JPH03224985A - ウィンド - Google Patents
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- JPH03224985A JPH03224985A JP2141590A JP2141590A JPH03224985A JP H03224985 A JPH03224985 A JP H03224985A JP 2141590 A JP2141590 A JP 2141590A JP 2141590 A JP2141590 A JP 2141590A JP H03224985 A JPH03224985 A JP H03224985A
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Landscapes
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、車両や建物等の窓に装着使用されるウィンド
に関する。
に関する。
(従来の技術)
特開昭57−158481号公報及び特開昭58−73
681号公報には、ガラス板と、ガラス板の周側部に一
体的に形成された樹脂製の外枠部材(モールあるいはガ
スケットやパツキン)とよりなるウィンドが開示されて
いる。
681号公報には、ガラス板と、ガラス板の周側部に一
体的に形成された樹脂製の外枠部材(モールあるいはガ
スケットやパツキン)とよりなるウィンドが開示されて
いる。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、前記特開昭57−158481号公報による
と、ウィンドの外枠部材をRIM(反応射出〉成形によ
り形成する場合に用いられる成形材料は、粘度が低く、
液状であり、成形用金型のキャビティ空間内に所定圧力
で注入されたとき、キャビティ空間にインサート部材と
して配置されたガラス板と、金型面との隙間から流れ出
るためシール性を有する弾性体(シール部材)を設置す
る必要がある。従って前記RIM成形の場合には、その
準備として成形用金型内に前記弾性体を配設する工程が
余分に必要となりコスト的にも不利なものとなる。
と、ウィンドの外枠部材をRIM(反応射出〉成形によ
り形成する場合に用いられる成形材料は、粘度が低く、
液状であり、成形用金型のキャビティ空間内に所定圧力
で注入されたとき、キャビティ空間にインサート部材と
して配置されたガラス板と、金型面との隙間から流れ出
るためシール性を有する弾性体(シール部材)を設置す
る必要がある。従って前記RIM成形の場合には、その
準備として成形用金型内に前記弾性体を配設する工程が
余分に必要となりコスト的にも不利なものとなる。
また、前記特開昭58−73681号公報によると、ウ
ィンドの外枠部材を射出成形する場合に用いられる成形
材料は、軟質ポリ塩化ビニル樹脂のような弾性合成樹脂
あるいはゴムが用いられている。これらの成形材料は曲
げ弾性率が低く変形し易いため、これらに補強材をイン
サートして補強する必要がある。従って外枠部材は、補
強相分、構成材料費が増加することや、補強材のインサ
トに伴う工程数の増加により製造コストが高くなる。
ィンドの外枠部材を射出成形する場合に用いられる成形
材料は、軟質ポリ塩化ビニル樹脂のような弾性合成樹脂
あるいはゴムが用いられている。これらの成形材料は曲
げ弾性率が低く変形し易いため、これらに補強材をイン
サートして補強する必要がある。従って外枠部材は、補
強相分、構成材料費が増加することや、補強材のインサ
トに伴う工程数の増加により製造コストが高くなる。
そこで前記両者の問題点を解決するため外枠部材の成形
材料として粘度が高く、削出、充填時に洩れがなく、ま
た曲げ弾性率の値か高く成形後、変形しにくいポリプロ
ピレンを用いた場合には、低温時における収縮応力が大
きくなり、外枠部材にクランクが発生する。
材料として粘度が高く、削出、充填時に洩れがなく、ま
た曲げ弾性率の値か高く成形後、変形しにくいポリプロ
ピレンを用いた場合には、低温時における収縮応力が大
きくなり、外枠部材にクランクが発生する。
本発明は、上記問題点を解決したウィンドを提供するこ
とを目的とする。
とを目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
