JPH03225819A - 基板用熱処理炉の温度測定方法 - Google Patents

基板用熱処理炉の温度測定方法

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JPH03225819A
JPH03225819A JP2138890A JP2138890A JPH03225819A JP H03225819 A JPH03225819 A JP H03225819A JP 2138890 A JP2138890 A JP 2138890A JP 2138890 A JP2138890 A JP 2138890A JP H03225819 A JPH03225819 A JP H03225819A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、半導体基板やセラミックス基板といった各種
の基板に対して、酸化、アニーリング、CVD (化学
気相成長)、あるいは、拡散などの各種の熱処理を行う
基板用熱処理炉において、その炉芯管内の温度分布を測
定する温度測定方法およびそれに用いる基板ボートに関
し、特に、そのような基板用熱処理炉において、後述す
るプロファイルデータを取る際の温度測定方法およびそ
れに用いる基板ボートに関する。
〈従来の技術〉 基板用熱処理炉では、その炉内に挿入される基板群の全
体を均一に加熱する必要があり、炉芯管の周囲に設置し
た加熱手段は、炉芯管長手方向に区画された幾つかの部
位ごとに調節して制御される。
ところで、加熱している基板の温度を直接に測ることか
困難なため、例えば、炉芯管内で基板の炉芯管の内周面
と基板との間に、炉芯管の長手方向における熱分布を測
定する温度センサ(以下、サイド用温度センサと称する
)を挿入しておいて、基板群の近傍の温度を測る等のよ
うに、加熱状況を測定できるようにしておいて、基板群
を熱処理する際に、測定される加熱状況が、基板群の全
体を均一に加熱するのに適切な加熱条件に合致するよう
に、加熱手段を制御することが行われている。
例えば、基板群の全体を均一に加熱するような加熱状況
では、サイド用温度センサが測定する熱分布が、どのよ
うな熱分布であるのかを、予め、割り出しておいて、基
板を熱処理する際に、サイド用温度センサによって測定
される熱分布が、その予め割り出しておいた熱分布に合
致するように、加熱手段を制御する手法が知られている
。なお、この手法において、前記基板群の全体を均一に
加熱するのに適切な加熱条件に相当するのは、予め割り
出しておいた均一加熱の状況でのサイド用温度センサで
測定される温度分布のことである。
ところで、基板群の全体を均一に加熱する加熱条件は、
次のようにして割り出される。
基板を熱処理する前準備として、基板ボートを炉芯管に
挿入しない、いわゆる空炉状態または、加熱処理する基
板と同種の基板を収容した基板ボートを炉芯管に挿入し
た状態で、炉芯管の周囲に設置した加熱手段を駆動する
駆動設定値(炉芯管長手方向におけるどの位置では加熱
手段をどのような出力で駆動するか等の値)を試行錯誤
的に変えて、プロファイルデータ、すなわち、様々に変
えた駆動設定値ごとに対応して得られる加熱状況のデー
タ(例えば、サイド用温度センサで測定される温度分布
のデータや、その駆動設定値で熱処理された基板の表面
に形成した膜の厚さや拡散深さ等のような熱処理の仕上
がり具合いのデータ)を取る。
そして、プロファイルデータを分析して、基板群の全体
を均一に加熱するのに適切な加熱条件を割り出すのであ
る。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、従来のプロファイルデータを取る際の温
度測定方法では、それで得たプロファイルデータ中に基
板群の温度分布を示すデータが無く、プロセスガスや炉
端で冷却されたガス流の影響を受けるので、プロファイ
ルデータを分析しても、基板群の全体を均一に加熱する
のに適切な加熱条件を割り出すことが困難である。あく
まで、均一に加熱すると思われる適切な加熱条件を推測
