JPH03224979A - 車両用遠隔操作式ドアロック装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、離れた場所から自動車等のドアの施解錠を行
うための車両用遠隔操作式ドアロック装置に関するもの
である。

（従来の技術） 通常、車両用遠隔操作式ドアロック装置（いわゆるキー
レスエントリー装置）は、使用者が携帯している送信機
から送信された光や電波による信号を、受信機が受信し
て電気信号に変換、整形し、この電気信号に応じて制御
回路が施解錠装置を制御してドアの施解錠を行うように
したものである。

従来の光による信号を用いた一般的な遠隔操作式ドアロ
ック装置としては、第６図に示すように、受信機の受光
部であるセンサ１を車体外部に臨ませて運転席側の外部
ドアハンドル付近に取付けたものがある（特開昭６３−
１０７６７０号公報、実開昭６２−１３１０６４号公報
参照）。そして、受信機本体および制御回路をセンサｌ
から離れたダツシュボード内部に設けたものがある。

（発明が解決しようとする課題） 上記従来の装置においては次のような問題がある。

センサ１を車体外部に臨ませて設けたものは、センサ１
が外気にさらされるとともに外部からの損傷を受やすく
なるので、耐水性、耐候性および耐久性を充分に施す必
要があり、コストがかかる。さらに、センサ１の受光部
が汚れることにより感度が低下しやすいという問題があ
る。また、センサ１が車体の運転席側側方に向けて取付
けられているので、送信機の出力信号を受信できる範囲
は第６図ウニ点鎖線で示す範囲となっているため、送信
機によるドアの施解錠は車体の運転席側側方からしか行
うことができないことになり、実用上不便である。

センサｌと受信機本体および制御回路とを離して設けた
ものは、センサ１の出力信号は微弱電流として長い電線
を介して受信機に伝えられることになるので、外部から
の影響を受けて受信機および制御回路が誤動作しやすい
。さらに、電線の配線が複雑で、手間がかかるという問
題がある。

本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、広い
範囲からドアの施解錠を行うことができ、かつ外乱によ
る誤動作が生じに（い車両用遠隔操作式ドアロック装置
を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明は、上記の課題を解決するために、所定のコード
信号を送信する送信機３と、該信号を受信する受信部５
と、受信部５の出力信号に応じて施解錠装置を作動させ
る制御部６とを備えてなる車両用遠隔操作式ドアロック
装置において、受信部５および制御部６を車室内の天井
１３に配設されるルームランプ８と一体に設け、受信部
５のセンサ１６を複数設けたことを特徴とする。

（作用） 本発明に係る車両用遠隔操作式ドアロック装置はこのよ
うに構成したことにより、複数設けられたセンサ１６よ
って広い範囲から送信される信号を受信することができ
る。また、ルームランプ８に受信部５および制御部６を
一体に設けたので、センサ１６と受信部５本体と、制御
部６とを接続する電線を短（することができ、外部から
の影響を受けにくくなる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例について詳細に説明する。

第１図に本発明に係る装置のブロック構成図を示す。第
１図において、３は赤外線等によって所定のコード信号
を送信する送信機であり、携帯しやすいように小型に作
られている。

４は受信機であり、受信部５と制御部６とが一体に設け
られて構成されている。受信部５は送信機３から送信さ
れる信号を受信し、電気信号に変換、整形して出力する
ものである。そして、制御部６は受信部５から出力され
た電気信号を読み取り、車両ごとに予め設定されている
固有コードと照合して、結果が一致の場合にドアの施解
錠装置７へ操作信号を伝えるものである。

施解錠装置７は、この操作信号に応じて電磁ソレノイド
等の施解錠手段を作動させてドアの施解錠を行うもので
ある。８は車両の室内の天井に取付けられるルームラン
プであり、電球９およびスイッチ１０が設けられている
。１１は電源となるバッテリ１２に接続されルームラン
プ８および受信機４に電気を供給するための給電線であ
る。

