JPH03224751A - 通電記録方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、インクフィルムの抵抗層に電流を流し、その
抵抗層の発熱によってインクを溶融または昇華させ用紙
上に転写するようにした通電記録を用いたプリンタに関
する。

［従来の技ｔＲ］ 第３図に、通電型記録方式の原理を示す。この記録方式
で使用されるインクフィルム１００は、ベース層１００
ａ、抵抗層１００ｂ及びインク層１００ｃからなる。こ
のようなインクフィルム１００に対して、そのベース層
１００ａ側からヘッド１０２の互いに対向記録電極ｐ１
と帰路電極ｑ１が押し付けら九、記８電極ｐ１から抵抗
層１゜Ｏｂを介して帰路電極ｑ１へ記録情報に応じた通
電時間または電流量を有する電流ｉが流される。

これによって、抵抗層１００ｂが局所的に発熱し、その
発熱で付近のインク層（１００ｃ＞が溶融または昇華し
、インクが用紙１０８上にドツト状に転写される。

すなわち、インクを用紙１０８上にドツト状に転写する
のに必要な発熱エネルギは、インクフィルム１００の抵
抗値とインクフィルムに流れる電流値ｉで決まる。

従って、用いられるインクフィルムの抵抗値はある決ま
った値で、記録情報に応じた通電時間または電流量を有
する電流ｉが流れるように、インクフィルム１００の抵
抗値から決まる印加電圧が、記録電極ｐ１と帰路電極ｑ
１とに印加される。

第２図を用いて、従来の印加電圧の印加の仕方を説明す
る。交流電源１１から供給される交流電圧は、ダイオー
ドブリッヂ１２で整流され、ドライバ回路１３と発振回
路１４とで直流電圧に変換される。さらに直流電圧は変
圧器１５で変圧されて整流回路１６を通り、電圧制御部
１７で一定の直流電圧として出力される。

直流電圧の変動を電圧検出部２７で検出し、変動分を基
準電圧部２０の基準電圧とを比較部１９で比較し、基準
電圧との差を増幅部１８で増幅して電圧制御部１７と入
力する。電圧制御部１７は、直流電圧の変動分と基準電
圧との差がなくなるように直流電圧を出力する。

従って、常に一定の直流電圧が通電ヘッド１０２に印加
される。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、従来の回路構成ではインクフィルムの抵
抗値を検出することができず、またインクフィルムに印
加される電圧が一定であったので、インクフィルムの抵
抗値が決まってしまい、抵抗値の違うインクフィルムを
使うことができなかった・ 本発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的はイ
ンクフィルムの抵抗値によらず、インクフィルムを選択
できることにある。

［課題を解決するための手段］ 以上の目的を達成するために、本発明においては、イン
クフィルムの抵抗値を検出する回路と、さらに検出した
インクフィルムの抵抗値からインクフィルムに印加する
電圧を調整する回路とを具備した。

［作用］ 本発明においては、使用するインクフィルムの抵抗値を
検出する。また検出したインクフィルムの抵抗値からイ
ンクフィルムに印加する電圧を調整する。従って、どの
ような抵抗値のインクフィルムでも使用することができ
る。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図は、インクフィルム１００の抵抗値を検出する回
路と、さらに検出したインクフィルム１００の抵抗値か
らインクフィルム１００に印加する電圧を調整する回路
とを示した本発明の一実施例である。

インクフィルム１００の交換等で、インクフィルム１０
０がプリンタセットされたとき、または、プリンタの電
源を投入したとき、微少時間だけ通電ヘッド１０２に電
流ｉを流してインクフィルム１００の抵抗値を検出し、
検出したインクフィルム１００の抵抗値から通電ヘッド
１０２の印加電圧を調整する。