本発明の発明者は、上記目的を達成するため研究した結
果、前記外枠部材を形成する成形材料としてポリプロピ
レンと、エチレンプロピレン共重合ゴムとを適量配合し
た組成物とすることにより、予期しない優れた特性か出
現することを見い出した。
果、前記外枠部材を形成する成形材料としてポリプロピ
レンと、エチレンプロピレン共重合ゴムとを適量配合し
た組成物とすることにより、予期しない優れた特性か出
現することを見い出した。
すなわち、本発明のウィンドは、ガラス板と、該ガラス
板の周側部に一体的に形成された樹脂製の外枠部材と、
よりなるウィンドであって、前記外枠部材は、ポリプロ
ピレン100重量部と、エチレンプロピレン共重合ゴム
60〜90重量部と、よりなる組成物であることを特徴
とする。
板の周側部に一体的に形成された樹脂製の外枠部材と、
よりなるウィンドであって、前記外枠部材は、ポリプロ
ピレン100重量部と、エチレンプロピレン共重合ゴム
60〜90重量部と、よりなる組成物であることを特徴
とする。
外枠部材は、前記配合量の組成物を用いてガラス板の周
側部に一体的に形成されるため、低温収縮応力を低減で
きる効果及び耐熱衝撃性を向上できる効果が得られ、か
つ、低温時のクラックの発生を防止することができる。
側部に一体的に形成されるため、低温収縮応力を低減で
きる効果及び耐熱衝撃性を向上できる効果が得られ、か
つ、低温時のクラックの発生を防止することができる。
前記ポリプロピレンは、JIS K 674719
81により分類された1種〜3種に該当するものが好ま
しい。またポリプロピレンとしては、例えばメルトフロ
ーレート(JIS K 6758−1981による
試験方法による流動性、以下同様)が10〜25 Q/
10n i n(7)もノヲ用イることか好ましい。こ
の理由としてはメルトフロレートが10CI/min未
満であると流動性が悪く耐熱衝撃性が低いからであり、
メルトフロレートが25CI/min、を超過すると低
温収縮応力が低くなるからである。
81により分類された1種〜3種に該当するものが好ま
しい。またポリプロピレンとしては、例えばメルトフロ
ーレート(JIS K 6758−1981による
試験方法による流動性、以下同様)が10〜25 Q/
10n i n(7)もノヲ用イることか好ましい。こ
の理由としてはメルトフロレートが10CI/min未
満であると流動性が悪く耐熱衝撃性が低いからであり、
メルトフロレートが25CI/min、を超過すると低
温収縮応力が低くなるからである。
前記組成物中のエチレンプロピレン共重合ゴムの配合量
を前記数値とした理由は、その配合量が60重量部に満
たない場合及び90重量部を超過する場合には、外枠部
材の低温収縮応力を低減できる効果および耐熱衝撃性を
向上できる効果が少なく、前記クラックの発生を確実に
防止することができないからである。
を前記数値とした理由は、その配合量が60重量部に満
たない場合及び90重量部を超過する場合には、外枠部
材の低温収縮応力を低減できる効果および耐熱衝撃性を
向上できる効果が少なく、前記クラックの発生を確実に
防止することができないからである。
また前記組成物は、ポリプロピレン樹脂100重量部と
、エチレンプロピレン共重合ゴム60〜90重量部とに
加えて、タルク30重量部未満を含む配合とすることが
できる。この場合には、外枠部材の低温収縮応力を低減
できる効果及び耐熱衝撃性を向上できる効果がより優れ
たものとなる。
、エチレンプロピレン共重合ゴム60〜90重量部とに
加えて、タルク30重量部未満を含む配合とすることが
できる。この場合には、外枠部材の低温収縮応力を低減
できる効果及び耐熱衝撃性を向上できる効果がより優れ
たものとなる。
なお、前記タルクの配合量が30重量部を超過すると外
枠部材とガラス板との接着強度が低下するため耐熱衝撃
性を向上できる効果が得られない。
枠部材とガラス板との接着強度が低下するため耐熱衝撃
性を向上できる効果が得られない。
また、外枠部材を形成する成形材料の組成物には、性能
を損わない範囲で、一般に用いられる各種添加剤、安定
剤、充填材などを配合することもできる。
を損わない範囲で、一般に用いられる各種添加剤、安定
剤、充填材などを配合することもできる。
前記ガラス板は、その側周部に前記外枠部材が一体的に