このような構成の本実施例に係る装置の車体への取付は
例について第２図ないし第４図を用いて説明する。

ルームランプ８は、従来の一般的なものと同様に、車室
内の天井１３に取付けられており、図示しないドア付近
に設けられたドアの開閉に応じてルームランプ８を点滅
させるスイッチに電線（図示せず）で接続されている。

この電線および給電線１１は、天井１３およびピラー１
４に添って配線されて車両内装材に覆われている。

受信部５および制御部６からなる受信機４は、ルームラ
ンプ８のケース１５に収容されておりルームランプ８と
一体に設けられている。天井１３から突出したケース１
５の左右両側には受信部のセンサＩ６が車体の左右側方
に向けて２個取付けられている。給電線１１はケース１
５内において受信機４に接続されている。

施解錠装置７はドア内に設けられており、施解錠装置７
と制御部６とを接続する電線はドアの開閉に応じてルー
ムランプ８を点滅するスイッチとルームランプ８とを接
続する電線と共に配線されている。

図中１７は電球９の光を透過させるランプカバー　１８
は天井１３に取付けられたルームミラー、１９はフロン
トガラスである。

以上のように構成した本実施例の作用について次に説明
する。

受信部５および制御部６からなる受信機４をルームラン
プ８お一体に設け、ケース１５内に収容し、受信部のセ
ンサ１６をケース１５に取付けたので、センサ１６、受
信部５本体および制御部６を接続する電線を短（するこ
とができるため、外部からの影響を受けにくくなり誤動
作を防止できる。また、給電線１１はルームランプ８と
受信機４とで共有し、制御部６と施解錠装置７とを接続
する電線はルームランプ８とドアの開閉に応じてルーム
ランプ８を点滅するスイッチとを接続する電線と共に配
線することができるため、配線が容易になる。

また、受信部５本体および制御部６はルームランプ８の
ケース１５内に収容されるので見栄えもよい。

さらに、センサ１６は車室内のルームランプ８に取付け
られているので、風雨に直接さらされることがな（、損
傷も受けにくい。

天井１３から突出したルームランプ８のケース１５に２
個のセンサ１６を車体の左右側方に向けて設けたので、
第５図において二点鎖線で示すように、車両の運転席側
側方からだけでなく助手席側側方からも信号を受信する
ことができるようになり受信範囲が広くなる。なお、セ
ンサ１６の取付位置および個数は、本実施例のものに限
定されるのではなく必要に応じて前後左右に複数個設け
て受信範囲を広（することができる。

（発明の効果） 本発明の車両用遠隔操作式ドアロック装置は以上詳述し
たように、受信部と制御部とを車室内の天井に配設され
るルームランプに組込み、受信部のセンサを複数設けた
ことにより、センサ、受信部本体および制御部を接続す
る電線が短くなり、外部からの影響を受けに（くなるの
で外乱による誤動作が生じにくい。

接続される電線は、ルームランプ用の電線と共に配線す
ることにより容易に配線することができる。

受信部本体および制御部はルームランプと一体に設けた
ので見栄えがよい。

センサは車室内のルームランプに取付けられており、風
雨に直接さらされることがなく損傷も受けにくいので耐
久性が向上する。

センサを車室内の天井から突出したルームランプに複数
個設けたので、受信範囲を広くすることができるという
優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック構成図、第２
図は本発明の一実施例の斜視図、第３図は第２図の装置
の側面図、第４図は第２図の装置を取り付けた自動車の
側面図、第５図は第２図の装置の受信範囲を示す平面図
、第６図は従来の遠隔操作式ドアロック装置の受信範囲
を示す平面図である。 ３・・・送信機 ５・・・受信部 ６・・・制御部 ７・・・施解錠装置 ８・・・ルームランプ １６・・・センサ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）所定のコード信号を送信する送信機と、該信号を
   受信する受信部と、該受信部の出力信号に応じて施解錠
   装置を作動させる制御部とを備えてなる車両用遠隔操作
   式ドアロック装置において、前記受信部および制御部を
   車室内の天井に配設されるルームランプと一体に設け、
   前記受信部のセンサを複数設けたことを特徴とする車両
   用遠隔操作式ドアロック装置。