JPH03224625A - 超微粉合成装置 - Google Patents

超微粉合成装置

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JPH03224625A
JPH03224625A JP2018587A JP1858790A JPH03224625A JP H03224625 A JPH03224625 A JP H03224625A JP 2018587 A JP2018587 A JP 2018587A JP 1858790 A JP1858790 A JP 1858790A JP H03224625 A JPH03224625 A JP H03224625A
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JP
Japan
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torch
plasma
outlet
wall
nozzle
Prior art date
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Pending
Application number
JP2018587A
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English (en)
Inventor
Tadashi Nosaka
野坂 忠志
Takaharu Kurumachi
車地 隆治
Koichi Yokoyama
公一 横山
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はセラミックス系超微粉合成装置に係り、特に高
周波熱プラズマトーチ内壁への未反応付着物を軽減した
装置に関する。
〔従来の技術〕
セラミックス系超微粉の合成は、高純度高品質な超微粉
の得られる高周波熱プラズマ法が最近用いられるように
なってきた。この方法は溶融蒸発及び反応を大気と遮断
した雰囲気下で行うため、目的とする組成の超微粉を極
めて高純度な状態で得ることができるという特色を有し
ている。
しかし、無電極方式であったが故に、プラズマの安定性
には問題があり、プラズマ中に大量の原料粉を投入する
と、プラズマが不安定になり、消滅しやすいことや、ト
ーチへの原料の付着から生じるトーチの過熱破損などの
欠点があり、生産性に大きな影響を及ぼしていた。
第七図は高周波プラズマ内の温度及び流れの分布を示し
た例である。この場合、4MHz−11OAの高周波電
流を3巻のコイルに流して磁場を発生させ、40 n 
/winのArを直径50mの石英管に流してプラズマ
を発生させた場合を仮定している。プラズマ内のガスの
流れは、電場及び磁場に起因する磁気圧効果によってプ
ラズマ上部に渦流ができるが、高周波プラズマの安定性
はこの渦流の健全性に強く依存するといわれている。こ
れに原料粉を軸方向から投入すると、渦流が乱されてプ
ラズマが不安定となるため、外周部から接線方向にガス
を流し、渦流を助長させる方法がとられている。しかし
ながら、この渦流は、溶融蒸発した原料粉をトーチの内
壁側に運ぶ欠点があり流速も遅いことから、未反応物質
がトーチ内壁に極めて付着しやすい状態にある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術の問題点を図面を用いて説明する。
第7図は現在多用されている高周波熱プラズマ発生用の
石英製トーチの原料導入部の模式図を示す。
前記したように、熱プラズマ2は上方に向って渦流4が
発生し、所定出力に達する頃にはほとんどノズル先端6
近くまで熱プラズマ2が延びる。
原料粉8は、キャリアガス10によってノズル12の中
央部分から、数千塵の熱プラズマ2中に投入され溶融蒸
発する。溶融蒸発した原料粉8は渦流4に乗って外側に
運ばれ、循環冷却水14で冷却された石英トーチ16の
内壁に未反応付着物18として付着し易い状況にあるゆ
このように石英トーチ16の内壁に溶融未反応な原料粉
8が徐々に堆積してくると、プラズマの安定性が乱れ、
時には消滅することもあるし、又これが金属であるため
高周波誘導加熱によって赤熱化し、石英1−一チ16の
割れ原因にもなる。更に未反応付着物18は、塊となっ
て落下し、合成超微粉の純度や品質の低下をきたす原因
にもなっている。そのため、ノズル12の外周部から旋
回流でシースガス20を投入する方策が一般にとられて
きたが、石英トーチ16内壁の旋回流速が遅いため、未
反応付着物18を殆ど吹き飛ばすことができないという
問題点があった。
本発明の目的は上記問題点を解消するためになされたも
ので、トーチ内壁での旋回流速が向上し、プラズマが長
時間安定し、トーチ内壁の未反応付着物が軽減する超微
粉合成装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本発明は、金属粉末を運ぶ
キャリアガスの流出口とプラズマ雰囲気を形成するプラ
ズマガスの流出口とをノズルの先端中央部に有し、該ノ
ズルの先端外周部にはプラズマ内の渦流を形成するシー
スガスの流出口を設け、これらの流出口が開口するトー
チ内で形成した高周波熱プラズマ炎中で前記金属粉末を
溶融蒸発反応させてセラミックス系の超微粉を合成する
装置において、前記シースガスの流出口が、前記ノズル
の先端からトーチ内壁に沿って突出して設けられている
ことを特徴とするものである。
〔作用〕
上記構成によれば、ノズルの外周部からトーチ内壁に沿
って噴出するシースガスの持続距離が長くなり、トーチ