形成されて用途に応じて供されるもので、車両の窓ある
いは建物の窓の形状及び大きさ、必要な厚さ等を考慮し
たものが用いられる。また車両の窓として用いた場合、
自動車用のフロントウィンド、リヤウィンド、クォータ
ウィンド、ルフウィンド、オープン力のハントルーフ、
引き違い窓等として使用することができる。
形成されて用途に応じて供されるもので、車両の窓ある
いは建物の窓の形状及び大きさ、必要な厚さ等を考慮し
たものが用いられる。また車両の窓として用いた場合、
自動車用のフロントウィンド、リヤウィンド、クォータ
ウィンド、ルフウィンド、オープン力のハントルーフ、
引き違い窓等として使用することができる。
(作用)
本発明のウィンドは、ガラス板の周側部に一体的に形成
された外枠部材がポリプロピレン100重量部と、エチ
レンプロピレン共重合ゴム60〜90重量部とよりなる
組成物により形成され、低温収縮応力か小さくなり、ま
た耐熱衝撃性が向上する。
された外枠部材がポリプロピレン100重量部と、エチ
レンプロピレン共重合ゴム60〜90重量部とよりなる
組成物により形成され、低温収縮応力か小さくなり、ま
た耐熱衝撃性が向上する。
さらに、前記外枠部材の物性値は、前記組成物にタルク
30重量部未満を加えることによって、より優れたもの
となる。
30重量部未満を加えることによって、より優れたもの
となる。
[実施例]
(実施例1)
本発明のウィンドとして適用した実施例1の車輌のサン
ルーフ用ウィンドは、第1図に示すように、四隅がR部
となった略矩形状のガラス板1と、ガラス板1の周側部
10に一体的に形成されたエンドレス状の外枠部材2と
よりなる。外枠部材2は、その組成をポリプロピレン1
00重量部、エチレンプロピレン共重合ゴム65重量部
とからなる組成物により形成される。なお、外枠部材2
は、第2図及び第3図に示されるように前記ガラス板1
の四隅部分に取付用ブツシュ3を埋込んだ第1係止リッ
プ部21と、第2係止リップ部22と、第3係止リップ
部23とよりなる。第1係止リップ部21及び第2係止
リップ部22は、ガラス板1の周側部10の一面11及
び他面12に沿って密着する。第3係止リップ部23は
、前記周側部10の側端10aに沿って密着するととも
に、前記第1係止リップ部21及び第2係止リップ部2
2に接続する部分と、第2係止リップ部22側より第1
係止リップ部21側に垂直に伸び、係合突起23aをも
つ部分とで形成されている。そして前記第1係止リップ
部21の取部ブツシュ3及び第3係止リップ部23は、
車輌のサンルーフ用開口部にスライド可能に装着された
摺動枠体5の係合突起50及び係合溝51に嵌着、保持
されるようになっている。
ルーフ用ウィンドは、第1図に示すように、四隅がR部
となった略矩形状のガラス板1と、ガラス板1の周側部
10に一体的に形成されたエンドレス状の外枠部材2と
よりなる。外枠部材2は、その組成をポリプロピレン1
00重量部、エチレンプロピレン共重合ゴム65重量部
とからなる組成物により形成される。なお、外枠部材2
は、第2図及び第3図に示されるように前記ガラス板1
の四隅部分に取付用ブツシュ3を埋込んだ第1係止リッ
プ部21と、第2係止リップ部22と、第3係止リップ
部23とよりなる。第1係止リップ部21及び第2係止
リップ部22は、ガラス板1の周側部10の一面11及
び他面12に沿って密着する。第3係止リップ部23は
、前記周側部10の側端10aに沿って密着するととも
に、前記第1係止リップ部21及び第2係止リップ部2
2に接続する部分と、第2係止リップ部22側より第1
係止リップ部21側に垂直に伸び、係合突起23aをも
つ部分とで形成されている。そして前記第1係止リップ
部21の取部ブツシュ3及び第3係止リップ部23は、
車輌のサンルーフ用開口部にスライド可能に装着された
摺動枠体5の係合突起50及び係合溝51に嵌着、保持
されるようになっている。
このザンルーフ用1ノインドの外枠部材2を形成するの
に先立ち、まず所定サイズのガラス板1と、この外枠部
材2を形成する成形材料と、割り金型4とが準備される
。ガラス板1は強化ガラスで縦500mm、横900m
m、厚さ5 mm(7)も(Dを使用した。
に先立ち、まず所定サイズのガラス板1と、この外枠部
材2を形成する成形材料と、割り金型4とが準備される
