JPH03225634A - 光学ピックアップ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、光学ディスク記録再生装置等における光学ピ
ックアップ装置に関するものである。

［発明の概要］ 本発明の光学ピックアップ装置は、光学ピックアップ装
置上に設けられた整流部によって、光ディスクの回転に
伴って光デイスク表面付近に発生する気流を効率的に集
め、集めた気流を対物レンズ、或はスキュー検出用レン
ズの表面部分に供給して吹き付けることにより、レンズ
表面に付着している微小な塵、埃等を除去することがで
きるようにするものである。

［従来の技術］ 光デイスク再生装置等に装備される光学ピックアップ装
置おいては、光学ピックアップ装置の表面上（外筺部分
）に位置する対物レンズ等のレンズ部分には、微小な塵
や埃が付着したり、場合によってはレンズにくもりが発
生することは避けられないが、これらが原因となって、
記録／再生動作や、フォーカス或はトラッキングのサー
ボ動作が適正に実行されなくなるということが発生する
ことがあるため、対物レンズ等に対しては、定期的にク
リーニングを行なうことが好ましい、ところが、精密機
器である光デイスク再生装置の筐体を開けて光学ピック
アップ装置の対物レンズを清掃するには、専門知識が必
要であり容易に行なうことはできない。

そこで従来より、レンズを自動的にクリーニングするこ
とができる手段が開発されている６例えば、光ディスク
に対する記録或は再生動作を行なう直前にレンズクリー
ニングが実行されるように、光ディスクの装填動作にと
もなって、ブラシ部が対物レンズ表面をなぞるようにす
ることによって自動的に対物レンズに付着した埃等をは
らうことができるように構成されたものがある。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、ブラッシングによるクリーニング手段は
、ガラスレンズには適用できるが、対物レンズがプラス
チックで成形されているものに対しては、レンズ表面に
傷がつく恐れがあるので適用できないという問題点があ
る。

一方、近年では、低コストで生産できる等の理由により
、対物レンズなどにプラスチックレンズを使用する機器
は増加する傾向にあり、このためプラスチックレンズに
適用可能なりリーニング手段の開発が求められている。

［問題点を解決するための手段］ 本発明はこのような問題点にかんがみてなされたもので
、光ディスクの回転に伴って発生する風力（気流）を利
用して、対物レンズ等に付着している埃等を吹き払うこ
とができるようにしたものである。即ち、光学ピックア
ップ装置上に、光デイスク表面付近に発生する気流を効
率的に集め、集めた気流を対物レンズ、或はスキュー検
出用レンズの表面部分に集中的に供給することができる
整流部を設けるようにしたものである。

［作用］ 例えば回転数が約１８００　（ｒｐｎ）のＣＡＶ　（角
速度一定）のレーザディスクや、回転数が約６００〜１
８００　（ｒｐｍｌのＣＬＶ（ｉａ速度一定）のレーザ
ディスク等では、その回転時においては、ディスク表面
周囲にはかなり強い気流が発生している。したがって、
その気流を整流部によってレンズ表面に集中させるよう
に流導することにより、レンズ表面には埃等を除去する
に十分な風力が吹き付けられることになる。

［実施例］ 第１図及び第２図は本発明の一実施例である光学ピック
アップ装置１を斜視図及び側面図で示したものであり、
これらの図において一点鎖線で示すＤは回転中の光ディ
スクを示す。なお、光学ピックアップ装置１をディスク
半径方向に駆動するスレッド機構、ディスクＤを回転駆
動するスピンドル機構、或は光学ピックアツプ装置１内
部の光学系等は本発明と直接関係がないため図示を省略
しである。

光学ピックアップ装置１において、２は記録、或は再生
用のレーザスポットをディスクＤの記録面に照射するた
めの対物レンズ、３は、ディスクＤの回転（矢印Ｒ方向
）に伴って発生する気流（点線Ｗで示す）を集め、対物
レンズ２に向かつて流導することができるように形成さ
れた断面コ字状の整流部である。

本発明の光学ピックアップ装置は、このように整流部３
が設けられているため、発生した気流Ｗを整流部３で集
束し効率的に対物レンズ２に吹き付けることができ、従
って、その風力によって対物レンズ２の表面に付着する
塵や埃を除去し、また対物レンズ２のくもりをとること
ができる。しかも、対物レンズ２の表面はクリーニング
によって傷つ（ことはない。

また、光学ピックアップ装置１のトラッキング制御方向
は第１図中Ｘで示すように気流Ｗの方向と直行しており
、またフォーカス制御方向も図中Ｙで示すように気流Ｗ
と直行するため、対物レンズ２を駆動してサーボ制御を
行なうタイプの光学ピックアップ装置であっても、強い
風力が吹き付けられることによる悪影響はない。

なお図示するように、整流部３において、断面積８１の
気流導入部分３ａから流入した気流Ｗは、断面積Ｓ２の
気流導出部分３ｂに集中され、そのまま対物レンズ２の
表面に吹き付けられるため、整流部３は、断面積Ｓ１と
断面積Ｓ、（Ｓ。

〉Ｓ２）の比が大きくなるように設計することにより、
対物レンズ２に吹き付けられる風力をより強くし、クリ
ーニング作用を強力にすることができる。

第３図は本発明の他の実施例を示すものであり、ディス
クの反り等による傾きを検出して、光学ピックアップ装
置をその傾きに追従させるための手段であるスキュー検
出装置を備えた光学ピックアップ装置における実施例で
ある。このような光学ピックアップ装置では、記録／再
生用の対物レンズ２の他に、スキュー検出用のレンズ４
が設けられるため、このスキュー検出用のレンズ４に対
しても整流部５を設け、対物レンズ２と同様に風力によ
るレンズ表面のクリーニングを行なうようにしたもので
ある。

なお、整流部の形状は、第１図及び第３図の各実施例に
おいて示したものに限られるものではなく、他の形状で
あっても、ディスクの回転に伴って発生した気流を効果
的にレンズ表面に導くことができる形状であればよい。

また本発明はディスクの回転によって発生する風力を利
用するものであるため、レーザディスク再生装置やＣＤ
Ｖ再生装置のようにディスクの回転速度が比較的高速の
装置に適用することがより有効的であり、またディスク
直径が大いものほど有効的であるが、比較的回転速度の
遅いＣＤの再生装置の光学ピックアップ装置に適用して
もレンズのクリーニング効果は得ることができる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の光学ピックアップ装置は
、光学ヘッド上に整流部を設けることによって、集めた
気流をレンズ表面に集中的に吹き付けることができるよ
うにしているため、非常に簡単な機構でレンズ表面に付
着した塵や埃等を風力によって除去し、またレンズのく
もりもとることができるという効果があるだけでなく、
レンズ表面を傷つけることな（クリーニングを達成でき
るという優れた効果も有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図は本発
明の一実施例の側面図、第３図は本発明の他の実施例の
斜視図である。 ■は光学ピックアップ装置、２は対物レンズ、３．５は
整流部、４はスキュー用レンズを示す。 第 図 第 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）光ディスクの回転に伴って発生する気流を記録或
   は再生用の対物レンズの表面部分に流導する整流部を備
   えたことを特徴とする光学ピックアップ装置。
2. （２）光ディスクの回転に伴って発生する気流を前記光
   ディスクのスキュー検出用のレンズの表面部分に流導す
   る整流部を備えたことを特徴とする光学ピックアップ装
   置。