JPH0322442Y2 - - Google Patents

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JPH0322442Y2
JPH0322442Y2 JP1984007339U JP733984U JPH0322442Y2 JP H0322442 Y2 JPH0322442 Y2 JP H0322442Y2 JP 1984007339 U JP1984007339 U JP 1984007339U JP 733984 U JP733984 U JP 733984U JP H0322442 Y2 JPH0322442 Y2 JP H0322442Y2
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JP
Japan
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parking
car
land
traveling
parking building
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JP1984007339U
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JPS60120153U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車を駐車する駐車場に関するも
のである。
最近の都市交通における交通渋滞は、道路端に
おける違法駐車がその一因を構成している。一
方、都市部では、駐車場を設置する土地を確保す
ることが困難で、駐車場の少ないことが違法駐車
を助長しており、少ない土地に設置可能な新規な
駐車場設備の開発が期待されている。また、工場
敷地等駐車場として広く土地を確保することが困
難な場所においても同様に、少ない土地に設置可
能な新規な駐車場設備の開発が期待されている。
従来、少ない土地において駐車場を設置する場
合には、自動車を搭載したゴンドラをエンドレス
状に回転するリフト機構を備えたいわゆるパーキ
ングタワー設備が用いられてきた。このパーキン
グタワー設備は、駐車台数に比例して高度が増加
せざるを得ないが、最近の都市部における日照権
等の関係から高度を制限される場合があり、駐車
台数の多いパーキングタワー設備を設置すること
が困難になつてきている。また、このパーキング
タワー設備は、保守点検に多大の手間と経費とを
要し、維持費が嵩むといつた問題点を有してい
る。
また、他の従来手段としては、ビル等の地下に
駐車場を設置することが行われてきたが、土地を
掘削しなければならないため、また、防災設備の
付設が要求されるために、建設費用が嵩むといつ
た問題点を有している。
然しながら、都市部における土地の確保が困難
であるといつても、他の土地あるいは建築物等に
囲繞された袋地のような土地や道路に沿つて狭い
土地等の特殊な土地は、未利用のまま放置さてい
ることが多く、特に、自動車の転回が不可能な細
長地は、駐車場としては全く注目されてきていな
かつた。
本考案は、前述した従来例の問題点と都市部の
土地現状等とに鑑み、前述した特殊な土地に安価
な建設費用で設置でき、かつ、保守点検に手間と
費用の掛らない駐車場を提供することを目的とす
る。
本考案の目的は、自動車が横列駐車可能な階層
状の駐車建家と、駐車建家にに沿つて敷設された
走行レールと、走行レール上に走行車輪を設けて
載置された基台とこの基台上を昇降するリフト台
とからなる自動車運搬台車とを備えた駐車場を提
供することによつて達成される。
以下図面に示す本考案実施例を詳説する。
第1図は、細長地1を利用して本考案駐車場を
設置した実施例を示したものである。
本考案駐車場が設置される細長地1は、自動車
2二台分の車長の短手巾を有する土地であればよ
く、長手巾が長い程駐車台数を増加することがで
きるものである。
細長地1の長手方向の一部には、進退路11が
設けられている。この進退路11は、少なくとも
自動車2が直前後進可能な巾aを有すればよいも
のである。従つて、袋地のような細長地1であつ
ても、僅かな巾の進退路11を確保するだけで本
考案の実施が可能である。
この細長地1の進退路11反対側には、長手方
向に沿つて階層状の駐車建家3が構築されてお
り、その短手巾は、自動車2の一台の車長分有す
ればよく、長手巾は、自動車2の横列駐車可能な
巾に形成されている。また、この駐車建家3は、
数層の階層状に形成されており、後述する自動車
運搬台車7の構造上の点から余り高層化すること
は予定していない。
駐車建家3の前方の地面には、駐車建家3に沿
つて走行レール4が敷設されている。この走行レ
