JPS60105781A - 車両用遠隔制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両搭載の電気機器を車両外部からでも駆動可
能にした車両用遠隔制御装置に関する。

〔従来技術〕

従来、例えば車両のドアの施解錠を電気的に開閉するよ
うな車両搭載の電気機器を車両外部から遠隔制御する装
置が知られている。この装置は主に携帯可能な送信部と
車両搭載の受信部とから成っているが、車両完成後に本
装置を搭載する場合に受信部と電気機器との間の接続線
を車室内に露出させないためには車両ダツシュボード、
内装材の取外しの手作業が必要であり、そのようなこと
をしないと接続線を車室内に露出配線せざるを得ないこ
ともあり見栄えが良くない。

〔発明の目的〕

本発明は上記従来技術の問題を解消するもので、車両完
成後でも容易にかつ見栄え良く車両に搭載可能な車両用
遠隔制御装置を提供することを目的とする。

〔実施例〕

以下、本発明を添付図面に図示する実施例について述べ
るが、具体的には遠隔操作の信号伝送手段として赤外光
を使用し、これにより車両のドア施解錠を行うシステム
につき説明する。

第１図において１は操作者が手元に携帯所有し、車両外
部より遠Ｆ！操作を行うための送信機、２は車両のルー
ムランプ４近傍に設けられ送信機１からの送信信号を受
信する受信機、３は車両ダツシュボード付近に設置され
受信機２及びその他車両ドアを開いた時にのみ閉成すべ
くドア付近に装着されたドアスイッチ５等からの信号を
受けて制御を行う制御回路、６は車両ドアの施解錠を行
う電磁ソレノイド、７は車両搭載の電池、８はルームラ
ンプ４をドアスイッチ５と電池７に接続する給電線であ
る。なお、給電線８は公知のごとく車両のエンジンルー
ム内および車両天井にそって配線され、車両内装材にお
おわれる。

第１図中破線で図示のごとく、受信機２の電源端子子Ｂ
１接地端子ＧＮＤ及び信号端子ＳＩＧは接続線２ｂを介
して給電線８に接続され、制御回路３の電源端子子Ｂ、
信号端子ＳＩＧも接続線３ａを介して給電線８に接続さ
れている。

更に詳述すれば、第２図図示のごとく、従来のルームラ
ンプ４の車両天井９への取付ねじ４ｂを利用して、ルー
ムランプ４と受信［２を同時に車両天井面９へ取り付け
てカバー２ａ、４ａでおおっている。この様な取り付は
法を採用すれば、受信機２の車体への取付は用に新たに
ねじ穴等を設けることが不要であるため、特に受信機２
を既存の完成車両へ後付けにて取り付ける場合において
、取付工事が著しく簡素化される。また受信機２の給電
線８への接続は隣接したルー、ム）ンプ４内で接続線２
ｂによって行えば良く、これをカバー２ａ、２ｂでおお
うことによってこの配線工事も容易に行うことができ、
見栄えが良い。

上述の送信機１、受信機２及び制御回路３は第３図図示
のごとく構成されている。即ち、送信機１は手動スイッ
チ１１、各車両毎叫予め定められた固有コードを設定す
る固有コード部１２、スイッチ１１の閉成によって電池
１３から給電されて固有コードに対応してパルス変調さ
れたパルス形式の信号を、生ずる信号発生部１４および
その信号に対応した赤外光を生ずる発光ダイオード等を
用・　いた発光部１５から成る。受信機２は発光ダイオ
ードからの赤外光を受けるホトトランジスタ等を用いた
受光部２１、受光部２１からの電気信号を増幅整形する
増幅整形部２２及び出力トランジスタを用いた出力部２
３から成る。制御回路３は受信機２の出力部２３に給電
線８のうちルームランプ４とドアスイッチ５を接続する
部分を介して接続された入力トランジスタを有する人力
部３１予め定められた各車両毎の固有コードを設定する
固有コード部３２、この固有コードと入力部３１から入
力される信号を復調しかつ復調によって得られるコード
とが一致しているか否かを照合する照合部３３、および
両コードが一致した場合にドアの施解錠を行うべく電磁
ソレノイド６を駆動する出力部３４から成る。なお電磁
ソレノイド６は例えば施錠用ソレノイドと解錠用ソレノ
イドを含み、ドアが施錠および解錠されている状態では
解錠用および施錠用ソレノイドがそれぞれ駆動されるよ
うになっている。これら各部は例えば特開昭５４−１３
１５００号に記載のごとく構成することもできる。

