JPH088821Y2 - 圧電アクチユエ−タ励振回路 - Google Patents
圧電アクチユエ−タ励振回路Info
- Publication number
- JPH088821Y2 JPH088821Y2 JP11293286U JP11293286U JPH088821Y2 JP H088821 Y2 JPH088821 Y2 JP H088821Y2 JP 11293286 U JP11293286 U JP 11293286U JP 11293286 U JP11293286 U JP 11293286U JP H088821 Y2 JPH088821 Y2 JP H088821Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- excitation
- circuit
- piezoelectric actuator
- resistance
- temperature sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は圧電アクチュエータ励振回路、特にプリンタ
用印字ヘッドなどの駆動源として設けた複数個の圧電ア
クチュエータを励振するための圧電アクチュエータ励振
回路に関する。
用印字ヘッドなどの駆動源として設けた複数個の圧電ア
クチュエータを励振するための圧電アクチュエータ励振
回路に関する。
従来、容量性をもつ圧電アクチュエータの励振時に過
大な充電電流が流れるのを防止した圧電アクチュエータ
励振回路として、特願昭58−072372号明細書に記載の回
路がある。この回路は、励振時にコイルを介して圧電ア
クチュエータに励振電圧を印加するようにして、過大な
充電電流が流れるのを防いでおり、また非励振時に圧電
アクチュエータの電荷を放電させるために抵抗を並列に
接続させる。
大な充電電流が流れるのを防止した圧電アクチュエータ
励振回路として、特願昭58−072372号明細書に記載の回
路がある。この回路は、励振時にコイルを介して圧電ア
クチュエータに励振電圧を印加するようにして、過大な
充電電流が流れるのを防いでおり、また非励振時に圧電
アクチュエータの電荷を放電させるために抵抗を並列に
接続させる。
プリンタ用印字ヘッドなどのように圧電アクチュエー
タの励振を繰返して行なう場合、圧電体の誘電損失によ
り圧電アクチュエータが発熱して温度上昇を生じると、
これに伴なって圧電体の誘電率が増大して励振電流を増
大させる。この励振電流増大により励振回路のコイルお
よび抵抗の発熱量も増大し、過熱による部品破壊を生じ
る危険性がある。特に印字ヘッドのごとく複数個の圧電
アクチュエータを設けてある場合には、このような過熱
を生じ易いので、各圧電アクチュエータの励振回路毎
に、コイルあるいは抵抗に接触型の温度センサをそれぞ
れ装着しておき、温度センサの検出結果が予め定めた限
度を超えた時には、励振を中止するようにしている。
タの励振を繰返して行なう場合、圧電体の誘電損失によ
り圧電アクチュエータが発熱して温度上昇を生じると、
これに伴なって圧電体の誘電率が増大して励振電流を増
大させる。この励振電流増大により励振回路のコイルお
よび抵抗の発熱量も増大し、過熱による部品破壊を生じ
る危険性がある。特に印字ヘッドのごとく複数個の圧電
アクチュエータを設けてある場合には、このような過熱
を生じ易いので、各圧電アクチュエータの励振回路毎
に、コイルあるいは抵抗に接触型の温度センサをそれぞ
れ装着しておき、温度センサの検出結果が予め定めた限
度を超えた時には、励振を中止するようにしている。
上述したような個別に温度センサを設けた圧電アクチ
ュエータ励振回路を、印字ヘッドのごとく複数の圧電ア
クチュエータを内蔵した機器に使用する場合、アクチュ
エータの個数だけの温度センサが必要になり、この結果
として機器が高価格化し大形化するという問題点があ
る。
ュエータ励振回路を、印字ヘッドのごとく複数の圧電ア
クチュエータを内蔵した機器に使用する場合、アクチュ
エータの個数だけの温度センサが必要になり、この結果
として機器が高価格化し大形化するという問題点があ
る。
本考案の目的は、上述の問題点を解決し複数の圧電ア
クチュエータを励振する場合に従来よりも低価格で小形
になし得る圧電アクチュエータ励振回路を提供すること
にある。
クチュエータを励振する場合に従来よりも低価格で小形
になし得る圧電アクチュエータ励振回路を提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段） 本考案の回路は、励振時にコイルを介して圧電アクチ
ュエータに励振電圧を印加しまた非励振時に前記アクチ
ュエータの充電電荷を抵抗に通して放電する励振回路を
複数固有する圧電アクチュエータ励振回路において、複
数個の前記励振回路の前記抵抗および１個の温度センサ
用抵抗を熱伝導性が良好な材質からなる同一回路基板上
に設けた抵抗回路と、前記温度センサ用抵抗の抵抗値変
化を示す電気信号を発生し該電気信号の大きさが予め定