。ガラス板1は強化ガラスで縦500mm、横900m
m、厚さ5 mm(7)も(Dを使用した。
前記外枠部材2を形成する成形材料としては、メルト7
0−レート20g/ 10n+ nのポリプロピレン樹
脂100重量部と、エチレンプロピレン共重合ゴム65
重量部とを高速2軸押出機で2分間混線して得た組成物
ペレットが用意された。
0−レート20g/ 10n+ nのポリプロピレン樹
脂100重量部と、エチレンプロピレン共重合ゴム65
重量部とを高速2軸押出機で2分間混線して得た組成物
ペレットが用意された。
割り金型4は、第3図に示すように外枠部材2の形状を
もつキャビティ空間40を形成する第1金型41と第2
金型42よりなる。
もつキャビティ空間40を形成する第1金型41と第2
金型42よりなる。
そして前記ガラス板1は、周側部10が前記キャビティ
空間40に配置された状態で、−面11側と他面12側
とが、それぞれ第1金型41の型面41aと第2金型4
2の型面42aとにより所定の挟持圧で保持される。
空間40に配置された状態で、−面11側と他面12側
とが、それぞれ第1金型41の型面41aと第2金型4
2の型面42aとにより所定の挟持圧で保持される。
そして前記組成物ペレットが、回路の射出成形機のシリ
ンダ内で250’Cに加熱溶融されて流動体となり、射
出圧力20kQ/crr+2 、金型温度60’Cの条
件で前記割り金型4のキャビティ空間40に射出、充填
される。このとき射出、充填された溶融状態の組成物は
、保圧10kg/cm2の条件で冷却、固化され、かつ
ガラス板1の周側部10に外枠部材2が一体的に形成さ
れる。
ンダ内で250’Cに加熱溶融されて流動体となり、射
出圧力20kQ/crr+2 、金型温度60’Cの条
件で前記割り金型4のキャビティ空間40に射出、充填
される。このとき射出、充填された溶融状態の組成物は
、保圧10kg/cm2の条件で冷却、固化され、かつ
ガラス板1の周側部10に外枠部材2が一体的に形成さ
れる。
この結果、実施例1で形成された外枠部材2は、表の示
すように低温収縮応力122kg/cm2熱衝撃試験6
5サイクル、曲げ弾性率7100にΩ/Cm2の値か得
られる。なお、表に示す試験結果は、ASTM (アメ
リカ材料試験規格〉に規定された試験規格D638 (
引張試験)、およびD790 (曲げ弾性試験)に基づ
いて得られたものである。
すように低温収縮応力122kg/cm2熱衝撃試験6
5サイクル、曲げ弾性率7100にΩ/Cm2の値か得
られる。なお、表に示す試験結果は、ASTM (アメ
リカ材料試験規格〉に規定された試験規格D638 (
引張試験)、およびD790 (曲げ弾性試験)に基づ
いて得られたものである。
また、周側部10に外枠部材2を一体成形したガラス1
を用い加熱温度120°C12時間経過後、冷却温度−
30’Cで2時間経過させ、これを1サイクルとして熱
衝撃を与え、かつ前記サイクルを繰返す熱衝撃試験を行
ない、外枠部材2にクラックが発生するサイクル数を確
認、評価した。
を用い加熱温度120°C12時間経過後、冷却温度−
30’Cで2時間経過させ、これを1サイクルとして熱
衝撃を与え、かつ前記サイクルを繰返す熱衝撃試験を行
ない、外枠部材2にクラックが発生するサイクル数を確
認、評価した。
(実施例2)
本実施例2の場合には、表に示されるように外枠部材2
を形成する組成物としてポリプロピレン樹脂100重重
部と、エチレンプロピレン共重合ゴム80重量部と、タ
ルク20重量部とを配合した以外は、実施例1と同様で
ある。
を形成する組成物としてポリプロピレン樹脂100重重
部と、エチレンプロピレン共重合ゴム80重量部と、タ
ルク20重量部とを配合した以外は、実施例1と同様で
ある。
なお、この組成物を用いた場合の実験結果は、表の通り
である。そして低温収縮応力は113kq/Cm2、熱
衝撃試験サイクル70以上、曲げ0 1 弾性率8600kg/cm2となり前記実施例1の場合
よりも、ざらに各値か良好なものとなり耐久性が増す。
である。そして低温収縮応力は113kq/Cm2、熱
衝撃試験サイクル70以上、曲げ0 1 弾性率8600kg/cm2となり前記実施例1の場合
よりも、ざらに各値か良好なものとなり耐久性が増す。
従って前記配合量の組成物を成形材料として形成された