次に上記構成になる本実施例の作動を説明する。

ここで送信機１の手動スイッチ１１が車両使用者によっ
て押された時は、送信機１内の電池１３によって給電さ
れる信号発生部１４から固有コード部１２によって設定
された固有コードに応じたパルス形式の電気信号が出力
される。この電気信号は、発光ダイオード等を使用した
発光部１５によりコード信号としての赤外光信号に変換
され出力される。受信機２では、上記赤外光信号がホト
トランジスタ等の受光部２１にて受光され、赤外光から
電気信号に変換される。この電気信号は、増幅・波形整
形部２２を通り、出力部２３の出力トランジスタをオン
・オフ駆動する。ここで、車両ドア開成時にはドアスイ
ッチ５は開離状態であるから、出力部２３の出力トラン
ジスタのオン・オフ信号はルームランプ４への給電線８
を経由して制御回（？８３へ伝送される。制御回路３で
は入力部３１の入力トランジスタにてこの信号を受け、
これを復調した後に固有コード部３２で設定された固有
コードとを照合部３３にて照合し、一致した時に出力部
３４を駆動して電磁ソレノイド６を駆動して車両ドアの
施錠または解錠を行う。

ここで受信機２からの出力信号が無い状態にてドアが開
閉した時もドアスイッチ５が開成、開離し、あたかも上
記出力部２３の出力トランジスタのオン・オフと同様の
信号が制御回路３へ伝送されるが、この信号は」二記固
有コード部３２で設定されたコードと一致せず、これに
よってドアが施解錠されてしまう事は生じない。

なお、上記実施例ではドアスイッチ５が開成の時、すな
わち車両ドアが開いている時は、受信機２からの信号を
制御回路３にて受ける事は出来ない。この様に（アが開
いている時も、遠隔操作を可能にしたい場合には、第４
図に示す様に、ドアスイッチ５からルームランプ４への
給電線を切り離し、これを制御回路３へ取り込み、第３
図の入力部３１を第４図に示す様変更し制御回路３無０
で時分割回路を設けてドアスイ・ノチ５からの信号と受
信機８からの信号を時分割して照合部３３へ人力すれば
、ドアスイ・ノチ５がＯＮしてむする特にも受信機２か
らの信号の取り込みは可能となる。

更に上記実施例では照合部３３での固有コードとの照合
は制御回路３内にて行う事としたが、この照合部３３を
受信機２内に設け、その判定結果信号のみを同様の手段
により制御回路３へ伝達することも可能である。

更に上記実施例では信号伝送手段として赤外光を使用し
、車両のドアの施解錠を行う場合を示したが、信号伝達
手段として赤外光以外の電波、超音波等を使用しても可
能であり、またドアの施解錠以外に電気駆動されるよう
にした車両のニアコンディショナー〇入／切、シート・
ミラーの位置調整、エンジンの自動スタート／ストップ
、盗難防止装置の警戒／解除等を行うシステムにも適用
可能である。

〔発明の効果〕

上述の通り本発明になる車両用遠隔制御装置においては
、信号受信機を車室内のルームランプ近傍に置き、これ
と遠隔制御の対象たる電気機器との配線を車両に既設の
ルームランプへの給電線を共用して信号を重畳している
ため、受信機の取り付けおよび受信機と電気機器間の配
線工事を著しく簡素化できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明になる車両用遠隔制御装置の実施例のブ
ロック構成図、第２図は第１図図示の実施例のうち受信
機とルームランプとの取付を示す模式図、第３図は第１
図図示のブロック構成の詳細を示す電気回路図、第４図
は本発明になる車両用遠隔制御装置の他の実施例の要部
を示す電気回路図である。 １・・・送信機、２・・・受信機、３・・・制御回路、
４・・・ルームランプ、５・・・ドアスイッチ、６・・
・電気機器としての電磁ソレノイド、７・・・電池、８
・・・給電線。 代理人弁理士　岡　部　隆

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１車両に搭載された電気機器と、 車両室内を照明可能に設置されたルームランプを車両ド
   アに応動のドアスイッチの開閉に対応して点滅させるた
   めに、前記ルームランプを前記ドアスイッチおよび車両
   の電池に接続する給電線と、車両使用者が携帯可能で所
   定のコード信号を送信する送信機と、 前記ルームランプ近傍に設置され、送信機からの前記コ
   ード信号を受信する受信機と、該受信機と前記給電線を
   介して接続され、前記受信機からの信号に対応して前記
   電気機器を駆動する制御回路とを備えたことを特徴とす
   る車両用遠隔制御装置。 （２）前記電気機器は車両ドアの施解錠を行う電磁ソレ
   ノイドであり、前記制御回路は前記給電線のうち前記ル
   ームランプと前記ドアスイッチとを接続する部分を介し
   て前記受信機に接続されている特許請求の範囲第１項に
   記載の車両用遠隔制御装置。