めたしきい値を超えた時に前記圧電アクチュエータの励
振の中止を指示するためのパルスを発生する１個の温度
検出回路とを備えている。
ュエータに励振電圧を印加しまた非励振時に前記アクチ
ュエータの充電電荷を抵抗に通して放電する励振回路を
複数固有する圧電アクチュエータ励振回路において、複
数個の前記励振回路の前記抵抗および１個の温度センサ
用抵抗を熱伝導性が良好な材質からなる同一回路基板上
に設けた抵抗回路と、前記温度センサ用抵抗の抵抗値変
化を示す電気信号を発生し該電気信号の大きさが予め定
めたしきい値を超えた時に前記圧電アクチュエータの励
振の中止を指示するためのパルスを発生する１個の温度
検出回路とを備えている。
次に、本考案について図面を参照して説明する。
第１図は本考案の一実施例を示す回路図である。複数
個の圧電アクチュエータ２にはおのおの、励振回路１が
接続してある。制御回路10は、制御データに応じて各励
振回路１の動作を制御するための制御信号を発生し、励
振回路１へ送る。励振回路１は、制御信号が励振を指示
した時には、スイッチSW1を閉じると共にスイッチSW2を
開いて励振電圧をコイルＬを介し圧電アクチュエータ２
に印加する。また、制御信号が非励振を指示した時に
は、スイッチSW1を開くと共にスイッチSW2を閉じて、圧
電アクチュエータ２の充電電荷を抵抗R1を介して放電さ
せる。
個の圧電アクチュエータ２にはおのおの、励振回路１が
接続してある。制御回路10は、制御データに応じて各励
振回路１の動作を制御するための制御信号を発生し、励
振回路１へ送る。励振回路１は、制御信号が励振を指示
した時には、スイッチSW1を閉じると共にスイッチSW2を
開いて励振電圧をコイルＬを介し圧電アクチュエータ２
に印加する。また、制御信号が非励振を指示した時に
は、スイッチSW1を開くと共にスイッチSW2を閉じて、圧
電アクチュエータ２の充電電荷を抵抗R1を介して放電さ
せる。
本実施例では、各圧電アクチュエータの放電用の抵抗
R1をすべて同一の回路基板上に集積化して、抵抗回路３
を形成してある。更に、抵抗回路３の回路基板上には、
温度センサ用の金属抵抗である抵抗RTを設けてある。抵
抗RTは、温度センサ用の検出回路４の抵抗R2と直列接続
されており、直流電圧VDを抵抗RTおよびR2で分圧した電
圧比較器41に導かれている。電圧比較器41は、分圧電圧
が所定のしきい値電圧VT以下になった時にパルスを発生
し、制御回路10へ送る。制御回路10は、このパルスの受
信時すなわち抵抗回路３の回路基板の温度が所定の限度
を超えたことが検出された時にのみ、励振指示用の制御
信号の送出を中止する。
R1をすべて同一の回路基板上に集積化して、抵抗回路３
を形成してある。更に、抵抗回路３の回路基板上には、
温度センサ用の金属抵抗である抵抗RTを設けてある。抵
抗RTは、温度センサ用の検出回路４の抵抗R2と直列接続
されており、直流電圧VDを抵抗RTおよびR2で分圧した電
圧比較器41に導かれている。電圧比較器41は、分圧電圧
が所定のしきい値電圧VT以下になった時にパルスを発生
し、制御回路10へ送る。制御回路10は、このパルスの受
信時すなわち抵抗回路３の回路基板の温度が所定の限度
を超えたことが検出された時にのみ、励振指示用の制御
信号の送出を中止する。
本実施例において、抵抗回路３の回路基板として例え
ばアルミナ材などのように熱伝導率が高い材料を使用
し、検出回路４におけるしきい値電圧VTを適値に設定す
ることにより、前述のような機器内の温度上昇を迅速に
検出し、予め定めた限度を超えて温度上昇した時に励振
を中止して、部品破壊の発生を防止できる。温度センサ
用の抵抗RTおよび検出回路４は１個で済むので、各励振
回路１におのおの１個ずつ温度センサ用抵抗および検出
回路を装着している従来回路の場合と比較して、低価格
で小形な機器を実現できる。
ばアルミナ材などのように熱伝導率が高い材料を使用
し、検出回路４におけるしきい値電圧VTを適値に設定す
ることにより、前述のような機器内の温度上昇を迅速に
検出し、予め定めた限度を超えて温度上昇した時に励振
を中止して、部品破壊の発生を防止できる。温度センサ
用の抵抗RTおよび検出回路４は１個で済むので、各励振
回路１におのおの１個ずつ温度センサ用抵抗および検出
回路を装着している従来回路の場合と比較して、低価格
で小形な機器を実現できる。
以上説明したように本考案には、複数個の圧電アクチ
ュエータを内蔵した機器は従来よりも低価格で小形にな
し得る圧電アクチュエータ励振回路を実現できるという
効果がある。
ュエータを内蔵した機器は従来よりも低価格で小形にな
し得る圧電アクチュエータ励振回路を実現できるという
効果がある。
第１図は本考案の一実施例を示す回路図である。 １……励振回路、２……圧電アクチュエータ、３……抵
抗回路、４……検出回路、41……電圧比較器、SW1，SW2
……スイッチ、Ｌ……コイル、R1，R2，RT……抵抗、10
……制御回路。
抗回路、４……検出回路、41……電圧比較器、SW1，SW2
……スイッチ、Ｌ……コイル、R1，R2，RT……抵抗、10
