JPH0322734Y2 - - Google Patents

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JPH0322734Y2
JPH0322734Y2 JP1986086793U JP8679386U JPH0322734Y2 JP H0322734 Y2 JPH0322734 Y2 JP H0322734Y2 JP 1986086793 U JP1986086793 U JP 1986086793U JP 8679386 U JP8679386 U JP 8679386U JP H0322734 Y2 JPH0322734 Y2 JP H0322734Y2
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JP
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frame
groove
circumferential surface
lens
depth
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はメガネフレームを形成する枠に関する
ものである。
(従来技術) メガネフレームはレンズを保持するためのもの
で、該フレームにおいて枠はレンズを直接止着す
る機能を有し、フレーム構成上最も重要な部分で
ある。ところで、該メガネフレームはレンズを保
持するといつた機能面のみならず、デザイン的要
素も非常大きく、色々な形状にデザイン化された
ものや、該フレームをカラーメツキしたもの、塗
装したもの、さらには枠の外表面を樹脂層で被つ
たもの等、多種・多様化している。
一方、上記枠にはメガネフレームの正面から見
た場合、該枠線の高さ(太さ)を相当に低くした
ものが多く、これは該メガネフレーム、特にフロ
ントフレーム部の軽量化を図るものでもあるが、
単に軽量化のみならず、枠線の太さは見かけ上の
軽量効果が大きく、むしろ、デザイン的志向でも
ある。枠の断面を第6図に表わしているように、
枠線の高さHに変化を与えた枠も用いられてお
り、すなわち外周面イを部分的に切削、若しくは
研削することで、単に細くてスリムな枠といつた
印象に加えて、さらに繊細なイメージを与えてい
る。高さHはレンズを止着するV溝ロの深さh1
溝底厚さh2を加算した大きさであつて、V溝ロ深
さh1を一定として上記溝底厚さh2を変化させてい
る訳であるが、上記深さh1が浅いため枠が正規の
形状に曲げ形成されなかつた場合、V溝ロとレン
ズ外周とに隙間を生じ、多少フレームを捩じつた
り、該レンズに力が作用すればレンズは枠から離
脱するといつた事態が起こる。また、該枠の高さ
Hを変化させるに際し、V溝ロの底厚さh2を増減
させる場合、曲げ成形後に外周面イを切削する訳
であるが、このような横断面形状の枠線になるよ
う部分的に切削すれば、残留歪として残つた応力
バランスが崩れ、寸法上にバラツキが発生する。
すなわち、該枠線を曲げる場合、外周面イ側には
引張応力が、逆に内周面ハ側には圧縮応力が作用
し、これら両応力の作用しない中立面が所定の箇
所に存在することになるが、外周面イを切削して
V溝ロ底厚さh2を変化させれば、僅かの変化であ
つても上記中立面の位置は大きく変わり、上記両
応力のバランスは崩れ、V溝ロ両サイドの凸片ニ
が両側に変形してしまう。曲げ形成は該中立面を
境界面として外周側に生じる引張応力と内周側に
生じる圧縮応力とがバランスし、所定形状に曲げ
られる訳であり、該凸片ニの内周側での圧縮応力
は生じにくく、曲げ成形後も圧縮残留応力として
残存しているため、外周面イの減少により、応力
バランスは崩れ、両凸片ニはそれぞれ外側へ変形
する結果となる。勿論、該変形量はV溝底厚h2
小さくする程大きくなるため、該V溝底厚h2の増
減は凸片ニの外側への変形、すなわち溝角θを増
減させ、V溝ロの深さh1の削減に加えて、該溝角
θの変化は止着すべきレンズを安定させない大き
な問題となる。
(本考案の目的) このように、レンズを止着する枠の高さHを低
くし、しかも該高さHに変化を与えた枠を製作す
る場合、V溝ロの深さh1を一定に保ち、曲げ成形
された枠の外周面イを切削すれば曲げ成形時に発
生する残留応力のバランスが崩れ、溝角θが増加
するといつた問題があり、本考案は該問題点の解
決を目的としたものである。また、枠外周面イの
切削には限度があり、V溝底厚h2をゼロにするこ
とはできず、本考案はより細くてスリムな枠であ
つて、止着したレンズが離脱しない枠を堤供す
る。
(本考案の構成) 本考案は上記問題点の解決を図るため次の特徴
をもつて構成されている。
(1) 本考案に係るメガネフレーム用枠は細い枠線
を用いたもので、その高さは低く、しかも該高
さに変化を与えたものであるが、V溝の底厚を
一定化している。すなわち、従来のごとく曲げ
成形した枠の外周面を切削するものでなく、枠
の内周面を切削し、V溝の深さを増減させてい
る。
(2) 枠の内周面側を切削により除去するため、上
記V溝の深さをゼロとすることもでき、また、
V溝両側の凸片を均等に削除することなく、前
面側のみの凸片を切削する場合もあり得る。さ
らに、該V溝の底を通過して削除し、レンズを
止着した場合、レンズ外周と枠との間に隙間を
形成することも可能となる。
(3) レンズを止着する溝は上記V溝に限定するも
のではなく、一般の凹溝であればよい。
以下、本考案に係るメガネフレーム用枠の実施
例を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施例) 第1図は本考案に係るメガネフレームの枠を表
わしたもので1は枠、2は連結板、3はヨロイ、
4はツル、5は鼻当てパツトを示し、該枠1は連
結板2にロウ付けされ、該連結板2を中心として
左右対称に連結されている。また、枠1には両サ
イドにヨロイ3をロウ付けし、ツル4を蝶番6を
介して開閉自在に取着し、連結板2の下側にはフ
ロントフレーム部を支えるための鼻当てパツト5
を付着している。ところで、該枠1はレンズ7を
止着するためのものであつて、枠1の内周面8に
はV溝9が形成され、レンズ7外周に形成した凸
部を該V溝9に嵌合させている。枠1の横断面を