内壁に付着しようとする溶融未反応物質を吹き飛ばし、
下方の反応ガス中に送り込む作用が大きくなる。
そのためにトーチ内壁の未反応付着物による悪影響を防
止することができる。
〔実施例〕
以下本発明のいくつかの実施例について図面を用いて説
明する。尚従来例と同一構造部分には同一符号を付して
その説明を省略する。
第1図及び第2図は本発明の一実施例の要部を示すもの
で、石英トーチ16の内壁に沿って円筒形の突起部30
を設け、シースガス20の流出口32をノズル先端6よ
り突出させている。
突起部先端34は、ノズル先端6と高周波コイル最上段
36との中間付近に位置しており、プラズマを乱さない
位置に設置する。第1図及び第2図に矢印で示したよう
に、接線方向にシースガス噴出口38からシースガス2
0を流すと、突起部30を設けたために平行部分が長く
なり、石英トーチ16の内壁を旋回流が従来よりも速い
速度で下の位置まで到達する。したがって、未反応物が
付きにくくなり未反応付着物18を減少させることがで
きる。突起部先端34の現状の適正寸法は、高周波コイ
ル最上段36と突起部先端34の距離要するに、本発明
は、プラズマを乱さないで、なおかつ、未反応原料をト
ーチ下部に付着させない円筒リング状突起部を設けたも
ので、どういう寸法で、コイルからどの位置につければ
よいかを見つけたことにある。
実際に本発明で石英トーチ16の内壁に付着した未反応
付着物18を重量測定した結果、突起部30のない場合
よりも約半分に減少した。
第3図のように、ノズル12及び突起部30の外表面側
のシースガス20流路にら線溝4oを設け、旋回流速度
を向上させる方法、また第4図に示したように、突起部
30内面にテーパ42をっけ、内面コーナ部44への付
着を防止したもの、更にこれらを一体化したものなども
効果がある。
第5図は、AQN超微粉を合成する場合の例としてプラ
ズマリアクタ全体の構成模式図を示したものである。
プラズマリアクタ本体46及びそれらの付帯設備を真空
ポンプ48で真空引きし、約0.01T o r r以
上でキープしてから高周波制御装置50を稼動、プラズ
マガス(N、)52とシースガス(N2)20を導入し
ながら高周波コイル54に通電し1石英トーチ16内に
熱プラズマ2を発生させる。徐々に出力を上げながら、
プラズマガス(N、)52及びシースガX (N、) 
20(iF)流量を増加、最終的にはN2大気圧下で所
定の出力の熱プラズマ2を得る。
次に、反応及び急冷作用のNH,ガス56を石英トーチ
16の下部に導入し、その後流動層円筒容器58内の原
料粉(AQ)8を、キャリアガス(N、)10で、ノズ
ル12を介して、熱プラズマ2中に導入する。7,00
0〜8,0OOKを有する熱プラズマ2に導入された原
料粉8は瞬時に溶融蒸発し、下部で導入している反応、
急冷用のNH,ガス56中に送られ、AΩN超微粉60
が合成される0合成された超微粉60は、次に循環冷却
水14で冷却された熱泳動ドラム62の表面に沈着堆積
する。このとき熱泳動ドラム62を回転して、スクレイ
バ64で自動的に掻き落し。
下部の捕集容器66で受ける。装置停止後、プローブボ
ックスを介して、不活性ガス下での無酸素状態によるい
わゆる雰囲気制御回収を行い、高純度、高品質なAQN
超微粉を得ることができる。
〔発明の効果〕 上述のとおり本発明によれば、シースガス流出口をノズ
ル先端から突出させたので、トーチ内壁での旋回流速が
向上し、不要な付着物が減少することによって、以下の
ような優れた効果がある。
(1)  トーチの割れ防止。
(2)  プラズマの長時間安定化。
(3)未反応金属微粉の落下減少。
(4)超微分合酸の生産性向上。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部縦断面を示す模式図、
第2図は第1図のA−A断面を示す模式図、第3図及び
第4図はそれぞれ他の実施例の要部縦断面を示す模式図
、第5図は本発明の一実施例の全体構成模式図、第6図
は高周波プラズマ内の温度及び流れ分布説明図、第7図
は従来例の要部縦断面を示す模式図である。 2・・・熱プラズマ、4・・・渦流、 6・・・ノズル先端、8・・・原料粉、10・・・キャ
リアガス、12・・・ノズル、16・・・石英トーチ、
18・・・未反応付着物、20・・・シースガス、30
・・・突起部、32・・・シースガス流出口、34・・
・突起部先端。 52・・・プラズマガス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、金属粉末を運ぶキャリアガスの流出口とプラズマ雰
    囲気を形成するプラズマガスの流出口とをノズルの先端
    中央部に有し、該ノズルの先端外周部にはプラズマ内の
    渦流を形成するシースガスの流出口を設け、これらの流
    出口が開口するトーチ内で形成した高周波熱プラズマ炎
    中で前記金属粉末を溶融蒸発反応させてセラミックス系
    の超微粉を合成する装置において、 前記シースガスの流出口が、前記ノズルの先端からトー
    チ内壁に沿って突出して設けられていることを特徴とす
    る超微粉合成装置。 2、請求項1記載の装置において、 前記シースガスの流出口を形成する突出部は、耐熱性を
    有する非磁性金属又は石英ガラス等のセラミックスによ
    って製造され、一体物又は交換可能なものであることを
    特徴とする超微粉合成装置。
JP2018587A 1990-01-29 1990-01-29 超微粉合成装置 Pending JPH03224625A (ja)

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