するにとどまる。
このため、基板の熱処理時に、プロファイルブタから割
り出した適切な加熱条件に一致するように加熱条件を制
御しても、必ずしも、基板群の全体を均一に加熱するこ
とが期待できなかった。
したがって、基板を熱処理する工程を立ち上げた後にお
いても、試験的な熱処理を幾度も行い、熱処理の仕上が
り具合いに基づいて、加熱手段の制御をたびたび修正す
るといった面倒なことがなされている。
以上のような不都合が生しるのは、そもそも、従来のプ
ロファイルデータを取る際の温度測定方法では、測定し
て得たプロファイルデータ中に基板群の温度分布のデー
タが無いので、そのようなプロファイルデータの中から
、基板群の全体を均一に加熱するのに適切な加熱条件を
正確に割り出すことが困難であったからに他ならない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、プロファイルデータを取る際に、基板群の温度分布
に相当する温度分布のデータを入手することができる温
度測定方法を提供することを目的とし、また、その測定
精度をより一層向上できる基板ボートを提供できるよう
にすることを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本発明の基板用熱処理炉のプロファイルデータを取る際
の温度測定方法は、上述のような目的を達成するために
、基板ボートを、それに基板を支持しない状態で炉芯管
内へ挿入し、炉芯管長手方向に複数箇所の温度を測る棒
状の温度センサを、基板ボートに基板を支持する際に基
板中央が位置する箇所に挿入して、炉芯管内の炉芯管長
手方向の温度分布を測定することを特徴としている。
また、本発明の基板用熱処理炉のプロファイルデータを
取る際の温度測定方法に用いる基板ボートは、上述のよ
うな目的を達成するために、支持する基板群の炉芯管長
手方向両端それぞれに、輻射熱を遮蔽する板体を備え、
炉芯管内へ温度センサが挿入される側の板体には、基板
を基板ボートに支持する際に基板中央が位置する箇所に
、温度センサを挿通する開口を形成して構成する。
〈作用〉 本発明の基板用熱処理炉のプロファイルデータを取る際
の温度測定方法によれば、基板ボートに基板群を支持し
て熱処理するときの基板群それぞれの中央に相当する箇
所の温度を測定して炉芯管内の温度分布を測定するので
、プロセスガスや炉端で冷却されたガス流の影響を受け
ないため、その測定された温度分布が炉芯管の管軸芯方
向で均一になる加熱温度条件を求めることができる。
また、本発明の温度測定方法に用いる基板ボートの構成
によれば、次のような機能を発揮する。
熱処理をするとき、基板ボートに支持する基板群におい
て、各基板は、近くの基板との間で互いに輻射熱による
影響を及ぼし合っている。このため、基板群の、炉芯管
長手方向中程に位置する基板は、基板相互間で輻射熱が
平衡した関係にある。
しかし、炉芯管長手方向の端の方に位置する基板は、他
の基板から受ける輻射熱よりも放出する輻射熱の方が多
いので、熱平衡が成り立っていない。
これらの両端の方に位置する温度が下がった基板は、通
常ダミー基板と称され、中程にある基板からすれば、輻
射熱を遮る遮蔽板の機能を有する。
このため、基板ボートに基板を支持しない状態で測定し
たプロファイルデータに基づいて、熱処理時の温度制御
をすると、熱処理時の温度分布は、温度が基板群の端の
方では中程よりも下がった熱分布となる。
ところで、本発明に係る基板用熱処理炉のプロファイル
データを取る際の温度測定方法は、基板中央の位置に温
度センサを挿入するため、かかる挿入を邪魔しないよう
に、基板ボートに基板を支持しない状態で温度測定する
ものである。そのため、本発明の温度測定方法で取った
プロファイルデータに基づいて、熱処理時の温度制御を
すると、上記理由から、基板群の端の位置で温度が下が
った分布となる可能性がある。
しかし、特許請求の範囲の第(2)項に記載の基板ボー
トを用いれば、そのような可能性を解消できる。かかる
基板ボートは、基板群の炉芯管長手方向両端それぞれに
