JPH0522207U - 自動車用スイツチパネル装置 - Google Patents
自動車用スイツチパネル装置Info
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- JPH0522207U JPH0522207U JP7171991U JP7171991U JPH0522207U JP H0522207 U JPH0522207 U JP H0522207U JP 7171991 U JP7171991 U JP 7171991U JP 7171991 U JP7171991 U JP 7171991U JP H0522207 U JPH0522207 U JP H0522207U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワイヤハーネスを簡素化することを可能にし
て、その製造工数及び車体への組付工数を削減できるよ
うにした自動車用スイッチパネル装置を提供することを
目的とする。 【構成】 インストルメントパネル11に、これに設け
たスイッチ類13の状態を示す信号をワイヤレスで送信
するため送信部17a,17bを設ける。この送信部と
スイッチ類に太陽電池15a乃至15cから電源を供給
する。
て、その製造工数及び車体への組付工数を削減できるよ
うにした自動車用スイッチパネル装置を提供することを
目的とする。 【構成】 インストルメントパネル11に、これに設け
たスイッチ類13の状態を示す信号をワイヤレスで送信
するため送信部17a,17bを設ける。この送信部と
スイッチ類に太陽電池15a乃至15cから電源を供給
する。
Description
【0001】
本考案は自動車用スイッチパネル装置にかかり、特に、運転席の前方のメータ クラスタ或いはメータ周辺のインストルメントパネルにスイッチ類を設けてなる 自動車用スイッチパネル装置に関するものである。
【0002】
従来、乗用車などの自動車に搭載されているスイッチパネル装置は、図5に示 すような構成になっている。すなわち、運転席の前方のハンドル1を介して運転 者が視認できるインストルメントパネル2の位置には、速度計3aやエンジン回 転計3bなどからなるコンビネーションメータ3が配置されている。そして、ハ ンドルコラム及びコンビネーションメータ3やその周囲には、各種スイッチ、ラ ジオ、ステレオ、スピーカ、ヒータコントロールなどのスイッチ類4が配置され ている。
【0003】 上記各スイッチ類4には、インストルメントパネル2の背後に配置されたメイ ンのワイヤハーネス5から枝分岐されたハーネス内の信号線の端に設けられたコ ネクタ、端子などがそれぞれ接続され、スイッチ類4と車体側に設けられた各種 の負荷との間で信号の送受信を行うようになっている。
【0004】
しかし、上述した従来のスイッチパネル装置では、コンビネーションメータ3 の周辺には多数のスイッチ類4が集中している関係で、その周辺はこれらとメイ ンのワイヤハーネス5の対応する信号線とを接続するための回路によって非常に 複雑な配線がされている。そのため、ワイヤハーネスはメインから多数の枝分岐 した非常に複雑になって、製造工数がかかる他、車体へのその組付工数も煩雑で あるという問題があった。
【0005】 よって本考案は、上述した従来の問題点に鑑み、ワイヤハーネスを簡素化する ことを可能にして、その製造工数及び車体への組付工数を削減できるようにした 自動車用スイッチパネル装置を提供することを課題としている。
【0006】
上記課題を解決するため本考案により成された自動車用スイッチパネル装置は 、運転席の前方のメータクラスタ或いはメータ周辺のインストルメントパネルに スイッチ類を設けてなる自動車用スイッチパネル装置において、前記スイッチ類 の状態を示す信号をワイヤレスで送信するため前記メータクラスタ又はインスト ルメントパネルに設けられた送信部と、前記スイッチ類及び送信部に電源を供給 する太陽電池とを備えることを特徴としている。
【0007】
上記構成において、メータクラスタ又はインストルメントパネルに、これに設 けたスイッチ類の状態を示す信号をワイヤレスで送信するため送信部を設け、こ の送信部とスイッチ類に太陽電池から電源を供給するようにしているため、ワイ ヤハーネスに送信部からの信号を受信する受信部を設けるだけで、スイッチ類と ワイヤハーネスの対応する線とを物理的に接続することなく相互に接続すること ができるようになる。
【0008】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案による自動車 用スイッチパネル装置の一実施例を示す図である。
【0009】 同図において、インストルメントパネル11には、運転席に対向するその前面 にメータ周りの多数のスイッチ類13が、その上面にこれらのスイッチ類13の 電源として使用される3つのソーラバッテリ(太陽電池)15a乃至15cが、 そしてウインドシールド側のその下面後端部に2つの送信部17a及び17bが それぞれ設けられている。
【0010】 上記複数のスイッチ類13は2つのグループ13a及び13bに分けられ、 グループ13aのスイッチ類13を太陽電池15aと送信部17aとにそれぞれ 接続するための線La1及びLa2と、グループ13bのスイッチ類13を太陽 電池15bと送信部17bとにそれぞれ接続するための線Lb1及びLb2と、 送信部17a及び17bに太陽電池15cを接続するための線Lcとが、インス トルメントパネル11の下面全面に配索されている。