……制御回路。
Claims (1)
- 【請求項１】励振時にコイルを介して圧電アクチュエー
タに励振電圧を印加しまた非励振時に前記アクチュエー
タの充電電荷を抵抗に通して放電する励振回路を複数固
有する圧電アクチュエータ励振回路において、複数個の
前記励振回路の前記抵抗および１個の温度センサ用抵抗
を熱伝導性が良好な材質からなる同一回路基板上に設け
た抵抗回路と、前記温度センサ用抵抗の抵抗値変化を示
す電気信号を発生し該電気信号の大きさが予め定めたし
きい値を超えた時に前記圧電アクチュエータの励振の中
止を指示するためのパルスを発生する１個の温度検出回
路とを備えていることを特徴とする圧電アクチュエータ
励振回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11293286U JPH088821Y2 (ja) | 1986-07-22 | 1986-07-22 | 圧電アクチユエ−タ励振回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11293286U JPH088821Y2 (ja) | 1986-07-22 | 1986-07-22 | 圧電アクチユエ−タ励振回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6321497U JPS6321497U (ja) | 1988-02-12 |
| JPH088821Y2 true JPH088821Y2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=30994259
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11293286U Expired - Lifetime JPH088821Y2 (ja) | 1986-07-22 | 1986-07-22 | 圧電アクチユエ−タ励振回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH088821Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2512053Y2 (ja) * | 1989-04-14 | 1996-09-25 | 日野自動車工業株式会社 | 自動車のクォ―タウィンドウ装置 |
-
1986
- 1986-07-22 JP JP11293286U patent/JPH088821Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6321497U (ja) | 1988-02-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR910007684A (ko) | 서멀프린터의 구동 제어 장치 | |
| US4736091A (en) | Integral sensor controller for an electrical heater | |
| JPH088821Y2 (ja) | 圧電アクチユエ−タ励振回路 | |
| KR0167406B1 (ko) | 서멀 헤드 장치 | |
| JPH0818440B2 (ja) | サーマルヘッド | |
| JP3276791B2 (ja) | インクジェットヘッド駆動電源回路 | |
| JP3299257B2 (ja) | インクジェットヘッド駆動電源回路 | |
| US20020015606A1 (en) | Print gap setting for a printing device | |
| JPS5814783A (ja) | 感熱記録装置の温度制御方式 | |
| JP2528642Y2 (ja) | プリンタ装置 | |
| JPS6119375A (ja) | サ−マルヘツド焼損検出回路 | |
| JPH0399858A (ja) | 印字エレメント駆動方法 | |
| JPH04163058A (ja) | ドットプリンタ | |
| JP2961611B2 (ja) | サーマルヘッド制御回路 | |
| JPS60174665A (ja) | 感熱式プリンタ | |
| JP2000198193A5 (ja) | ||
| JPS61263773A (ja) | サ−マルプリンタのドツト印字ヘツド駆動装置 | |
| JPH02249662A (ja) | 通電記録装置 | |
| JP2929628B2 (ja) | 磁界トリミング方法 | |
| JPS60236768A (ja) | 印字装置 | |
| JPH03261570A (ja) | サーマルプリンタ | |
| JPH02125758A (ja) | プリント装置 | |
| JPS62183354A (ja) | 印字ヘツド保護回路 | |
| JPH0629839U (ja) | サーマルプリンタ | |
| JPS62264968A (ja) | 印写装置 |