、輻射熱を遮蔽する板体を備えている。このため、基板
ボートに基板群を支持する熱処理時においても、端の方
に位置する基板は、熱平衡がとれているから、基板ボー
トに基板群を支持させない状態で取ったプロファイルデ
ータに基づいて、基板を熱処理する際の温度制御をして
も、基板群の端の位1で温度が下がった分布となる可能
性を解消できる。
したがって、本発明の基板用熱処理炉のプロファイルデ
ータを取る際の温度測定方法において、特許請求の範囲
の第(2)項に記載の基板ボートを用いれば、基板群の
温度分布は均一になる。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
縦型の基板用熱処理炉Aの概略構成について説明すれば
、第1図の(a)の概略縦断面図に示すように、石英材
料によって透明に形成された炉芯管1の周囲に、管軸芯
方向に短い第1のヒータ2aと長い第2のヒータ2bと
短い第3のヒータ2Cとから成る加熱手段2が備えられ
ている。
炉芯管1の上端には、反応ガスを導入するガス導入管部
1aが一体的に形成され、一方、下方の炉口側には、排
気筒3がバッキング4を介してシールした状態で取り付
けられている。排気筒3には排気管(図示せず)に連通
接続する排気口5が形成されている。
次に、上述基板用熱処理炉Aを運転するに際しての温度
条件を求める上で必要な温度測定方法について説明する
第1図の(b)に示すように、炉芯管l内に、炉口から
、後述する基板ボート9を挿入し、基板ボート9に一体
的に取り付けた炉口キャップ1゜によって炉口を閉塞す
る。この際、基板ボート9には基板を支持しない、なお
、炉芯管Iおよび加熱手段2は、基台(図示せず)に組
み付けられて固定され、炉口キャップ10は、取り外し
可能に炉口を閉塞する位置にロックされている。
次いで、第1図の(c)に示すように、昇降可能な昇降
支持アーム1)に、炉芯管1内の中心軸芯相当箇所と炉
芯管1の内周面に近い箇所それぞれに位置させて、セン
ター用温度センサ12とサイド用温度センサ13とを保
持させ、昇降支持アーム1)を昇降することにより、炉
口キャップlO1後述する断熱板7・・・、および、基
板ボート9の下方側の後述する板体9aそれぞれの中心
箇所に形成した開口を通してセンター用温度センサ12
を挿入するとともに、炉口キャップ1oの周部近くに形
成した開口を通じてサイド用温度センサ13を挿入する
センター用温度センサ12およびサイド用温度センサ1
3それぞれは、図示しないが、石英製の透明保護管内に
、長さの異なる3本の熱電対(センター用温度センサ1
2による温度検知部を上から順にAI、A2.A3で示
し、サイド用温度センサ13による温度検知部を上から
順にMl、 M2、M3で示す)を挿入して構成されて
いて、基板ボート9の長手方向両端と中央箇所の3箇所
の温度、すなわち、炉芯管1内の温度分布を測定するよ
うになっている。
前記第1ないし第3のヒータ2a、2b、2cそれぞれ
に、熱電対などの温調用湿炭センサClC2,C3が付
設されている。
センター用温度センサ12、サイド用温度センサ13お
よび温調用温度センサC1,C2,C3それぞれは、温
度制御部14に接続され、その温度制御部14に、第1
ないし第3のヒータ2a2b、2cそれぞれの電源15
a、15b、15Cとメモリ16とが接続されている。
上記構成のもとで、温度制御部14において、各プロセ
ス条件(温度、反応ガスの種類、定常状態(一定の加熱
温度を維持する状態)、非定常状態(温度上昇状態、温
度下降状態)など)ごとに、センター用温度センサ12
による各温度検知部A1、A2.A3での検出温度T 
s + 、 T s z 、  T s sのいずれも
が所定の目標温度Twになるように、第1ないし第3の
ヒータ2a、2b、2cそれぞれの電源15a、15b
、15cに供給する電力を調整する。
その調整の結果、T a + −T s z = T 
a s = T wになったときに、サイド用温度セン
サ13による検出温度T 1)1 、  T s t 