ール4は、地面に溝を掘設して敷設し、走行レー
ル4の上面を地面と面一にしておくのが望まし
い。
走行レール4には、リフト台5と基台6とから
なる自動車運搬台車7が走行自在に載置されてい
る。リフト台5は、昇降機8によつて自動車2を
搭載して基台6上を昇降自在になつている。基台
6は、走行レール4を走行する走行車輪61を備
えており、走行車輪61は、基台6に設備した電
動モーター等により駆動されるようになつてい
る。
この駐車場に対し、進退路11から進入した駐
車場2は、そのまま直前進して自動車運搬台車7
のリフト台5に乗り停止する。自動車2を搭載し
た自動車運搬台車7は、空所のある位置まで走行
して停止し、空所が一階に存する場合には、自動
車2を自走直前進させ駐車建家3内に駐車させ、
空所が二階以上に存する場合には、リフト台5を
上昇させ所定階の床面31と面一の位置で停止し
て、自動車2を自走直前進させ駐車建家3内に駐
車させる。自動車2を退出させる場合には、前述
した進入と逆の操作を行う。また、駐車建家3の
一階に自動車2を駐車させる場合には、自動車運
搬台車7を用いず、自動車2を自走させて駐車さ
せてもよい。
なお、この操作は、リフト台5に操作盤を設備
し、自動車2の運転者自身が行つてもよいし、細
長地1の一画に操作盤を設備し、操作員を待機さ
せて行わせてもよい。自動車2の運転者は、リフ
ト台5に乗つて進退路11に戻ることが可能ある
が、駐車建家3に階段32を設けておき、この階
段を利用して戻るようにしてもよい。また、操作
の迅速性を図るため、リフト台5等に自動車2搭
載の有無を検知するセンサを取付けると共に、駐
車建家3等に自動車2の駐車の有無を検知するセ
ンサーを取付け、自動車運搬台車7の作動を自動
制御しても差支えない。
従つて、自動車2は、直前後進するのみで、転
回等を行わないので、駐車建家3の前方部の巾b
が自動車2一台の車長で足り、また、自動車2一
台の駐車の横巾cを少なくすることができ、細長
地1を有効利用した駐車場を設置することができ
る。また、従来パーキングタワーや地下駐車場に
比し、構造が簡素で安価に設置でき保守点検も安
価で容易である。
さらに、この実施例においては、昇降機8とし
て、第3図に示すように、二本の支杆81を回動
自在に中央部を枢支し、この支杆81の下端をシ
リンダー82で押引して、支杆81を起立傾倒さ
せリフト台5を昇降する構成を採つている。ただ
し、この構成では、支杆81の長さ未満のリフト
台5の上昇しか奏し得ないので、支杆81を複数
段連結する構成を採るのが望ましい。最下段の支
杆81の下端部と最上段の支杆81の上端部との
側部には、第4図に示すように、ガイドローラー
83を取付け、基台6の溝62およびリフト台5
の溝51とに夫々案内してあり、支杆81の起立
傾倒を案内支持している。
この昇降機8によれば、上下巾が少なくてす
み、リフト台5と地面との間の段差を少なくする
ことができると共に、かなりの高度までリフト台
5を上昇させ、また、必要高度でリフト台5を停
止維持できる利点を有する。
また、リフト台5の進退路11側の端部に、シ
リンダー52に枢支したアーム53により開閉さ
れる先端に向け傾斜した開閉板54を設けておけ
ば、地面との段差に位置させて自動車2の通過を
容易にすると共に、滑動等による自動車2のリフ
ト台5からの落下を防止することができる。な
お、この開閉板54は、リフト台5の反対側端あ
るいは両端部に設けても差支えないものである。
さらに、駐車建家3の側方に自動車運搬台車7
を収納可能なスペース12を設け、このスペース
12に走行レール4と直交する横行用の走行レー
ル9を敷設し、基台6に横行車輪63を設けて、
自動車運搬台車7を横行させてこのスペース12
に収納できるようにすれば、自動車運搬台車7の
故障の場合等に、このスペース12に自動車運搬
台車7を収納して修理し、その間他の自動車運搬
台車7を走行レール4に載置することによつて、
修理の間にも自動車2の進入退出に対応すること
ができる。なお、このスペース12は、駐車建家
3の側方に設ける外、駐車建家3内の適当な位置
に設けることもできる。
この自動車運搬台車7の横行に用いられる横行
車輪63は、第6図に示すように、基台6に軸6
4で回動自在に枢支された三角アーム65に、シ
リンダー66と横行車輪63の支持杆67とを枢
支して、上下動自在に構成した横行車輪昇降機構
を形成し、走行車輪61よりも上下するようにし
ておけば、自動車運搬台車7の走行を阻害するこ
ともなく、また、横行の際に走行車輪61が障害
になることもない。なお、前記三角アーム65の
作動による支持杆67への回動変移については、
第6図Bに示すように、走行6に長穴68を穿設
しておき、支持杆67の三角アーム65に枢支し
