして行われる。多関節ロボ
ツト14のハンド部16には、Σ6座標系(第5図参照)が
設定されており、第7図においてハンド部16として近似
した各近似点Pj(x6j,y6j,z6j)(j=1〜8)は、こ
のΣ6座標系で定義される。
これらの各近似点Pj(x6j,y6j,z6j)のロボツト座標
系Σrにおける座標(xrj,yrj,zrj)は、下式によつて
求めることができる。
ここで行列Ti(i=1〜6)は、Σi座標系からΣ
i-1座標系への座標変換行列であり、ここでΣ0は、ロ
ボツト座標系Σrを意味する。行列Tiは、ベクトル(点
座標)の成分に対する変換行列である。
一方、第7図に示すように、作業対象物体12の境界に
対応する平面18のロボツト座標系Σrでの方程式がz=
a・x+bとすると、第7図の場合では下式で示される
条件が成立する限り、干渉が発生しないと判断できる。
a・xrj+b>zrj(j=1〜8) ……(5) 同様にして、作業対象物体12の境界に対応する平面19に
ついても干渉のチエツクを行うことができる。
以上のようにして道具13の位置・姿勢ベクトル に対して、それを実現するロボツトとその周辺の障害物
との干渉を検証することができた。
以上の動作範囲チエツクおよび干渉チエツクは、第1
図のチエツク装置6において行われる。その2種のチエ
ツク結果が、第1図の判定装置9に与えられ、双方とも
可であるとき、そのときの道具の位置・姿勢ベクトル をロボツト制御データとする。一方、判定装置9におい
て、前記2つのチエツク結果の少なくとも一方が不可で
あつたとき、初期値設定装置3で設定した道具の軸まわ
りの回転量γwを修正し、γw+Δγwを新たな値とし
て座標変換装置4に与え、再度チエツクを行う。こでΔ
γwは、たとえば+30°、−30°、+60°、−60°、+
90°、および−90°のように順次変更して、判定装置9
において可の判定がなされるまで干渉の各検証を繰返し
て行う。
ロボツトの或る時点の位置・姿勢ベクトル から、つぎの位置・姿勢ベクトル に至る途中の位置・姿勢を、補間演算によつて求めるこ
とができる。この補間演算によつて求められる前記ロボ
ツトの動作途中のすべての位置・姿勢に対し、前述した
判定装置9におけるチエツク結果の判定が可であれば、
その設定された道具の軸まりの回転量γw2を、制御デー
タとして採用する。一方、ロボツトの動作途中におい
て、不可の結果が得られたとき、前記つぎの位置・姿勢
ベクトル 2における回転量γw2の値を、前述したようにγw2+Δ
γw2と変更し、再度同様な検証動作を行い、すなわち位
置・姿勢ベクトル 2に至る途中の位置・姿勢を上述と同様に補間演算し
て、その途中の位置・姿勢がロボツト本体の動作範囲内
にあるかを上述と同様にチエツクしてゆき、判定装置9
による判定結果が可となるまで繰返し検証を行い、こう
して前記途中の位置・姿勢である経路の全ての点におい
てチエツク結果の判定が可となるγwを求める。
したがつて本実施例によれば、初期値設定装置3にお
いて、道具の軸まわりの回転量γwを設定し、この回転
量γwを含む入力された制御データベクトルXwに関して
チエツクを行う。このチエツク操作の判定結果に対応し
て、前記回転量γwの値を変化して、再度チエツクを行
うようにした。したがつて、ロボツトの制御データを作
成するに当つて、実際の作業環境下でそのロボツトを実
際に動作させることなく、制御データを作成するように
できた。
したがつて、ロボツトへの制御データの教示において
道具の軸まわりの回転量の教示が不要となり、操作員の
労力を省くことができる。また内容が毎回異なる作業を
行うとき、各作業のたびにロボツトが周辺の障害物と衝
突しないことを、実際にロボツトを動作させて確認する
作業が不要となり、そのためにやはり操作員の労力を省
くことができ、また実際に作業を行つているロボツトを
停止させる必要がなくなるので、ロボツトを含む生産ラ
インの稼働率を向上することができる。
効果 以上のように本発明によれば、作業対象物体に対する
道具の位置および方向を入力し、この位置および方向を
実現するロボツトの各軸値が、構造上の動作範囲に納ま
り、ロボツト本体が周辺の障害物と衝突しないように、
道具の軸まわりの回転量を操作して、ロボツトの動作可
能な制御データを作成するようにした。したがつて制御
データの作成にあたり、道具の軸まわりの回転量を教示
することなく、作業対象物体などとの干渉を生じないロ
ボツトの制御データを作成するようにできた。したがつ
て、容易な操作によつてロボツトの制御データを作成で
きるとともに、このデータの確認にあたつてロボツトを
直接動作させる必要がなく、ロボツトを含む生産ライン
の稼働率を格段に向上することができた。
特に本発明では、通常のロボツト、すなわち自由度6
のロボツトを用い、道具13の軌跡として5自由度を要求