【0011】 上記インストルメントパネル11の下面にはまた、太陽電池15a乃至15c と並列に接続され、これらの太陽電池が発生する電圧によって充電され、夜間の ように周囲が暗く太陽電池が電圧を発生していないときにスイッチ類13などに 電源を供給する図示しない蓄電池が配置されている。この蓄電池の充電電圧を監 視するため、インストルメントパネル11の前面には、充電モニタランプ19も 配置されている。
【0012】 上記送信部17a及び17bは、これに接続されたスイッチ類13の各々に対 応した発光ダイオードを有する。この送信部の発光ダイオードは、太陽電池15 c又は蓄電池から供給される電圧によって、対応するスイッチ類13の状態に応 じて点灯又は不点灯される。
【0013】 インストルメントパネル11の後方には、メインのワイヤハーネス21が保護 兼取付け部材23を介して図示しない車体に取付け固定されている。ワイヤハー ネス21には、その途中に上記送信部17a及び17bにそれぞれ対応する受信 部25a及び25bが設けられている。受信部25a及び25bは、上記送信部 17a及び17bの各々が有する発光ダイオードにそれぞれ対応して設けられ、 対応する発光ダイオードの点灯によってオンし、不点灯によってオフするスイッ チング素子として働くフォトトランジスタする。この受信部のフォトトランジス タは、スイッチ類13の各々の状態を示す信号を伝送する線にそれぞれ接続され ている。
【0014】 上記送信部17a及び17bの発光ダイオードと、受信部25a及び25bの フォトトランジスタとは、インストルメントパネル11が車体の所定の位置に取 付け固定されると共に、ワイヤハーネス21が保護兼取付け部材23を介して車 体の所定の位置に取付け固定されることによって、発光ダイオードが点灯によっ て発する光をフォトトランジスタが受光するように対応するものが相互に対向す るようになり、このことによって送信部と受信部とを介してスイッチ類とこれに 対応するワイヤハーネスの線とがワイヤレスで相互に接続されるようになる。
【0015】 上述のように、スイッチ類とこれに対応するワイヤハーネスの線とが送信部と 受信部を介してワイヤレスで相互に接続され、インストルメントパネルとスイッ チ類とによって一体化したモジュール化が図られているので、ワイヤハーネスに はインストルメントパネルに設けられたスイッチ類と接続するための枝分岐を殆 どなくなるので、メインのワイヤハーネスが簡素化され、製造工数、組付工数が 削減される。また、メインのワイヤハーネスはフラットワイヤ、プリント基板、 リボン線などによる設計が容易になり、ワイヤハーネスの形態が非常に簡素化さ れるようになる。
【0016】 上述の例では、ワイヤレスによる相互接続を赤外光のような光によっておこな っているが、これ以外に電波、超音波を使用したり、コイルとリードスイッチの 組合せなどの近接スイッチなどを使用することもできる。
【0017】 また、上述の実施例では、太陽電池をインストルメントパネル11の上面に設 けているが、図2に示すように、車体31のルーフ31a上に太陽電池15を設 け、フロントピラー31b内に太陽電池15からの電源線Ldを配索するように してもよい。この構成の場合、フーフ31aの面積が大きいので受光面の大きな 太陽電池を使用することができ、大きな面積の1つの太陽電池で必要な電力を賄 うことができると共に、インストルメントパネル11の上面に太陽電池を設けな くてもよいので、反射による眩惑をなくすることができる。
【0018】 更に、図3に示すように、太陽電池15をインストルメントパネル11の全部 のフロントガラス33と接する面に取付けるようにしてもよい。この場合も、ル ーフに太陽電池を設けたときと同様に、反射などによる運転者の運転の妨げにな らず、またインストルメントパネル11のスイッチ類13などへの必要な電力を 確保することができる。図3の例では、太陽電池15とスイッチ類13とを接続 配線Lは、インストルメントパネル11の内面でなく、インストルメントパネル 11のモールド成形時に内部に埋め込んだ構成となっている。
【0019】 更にまた、図4に示すように、インストルメントパネル11にフロントガラス 33の方向に断面略V字状に開口した空所11aを形成し、この空所11aの内 部に太陽電池15を設けると共に、その上に空所11aを埋める断面三角形状の 導光板35を設置し、空所11aの開口において導光板35の面がインストルメ ントパネル11の前部のフロントガラス33と接するようにしている。
【0020】 この構成により、太陽電池15がインストルメントパネル11の表面になくな り、反射などによる運転者の運転の妨げにならず、またインストルメントパネル 11の前部にて受光した光を導光板35によって太陽電池15の表面に導き、太 陽電池15に光−電気変換を効率的に行わせることができるようになる。
【0021】 また、図示のように上記空所11aの内面11bに、或いは導光板35の上面 に鏡面処理を施すことにより、より一層光を太陽電池15の表面に導くことがで きるようになる。
【0022】 なお、上述の実施例では、スイッチ類をインストルメントパネルに設けた場合 のみを示したが、本考案はスイッチ類をメータクラスタに設けたものにも等しく 適用することができる。
【0023】