インクフィルム１００がプリンタにセットされたかどう
かはセンサ２６の０Ｎ−ＯＦＦの状態で判別を行う。

インクフィルム１００の抵抗値の検出と通電ヘッド１０
２の印加電圧の設定は、つぎのように行う。

ＣＰＵ２５から、ドライバＴ　ｒ　２２に信号を送りド
ライバＴ　ｒ　２２をＯＮする。ドライバＴ　ｒ　２２
がＯＮされると、印加電圧が通電ヘッド１０２に印加さ
れインクフィルム１００に電流ｉが流れるので電圧検出
抵抗Ｒ６間に電位差が生じる。Ａ点の電圧はＯＰアンプ
２４の一方の入力端子に抵抗を通して入力され、ＯＰア
ンプ２４のもう一方の入力端子に入力されている基準電
圧との差動分が増幅されてＡ／Ｄコンバータ２３に入力
される、ＣＰＵ２５は−Ａ／Ｄコンバータ２３でディジ
タル信号ＤＶに変換された電圧を読み、インクフィルム
１００の抵抗値を検出する。そして、インクフィルム１
００の抵抗値に対応した印加電圧を出力するように、Ｄ
／Ａコンバータ２１にデータＤＳをセットする。

Ｄ／Ａコンバータ２１の出力電圧は比較部１９で基準電
圧部２０の基準電圧と比較される。比較部１９の出力は
増幅部１３で増幅されて電圧制御部１７へ入力され、Ｄ
／Ａコンバータ２１の出力電圧に対応した印加電圧が設
定される。

インクフィルム１００の抵抗値が変わればＡ点の電圧も
変わるので、インクフィルム１００の抵抗値を知ること
ができ、インクフィルム１００の種類を判別することが
できる。インクフィルム１００の種類によって、Ｄ／Ａ
コンバータ２１にセットするデータＤＳを変える。Ｄ／
Ａコンバータ２１の出力電圧が変化すれば、その変化に
対応した印加電圧が出力されるよう電圧制御部１７で調
整される。

例えば、インクフィルム１００が基準となる所定の抵抗
値を有するものから、それよりも大きい抵抗値を有する
ものに変更された場合を想定すると、インクフィルム１
００に流れる電流ｉは小さくなり、帰路電極ｇ１を経て
電圧検出抵抗ＲＧへ流れる電流も小さくなり、Ａ点の電
圧が下がる。

これによりＯＰアンプ２４の出力が小さくなる。

これに応じてＣＰＵ２５はデータＤＳを変えることによ
り、電圧制御部１７から出力される印加電圧が大きくな
るように動作する。この印加電圧はＡ点の電圧ひいては
ＯＰアンプの出力が基準となる所定の電圧となる様に制
御される。

インクフィルム１００の抵抗値が小さいものに変更され
た場合は、これと反対の動作を行なうことになる。

［発明の効果］ 以上説明した通り、本発明による通電記録方式を用いれ
ば、使用するインクフィルムの抵抗値を検出できるので
、インクフィルムに印加する電圧をその抵抗値に応じて
調整することができ、インクフィルムの抵抗値に関係な
くインクフィルムを選ぶことができるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す構成図、第２図は従来
例を示す構成図、第３図は通電型記録方式の原理を示す
断面図。 １７・・・電圧制御部、１８・・・増幅部、１９・・・
比較部、２０・・・基準部、２１−・・Ｄ／Ａコンバー
タ、２２・・・ドライバＴｒ、２３・・・Ａ／Ｄコンバ
ータ、２４・・・ＯＰアンプ。２５・・・ＣＰＵ、２６
・・・センサ、１゜Ｏ・・・インクフィルム、１００ａ
°°°ベース層、１００ｂ・・・抵抗層、１００ｃ・−
・インク層、１０２−・・ヘッド、１０３・・・用紙、
１１０・・−プラテンローラ。 日本電気ホ ムエレクトロニクス株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）抵抗層を有するインクフィルムにヘッドの多数の
   記録電極と帰路電極を当てて、各記録電極より前記抵抗
   層を介してそれに近接する１つの記録電極に記録情報に
   応じた電流を流すことにより前記抵抗層を発熱させ、そ
   の発熱によって前記インクフィルムのインクを溶融また
   は昇華させ、用紙上にドットを記録するようにした通電
   型のプリンタにおいて、前記インクフィルムの抵抗値を
   検出する手段を具備することを特徴とする通電記録方式
   。
2. （２）前記インクフィルムに加える印加電圧を調節でき
   る請求項１記載の通電記録方式。