た反対側の軸69をこの長穴68に挿通しておけ
ば対応が可能である。
また、前述した実施例の外に、第7図に示すよ
うに、進退路11を細長地1の短手方向の駐車建
家3を構築していない長手方向側にも増設し、複
数方向からの自動車2の進入を可能にすることが
できる。
この実施例によれば、進退路11Bから進入し
た自動車2は、転回して一旦進退路11Aに入
り、進退路11Aから自動車運搬台車7に乗込
む。また、進退路11Cから進入した自動車2も
同様にするが、自動車運搬台車7が邪魔にならな
いようにスペース12に収納しておく必要があ
る。
さらに本考案は、第8図に示すように、走行レ
ール4と横行用走行レール9とを組合せることに
よつて、ジグザグ状の土地にも実施することが可
能である。
この実施例によれば、駐車建家3が土地に対応
して複数箇所に設けられており、駐車建家3の長
手方向に沿つて走行レール4を敷設すると共に、
各駐車建家3間を横行用の走行レール9で接続し
てあり、少なくとも一箇所の進退路11を有すれ
ば、自動車運搬台車7の運行によつて全ての駐車
建家3に駐車が構造となる。また、この実施例で
は、駐車建家3の短手巾を自動車2二台の車長分
に形成し、かつ、このような駐車建家3を隣設し
た例を示してあるが、駐車建家3間に走行レール
4を敷設することにより、夫々の駐車建家3に対
し走行レール4を敷設しなくとも、両側の駐車建
家3に対し自動車2を運搬することが可能であ
る。
以上のように、本考案によれば、細長地等の特
殊な土地に安価な建設費用で設置でき、かつ、保
守点検に手間と費用の掛らない駐車場が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の平面図、第2図は同側
面図、第3図は昇降機の構造を示す側面図、第4
図Aは昇降機と基台との連結状態を示す断面図、
第4図Bは昇降機とリフト台との連結状態を示す
断面図、第5図はリフト台の開閉板を示す側面
図、第6図Aは横行車輪の作動状態を示す側面
図、第6図Bは第6図Aの部分拡大断面図、第7
図・第8図は本考案他実施例の平面図である。 1……細長地、2……自動車、3……駐車建
家、4……走行レール、5……リフト台、6……
基台、7……自動車運搬台車、8……昇降機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車が横列駐車可能な階層状の駐車建家と、
    駐車建家に沿つて敷設された走行レールと、走行
    レール上に走行車輪を設けて載置された基台と、
    この基台上を昇降するリフト台とからなる自動車
    運搬台車とを備え、駐車建家の側方に前記走行レ
    ールと交叉する方向に横行用の走行レールを設
    け、基台には横行車輪昇降機構を構成し、走行車
    輪下端により下降且上昇自在に横行車輪を設けた
    ことを特徴とする駐車場。
JP733984U 1984-01-23 1984-01-23 駐車場 Granted JPS60120153U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP733984U JPS60120153U (ja) 1984-01-23 1984-01-23 駐車場

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP733984U JPS60120153U (ja) 1984-01-23 1984-01-23 駐車場

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Publication Number Publication Date
JPS60120153U JPS60120153U (ja) 1985-08-14
JPH0322442Y2 true JPH0322442Y2 (ja) 1991-05-16

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JP733984U Granted JPS60120153U (ja) 1984-01-23 1984-01-23 駐車場

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5698954U (ja) * 1979-12-27 1981-08-05

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Publication number Publication date
JPS60120153U (ja) 1985-08-14

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