する、つまり軸まわりに回転対称な道具13を用いる作業
を対象としており、その道具13は、他の物体と絶対に干
渉することがないデータを作成することができる。
さらに本発明によれば、作業対象物体12による干渉領
域20の境界の平面18のロボツト座標系Σrでの方程式を
求めて、干渉するかどうかを判定し、干渉するときに
は、道具13の軸まわりの回転量γw(γw+Δγw)に
修正して、再び前記方程式に基づく判定を繰返すように
したので、自動的に、道具13が干渉することのないデー
タを得ることができる。
特に本発明では、各関節の回転量が動作範囲に納まら
ないか、あるいは干渉すると判断されたときには、各関
節の回転量が動作範囲に納まり、かつ干渉しなくなるま
で、道具の軸まわりの回転量を、γwを中心に一定量Δ
γwの整数倍を順次的に交互に増加、減少させてチエツ
クを行うようにしたので、ロボツトの制御データを自動
的に得ることができるという優れた効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロツク図、第2図は作業
対象物体12と、ワーク座標系Σwとの関係を示す斜視
図、第3図は道具13と各座標系Σw,Σtなどとの関係を
示す斜視図、第4図はワーク座標系Σwとロボツト座標
系Σrとの関係を示す斜視図、第5図は多関節ロボツト
のリンクL1〜L5の構成を模式的に示した斜視図、第6図
は多関節ロボツト14との作業対象物体12との関係を示す
図、第7図はハンド部16と、干渉領域20との関係を示す
図である。 2……データ作成装置、3……初期値設定装置、4……
座標変換装置、5……関節角変位算出装置、6……チエ
ツク装置、9……判定装置、10……ロボツト制御装置、
11……回転量修正装置、12……作業対象物体、13……道
具、14……多関節ロボツト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石見 勝弘 明石市川崎町1番1号 川崎重工業株式 会社明石工場内 (56)参考文献 特開 昭60−16385(JP,A) 特開 昭59−183408(JP,A) 特開 昭59−110581(JP,A) 特開 昭59−73289(JP,A) 特開 昭58−186548(JP,A) 特開 昭58−163001(JP,A) 特開 昭58−77490(JP,A) 特開 昭59−205284(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】道具の軸まわりに回転対称な、そのような
    道具を用いて、その教示点間を移動させながら加工を行
    う作業に対するロボツト制御データの作成方法におい
    て、 ワーク座標系Σwにおける道具の先端位置(xw,yw,zw)
    およびオイラ角で表される姿勢(αw,βw,γw)のうち
    道具の軸まわりの回転量γwを除く(αw,βw)を入力
    する第1ステツプと、 予め求めたγwと、入力された(xw,yw,zw,αw,βw)
    で決められる道具の位置・姿勢ベクトル を、ロボツト座標系Σrにおける位置・姿勢ベクトル へ変換して6自由度ロボツトの各関節の回転量θi(i
    =1〜6)を求める第2ステツプと、 この回転量θi(i=1〜6)が各関節の構造上の動作
    範囲に納まるか否かをチエツクする第3ステツプと、 6自由度ロボツトのハンド部16の外形上の複数の点を定
    め、これらの点のロボツト座標系Σrにおける座標値を
    求める第4ステツプと、 作業対象物体12の平面で囲まれた凸干渉領域20を定め、
    その干渉領域20の境界の平面18のx,y,z直交座標系であ
    るロボツト座標系Σrでの平面方程式 z=g(x) (ここで、g(x)はxの関数であつて、しかもyの値
    には依存しない関数である) に、ハンド部16の外形上の複数の各点P1〜P8のロボツト
    座標系Σrの座標値を前記平面方程式と左辺と右辺とに
    それぞれ代入して、左右両辺の値の大小を比較し、ハン
    ド部16が作業対象物体の空間に存在するか否かをチエツ
    クし、干渉の有無を判定する第5ステツプと、 各関節の回転量が許容される動作範囲内に納まらない
    か、あるいは干渉すると判断されたときには、各関節の
    回転量が動作範囲に納まり、かつ干渉しなくなるまで、
    道具の軸まわりの回転量を(γw+Δγw)、(γw−
    Δγw)、(γw+2Δγw)、(γw−2Δγw)、
    …というように、γwを中心に一定量Δγwの整数倍を
    順次的に交互に増加、減少させ、第2ステツプから第5
    ステツプを繰返す第6ステツプとを含むことを特徴とす
    るロボツト制御データの作成方法。
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