、  T N sと温調用温度センサC1゜C2,C3
による検出温度T c + 、 T C! l T c
 3とを、目標温度T1とその他のプロセス条件とのデ
ータに関連づけてメモリ16に記憶させる。なお、この
T a + = T A ! = T a 1= T−
の状況下におけるT、、。
”rxx、 TM3が、基板群の全体を均一に加熱する
のに適切な加熱条件である。
各種のプロセス条件についての測定されたデータをすべ
てメモリ16に記憶させた後、センター用温度センサ1
2とサイド用温度センサ13を炉芯管1から抜き出すと
ともに、基板ボート9を抜き出し、実際の熱処理に移行
する。
すなわち、基板ボート9に、熱処理しようとする実際の
基板群を装填し、その基板ボート9を炉芯管1内に挿入
するとともに、監視用としてサイド用温度センサ13を
炉芯管I内に挿入する。そして、処理しようとするプロ
セス条件を温度制御部14に入力して熱処理を開始する
ことにより、そのプロセス条件に対応するデータをメモ
リ16から読み出し、温調用温度センサClC2,C3
による検出温度Tcrr Tczr Te3それぞれが
、読み出されたデータ中の設定温度になるように第1な
いし第3のヒータ2a、2b、2cそれぞれの電源15
a、15b、15cに供給する電力を制御する。このと
き、サイド用温度センサ13による検出温度T。I+ 
T□、T、3と、それに対応する設定温度とを比較し、
それらの相違に基づいて、センター用温度センサ12、
サイド用温度センサ13および温調用温度センサC1,
C2,C3、あるいは、第1ないし第3のヒータ2a、
2b。
2Cなどの劣化に伴う動作不良を検出し、不測に不良品
が発生することを早期に発見できるようになっている。
本発明の基板用熱処理炉のプロファイルデータを取る際
の温度測定方法による場合には、上記サイド用温度セン
サ13による測定を行わないものをも含む。
次に、上記温度測定方法に用いる基板ボート9について
説明する。
基板ボート9は、第2図の斜視図および第3図の断面図
それぞれに示すように、周方向に間隔を隔てて設けた基
板支持用の石英製で透明の3本の支柱9c・・・の長手
方向両端それぞれに石英製の板体9a、9bを一体的に
設けて構成されている。
支柱9C・・・それぞれには、長手方向に微小ピッチで
基板挿入溝17・・・が形成され、基板Wの手内部分を
挿入して三点で支持できるように構成されている。
画板体9a、9bそれぞれの内部には、輻射熱を遮蔽す
る遮蔽部材18が埋設され、輻射熱が炉芯管1の長手方
向両端から逃げることを防止できるように構成されてい
る。遮蔽部材18としては、1000〜1200°Cの
輻射熱の中心波長の光に対して遮蔽性能を有するもので
あれば良く、例えば、炭化硅素SrC,アルミナAj!
gos、窒化ホウ素BN、セラミックスなどが用いられ
る。なお、遮蔽部材18が、本発明に係る基板用熱処理
炉のプロファイルデータを取る際の温度測定方法に用い
る基板ボートの構成における「輻射熱を遮蔽する板体」
に相当する。
一方の板体9aには、断熱支持部材8側に突出する脚1
9・・・が設けられ、その板体9aにおいて、基板ボー
トに基板Wを支持する際に基板の中央が位置する箇所、
すなわち、板体9aの中心箇所に、センター用温度セン
サ12を挿入する開口20が形成されている。また、基
板ボート9において、炉口キャップ10の近傍には、第
1)ffl (b)に示す如く、断熱板7が付設されて
いる。
なお、本発明の特許請求の範囲における請求項第(1)
項に記載の発明は、同請求項第(2)項に記載の基板ボ
ートを用いる場合に限定されるものでは無く、同請求項
第(2)項に記載の基板ボートに該当しない基板ボート
を使用してもよい。例えば、前記板体9a、9bに前記
遮蔽部材18を埋設せず、内部まで石英製に変更したも
のが、同請求項第(2)項に記載の基板ボートに該当し
ない基板ボートの実施例である。
次に、比較実験結果について説明する。
〈比較実験例1〉 上記実施例における板体9a、9bを石英材料のみによ
って形成して基板ボー)Hlを構成し、その基板ボー)