第2図に示すように、上記V溝9は深さh1を有
し、外周面10までの溝底厚はh2であつて、これ
ら両者を加えたものが枠線の高さHとなつてお
り、該枠線高さHは第1図に示すごとく場所によ
つて変化している。該高さHの変化は枠1の曲げ
成形後、切削によつて削除するものであるが、外
周面10ではなく、内周面8を部分的に削除する
もので、したがつて、V溝9の深さh1が場所によ
つて増減する。ここで内周面8を削除する箇所
は、それぞれのメガネフレームのデザインや全体
としての剛性等を考慮して決定されるべきもの
で、単に枠1の形状のみでは判断できない。
第3図は他の実施形態であつて、枠線の一部拡
大図であるが、同図に示すように内周面8を第1
図のごとく緩やかな連続変化として削除する場合
のみならず、局部的に凹状に削除することもで
き、しかも該実施例では前面側の凸片11のみを
除去している。
また、第4図a,bも本考案に係るさらに別の
実施形態の1つである。同図における枠1は内周
面8を大きく削除してV溝9の底より深くなつて
おり、一種の凹状切欠き12を形成している。し
たがつて、該枠1のレンズ7を嵌合する場合、レ
ンズ外周と上記凹状切欠き12との間に多少の隙
間を発生する。
本考案の対象とする枠1は金属性の枠のみなら
ず、プラスチツクやナイロン製枠にも適用でき、
また、レンズ止着用の溝はV溝9のみならず、第
5図に示す凹溝であつても良く、さらにはレンズ
7の下半分を水糸等で保持する半枠にも応用可能
となる。
このように、本考案に係るメガネフレーム用枠
は該枠の内周面8を部分的に削除することで、枠
線の高さ(太さ)に変化を持たせたもので、次の
ような効果を得ることができる。
(効果) (1) 本考案に係る枠1は枠線の高さ(太さ)に変
化を与え、より細くてスリムな枠1形状を提供
するものであるが、従来の枠と異なり内周面8
を削除するため、曲げ成形時に生じた残留応力
は該内周面8の削除によりそのバランスが崩れ
るが、むしろ溝角θを縮少するように作用し、
該V溝9に嵌合されたレンズ7がガタ付くこと
なく安定して止着される。
(2) また、枠1の内周面8を削除しているため、
削除しない領域ではV溝9の深さh1は大きくレ
ンズ7を安定して止着することができ、該枠1
からのレンズ離脱を防止する。さらにV溝9の
深さh1が従来のフレームに比べ大きくできるた
め、枠線内部は空洞化され、見かけ上の枠線太
さより実質的にはより軽いフレームとなる。
(3) さらに、枠1内周面8を削除することは、第
3図に示すごとく部分的にV溝底近くまで除去
でき、時には第4図のごとくV溝底を越えて除
去でき、枠線を一層細く印象ずけることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るメガネフレーム用枠の実
施形態であつて、第2図は枠線の横断面を、第3
図a,b、第4図a,bは枠線の他の実施例であ
つてaは正面図、bはaにおけるA−A断面図、
B−B断面図を、第5図は枠線のV溝の他の形態
例を、さらに第6図は一般の枠線の断面図をそれ
ぞれ示している。 1……枠、2……連結板、3……ヨロイ、4…
…ツル、5……鼻当てパツト、6……蝶番、7…
…レンズ、8……内周面、9……V溝、10……
外周面、11……凸片、12……凹状切欠き。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) レンズを止着する金属製メガネフレーム用枠
    において、該枠の表側凸片内周面を部分的に削
    除することで、枠線の溝底厚さを一定とし、溝
    深さに変化を与えたことを特徴とするメガネフ
    レーム用枠。 (2) 上記溝深さを連続して変化させた実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のメガネフレーム用
    枠。 (3) 上記内周面の前面側の凸片を部分的に削除し
    た実用新案登録請求の範囲第1項記載のメガネ
    フレーム用枠。 (4) 上記内周面を部分的に削除して凹状切欠きを
    形成し、該切欠きの深さが溝深さを越えた大き
    さとした実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    メガネフレーム用枠。
JP1986086793U 1986-06-05 1986-06-05 Expired JPH0322734Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986086793U JPH0322734Y2 (ja) 1986-06-05 1986-06-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986086793U JPH0322734Y2 (ja) 1986-06-05 1986-06-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62197123U JPS62197123U (ja) 1987-12-15
JPH0322734Y2 true JPH0322734Y2 (ja) 1991-05-17

Family

ID=30943426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986086793U Expired JPH0322734Y2 (ja) 1986-06-05 1986-06-05

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JP (1) JPH0322734Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56123316U (ja) * 1980-02-20 1981-09-19

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Publication number Publication date
JPS62197123U (ja) 1987-12-15

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