実施例2の外枠部材には、クラックの発生する確率か非
常に少ないものとなる。
実施例2の外枠部材には、クラックの発生する確率か非
常に少ないものとなる。
(比較例1〜4)
比較例1〜4においてはポリプロピレン樹脂100重量
部に対してエチレンプロピレン共重合ゴムを45.25
.10.95重量部と変化させ、またタルクを10、O
,0145重量部と変化させたように配合量が異なるこ
と以外は、実施例1及び実施例2と同じである。これら
の組成物についても実施例1と同様に試験を行い、結果
を表に示す。
部に対してエチレンプロピレン共重合ゴムを45.25
.10.95重量部と変化させ、またタルクを10、O
,0145重量部と変化させたように配合量が異なるこ
と以外は、実施例1及び実施例2と同じである。これら
の組成物についても実施例1と同様に試験を行い、結果
を表に示す。
(評(ilti)
実施例1〜2と比較例1〜4との比較より、エチレンプ
ロピレン共重合ゴムの配合量が多すぎても少なすぎても
外枠部材の低温収縮応力を低減できる効果や耐熱衝撃性
を向上できる効果が低下していることが判明した。また
低温収縮応力及び熱2 衝撃試験、曲げ弾性率いずれの値においても実施例1〜
2の配合の場合が優れていることが判明した。
ロピレン共重合ゴムの配合量が多すぎても少なすぎても
外枠部材の低温収縮応力を低減できる効果や耐熱衝撃性
を向上できる効果が低下していることが判明した。また
低温収縮応力及び熱2 衝撃試験、曲げ弾性率いずれの値においても実施例1〜
2の配合の場合が優れていることが判明した。
すなわち外枠部材は、実施例1のようにその成形材料の
組成中、エチレンプロピレン共重合ゴムが60〜90重
量部の範囲内にあれば、低温収縮応力を低減できる効果
、熱衝撃性を向上できる効果が得られるとともに、弾性
合成樹脂やゴムと比較して曲げ弾性率が高く、補強材を
用いないで済むものとなる。さらに外枠部材は、実施例
2のようにその成形材料の組成が実施例1の配合に加え
てタルク30重量部未満を含むものとすることによって
前記効果をより高めることかできる。
組成中、エチレンプロピレン共重合ゴムが60〜90重
量部の範囲内にあれば、低温収縮応力を低減できる効果
、熱衝撃性を向上できる効果が得られるとともに、弾性
合成樹脂やゴムと比較して曲げ弾性率が高く、補強材を
用いないで済むものとなる。さらに外枠部材は、実施例
2のようにその成形材料の組成が実施例1の配合に加え
てタルク30重量部未満を含むものとすることによって
前記効果をより高めることかできる。
[発明の効果]
本発明のウィンドによれば、ガラス板の周側部に一体的
に形成された外枠部材は、その組成をポリプロピレン1
00重量部と、エチレンプロピレン共重合ゴム60〜9
0重量部と、よりなる組成としたため、低温収縮応力を
小さくすることができるとともに、耐熱衝撃性を向上す
ることができ3 る。
に形成された外枠部材は、その組成をポリプロピレン1
00重量部と、エチレンプロピレン共重合ゴム60〜9
0重量部と、よりなる組成としたため、低温収縮応力を
小さくすることができるとともに、耐熱衝撃性を向上す
ることができ3 る。
従って本発明のウィンドは、低温時において外枠部材に
クラックが発生することがない。
クラックが発生することがない。
また前記外枠部材は、成形材料の組成の配合量を前記の
ように設定したことにより、弾性合成樹脂やゴムと比較
して曲げ弾性率が高くなり、外枠部材内部に補強材をイ
ンサートせずに済むため、この分、製造コストを低減す
ることができる。
ように設定したことにより、弾性合成樹脂やゴムと比較
して曲げ弾性率が高くなり、外枠部材内部に補強材をイ
ンサートせずに済むため、この分、製造コストを低減す
ることができる。
なお、前記外枠部材の組成に、タルク30重量部未満を
含む場合には、外枠部材の低温収縮応力がタルクを含ま
ない場合よりも小さくなり、外枠部材の耐熱衝撃性もよ
り向上、耐クラツク性が優れたものとなる。
含む場合には、外枠部材の低温収縮応力がタルクを含ま
ない場合よりも小さくなり、外枠部材の耐熱衝撃性もよ
り向上、耐クラツク性が優れたものとなる。
第1図〜第4図は本発明の実施例1及び実施例2の説明
図である。第1図は、車輌のサンルーフ用ウィンド全体
の平面図、第2図は、第1図におけるl−l−線断面矢