Hlに基板W・・・を収容し、その基板ボートH1を炉
芯管l内に挿入するとともに、炉芯管1の内周面に近い
箇所にサイド用温度センサ13を挿入した。後述する特
殊な手法によって、予め求められている、実際の加熱処
理時に基板Wを炉芯管lの長手方向に関して均一な温度
分布で加熱するための電力を、第1、第2および第3の
ヒータ2a、2b、2cの電fi15a、15b。
15cそれぞれに温度制御部14を通じて供給し、その
状態(以下、理想加熱状態と称する)での温度分布を、
前記サイド用温度センサ13で測定した。
その結果、第4図の(d)のグラフにおいて示すDsの
温度分布状態を得た。
〈実施例その1による実験例〉 前記基板ボー)Hlを、それに基板Wを収容しないで炉
芯管1内に挿入するとともに、基板ボー)Hlに基板W
を支持する際に基板中央が位置する箇所にセンター用温
度センサ12を、炉芯管1の内周面に近い箇所にサイド
用温度センサ13をそれぞれ挿入して、理想加熱状態で
温度分布を測定した。
その結果、第4図の(C)のグラフにおいて、センター
用温度センサ12の温度分布をCcで示し、サイド用温
度センサ13の温度分布をCsで示す。
(比較実験例1と、実施例その1による実験例とに対す
る考察) 比較実験例1は、先に従来技術として記載した温度測定
方法での実験例であり、理想加熱状態にて測定されるの
は、サイド用温度センサ13のデータだけである。その
ため、どのように第1.第2および第3のヒータ2a、
2b、2cを制御すれば理想加熱状態にできるのかが未
知の状況下では、サイド用温度センサ13のデータがど
のような温度分布であるならば、基板群の全体が均一に
加熱できるのかを、割り出すことは困難である。
つまり、基板群の全体を均一に加熱するのに適切な加熱
条件を割り出すことが困難である。
実施例その1による実験例は、本発明の特許請求の範囲
における請求項第(1)項に記載の発明に係る方法を、
同請求項第(2)項に記載の基板ボートに該当しない基
板ボートを使用した実施例での実験例であり、どのよう
に第1.第2および第3のヒータ2a、2b、2cを制
御すれば理想加熱状態にできるのかが未知の状況下であ
っても、センター用温度センサ12の測定結果が均一な
分布である状態が理想加熱状態であると判断できるので
、センター用温度センサ12の測定結果が均一な分布で
ある状態におけるサイド用温度センサ13のデータを、
基板群の全体を均一に加熱するのに適切な加熱条件と採
用して支障無い。実際の加熱処理時には、前述のように
、サイド用温度センサ13の検出値が、かかるプロファ
イルデータにおけるサイド用温度センサ13のデータと
一致するように、第1.第2および第3のヒータ2a、
2b。
2cを制御すれば、基板を理想加熱状態にできる。
〈比較実験例2〉 上記基板ボート9、すなわち、基板ボート9における板
体9a、9bに前記遮蔽部材18を埋設した基板ボート
9を用い、その基板ボート9に基板W・・・を収容し、
その基板ボート9を炉芯管1内に挿入するとともに、炉
芯管1の内周面に近い箇所にサイド用温度センサ13を
挿入し、理想加熱状態での温度分布を、前記サイド用温
度センサ13で測定した。
その結果、第4図の(b)のグラフにおいて示すBsの
温度分布状態を得た。
〈実施例2による実験例〉 基板ボート9における板体9a、9bに前記遮蔽部材1
8を埋設した基板ボート9を用い、その基板ボート9に
、基板Wを収容しないで炉芯管1内に挿入するとともに
、基板ボートに基板を支持する際に基板中央が位置する
箇所にセンター用温度センサ12を、炉芯管1の内周面
に近い箇所にサイド用温度センサI3をそれぞれ挿入し
て、理ぜ加熱状態で温度分布を測定した。
その結果、第4図の(a)のグラフに示す温度分布状態
を得た。Acはセンター用温度センサ12によって測定
された温度分布を示し、Asはサイド用温度センサ13
によって測定された温度分布を示す。
(比較実験例2と、実施例その2による実験例とに対す
る考察) 比較実験例2は、本発明の特許請求の範囲における請求