【考案の効果】 以上説明したように本考案によれば、メータクラスタ又はインストルメントパ ネルに、これに設けたスイッチ類の状態を示す信号をワイヤレスで送信するため 送信部を設け、この送信部とスイッチ類に太陽電池から電源を供給するようにし ているため、ワイヤハーネスに送信部からの信号を受信する受信部を設けるだけ で、スイッチ類とワイヤハーネスと対応する線とを物理的に接続することなく相 互に接続することができるようになるので、ワイヤハーネスに殆ど枝分岐を設け なくてもよくなり、ワイヤハーネスを簡素化することが可能になってその製造工 数及び車体への組付工数を削減できるようになる。
【図1】本考案による自動車用スイッチパネル装置の一
実施例を示す斜視図である。
実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の一部分の変形例を示す図である。
【図3】図1の一部分の他の変形例を示す図である。
【図4】図1の一部分の更に他の変形例を示す図であ
る。
る。
【図5】従来のスイッチパネル装置の一例を示す図であ
る。
る。
11 インストルメントパネル 13 スイッチ類 15,15a〜15c 太陽電池 17a,17b 送信部
Claims (1)
- 【請求項1】 運転席の前方のメータクラスタ或いはメ
ータ周辺のインストルメントパネルにスイッチ類を設け
てなる自動車用スイッチパネル装置において、 前記スイッチ類の状態を示す信号をワイヤレスで送信す
るため前記メータクラスタ又はインストルメントパネル
に設けられた送信部と、 前記スイッチ類及び送信部に電源を供給する太陽電池と
を備えることを特徴とする自動車用スイッチパネル装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7171991U JPH0522207U (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 自動車用スイツチパネル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7171991U JPH0522207U (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 自動車用スイツチパネル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0522207U true JPH0522207U (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=13468614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7171991U Withdrawn JPH0522207U (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 自動車用スイツチパネル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0522207U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006188192A (ja) * | 2005-01-07 | 2006-07-20 | Valeo Thermal Systems Japan Corp | 車両用インストルメントパネルモジュール、車両用コックピットモジュール構造及び車両用リアパネルモジュール |
JP2007331745A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-12-27 | Ford Global Technologies Llc | 車体パネル・エネルギー生成システム及び車両内で電力を生成し利用する方法 |
JP2011500406A (ja) * | 2007-10-19 | 2011-01-06 | ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト | 車両用パネル部品及びパネル部品の製造方法 |
JP3182559U (ja) * | 2012-10-23 | 2013-04-04 | 勝 佐渡 | ダッシュボードに太陽光パネルを配置した自動車 |
JP2015155240A (ja) * | 2014-02-20 | 2015-08-27 | 株式会社ユピテル | 情報表示装置 |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP7171991U patent/JPH0522207U/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006188192A (ja) * | 2005-01-07 | 2006-07-20 | Valeo Thermal Systems Japan Corp | 車両用インストルメントパネルモジュール、車両用コックピットモジュール構造及び車両用リアパネルモジュール |
JP2007331745A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-12-27 | Ford Global Technologies Llc | 車体パネル・エネルギー生成システム及び車両内で電力を生成し利用する方法 |
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JP3182559U (ja) * | 2012-10-23 | 2013-04-04 | 勝 佐渡 | ダッシュボードに太陽光パネルを配置した自動車 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19951130 |