視図である。第3図は、第1図における■−■−の線断
面矢視図である。第4図は、カラス板の周側部に樹脂製
の外枠部材を4 一体向に形成する場合を示す部分断面図で、割り金型内
にインサート部材としてガラス板を配置した状態を示す
ものである。
図である。第1図は、車輌のサンルーフ用ウィンド全体
の平面図、第2図は、第1図におけるl−l−線断面矢
視図である。第3図は、第1図における■−■−の線断
面矢視図である。第4図は、カラス板の周側部に樹脂製
の外枠部材を4 一体向に形成する場合を示す部分断面図で、割り金型内
にインサート部材としてガラス板を配置した状態を示す
ものである。
Claims (2)
- (1)ガラス板と、 該ガラス板の周側部に一体的に形成された樹脂製の外枠
部材と、よりなるウインドであつて、前記外枠部材は、
ポリプロピレン100重量部と、エチレンプロピレン共
重合ゴム60〜90重量部と、よりなる組成物であるこ
とを特徴とするウィンド。 - (2)タルク30重量部未満を含む特許請求の範囲第1
項記載のウィンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2141590A JP2902027B2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | ウィンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2141590A JP2902027B2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | ウィンド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03224985A true JPH03224985A (ja) | 1991-10-03 |
JP2902027B2 JP2902027B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=12054383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2141590A Expired - Fee Related JP2902027B2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | ウィンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2902027B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05302481A (ja) * | 1991-10-11 | 1993-11-16 | Saint Gobain Vitrage Internatl | 取付け容易な窓ガラスおよびその製造方法 |
JP2008524062A (ja) * | 2004-12-17 | 2008-07-10 | ルノー・エス・アー・エス | 自動車用のパノラマ式のウインドシールド |
-
1990
- 1990-01-31 JP JP2141590A patent/JP2902027B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05302481A (ja) * | 1991-10-11 | 1993-11-16 | Saint Gobain Vitrage Internatl | 取付け容易な窓ガラスおよびその製造方法 |
JP2981060B2 (ja) * | 1991-10-11 | 1999-11-22 | サン−ゴバン ビトラージュ | 取付け容易な窓ガラスおよびその製造方法 |
JP2008524062A (ja) * | 2004-12-17 | 2008-07-10 | ルノー・エス・アー・エス | 自動車用のパノラマ式のウインドシールド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2902027B2 (ja) | 1999-06-07 |
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