項第(2)項に記載の基板ボートに該当する基板ボート
を使用するが、しかし、先に従来技術として記載した温
度測定方法での実験例であり、先の比較実験例1と同様
に、理想加熱状態にて測定されるのは、サイド用温度セ
ンサI3のデータだけである。そのため、どのように第
1.第2および第3のヒータ2a、2b、2cを制御す
れば理想加熱状態にできるのかが未知の状況下では、サ
イド用温度センサ13のデータがどのような温度分布で
あるならば、基板群の全体が均一に加熱できるのかを、
割り出すことは困難である。つまり、基板群の全体を均
一に加熱するのに適切な加熱条件を割り出すことが困難
である。
実施例その2による実験例は、本発明の特許請求の範囲
における請求項第(1)項に記載の発明に係る方法を、
同請求項第(2)項に記載の基板ボートに該当する基板
ボートを使用した実施例、つまり、最良の実施の態様に
該当する実施例での実験例であり、どのように第1.第
2および第3のヒータ2a、2b、2cを制御すれば理
想加熱状態にできるのかが未知の状況下であっても、セ
ンター用温度センサ12の測定結果が均一な分布である
状態が理想加熱状態であると判断できるので、センター
用温度センサI2の測定結果が均一な分布である状態に
おけるサイド用温度センサ13のデー夕を、基板群の全
体を均一に加熱するのに適切な加熱条件と採用して支障
無い、実際の加熱処理時には、前述のように、サイド用
温度センサ13の検出値が、かかるプロファイルデータ
におけるサイド用温度センサ13のデータと一致するよ
うに、第1.第2および第3のヒータ2a、2b、2c
を制御すれば、基板を理想加熱状態にできる。
(実施例その1による実験例と、実施例その2による実
験例とに対する考察) 実施例その2による実験例は、基板ボート9における板
体9a、9bに前記遮蔽部材1Bを埋設した基板ボート
9を用いているので、基板ボートに基板群を支持する熱
処理時においても、端の方に位置する基板も、熱平衡が
とれている。
したがって、かかる基板ボート9を用いて取ったプロフ
ァイルデータに基づいて、熱処理時の温度制御をすると
、基板群の端の位置でも、プロファイルデータを取った
際の熱分布、すなわち、理想加熱状態での熱分布にでき
る。
実施例そのlによる実験例は、基板ボートH1における
板体9a、9bを石英材料のみによって形成した構成し
たので、その基板ボートに基板群を支持する熱処理時に
は、端の方に位置する基板は、中程に位置する基板のよ
うに、近くの基板との間で互いに輻射熱を及ぼし合って
基板相互間で輻射熱が平衡した関係にあるのと違って、
他の基板から受ける輻射熱よりも放出する輻射熱の方が
多いので、熱平衡が成り立っていない。
このため、基板ボートH1に基板を支持しない状態で測
定したプロファイルデータに基づいて、熱処理時の温度
制御をすると、熱処理時の温度分布は、基板群の中程の
位置では、プロファイルデータを取った際の熱分布を再
現できる。すなわち、理想加熱状態の温度分布にできる
が、しかし、基板群の端の方で温度が下がった熱分布と
なる。
なお、理想加熱状態を実現するには、次のようにした。
比較実験例1と実施例その1による実験例では、前記基
板ボートH1に、また、比較実験例2と実施例その2に
よる実験例では、前記基板ボート9に、中央に孔を形成
した孔空き基板W°・・・を収容し、その基板ボートH
1ないし基板ボート9を炉芯管1内に挿入するとともに
、孔空き基板W°の中央に形成された孔を通してセンタ
ー用温度センサ12を挿入し、センター用温度センサ1
2で測定される炉芯管長手方向の温度分布が均一になる
ように、第1.第2および第3のヒータ2a、2b、2
cの駆動を制御した 上記実施例では、縦型の基板用熱処理炉に使用する縦型
用基板ボートについて説明したが、横型の基板用熱処理
炉に隼用する横型用基板ボートにも適用でき、その横型
用基板ボートの場合には、画板体9a、9bそれぞれの
中間の支柱9Cを挟んだ両側それぞれに、炉内で立役支
持するための支持脚を連接して構成される。
上述した基板ボートは、温度分布の測定時のみならず、
実際に基板Wを加熱処理するときにも用いることができ
る。
上記実施例では、センター用温度センサ12を炉芯管1
の中心軸芯の箇所に挿入したが、上記実施例の縦型熱処
理炉では基板ボート9に支持された基板Wの中央が炉芯
管lの中心軸芯の箇所と一致する構造であるから、その
箇所へ挿入したが、例えば、一部の横型熱処理炉にある
ように、炉芯管の内周面に基板ボートを載置する構造の
熱処理炉では、基板ボートに支持される基板の中央が炉
芯管の中心軸芯の箇所と一致しない場合があるが、その
ような場合には、センター用温度センサ12を挿入する
箇所を、炉芯管1の中心軸芯の箇所では無く、基板ボー
トに基板を支持する際に基板の中央が位置する箇所にす
ればよい。
また、上記実施例では、サイド用温度センサ13を、炉
芯管1の内周面と基板Wとの間に挿入したが、炉芯管1
と加熱手段2との間に挿入してもよい。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明の基板用熱処理炉のプロフ
ァイルデータを取る際の温度測定方法によれば、基板ボ
ートに基板群を支持して加熱処理するときの基板群それ
ぞれの中心に相当する箇所の温度を測定して炉芯管内の
温度分布を測定するから、基板が実際に加熱を受ける位
置の温度を測定できて、基板群の全体を均一に加熱する
ような温変分布におけるプロファイルデータを得ること
ができ、実プロセスに基づく試行錯誤的なデータの修正
といったことをせずに、適切な加熱条件を容易に割り出
すことができる。また、そのため、薄膜化が進む傾向に
ある半導体製造の各種熱処理プロセスにおいて、要求さ
れる厳しい温度管理に対応することができる。
また、本発明の基板用熱処理炉のプロファイルデータを
取る際の温度測定方法に用いる基板ボートは、基板群の
炉芯管長手方向両端それぞれに、輻射熱を遮蔽する板体
を備えているから、基板ボートに基板群を支持する熱処
理時においても、端の方に位置する基板は、熱平衡がと
れている。そのため、本発明の基板用熱処理炉のプロフ
ァイルデータを取る際の温度測定方法は、基板ボートに
基板を支持しない状態で温度を測定する方法であるにも
かかわらず、この方法で得たプロファイルデータに基づ
いて、基板を熱処理する際の加熱手段の制御を行っても
、基板ボートに支持する基板群を、端の方まで均一な温
度分布で加熱するようにできる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明に係る基板用熱処理炉のプロファイルデ
ータを取る際の温度測定方法およびそれに用いる基板ボ
ートの実施例を示し、第1図は、温度測定方法の手順を
説明する概略縦断面図、第2図は基板ボートの斜視図、
第3図は基板ボートの断面図、第4図は、比較実験結果
を示すグラフである。 1・・・炉芯管    2・・・加熱手段9・・・基板
ボート 9a、9b・・・板体 9c・・・支柱 12・・・センター用温度センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板ボートを、それに基板を支持しない状態で炉
    芯管内へ挿入し、 炉芯管長手方向に複数箇所の温度を測る棒状の温度セン
    サを、基板ボートに基板を支持する際に基板中央が位置
    する箇所に挿入して、炉芯管内の炉芯管長手方向の温度
    分布を測定することを特徴とする基板用熱処理炉のプロ
    ファイルデータを取る際の温度測定方法。
  2. (2)請求項第(1)項に記載の基板ボートを、支持す
    る基板群の炉芯管長手方向両端それぞれに、輻射熱を遮
    蔽する板体を備え、 炉芯管内へ温度センサが挿入される側の板体には、基板
    を基板ボートに支持する際に基板中央が位置する箇所に
    、温度センサを挿通する開口を形成して構成してある基
    板用熱処理炉のプロファイルデータを取る際の温度測定
    方法に用いる基板ボート。
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